JP4418213B2 - 部品保持構造及びそれを備えた電子ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば絶縁性を有する基板の部品保持部に、リレーやヒューズやヒュージブルリンク等の電気部品が保持される部品保持構造及びそれを備えた電子ユニットに関するものである。
この種の部品保持構造に関連する従来の一例を図7(特許文献1)及び図8に示す。
図7に示す第1の従来例は、リレーが挿入されるカセット式のリレーホルダ55を作業性良く安定して保持することができる保持装置50に関するものであり、保持装置50は、四方が壁部で囲まれた外壁を備え、一方の壁部51にリレーホルダ55を係止させる係止部51aが設けられ、この壁部51の一側に続く他方の壁部52に、ヒンジ部53を介して開閉自在に連結された扉壁54が設けられ、扉壁54の内壁面にリレーホルダ55を支持する支持部54aが突設されたものである。保持装置50の上下は開口形成されており、上側の開口からリレーホルダ55が挿入され、下側の開口からリレーホルダ55の電線56が引き出されるようになっている。
リレーホルダ55の外壁には、係止部51aに対応する位置で係合部55aが突設され、係止部51aと係合部55aとが係合することでリレーホルダ55が保持装置50に係止されるようになっている。扉壁54が閉じられると、リレーホルダ55の底面に扉壁54の支持部54aが当接し、これによって、リレーホルダ55は、係止部51aと支持部54aの2箇所で支持されることとなり、係止部51aを有する一方の壁部51が撓むことなく、安定した状態で固定されるようになっている。
図8に示す第2の従来例は、下向きに突出したリード端子64を有するリレー62が、絶縁性を有する基板60に設けられた枠状のリレー保持部61にセットされて、リード端子64が中継端子65を介して(4つの中継端子のうち2つのみ図示する)基板60の下層に配置される図示しないブスバー成形体の端子部に電気的に接続されるものである。リレー62は、角柱状のリレー本体63と、リード端子64とからなっている。リレー保持部61は、矩形状の枠壁66を備え、リレー本体63に対応する形状に形成されている。上部は開口形成されており、底壁には、リード端子が挿通される図示しないタブ孔が貫通形成されている。
リレー保持部61にリレー62がセットされると、リード端子64がタブ孔に挿通されつつ中継端子65の一方の雌端子部65aに端子接続され、中継端子65の他方の雌端子部65bがブスバーの端子部に端子接続されるようになっている。
また、図示しない第3の従来例は、ヒューズやリレー等の電気部品が装着される電装品収納ボックスを安定した状態に配設することができ、電気部品の交換作業を容易に行うことができるようにしたものであり、エアコンボックスからエンジンルーム内に延びる吸気ダクトの下部に電装品収納ボックスが配置され、ボックス本体が脚部を介してサイドメンバに固定され、カバーが吸気ダクトに一体に成形され、吸気ダクトがエアコンボックスに着脱自在に接続されたものである。
電装品収納ボックスは、ボックス本体とカバーとから構成されている。ボックス本体は、矩形箱状をなし、上部が開口形成されている。上部開口からヒューズやリレーが収納されるようになっている。カバーは、ボックス本体の上部に対応する形状に形成されている。また、カバーには、吸気ダクトに連通形成された連通孔が形成されており、吸気ダクト内を空気が流れることにより、ヒューズやリレーが冷却されるようになっている。
特開平11−274744号公報(第3頁、第1図) 特開平10−117070号公報(第2頁)
しかしながら、上記従来の部品保持構造では、解決すべき以下の問題点がある。第1の従来例は、リレーホルダ55がリレーに対して保持固定する手段を有しないため、車両走行中の振動や衝撃などにより、リレーがリレーホルダ55内で動き、端子接続の信頼性が損なわれるという問題があった。殊に、リレーのリード端子と相手側端子とが抵抗溶接などにより直接接続されるものである場合には、両端子の接続部が分離して、非接続となる心配があった。
また、リレーホルダ55が保持装置50に着脱自在に固定されるものであるため、リレーとリレーホルダ55との遊びと、リレーホルダ55と保持装置50のあそびとが累積されて、両端子間の位置ずれが大きくなったり、小さくなったりして、接続安定性が一定しないという問題があった。
第2の従来例は、リレー保持部61が基板60に一体形成されたものであり、第1の従来例に比べて端子間の位置ずれの管理が容易となるものである。また、リレー保持部61にセットされたリレー62のリード端子64が弾性接触片を備えた中継端子65に接続されるものであるため、リード端子64に接触する弾性接触片が弾性変形することで位置ずれが吸収されるようになっている。しかしながら、この従来例は、リレー62がリレー保持部61に保持固定されるものでないため、リレー62の位置決めが行われないという問題や、リレー62ががたつくという問題があった。また、中継端子65を備えたものであるため、部品点数が増加して構造が複雑化するという問題や、構造のコンパクト化が図れないという問題があった。
第3の従来例は、狭いスペースに電装品収納ボックスを安定した状態に配設することができ、電気部品の交換作業を容易に行うことができるものであるが、リレーの位置決めや、位置ずれが吸収される保持構造を提供するものではない。
本発明は、上記した点に鑑み、基板上の端子部に対するリレー等の電気部品の位置決めを正確に行うことができ、また、電気部品のがたつきを防止して端子接続の信頼性を維持することができる部品保持構造及びそれを備えた電子ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、リード端子を有する電気部品と、絶縁性を有する基板に設けられた枠状の部品保持部とから成り、該部品保持部に該電気部品がセットされて、該リード端子と該基板上の端子部との電気的接続が行われる部品保持構造において、前記部品保持部の枠壁内面に、該電気部品のセット方向に延在する複数の位置決め用リブが設けられ、各位置決め用リブはそれぞれが交差する方向に突出形成され、該位置決め用リブに該電気部品の壁面が当接したことを特徴とする。
上記構成によれば、電気部品としてのリレーやヒューズやヒュージブルリンク等が、上部に開口を有する枠状の部品保持部にセットされることで、リード端子が基板上のブスバーの板厚方向に突出する端子部に、中継端子を介して間接に又は直接に電気的に接続される。電気部品が部品保持部にセットされると、電気部品の壁面が位置決め用リブに当接し、電気部品の他の壁面が枠壁内面に拘束される。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の部品保持構造において、矩形枠状に形成された前記部品保持部の直交する2つの壁部内面に、前記位置決め用リブがそれぞれ設けられ、該部品保持部の他の直交する2つの壁部内面が前記電気部品に対する拘束面とされたことを特徴とする。
上記構成によれば、部品保持部に電気部品がセットされると、電気部品の直交する2つの壁面が複数の位置決め用リブに当接し、電気部品の他の直交する2つの壁面が部品保持部の拘束面に拘束される。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の部品保持構造において、前記位置決め用リブが、三角形断面に形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、電気部品が部品保持部にセットされると、位置決め用リブの先端に電気部品の壁面が擦れて、位置決め用リブの先端が潰れ易くする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品保持構造において、前記位置決め用リブがテーパ状に形成され、基部側が先端側より内側に出ていることを特徴とする。
上記構成によれば、部品保持部の開口側の間口が奥側より広くなり、電気部品を部品保持部にセットし易くなる。また、セットされた電気部品は、リード端子側が強く拘束される。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品保持構造において、前記位置決め用リブの両側に、該位置決め用リブに該電気部品の壁面が擦れた際に排出される削り屑を逃がす溝が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、位置決め用リブの先端が電気部品に擦れた際に生じる削り屑が溝に溜まる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品保持構造を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、上記請求項1〜5の作用効果に加えて、リレー等の電気部品が基板上のブスバーの端子部に接続されることでブスバー配線板が構成され、ブスバー配線板が電子ユニットに組み込まれることで、電気部品がブスバーを介してトランジスタやコンデンサ等の電子部品に接続される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、電気部品が部品保持部にセットされると、電気部品の壁面が位置決め用リブに当接し、電気部品の他の壁面が枠壁内面に拘束される。したがって、電気部品の位置決めを正確に行うことができ、基板上の端子部に対する接続作業が容易となる。また、電気部品のがたつきを防止でき、端子接続の信頼性を維持することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、位置決め用リブが、部品保持部の直交する2つの壁部内面にそれぞれ設けられているから、部品保持部に電気部品がセットされると、電気部品の直交する2つの壁面が複数の位置決め用リブに当接し、電気部品の他の直交する2つの壁面が部品保持部の拘束面に拘束される。したがって、電気部品を互いに直交する2方向に位置決めすることができ、リレーのリード端子と基板の端子部の端子接続の信頼性が向上する。
また、請求項3記載の発明によれば、位置決め用リブが三角断面に形成されているから、電気部品が部品保持部にセットされると、位置決め用リブの先端に電気部品の壁面が擦れて、位置決め用リブの先端が潰れ易くする。したがって、部品保持部に電気部品をセットし易くなり、電気部品の取付作業性が向上する。
また、請求項4記載の発明によれば、位置決め用リブがテーパ状に形成されているから、電気部品を部品保持部にセットし易くなる。また、セットされた電気部品は、奥側でより強く拘束されることとなる。したがって、電気部品の取付性が損なわれることなく、電気部品の位置決めがより正確に行われる。
また、請求項5記載の発明によれば、位置決め用リブの両側に、削り屑を逃がす溝が設けられているから、位置決め用リブの先端が押し潰された際に生じる削り屑が溝に溜まる。したがって、削り屑の巻き込みにより位置決め用リブが損傷することを防止できる。
また、請求項6記載の発明によれば、上記請求項1〜5の効果に加えて、リレー等の電気部品を基板上のブスバーに接続することでブスバー配線板が構成され、ブスバー配線板を電子ユニットに装着することで、電気部品がブスバーを介してトランジスタやコンデンサ等の電子部品に接続される。したがって、多重通信可能な制御装置を構成することができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係る部品保持構造の一実施形態を示すものである。
部品保持構造は、リレーやヒューズ等の電気部品が、絶縁性を有する基板に形成されたリレー保持部(部品保持部)やヒューズ保持部(部品保持部)に保持される構造であり、電気接続箱や電子ユニットに適用されるものである。本実施形態に係る部品保持構造は、リレーがリレー保持部に保持されるリレー保持構造に関し、自動車のワイパー、ウォッシャー液、フロントライト、フォグランプ、エアコンディショナー等の補機を制御する電子ユニットに用いられるものである。
本実施形態に係るリレー保持構造は、基板34上の端子部(図示せず)に対するリレー35の位置決めを正確に行うことができ、また、車両走行中の振動や衝撃等によるリレー35のがたつきを防止して端子接続の信頼性を維持することができるものであり、リード端子37を有するリレー35と、絶縁性を有する基板34に設けられた枠状のリレー保持部40とから成り、リレー保持部40にリレー35がセットされて、リード端子37と基板34の板厚方向に突出形成された端子部との電気的接続が行われるリレー保持構造において、矩形枠状に形成されたリレー保持部40の直交する2つの壁部41b,41d内面に、リレー35のセット方向に延在し、且つそれぞれが交差する方向に突出形成された2つの位置決め用リブ43,43が設けられ、リレー保持部40の他の直交する2つの壁部41a,41c内面がリレー35に対する拘束面とされたことを特徴とするものであり、位置決め用リブ43が三角形断面に形成されたことを有効とするものである。
以下に、本実施形態のリレー保持構造について、その主要構成部分を詳細に説明する。図1に示すように、リレー保持構造は、リレー35とリレー保持部40とから構成されている。リレー35は、箱状のリレー本体36と、複数のリード端子37とからなっており、電気信号を受信して各種補機のスイッチ機能を果たす電気部品である。リレー本体36は、樹脂カバーと、電磁石(図示せず)と、ばね接点(図示せず)とからなっている。複数のリード端子37は、基板34上の端子部に対応する位置で下向きに突出形成されている。本実施形態のリレー35は、5本のリード端子を有するものである(5本のうち、3本を図示する)。
リード端子37は、リレー保持部40の底面42に貫通形成されたタブ孔42aを挿通され、基板34の裏面から板厚方向に突出するタブ状の端子部(図6参照)に対向して配置され、抵抗溶接や超音波溶接により、両端子37が直接に溶接接続されるようになっている。両端子が溶接接続される場合は、リレー35がリレー保持部40にセットされた際に、両端子37が背中合わせに接することが必要になり、正確な位置決め精度が要求されている。
四方に矩形枠状の壁部41a,41b,41c,41dを有するリレー保持部40は、基板34の表面に形成されている。リレー保持部40の上部は、リレー35がセットされるように開口形成されている。リレー保持部40の内側には、リレー本体36の大きさに対応する収容室が形成されている。枠壁41の高さは、リレー本体36の下側を保持することができる寸法に形成されている。枠壁41の高さを低く形成することで、成形性が向上するとともに、基板34の板厚方向に崇高化することも防止されて、ブスバー配線板10(図5参照)又は電子ユニットのコンパクト化を図ることも可能になっている。
枠壁41は、前後方向に対向する前後の壁部41a,41bと、左右方向に対向する左右の壁部41c,41dとからなっている。互いに直交して隣り合う後側の壁部41b内面と右側の壁部41d内面には、リレー35のセット方向(高さ方向)に延在する位置決め用リブ43がそれぞれ設けられている。各位置決め用リブ43は、各壁部41b,41d内面の中央部に設けられており、交差する方向であるx方向とy方向にそれぞれ突設されている。
位置決め用リブ43は、各壁部41b,41d内面に一つずつ設けることに制約するものではなく、各壁部41b,41d内面に複数設けることもできる(図5参照)。このように、位置決め用リブ43は、互いに直交して隣り合う壁部41b,41d内面に設けられているから、位置決め用リブ43にリレーの後面(壁面)35b及び右側面(壁面)35dがそれぞれ当接し、前側の壁部41a内面と左側の壁部41c内面にリレーの前面(壁面)35a及び左側面(壁面)35cが当接して拘束され、リレーがx方向及びy方向の互いに直交する2方向に位置決めされるようになっている(図3)。
位置決め用リブ43は、三角形断面に形成されているため、リレー保持部40にリレー35がセットされると、位置決め用リブ43の先端にリレー35の後面35b及び右側面35dが擦れて、位置決め用リブ43の先端が潰れ易くなり、リレー保持部40にリレー35がセットされ易くなっている。他方、位置決め用リブ43の根本側(基部側)は幅広になっているため(図4)、位置決め用リブ43の変形や倒れ等の損傷が防止され、リレー35が長期に亘り安定性よく保持されるようになっている。
図4に示すように、位置決め用リブ43は、枠壁41の開口側から底側に向かうにしたがって漸次内方に突出するテーパ状に形成されている。このため、枠壁41内にセットされたリレー35は、底側でより強く拘束され、リード端子37の位置決めが正確に行われるようになっている。位置決め用リブ43の上側は、必ずしもリレー35の後面35b及び右側面35dに当接しなくてもよく、枠壁41の高さを低く形成することも可能である(図5参照)。リレー保持部40の開口側は、間口が広くなっているため、リレー35がセットされやすく、リレー35の取付作業性が向上する効果もある。
位置決め用リブ43の両側には、削り屑を逃がす溝45が設けられている(図2,3)。この溝45には、位置決め用リブ43の先端が擦れた際に生じる削り屑が溜まるようになっている。このため、削り屑の巻き込みにより位置決め用リブ43が損傷したり、枠壁41内面に傷が付くことが防止されている。
次に、図5及び図6に基づき、リレー保持構造を備えた電子ユニットの一実施形態について、その主要構成部分について説明する。電子ユニットは、ユニット本体に、ヒューズやリレー24等の電気部品や、ダイオードや抵抗やトランジスタやコイルやコンデンサや集積回路等の電子部品を備えるとともに、かつそれらの回路を外部回路と接続させるコネクタを備えたものであり、自動車のワイパー、ウォッシャー液、フロントライト等の補機を制御する通信制御装置である。
本実施形態の電子ユニットは、リレー24がブスバー12を介してトランジスタやコンデンサ等の電子部品に接続されて、多重通信可能な制御装置を構成することができるものであり、リレー24、ヒューズ、コネクタ等の電気部品が保持されたブスバー配線板10と、トランジスタやコイル等の電子部品が実装された絶縁性を有する基板28とが、層構造に配置されたものである。
電子ユニットは、ユニット本体と、上下カバー(図示せず)とから構成されている。ユニット本体は、ブスバー配線板10と、プリント基板(図示せず)とからなっている。ブスバー配線板10は、ブスバー12と基板28とから構成されている。ブスバー12と基板28は、インサート成形により一体化されたものである。
基板28は、インサート成形に好適するPBT(ポリブチレンテレフタレート)を構成材料としている。この基板28は、ブスバー12を絶縁保護するためのものであり、ブスバー12の端部に形成された端子部17,18,19,26,27を除くブスバー主体部に一体形成されている。基板28の前側には、プリント基板をねじ止めするためのねじ孔28aが設けられている。基板28の後側には、複数のリレー24が装着されるリレー保持部(部品保持部)30が設けられている。リレー保持部30の後方には、ヒューズのリード端子に端子接続される音叉状の端子部27が起立形成されている。
リレー保持部30は、5箇所に設けられていて、大きさの異なるリレー24がそれぞれ保持されるようになっている。4つのリレー保持部30,・・,30は、図1に示すリレー保持部40より背が低く形成されているが、中央部に形成されたリレー保持部30は、図1に示すリレー保持部40より背が高く形成されている。リレー保持部40の背を高く形成することで、リレー24から生ずる熱が周囲に伝わらないようになっている。リレー保持部30の背が高くても低くても、リレー24は動かないように保持されるようになっている。
各リレー保持部30の壁部31b,31d内面には、複数の位置決め用リブ32が設けられている。位置決め用リブ32が、隣接する各壁部31b,31d内面に2つ設けられている点で、図1に示すリレー保持部40と相違している。位置決め用リブ32の数を増やすことで、リレー24の位置決めがより正確に行われるとともに、リレー24のがたつきが確実に防止されるようになっている。
リレー保持部30の底面33には、リレー24のリード端子25を挿通させるための複数のタブ孔33aが貫通形成されている。リレー24がリレー保持部30にセットされることで、リレー24の前後方向(x方向)、左右方向(y方向)、上下方向(z方向)の位置決めが行われ、リード端子25がタブ孔33aを挿通し、基板28の裏側に突出するブスバー12の端子部15(図6)に接するようになっている。
図6に示すように、基板28の裏面には、ブスバー12の端子部15が基板28に対して垂直に起立形成されている。各リレー保持部30には、リレー24のリード端子25の数に等しい5つの端子部15,・・・,15が形成されている。リレー24がセットされると、リード端子25とブスバー12の端子部15とが背中合わせに接した位置でリレー24が位置決めされるようになっている。上述したように、両端子15,25は、抵抗溶接装置の一対の電極に挟まれ、電極に低電圧高電流が流されることで、両端子15,25が直接に溶接接続されるようになっている。
ブスバー12は、銅又は銅合金等を構成材料とし、プレス機により所定の回路パターンにしたがって打ち抜かれた回路導体であり、水平なブスバー主体部と、ブスバー主体部の端部及び中央部において形成された端子群とからなっている。ブスバー主体部は、基板28に埋設されているため、外部との短絡が防止されるようになっている。
端子群は、基板接続用の端子部17,18,19と、コネクタ接続用の端子部26と、ヒューズ接続用の端子部27とからなっている。基板接続用の端子部17,18,19は、タブ状をなし、ブスバー配線板10の左右両側と中央部にそれぞれ起立形成されている。左右両側の端子部17,18はそれぞれ対向して形成され、中央の端子部19は左右両側の端子部17,18に対して直交する方向に形成されている。
基板接続用の複数の端子部17,18,19は、インサート成形により形成されたアライメント矯正用の樹脂帯20により横一列に整列された状態で連結されているため、倒れ等のぶれが防止され、ブスバー配線板10の上側に重なる図示しないプリント基板に形成された端子孔に正確に挿入され、配線導体に半田付けにて直接接続されるようになっている。
コネクタ接続用の複数の端子部26は、タブ状をなし、ブスバー配線板10の前側に並設されている。端子部26には、外部コネクタの雌端子が端子接続されるようになっている。ユニット本体に外部コネクタがコネクタ接続されることで、内部回路と外部回路とが導通され、電源の供給や信号の送受信が行われるようになっている。
ヒューズ接続用の端子部27は、音叉状をなし、ブスバー配線板10の後側に沿うように並設されている。端子部27は、弾性を有する一対の腕部を有しており、各腕部の先端側に形成された凸状の電気接触部の間でヒューズのリード端子が挟持されるようになっている。
プリント基板は、絶縁基板と、絶縁基板上に実装されたトランジスタやコンデンサ等の電子部品から構成されている。電子部品は、配線導体を介してブスバー配線板10の基板接続用の端子部17,18,19に接続されるようになっている。
上下のカバーは、成形性及び耐熱性に優れるPBTを構成材料とし、樹脂成形されたものである。上カバーは、外壁が天壁及び周壁とからなっており、底壁は開口形成されていて、プリント基板が覆われるようになっている。下カバーは、ブスバー配線板10の下側に宛われ、水や塵埃がユニット内に進入しないようにされている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係るリレー保持構造の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す位置決め用リブの丸枠A部を拡大した図である。 図1に示すリレー保持部に、リレーがセットされた状態を示す平面図である。 図1に示すリレー保持部のB−B線に沿って切断した断面図である。 本発明に係るリレー保持構造を備えた電子ユニットの一実施形態を示す要部斜視図である。 図5に示すブスバー配線板を裏側から見た斜視図である。 従来のリレー保持構造の一例を示す斜視図である。 従来のリレー保持構造の他の一例を示す斜視図である。
符号の説明
10 ブスバー配線板
15 端子部
24,35 リレー
24a,35a 前面(壁面)
24b,35b 後面(壁面)
24c,35c 左側面(壁面)
24d,35d 右側面(壁面)
25,37 リード端子
28,34 基板
30,40 リレー保持部(部品保持部)
31,41 枠壁
31b,41b 後側の壁部
31d,41d 右側の壁部
32,43 位置決め用リブ
34,45 溝

Claims (2)

  1. リード端子を有する電気部品と、絶縁性を有する基板に設けられた矩形枠状の部品保持部とから成り、該部品保持部に該電気部品がセットされて、該リード端子と該基板上の端子部との電気的接続が行われる部品保持構造において、
    矩形枠状の前記部品保持部の直交する2つの枠壁内面に、該電気部品のセット方向に延在する複数の位置決め用リブが設けられ、各位置決め用リブはそれぞれが交差する方向に突出形成され、三角形断面の三角柱状で基部側が幅広に成っており、前記位置決め用リブの両側に、該位置決め用リブに該電気部品の壁面が擦れた際に生ずる削り屑を逃がす溝が前記枠壁の開口側から底側に向かって設けられ、該位置決め用リブに該電気部品の直交する2つの壁面が当接し、
    前記部品保持部の他の直交する2つの壁部内面が、前記位置決めリブにより、前記電気部品の他の直交する2つの壁面に当接する、ことを特徴とする部品保持構造。
  2. 請求項1記載の部品保持構造を備えたことを特徴とする電子ユニット。
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