JP4417164B2 - 門 - Google Patents

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Description

本発明は門扉が回動支持手段を介して回動自在に支持される門に関するものである。
門扉が回動支持手段を介して回動自在に支持される門には、地面等に設けられた立柱のみで門扉が支持される片持ちタイプと、門扉の下端にキャスターを備え、このキャスターが地面等に当接して、立柱とキャスターの両方で門扉が支持されるキャスター併用タイプとがある。
片持ちタイプの門は、キャスターを備えないので地面等にレールを敷設する必要がない利点を有している。一方、門扉が風で煽られた場合等に不用意に動かないようにするためのロック手段を備える必要があり、このロック手段は回動支持手段を構成するギアに噛み合うロック爪等によって構成されている。また、電動開閉式の門においては、モータの出力軸をロックする機構によってロック手段を構成している。
しかしながら、門扉が風で煽られると、片持ちタイプの門ではモーメントの作用によってロック手段に大きな力がかかることになり、ロック爪や回動支持手段のギア等が破損するおそれがある。特に幅寸法が大きい門扉では、風圧による作用点から回動支持手段までの距離が長くなるので、何十トンいう力がロック爪やギア等にかかることになり、ロック爪やギア等を相当強固なものとしても破損を免れることは不可能である。
また、電動開閉式の門に搭載するモータを小型、即ち小トルクのものにするためには、モータと門扉との間に減速装置を備える必要があるが、多数のギアを備える減速装置は嵩張るものになってしまい、その配置スペースの確保が設計上難しいという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、門扉が風に煽られても、ロック手段のロック爪や回動支持手段のギア等が破損するのを防止でき、しかも小トルクのモータを用いるための減速装置をコンパクトなものとできる、所謂片持ちタイプの門を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、地面等に固定される立柱と、前記立柱に回動自在に支持される立柱支持側門扉と、前記立柱支持側門扉に対し連結柱を介して回動自在に連結される連結側門扉とを有する門において、前記立柱と前記連結柱の両側にそれぞれ、駆動力が伝達されて回転する駆動ギアと、前記駆動ギアに連結されて前記駆動ギアと共に回転する太陽ギアと、前記太陽ギアが噛み合う遊星ギアと、前記遊星ギアが噛み合う内歯ギアと、前記遊星ギアに連結された回転盤と、前記駆動ギアに連結されて前記太陽ギアとは独立して前記駆動ギアと共に回転する伝達軸を有するギア装置が取り付けられ、前記立柱に取り付けられたギア装置の伝達軸から隣り合うギア装置の伝達軸に順次駆動ギアの駆動力が伝達されるよう構成されており、各ギア装置の駆動ギアに駆動力が伝達されると、前記遊星ギアと前記回転盤が回転して前記回転盤に連結された門扉を回動させると共に、そのギア装置に備えられた伝達軸を介して隣り合うギア装置に備えられた伝達軸に駆動ギアの駆動力を伝達させることを特徴とする門である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した門において、立柱に取り付けられたギア装置の伝達軸と連結柱の立柱側に取り付けられたギア装置の伝達軸の間は、プーリ及び無端ベルトを介して駆動ギアの駆動力が伝達され、連結柱の立柱側に取り付けられたギア装置の伝達軸とその反対側に取り付けられたギア装置の伝達軸の間は、2つの連結ギアを介して駆動ギアの駆動力が伝達されることを特徴とする門である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した門において、太陽ギア、遊星ギア、内歯ギア及び回転盤を1ユニットとして、上側のユニットの回転盤に下側のユニットの太陽ギアを連結させることで、複数ユニットを連結させたことを特徴とする門である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した門において、立柱に取り付けられたギア装置の駆動ギアは、モータの回転軸に固定されたピニオンに対して、ハンドルが取りつけられるシャフトに連結されたモータ接続ギアとの噛み合いを介して連結されており、前記シャフトは上下に移動でき、下降すると前記シャフトのモータ接続ギアは前記ピニオンとの噛み合いが解除され、前記ハンドルによる操作により前記シャフトが回転して前記駆動ギアが回転することを特徴とする門である。
本発明の門によれば、門扉が風に煽られても、ロック手段のロック爪や回動支持手段のギア等が破損するのを防止できるようになる。
また、小トルクのモータを用いるための減速装置をコンパクトなものとでき、且つコストを低く抑えることが可能となる。
本発明の実施例に係る門1を図面にしたがって説明する。
門1は左右の門構成体3、5から成り、門構成体3、5は線対称構造なので、向かって右側の門構成体5を代表例として説明し、門構成体3については門構成体5の説明において使用する符号を付し、その説明を省略する。
符号7は立柱を示し、この立柱7は地面に固定されている。この立柱7の内部は空洞になっており、立柱7内には水平方向へ延びる4つの載置部9、11、13、15が設けられている。
載置部13にはモータ17が回転軸19を下側に向けた姿勢で取り付けられている。この回転軸19は載置部13を貫通し、載置部13の下面側へ突出しており、この回転軸19の突出部分にピニオン21が固定されている。
載置部11には回転軸23が備えられており、回転軸23の上端部は載置部11の上面側へ突出しており、この突出部分にギア25が固定されている。このギア25は前記ピニオン21と同じ径寸法で、且つ同軸上に備えられているが、ピニオン21とは連結されていない。また回転軸23の下端部は載置部11の下面側へ突出しており、この突出部分にギア27が固定されている。
また載置部9には、ギア33、35aが備えられており、ギア35aは後述する伝達軸36aの上端部に固定されている。
載置部9の下面にはトルク付与手段としてのギア装置37aが固定されている。ギア装置37aの構造について説明する。
図6から図8において符号41は軸受ホルダを示し、この軸受ホルダ41は収容穴43を有するボス45と、このボス45に対し一体に設けられたフランジ47から成り、フランジ47には複数の取付穴49が形成されている。軸受ホルダ41の収容穴43には軸受53が固定されて備えられている。
符号55は太陽ギアを示し、この太陽ギア55はギア部57とボス部59を有している。太陽ギア55の中心部には上下方向へ貫通する挿通穴61が形成され、またボス部59には上下方向へ貫通する複数の取付穴63が形成されている。太陽ギア55のボス部59は、軸受ホルダ41の収容穴43に備えられた軸受53に回転自在に支持されている。
符号65は内歯ギアを示し、この内歯ギア65の穴67内の中心部には太陽ギア55のギア部57が位置し、また穴67内には一対の遊星ギア69が備えられている。一対の遊星ギア69のギア部71は太陽ギア55のギア部57と内歯ギア65のギア部73とに噛み合っている。内歯ギア65には上下方向に貫通する複数の取付穴75が形成され、また遊星ギア69の中心部には上下方向に貫通する連結穴77が形成されている。連結穴77には連結ブロック78が収容されている。
符号79は回転盤を示し、この回転盤79の中心部には挿通穴81が形成され、この挿通穴81の周囲には連結穴83が形成されている。さらに回転盤79の外周部分には複数の取付穴85が形成されており、取付穴85は軸受ホルダ41の取付穴49に対応して配置されている。
ボルト87は、軸受ホルダ41の取付穴49、連結ブロック78の連通穴89及び回転盤79の取付穴85へ挿入されており、その下端部が回転盤79の下面から突出し、この突出部分にナット91が取り付けられている。従って、一対の軸受ホルダ41と回転盤79は一対の遊星ギア69を挟んだ状態で連結され、遊星ギア69と共に回転する。
これら太陽ギア55、内歯ギア65、一対の遊星ギア69、軸受53を備えた軸受ホルダ41及び回転盤79を1ユニットとして、後述するように複数ユニットを連結することができる。本実施例では、図7に示すように4ユニットがリング状のスペーサ95を介して連結されている。同図において、太陽ギア55、内歯ギア65、一対の遊星ギア69、軸受53を備えた軸受ホルダ41及び回転盤79によって構成される同一構造のユニットについて、説明の便宜のため上段から順に101、102、103、104の符号を付す。
ユニット101の回転盤79はユニット102の太陽ギア55に対しボルト93によって連結され、ユニット102の回転盤79はユニット103の太陽ギア55に対しボルト93によって連結されており、さらにユニット103の回転盤79はユニット104の太陽ギア55に対しボルト93によって連結されている。
ユニット101の内歯ギア65の上面には入力側閉止部107が備えられている。入力側閉止部107の構成について説明する。
符号105は取付リングを示し、この取付リング105は内歯ギア65の上面に設置され、さらに取付リング105上には蓋体106が設置されている。蓋体106には収容穴109が形成され、この収容穴109には軸受111が収容されている。軸受111には中心に挿通穴112を有する連結子114が回転自在に支持されている。この連結子114はボルト120によってユニット101の太陽ギア55に連結されている。
最下段のユニット104の下面にはスペーサ113を介して出力側閉止部115が備えられている。出力側閉止部115の構成について説明する。
符号117は出力盤ホルダ示し、この出力盤ホルダには軸受119が備えられている。軸受119には挿通穴123を有する出力盤121が回転自在に支持されている。
入力側閉止部107、ユニット101、102、103、104及び出力側閉止部115は、この順で重ねられてボルト116によって連結固定されて、ギア装置37aが構成されている。なお、このギア装置37aはユニットの数を変えることにより減速率を変更することができる。即ち、ユニット数を増やすに従って、ユニット101からユニット104に向かって伝達される駆動力はその回転速度が低下する(減速率が高くなる)と共にトルクが増大することになる。逆にユニット104からユニット101に向かって伝達される駆動力はその回転速度が増大すると共にトルクが低下することになる。
前述した伝達軸36aはギア装置37aを貫通している。即ち、伝達軸36aは連結子114の挿通穴112、4つのユニット101、102、103、104の太陽ギア55の挿通穴61及び出力盤121の挿通穴123に挿通されている。
伝達軸36aの上端部に固定されたギア35aは連結子114に対しボルト129によって連結されている。また、伝達軸36aの下端部はギア装置37aの下面(出力盤121)から突出しており、この突出部分にはプーリ127aが固定されている。なお、伝達軸36aは太陽ギア55、出力盤121とは連結されておらず、独立して回転する。
また、出力盤121には下側ブラケット131が連結固定されている。
立柱7の上端部には上側ブラケット135が支持軸137を支点として回動自在に取り付けられており、この上側ブラケット135の左半部は左側に突出している。
符号133は門扉を示し、この門扉133の図2において右半部下面は下側ブラケット131に載置され固定されている。また門扉133の右半部上面は上側ブラケット135に固定されている。
符号141は連結柱を示し、この連結柱141は立柱7と同様に空洞になっており、連結柱141内には載置部151、153が設けられている。
載置部151の下面にはギア装置37bが固定されており、このギア装置37bの出力盤121には下側ブラケット139の左半部が連結されている。ギア装置37bはギア装置37aと同じ構造のものであるが、説明の便宜のため符号37bを付す。このことは後述するギア装置37cについても適用する。
また、載置部151の下面にはギア装置37cが固定されており、このギア装置37cの出力盤121には下側ブラケット147の右半部が連結固定されている。
ギア装置37bには伝達軸36bが挿通され、この伝達軸36bの上端部にはギア35bが取り付けられ、下端部にはプーリ127bが取り付けられている。このプーリ127bと前述したプーリ127aには無端ベルト155が掛け渡されている。
また、ギア装置37cにも伝達軸36cが挿通され、この伝達軸36cの上端部にはギア35cが取り付けられている。但し、伝達軸36cの下端部にはプーリは取り付けられていない。
載置部151、153には互いに噛み合うギア157、159が備えられている。ギア35bはギア157に噛み合っており、ギア35cはギア159に噛み合っている。
連結柱141の上端部には、上側ブラケット136が支持軸137を支点として回動自在に取り付けられており、この上側ブラケット136の右半部は右側へ突出している。
また、連結柱141の上端部には、上側ブラケット149が支持軸137を支点として回動自在に取り付けられており、この上側ブラケット149の左半部は左側へ突出している。
門扉145は門扉133と同様の大きさ、形状であり、門扉145の右半部下面は下側ブラケット147の左半部に載置され固定されている。また門扉145の右半部上面は上側ブラケット149の左半部に連結固定されている。門扉145には取っ手146が設けられている。
上記のように、門扉133と門扉145は連結柱141を介して回動自在に連結され、さらに門扉133、145、連結柱141は立柱7に回動自在に片持ち支持されている。即ち、門扉133、145、連結柱141の下面にはキャスタ等の地面Gと当接するものは設けられていない。
駆動手段は、回転軸19を有するモータ17、ピニオン21、ギア163、25、回転軸23、ギア27、33、35a、伝達軸36a、プーリ127a、無端ベルト155、プーリ127b、伝達軸36b、ギア35b、157、159、35c及び伝達軸36cによって構成されている。
また、回動支持手段は、下側ブラケット131、139、147、上側ブラケット135、136、149及び支持軸137によって構成されている。
次いで、停電等によってモータ17が作動しなくなった場合に、手動で門扉133、145を開けるための解除手段について説明する。
図2、図4において符号161はシャフトを示し、このシャフト161は載置部13,15に動作自在に挿通されている。シャフト161の下端部にはギア163が固定されており、このギア163はモータ17の回転軸19の固定されたピニオン21と回転軸23に固定されたギア25の両方に噛み合っている。
符号165は水平片162と垂直片164とから成る可動ベースを示し、この可動ベース165は立柱7内に備えられている。垂直片164には上下方向へ延びる4つの長穴167が形成され、4つの長穴167には立柱7に固定されたピン169が緩く挿通されている。支持ピン171は立柱7及び垂直片164の上端部を貫通しており、この支持ピン171によって可動ベース165が支持されている。この支持ピン171は抜き差しできるようになっている。
可動ベース165の水平片162にはベベルギア173が備えられ、このベベルギア173はシャフト161の上端部に連結されている。また垂直片164にはベベルギア173に噛み合うベベルギア175が備えられ、このベベルギア175にはハンドル軸177が連結されている。ハンドル軸177は立柱7に形成された開口179を通って外側へ突出している。ハンドル軸177にはハンドル181が着脱自在に取り付けられる。平生においてハンドル181はハンドル軸177から外しておく。
次に、この門1の動作について説明する。
図示しないスイッチをオンにしてモータ17を作動させると、回転軸19と共にギア21が回転する。ギア21の駆動力はギア163を介してギア25、回転軸23及びギア27、ギア33を介してギア35aへ伝達されて、伝達軸36aが回転する。
伝達軸36aが回転すると、駆動力はプーリ127a、無端ベルト155を介してギア装置37bに挿通されている伝達軸36bへ伝達される。これにより伝達軸36bが回転してギア35bが回転する。そして、駆動力はギア35bからギア157、159を介してギア35cに伝達され、ギア装置37cに挿通されている伝達軸36cが回転する。
このように、モータ17の駆動力は伝達軸36a、36b、36cへ順次伝えられて、伝達軸36a、36b、36cはいずれも同じ回転速度で回転する。なお、ギア35bとギア35cは2つのギア157、159を介して噛み合っているので、伝達軸36cの回転方向は伝達軸36bと逆方向へ回転することになる。
また、伝達軸36aが回転すると連結子114も回転し、これによりギア装置37aの最上段のユニット101を構成する太陽ギア55が回転する。この太陽ギア55が回転すると一対の遊星ギア69が回転しながら太陽ギア55を中心として回り、一対の遊星ギア69に連結された回転盤79が回転する。
ユニット101の回転盤79が回転すると、この駆動力はユニット102の太陽ギア55へ伝えられ、ユニット101と同様にしてユニット102の回転盤79が回転し、ユニット103、104も同様に太陽ギア55、遊星ギア69、回転盤79へ駆動力が順次伝えられる。なお、回転盤79の回転速度は各ユニットを経る毎に遅くなり、一方トルクは大きくなる。
最下段のユニット104の回転盤79が回転すると、出力盤121と共に下側ブラケット131が回転して門扉133が回動する。
前述のように、モータ17の駆動力は伝達軸36a、36b、36cへ順次伝えられて、伝達軸36a、36b、36cはいずれも同じ回転速度で回転するので、ギア装置37b、37cもギア装置37aと同様に動作する。但し、伝達軸36cの回転方向は伝達軸36bと逆方向へ回転するので、門扉145は門扉133と逆の方向へ回動する。従って、門扉133、145は図3(a)の閉じた状態から(b)の開いた状態に動作する。また、モータ17を逆転させれば、門扉133、145は図3(b)の開いた状態から(a)の閉じた状態に動作する。従って、2つの門扉133、145の回動範囲は、約門扉1つ分の幅寸法の回動範囲に抑えられ、さらに門扉133、145をコンパクトに畳むことができる。
このように、門1では門扉133、145を電動で開閉することができる。
上記のように、この門1ではモータ17の回転数を減速して門扉133、145へ伝達するギア装置37a、37b、37cを備えているので、トルクの小さなモータでも、かなり重量のある門扉133、145を開閉することができる。
また、門扉133、145に風圧等により開閉方向の力が作用しても、ギア装置37a、37b、37cによって、門扉133、145に一定以上の力が加わらないと動かないようになっている。即ち、門扉133、145が開閉させようとする力に対して重くなっており、不用意に開閉してしまうことない。万が一、風圧等によって門扉133、145が動いても、ギア装置37a、37b、37cを介してギア21、163、ピニオン25へ伝達されるトルクは小さくなり、図示しないロック手段によってロックされたギア21、163、ピニオン25が破損するのを防止することができる。
また、ギア装置37a、37b、37cは太陽ギア55、遊星ギア69及び内歯ギア65を用いた構成となっているので、コンパクトにまとめられている。従って、設計上配置スペースの確保が容易であるばかりか、コストも低く抑えることができる。
次に、停電等によりモータ17が作動しなくなった場合に手動で門扉133、145を開閉するための作業について説明する。
まず、支持ピン171を抜くと、可動ベース165は仮想線で示すように下降し長穴167の上端部内面がピン169に当接して支持される。可動ベース165が下降すると、これと共にシャフト161と共にギア163が下降する。これによりギア163とピニオン21との噛み合いが解除され、ギア163はギア25とのみ噛み合う状態となる。
そして、ハンドル181をハンドル軸177に取り付けて、ハンドル181を手で回す。ハンドル181を回すと、ベベルギア175が回転し、これに噛み合うベベルギア173が回転する。そして、シャフト161と共にギア163が回転する。ギア163が回転すると、これに噛み合うギア25が回転し、上述したモータ17が回転する場合と同様に駆動力が伝達されて、門扉133、145が開閉される。このようにギア163とピニオン21との噛み合いを解除するのは、モータ17に電磁ブレーキが掛かるため、ギア163を回転させることができず、手動操作が不可能だからである。
上記のように、停電等によりモータ17が作動しなくなっても、手動により門扉を開閉することが可能である。
以上、本発明の実施例について詳述してきたが、具体的構成は、この実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施例では2枚の門扉133、145を折り戸式に連結したが、本発明はこれに限定されず、3枚以上の門扉を連結してもよい。
また、上記実施例では電動開閉式の門1を示したが、モータ17等を具備しないで、手動により開閉する手動開閉式の門に本発明を適用してもよい。この場合には、取っ手146に手を掛けて、引くことにより或いは押すことによって門扉133、145を開閉するが、門扉133、145を開閉する際の力(トルク)が大きくなり過ぎて人力では開閉するのが大変になるのを防止するため、ギア装置37a、37b、37cを構成するユニット101、102、103、104の数を適宜減らした構成としてもよい。
本発明の実施例に係る門の正面図である。 図1に示す門の右側部分の正面図である。 図2の門の開いた状態と閉じた状態の平面図である。 駆動手段と回動支持手段との繋がりを解除する解除手段の詳細を示す図である。 門扉間に駆動力を伝達する部位の詳細図である。 ギア装置を構成するユニットの分解斜視図である。 ギア装置の断面及びその周辺の構造を示す図である。 ギア装置を構成するユニットを構成する太陽ギア、遊星ギア及び内歯ギアが噛み合った状態の平面図である。
符号の説明
1 門 3,5 門構成体 7 立柱
9,11,13,15 載置部 17 モータ 19 回転軸
21 ピニオン 23 回転軸 25 ギア
27 ギア 29,31 回転軸 33,35 ギア
37a、37b、37c ギア装置 41 軸受ホルダ 43 収容穴
45 ボス 47 フランジ 49 取付穴 51 挿通穴
53 軸受 55 太陽ギア 57 ギア部 59 ボス部
61 挿通穴 63 取付穴 65 内歯ギア 67 穴
69 遊星ギア 71 ギア部 73 ギア部 75 取付穴
77 連結穴 78 連結ブロック 79 回転盤 81 挿通穴
83 連結穴 85 取付穴 87 ボルト 89 連通穴
91 ナット 93 ボルト 95 スペーサ
101,102,103,104 ユニット 105 取付リング
106 蓋体 107 入力側閉止部 109 収容穴
111 軸受 112 挿通穴 113 スペーサ
114 連結子 115 出力側閉止部 116 ボルト
117 出力盤ホルダ 119 軸受 120 ボルト
121 出力盤 123 挿通穴 125 ボルト
127a、127b、127c プーリ
129 ボルト 131 下側ブラケット 133 門扉
135 上側ブラケット 136 上側ブラケット 137 支持軸
139 下側ブラケット 141 連結柱 145 門扉
146 取っ手 147 下側ブラケット 149 上側ブラケット
151,153 載置部 155 無端ベルト
157,159 ギア 161 シャフト 162 水平片
163 ギア 164 垂直片 165 可動ベース
167 長穴 169 ピン 171 支持ピン
173 ベベルギア 175 ベベルギア 177 ハンドル軸
179 開口 181 ハンドル
G 地面

Claims (4)

  1. 地面等に固定される立柱と、前記立柱に回動自在に支持される立柱支持側門扉と、前記立柱支持側門扉に対し連結柱を介して回動自在に連結される連結側門扉とを有する門において、
    前記立柱と前記連結柱の両側にそれぞれ、駆動力が伝達されて回転する駆動ギアと、前記駆動ギアに連結されて前記駆動ギアと共に回転する太陽ギアと、前記太陽ギアが噛み合う遊星ギアと、前記遊星ギアが噛み合う内歯ギアと、前記遊星ギアに連結された回転盤と、前記駆動ギアに連結されて前記太陽ギアとは独立して前記駆動ギアと共に回転する伝達軸を有するギア装置が取り付けられ、
    前記立柱に取り付けられたギア装置の伝達軸から隣り合うギア装置の伝達軸に順次駆動ギアの駆動力が伝達されるよう構成されており、
    各ギア装置の駆動ギアに駆動力が伝達されると、前記遊星ギアと前記回転盤が回転して前記回転盤に連結された門扉を回動させると共に、そのギア装置に備えられた伝達軸を介して隣り合うギア装置に備えられた伝達軸に駆動ギアの駆動力を伝達させることを特徴とする門。
  2. 請求項1に記載した門において、
    立柱に取り付けられたギア装置の伝達軸と連結柱の立柱側に取り付けられたギア装置の伝達軸の間は、プーリ及び無端ベルトを介して駆動ギアの駆動力が伝達され、連結柱の立柱側に取り付けられたギア装置の伝達軸とその反対側に取り付けられたギア装置の伝達軸の間は、2つの連結ギアを介して駆動ギアの駆動力が伝達されることを特徴とする門。
  3. 請求項1または2に記載した門において、
    太陽ギア、遊星ギア、内歯ギア及び回転盤を1ユニットとして、上側のユニットの回転盤に下側のユニットの太陽ギアを連結させることで、複数ユニットを連結させたことを特徴とする門。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した門において、
    立柱に取り付けられたギア装置の駆動ギアは、モータの回転軸に固定されたピニオンに対して、ハンドルが取りつけられるシャフトに連結されたモータ接続ギアとの噛み合いを介して連結されており、前記シャフトは上下に移動でき、下降すると前記シャフトのモータ接続ギアは前記ピニオンとの噛み合いが解除され、前記ハンドルによる操作により前記シャフトが回転して前記駆動ギアが回転することを特徴とする門。
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