JP4413769B2 - 転がり軸受用鋼 - Google Patents
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特許文献1は浸炭及び浸炭窒化によって残留オーステナイト量を高めてはいるが、既存の肌焼鋼、軸受鋼を用いた場合しか検討されておらず、残留オ−ステナイトを多量とした場合でも高硬度を確保可能とするための成分範囲の検討が十分でない。従って、残留オ−ステナイトを増量した場合に、最近要求されている厳しい使用環境(高面圧)で用いた場合において、十分な特性を得ることが難しいという問題がある。
質量%で、C:0.70超〜0.90%、Si:0.70%以下、Mn:0.70%以下、Cr:3.20〜5.00%未満、Al:0.040%以下、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Ti:0.0050%以下、O:0.0015%以下と、Mo:1.00%未満、V:0.50%未満の1種又は2種を含有し、残部がFe及び不純物元素からなり、
硬さがHv250以下である球状化焼鈍組織を有し、
鋼中に存在する未固溶炭化物の平均粒径が0.1〜0.5μmであり、0.1μm以上の大きさの炭化物の析出数が1500000個/mm2以上であることを特徴とする転がり軸受用鋼である。
Cは焼入後の硬さを上昇させ、強度確保のための内部硬さを得るために必要な元素である。また、Cは浸炭処理前において未固溶炭化物を多量に残存させ、これを浸炭処理後においても多量に残存した状態とすることにより、残留オ−ステナイト量を30%以上としても、炭化物析出による強化によって高い硬度を確保可能とするために不可欠となる元素である。従って、未固溶炭化物生成のために必要となる十分な量のCを添加しておく必要があり、0.70%を超えて含有させることとした。
Siは鋼の精錬時に脱酸のために必要な元素であるとともに、炭化物に固溶し難い性質を有することから、Siを含有していると炭化物の粗大成長にとって障害となり、その成長を抑制する効果を有する元素である。従って、鋼の脱酸のために少量の含有は不可欠となるが、多量の含有は避ける必要がある。また、Si量の増加は、フェライトの強化によって球状化焼鈍後の硬さが上昇し、所定形状へ加工が難しくなり、さらに浸炭性を阻害するため、上限を0.70%とした。
Mnはオーステナイトを安定化させる元素であり、その増量によって容易に残留オーステナイト量を増加させることのできる元素である。しかしながら、Mnの増量は、浸炭加熱時に炭化物の固溶温度の低下をもたらすことから、多量に含有させると未固溶炭化物量が減少し、浸炭層で高硬度確保が困難となる。また、Mnの増量は、熱間加工性、機械加工性を低下させるという問題もある。そこで、本発明では、必要とする残留オ−ステナイト量の確保は、主として浸炭によって鋼中に侵入させる炭素量の調整によって得ることとし、最低限必要な焼入性確保のために必要な量として、その上限を0.70%とした。好ましくは、上限を0.50%未満とするのが良い。
Crは本発明にとって最も重要な炭化物形成元素の1つであり、浸炭処理前の段階で多量の未固溶炭化物を生成させ、浸炭処理時にその炭化物が析出核として作用することにより、浸炭処理後の表面浸炭層に微細炭化物(特に高硬度を有するM7C3、M23C6炭化物を多量に析出させた状態とする)を析出させ、多量の残留オ−ステナイトを有するにもかかわらず、高硬度を確保可能とするために不可欠となる元素である。従って、この効果を十分に得るためには、従来鋼に比べ多量に含有する必要があり、3.20%以上の含有することとした。しかしながら、多量に添加すると、疲労破壊の起点となる粗大な共晶炭化物の生成を防止することが難しくなるとともに、コスト高となるため、上限を5.00%未満とした。
Alは鋼の精錬時に脱酸のために必要な元素である。しかし、添加量が多くなるとアルミナ系非金属介在物が増加して、鋼材製造時に割れ、表面疵等が発生しやすくなるばかりでなく、転動疲労の破壊起点となるため、Alの添加は脱酸に必要な最低限量に抑制することが望ましく、上限を0.040%とした。
Pはオーステナイト粒界に偏析し、鋼の靭性を低下させるため、上限の含有率を0.030%に制限した。
SはMnと結合することでMnSを形成し、被削性が向上することが知られている。しかしながら、Sの添加量が多くなるとMnSが粗大化し、転動疲労時に剥離損傷の起点となるため、上限の含有率を0.030%に制限した。
Tiは、Nと結合することで非金属介在物であるTiNを生成し、転動疲労寿命を劣化させることが知られている。このTiN介在物はTi添加量とともに増加、粗大化するため、上限の含有率を0.0050%以下に制限した。前記理由より、規定内であってもTi量が少ない方がより好ましい。特に、Tiは添加しなくても不純物として少量の含有が避けられないので、造滓剤の種類を適切に選択して製造する等、Tiが増加しないよう配慮して製造する必要がある。
Oの多くは、鋼中のAlや、不純物として存在する微量のCaと結合することで、酸化物系介在物となり鋼中に存在する。これら酸化物系介在物は転動疲労時に剥離損傷の起点となること知られており、転動疲労寿命を劣化させる。したがって、従来より、製鋼メーカーとしては鋼中のO量を極力減少させるための技術開発を行ってきた。そのような背景から、Oの含有率を0.0015%以下に制限した。前記理由より、規定内であってもO量が少ない方がより好ましい。
MoはCrよりも炭素との親和力の強い炭化物形成元素であり、浸炭温度における炭化物の固溶温度を上昇させ、未固溶炭化物量を増加させる元素である。従って、本発明にとって浸炭処理後の浸炭層の微細炭化物量を増加させ、硬度を上昇させるために重要な元素である。また、Moは鋼の焼入性を向上させるとともに、残留オーステナイト量の増加にも寄与する効果もある。従って、Moは、後述するVも含めた2種の元素のうち1種以上を添加して、表面硬度向上を図ることとしたものである。しかしながら、多量の添加はコスト高となるばかりでなく、疲労破壊の起点となる粗大な共晶炭化物が鋼材製造時に生成しやすくなるため、上限の含有率を1.00%未満とした。なお、下限は特に限定していないが、Moによって前記効果を十分に得るためには、0.10%以上含有させることがより望ましい。
Vは炭素の親和力の非常に強い炭化物形成元素であるとともに、生成されたV炭化物であるVCは、Moの炭化物と比較して固溶温度が高いため、本発明における浸炭温度域(850〜930℃)では、浸炭処理前に存在していたVCが、下限温度である850℃ではほとんど固溶せず、上限温度である930℃でもかなりの割合が固溶せずに残存する。従って、その未固溶炭化物は浸炭処理時に浸炭層における炭化物の析出核と成り、炭化物の微細化に寄与するため、前記したMoも含めた2種の元素のうち、1種以上を添加して、表面硬度向上を図ることとしたものである。
球状化焼鈍後の硬さ:Hv250以下
請求項1の発明において、球状化焼鈍は炭化物を微細に析出させるためだけに実施するのではなく、本来の焼鈍処理の目的である加工性改善も同時に期待して実施されるものである。すなわち、浸炭処理後においては、非常に高い硬さとなって加工が困難となるため、最終的な仕上げ加工を除けば、焼鈍処理後浸炭処理前に必要な加工が行われるからである。従って、当然の如く焼鈍処理後において大量生産が可能な硬さに低下させておく必要があるため、その上限硬さをHv250と設定した。
浸炭処理後に30%以上の残留オ−ステナイトを確保しても高い硬さを維持するためには、浸炭処理前に適当な大きさの炭化物を多量に析出させた状態としておく必要がある。
平均粒径の下限を0.1μmとしたのは、微細に析出させすぎて粒径が小さいと、浸炭処理時の加熱によって固溶して消失し、浸炭処理後に残存する炭化物数が減少して、得られる硬さが低下するためであり、上限を0.5μmとしたのは、浸炭処理時の加熱で成長し、粗大化する炭化物が増加して平均粒径が大きくなるとともに、析出数も減少し、やはり得られる硬さが低下するためである。また、浸炭処理時においては、処理前に存在する炭化物が析出核となって、炭化物が生成されるため、浸炭処理前において炭化物の析出数を多くしておく必要があるため、0.1μm以上の大きさの炭化物の析出数の下限を1500000個/mm2とした。
本発明からなる鋼材は球状化焼鈍されているため、硬さがHv250以下の加工が十分可能な硬さまで低下した状態となっている。この段階で部品を製造するために必要な加工を実施し、表面の研磨等といった仕上げ加工を除く全ての加工を終了させておく。そして、これらの加工が終了した後、後述する条件で浸炭処理を行って、表面浸炭層に多量の残留オ−ステナイトと多量の炭化物を有し、高硬度(表面硬さがHRC63以上)を確保した転がり軸受用部品を製造する。以下、本発明鋼を用いて製造することにより異物混入下で優れた寿命を確保できる軸受部品の条件について説明する。
未浸炭層における未固溶炭化物の析出数:300000個以上/mm2
本発明鋼を用いた軸受部品では、異物に対する抵抗を高めるために、浸炭層表面において軟質な残留オーステナイトを30%以上確保し、それによる硬さ低下を、炭化物の微細分散による強化により抑制している。この強化を十分なものとするためには、浸炭温度において析出核となり得る多量の未固溶炭化物が存在していることが必須であり、浸炭処理時の加熱による炭化物の固溶による個数減少があっても、300000個/mm2以上の炭化物が必要である。
(1)前記した通り浸炭処理後に生成される炭化物の数、量は、浸炭処理前に生成している未固溶炭化物の量によって大きく左右される。
(2)浸炭処理後に生成される炭化物の数、量は、浸炭処理前に存在する炭化物の数が、浸炭処理によってどれだけ固溶して消失することなく残存するかによっても左右される。
(3)浸炭処理時の表面からの炭素の侵入による影響がなければ、炭化物の生成状態は、表面も内部もほぼ同一となることが推定できるため、非浸炭層である内部の未固溶炭化物の個数を管理することにより、表面浸炭層の特性をある程度把握することができる。
以上の(1)〜(3)の理由により、表面浸炭層の特性を非浸炭層の未固溶炭化物数によって把握しようとするものである。
前記した本発明鋼は、高炭素濃度の浸炭処理を施すことにより、多量の残留オーステナイトを有しつつ、多数の微細な析出炭化物を有する組織を得られる鋼である。その効果を発揮するためには、少なくとも浸炭処理後の表面の平均炭素量が1.2%以上である必要がある。望ましくは1.3〜1.6%である。また、炭素量が高くなりすぎると、残留オ−ステナイトが増加するが、それに伴い硬さが低下して、HRC63以上の硬さを維持するのが難しくなる可能性が生じるので、高くても1.7%以下とするのが良い。なお、炭素量は、表面からの深さが深くなるにつれて低下していくが、上記した条件を満足するように浸炭処理することにより、表面から若干内部に入った部分についても十分な量の炭化物が析出し、かつ高硬度が維持できるので、優れた寿命を確保することができる。
また、浸炭し、最終仕上げ加工後において、炭素量が1.0%以上となる深さを0.3mm以上確保できるように浸炭処理することが望ましい。
表面硬さはクリーンな潤滑環境ではもとより、異物混入潤滑下でも重要な特性である。すなわち、転動軌道表面の硬さが高いほど、異物の噛み込みによる表面損傷は軽微になるからである。したがって、必要な残留オーステナイト量を確保できる範囲では、より硬いことが望ましく、その下限をHRC63とするのが良い。
圧縮残留応力は歯車などで表面強度を向上させることが知られており、本発明においても同様の効果が期待できるため、浸炭処理後の表面において100MPa以上とするのが良い。残留オ−ステナイトが多くなると圧縮の残留応力の値が低下するので、注意が必要である。なお、圧縮の残留応力は高くなっても特性が低下することはないので、特に上限は規定していない。但し、実際に得られる残留応力の上限は、500MPa程度である。
粗大な炭化物は残留オーステナイトによる硬さ低下を抑制する効果を損なうばかりでなく、疲労破壊の起点となったり、異物による表面からの亀裂の発生、進展を抑制する効果をも低下させるので、上限を3.0μmとするのが良い。
本発明においては、高炭素に浸炭された表面で、軟質な残留オーステナイトの存在による硬さ低下を抑制する必要がある。炭化物は微細分散することで塑性変形を生じる結晶中の格子欠陥の運動を阻害し、結果として硬さを向上させるため、その平均炭化物粒径を0.5μm以下とした。なお、平均炭化物粒径はより小さい方が好ましいことは勿論である。また、ここで言う炭化物とはセメンタイトの他にMC(VC)、M7C3、M23C6を含むことを付記する(後述の面積率の箇所も同様)。なお、浸炭処理前とは異なり、後工程での加熱による固溶を考慮する必要がないため、下限は規定していない。
平均炭化物粒径については前記したが、その炭化物量が少ないと結晶中の格子欠陥の運動を十分に阻害することができなくなり、残留オーステナイトによる硬さ低下を抑制することが困難となる。従って、硬さ向上効果を十分に得るためには、面積率で9%以上の炭化物を析出させることが必要である。しかしながら、炭化物が増加して面積率が上昇すると、炭化物の凝集、合体を含む粗大化が生じてくるため、高硬度を確保することが難しくなる。従って、面積率は9〜30%の範囲とするのが良い。
本発明では、潤滑油中の異物による表面破壊を遅延させるため、残留オーステナイト量は極めて重要である。これは転動軌道部において、異物を噛み込むことで生じた表面損傷部の応力集中を残留オーステナイトが緩和するためである。その効果を十分に現出させるためには、浸炭層の表面における残留オ−ステナイト量を30%以上とすることが必要である。しかしながら、軟質な残留オーステナイト量が多過ぎると微細炭化物による強化では、硬さの低下を十分に抑制できず、HRC63以上の高い硬さを得ることが難しくなるため、上限は50%とするのが良い。
まず、請求項1で示した成分からなる圧延鋼材を準備し、これを適当な寸法に切断等した後、必要に応じ熱間鍛造等の加工方法によって粗形状に加工する。しかしながら、本発明鋼は請求の範囲でその成分を示しているように、高炭素鋼であり、そのままでは後述する加工が容易にできる加工性を有していないため、ここで球状化焼鈍処理が行われる。そして、本発明においては、この処理が大きなポイントであり、前記した通り必要なC量を添加した上で、Cr、Mo、V等の炭化物形成元素を適量添加された鋼を球状化焼鈍処理することによって、未固溶炭化物が多量に析出した(150万個/mm2以上)組織が得られる。なお、ここで言う球状化焼鈍処理とは、SUJ2等の従来の軸受鋼でも行われている球状化焼鈍処理で良く、本発明鋼の場合は、例えば温度780〜820℃に加熱し、5時間程度温度保持後その温度から700〜730℃までの範囲を約15℃/hrの速度で徐冷し、さらにこの温度で5時間程度保持し、さらに600〜680℃の温度まで約15℃/hrの速度で徐冷する等の条件で行うと、未固溶炭化物が多量に析出した組織を得ることができる。
以下、この製造方法における各項目の最適条件について説明する。
本発明では、浸炭温度における未固溶炭化物を高炭素濃度での浸炭時の析出核として利用するため、浸炭温度が低いほど浸炭前に存在していた炭化物が固溶によって減少する割合が小さく、浸炭層の炭化物も粗大化し難くなるので有利ではある。しかし、一方で処理温度が低いと浸炭の拡散反応が遅くなり、長い処理時間が必要になって生産性が低下するとともに、低温ほど固溶炭素量が減少するので残留オーステナイト量が低下するという問題がある。そして、以上の問題を全て考慮すると、最適な処理温度は、850〜930℃の範囲となる。
浸炭処理中のカーボンポテンシャルは、その値によって浸炭層の炭化物析出状態や残留オ−ステナイトの量に大きく影響するため、適切な範囲に調整する必要がある。下限を1.20%としたのは、これより低いと、鋼中に侵入する炭素量が減少して、残留オ−ステナイト量が減少するとともに、炭化物の析出量が減少するためであり、逆に1.50%を超えると、炭素の侵入量が増加して残留オ−ステナイト量が増加するとともに、炭化物が粗大化しやすくなるため、表面硬さが低下する。また、カーボンポテンシャルが高くなると、浸炭炉内にススが発生しやすくなり、浸炭不良や、設備不良の原因となるという問題がある。
表1に以下の実施例で使用した供試鋼の化学成分を示す。
表1のうち、A〜H鋼は、本発明で規定した各成分の条件を満足する発明鋼であり、I〜O鋼は、一部の成分が、発明の範囲外となっている比較鋼、P、Q鋼は、従来鋼であり、P鋼はJISのSCr420、Q鋼は、JISの高炭素クロム軸受鋼SUJ2である。なお、表1において、Cu、Ni、Nは、請求項には記載していないが、不純物として含有していた値を示したものである。
Claims (1)
- 浸炭層表面の炭素量が1.2%以上となる高濃度浸炭を行って用いられる転がり軸受用鋼であって、
質量%で、C:0.70超〜0.90%、Si:0.70%以下、Mn:0.70%以下、Cr:3.20〜5.00%未満、Al:0.040%以下、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Ti:0.0050%以下、O:0.0015%以下と、Mo:1.00%未満、V:0.50%未満の1種又は2種を含有し、残部がFe及び不純物元素からなり、
硬さがHv250以下である球状化焼鈍組織を有し、
鋼中に存在する未固溶炭化物の平均粒径が0.1〜0.5μmであり、0.1μm以上の大きさの炭化物の析出数が1500000個/mm2以上であることを特徴とする転がり軸受用鋼。
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