JP4412307B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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本発明はノートブック型パーソナルコンピュータを始めとするコンピュータ等の電子機器に搭載される光ディスク装置に関するものである。
従来、光ディスク装置はノートブック型パーソナルコンピュータの薄型化の進展に伴い、薄型化が進められてきた。
図15は従来の薄型の光ディスク装置の光ピックアップモジュールの外観図である。光ディスク装置の光ディスク及び光ピックアップ装置108を駆動する駆動機構を光ピックアップモジュール101という。ベース102は光ピックアップモジュール101の骨組みを成すもので、このベース102に直接的、間接的に各構成部品を固定する。
光ディスクを載置するターンテーブルを備えたスピンドルモータ103はベース102に固定される。スピンドルモータ103は光ディスクを回転させる回転駆動力を生成する。フィードモータ104はベース102に固定される。フィードモータ104は光ピックアップ装置108が光ディスクの内周と外周の間を移動するために必要な回転駆動力を生成する。フィードモータ104としてステッピングモータ、DCモータなどが使用される。スクリューシャフト105はらせん状に溝が掘られており、直接または数段のギアを介してフィードモータ104に接続される。ガイドシャフト106は一端を調整部材109、他端を支持部材110でベース102に固定される。ガイドシャフト107は両端で調整部材109を介してベース102に固定される。ガイドシャフト106、107は光ピックアップ装置108を移動自在に支持する。光ピックアップ装置108はスクリューシャフト105の溝と噛み合うガイド歯を有するラックを備える。ラックがスクリューシャフト105に伝達されたフィードモータ104の回転駆動力を直線駆動力に変換するために光ピックアップ装置108は光ディスクの内周と外周の間を移動することができる。
光ピックアップ装置108は光ディスクにレーザ光を照射し、光ディスクに情報を記録したり、光ディスクの情報を再生したりする。高品質な情報の記録や再生を行うためには光ピックアップ装置108から出射されるレーザ光は光ディスクに対して、直角に照射されなければならない。そのため、ガイドシャフト106は支持部材110を基準に調整部材109で光ディスクに対する傾き調整がなされる。さらにガイドシャフト107は両端の調整部材109で光ディスクに対する傾き調整がなされる。
図16は従来の支持部材の図15のE−E断面図である。図17(a)は従来の支持部材にガイドシャフトを挿入する際の図、図17(b)は従来の支持部材中でガイドシャフトが最大に傾いている図である。支持部材110は本体110cでベース102に固定される。支持部材110は光ディスク側からガイドシャフト106を支持する第1支持部110aと光ディスクと反対側からガイドシャフト106を支持する第2支持部110bとを有する。ガイドシャフト106は光ピックアップ装置108を支持しながら第1支持部110aと第2支持部110bで支持される。第1支持部110aと第2支持部110bとはガイドシャフト106の軸方向にずれて配置されている。ガイドシャフト106は、第1支持部110aと第2支持部110bとがずれていることを利用して斜めに支持部材110に挿入され、他端部から光ピックアップ装置108の軸受部を貫通して、他端部が調整部材109に装着される。次に、調整部材109により光ディスクに対する傾きを調整する。その際、図17(b)に示すように大きく傾けることもあり得る。
(特許文献1)において、第1支持部110aと第2支持部110bの間隔をガイドシャフト106の直径よりも小さくすることが開示されており、そのことにより、ガイドシャフト106を光ディスクに対して位置精度良く固定できる。しかし、光ディスク装置の薄型化が進むにつれ、ガイドシャフト106の直径も細くなる傾向にある。そのため、ガイドシャフト106を調整部材109に装着したり、調整部材109により傾きを調整したりする際に、ガイドシャフト106が撓んでしまうことがあった。そこで、ガイドシャフト106が撓まないように、図16に示すクリアランスFを確保するようになった。ガイドシャフト106は光ピックアップ装置108の自重により主として第2支持部110bに支持される。
特開平11−149724号公報
ところが、クリアランスは光ディスク装置の厚さ方向であり、光ディスク装置の薄型化をさらに進めようとする場合に、このクリアランスもさらに小さくすることが必要になった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ガイドシャフトを撓ませることなく、クリアランスをできるだけ小さくして、薄型の光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクに対してレーザ光を照射する光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を移動自在に支持するガイドシャフトと、前記光ディスク側から前記ガイドシャフトの一端部を支持する第1支持部と、前記第1支持部とは対向して配置され前記第1支持部との間に挿入された前記ガイドシャフトの前記一端部を前記光ディスクと反対側から支持する第2支持部と、前記ガイドシャフトの前記一端部を前記第1支持部及び前記第2支持部を介して保持するベースと、を備え、前記第1支持部または前記第2支持部の少なくとも一方の他方に対向する面は前記ガイドシャフト側に凸形状であり、前記第1支持部と前記第2支持部とは、前記ガイドシャフトの軸方向にずれて配置されていることを特徴とする光ディスク装置とした。
第1支持部または第2支持部の少なくとも一方の他方に対向する面を凸形状とすることにより、第1支持部または第2支持部の頂点をガイドシャフトに近づけることができ、クリアランスを小さくすることができる。また、ガイドシャフトは、最大に傾いた状態でも第1支持部、第2支持部と干渉しないために撓みにくい。また、ガイドシャフトの一端部を第1支持部と第2支持部との間に装着する際に、ガイドシャフトを大きく傾けても第1支持部や第2支持部に干渉しにくい。そのため、ガイドシャフトの一端部を第1支持部と第2支持部との間に楽に挿入することができる。
本発明の光ディスク装置は、第1支持部または第2支持部の凸形状の頂点をガイドシャフトに近づけることができるために、ガイドシャフトを撓ませることなく、クリアランスを小さくすることができる。クリアランスが小さくなる分、厚さを薄くすることができるため、薄型の光ディスク装置を実現することができる。また、クリアランスが小さい分だけ安定してガイドシャフトを保持できる。また、凸形状にしたので、ガイドシャフトを挿入する際に挿入しやすい。
本発明の請求項1の発明は、光ディスクに対してレーザ光を照射する光ピックアップ装置と、光ピックアップ装置を移動自在に支持するガイドシャフトと、光ディスク側からガイドシャフトの一端部を支持する第1支持部と、第1支持部とは対向して配置され第1支持部との間に挿入されたガイドシャフトの一端部を光ディスクと反対側から支持する第2支持部と、ガイドシャフトの一端部を第1支持部及び第2支持部を介して保持するベースと、を備え、第1支持部または第2支持部の少なくとも一方の他方に対向する面はガイドシャフト側に凸形状であり、第1支持部と第2支持部とは、ガイドシャフトの軸方向にずれて配置されている光ディスク装置である。
第1支持部または第2支持部の少なくとも一方の他方に対向する面を凸形状とすることにより、第1支持部または第2支持部の頂点をガイドシャフトに近づけることができ、クリアランスを小さくすることができる。また、ガイドシャフトは、最大に傾いた状態でも第1支持部、第2支持部と干渉しないために撓みにくい。したがって、クリアランスが小さくなる分、厚さを薄くすることができるため、薄型の光ディスク装置を実現することができる。また、クリアランスが小さい分だけ安定してガイドシャフトを保持できる。また、凸形状にしたので、ガイドシャフトを挿入する際に挿入しやすい。さらに、ガイドシャフトの一端部を第1支持部と第2支持部との間に装着する際に、ガイドシャフトを大きく傾けても第1支持部や第2支持部に干渉しにくい。そのため、ガイドシャフトの一端部を第1支持部と第2支持部との間に楽に挿入することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ガイドシャフトを第1支持部と第2支持部との間に挿入する方向に最大角度傾けた場合ガイドシャフトが第1支持部に接する第1の点と、第1支持部と第2支持部との間で前記方向と逆方向に最大角度傾けた場合ガイドシャフトが第1支持部に接する第2の点と、を結ぶ線のガイドシャフト側に、第1支持部の凸形状の頂点は突出している光ディスク装置である。
第1支持部の第1の点と第2の点とを結ぶ線が従来の第1支持部のガイドシャフトを支持する位置である。その線よりも第1支持部の凸形状の頂点をガイドシャフト側に突出させることで第1支持部とガイドシャフトとのクリアランスを小さくできる。また、ガイドシャフトは、最大に傾いた状態でも第1支持部と接触するだけで干渉しないために撓まない。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ガイドシャフトを第1支持部と第2支持部との間に挿入する方向に最大角度傾けた場合ガイドシャフトが第2支持部に接する第1の点と、第1支持部と第2支持部との間で前記方向と逆方向に最大角度傾けた場合ガイドシャフトが第2支持部に接する第2の点と、を結ぶ線のガイドシャフト側に、第2支持部の凸形状の頂点は突出している光ディスク装置である。
第2支持部の第1の点と第2の点とを結ぶ線が従来の第2支持部のガイドシャフトを支持する位置である。その線よりも第2支持部の凸形状の頂点をガイドシャフト側に突出させることで第2支持部とガイドシャフトとのクリアランスを小さくできる。また、ガイドシャフトは、最大に傾いた状態でも第2支持部と接触するだけで干渉しないために撓まない。
請求項の発明は、請求項1の発明において、第1支持部はベースと一体である光ディスク装置である。
第1支持部は光ディスクに対して光ピックアップ装置が近づく限界を決める1つであり、第1支持部がベースと一体で作られることにより、高さ方向の精度を上げることができ、光ピックアップ装置が光ディスクと接するのを防ぐことができる。
請求項の発明は、請求項1の発明において、第2支持部はベースと一体である光ディスク装置である。
光ピックアップ装置の自重がかかるため、第2支持部にガイドシャフトから荷重がかかる。第2支持部がベースと一体であるということはガイドシャフトはベース自体を基準にしてベースに保持されることになり、光ディスクとガイドシャフトとの距離を安定して保ちやすい。すなわち、光ピックアップ装置と光ディスクとの距離を安定して保ちやすい。
請求項の発明は、請求項1の発明において、第1支持部または第2支持部の少なくとも一方に細隙を設けた光ディスク装置である。
ガイドシャフトは、光ディスクに対する傾きが大きかったり、衝撃が加わったりしても、第1支持部または第2支持部のうち細隙を設けた方に逃げることができるので、撓みにくい。
請求項の発明は、請求項1の発明において、第1支持部または第2支持部の少なくとも一方を有してベースに固定される支持部材を備え、ガイドシャフトの一端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材の内側面は、ガイドシャフトの軸方向で凸形状である光ディスク装置である。
ガイドシャフトと支持部材の内側面とのクリアランスであるガタを小さくすることができる。また、その際にも、ガイドシャフトは撓みにくい。
請求項の発明は、請求項1の発明において、第1支持部または第2支持部の少なくとも一方を有してベースに固定される支持部材を備え、ガイドシャフトの一端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材の壁部に細隙を設けた光ディスク装置である。
ガイドシャフトは、光ディスクに対する傾きが大きかったり、衝撃が加わったりしても、細隙を設けた壁部に逃げることができるので、撓みにくい。
(実施の形態1)
本実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態1の薄型の光ディスク装置の光ピックアップモジュールの外観図、図2は本実施の形態1の光ディスク装置の外観図である。光ディスク装置11の光ディスク及び光ピックアップ装置8を駆動する駆動機構を光ピックアップモジュール1という。ベース2は光ピックアップモジュール1の骨組みを成すもので、このベース2に直接的、間接的に各構成部品を固定して光ピックアップモジュール1が構成される。ベース2は強い剛性が求められるため、アルミニウム合金や亜鉛めっき鋼板等の金属材料で作製されることが望ましい。
光ディスクを載置するターンテーブルを備えたスピンドルモータ3はベース2に固定される。スピンドルモータ3は光ディスクを回転させる回転駆動力を生成する。フィードモータ4はベース2に固定される。フィードモータ4は光ピックアップ装置8が光ディスクの内周と外周の間を移動するために必要な回転駆動力を生成する。フィードモータ4としてステッピングモータ、DCモータなどが使用される。スクリューシャフト5はらせん状に溝が掘られており、直接または数段のギアを介してフィードモータ4に接続される。ガイドシャフト6は一端を支持部材10、他端を調整部材9でベース2に固定される。ガイドシャフト7は両端で調整部材9を介してベース2に固定される。ガイドシャフト6、7はSUS304やSUS420J2等のステンレス合金等で構成され、光ピックアップ装置8を移動自在に支持する。光ピックアップ装置8はスクリューシャフト5の溝と噛み合うガイド歯を有するラックを備える。ラックがスクリューシャフト5に伝達されたフィードモータ4の回転駆動力を直線駆動力に変換するために、光ピックアップ装置8は光ディスクの内周と外周の間を移動することができる。
光ピックアップ装置8は光ディスクにレーザ光を照射し、光ディスクに情報を記録したり、光ディスクの情報を再生したりする。高品質な情報の記録や再生を行うためには光ピックアップ装置8から出射されるレーザ光は光ディスクに対して、直角に照射されなければならない。そのため、ガイドシャフト6は支持部材10を基準に調整部材9で光ディスクに対する略半径方向の傾き調整がなされる。さらにガイドシャフト7は両端の調整部材9で光ディスクに対する略円周の接線方向と略半径方向の傾き調整がなされる。傾き調整は、軸方向から見て渦巻状となる円錐形状のコイルバネの先端部分に配置されたガイドシャフト6の端部をコイルバネと反対側からネジで加圧することで行われる。
図2において、上部筐体12aと下部筐体12bを組み合わせてネジ等を用いて互いに固定して筐体12とする。トレイ13は筐体12に出没自在に設けられる。トレイ13はカバー18を取り付けた光ピックアップモジュール1を下面側から配置する。カバー18は開口を有し、光ピックアップ装置8の対物レンズを含む一部とスピンドルモータ3のターンテーブルを露出させる。本実施の形態1の場合、フィードモータ4も露出させる。ベゼル14をトレイ13の前端面に設け、トレイ13が筐体12内に収納された時に、トレイ13の出没口を塞ぐようにする。
ベゼル14にはイジェクトスイッチ15が設けられ、イジェクトスイッチ15を押すことで、筐体12とトレイ13との係合が解除され、トレイ13は筐体12に対し出没が可能な状態となる。レール16はそれぞれトレイ13の両側部及び筐体12の双方に摺動自在に取り付けられる。
筐体12の内部やトレイ13の内部には図示していない回路基板があり、信号処理系のICや電源回路などが搭載されている。外部コネクタ17はコンピュータ等の電子機器に設けられた電源/信号ラインと接続される。そして、外部コネクタ17を介して光ディスク装置11内に電力を供給したり、外部からの電気信号を光ディスク装置11内に導いたり、あるいは光ディスク装置11で生成された電気信号を外部の電子機器等に送出したりする。
図3は本実施の形態1の支持部材の斜視図、図4は本実施の形態1の支持部材の図1のA−A断面図である。支持部材10の本体10cはコの字型に腕状に壁部10dを延ばしている。第1支持部10aが壁部10dの先端部分間を光ディスクから近い側から梁状に渡し、第2支持部10bが壁部10dの中間部分間を光ディスクから遠い側から梁状に渡している。第1支持部材10aと第2支持部材10bとを支持部材10として一体で作製することによって、量産において、1つ1つの製品の第1支持部10aと第2支持部10bとの距離のばらつきを小さく抑えやすく、安定した品質を保ちやすくすることができる。
図4に示すように、ガイドシャフト6は本体10c、壁部10d、第1支持部10a、第2支持部10bに囲まれた空間に挿入される。第1支持部10aの第2支持部10bに対向する面は第2支持部10bに向かう凸形状とした。この凸形状は、図1のA−A断面である、ガイドシャフト6の軸方向に平行かつ光ディスクの面に直角な方向の断面が略円周の一部である形状である。また、第2支持部10bの第1支持部10aに対向する面は第1支持部10aに向かう凸形状とした。この凸形状は、図1のA−A断面が略三角形の2つの辺である形状である。
第1支持部10aは、第2支持部10bに対向する面を凸形状とすることで、凸形状の頂点10gが寸法Cだけ第1支持部10aの端部より第2支持部10bに向かって突出している。第2支持部10bは、第1支持部10aに対向する面を凸形状とすることで、凸形状の頂点10jが寸法Dだけ第2支持部10bの端部より第1支持部10aに向かって突出している。また、第1支持部10aと本体10cとの間及び第2支持部10bと本体10cとの間は開口とした。これは、ガイドシャフト6を挿入し、傾き調整を行う際に不必要に支持部材10と干渉しないようにするためである。
支持部材10は弾性体であるポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、液晶ポリマー、ポリフェニレンサルファイドのような樹脂で作製した。光ピックアップ装置8の自重がかかり、ガイドシャフト6を主として支持する第2支持部10bが弾性を有することにより、外部からの振動、衝撃等をガイドシャフト6に伝えにくい。また、ガイドシャフト6に不意の負荷がかかっても柔軟に受け止めて、ガイドシャフト6が撓むのを防ぐことができる。また、荷重があまりかからない第1支持部10aが弾性を有することにより、ガイドシャフト6の傾きが大きくなっても第1支持部10a側に逃げることができ、ガイドシャフト6が撓みにくい。また、樹脂は安価であり、安価な支持部材10を得ることができる。
支持部材10は本体10cでベース2に固定される。固定はネジ等を用いて行われる。ガイドシャフト6は第1支持部10aによって光ディスク側から支持され、光ディスクと反対側から第2支持部10bによって支持される。すなわち、ガイドシャフト6は光ピックアップ装置8を移動自在に支持しながら第1支持部10aと第2支持部10bで支持される。ガイドシャフト6と第1支持部10a、第2支持部10bとのクリアランスは凸形状でない場合よりも寸法C+寸法Dの分だけ小さくなっている。そのためガイドシャフト6は安定して第1支持部10aと第2支持部10bとの間で保持される。
図5(a)は本実施の形態1の支持部材にガイドシャフトを挿入する際の図、図5(b)は本実施の形態1の支持部材中でガイドシャフトが最大に傾いている図である。ガイドシャフト6を支持部材10に装着する方法について説明する。支持部材10はあらかじめベース2に固定されている。まず、ガイドシャフト6を第1支持部10aと第2支持部10bとがガイドシャフト6の軸方向でずれていることを利用して一端部を図5(a)のように斜めに支持部材10に挿入する。ガイドシャフト6を最大角度傾けた場合、ガイドシャフト6は第1支持部10aの第1の点10eで第1支持部10aと接触し、第2支持部10bの第1の点10hで第2支持部10bと接触するようにした。そして第1の点10eは第1支持部10aの端部となるようにし、第1の点10hは第2支持部10bの端部となるようにした。ここで、第1支持部10aと本体10cとの間が開口となっているために、ガイドシャフト6は、開口から一部突出することができ、支持部材10とは干渉しない。したがって、第1支持部10aと第2支持部10bとがガイドシャフト6の軸方向にずれていることと合わせて、支持部材10と干渉せずに楽にガイドシャフト6を支持部材10に挿入することができる。特に第1支持部10aと第2支持部10bとがガイドシャフト6の軸方向にずれていることは、ガイドシャフト6を挿入する際に傾けることができる最大の角度を大きく確保することができることであり、ガイドシャフト6を挿入しやすくできる。
次にガイドシャフト6の他端部から光ピックアップ装置8の軸受部を貫通して、ガイドシャフト6の他端部を調整部材9に装着する。先に光ピックアップ装置8の軸受部をガイドシャフト6に通してから支持部材10にガイドシャフト6を挿入しても良い。
最後に上述の方法で調整部材9により光ディスクの略半径方向に対する傾きを調整する。図5(b)に示すようにガイドシャフト6の挿入方向とは逆方向に大きく傾けることもあり得る。ガイドシャフト6を挿入方向とは逆方向に最大角度傾けた場合、ガイドシャフト6は第1支持部10aの第2の点10fで第1支持部10aと接触し、第2支持部10bの第2の点10iで第2支持部10bと接触するようにした。そして、第2の点10fは第1支持部10aの端部となるようにした。また、第2支持部10bにおいてガイドシャフト6は第2支持部10bの凸形状の一方の傾斜部全体と接触することになるが、第2の点10iは第2支持部10bの端部に最も近い側とする。その際でも、第2支持部10bと本体10cとの間が開口となっているため、ガイドシャフト6と支持部材10とは干渉しない。
第1支持部10aの第1の点10eと第2の点10fとを結ぶ線は従来構成においてガイドシャフト6を支持していた位置に相当する。第1の点10eと第2の点10fとを結ぶ線のガイドシャフト6側に第1支持部10aの凸形状の頂点10gは突出しており、その突出量が寸法Cである。寸法Cだけ第1支持部10aとガイドシャフト6とのクリアランスを従来よりも小さくすることができる。また、クリアランスが小さくなるということはその分第1支持部10aをガイドシャフト6に寄せることができるということであり、光ディスク装置の厚さを薄くすることができる。
また、第2支持部10bの第1の点10hと第2の点10iとを結ぶ線は従来構成においてガイドシャフト6を支持していた位置に相当する。第1の点10hと第2の点10iとを結ぶ線のガイドシャフト側に第2支持部10bの凸形状の頂点10jは突出しており、その突出量が寸法Dである。寸法Dだけ第2支持部10bとガイドシャフト6とのクリアランスを従来よりも小さくすることができる。また、クリアランスが小さくなるということはその分第2支持部10bをガイドシャフト6に寄せることができるということであり、光ディスク装置の厚さを薄くすることができる。
第1支持部10a及び第2支持部10bとは寸法C及び寸法Dだけ、相手方に対向する面が突出している。しかし、突出しているのは中央部のみであり、周辺部の突出は小さい。ガイドシャフト6が挿入時や調整時に第1支持部10aや第2支持部10bと干渉しやすいのは、第1支持部10aや第2支持部10bの周辺部である。したがって、周辺部の突出を小さくすることでガイドシャフト6と第1支持部10aや第2支持部10bとの干渉を防いでいる。逆に第1支持部10aや第2支持部10bの中央部はガイドシャフト6との干渉が発生しにくい。したがって、中央部の突出を大きくしても干渉は発生しにくいままである。このように中央部の突出が大きく、周辺部の突出が小さい形状は、凸形状である。
凸形状のうち、本実施の形態1の第1支持部10aのような断面が円周の一部である側面形状の場合、ガイドシャフト6は第1支持部10aの滑らかな面と接触することになり、ガイドシャフト6に傷がつきにくくなったり、ガイドシャフト6が撓みにくくなったりする。また、凸形状のうち、本実施の形態1の第2支持部10bのような断面が略三角形の2つの辺である側面形状の場合、傾斜平面の傾斜の角度を、ガイドシャフト6の傾き調整の考えられる最大の角度とすることにより、第2支持部10bを最大限に突出させることができる。したがって、ガイドシャフト6と第1支持部10a、第2支持部10bとのクリアランスを最小限にすることができる。本実施の形態1において、第1支持部10aと第2支持部10bの凸形状は異なる形状としたが、同じ形状としても構わないし、入れ替えても構わない。
また、本実施の形態1において第1の点10e、10h、第2の点10f、10iは第1支持部10a、第2支持部10bの端部となるようにした。しかし、第1の点10e、10h、第2の点10f、10iは端部よりも内側としても良い。その際においても、第1支持部10aの頂点10gは、第1の点10eと第2の点10fを結ぶ線よりもガイドシャフト6側に突出するようにする。または、第2支持部10bの頂点10jは、第1の点10hと第2の点10iを結ぶ線よりもガイドシャフト6側に突出するようにする。また、第2の点10fにおける第1支持部10aの凸形状の傾斜、第2の点10iにおける第2支持部10bの凸形状の傾斜は、挿入方向と逆方向に最大角度傾けたガイドシャフト6の傾斜とほぼ同じである。
なお、本実施の形態1において、第1支持部10aの第2支持部10bに対向する面を凸形状とし、第2支持部10bの第1支持部10bに対向する面を凸形状とした。しかし、それに限るものではない。図6(a)は本実施の形態1の第1支持部に対向する面が平面である第2支持部を有する支持部材の断面図、図6(b)は本実施の形態1の第2支持部に対向する面が平面である第1支持部を有する支持部材の断面図である。支持部材10は、第2支持部10bの第1支持部10aに対向する面が平面であっても構わないし、第1支持部10aの第2支持部10bに対向する面が平面であっても構わない。前者は第1の点10eと第1の点10h及び第2の点10fと第2の点10iでガイドシャフト6と接触することに変わりない。したがって、頂点10gのみ突出することになり、寸法Cだけガイドシャフト6と第1支持部10aとのクリアランスを小さくすることができる。また、後者は第1の点10eと第1の点10h及び第2の点10fと第2の点10iでガイドシャフト6と接触することに変わりない。したがって、頂点10jのみ突出することになり、寸法Dだけ、ガイドシャフト6と第2支持部10bとのクリアランスを小さくすることができる。
また、本実施の形態1において、第1支持部10aと第2支持部10bとは、ガイドシャフト6の軸方向で位置をずらした。しかし、ずらさなくても構わない。図7は本実施の形態1の第1支持部と第2支持部の位置をずらさない支持部材の断面図、図8(a)は図7の支持部材においてガイドシャフトを傾けた場合の断面図、図8(b)は逆方向に傾けた場合の断面図である。ここでは図7に示すように第2支持部10bを第1支持部10aと同じ位置まで移動させた。図8(a)に示すように、破線で示す第2支持部10bの位置が第1支持部10aに対してずれている場合よりもガイドシャフト6の傾きを大きくすることができる。それは図8(b)に示すガイドシャフト6を挿入する方向の最大の傾きとほぼ同じである。但し、ガイドシャフト6を挿入する方向の最大の傾きは小さくなる。したがって、ガイドシャフト6の傾きの調整幅を大きくすることができる。逆に考えると、ガイドシャフト6の傾き調整幅を一定にするならば、寸法Dを大きくすることができ、ガイドシャフト6と第1支持部10a、第2支持部10bとのクリアランスを小さくすることができる。
また、第1支持部10aや第2支持部10bの凸形状は断面で円形状や三角形状でなく違う形状でも良い。以下にその例を示す。図9(a)は本実施の形態1の円形状の凸形状の第2支持部の断面図、図9(b)は三角形状の凸形状の第2支持部の断面図、図9(c)は先端部を削った凸形状の第2支持部の断面図、図9(d)は側方に細隙を設けた第2支持部の断面図、図9(e)は先端部に細隙を設けた第2支持部の断面図、図9(f)は両側方と先端部に細隙を設けた第2支持部の断面図である。ここでは、第2支持部10bを例に説明するが、第1支持部10aも同じである。
図9(a)、図9(b)の形状は本実施の形態1で説明してきた形状である。それに対し、図9(c)の形状は、三角形状の先端を削り落とした形状であり、図9(b)の形状よりも先端部でのガイドシャフト6に加える圧力を小さくすることができるので、図9(b)よりもガイドシャフト6を撓ませにくい。しかし、寸法Dは図9(b)よりも小さくなってしまう。図9(d)の形状は、第2支持部10bの側方に細隙10kを設けたもので、第2支持部10bに対してより弾性を持たせることができる。そのため、外部からの振動、衝撃等をよりガイドシャフト6に伝えにくい。また、ガイドシャフト6に不意の負荷がかかってもより柔軟に受け止めて、ガイドシャフト6が撓むのをより防ぐことができる。図9(e)の形状は、第2支持部10bの先端部に細隙10lを設けたもので、第2支持部10bに対してより弾性を持たせることができる。したがって、図10(d)と同様の効果が得られる。図9(f)の形状は、第2支持部10bの両側方に細隙10kと先端部に細隙10lとを設けたもので、図9(d)と図9(e)を合わせた効果が得られる。
また、第1支持部10a、第2支持部10bと同様の考え方を支持部材10の壁部10dに適用しても良い。図10(a)は本実施の形態1の支持部材の上面から見た断面図、図10(b)はガイドシャフトが光ディスクの面に平行な面内で回転した場合の断面図である。ガイドシャフト6の端部の両側方にある支持部材10の壁部10dの内側面を凸形状にした。ガイドシャフト6は光ディスクに平行な面内で回転しても支持部材10とは干渉しない。そして、ガイドシャフト6と壁部10dの内側面とのクリアランスを小さくできるので、ガイドシャフト6の位置精度を良くし、ガタを小さくすることができる。
また、壁部10dにも細隙を配置することができる。図11は本実施の形態1の壁部に細隙を配置した支持部材のガイドシャフトの軸方向から見た断面図であり、図1のB−B断面図である。支持部材10の両壁部10dには細隙10m、10nを設けた。一方の細隙10nは上方に突き抜け、他方の細隙10mは突き抜けてはいない。壁部10dにこのような細隙10m、10nを設けることで、壁部10dにより弾性を持たせ、ガイドシャフト6に光ディスクと平行な面内で強い力が加わっても壁部10dでそれを受け止めることができる。特にガイドシャフト6はスクリューシャフト5からラック、光ピックアップ装置8を通して紙面右方に例えば落下等のような強い衝撃力がかかることがある。細隙10nのような上方に突き抜けた細隙を設けることで、壁部10dをより動きやすくし、ガイドシャフト6にかかる力を逃がすことができるため、ガイドシャフト6が撓むことを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態1の光ディスク装置は、第1支持部10aまたは第2支持部10bの少なくとも一方の他方に対向する面を凸形状とすることにより、第1支持部10aまたは第2支持部10bの頂点をガイドシャフト6に近づけることができ、クリアランスを小さくすることができる。また、ガイドシャフト6は、最大に傾いた状態でも第1支持部10a、第2支持部10bと干渉しないために撓みにくい。したがって、クリアランスが小さくなる分、厚さを薄くすることができるため、薄型の光ディスク装置を実現することができる。また、クリアランスが小さい分だけ安定してガイドシャフト6を保持できる。また、凸形状にしたので、ガイドシャフト6を挿入する際に挿入しやすい。
(実施の形態2)
本実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態2の光ディスク装置は第1支持部がベースと一体であり、支持部材は第1支持部を有していない。それ以外については、実施の形態1と同じであり、その説明を援用する。図12は本実施の形態2のベースと支持部材とを示す断面図である。ベース21は剛性体であるアルミニウム合金や亜鉛めっき鋼板等の金属で作られており、第1支持部21aはその一部をなす。第1支持部21aはプレス加工や鍛造プレス加工等でベース21から作り出される。支持部材22は弾性体であるポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、液晶ポリマー、ポリフェニレンサルファイドのような樹脂で作られている。第1支持部10aは第1支持部21aに、第1の点10eは第1の点21bに、第2の点10fは第2の点21cに、頂点10gは頂点21dに置き換えられる。また、第2支持部10bは第2支持部22aに、第1の点10hは第1の点22cに、第2の点10iは第2の点22dに、頂点10jは頂点22eに置き換えられる。すなわち、支持部材22は本体22bでベース21に固定される。固定にはネジ等が用いられる。第1支持部21aと第2支持部22aとは対向して設けられている。第1支持部21aの第2支持部22aに対向する面は第2支持部22aに向かって突き出た凸形状である。また、第2支持部22aの第1支持部21aに対向する面は第1支持部21aに向かって突き出た凸形状である。ガイドシャフト6は第1支持部21aによって光ディスク側から端部を支持され、第2支持部22aによって光ディスクと反対側から端部を支持される。第1支持部21aと第2支持部22aとはガイドシャフト6の軸方向の位置がずれている。第1支持部21aの凸形状は実施の形態1の第1支持部10aと同じ、第2支持部22aの凸形状は実施の形態1の第2支持部10bと同じである。したがって、第1支持部21aは凸形状である分寸法Cだけ、第2支持部22aに向かって突出しており、第2支持部22aは凸形状である分寸法Dだけ、第1支持部21aに向かって突出している。したがって、ガイドシャフト6と第1支持部21a、第2支持部22aとのクリアランスは凸形状でない場合に対して寸法C+寸法Dだけ小さくすることができる。その際においても、ガイドシャフト6は、第1支持部21aを有するベース21、第2支持部22aを有する支持部材22と干渉を起こしにくい。そのため、ガイドシャフト6は撓みにくい。
ガイドシャフト6は光ピックアップ装置8の自重がかかるため、第2支持部22aから主として支持される。そのため、第2支持部22aが弾性体で作られることにより、ガイドシャフト6と第2支持部22aとの間に無理な力がかかっても、ガイドシャフト6が撓みにくい。また、外部から振動、衝撃が加わっても第2支持部22aが吸収して、ガイドシャフト6には伝わりにくい。また、樹脂は安価に入手できるので、安価な支持部材22を得ることができる。また、第1支持部21aは光ディスクに対して光ピックアップ装置8が近づく限界を決める1つであり、第1支持部21aが剛性体である金属で作られることにより、光ピックアップ装置8が光ディスクと接するのを防ぐことができる。また、金属は安価であり、第1支持部21aを含むベース21を安価にすることができる。
第1支持部21aの第2支持部22aに対向する面の形状、第2支持部22aの第1支持部21aに対向する面の形状は、一方を平面とし、他方を凸形状としても構わないし、両方を同一の凸形状としても構わない。また、凸形状は、例えば図9に示すような形状としても構わない。また、図7と同様に、第1支持部21aと第2支持部22aとはガイドシャフト6の軸方向の位置をずらさなくても良い。また、ガイドシャフト6の端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材22の内側面は、図10に示すように、ガイドシャフト6の軸方向で凸形状としても構わない。さらに、ガイドシャフト6の端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材22の壁部に細隙を設けても構わない。これらはいずれも実施の形態1と同様の効果がある。
以上のように、本実施の形態2の光ディスク装置は、第1支持部21aまたは第2支持部22aの少なくとも一方の他方に対向する面を凸形状とすることにより、第1支持部21aまたは第2支持部22aの頂点をガイドシャフト6に近づけることができ、クリアランスを小さくすることができる。また、ガイドシャフト6は、最大に傾いた状態でも第1支持部21a、第2支持部22aと干渉しないために撓みにくい。したがって、クリアランスが小さくなる分、厚さを薄くすることができるため、薄型の光ディスク装置を実現することができる。また、クリアランスが小さい分だけ安定してガイドシャフト6を保持できる。また、凸形状にしたので、ガイドシャフト6を挿入する際に挿入しやすい。
(実施の形態3)
本実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態3の光ディスク装置は第2支持部がベースと一体であり、支持部材は第2支持部を有していない。それ以外については、実施の形態1と同じであり、その説明を援用する。図13は本実施の形態3のベースと支持部材とを示す断面図である。ベース31は剛性体であるアルミニウム合金や亜鉛めっき鋼板等の金属で作られており、第2支持部31aはその一部をなす。第2支持部31aはプレス加工や鍛造プレス加工等でベース31から作り出される。支持部材32は弾性体であるポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、液晶ポリマー、ポリフェニレンサルファイドのような樹脂で作られている。支持部材32は本体32bでベース31に固定される。固定にはネジ等が用いられる。第1支持部32aと第2支持部31aとは対向して設けられている。第1支持部10aは第1支持部32aに、第1の点10eは第1の点32cに、第2の点10fは第2の点32dに、頂点10gは頂点32eに置き換えられる。また、第2支持部10bは第2支持部31aに、第1の点10hは第1の点31bに、第2の点10iは第2の点31cに、頂点10jは頂点31dに置き換えられる。すなわち、第1支持部32aの第2支持部31aに対向する面は第2支持部31aに向かって突き出た凸形状である。また、第2支持部31aの第1支持部32aに対向する面は第1支持部32aに向かって突き出た凸形状である。ガイドシャフト6は第1支持部32aによって光ディスク側から端部を支持され、第2支持部31aによって光ディスクと反対側から端部を支持される。第1支持部32aと第2支持部31aとはガイドシャフト6の軸方向の位置がずれている。第1支持部32aの凸形状は実施の形態1の第1支持部10aと同じ、第2支持部31aの凸形状は実施の形態1の第2支持部10bと同じである。したがって、第1支持部32aは凸形状である分寸法Cだけ、第2支持部31aに向かって突出しており、第2支持部31aは凸形状である分寸法Dだけ、第1支持部32aに向かって突出している。したがって、ガイドシャフト6と第1支持部32a、第2支持部31aとのクリアランスは寸法C+寸法Dだけ小さくすることができる。その際においても、ガイドシャフト6は、第2支持部31aを有するベース31、第1支持部32aを有する支持部材32と干渉を起こしにくい。そのため、ガイドシャフト6は撓みにくい。
ガイドシャフト6は光ピックアップ装置8の自重がかかるため、第2支持部31aから主として支持される。そのため、第2支持部31aが剛性体である金属で作られることにより、光ディスクと光ピックアップ装置8との距離の基準となる第2支持部31aの位置が安定することになる。そのため、光ディスクと光ピックアップ装置8との距離を安定させやすい。また、金属は安価に入手できるので、安価なベース31を得ることができる。また、第1支持部32aが弾性体である樹脂で作られることにより、ガイドシャフト6の傾きが大きくなっても、第1支持部32a側に逃げることができ、ガイドシャフト6が撓むのを防ぐことができる。また、樹脂は安価であり、第1支持部32aを含む支持部材32を安価にすることができる。
第1支持部32aの第2支持部31aに対向する面の形状、第2支持部31aの第1支持部32aに対向する面の形状は、一方を平面とし、他方を凸形状としても構わないし、両方を同一の凸形状としても構わない。また、凸形状は、例えば図9に示すような形状としても構わない。また、図7と同様に、第1支持部32aと第2支持部31aとはガイドシャフト6の軸方向の位置をずらさなくても良い。また、ガイドシャフト6の端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材32の内側面は、図10に示すように、ガイドシャフト6の軸方向で凸形状としても構わない。さらに、ガイドシャフト6の端部の側方にある光ディスクに対して略直角な支持部材32の壁部に細隙を設けても構わない。これらはいずれも実施の形態1と同様の効果がある。
また、本実施の形態3は実施の形態2の上下を逆にした構成とも考えられる。実施の形態2では、ガイドシャフト6は光ディスクと反対側から第1支持部21aと第2支持部22aとの間に挿入していたが、本実施の形態3では光ディスク側から挿入させることもできる。図14はガイドシャフトを光ディスク側から挿入できる本実施の形態3のベースと支持部材とを示す断面図である。図14における第1支持部32aと第2支持部31aのガイドシャフト6の軸方向の位置のずらし方は図13におけるずらし方と逆にした。すなわち、図12の構成を上下逆にしたものでもある。このような構成とし、調整部材9の取り付けを上下逆にすることでガイドシャフト6を光ディスク側から第1支持部32aと第2支持部31aとの間に挿入することができる。通常、光ディスク装置11は光ディスク側が上であり、上側からガイドシャフト6及び光ピックアップ装置8を取り付けることができるので、光ディスク装置11を作製するのが楽にできる。
以上のように、本実施の形態3の光ディスク装置は、第1支持部32aまたは第2支持部31aの少なくとも一方の他方に対向する面を凸形状とすることにより、第1支持部32aまたは第2支持部31aの頂点をガイドシャフト6に近づけることができ、クリアランスを小さくすることができる。また、ガイドシャフト6は、最大に傾いた状態でも第1支持部32a、第2支持部31aと干渉しないために撓みにくい。したがって、クリアランスが小さくなる分、厚さを薄くすることができるため、薄型の光ディスク装置を実現することができる。また、クリアランスが小さい分だけ安定してガイドシャフト6を保持できる。また、凸形状にしたので、ガイドシャフト6を挿入する際に挿入しやすい。
以上のように、本発明の光ディスク装置は、ガイドシャフトと第1支持部、第2支持部とのクリアランスを小さくすることができるため、厚さを薄くすることができる。したがって、特に薄型のノートブック型パーソナルコンピュータを始めとするコンピュータ等の薄型の電子機器に好んで搭載される。
本実施の形態1の薄型の光ディスク装置の光ピックアップモジュールの外観図 本実施の形態1の光ディスク装置の外観図 本実施の形態1の支持部材の斜視図 本実施の形態1の支持部材の図1のA−A断面図 (a)本実施の形態1の支持部材にガイドシャフトを挿入する際の図、(b)本実施の形態1の支持部材中でガイドシャフトが最大に傾いている図 (a)本実施の形態1の第1支持部に対向する面が平面である第2支持部を有する支持部材の断面図、(b)本実施の形態1の第2支持部に対向する面が平面である第1支持部を有する支持部材の断面図 本実施の形態1の第1支持部と第2支持部の位置をずらさない支持部材の断面図 (a)図7の支持部材においてガイドシャフトを傾けた場合の断面図、(b)逆方向に傾けた場合の断面図 (a)本実施の形態1の円形状の凸形状の第2支持部の断面図、(b)三角形状の凸形状の第2支持部の断面図、(c)先端部を削った凸形状の第2支持部の断面図、(d)側方に細隙を設けた第2支持部の断面図、(e)先端部に細隙を設けた第2支持部の断面図、(f)両側方と先端部に細隙を設けた第2支持部の断面図 (a)本実施の形態1の支持部材の上面から見た断面図、(b)ガイドシャフトが光ディスクの面に平行な面内で回転した場合の断面図 本実施の形態1の壁部に細隙を配置した支持部材のガイドシャフトの軸方向から見た断面図 本実施の形態2のベースと支持部材とを示す断面図 本実施の形態3のベースと支持部材とを示す断面図 ガイドシャフトを光ディスク側から挿入できる本実施の形態3のベースと支持部材とを示す断面図 従来の薄型の光ディスク装置の光ピックアップモジュールの外観図 従来の支持部材の図14のE−E断面図 (a)従来の支持部材にガイドシャフトを挿入する際の図、(b)従来の支持部材中でガイドシャフトが最大に傾いている図
符号の説明
1 光ピックアップモジュール
2 ベース
3 スピンドルモータ
4 フィードモータ
5 スクリューシャフト
6、7 ガイドシャフト
8 光ピックアップ装置
9 調整部材
10 支持部材
10a 第1支持部
10b 第2支持部
10c 本体
10d 壁部
10e、10h 第1の点
10f、10i 第2の点
10g、10j 頂点
10k、10l、10m、10n 細隙
11 光ディスク装置
12 筐体
12a 上部筐体
12b 下部筐体
13 トレイ
14 ベゼル
15 イジェクトスイッチ
16 レール
17 外部コネクタ
18 カバー
21 ベース
21a 第1支持部
21b 第1の点
21c 第2の点
21d 頂点
22 支持部材
22a 第2支持部
22b 本体
22c 第1の点
22d 第2の点
22e 頂点
31 ベース
31a 第2支持部
31b 第1の点
31c 第2の点
31d 頂点
32 支持部材
32a 第1支持部
32b 本体
32c 第1の点
32d 第2の点
32e 頂点

Claims (8)

  1. 光ディスクに対してレーザ光を照射する光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置を移動自在に支持するガイドシャフトと、
    前記光ディスク側から前記ガイドシャフトの一端部を支持する第1支持部と、
    前記第1支持部とは対向して配置され前記第1支持部との間に挿入された前記ガイドシャフトの前記一端部を前記光ディスクと反対側から支持する第2支持部と、
    前記ガイドシャフトの前記一端部を前記第1支持部及び前記第2支持部を介して保持するベースと、を備え、
    前記第1支持部または前記第2支持部の少なくとも一方の他方に対向する面は前記ガイドシャフト側に凸形状であり、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは、前記ガイドシャフトの軸方向にずれて配置されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記ガイドシャフトを前記第1支持部と前記第2支持部との間に挿入する方向に最大角度傾けた場合前記ガイドシャフトが前記第1支持部に接する第1の点と、前記第1支持部と前記第2支持部との間で前記方向と逆方向に最大角度傾けた場合前記ガイドシャフトが前記第1支持部に接する第2の点と、を結ぶ線のガイドシャフト側に、前記第1支持部の凸形状の頂点は突出していることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記ガイドシャフトを前記第1支持部と前記第2支持部との間に挿入する方向に最大角度傾けた場合前記ガイドシャフトが前記第2支持部に接する第1の点と、前記第1支持部と前記第2支持部との間で前記方向と逆方向に最大角度傾けた場合前記ガイドシャフトが前記第2支持部に接する第2の点と、を結ぶ線のガイドシャフト側に、前記第2支持部の凸形状の頂点は突出していることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記第1支持部は前記ベースと一体であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 前記第2支持部は前記ベースと一体であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 前記第1支持部または前記第2支持部の少なくとも一方に細隙を設けたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 前記第1支持部または前記第2支持部の少なくとも一方を有して前記ベースに固定される支持部材を備え、前記ガイドシャフトの前記一端部の側方にある前記光ディスクに対して略直角な前記支持部材の内側面は、前記ガイドシャフトの軸方向で凸形状であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  8. 前記第1支持部または前記第2支持部の少なくとも一方を有して前記ベースに固定される支持部材を備え、前記ガイドシャフトの前記一端部の側方にある前記光ディスクに対して略直角な前記支持部材の壁部に細隙を設けたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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