JP4412260B2 - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Description

この発明は、ハイブリッド自動車に関し、特に、ハイブリッド自動車に搭載された蓄電装置の充電状態の制御に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、充放電可能な蓄電装置(バッテリやキャパシタなど)とインバータとインバータによって駆動される電動機(モータ)とを動力源とする自動車である。
このようなハイブリッド自動車に対して、蓄電装置に蓄えられている電力を所定の場所まで持っていって利用したいというニーズが存在している。たとえば、環境保全などの理由によりエンジンを駆動しての走行が禁止されている地域を走行する場合や、キャンプ時など周囲に商用電源が存在しない場所においてハイブリッド自動車を電源設備として利用したい場合などである。
特開2004−236472号公報(特許文献1)は、ハイブリッド自動車を電源設備として利用する場合に、電源設備として使用できる時間を延ばすことができるハイブリッド自動車を開示する。このハイブリッド自動車は、カーナビゲーション装置と、充放電可能なバッテリと、バッテリからの直流電力を商用交流電力に変換するDC/ACインバータと、交流電力を車両外部へ出力するアクセサリコンセントと、交流電力の出力要求を予め予測する予測回路と、予測回路による予測とカーナビゲーション装置が解析した情報とに基づいて、カーナビゲーション装置に登録された目的地に到着したときにバッテリの充電状態(State of Charge:SOC)が通常よりも高い状態になるようにバッテリの充放電を制御する回路とを備える。
このハイブリッド自動車によれば、目的地に到着し、エンジンが停止した状態でハイブリッド自動車を電源設備として使用する場合、バッテリのSOCが通常よりも高い状態であるので使用可能な電力量が多くなり、その結果、電源設備として使用できる時間を長くすることができる(特許文献1参照)。
特開2004−236472号公報 特開2003−235108号公報 特開2000−204996号公報 特開2003−47108号公報
しかしながら、上記の特開2004−236472号公報に開示されるハイブリッド自動車では、目的地での目標のSOCは、予め定められた値(たとえば80%)に固定されており、目的地で予想される電力使用状況に応じて目標のSOCを変更することはできない。
したがって、上記のハイブリッド自動車では、目的地での電力使用量がそれ程多くないと予想される場合であっても、一律に目標のSOCまで充電され、不必要に充電が行なわれる。その結果、エンジンの燃料が不必要に消費される可能性がある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、目的地での電力使用状況を考慮して蓄電装置のSOCを制御することができるハイブリッド自動車を提供することである。
この発明によれば、ハイブリッド自動車は、蓄電装置と、蓄電装置からの電力を用いて動力を発生する第1の動力装置と、第1の動力装置と異なる第2の動力装置と、第2の動力装置の出力を用いて発電し、その発電した電力を蓄電装置に供給する発電装置と、蓄電装置の充電状態(SOC)の制御目標を設定するための入力装置と、第1および第2の動力装置を制御する制御手段とを備える。制御手段は、蓄電装置の充電状態が制御目標よりも高い状態から走行を開始した後、充電状態が制御目標に至るまでは、第2の動力装置を停止させて走行する第1の走行モード(EVモード)で走行し、充電状態が制御目標に達した後は、第1および第2の動力装置を用いて走行する第2の走行モード(HVモード)で走行するように、第1および第2の動力装置を制御する。
この発明によるハイブリッド自動車においては、運転者により入力装置から蓄電装置のSOCの制御目標が設定される。すなわち、運転者は、蓄電装置に蓄えられた電力の目的地での予想使用状況に応じてSOCの制御目標を設定することができる。そして、このハイブリッド自動車は、蓄電装置のSOCが制御目標よりも高い状態(たとえば満充電状態)から走行を開始した後、SOCが制御目標に至るまでは第1の走行モードで走行するが、SOCが制御目標に達した後は第2の走行モードで走行するので、SOCが制御目標に達した後、第1の動力装置による消費電力と第2の動力装置の出力を用いて駆動される発電装置による発電電力とのバランスを図ることにより蓄電装置のSOCを制御目標に維持することができる。
したがって、この発明によるハイブリッド自動車によれば、運転者により設定されたSOCの制御目標に応じた電力だけを目的地まで持っていくことができ、不必要に第2の動力装置が駆動されてエネルギーが消費されることを防止できる。
好ましくは、ハイブリッド自動車は、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて交流電力を生成し、その生成した交流電力を車両外部の負荷へ出力する電力出力手段をさらに備える。
このハイブリッド自動車においては、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて電力出力手段により交流電力が生成され、車両外部の負荷に供給される。したがって、このハイブリッド自動車によれば、運転者により設定されたSOCの制御目標に応じた電力を目的地まで持っていき、目的地でハイブリッド自動車を電源設備として利用することができる。
また、この発明によれば、ハイブリッド自動車は、蓄電装置と、蓄電装置からの電力を用いて動力を発生する第1の動力装置と、第1の動力装置と異なる第2の動力装置と、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて交流電力を生成し、その生成した交流電力を車両外部の負荷へ出力する電力出力手段と、負荷による交流電力の使用時間を設定するための入力装置と、入力装置により設定された使用時間を確保するための蓄電装置の充電状態(SOC)の制御目標を設定する設定手段と、蓄電装置の充電状態と設定された制御目標とに基づいて第1および第2の動力装置を制御する制御手段とを備える。
この発明によるハイブリッド自動車においては、電力出力手段が備えられるので、ハイブリッド自動車を電源設備として利用することができる。ここで、このハイブリッド自動車においては、目的地での電源設備としての予想使用時間が運転者により入力装置から設定され、その設定された使用時間を確保するためのSOCの制御目標が設定手段により設定される。
したがって、この発明によるハイブリッド自動車によれば、目的地での電源設備としての予想使用時間を確保するのに十分な電力だけを目的地まで持っていくことができ、不必要に多くの電力を確保するために不必要にエネルギーが消費されるのを防止することができる。
好ましくは、ハイブリッド自動車は、第2の動力装置の出力を用いて発電し、かつ、その発電した電力を蓄電装置に供給する発電装置をさらに備える。制御手段は、蓄電装置の充電状態(SOC)が制御目標よりも高い状態から走行を開始した後、充電状態が制御目標に至るまでは、第2の動力装置を停止させて走行する第1の走行モード(EVモード)で走行し、充電状態が制御目標に達した後は、第1および第2の動力装置を用いて走行する第2の走行モード(HVモード)で走行するように、第1および第2の動力装置を制御する。
このハイブリッド自動車においては、SOCが制御目標に達した後は、第1の動力装置による消費電力と第2の動力装置の出力を用いて駆動される発電装置による発電電力とのバランスを図ることにより蓄電装置のSOCを制御目標に維持することができる。したがって、このハイブリッド自動車によれば、目的地での電源設備としての予想使用時間を確保するのに十分な電力だけを目的地まで持っていくことができ、不必要に第2の動力装置が駆動されてエネルギーが消費されることを防止できる。
好ましくは、制御手段は、第2の走行モード(HVモード)で走行中、蓄電装置の充電状態を制御目標に維持するように第1および第2の動力装置ならびに発電装置を制御する。
このハイブリッド自動車においては、第2の走行モードでの走行時、蓄電装置のSOCが制御目標に維持される。したがって、このハイブリッド自動車によれば、所望の電力を目的地まで確実に持っていくことができる。
好ましくは、ハイブリッド自動車は、車両外部から与えられる電力を受けて蓄電装置を充電するための電力入力手段をさらに備える。
このハイブリッド自動車においては、走行前に電力入力手段を用いて蓄電装置を予め十分に充電しておくことにより、蓄電装置のSOCが制御目標に至るまでは、電気走行モード(EVモード)で走行することができる。したがって、このハイブリッド自動車によれば、第2の動力装置によるエネルギー消費をできる限り抑えつつ、所望の電力を目的地まで持っていくことができる。
好ましくは、第1の動力装置は、回転電機を含み、第2の動力装置は、内燃機関を含む。第1の走行モードは、内燃機関を停止させ回転電機を駆動させて走行する電気走行モード(EVモード)であり、第2の走行モードは、回転電機および内燃機関を用いて走行するハイブリッドモード(HVモード)である。
したがって、このハイブリッド自動車によれば、目的地での予想使用状況に応じた電力だけを目的地まで持っていくことができ、不必要に内燃機関が駆動されて燃料が消費されることを防止できる。
好ましくは、第1の動力装置は、第1の3相コイルをステータコイルとして有する第1の回転電機を含む。発電装置は、第2の3相コイルをステータコイルとして有する第2の回転電機を含む。電力出力手段は、第1および第2の回転電機にそれぞれ対応して設けられる第1および第2のインバータと、第1および第2のインバータを制御するインバータ制御手段と、第1および第2の3相コイルの各々の中性点に接続される端子とを含む。インバータ制御手段は、端子から交流電力の出力を要求されたとき、第1および第2の3相コイルの中性点間に交流電圧が生じるように、第1および第2のインバータを協調制御する。
このハイブリッド自動車においては、第1および第2の回転電機と、それらにそれぞれ対応して設けられる第1および第2のインバータと、インバータ制御手段とを用いることによって交流電力が生成され、その生成された交流電力が端子から車両外部の負荷へ出力される。したがって、このハイブリッド自動車によれば、車両外部の負荷に供給する交流電力を生成するための電力変換装置を別途備える必要がなく、車両の小型化、および軽量化による燃費向上を阻害することはない。
さらに好ましくは、インバータ制御手段は、車両外部から端子に交流電力が与えられたとき、第1および第2の3相コイルの中性点に与えられる交流電力を直流電力に変換して蓄電装置に与えるように、第1および第2のインバータをさらに協調制御する。
このハイブリッド自動車においては、第1および第2の回転電機と第1および第2のインバータとインバータ制御手段とを用いることによって、車両外部から蓄電装置への充電がさらに実現される。したがって、このハイブリッド自動車によれば、充電装置を別途備える必要がなく車両外部から蓄電装置を充電することができ、車両の小型化、および軽量化による燃費向上を阻害することはない。
この発明によれば、蓄電装置に蓄えられた電力の目的地での予想使用状況に応じてSOCの制御目標を運転者が設定することができるので、目的地での予想使用状況に応じた電力だけを目的地まで持っていくことができる。その結果、不必要に第2の動力装置が駆動されてエネルギーが消費されることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるハイブリッド自動車の全体ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド自動車100は、蓄電装置Bと、昇圧コンバータ10と、インバータ20,30と、電源ラインPL1,PL2と、接地ラインSLと、U相ラインUL1,UL2と、V相ラインVL1,VL2と、W相ラインWL1,WL2と、モータジェネレータMG1,MG2と、エンジン4と、動力分配機構3と、車輪2とを備える。
動力分配機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2とに結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば、動力分配機構3としては、サンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。たとえば、モータジェネレータMG1のロータを中空としてその中心にエンジン4のクランク軸を通すことで動力分配機構3にエンジン4とモータジェネレータMG1,MG2とを機械的に接続することができる。
なお、モータジェネレータMG2の回転軸は、図示されない減速ギヤや作動ギヤによって車輪2に結合されている。また、動力分配機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んでもよい。
そして、モータジェネレータMG1は、エンジン4によって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン4の始動を行ない得る電動機として動作するものとしてハイブリッド自動車100に組み込まれ、モータジェネレータMG2は、駆動輪である車輪2を駆動する電動機としてハイブリッド自動車100に組み込まれる。
モータジェネレータMG1,MG2は、3相交流電動機であり、たとえば、3相交流同期電動機である。モータジェネレータMG1は、U相コイルU1、V相コイルV1およびW相コイルW1からなる3相コイルをステータコイルとして含む。モータジェネレータMG2は、U相コイルU2、V相コイルV2およびW相コイルW2からなる3相コイルをステータコイルとして含む。
そして、モータジェネレータMG1は、エンジン4の出力を用いて3相交流電圧を発生し、その発生した3相交流電圧をインバータ20へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、インバータ20から受ける3相交流電圧によって駆動力を発生し、エンジン4の始動を行なう。
モータジェネレータMG2は、インバータ30から受ける3相交流電圧によって車両の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMG2は、車両の回生制動時、3相交流電圧を発生してインバータ30へ出力する。
蓄電装置Bは、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池からなる。蓄電装置Bは、直流電力を昇圧コンバータ10へ出力する。また、蓄電装置Bは、昇圧コンバータ10から出力される直流電圧によって充電される。なお、蓄電装置Bとして、大容量のキャパシタを用いてもよい。
昇圧コンバータ10は、リアクトルLと、npn型トランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルLの一端は電源ラインPL1に接続され、npn型トランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。npn型トランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続され、制御装置60からの信号PWCをベースに受ける。そして、各npn型トランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
なお、上記のnpn型トランジスタおよび以下の本明細書中のnpn型トランジスタとして、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができ、また、npn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(metal oxide semiconductor field-effect transistor)等の電力スイッチング素子を用いることができる。
インバータ20は、U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26を含む。U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム22は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ11,Q12を含み、V相アーム24は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ13,Q14を含み、W相アーム26は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ15,Q16を含む。各npn型トランジスタQ11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL1,VL1,WL1を介してモータジェネレータMG1の各相コイルの中性点N1と異なるコイル端にそれぞれ接続される。
インバータ30は、U相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36を含む。U相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム32は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ21,Q22を含み、V相アーム34は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ23,Q24を含み、W相アーム36は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ25,Q26を含む。各npn型トランジスタQ21〜Q26のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21〜D26がそれぞれ接続される。そして、インバータ30においても、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL2,VL2,WL2を介してモータジェネレータMG2の各相コイルの中性点N2と異なるコイル端にそれぞれ接続される。
ハイブリッド自動車100は、さらに、コンデンサC1,C2と、リレー回路40と、コネクタ50と、目標SOC設定手段52と、制御装置60と、ACラインACL1,ACL2と、電圧センサ71〜74と、電流センサ80,82とを備える。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因する蓄電装置Bおよび昇圧コンバータ10への影響を低減する。電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧VLは、電圧センサ73で測定される。
コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因するインバータ20,30および昇圧コンバータ10への影響を低減する。電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧VHは、電圧センサ72で測定される。
昇圧コンバータ10は、蓄電装置Bから電源ラインPL1を介して供給される直流電圧を昇圧して電源ラインPL2へ出力する。より具体的には、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、npn型トランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積し、その蓄積したエネルギーをnpn型トランジスタQ2がOFFされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ電流を流すことによって放出することにより昇圧動作を行なう。
また、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2を介してインバータ20および30のいずれか一方または両方から受ける直流電圧を蓄電装置Bの電圧レベルに降圧して蓄電装置Bを充電する。
インバータ20は、制御装置60からの信号PWM1に基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ20は、エンジン4からの出力を受けてモータジェネレータMG1が発電した3相交流電圧を制御装置60からの信号PWM1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
インバータ30は、制御装置60からの信号PWM2に基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。これにより、モータジェネレータMG2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ30は、車両の回生制動時、駆動軸からの回転力を受けてモータジェネレータMG2が発電した3相交流電圧を制御装置60からの信号PWM2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車100の運転者によるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴なう制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをOFFすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
リレー回路40は、リレーRY1,RY2を含む。リレーRY1,RY2としては、たとえば、機械的な接点リレーを用いることができるが、半導体リレーを用いてもよい。リレーRY1は、ACラインACL1とコネクタ50との間に設けられ、制御装置60からの信号CNTLに応じてON/OFFされる。リレーRY2は、ACラインACL2とコネクタ50との間に設けられ、制御装置60からの信号CNTLに応じてON/OFFされる。
このリレー回路40は、制御装置60からの信号CNTLに応じて、ACラインACL1,ACL2とコネクタ50との接続/切離しを行なう。すなわち、リレー回路40は、制御装置60からH(論理ハイ)レベルの信号CNTLを受けると、ACラインACL1,ACL2をコネクタ50と電気的に接続し、制御装置60からL(論理ロー)レベルの信号CNTLを受けると、ACラインACL1,ACL2をコネクタ50から電気的に切離す。
コネクタ50は、車両外部の商用電源または車両外部の負荷(いずれも図示せず、以下同じ。)をこのハイブリッド自動車100に接続するための端子である。すなわち、後述するように、このハイブリッド自動車100は、車両外部の商用電源からコネクタ50を介して蓄電装置Bを充電することができ、また、交流電力を生成してコネクタ50を介して車両外部の負荷へ出力することができる。
目標SOC設定手段52は、蓄電装置BのSOCの制御目標を運転者が設定するための入力装置である。この目標SOC設定手段52としては、たとえば、つまみ式やタッチパネル式、ダイヤル式など種々の入力手段を用いることができる。そして、目標SOC設定手段52は、SOCの制御目標としての目標SOCが運転者により設定されると、その設定された目標SOCを制御装置60へ出力する。なお、蓄電装置BのSOCは、0%〜100%の値をとり得る。
電圧センサ71は、蓄電装置Bの電圧VBを検出し、その検出した電圧VBを制御装置60へ出力する。電圧センサ73は、コンデンサC1の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ10の入力電圧VLを検出し、その検出した電圧VLを制御装置60へ出力する。電圧センサ72は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ10の出力電圧VH(インバータ20,30の入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した電圧VHを制御装置60へ出力する。電圧センサ74は、ACラインACL1,ACL2の線間電圧VACを検出し、その検出した電圧VACを制御装置60へ出力する。
電流センサ80は、モータジェネレータMG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置60へ出力する。電流センサ82は、モータジェネレータMG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置60へ出力する。
制御装置60は、図示されないHV−ECU(Electronic Control Unit)から出力されるモータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2、電圧センサ73からの電圧VL、ならびに電圧センサ72からの電圧VHに基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。
また、制御装置60は、電圧VHならびにモータジェネレータMG1のモータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、モータジェネレータMG1を駆動するための信号PWM1を生成し、その生成した信号PWM1をインバータ20へ出力する。さらに、制御装置60は、電圧VHならびにモータジェネレータMG2のモータ電流MCRT2およびトルク指令値TR2に基づいて、モータジェネレータMG2を駆動するための信号PWM2を生成し、その生成した信号PWM2をインバータ30へ出力する。
ここで、図示されないイグニッションキー(またはイグニッションスイッチ、以下同じ。)からの信号IGがOFF位置を示しているときに車両外部の商用電源からコネクタ50に交流電力が与えられると、制御装置60は、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2に与えられる車両外部の商用電源からの交流電力を直流電力に変換して蓄電装置Bの充電が行なわれるように、インバータ20,30を制御するための信号PWM1,PWM2を生成する。
また、制御装置60は、イグニッションキーがOFF位置のときにHV−ECUからHレベルの信号ACを受けると、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に交流電圧Vacoを生成するように、インバータ20,30を制御するための信号PWM1,PWM2を生成する。ここで、信号ACは、たとえば、図示されないAC出力スイッチの操作に応じて論理レベルが変化する信号であり、Hレベルの信号ACは、コネクタ50からの交流電圧Vacoの出力を要求する信号である。
さらに、制御装置60は、イグニッションキーからの信号IGがON位置を示しているとき、後述する方法により、蓄電装置BのSOCと目標SOC設定手段52により設定された目標SOCとに基づいて、このハイブリッド自動車100の走行モードを制御する。
ここで、車両の走行モードには、エンジン4を停止させモータジェネレータMG2のみを動力源として走行するEVモードと、エンジン4の動作を前提とし、エンジン4とモータジェネレータMG2とを動力源として走行するHVモードとがある。EVモード時は、エンジン4およびモータジェネレータMG1を用いた発電は行なわれないので、蓄電装置BのSOCは低下する。一方、HVモード時は、エンジン4の出力を用いてモータジェネレータMG1により発電が行なわれるので、蓄電装置BのSOCを上昇させたり維持させることができる。
そして、制御装置60は、蓄電装置Bが満充電の状態から走行が開始されると、EVモードで走行を開始する。蓄電装置BのSOCが目標SOC設定手段52により設定された目標SOCに達すると、制御装置60は、走行モードをEVモードからHVモードに切換え、蓄電装置BのSOCを目標SOCに制御する。たとえば、制御装置60は、モータジェネレータMG1による発電量とモータジェネレータMG2による電力消費量とが略同等となるようにエンジン4およびモータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2とを駆動させることにより、蓄電装置Bの充放電量を略0に制御して蓄電装置BのSOCを目標SOCに維持する。
次に、制御装置60による昇圧コンバータ10およびインバータ20,30の制御、車両外部の商用電源からの充電制御、ならびに車両外部の負荷への交流電圧出力制御について説明する。以下の図2〜図9では、これらの制御に関する部分の説明が行なわれ、制御装置60による走行モードの制御に関しては、図10以降で説明する。
図2は、図1に示した制御装置60の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置60は、コンバータ制御部61と、第1のインバータ制御部62と、第2のインバータ制御部63と、AC入力制御部64と、AC出力制御部65とを含む。コンバータ制御部61は、電圧VL,VH、トルク指令値TR1,TR2、およびモータ回転数MRN1,MRN2に基づいて昇圧コンバータ10のnpn型トランジスタQ1,Q2をON/OFFするための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。
第1のインバータ制御部62は、モータジェネレータMG1のトルク指令値TR1およびモータ電流MCRT1ならびに電圧VHに基づいてインバータ20のnpn型トランジスタQ11〜Q16をON/OFFするための信号PWM1を生成し、その生成した信号PWM1をインバータ20へ出力する。
第2のインバータ制御部63は、モータジェネレータMG2のトルク指令値TR2およびモータ電流MCRT2ならびに電圧VHに基づいてインバータ30のnpn型トランジスタQ21〜Q26をON/OFFするための信号PWM2を生成し、その生成した信号PWM2をインバータ30へ出力する。
AC入力制御部64は、信号IG、蓄電装置BのSOCおよび電圧VACに基づいて、後述する方法により、外部電源を用いて蓄電装置Bの充電を行なうか否かを判定する。そして、AC入力制御部64は、充電の実行を決定すると、Hレベルの信号CNTLをリレー回路40へ出力するとともに、コンバータ制御部61ならびに第1および第2のインバータ制御部62,63に蓄電装置Bの充電制御を実行させるために、制御信号CTLI1を生成してコンバータ制御部61ならびに第1および第2のインバータ制御部62,63へ出力する。
一方、AC入力制御部64は、蓄電装置Bの充電を行なわないときは、Lレベルの信号CNTLをリレー回路40へ出力するとともに、制御信号CTLI0を生成してコンバータ制御部61ならびに第1および第2のインバータ制御部62,63へ出力する。
AC出力制御部65は、信号IG,ACおよび蓄電装置BのSOCに基づいて、後述する方法により、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に交流電圧Vacoの生成を行うか否かを判定する。そして、AC出力制御部65は、交流電圧Vacoの生成を決定すると、Hレベルの信号CNTLをリレー回路40へ出力するとともに、制御信号CTLO1を生成して第1および第2のインバータ制御部62,63へ出力する。
一方、AC出力制御部65は、交流電圧Vacoを生成しないときは、Lレベルの信号CNTLをリレー回路40へ出力するとともに、制御信号CTLO0を生成して第1および第2のインバータ制御部62,63へ出力する。
図3は、図2に示したコンバータ制御部61の機能ブロック図である。図3を参照して、コンバータ制御部61は、インバータ入力電圧指令演算部112と、フィードバック電圧指令演算部114と、デューティー比演算部116と、PWM信号変換部118とを含む。
インバータ入力電圧指令演算部112は、トルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2に基づいてインバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち電圧指令VH_comを演算し、その演算した電圧指令VH_comをフィードバック電圧指令演算部114へ出力する。
フィードバック電圧指令演算部114は、電圧センサ72によって検出される昇圧コンバータ10の出力電圧VHと、インバータ入力電圧指令演算部112からの電圧指令VH_comとに基づいて、出力電圧VHを電圧指令VH_comに制御するためのフィードバック電圧指令VH_com_fbを演算し、その演算したフィードバック電圧指令VH_com_fbをデューティー比演算部116へ出力する。
デューティー比演算部116は、電圧センサ73からの電圧VLと、フィードバック電圧指令演算部114からのフィードバック電圧指令VH_com_fbとに基づいて、昇圧コンバータ10の出力電圧VHを電圧指令VH_comに制御するためのデューティー比を演算し、その演算したデューティー比をPWM信号変換部118へ出力する。
PWM信号変換部118は、デューティー比演算部116から受けたデューティー比に基づいて昇圧コンバータ10のnpn型トランジスタQ1,Q2をON/OFFするためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を信号PWCとして昇圧コンバータ10のnpn型トランジスタQ1,Q2へ出力する。
なお、昇圧コンバータ10の下アームのnpn型トランジスタQ2のONデューティーを大きくすることによりリアクトルLにおける電力蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上アームのnpn型トランジスタQ1のONデューティーを大きくすることにより電源ラインPL2の電圧が下がる。そこで、npn型トランジスタQ1,Q2のデューティー比を制御することで、電源ラインPL2の電圧を蓄電装置Bの出力電圧以上の任意の電圧に制御することができる。
さらに、PWM信号変換部118は、AC入力制御部64から制御信号CTLI1を受けると、デューティー比演算部116の出力に拘わらず、npn型トランジスタQ1を導通状態とし、npn型トランジスタQ2を非導通状態とする。これにより、電源ラインPL2から電源ラインPL1に向けて充電電流を流すことが可能となる。
図4は、図2に示した第1および第2のインバータ制御部62,63の機能ブロック図である。図4を参照して、第1および第2のインバータ制御部62,63の各々は、モータ制御用相電圧演算部120と、PWM信号変換部122とを含む。
モータ制御用相電圧演算部120は、インバータ20,30の入力電圧VHを電圧センサ72から受け、モータジェネレータMG1(またはMG2)の各相に流れるモータ電流MCRT1(またはMCRT2)を電流センサ80(または82)から受け、トルク指令値TR1(またはTR2)をHV−ECUから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部120は、これらの入力値に基づいて、モータジェネレータMG1(またはMG2)の各相コイルに印加する電圧を演算し、その演算した各相コイル電圧をPWM信号変換部122へ出力する。
PWM信号変換部122は、AC入力制御部64から制御信号CTLI0およびAC出力制御部65から制御信号CTLO0を受けると、モータ制御用相電圧演算部120から受ける各相コイル電圧指令に基づいて、実際にインバータ20(または30)の各npn型トランジスタQ11〜Q16(またはQ21〜Q26)をON/OFFする信号PWM1_0(信号PWM1の一種)(またはPWM2_0(信号PWM2の一種))を生成し、その生成した信号PWM1_0(またはPWM2_0)をインバータ20(または30)の各npn型トランジスタQ11〜Q16(またはQ21〜Q26)へ出力する。
このようにして、各npn型トランジスタQ11〜Q16(またはQ21〜Q26)がスイッチング制御され、モータジェネレータMG1(またはMG2)が指令されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG1(またはMG2)の各相に流す電流が制御さ
れる。その結果、トルク指令値TR1(またはTR2)に応じたモータトルクが出力される。
また、PWM信号変換部122は、AC入力制御部64から制御信号CTLI1またはAC出力制御部65から制御信号CTLO1を受けると、モータ制御用相電圧演算部120の出力に拘わらず、インバータ20(または30)のU相アーム22(または32)、V相アーム24(または34)およびW相アーム26(または36)に同位相の交流電流を流すようにnpn型トランジスタQ11〜Q16(またはQ21〜Q26)をON/OFFする信号PWM1_1(信号PWM1の一種)(またはPWM2_1(信号PWM2の一種))を生成し、その生成した信号PWM1_1(またはPWM2_1)をインバータ20(または30)のnpn型トランジスタQ11〜Q16(またはQ21〜Q26)へ出力する。
なお、U,V,Wの各相コイルに同位相の交流電流が流れる場合には、モータジェネレータMG1,MG2には回転トルクは発生しない。
次に、ハイブリッド自動車100において車両外部の商用電源からコネクタ50に交流電圧を受けて直流の充電電圧を発生する方法について説明する。
図5は、図1のブロック図を充電に関する部分に簡略化して示した図である。図5では、図1のインバータ20および30のうちのU相アームが代表として示されている。またモータジェネレータの3相コイルのうちU相コイルが代表として示されている。U相について代表的に説明すれば各相コイルには同相の電流が流されるので、他の2相の回路もU相と同じ動きをする。図5からわかるように、U相コイルU1とU相アーム22の組、およびU相コイルU2とU相アーム32の組の各々は、昇圧コンバータ10と同様な構成となっている。したがって、たとえば100Vの交流電圧を直流電圧に変換するだけでなく、さらに昇圧してたとえば200V程度の充電電圧に変換することも可能である。
図6は、充電時のトランジスタの制御状態を示す図である。図5,図6を参照して、まず、電圧センサ74からの電圧VAC>0すなわちACラインACL1の電圧V1がACラインACL2の電圧V2よりも高い場合には、昇圧コンバータ10のnpn型トランジスタQ1はON状態とされ、npn型トランジスタQ2はOFF状態とされる。これにより、昇圧コンバータ10は、電源ラインPL2から電源ラインPL1に向けて充電電流を流すことができるようになる。
そして、インバータ20では、npn型トランジスタQ12が電圧VACに応じた周期およびデューティー比でスイッチングされ、npn型トランジスタQ11はOFF状態またはダイオードD11の導通に同期して導通されるスイッチング状態に制御される。このとき、インバータ30では、npn型トランジスタQ21はOFF状態とされ、npn型トランジスタQ22はON状態に制御される。
電圧VAC>0ならば、npn型トランジスタQ12のON状態において電流がコイルU1→npn型トランジスタQ12→ダイオードD22→コイルU2の経路で流れる。このとき、コイルU1,U2に蓄積されたエネルギーはnpn型トランジスタQ12がOFF状態となると放出され、ダイオードD11を経由して電流が電源ラインPL2に流される。ダイオードD11による損失を低減させるためにダイオードD11の導通期間に同期させてnpn型トランジスタQ11を導通させてもよい。電圧VACおよび電圧VHの値に基づいて昇圧比が求められ、npn型トランジスタQ12のスイッチングの周期およびデューティー比が定められる。
次に、電圧VAC<0すなわちACラインACL1の電圧V1がACラインACL2の電圧V2よりも低い場合には、昇圧コンバータ10のnpn型トランジスタQ1はON状態とされ、npn型トランジスタQ2はOFF状態とされる。これにより、昇圧コンバータ10は、電源ラインPL2から電源ラインPL1に向けて充電電流を流すことができるようになる。
そしてインバータ30では、npn型トランジスタQ22が電圧VACに応じた周期およびデューティー比でスイッチングされ、npn型トランジスタQ21はOFF状態またはダイオードD21の導通に同期して導通されるスイッチング状態に制御される。このとき、インバータ20では、npn型トランジスタQ11はOFF状態とされ、npn型トランジスタQ12はON状態に制御される。
電圧VAC<0ならば、npn型トランジスタQ22のON状態において電流がコイルU2→npn型トランジスタQ22→ダイオードD12→コイルU1の経路で流れる。このとき、コイルU1,U2に蓄積されたエネルギーはnpn型トランジスタQ22がOFF状態となると放出され、ダイオードD21を経由して電流が電源ラインPL2に流される。ダイオードD21による損失を低減させるためにダイオードD21の導通期間に同期させてnpn型トランジスタQ21を導通させてもよい。このときも電圧VACおよび電圧VHの値に基づいて昇圧比が求められ、npn型トランジスタQ22のスイッチングの周期およびデューティー比が定められる。
図7は、図1に示した制御装置60による充電開始の判断に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図7を参照して、制御装置60は、イグニッションキーからの信号IGに基づいて、イグニッションキーがOFF位置に回動されたか否かを判定する(ステップS10)。制御装置60は、イグニッションキーがOFF位置に回動されていないと判定すると(ステップS10においてNO)、充電ケーブルを車両に接続して充電を行なわせるのは不適切であるのでステップS60へ処理を進め、制御はメインルーチンに移される。
ステップS10においてイグニッションキーがOFF位置に回動されたと判定されると(ステップS10においてYES)、充電を行なうのに適切であると判断され、ステップS20に処理が進む。ステップS20では、リレーRY1およびRY2が非導通状態から導通状態に制御され、電圧センサ74によって電圧VACが測定される。そして、交流電圧が観測されない場合には、充電ケーブルがコネクタ50のソケットに接続されていないと考えられるため、充電処理を行なわずにステップS60に処理が進み、制御はメインルーチンに移される。
一方、ステップS20において電圧VACとして交流電圧が観測されると、処理はステップS30に進む。ステップS30では、蓄電装置BのSOCが満充電状態を表すしきい値Sth(F)より小さいか否かが判断される。
蓄電装置BのSOC<Sth(F)が成立すれば充電可能状態であるため処理はステップS40に進む。ステップS40では、制御装置60は、2つのインバータを協調制御して蓄電装置Bに充電を行なう。
ステップS30において蓄電装置BのSOC<Sth(F)が成立しないときは、蓄電装置Bは満充電状態であるので充電を行なう必要がなく、ステップS50に処理が進む。ステップS50では、充電停止処理が行なわれる。具体的には、インバータ20,30は停止され、リレーRY1,RY2は開放されて交流電力のハイブリッド自動車100への入力は遮断される。そして、処理はステップS60に進み、制御はメインルーチンに戻される。
次に、ハイブリッド自動車100において車両外部の負荷へ出力可能な交流電力を発生する方法について説明する。
図8は、図1に示したコネクタ50から交流電力を出力する際にモータジェネレータMG1,MG2の3相コイル12,14に流す交流電流のタイミングチャートである。図8を参照して、制御装置60は、所定の周波数(たとえば商用交流周波数)からなる同位相の交流電流を3相コイル12の各相コイルに流すようにインバータ20のU相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26をスイッチング制御し、3相コイル12の各相コイルに流す交流電流の位相を反転した交流電流を3相コイル14の各相コイルに流すようにインバータ30のU相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36をスイッチング制御する。
すなわち、交流電流Iu1,Iv1,Iw1;Iu2,Iv2,Iw2の1周期Tの前半においては、インバータ20において、npn型トランジスタQ11,Q13,Q15がスイッチング制御され、npn型トランジスタQ12,Q14,Q16はオフされる。また、インバータ30においては、npn型トランジスタQ21,Q23,Q25はオフされ、npn型トランジスタQ22,Q24,Q26がスイッチング制御される。
また、1周期Tの後半においては、インバータ20において、npn型トランジスタQ11,Q13,Q15はオフされ、npn型トランジスタQ12,Q14,Q16がスイッチング制御される。また、インバータ30においては、npn型トランジスタQ21,Q23,Q25がスイッチング制御され、npn型トランジスタQ22,Q24,Q26はオフされる。
これにより、3相コイル12の中性点N1に所定の周波数を有する交流電圧が発生し、3相コイル12の中性点N1に発生する交流電圧の位相を反転した交流電圧が3相コイル14の中性点N2に発生する。そして、コネクタ50に負荷が接続され、かつ、リレー回路40がオンされると、1周期Tの前半の半周期において、npn型トランジスタQ11,Q13,Q15からU,V,W各相ラインVL1,VL1,WL1、3相コイル12の各相コイル、中性点N1、ACラインACL1、負荷、ACラインACL2、中性点N2、3相コイル14の各相コイル、およびU,V,W各相ラインVL2,VL2,WL2を介してnpn型トランジスタQ22,Q24,Q26へ電流が流れる。また、1周期Tの後半の半周期においては、npn型トランジスタQ21,Q23,Q25からU,V,W各相ラインVL2,VL2,WL2、3相コイル14の各相コイル、中性点N2、ACラインACL2、負荷、ACラインACL1、中性点N1、3相コイル12の各相コイル、およびU,V,W各相ラインVL1,VL1,WL1を介してnpn型トランジスタQ12,Q14,Q16へ電流が流れる。
このように、1周期Tの半周期毎に向きが切り替えられる電流すなわち交流電流Iacoが3相コイル12の中性点N1と3相コイル14の中性点N2との間で流れる。そして、中性点N1に発生する交流電圧と、中性点N2に発生し、かつ、中性点N1に発生する交流電圧の位相が反転された交流電圧との電圧差が交流電圧Vacoとなるように、スイッチング制御が行なわれるnpn型トランジスタのデューティーを制御することによって、中性点N1,N2間に交流電圧Vacoを発生させることができる。
図9は、図1に示した制御装置60による交流電力出力開始の判断に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このフローチャートの処理も、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図9を参照して、制御装置60は、イグニッションキーからの信号IGに基づいて、イグニッションキーがOFF位置に回動されたか否かを判定する(ステップS110)。制御装置60は、イグニッションキーがOFF位置に回動されていないと判定すると(ステップS110においてNO)、交流電力を生成して車両外部へ出力するのは不適切であると判断してステップS160へ処理を進め、制御はメインルーチンに移される。
ステップS110においてイグニッションキーがOFF位置に回動されたと判定されると(ステップS110においてYES)、制御装置60は、信号ACに基づいて、交流電力の出力を要求するAC出力スイッチがONされたか否かを判定する(ステップS120)。制御装置60は、信号ACがLレベルであり、AC出力スイッチはONされていないと判定すると(ステップS120においてNO)、ステップS160へ処理を進め、制御はメインルーチンに移される。
ステップS120においてAC出力スイッチがONされたと判定されると(ステップS120においてYES)、制御装置60は、蓄電装置BのSOCの低下を示すしきい値Sth(E)よりも蓄電装置BのSOCが大きいか否かを判定する(ステップS130)。制御装置60は、蓄電装置BのSOCがしきい値Sth(E)よりも大きいと判定すると(ステップS130においてYES)、2つのインバータ20,30を協調制御してモータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に交流電圧Vacoを生成させる(ステップS140)。
一方、ステップS130において蓄電装置BのSOCがしきい値Sth(E)以下であると判定されると(ステップS130においてNO)、制御装置60は、蓄電装置BのSOCが低下しているので交流電圧Vacoの生成を行なうべきではないと判断し、交流電圧Vacoの生成停止処理を実行する(ステップS150)。具体的には、インバータ20,30は停止され、リレーRY1,RY2は開放されてコネクタ50からの交流電力の出力が遮断される。そして、制御装置60は、ステップS140またはS150の処理の後、ステップS160へ処理を進め、制御はメインルーチンに移される。
次に、制御装置60による走行モードの移行制御について説明する。
図10は、図1に示した制御装置60による走行モードの制御に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理も、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼出されて実行される。
図10を参照して、制御装置60は、イグニッションキーからの信号IGに基づいて、イグニッションキーがON位置に回動されたか否かを判定する(ステップS210)。制御装置60は、イグニッションキーがON位置に回動されていないと判定すると(ステップS210においてNO)、一連の処理を終了し、メインルーチンに制御が戻される(ステップS300)。
ステップS210においてイグニッションキーがON位置に回動されたと判定されると(ステップS210においてYES)、制御装置60は、目標SOC設定手段52により蓄電装置Bの目標SOCが設定されているか否かを判定する(ステップS220)。制御装置60は、目標SOC設定手段52により目標SOCが設定されていると判定すると(ステップS220においてYES)、その設定された目標SOCを蓄電装置BのSOC制御目標に設定する(ステップS230)。一方、制御装置60は、目標SOC設定手段52により目標SOCが設定されていないと判定すると(ステップS220においてNO)、予め定められたデフォルトの目標SOCを蓄電装置BのSOC制御目標に設定する(ステップS240)。
そして、制御装置60は、走行モードがHVモードのときにONされるHVモードフラグがONされているか否かを判定する(ステップS250)。このHVモードフラグは、イグニッションキーがONまたはOFFされるタイミングでOFF状態にリセットされる。したがって、イグニッションキーがONされた後の走行開始時は、HVモードフラグはOFF状態である。
制御装置60は、HVモードフラグがOFF状態のとき(ステップS250においてNO)、蓄電装置BのSOCがステップS230またはS240で設定されたSOC制御目標以上であるか否かを判定する(ステップS260)。制御装置60は、蓄電装置BのSOCが制御目標以上であると判定すると(ステップS260においてYES)、走行モードをEVモードとする(ステップS270)。一方、制御装置60は、蓄電装置BのSOCが制御目標よりも低いと判定すると(ステップS260においてNO)、HVモードフラグをONし(ステップS280)、走行モードをHVモードとする(ステップS290)。そして、制御装置60は、一連の処理を終了し、メインルーチンに制御が戻される(ステップS300)。
一方、ステップS250においてHVモードフラグがON状態であると判定されると(ステップS250においてYES)、制御装置60は、ステップS290へ処理を進める。
図11は、図1に示したハイブリッド自動車100が走行中の蓄電装置BのSOCの変化を示す図である。図11を参照して、縦軸は蓄電装置BのSOCを表わし、横軸は経過時間を表わす。SRは、目標SOC設定手段52により設定された目標SOCであり、S0は、目標SOC設定手段52により目標SOCが設定されていない場合のデフォルトの目標SOCである。
時刻t0以前に、蓄電装置Bは、車両外部の商用電源によって満充電状態に充電されており、時刻t0において、蓄電装置Bが満充電の状態からハイブリッド自動車100の走行が開始されたとする。
走行開始時の時刻t0からSOCが値SRを下回る時刻t1までは、HVモードフラグはOFF状態であり、ハイブリッド自動車100は、EVモードで走行する。すなわち、ハイブリッド自動車100は、エンジン4を停止させモータジェネレータMG2のみを動力源として走行する。したがって、蓄電装置BのSOCは、満充電状態から低下していく。
時刻t1において、SOCが値SRを下回ると、HVモードフラグがONされ、ハイブリッド自動車100の走行モードは、EVモードからHVモードに移行する。すなわち、ハイブリッド自動車100は、エンジン4を駆動させエンジン4およびモータジェネレータMG2を動力源として走行する。そして、エンジン4の出力を用いてモータジェネレータMG1により発電が行なわれ、モータジェネレータMG1による発電量とモータジェネレータMG2による電力消費量とのバランスが図られることにより、蓄電装置BのSOCは、目標SOC設定手段52により設定された値SRに制御される。
なお、上記においては、制御装置60は、HVモード時、目標SOC設定手段52により設定された目標SOCに蓄電装置BのSOCを維持するものとしたが、設定された目標SOCを下回らないように蓄電装置BのSOCを制御するようにしてもよい。そして、HVモードで走行中にモータジェネレータMG1による発電により蓄電装置BのSOCが上昇したときは、走行モードをEVモードに切換えるようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、蓄電装置Bに蓄えられた電力の目的地での予想使用状況に応じてSOCの制御目標を運転者が設定することができるので、目的地での予想使用状況に応じた電力だけを目的地まで持っていくことができる。その結果、蓄電装置BのSOCを不必要に高めるためにエンジン4が駆動されて燃料が不必要に消費されることを防止できる。
また、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に交流電圧Vacoを生成してコネクタ50から車両外部の負荷へ出力することができるので、所望の電力を目的地まで持っていって、目的地でハイブリッド自動車100を電源設備として利用することができる。
さらに、車両外部の商用電源からコネクタ50を介してモータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2に交流電力を与えることにより蓄電装置Bを充電することができるので、EVモードを主とした走行モードで走行することができ、エンジン4の燃料消費を低減することができる。
また、さらに、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に交流電圧Vacoを生成し、また、中性点N1,N2に交流電力を与えることにより蓄電装置Bを充電することができるので、車両外部の負荷に供給する交流電力を生成するための電力変換装置および車両外部の商用電源から蓄電装置Bを充電するための充電装置を別途備える必要はない。
[実施の形態2]
図12は、この発明の実施の形態2によるハイブリッド自動車の全体ブロック図である。図12を参照して、ハイブリッド自動車100Aは、図1に示した実施の形態1によるハイブリッド自動車100の構成において、目標SOC設定手段52および制御装置60に代えてそれぞれAC使用時間設定手段52Aおよび制御装置60Aを備える。ハイブリッド自動車100Aのその他の構成は、ハイブリッド自動車100と同じである。
AC使用時間設定手段52Aは、ハイブリッド自動車100Aを目的地で電源設備として使用する場合に、ハイブリッド自動車100Aからコネクタ50に接続された負荷へ出力される交流電力の使用時間を運転者が設定するための入力装置である。そして、AC使用時間設定手段52Aは、交流電力の使用時間が運転者により設定されると、その設定された使用時間を示す信号を制御装置60Aへ出力する。
制御装置60Aは、AC使用時間設定手段52Aから使用時間を示す信号を受けると、その使用時間を確保するための蓄電装置Bの目標SOCを算出する。具体的には、制御装置60Aは、ハイブリッド自動車100Aからコネクタ50に接続された負荷へ供給可能な定格電力とAC使用時間設定手段52Aによって設定された使用時間とに基づいて必要な電力量を算出し、蓄電装置BのSOCの下限値を考慮したうえで、その算出した電力量に基づいて蓄電装置Bの目標SOCを算出する。
そして、制御装置60Aは、蓄電装置BのSOCと算出された目標SOCとに基づいて車両の走行モードを制御する。
図13は、図12に示した制御装置60Aによる走行モードの制御に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理も、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼出されて実行される。
図13を参照して、この制御構造は、図10に示した制御構造において、ステップS220からS240に代えてステップS242からS248を含む。すなわち、ステップS210においてイグニッションキーがON位置に回動されたと判定されると(ステップS210においてYES)、制御装置60Aは、AC使用時間設定手段52Aにより交流電力の使用時間が設定されているか否かを判定する(ステップS242)。
制御装置60Aは、使用時間が設定されていると判定すると(ステップS242においてYES)、その設定された使用時間に基づいて、その使用時間を確保するために必要な蓄電装置Bの目標SOCを算出する(ステップS244)。そして、制御装置60Aは、その算出された目標SOCを蓄電装置BのSOC制御目標に設定する(ステップS246)。その後、制御装置60Aは、ステップS250へ処理を進める。
一方、制御装置60Aは、AC使用時間設定手段52Aにより交流電力の使用時間が設定されていないと判定すると(ステップS242においてNO)、予め定められたデフォルトの目標SOCを蓄電装置BのSOC制御目標に設定し(ステップS248)、ステップS250へ処理を進める。
なお、制御装置60Aのその他の構成は、実施の形態1における制御装置60と同じである。
以上のように、この実施の形態2によれば、目的地でハイブリッド自動車を電源設備として使用する際の予想使用時間を運転者が設定することができるので、利便性に優れたハイブリッド自動車を実現することができる。
そして、運転者により設定された使用時間に基づいてSOCの制御目標が設定されるので、目的地での予想使用状況に応じた電力だけを目的地まで持っていくことができる。その結果、蓄電装置BのSOCを不必要に高めるためにエンジン4が駆動されて燃料が不必要に消費されることを防止できる。
なお、上記の各実施の形態1,2においては、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2間に車両外部の負荷へ出力するための交流電圧Vacoを生成し、また、モータジェネレータMG1,MG2の中性点N1,N2に車両外部の商用電源からの交流電力を与えて蓄電装置Bを充電するものとしたが、車両の内部または外部に交流電圧Vacoを生成するための電力変換装置(DC/ACインバータ)や蓄電装置Bを充電するための充電装置(AC/DCコンバータ)を別途備えるハイブリッド自動車にもこの発明は適用し得る。ただし、上記の各実施の形態によれば、電力変換装置や充電装置を別途備える必要がないので、低コスト化および車両の軽量化が図られる。
なお、上記において、モータジェネレータMG2は、この発明における「第1の動力装置」、「回転電機」および「第1の回転電機」に対応し、エンジン4は、この発明における「第2の動力装置」および「内燃機関」に対応する。また、モータジェネレータMG1は、この発明における「発電装置」および「第2の回転電機」に対応し、目標SOC設定手段52は、この発明における「蓄電装置の充電状態の制御目標を設定するための入力装置」に対応する。さらに、制御装置60,60Aは、この発明における「制御手段」に対応し、蓄電装置B、昇圧コンバータ10、インバータ20,30、モータジェネレータMG1,MG2、ACラインACL1,ACL2、コネクタ50および制御装置60,60Aは、この発明における「電力出力手段」を形成する。
また、さらに、AC使用時間設定手段52Aは、この発明における「負荷による交流電力の使用時間を設定するための入力装置」に対応し、制御装置60Aにより実行されるステップS244の処理は、この発明における「設定手段」により実行される処理に対応する。また、さらに、コネクタ50、ACラインACL1,ACL2、モータジェネレータMG1,MG2、インバータ20,30、昇圧コンバータ10および制御装置60,60Aは、この発明における「電力入力手段」を形成する。
また、さらに、インバータ20,30は、それぞれこの発明における「第2のインバータ」および「第1のインバータ」に対応し、第1および第2のインバータ制御部62,63、AC入力制御部64およびAC出力制御部65は、この発明における「インバータ制御手段」を形成する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるハイブリッド自動車の全体ブロック図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図2に示すコンバータ制御部の機能ブロック図である。 図2に示す第1および第2のインバータ制御部の機能ブロック図である。 図1のブロック図を充電に関する部分に簡略化して示した図である。 充電時のトランジスタの制御状態を示す図である。 図1に示す制御装置による充電開始の判断に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示すコネクタから交流電力を出力する際にモータジェネレータの3相コイルに流す交流電流のタイミングチャートである。 図1に示す制御装置による交流電力出力開始の判断に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す制御装置による走行モードの制御に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示すハイブリッド自動車が走行中の蓄電装置のSOCの変化を示す図である。 この発明の実施の形態2によるハイブリッド自動車の全体ブロック図である。 図12に示す制御装置による走行モードの制御に関するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
2 車輪、3 動力分配機構、4 エンジン、10 昇圧コンバータ、20,30 インバータ、22,32 U相アーム、24,34 V相アーム、26,36 W相アーム、40 リレー回路、50 コネクタ、52 目標SOC設定手段、52A AC使用時間設定手段、55 商用電源、60,60A 制御装置、61 コンバータ制御部、62,63 インバータ制御部、64 AC入力制御部、65 AC出力制御部、71〜74 電圧センサ、80,82 電流センサ、100,100A ハイブリッド自動車、112 インバータ入力電圧指令演算部、114 フィードバック電圧指令演算部、116 デューティー比演算部、118 信号変換部、120 モータ制御用相電圧演算部、122 PWM信号変換部、B 蓄電装置、ACL1,ACL2 ACライン、C1,C2 コンデンサ、D1,D2,D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、L リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、N1,N2 中性点、PL1,PL2 電源ライン、Q1,Q2,Q11〜Q16,Q21〜Q26 npn型トランジスタ、RY1,RY2 リレー、SL 接地ライン、U1,U2 U相コイル、UL1,UL2 U相ライン、V1,V2 V相コイル、VL1,VL2 V相ライン、W1,W2 W相コイル、WL1,WL2 W相ライン。

Claims (6)

  1. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を用いて動力を発生する第1の動力装置と、
    前記第1の動力装置と異なる第2の動力装置と、
    前記第2の動力装置の出力を用いて発電し、その発電した電力を前記蓄電装置に供給する発電装置と、
    前記蓄電装置の充電状態の制御目標を運転者が設定するための入力装置と、
    前記蓄電装置の充電状態が前記制御目標よりも高い状態から走行を開始した後、前記充電状態が前記制御目標に至るまでは、前記第2の動力装置を停止させて走行する第1の走行モードで走行し、前記充電状態が前記制御目標に達した後は、前記第1および第2の動力装置を用いて走行する第2の走行モードで走行するように、前記第1および第2の動力装置を制御する制御手段と、
    前記蓄電装置に蓄えられた電力を用いて交流電力を生成し、その生成した交流電力を車両外部の負荷へ出力する電力出力手段とを備え、
    前記入力装置からは、前記負荷による前記交流電力の使用時間を運転者が入力可能であり、さらに
    前記入力装置により入力された前記使用時間に基づいて前記蓄電装置の充電状態の制御目標を設定する設定手段をさらに備える、ハイブリッド自動車。
  2. 前記制御手段は、前記第2の走行モードで走行中、前記蓄電装置の充電状態を前記制御目標に維持するように前記第1および第2の動力装置ならびに前記発電装置を制御する、請求項1に記載のハイブリッド自動車。
  3. 車両外部から与えられる電力を受けて前記蓄電装置を充電するための電力入力手段をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のハイブリッド自動車。
  4. 前記第1の動力装置は、回転電機を含み、
    前記第2の動力装置は、内燃機関を含み、
    前記第1の走行モードは、前記内燃機関を停止させ前記回転電機を駆動させて走行する電気走行モードであり、
    前記第2の走行モードは、前記回転電機および前記内燃機関を用いて走行するハイブリッドモードである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド自動車。
  5. 前記第1の動力装置は、第1の3相コイルをステータコイルとして有する第1の回転電機を含み、
    前記発電装置は、第2の3相コイルをステータコイルとして有する第2の回転電機を含み、
    前記電力出力手段は、
    前記第1および第2の回転電機にそれぞれ対応して設けられる第1および第2のインバータと、
    前記第1および第2のインバータを制御するインバータ制御手段と、
    前記第1および第2の3相コイルの各々の中性点に接続される端子とを含み、
    前記インバータ制御手段は、前記端子から交流電力の出力を要求されたとき、前記第1および第2の3相コイルの中性点間に交流電圧が生じるように、前記第1および第2のインバータを協調制御する、請求項1に記載のハイブリッド自動車。
  6. 前記インバータ制御手段は、車両外部から前記端子に交流電力が与えられたとき、前記第1および第2の3相コイルの中性点に与えられる前記交流電力を直流電力に変換して前記蓄電装置に与えるように、前記第1および第2のインバータをさらに協調制御する、請求項5に記載のハイブリッド自動車。
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