JP2007325474A - 車両駆動システムおよび車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力が低減された車両駆動システムおよび車両を提供する。
【解決手段】車両駆動システムは、蓄電装置であるバッテリB1と、バッテリB1に蓄積された電力を使用してモータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動する電力変換器であるインバータ20,30と、インバータ20,30のうちのインバータ20に対するバッテリB1からの給電経路の接続および遮断を行なうスイッチ40と、インバータ20,30およびスイッチ40を制御する制御装置60とを備える。制御装置60は、インバータ20によりモータジェネレータMG1,MG2のうちのモータジェネレータMG1を駆動する場合はスイッチ40を接続状態に制御し、インバータ20を使用しない場合には、スイッチ40を遮断状態に制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両駆動システムおよびそれを備える車両に関し、特に、乗物の内部に動力供給源をもつ電気的推進装置に関する。
近年、環境にやさしい電気自動車やハイブリッド自動車等のように、車両推進の動力源として電動機を搭載する車両が見られるようになってきている。
このような車両の電源遮断の例として、たとえば、特開2004−159439号公報(特許文献1)には、車両衝突時にリレーの励磁線を切断することでバッテリとインバータとを電気的に切離す電源遮断装置が開示されている。
特開2004−159439号公報 特開2005−176569号公報 特開2005−117797号公報
ハイブリッド車両としては、バッテリ容量を大きくして外部から充電を可能とする構成を採用し、エンジン稼動率を下げ燃料補給をあまりしなくても済むような車両も検討されている。このような車両を外部充電可能型ハイブリッド車両と称することとする。
外部充電可能型ハイブリッド車両では、燃料のみを補給する通常のハイブリッド車両と比べてバッテリを高出力高容量なものとし、EV走行領域を拡大することで、バッテリの蓄電量が残存するうちは積極的にEV走行し、燃費の向上および二酸化炭素の排出量低減を狙うものである。
たとえば、比較的近距離の通勤に外部充電可能型ハイブリッド車両を使用する場合には、夜間家庭で毎日充電を行なっておれば、エンジンが始動するのは、週末の長距離ドライブ時のようにバッテリの蓄電量がゼロに近くなったときや、アクセルペダルを踏込んで車両の負荷が軽負荷でなくなったときに限られる。
外部充電可能型ハイブリッド車両において、二酸化炭素の排出量低減の効果を高めるには、通常のハイブリッド車両に比べさらにEV走行距離を伸ばしたい。このためには、EV走行モードでは、可能な限り不要な消費電力を抑える必要がある。
しかしながら、特開2004−159439号公報(特許文献1)は、車両衝突時における電源遮断に関するものであり、たとえば複数のモータジェネレータを駆動する車両駆動システムにおいて、一方のモータジェネレータの電力変換器による無駄な消費電力を回避するというような消費電力を低減させる手法については開示されていない。
この発明の目的は、消費電力が低減された車両駆動システムおよび車両を提供することである。
この発明は要約すると、車両駆動システムであって、蓄電装置と、蓄電装置との間で電力の受電、給電の少なくともいずれかを行ない、複数の回転電機にそれぞれ接続された複数の電力変換器と、複数の電力変換器のうちの第1の電力変換器と蓄電装置との間の電力伝達経路の接続および遮断を行なう接続部と、複数の電力変換器および接続部を制御する制御部とを備える。制御部は、第1の電力変換器を使用し、複数の回転電機のうちの第1の回転電機を運転する場合は接続部を接続状態に制御し、第1の電力変換器を使用しない場合には、接続部を遮断状態に制御する。
好ましくは、第1の電力変換器は、第1、第2の電源ノードの間に蓄電装置からの電力を受ける。駆動システムは、第1、第2の電源ノードの間に接続される放電抵抗をさらに備える。接続部は、遮断状態において放電抵抗および第1の電力変換器に対して蓄電装置からの給電を遮断する。
好ましくは、制御部は、第1の回転電機が使用されず、少なくとも複数の回転電機のうちの第2の回転電機によって車両が駆動される場合には、接続部を遮断状態に制御する。
好ましくは、車両駆動システムは、複数の電力変換器の電力スイッチング素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、複数の駆動回路うちの、第1の電力変換器に対応する駆動回路への電力の供給および遮断を行なうスイッチとをさらに備える。制御部は、接続部を遮断状態に制御すると共にスイッチを遮断状態に制御する。
好ましくは、第1の回転電機は、内燃機関から機械的動力を受けて発電を行ない、制御部は、少なくとも内燃機関の運転中は接続部を接続状態に制御する。
好ましくは、車両駆動システムは、内燃機関と回転電機とを車両の駆動に併用するハイブリッド車両に適用される。制御部は、ハイブリッド車両が内燃機関を停止させた状態で走行する場合に、接続部を遮断状態に制御する。
この発明の他の局面に従うと、車両であって、複数の回転電機と、複数の回転電機のうちの第2の回転電機で発生される機械的動力が伝達される車輪と、上記いずれかに記載の車両駆動システムとを備える。
本発明によれば、EV走行時の消費電力が低減され蓄電された電力での走行距離を伸ばすことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付してそれらについての説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両1の構成を示すブロック図である。この車両1は、車輪の駆動にモータとエンジンとを併用するハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)である。
図1を参照して、車両1は、前輪2FR,2FLと、後輪2RR,2RLと、エンジン4と、プラネタリギヤPGと、デファレンシャルギヤDGと、ギヤ5,6とを含む。
車両1は、さらに、バッテリB1と、バッテリB1の出力する直流電力を昇圧する昇圧ユニット10と、昇圧ユニット10との間で直流電力を授受するインバータ20,30とを含む。
車両1は、さらに、プラネタリギヤPGを介してエンジン4の機械的動力を受けて発電を行なうモータジェネレータMG1と、回転軸がプラネタリギヤPGに接続されるモータジェネレータMG2とを含む。インバータ20,30はモータジェネレータMG1,MG2に接続され交流電力と昇圧ユニット10からの直流電力との変換を行なう。
プラネタリギヤPGは、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する動力分割機構として動作する。
プラネタリギヤPGは、サンギヤと、リングギヤと、サンギヤおよびリングギヤの両方に噛み合うピニオンギヤと、ピニオンギヤをサンギヤの周りに回転可能に支持するプラネタリキャリヤとを含む。プラネタリギヤPGは第1〜第3の回転軸を有する。第1の回転軸はエンジン4に接続されるプラネタリキャリヤの回転軸である。第2の回転軸はモータジェネレータMG1に接続されるサンギヤの回転軸である。第3の回転軸はモータジェネレータMG2に接続されるリングギヤの回転軸である。
この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。たとえば、モータジェネレータMG1のロータを中空としてその中心にエンジン4のクランク軸を通すことで動力分配機構にエンジン4とモータジェネレータMG1,MG2とを機械的に接続することができる。
この第3の回転軸にはギヤ5が取付けられ、このギヤ5はギヤ6を駆動することによりデファレンシャルギヤDGに機械的動力を伝達する。デファレンシャルギヤDGはギヤ6から受ける機械的動力を前輪2FR,2FLに伝達するとともに、ギヤ6,5を介して前輪2FR,2FLの回転力をプラネタリギヤPGの第3の回転軸に伝達する。
プラネタリギヤPGは、3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転に応じて、残る1つの回転軸の回転を決定する。したがって、エンジン4を最も効率のよい領域で動作させつつ、モータジェネレータMG1の発電量を制御してモータジェネレータMG2を駆動させることにより車速の制御を行ない、全体としてエネルギ効率のよい自動車を実現している。
なお、プラネタリギヤPGの内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んでもよい。
昇圧ユニット10はバッテリB1から受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧された直流電圧をインバータ20,30に供給する。インバータ20は、供給された直流電圧を交流電圧に変換してエンジン始動時にはモータジェネレータMG1を駆動制御する。また、エンジン始動後にはモータジェネレータMG1が発電した交流電力は、インバータ20によって直流に変換されて、昇圧ユニット10によってバッテリB1の充電に適切な電圧に変換されバッテリB1が充電される。
また、インバータ30はモータジェネレータMG2を駆動する。モータジェネレータMG2は単独で、またはエンジン4を補助して、前輪2FR,2FLを駆動する。制動時には、モータジェネレータMG2は回生運転を行ない、車輪の回転エネルギを電気エネルギに変換する。得られた電気エネルギは、インバータ30および昇圧ユニット10を経由してバッテリB1に戻される。
昇圧ユニット10とバッテリB1との間にはシステムメインリレーSR1,SR2が設けられ車両非運転時には高電圧が遮断される。
車両1は、さらに、車速を検知する車速センサ8と、運転者からの加速要求指示を受ける入力部でありアクセルペダルの位置を検知するアクセルセンサ9と、バッテリB1に取付けられる電圧センサ70と、アクセルセンサ9からのアクセル開度Accおよび電圧センサ70からの電圧VBに応じてエンジン4、インバータ20,30および昇圧ユニット10を制御する制御装置60とを含む。電圧センサ70は、バッテリB1の電圧VBを検知して制御装置60に送信する。
車両1は、さらに、外部充電装置100から延びる充電ケーブル102の先に設けられたプラグ104を接続するためのソケット16と、ソケット16を経由して外部充電装置100から交流電力を受ける充電用インバータ12とをさらに含む。充電用インバータ12は、バッテリB1に接続されており、充電用の直流電力をバッテリB1に対して供給する。
ここで、制御装置60は、イグニッションスイッチ(またはイグニッションキー)からの信号IGおよびバッテリB1の充電状態SOCに基づいて、車外から与えられる交流電圧からバッテリB1に対する充電が行なわれるように図1の充電用インバータ12を制御する。
すなわち、制御装置60は、車両が駐車状態で信号IGがオフでありかつソケット16に外部から電圧が与えられているときは、バッテリB1の充電状態SOCに基づいて充電可能かを判断し、充電可能と判断したときは、充電用インバータ12を駆動する。一方、制御装置60は、バッテリB1がほぼ満充電状態であり、充電可能でないと判断したときは、ソケット16に外部から電圧が与えられていても充電用インバータ12を停止させる。
図2は、図1のブロック図を詳細に示した回路図である。
図2を参照して、この車両1は、バッテリユニットBUと、昇圧ユニット10と、インバータ20,30と、電源ラインPL1,PL2,PL3と、接地ラインSLと、U相ラインUL1,UL2と、V相ラインVL1,VL2と、W相ラインWL1,WL2と、モータジェネレータMG1,MG2と、スイッチ40と、エンジン4と、車輪2とを含む。
モータジェネレータMG1は、エンジンによって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン始動を行ない得る電動機として動作するものとしてハイブリッド自動車である車両1に組み込まれ、モータジェネレータMG2は、駆動輪である車輪2を駆動する電動機として車両1に組み込まれる。
モータジェネレータMG1,MG2は、たとえば、3相交流同期電動機である。モータジェネレータMG1はU相コイルU1、V相コイルV1、W相コイルW1からなる3相コイルをステータコイルとして含む。モータジェネレータMG2はU相コイルU2、V相コイルV2、W相コイルW2からなる3相コイルをステータコイルとして含む。
そして、モータジェネレータMG1は、エンジン出力を用いて3相交流電圧を発生し、その発生した3相交流電圧をインバータ20へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、インバータ20から受ける3相交流電圧によって駆動力を発生し、エンジンの始動を行なう。
モータジェネレータMG2は、インバータ30から受ける3相交流電圧によって車両の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMG2は、車両の回生制動時、3相交流電圧を発生してインバータ30へ出力する。
バッテリユニットBUは、負極が接地ラインSLに接続された蓄電装置であるバッテリB1と、バッテリB1の電圧VB1を測定する電圧センサ70と、バッテリB1の電流IB1を測定する電流センサ84とを含む。
直流電源であるバッテリB1は、直流電力を昇圧ユニット10に供給するとともに、回生時に降圧ユニットとしても動作する昇圧ユニット10からの直流電力によって充電される。バッテリB1は、たとえば、ニッケル水素、リチウムイオンや鉛蓄電池等の二次電池を用いることができる。また、バッテリB1に代えて大容量の電気二重層コンデンサを用いることもできる。
バッテリユニットBUは、バッテリB1から出力される直流電圧を昇圧ユニット10へ出力する。また、昇圧ユニット10から出力される直流電圧によってバッテリユニットBU内部のバッテリB1が充電される。
昇圧ユニット10は、リアクトルLと、npn型トランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルLは、電源ラインPL1に一端が接続され、npn型トランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。npn型トランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続され、制御装置60からの信号PWCを制御電極に受ける。そして、各npn型トランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
なお、上記のnpn型トランジスタおよび以下の本明細書中のnpn型トランジスタとして、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができ、またnpn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(metal oxide semiconductor field-effect transistor)等の電力スイッチング素子をもちいることができる。
インバータ20は、U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26を含む。U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26は、電源ラインPL3と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム22は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ11,Q12を含み、V相アーム24は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ13,Q14を含み、W相アーム26は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ15,Q16を含む。各npn型トランジスタQ11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL1,VL1,WL1を介して、モータジェネレータMG1の各相コイルの中性点N1と異なるコイル端に、それぞれ接続される。
インバータ30は、U相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36を含む。U相アーム32、V相アーム34およびW相アーム36は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム32は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ21,Q22を含み、V相アーム34は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ23,Q24を含み、W相アーム36は、直列に接続されたnpn型トランジスタQ25,Q26を含む。各npn型トランジスタQ21〜Q26のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21〜D26がそれぞれ接続される。
そして、インバータ30においても、各相アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL2,VL2,WL2を介して、モータジェネレータMG2の各相コイルの中性点N2と異なるコイル端に、それぞれ接続される。
車両1は、さらに、コンデンサC1,C2と、制御装置60と、電圧センサ72〜73と、電流センサ81,82とを含む。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因するバッテリB1および昇圧ユニット10への影響を低減する。電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧VLは、電圧センサ73で測定される。
コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続され、電圧変動に起因するインバータ20,30および昇圧ユニット10への影響を低減する。電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧VHは、電圧センサ72で測定される。
昇圧ユニット10は、バッテリユニットBUから電源ラインPL1を介して供給される直流電圧を昇圧して電源ラインPL2へ出力する。より具体的には、昇圧ユニット10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、npn型トランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流によりリアクトルLに磁場エネルギを蓄積する。そして昇圧ユニット10は、その蓄積したエネルギをnpn型トランジスタQ2がOFFされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ電流を流すことによって放出する。この動作の繰り返しによって昇圧動作が行なわれる。
また、昇圧ユニット10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2を介してインバータ20および30のいずれか一方または両方から受ける直流電圧をバッテリユニットBUの電圧レベルに降圧する。これにより、バッテリユニットBU内部のバッテリの充電が行なわれる。
インバータ30は、制御装置60からの信号PWM2に基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。これにより、モータジェネレータMG2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ30は、車両1が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、駆動軸からの回転力を受けてモータジェネレータMG2が発電した3相交流電圧を制御装置60からの信号PWM2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルを緩めることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
インバータ20の動作時には、制御装置60に制御されるスイッチ40によって電源ラインPL2と電源ラインPL3とが接続される。
インバータ20は、制御装置60からの信号PWM1に基づいて、電源ラインPL3から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ20は、エンジンからの出力を受けてモータジェネレータMG1が発電した3相交流電圧を制御装置60からの信号PWM1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL3へ出力する。
電圧センサ70は、バッテリB1のバッテリ電圧VB1を検出し、その検出したバッテリ電圧VB1を制御装置60へ出力する。電圧センサ73は、コンデンサC1の両端の電圧、すなわち、昇圧ユニット10の入力電圧VLを検出し、その検出した電圧VLを制御装置60へ出力する。電圧センサ72は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧ユニット10の出力電圧VH(インバータ20,30の入力電圧に相当する。)を検出し、その検出した電圧VHを制御装置60へ出力する。
電流センサ81は、モータジェネレータMG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置60へ出力する。電流センサ82は、モータジェネレータMG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置60へ出力する。
制御装置60は、図示しないECU(Electronic Control Unit)から出力されたモータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN2と、電圧センサ73からの電圧VLと、電圧センサ72からの電圧VHとに基づいて、昇圧ユニット10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧ユニット10へ出力する。
また、制御装置60は、電圧VHならびにモータジェネレータMG1のモータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、モータジェネレータMG1を駆動するための信号PWM1を生成し、その生成した信号PWM1をインバータ20へ出力する。さらに、制御装置60は、電圧VHならびにモータジェネレータMG2のモータ電流MCRT2およびトルク指令値TR2に基づいて、モータジェネレータMG2を駆動するための信号PWM2を生成し、その生成した信号PWM2をインバータ30へ出力する。
さらに、制御装置60は、スイッチ40の導通/非導通の切換制御を行なう。制御装置60は、バッテリB1の蓄電量がある程度減った場合には、スイッチ40を導通させて、エンジン4を起動してモータジェネレータMG1で発電を行なうことを許可する。この動作モードを通常HVモードと呼ぶこととする。
一方、制御装置60は、バッテリB1の蓄電量があまり減っていない場合には、スイッチ40を非導通状態に制御し、エンジン4を停止状態におきモータジェネレータMG1で発電を行なうことを禁止する。この場合の走行は、エンジン4を使用せずにモータジェネレータMG2のみによるEV走行となる。この動作モードをEV優先モードと呼ぶこととする。
EV優先モードでは、インバータ20の電源ラインPL3が電源ラインPL2と分離される。このため、インバータ20のトランジスタQ11〜Q16のゲートオフ時の漏れ電流が無くなり、消費電力が低減されEV走行可能距離をさらに伸ばすことができる。
次に、スイッチ40のいろいろなバリエーションについて説明する。
図3は、スイッチ40の第1の構成例スイッチ40Aを示した回路図である。
図3を参照して、スイッチ40Aは、アノードが電源ラインPL2に接続されるダイオード152と、ダイオード152のカソードにコレクタが接続されエミッタが電源ラインPL3に接続されるIGBT素子154とを含む。
スイッチ40Aは、さらに、アノードが電源ラインPL3に接続されるダイオード156と、ダイオード156のカソードにコレクタが接続されエミッタが電源ラインPL2に接続されるIGBT素子158とを含む。
IGBT素子154、158の制御電極は、図2の制御装置60によって制御され、スイッチ40Aは、EV優先モードにおいて非導通状態に制御され、通常HVモードにおいて導通状態に制御される。
スイッチ40Aは、電源ラインPL2から電源ラインPL3に向けて電流を流すことができ、かつ電源ラインPL3から電源ラインPL2に向けて電流を流すことができるスイッチである。
これにより、モータジェネレータMG1をエンジン4のクランキングのための電動機として動作させることができ、かつエンジン4からトルクを受けて発電する発電機として動作させることができる。
図4は、スイッチ40の第2の構成例スイッチ40Bを示した回路図である。
図4を参照して、スイッチ40Bは、電源ラインPL2と電源ラインPL3とを機械的接点で接続するリレーを含む。このリレーは、図2の制御装置60によって導通/非導通が制御される。スイッチ40Bは、電源ラインPL2から電源ラインPL3に向けて電流を流すことができ、かつ電源ラインPL3から電源ラインPL2に向けて電流を流すことができるスイッチである。
スイッチ40Bもスイッチ40Aと同様に、モータジェネレータMG1をエンジン4のクランキングのための電動機として動作させることができ、かつエンジン4からトルクを受けて発電する発電機として動作させることができる。
図5は、図2に示した構成の第1の変形例を示した回路図である。
図5に示した車両1Aの構成は、図2に示した車両1の構成において、制御装置60に代えてECU160と、発電機インバータ用ドライブ回路161と、モータインバータ用ドライブ回路162と、電源回路163と、スイッチ164とを含む。他の部分の構成については、図5に示した車両1Aは図2に示した車両1と同様であるので説明は繰返さない。
発電機インバータ用ドライブ回路161は、ECU160からのゲートドライブ信号SGD1に基づいてゲート信号PWM1を出力し、インバータ20のスイッチング素子を駆動する。モータインバータ用ドライブ回路162は、ECU160からのゲートドライブ信号SGD2に基づいてゲート信号PWM2を出力し、インバータ30のスイッチング素子を駆動する。
電源回路163は、電源ラインPL4によってバッテリB1の電源電圧よりも低い電圧(たとえば12V)の直流電圧をECU160,モータインバータ用ドライブ回路162に供給する。また電源回路163は、発電機インバータ用ドライブ回路161には、バッテリB1の電源電圧よりも低い電圧(たとえば12V)の直流電圧を、電源ラインPL4からスイッチ164を介して供給する。
ECU160は、スイッチ40とスイッチ164の導通/非導通の切換制御を行なう。ECU160は、EV走行時モータジェネレータMG1を動作させない場合においては、スイッチ40とスイッチ164とをともに非導通状態に制御する。ECU160は、EV走行時からエンジンを起動させるHV走行に切換えるときは、まずスイッチ164を導通させ発電機インバータ用ドライブ回路161に通電し、その後スイッチ40を導通させてインバータ20に通電するように制御を行なう。
図5に示した構成においても、EV優先モードでは、インバータ20の電源ラインPL3が電源ラインPL2と分離される。そしてさらに、発電機インバータ用ドライブ回路161においても漏れ電流を無くすことができ、一層消費電力が低減されEV走行可能距離をさらに伸ばすことができる。
図6は、図2に示した構成の第2の変形例を示した回路図である。
図6に示した車両1Bの構成は、図5に示した車両1Aの構成において、さらに、インバータ20に接続されている電源ラインと接地ラインSLとの間に接続される抵抗Rを含む。他の部分の構成については、図6に示した車両1Bは図5に示した車両1Aと同様であるので説明は繰返さない。
抵抗Rは、サービス時のサービスマンへの危険回避のために、コンデンサの電荷を抜くための放電抵抗である。
放電抵抗Rを電源ラインPL2と接地ラインSLの間に常時接続の形で設けると、走行中においても常に無駄な電流が流れてしまう。そこで、図6の変形例では、電源ラインPL3と接地ラインSLとの間に接続することとし、少なくともスイッチ40を非接続状態に制御して走行するEV走行中には、抵抗Rに無駄な電流が流れないようにする。そして、少なくとも信号IGがオフ状態となるシステム停止時にスイッチ40を接続状態とすれば、サービス時のサービスマンへの危険回避が可能である。
なお、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間にスイッチ40とは別のスイッチを介して抵抗Rを接続し、EV走行中はそのスイッチを開放し、システム停止時にスイッチを接続するようにしてもよい。
図7は、図2の制御装置60または図5、図6のECU160で実行されるプログラムの制御構造を示したフローチャートである。このフローチャートの処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図2、図7を参照して、まずステップS1において制御装置60は、信号IGがON状態であるか否かを判断する。ステップS1で信号IGがON状態でなければ、ステップS14に処理が進み、制御はメインルーチンに移される。
ステップS1で信号IGがON状態であれば、ステップS2に処理が進む。ステップS2では、制御装置60は、バッテリB1の残容量Bが所定のしきい値X1(Ah)より大きいか否かを判断する。残容量Bが所定のしきい値X1よりも大きいということは、バッテリB1が満充電に近いことを示す。たとえば、夜間家庭で車両外部の商用電源から充電しておいた電力がバッテリB1にまだまだ残っており、これを積極的に消費するほうが良い状態である。したがって、残容量Bが所定のしきい値X1よりも大きい場合には、ステップS3に処理が進み、制御装置60は車両の動作モードをEV優先モードに設定する。EV優先モードでは、エンジン4の起動とモータジェネレータMG1の発電が禁止される。そしてステップS3に続くステップS4に処理が進む。
そして、ステップS4において制御装置60は、スイッチ40をOFF状態(切断状態)に設定し、モータジェネレータMG1を駆動するインバータ20の電源を遮断する。そしてステップS4の次はステップS6に処理が進む。
なお、図5または図6の変形例の場合は、ステップS4の次にはステップS5の処理が追加される。ステップS5では、制御装置60は、スイッチ164をOFF状態(切断状態)に設定し、インバータ20をドライブする発電機インバータ用ドライブ回路161の電源を遮断する。そしてステップS5の次はステップS6に処理が進む。
ステップS6においては、EV走行が行なわれ、モータジェネレータMG2用のインバータ30が制御装置60またはECU160の制御の下に駆動される。
一方、ステップS2においてバッテリ残容量Bがしきい値X1よりも大きくなかった場合には、処理はステップS7に進む。ステップS7では、制御装置60は、車両の動作モードを通常HVモードに設定する。通常HVモードでは、必要に応じてエンジン4が起動されモータジェネレータMG1で発電することが許可される。
そして、図5または図6に示したようなスイッチ164が設けられている場合には、ステップS8において制御装置60は、スイッチ164をON状態(接続状態)に設定し、発電機インバータ用ドライブ回路161に電源を供給する。そしてステップS9に処理が進む。なお、スイッチ164が設けられていない図2の車両の場合は、ステップS7から直接ステップS9に処理が進む。
ステップS9では、図2のスイッチ40がON状態(導通状態)に制御される。これにより、モータジェネレータMG1は発電機やエンジンを始動させるモータとして動作可能となる。
ステップS9に続くステップS10では、制御装置60は、バッテリB1の残容量Bが所定のしきい値X2(Ah)より大きいか否かを判断する。ここで、しきい値X2はステップS2のしきい値X1よりも小さな値である。
残容量Bが所定のしきい値X2よりも大きいということは、バッテリB1がまだ充電を必要としないことを示す。この場合は直ちにエンジン4を起動してモータジェネレータMG1に発電を行なわせる必要はない。そこでステップS11に処理が進み、制御装置60は車両負荷が軽負荷か否かを判断する。車両負荷は、アクセル開度と車速とに基づいて決定される。アクセル開度が大きいほど車両負荷は大きく、車速が高いほど車両負荷は大きい。
ステップS11において、車両負荷が軽負荷である場合、すなわちアクセル開度と車速とで決定される車両負荷があるしきい値未満の場合や、アクセル開度と車速のマップ上で車両の状態を示す点がある領域内の場合は、ステップS12に処理が進む。ステップS12では、エンジン4を停止させた状態でモータジェネレータMG2を動作させてEV走行が行なわれる。この場合には、ステップS6と同様インバータ20の電源を遮断しても良いが、好ましくはステップS6の場合と異なり、直ぐにエンジン4を起動させることができるようにインバータ20の電源は遮断せずに内部のスイッチング素子のゲートをオフ状態にしておくことでインバータ20を停止させモータジェネレータMG1を停止させる。
ステップS10においてバッテリ残容量Bがしきい値X2より小さい場合には、バッテリB1が空に近く、直ちに充電が必要である。またステップS11において、車両負荷が軽負荷で無い場合には、バッテリB1からのパワーのみでは必要なパワーをまかなうことができない。したがってステップS10でNOまたはステップS11でNOの場合にはステップS13に処理が進み、エンジンが始動される。すなわちステップS13では、モータとエンジンとを車両の駆動に併用するハイブリッド走行が行なわれる。
ステップS6、S12,S13のいずれかの処理が終了するとステップS14において制御はメインルーチンに移される。
なお、図6に示したように放電抵抗Rと電源ラインPL2との間にスイッチ40を設ける場合には、IGがOFFとなったら、ステップS1からステップS14に移行する途中でスイッチ40を導通させて、コンデンサC2の電荷が放電抵抗Rを介して放電されるように制御が行なわれる。
以上の説明に基づいて本実施の形態について総括的に再度説明する。
本実施の形態に示した車両駆動システムは、蓄電装置であるバッテリB1と、バッテリB1に蓄積された電力を使用してモータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動する電力変換器であるインバータ20,30と、インバータ20,30のうちのインバータ20に対するバッテリB1からの給電経路の接続および遮断を行なうスイッチ40と、インバータ20,30およびスイッチ40を制御する制御装置60またはECU160とを備える。制御装置60またはECU160は、インバータ20によりモータジェネレータMG1,MG2のうちのモータジェネレータMG1を駆動する場合はスイッチ40を接続状態に制御し、インバータ20を使用しない場合には、スイッチ40を遮断状態に制御する。
これにより、本実施の形態では、モータジェネレータMG1を動作させない場合においてはスイッチ40を開放状態とすることにより、インバータ30における消費電力を無くすことができ、バッテリB1の無駄な消費電力を削減することができる。
好ましくは、インバータ20は、電源ラインPL3と接地ラインSLとの間にバッテリB1からの電力を受ける。駆動システムは、電源ラインPL3と接地ラインSLとの間に接続される放電抵抗Rをさらに備える。スイッチ40は、遮断状態において放電抵抗Rおよびインバータ20に対してバッテリB1からの給電を遮断する。
これにより、車両を駆動させている場合に無駄な電力が放電抵抗で消費されることを防ぐことができる。
好ましくは、制御装置60またはECU160は、モータジェネレータMG1が使用されず、少なくともモータジェネレータMG1,MG2のうちのモータジェネレータMG2によって車両が駆動される場合には、スイッチ40を遮断状態に制御する。
これにより、電池として大容量のものを採用しEV走行の機会が増える場合においても、電力損失を低減させてモータジェネレータMG2のみによる車両駆動時間を極力延ばすことができる。
好ましくは、車両駆動システムは、インバータ20,30の電力スイッチング素子をそれぞれ駆動する複数のドライブ回路と、複数のドライブ回路うちの、インバータ20に対応する発電機インバータ用ドライブ回路161への電力の供給および遮断を行なうスイッチ164とをさらに備える。ECU160は、スイッチ40を遮断状態に制御すると共にスイッチ164を遮断状態に制御する。
これにより、インバータ20を動作させない場合には発電機インバータ用ドライブ回路161に流れる消費電流も無くすことができ、一層電力消費を低減させることができる。
好ましくは、モータジェネレータMG1は、エンジン4から機械的動力を受けて発電を行ない、制御装置60またはECU160は、少なくともエンジン4の運転中はスイッチ40を接続状態に制御する。
好ましくは、車両駆動システムは、エンジン4とモータとを車両の駆動に併用するハイブリッド車両に適用される。制御装置60またはECU160は、ハイブリッド車両がエンジン4を停止させた状態で走行する場合に、スイッチ40を遮断状態に制御する。
内燃機関を備えることにより、モータジェネレータMG2のみによる走行の機会を従来よりも大幅に増やすと共に、電池容量が少なくなった場合には、内燃機関を始動することにより通常のハイブリッド走行が可能となる。
なお、本実施の形態では動力分割機構によりエンジンの機械的動力を車軸と発電機とに分割して伝達可能なシリーズ/パラレル型ハイブリッドシステムに適用した例を示した。しかし本発明は、複数の回転電機を搭載するものであればパラレル型ハイブリッド自動車や電気自動車にも適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る車両1の構成を示すブロック図である。 図1のブロック図を詳細に示した回路図である。 スイッチ40の第1の構成例スイッチ40Aを示した回路図である。 スイッチ40の第2の構成例スイッチ40Bを示した回路図である。 図2に示した構成の第1の変形例を示した回路図である。 図2に示した構成の第2の変形例を示した回路図である。 図2の制御装置60または図5、図6のECU160で実行されるプログラムの制御構造を示したフローチャートである。
符号の説明
1,1A,1B 車両、2FR,2FL 前輪、2RR,2RL 後輪、2 車輪、4 エンジン、5,6 ギヤ、8 車速センサ、9 アクセルセンサ、10 昇圧ユニット、12 充電用インバータ、16 ソケット、20,30 インバータ、22,32 U相アーム、24,34 V相アーム、26,36 W相アーム、40,40A,40B スイッチ、60 制御装置、70,72〜73 電圧センサ、81,82,84 電流センサ、100 外部充電装置、102 充電ケーブル、104 プラグ、152,156,D1,D2,D11〜D16,D21〜D26 ダイオード、154,158 IGBT素子、161 発電機インバータ用ドライブ回路、162 モータインバータ用ドライブ回路、163 電源回路、164 スイッチ、B1 バッテリ、BU バッテリユニット、C1,C2 コンデンサ、DG デファレンシャルギヤ、L リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PG プラネタリギヤ、PL1〜PL4 電源ライン、Q1,Q2,Q11〜Q16,Q21〜Q26 トランジスタ、R 抵抗、SL 接地ライン、SR1,SR2 システムメインリレー、U1,U2 U相コイル、UL1,UL2 U相ライン、V1,V2 V相コイル、VL1,VL2 V相ライン、W1,W2 W相コイル、WL1,WL2 W相ライン。

Claims (7)

  1. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置との間で電力の受電、給電の少なくともいずれかを行ない、複数の回転電機にそれぞれ接続された複数の電力変換器と、
    前記複数の電力変換器のうちの第1の電力変換器と前記蓄電装置との間の電力伝達経路の接続および遮断を行なう接続部と、
    前記複数の電力変換器および前記接続部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1の電力変換器を使用し、前記複数の回転電機のうちの第1の回転電機を運転する場合は前記接続部を接続状態に制御し、前記第1の電力変換器を使用しない場合には、前記接続部を遮断状態に制御する、車両駆動システム。
  2. 前記第1の電力変換器は、第1、第2の電源ノードの間に前記蓄電装置からの電力を受け、
    前記駆動システムは、
    前記第1、第2の電源ノードの間に接続される放電抵抗をさらに備え、
    前記接続部は、前記遮断状態において前記放電抵抗および前記第1の電力変換器に対して前記蓄電装置からの給電を遮断する、請求項1に記載の車両駆動システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の回転電機が使用されず、少なくとも前記複数の回転電機のうちの第2の回転電機によって車両が駆動される場合には、前記接続部を前記遮断状態に制御する、請求項1または2に記載の車両駆動システム。
  4. 前記複数の電力変換器の電力スイッチング素子をそれぞれ駆動する複数の駆動回路と、
    複数の駆動回路うちの、前記第1の電力変換器に対応する駆動回路への電力の供給および遮断を行なうスイッチとをさらに備え、
    前記制御部は、前記接続部を遮断状態に制御すると共に前記スイッチを遮断状態に制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両駆動システム。
  5. 前記第1の回転電機は、内燃機関から機械的動力を受けて発電を行ない、
    前記制御部は、少なくとも前記内燃機関の運転中は前記接続部を接続状態に制御する、請求項1に記載の車両駆動システム。
  6. 前記車両駆動システムは、内燃機関と回転電機とを車両の駆動に併用するハイブリッド車両に適用され、
    前記制御部は、前記ハイブリッド車両が前記内燃機関を停止させた状態で走行する場合に、前記接続部を前記遮断状態に制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両駆動システム。
  7. 前記複数の回転電機と、
    前記複数の回転電機のうちの前記第2の回転電機で発生される機械的動力が伝達される車輪と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両駆動システムとを備える、車両。
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