JP4408875B2 - エアゾール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器に入れられた殺虫剤、農薬、等の薬剤及びこれらの薬剤を噴射するためにエアゾール容器内に高圧で充填されたガスを含むエアゾール内容物を噴射するエアゾール装置に関し、より詳細には、エアゾール容器内に充填されたガスを抜くためのエアゾール装置に関する。
使用済みエアゾール容器には、殺虫剤、農薬、等の薬剤を噴射するためにエアゾール容器内に高圧で充填されたガスが残っていることが多く、その状態で焼却されると爆発する可能性がある。
そのため、この残留ガスを外部空間に排出してからエアゾール容器を廃棄することが望ましく、エアゾール容器に嵌着させることによりエアゾール容器のバルブを開放状態に維持することができる種々のガス抜き用具が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に開示されたガス抜き用具100は、図14(a),(b)に示されるように、筒状の外周壁101と、外周壁101の内部に渡される中間壁102とを有し、中間壁102は、その上面中央部にバルブ103を開放するための押し棒104が突設されており、また、複数の貫通孔105が上下方向に貫通して設けられている。外周壁101には上下反転した状態でエアゾール容器のマウンティングカップ106と係合する環状突起107が設けられている。このガス抜き用具100によりエアゾール容器のガス抜きを行うに際しては、通常の使用時においてバルブ103に取り付けられている押しボタン108を取り外し、ガス抜き用具100を反転状態にてエアゾール容器に取り付ける。このとき、押し棒104がバルブ103を押圧した状態で環状突起107がマウンティングカップ106に係合し、バルブ103が開放状態で維持され、貫通孔105を介して残留ガスが外部空間に排出される。
特許文献2に開示されたガス抜き用具である操作釦150は、図15に示されるように、通常の使用時においてエアゾール容器151のステム152に嵌合する内容物放出用凹部153と、内容物放出用凹部153とは反対側の天面154に、ガス抜き用凹部155と、ガス抜き時にマウンテンキャップ156に係合するストッパー157とを有している。ガス抜き時には、通常の使用時の操作釦150を上下反転してガス抜き用凹部155にステム152を嵌合させ、ストッパー157をマウンテンキャップ156に係合させることにより、ガス抜き用凹部155の底面がステム152を押圧した状態に保持され、自動的にガス抜きが行われる。
特開2001−019066号公報 特開2004−123167号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されたガス抜き用具は、エアゾール容器に取り付ける際には、通常の使用時においてバルブもしくはステムに取り付けられていた押しボタンもしくは操作釦を取り外す必要があり、その取り付けが面倒であった。
さらに、特許文献1及び2に開示されたガス抜き用具は、通常の使用時とは異なる態様でエアゾール内容物を噴射する(例えば、通常の使用時とは異なる方向に噴射する)ので、操作者に誤ってエアゾール内容物がかかるなどの不測の事態が生じる虞があり、また、押しボタンや操作釦をバルブから取り外す際にも、誤ってエアゾール内容物が操作者にかかる虞があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、通常の使用時と同様の態様でエアゾール内容物を噴射して、全量噴射エアゾール装置として使用できると共に、容易に且つ安全確実にガス抜きを行うことができるエアゾール装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1) エアゾール容器と、エアゾール容器の上端部に突出して設けられ、エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、エアゾール容器の上端部に取り付けられるエアゾールキャップと、を備え、エアゾールキャップが、エアゾール容器の上端部に嵌着されるカバー部と、カバー部に前端側で接続して揺動自在に支持される揺動部材と、バルブステムに接続され、揺動部材の揺動によりエアゾール内容物が噴射されるノズルと、を備えるエアゾール装置であって、エアゾールキャップは、ロックピンを用いて、ノズルからエアゾール内容物が噴射される状態揺動部材の揺動位置を規制する揺動規制手段を有し、揺動規制手段が、揺動部材の後端面に近接する前記カバー部の対向面に設けられたロックピンの貫通孔と、揺動部材の後端面に設けられたロックピンの挿通孔または支持溝とを備え、カバー部の貫通孔に挿入されたロックピンが、揺動部材の挿通孔に挿入され、または、揺動部材の支持溝に支持されて、揺動部材の揺動位置が規制されることを特徴とするエアゾール装置。
(2) エアゾールキャップのカバー部の後端部に把持用のグリップが設けられ、カバー部の貫通孔が、グリップに形成されることを特徴とする(1)に記載のエアゾール装置。
(3) エアゾールキャップのカバー部が、揺動部材をガードするトリガーガードを有し、カバー部の貫通孔が、トリガーガードに形成されることを特徴とする(1)に記載のエアゾール装置。
本発明のエアゾール装置によれば、エアゾールキャップは、揺動部材の揺動に伴ってノズルからエアゾール内容物が噴射される状態において、揺動部材の揺動を規制する揺動規制手段を有し、揺動規制手段は、揺動部材とカバー部とに係合するロック部材を備えるため、ロック部材が揺動部材とカバー部とに係合されることにより、ノズルからエアゾール内容物が噴射される状態における揺動部材の揺動を規制することができる。これにより、バルブステムを開放された状態に維持してノズルからエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。従って、エアゾールキャップを取り外して他のガス抜き用具等をエアゾール容器に取り付ける必要がなく、通常の使用時と同様の態様でエアゾール内容物を噴射してガス抜きを行うことができるので、容易に且つ安全確実にエアゾール装置のガス抜きを行うことができる。また、通常の使用時と同様の態様でエアゾール内容物を噴射することができるので、全量噴射エアゾール装置として使用することができる。
以下、本発明に係るエアゾール装置の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明に係るエアゾール装置の第1実施形態について説明する。
図1は本発明に係るエアゾール装置の第1実施形態を説明するための外観斜視図、図2は図1に示すエアゾール装置の縦断面図、図3はガス抜き時のエアゾール装置の外観斜視図、図4は図3に示すガス抜き時のエアゾール装置の縦断面図、図5は第1実施形態の変形例を説明するための背面図である。
本実施形態のエアゾール装置10は、図1及び図2に示すように、不図示のエアゾール内容物が充填された中空略円筒形状のエアゾール容器11と、エアゾール容器11の上端部の中心付近にエアゾール容器11の軸方向に沿って突出して設けられ、且つ押し下げられることによりエアゾール容器11内のエアゾール内容物を噴出するバルブステム12と、エアゾール容器11の上端部に取り付けられるエアゾールキャップ13と、を備えている。
エアゾールキャップ13は、天板14を有する略円筒状のドーム型に形成されており、エアゾール容器11の上端部に嵌着するカバー部15と、カバー部15に揺動自在に支持されるアクチュエータ(揺動部材)16と、を備える。また、カバー部15及びアクチュエータ16は、例えば、合成樹脂製により一体に形成されている。
アクチュエータ16は、バルブステム12を上方から覆うように形成される蓋状の部材であって、その内部には、先端部にエアゾール内容物を噴射するノズル17が接続され、そのノズル17とバルブステム12とを接続する接続管18が回動自在に連結されている。また、ノズル17は、接続管18の端部において回動自在に接続されており、ノズル17は主ノズルとして機能し、ノズル17を回動させることでノズル17からのエアゾール内容物の噴射が停止され、代わりに、ノズル17に連通接続される副ノズル19からエアゾール内容物の噴射が行われる。
カバー部15は、エアゾール容器11の上端部に設けられる目金部20に外嵌して係止される基部21と、一方の端部をカバー部15の内板22の前端部に接続し、他方の端部をアクチュエータ16の前端部に接続して、カバー部15とアクチュエータ16とを揺動自在に連結する弾性片23と、を備える。
このように構成されたエアゾール装置10では、図3及び図4に示すように、アクチュエータ16の操作部24をエアゾール容器11側に押圧することにより、弾性片23が弾性的に湾曲し、アクチュエータ16が接続管18を介してバルブステム12をエアゾール容器11側に押し下げるように揺動する。これにより、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17又は副ノズル19に内蔵される不図示の噴射オリフィスから噴射される(以後、この状態を噴射状態という)。
また、アクチュエータ16の操作部24への押下を解放すると、バルブステム12は、エアゾール容器11側に押し下げられる前の状態に自動的に復帰し、これに伴い、アクチュエータ16が揺動して、エアゾール内容物の噴射が停止される。(以後、この状態を非噴射状態という)。
そして、本実施形態では、図1〜図4に示すように、アクチュエータ16の後端面と対向するカバー部15の側面に第1貫通孔(揺動規制手段、カバー部側孔)25が穿設されると共に、アクチュエータ16の後端面に第2貫通孔(揺動規制手段、揺動部材側孔)26が穿設される。そして、非噴射状態においては、第1,第2貫通孔25,26は重なり合わず、連通しない。一方、噴射状態においては、アクチュエータ16が揺動することにより、第1,第2貫通孔25,26は互いに重なり合い、連通する。
図3及び図4に示すように、エアゾール装置10を連続的に噴射するに際しては、噴射状態において互いに重なり合っている第1,第2貫通孔25,26にロック部材(揺動規制手段)27を挿通する。ロック部材27は、例えば、日常的に用いられている爪楊枝等の棒状部材であって、第1,第2貫通孔25,26に挿入されることにより揺動されたアクチュエータ16をカバー部15に係合させる。そのため、この状態でアクチュエータ16を解放しても、ロック部材27が噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制するため、バルブステム12がエアゾール容器11側に押し下げられた状態に維持される。その結果、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17又は副ノズル19から連続的に噴射されて、エアゾール装置10の全量噴射及びガス抜きが自動的に行われる。
なお、本実施形態では、ロック部材27として一般家庭に常備されている爪楊枝を例示したが、これに限定されず、第1,第2貫通孔25,26に差し込み可能な棒状部材であれば使用することができ、例えば、細長い棒状の編み具、綿棒、ヘアピン、耳掻き、釘、ドライバーや、エアゾール装置に付属されている延長ノズル等であってもよい。また、ロック部材27は、エアゾールキャップ13の天板14等に着脱自在に装着されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態のエアゾール装置10によれば、エアゾールキャップ13は、アクチュエータ16の揺動に伴ってノズル17からエアゾール内容物が噴射される状態において、アクチュエータ16の揺動を規制する揺動規制手段を有し、揺動規制手段は、アクチュエータ16とカバー部15とに係合するロック部材27を備えるため、ロック部材27がアクチュエータ16とカバー部15とに係合されることにより、ノズル17からエアゾール内容物が噴射される状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制することができる。これにより、バルブステム12を開放された状態に維持してノズル17からエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。従って、エアゾールキャップ13を取り外して他のガス抜き用具等をエアゾール容器11に取り付ける必要がなく、通常の使用時と同様の態様でエアゾール内容物を噴射してガス抜きを行うことができるので、容易に且つ安全確実にエアゾール装置10のガス抜きを行うことができる。また、通常の使用時と同様の態様でエアゾール内容物を噴射することができるので、全量噴射エアゾール装置として使用することができる。
また、本実施形態のエアゾール装置10によれば、第1,第2貫通孔25,26にロック部材27が挿通されていることにより、エアゾール装置10のガス抜きが完了していることが直ちに分かるため、回収業者・処理業者がエアゾール容器11内の残留ガスの有無を再度確認する必要がない。
なお、本実施形態の変形例として、図5に示すように、アクチュエータ16の第2貫通孔26に、テーパ状に拡径してアクチュエータ16の下端部で開放する誘導溝28を形成してもよい。この場合、非噴射状態においてカバー部15の第1貫通孔25にロック部材27を予め挿入しておき、アクチュエータ16の操作部24を押圧してエアゾール容器11側に押圧することにより、カバー部15の第1貫通孔25に挿入されたロック部材27に向けて誘導溝28が進行していき、誘導溝28のテーパ面に誘導されてアクチュエータ16の第2貫通孔26にロック部材27が係合される。これにより、エアゾール装置10の全量噴射及びガス抜き作業をより簡単に行うことができる。なお、誘導溝28は、アクチュエータ16の第2貫通孔26に形成されるのに代えて、カバー部15の第1貫通孔25に形成されていてもよい。また、本変形例では、貫通孔26にロック部材27が係合された際の音又は感触により、アクチュエータ16がカバー部15に係合されたことを確認することができる。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、本発明に係るエアゾール装置の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
図6は本発明に係るエアゾール装置の第2実施形態の噴射状態における縦断面図である。
本実施形態のエアゾール装置30は、図6に示すように、アクチュエータ16の弾性片23と操作部24との間に貫通孔(揺動規制手段、揺動部材側孔)31が穿設される。また、弾性片23の前端部の下面にガイド溝32を有する突板33が突出形成される。
エアゾール装置30を連続的に噴射するに際しては、噴射状態においてアクチュエータ16の貫通孔31にロック部材27を挿入させ、挿入したロック部材27の中間部を突板33のガイド溝32に支持させて、ロック部材27の先端部をノズル17の上端部に当接させる。これにより、ロック部材27の中間部が突板33のガイド溝32に支持されて支点となって、ロック部材27の前端部がノズル17の揺動を規制し、ロック部材27の後端部がアクチュエータ16の揺動を規制する。つまり、ロック部材27は、アクチュエータ16の貫通孔31のみに挿入されることにより、噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制する。そのため、この状態でアクチュエータ16を解放しても、ロック部材27が噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制するため、バルブステム12がエアゾール容器11側に押し下げられた状態に維持される。その結果、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17から連続的に噴射されて、エアゾール装置30の全量噴射及びガス抜きが自動的に行われる。
以上説明したように、本実施形態のエアゾール装置30によれば、ロック部材27をアクチュエータ16の貫通孔31のみに挿入することにより、アクチュエータ16の揺動を規制するため、噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制することができる。これにより、バルブステム12を開放された状態に維持してノズル17からエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記した第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図7及び図8を参照して、本発明に係るエアゾール装置の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。また、本実施形態では、エアゾールキャップのみを用いて説明する。
図7は本発明に係るエアゾール装置の第3実施形態の非噴射状態における縦断面図、図8は図7に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図である。
本実施形態のエアゾール装置40は、図7に示すように、エアゾールキャップ13のカバー部15の後端部に把持用のグリップ41が形成され、このグリップ41のアクチュエータ16の後端部と対向する面に挿入孔(揺動規制手段、カバー部側孔)42が穿設される。また、アクチュエータ16の後端部にはロック部材27を支持するための支持溝43が形成される。なお、アクチュエータ16は、カバー部15と別体で形成されており、弾性片44を介してカバー部15に揺動自在に接続される。
エアゾール装置40を連続的に噴射するに際しては、図8に示すように、グリップ41を把持しながらアクチュエータ16の操作部24をエアゾール容器11側に押圧して、この噴射状態においてグリップ41の挿入孔42にロック部材27の一端を挿入させ、挿入したロック部材27の他端部をアクチュエータ16の支持溝43に支持させる。つまり、ロック部材27は、挿入孔42及び支持溝43に支持されて、グリップ41とアクチュエータ16との間に挟持されることにより、噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制する。そのため、この状態でアクチュエータ16を解放しても、ロック部材27が噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制するため、バルブステム12がエアゾール容器11側に押し下げられた状態に維持される。その結果、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17から連続的に噴射されて、エアゾール装置40の全量噴射及びガス抜きが自動的に行われる。
以上説明したように、本実施形態のエアゾール装置40によれば、エアゾールキャップ13の後端部に把持用のグリップ41が設けられ、揺動規制手段である挿入孔42が、グリップ41に形成されるため、噴射状態においてロック部材27をグリップ41の挿入孔42に挿入することにより、噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制することができる。これにより、バルブステム12を開放された状態に維持してノズル17からエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記した第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図9〜図11を参照して、本発明に係るエアゾール装置の第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
図9は本発明に係るエアゾール装置の第4実施形態の非噴射状態における縦断面図、図10は図9に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図、図11は第4実施形態の変形例を説明するための一部切欠斜視図である。
本実施形態のエアゾール装置50は、図9に示すように、エアゾールキャップ13のカバー部15にトリガーガード51が形成されると共に、トリガーガード51内に揺動部材であるトリガー52が配置され、このトリガーガード51に貫通孔(揺動規制手段、カバー部側孔)53が穿設される。なお、トリガー52は、カバー部15と別体で形成されており、端部に形成される軸54を介してカバー部15に揺動自在に接続されている。また、図中55は、エアゾールキャップ13に設けられる折りたたみ式のグリップであり、このグリップ55は、使用時に、図示される格納位置からトリガーガード51に近接する方向に略90度回動される。
エアゾール装置50を連続的に噴射するに際しては、図10に示すように、トリガー52を引くことによりバルブステム12が押し下げられ、この噴射状態においてトリガーガード51の貫通孔53にロック部材27を挿入させる。つまり、ロック部材27は、トリガーガード51の貫通孔53に挿入支持され、トリガーガード51内に突出した端部で噴射状態におけるトリガー52の揺動を規制する。そのため、この状態でトリガー52を解放しても、ロック部材27が噴射状態におけるトリガー52の揺動を規制するため、バルブステム12がエアゾール容器11側に押し下げられた状態に維持される。その結果、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17から連続的に噴射されて、エアゾール装置50の全量噴射及びガス抜きが自動的に行われる。
以上説明したように、本実施形態のエアゾール装置50によれば、エアゾールキャップ13にトリガーガード51が設けられると共に、トリガーガード51内にトリガー52が配置され、揺動規制手段である貫通孔53が、トリガーガード51に形成されるため、噴射状態においてロック部材27をトリガーガード51の貫通孔53に挿入することにより、噴射状態におけるトリガー52の揺動を規制することができる。これにより、バルブステム12を開放された状態に維持してノズル17からエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記した第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態の変形例として、図11に示すように、ロック部材27が、トリガーガード51に一体形成されていてもよい。本変形例のロック部材27は、トリガーガード51の中央部から折り曲げられることでトリガー52に向けて突出する小片形状に形成されており、非使用時には、トリガーガード51に収容される。この場合、トリガー52を引いた噴射状態において、トリガーガード51のロック部材27を折り曲げてトリガー52に向けて突出させることにより、トリガー52とロック部材27が係合して噴射状態におけるトリガー52の揺動が規制される。よって、エアゾール装置50の全量噴射及びガス抜き作業をより簡単に行うことができる。
(第5実施形態)
次に、図12及び図13を参照して、本発明に係るエアゾール装置の第5実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
図12は本発明に係るエアゾール装置の第5実施形態の非噴射状態における縦断面図、図13は図12に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図である。
本実施形態のエアゾール装置60は、図12に示すように、エアゾールキャップ13が、アクチュエータ16の両側面を覆うように形成される一対の外板61を有し、アクチュエータ16が、ノズル17と接続管18とを有して後端部の可撓部62を介してカバー部15に揺動自在に接続されるアクチュエータ本体63と、トリガー64を有してアクチュエータ本体63の側部を覆うように形成される一対の側板65の後端部の係合部66を介してカバー部15に揺動自在に接続されるトリガー体67と、を備える。また、アクチュエータ本体63及びトリガー体67は、トリガー体67の上端部に形成される嵌合部67aを介して結合されており、一体的に揺動する。そして、一対の外板61には、上方から下方に向けて一対のスリット(揺動規制手段)68が形成される。また、可撓部62の上面部には湾曲面69が形成される。
エアゾール装置60を連続的に噴射するに際しては、図13に示すように、トリガー64を引いた噴射状態において、一対の外板61の一対のスリット68にロック部材27を落とし込ませる。つまり、ロック部材27は、一対のスリット68に落とし込まれて、アクチュエータ本体63の可撓部62の後端面と一対のスリット68との間に挟持される。
また、トリガー64を引いていない非噴射状態において、一対の外板61の一対のスリット68にロック部材27を押圧しながら落とし込ませる。つまり、ロック部材27は、一対のスリット68に落とし込まれ、アクチュエータ本体63の湾曲面69と接触して、この湾曲面69を押圧することにより、アクチュエータ16を所定の方向に揺動させて、アクチュエータ本体63の可撓部62の後端面と一対のスリット68との間に挟持される。
これらにより、この状態でアクチュエータ16を解放しても、ロック部材27が噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制するため、バルブステム12がエアゾール容器11側に押し下げられた状態に維持される。その結果、エアゾール容器11内のエアゾール内容物がノズル17から連続的に噴射されて、エアゾール装置60の全量噴射及びガス抜きが自動的に行われる。なお、本実施形態では、ロック部材27は、棒状部材でなく、スリット68に挿入することができる板状部材であってもよい。
以上説明したように、本実施形態のエアゾール装置60によれば、エアゾールキャップ13にアクチュエータ16の両側面を覆う一対の外板61が設けられ、揺動規制手段は、一対の外板61に上方から下方に向けて設けられる一対のスリット68と、一対のスリット68に落とし込まれるロック部27材と、を備えるため、噴射状態においてロック部材27を一対の外板61の一対のスリット68に落とし込むことにより、噴射状態におけるアクチュエータ16の揺動を規制することができる。これにより、バルブステム12を開放された状態に維持してノズル17からエアゾール内容物を連続的に噴射することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記した第1実施形態と同様である。
本発明に係るエアゾール装置の第1実施形態を説明するための外観斜視図である。 図1に示すエアゾール装置の縦断面図である。 ガス抜き時のエアゾール装置の外観斜視図である。 図3に示すガス抜き時のエアゾール装置の縦断面図である。 第1実施形態の変形例を説明するための背面図である。 本発明に係るエアゾール装置の第2実施形態の噴射状態における縦断面図である。 本発明に係るエアゾール装置の第3実施形態の非噴射状態における縦断面図である。 図7に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図である。 本発明に係るエアゾール装置の第4実施形態の非噴射状態における縦断面図である。 図9に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図である。 第4実施形態の変形例を説明するための一部切欠斜視図である。 本発明に係るエアゾール装置の第5実施形態の非噴射状態における縦断面図である。 図12に示すエアゾール装置の噴射状態における縦断面図である。 従来のエアゾール容器のガス抜き用具を説明するための断面図である。 従来の他のエアゾール容器のガス抜き用具を説明するための断面図である。
符号の説明
10,30,40,50,60 エアゾール装置
11 エアゾール容器
12 バルブステム
13 エアゾールキャップ
15 カバー部
16 アクチュエータ(揺動部材)
17 ノズル
25 第1貫通孔(揺動規制手段、カバー部側孔)
26 第2貫通孔(揺動規制手段、揺動部材側孔)
27 ロック部材(揺動規制手段)
28 誘導溝
31 貫通孔(揺動規制手段、揺動部材側孔)
32 ガイド溝
33 突板
42 挿入孔(揺動規制手段、カバー部側孔)
43 支持溝
51 トリガーガード
52 トリガー(揺動部材)
53 貫通孔(揺動規制手段、カバー部側孔)
61 外板
63 アクチュエータ本体
67 トリガー体
68 スリット(揺動規制手段)
69 湾曲面

Claims (3)

  1. エアゾール容器と、前記エアゾール容器の上端部に突出して設けられ、前記エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、前記エアゾール容器の上端部に取り付けられるエアゾールキャップと、を備え、
    前記エアゾールキャップが、前記エアゾール容器の上端部に嵌着されるカバー部と、前記カバー部に前端側で接続して揺動自在に支持される揺動部材と、前記バルブステムに接続され、前記揺動部材の揺動により前記エアゾール内容物が噴射されるノズルと、を備えるエアゾール装置であって、
    前記エアゾールキャップは、ロックピンを用いて、前記ノズルから前記エアゾール内容物が噴射される状態前記揺動部材の揺動位置を規制する揺動規制手段を有し、
    前記揺動規制手段が、前記揺動部材の後端面に近接する前記カバー部の対向面に設けられた前記ロックピンの貫通孔と、前記揺動部材の後端面に設けられた前記ロックピンの挿通孔または支持溝とを備え、前記カバー部の貫通孔に挿入された前記ロックピンが、前記揺動部材の挿通孔に挿入され、または、前記揺動部材の支持溝に支持されて、前記揺動部材の揺動位置が規制されることを特徴とするエアゾール装置。
  2. 前記エアゾールキャップのカバー部の後端部に把持用のグリップが設けられ、
    前記カバー部の貫通孔が、前記グリップに形成されることを特徴とする請求項1記載のエアゾール装置。
  3. 前記エアゾールキャップのカバー部が、前記揺動部材をガードするトリガーガードを有し、
    前記カバー部の貫通孔が、前記トリガーガードに形成されることを特徴とする請求項1記載のエアゾール装置。
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