JP4408488B2 - 印刷製品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷物本体に別の付加的なものを組み合わせた印刷製品に係り、詳しくは学習教材として好適に用いられる印刷製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の印刷製品としては、参考書などの印刷物本体と、印刷物本体における被隠蔽領域を色付けするための赤マーカーと、緑色の透明シートとを組み合せた学習教材が知られている。具体的には、印刷物本体における所定部分(歴史の教科書でいうと年号や人名の部分等)を赤マーカーで色付けしておき、緑色の透明シートを重ね合わせることでマーカー部分を消すようにして使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で説明した学習教材は、赤マーカーでマーキングして緑色の透明シートを重ねるとマーカー部分は隠蔽されて見えないが、緑色の透明シートを外すとマーカー部分に隠れた事項が見えるので、正解をすぐに確認できるというものであり、記憶を試すための教材としては有効なものである。しかしながら、隠蔽状態にするには緑色の透明シートを重ねる必要があり、しかも使用中は本全体が緑色に見えるので、本としての機能を損なうという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明は、手で触れるだけで被隠蔽部分が透けて見えるような隠蔽シールを印刷物に組み合わせることとしている。具体的には、被隠蔽部分を有する印刷物本体と、裏面側に粘着剤を設けた透明シートに印刷物本体の被隠蔽部分に対応する大きさの隠蔽領域が形成された複数枚の隠蔽シールとの組合せからなる学習教材としての印刷製品であって、隠蔽シールの隠蔽領域は体温で透明に変化する感温インキで形成されており、印刷物本体に貼り付けた隠蔽シールを剥がせるように、隠蔽シールの粘着剤の粘着性が低くされていたり、印刷物本体がコーティングで保護されていることを特徴としている。そして、このような隠蔽シールを使用することにより、透明シートのようなものを重ねる必要がなく、使用中に本としての機能を損なわないようにすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、印刷製品を、被隠蔽部分を有する参考書などの印刷物本体と、感温インキにより印刷物本体の被隠蔽部分に対応する大きさの隠蔽領域が形成されてなる隠蔽シールとのセットにより構成したものである。
【0006】
図1は隠蔽シールの一例を示すもので、図示の隠蔽シールSは、透明シート1の裏面側に粘着剤2を介して離型紙3を貼着してあり、透明シート1の表面側に感温インキ4を印刷して隠蔽領域を形成したものが使用される。使用時には離型紙3を剥がし、感温インキ4で形成した隠蔽領域が印刷物本体の被隠蔽部分を覆うようにして貼り付ける。
【0007】
隠蔽シールは、使用時において表面を手で押圧するので、図1に示すようなタイプでは感温インキ4の上から印刷OPニス塗布するか、透明性材料をコーティング加工するか、或いは感温インキ4を覆うように透明フィルムをラミネート加工しておくのが好ましい。また、透明シート1の裏側に感温インキを印刷するようにしてもよいが、この場合は感温インキに影響を与えないような粘着剤を使用する。一方、印刷物本体は、隠蔽シールを剥がした時に紙ムケしないように表面をコーティング、ラミネート、印刷OPニスなどで加工しておくのが望ましい。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。
【0009】
図2は本発明に係る学習教材としての印刷製品の一例を示すものである。この学習教材は、図示のように、印刷物本体としての日本史の参考書10と、複数枚の隠蔽シールSがミシン目aで連接したシート20のセットで供給される。
【0010】
上記の学習教材を使用するに際しては、図3に示すように、隠蔽シールSから離型紙3を剥がして粘着剤を露出させ、参考書10の所定頁における例えば年号や人物名などの被隠蔽部分の上に隠蔽シールSを貼り付ける。このように隠蔽シールSを貼り付けると、図4(A)に示すように、感温インキ4で形成した隠蔽領域が年号や人物名などの被隠蔽部分を覆った状態となる。そして、図4(B)に示すように隠蔽シールSの上から指で押圧すると、体温で感温インキ4が透明に変化し、図4(C)に示すように下の被隠蔽部分の情報が見えて年号や人物名などを確認することができる。隠蔽シールSを貼り付ける場所は任意であり、したがってオリジナルの参考書を作製することができる。この場合、隠蔽シールSの粘着剤の粘着性を低くしたり、印刷物本体をコーティングなどで保護することで、隠蔽シールSを剥がせるようにしておくと、貼る場所を変えたり、覚えた所は剥がしてしまうなどできる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の印刷製品は、被隠蔽部分を有する印刷物本体と、裏面側に粘着剤を設けた透明シートに印刷物本体の被隠蔽部分に対応する大きさの隠蔽領域が形成された複数枚の隠蔽シールとの組合せからなる学習教材としての印刷製品であって、隠蔽シールの隠蔽領域は体温で透明に変化する感温インキで形成されており、印刷物本体に貼り付けた隠蔽シールを剥がせるように、隠蔽シールの粘着剤の粘着性が低くされていたり、印刷物本体がコーティングで保護されていることを特徴としているので、被隠蔽部分はシールを貼るだけでよく、また手を押し当てれば下の印刷が見えることから、重ねる透明シート等が不要であり、しかも被隠蔽部分以外は通常の印刷を通常の状態で目視できるので本としての機能を損なわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 隠蔽シールの一例を示す断面図でる。
【図2】 本発明に係る学習教材としての印刷製品の一例を示す概略図である。
【図3】 図2に示した学習教材を使用する場合の説明図である。
【図4】 図2に示した学習教材の使用方法の説明図である。
【符号の説明】
S 隠蔽シール
1 透明シート
2 粘着剤
3 離型紙
4 感温インキ
10 参考書
20 シート
Claims (2)
- 被隠蔽部分を有する印刷物本体と、裏面側に粘着剤を設けた透明シートに印刷物本体の被隠蔽部分に対応する大きさの隠蔽領域が形成された複数枚の隠蔽シールとの組合せからなる学習教材としての印刷製品であって、隠蔽シールの隠蔽領域は体温で透明に変化する感温インキで形成されており、印刷物本体に貼り付けた隠蔽シールを剥がせるように、隠蔽シールの粘着剤の粘着性が低くされていることを特徴とする印刷製品。
- 被隠蔽部分を有する印刷物本体と、裏面側に粘着剤を設けた透明シートに印刷物本体の被隠蔽部分に対応する大きさの隠蔽領域が形成された複数枚の隠蔽シールとの組合せからなる学習教材としての印刷製品であって、隠蔽シールの隠蔽領域は体温で透明に変化する感温インキで形成されており、印刷物本体に貼り付けた隠蔽シールを剥がせるように、印刷物本体がコーティングで保護されていることを特徴とする学習教材としての印刷製品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22104999A JP4408488B2 (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 印刷製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22104999A JP4408488B2 (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 印刷製品 |
Publications (2)
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JP2001042772A JP2001042772A (ja) | 2001-02-16 |
JP4408488B2 true JP4408488B2 (ja) | 2010-02-03 |
Family
ID=16760703
Family Applications (1)
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JP22104999A Expired - Lifetime JP4408488B2 (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 印刷製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4408488B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4638022B2 (ja) * | 2000-12-12 | 2011-02-23 | 株式会社トッパンTdkレーベル | 隠蔽シールおよびスクラッチ媒体 |
-
1999
- 1999-08-04 JP JP22104999A patent/JP4408488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001042772A (ja) | 2001-02-16 |
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