JP4407933B2 - 粘着テープ貼付方法およびこれを用いた装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの面に粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付方法およびこれを用いた装置に係り、特に、バックグラインド処理前の半導体ウエハの表面への保護用の粘着テテープの貼り付けや、ダイシング加工前にリング状フレームに半導体ウエハを保持する際に支持用の粘着テープを半導体ウエハの裏面に精度よく貼り付ける技術に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)を薄型加工する手段として、研削や研磨などの機械的方法、またはエッチングを利用した化学的方法などを利用してウエハの裏面を加工してその厚みを薄くしている。また、これらの方法を利用してウエハを加工する際、配線パターンの形成されたウエハ表面を保護するために、その表面に保護用の粘着テープ(以下、単に「保護テープ」という)が貼り付けられる。
また、薄型加工後のウエハをダイシング加工する前に、リング状フレームにウエハを保持するために、裏面から支持用の粘着テープ(以下、単に「支持粘着テープ」という)を貼り付けてリング状フレームとウエハを一体化したマウントフレームを作製している(例えば、特許文献2参照)。
具体的な保護テープなどの貼り付けは、装置にウエハを搬送して保持テーブルに載置保持して位置合わせが終了すると、帯状の保護テープがウエハ面上に供給され、貼付ローラに巻き掛けられた当該保護テープが押圧されながらウエハ表面に貼り付けられる。ウエハの表面に貼り付けられた保護テープは、保護テープ切断部のカッタ刃により略ウエハ形状に切断される。
その後、保護テープの貼り付けられたウエハ表面と保護テープの界面に異物や気泡が発生しているか否かの検査を、保護テープ貼付処理後の所定枚数のウエハを取り出して個別に配備された検査装置を利用して作業者が手作業で検査している。
検査の結果、異物などの発生のないロットのウエハについては、ウエハマウント作製工程に搬送され、リング状フレームに支持粘着テープを介して裏面から保持されて一体化される。ウエハとリング状フレームが一体化して作製されたマウントフレームは、ウエハ裏面と支持粘着テープの界面に異物などが発生しているか否かの検査がされる。つまり、マウントフレームの所定枚数を取り出して個別に配備された検査装置を利用して作業者が手作業で検査している。
検査の結果、異物などの発生のないマウントフレームは、次工程に搬送されてダイシング加工が施される。ダイシングされた各チップは、ピックアップされて搬送される(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−158746号公報 特開平10−233429号公報
しかしながら、従来の粘着テープ貼付方法では、次のような問題がある。
すなわち、保護テープや支持粘着テープのウエハ面への貼り付けが完了した後に、作業者が貼付装置から所定枚数のウエハを取り出して個別の検査装置を利用して異物などの発生について検査し、全数について検査を行なっていない。したがって、異物などの発生したウエハが後工程に搬送されてしまう。例えば、後工程がバックグラインド工程の場合、異物などにより保護テープの表面が平坦にならず、表面高さにバラツキが発生した状態で表面が吸着保持され、ウエハ裏面が研削される。その結果、ウエハの厚みにバラツキが発生するといった問題がある。
また、後工程がダイシング工程の場合、異物などの発生によりウエハの裏面への支持粘着テープの貼り付けがムラになる。その結果、ダイシング加工時にウエハの切断箇所の支持粘着テープが密着していなければ、切断されたチップが飛び散ったり、破損したりするといった問題がある。
また、異物などの発生を作業者が個別の検査装置に搬送して手作業で検査しているので、作業効率が低下するといった不都合も生じている。
さらに、異物などの発生した保護テープの貼り付けられたウエハやマウントフレームについては、作業者が手作業で保護テープなどを剥離して修正しているので、保護テープなどの剥離作業中にウエハを破損させたりするといった問題もある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、半導体ウエハなどのワークの面に粘着テープを精度よく貼り付けることのできる粘着テープ貼付方法およびこれを用いた装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、上記目的を達成するために次のような構成をとる。
第1の発明は、粘着テープの非粘着面を貼付部材で押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付方法であって、
貼付部材により帯状の粘着テープの非粘着面を押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける第1過程と、
前記粘着テープの貼り付けられたワークの面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡を検出する第2過程と、
前記第2過程で両部材の界面から異物または/および気泡が検出されたとき、前記粘着テープを剥離する第3過程と、
前記粘着テープを剥離したワークに対して、前記第1過程から第3過程を少なくとも1回行なった後に、ワークに貼り付けた粘着テープを所定形状に切断する第4過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) この方法によると、ワークの面に帯状の粘着テープが貼り付けられた後、粘着テープの貼り付けられたワークの面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡が検出される。両部材の界面に異物などが存在した場合は、ワークに貼り付けられている粘着テープが剥離され、粘着テープの剥離されたワークに対して新しい粘着テープの貼り付けが少なくとも1回行われる。その後、帯状の粘着テープが所定形状に切断される。
すなわち、両部材の界面に異物が存在していた場合、粘着テープを剥離することにより、ワークの面から異物を除去したり、界面に入り込んだ気泡を除去したりすることができ、粘着テープをワークに面一、かつ、密着した状態で貼り付けることができる。
上述の方法において、異物またな/気泡の検出は、例えば、ワークの厚みと粘着テープの厚みから予め決めた表面高さの基準値と、貼付対象であるワークに粘着テープを貼り付けたときの粘着テープの表面高さの実測値とを比較し、両値が一致するか否かによって行なうことが好ましい。この方法によれば、粘着テープの高さのバラツキを検出することができ、両部材の界面に存在する異物または/および気泡を容易に検出することができる。
また、異物または/気泡の検出は、粘着テープの貼り付けられたワークの面を撮影し、取得した画像データから異物または/および気泡を画像処理により検出することが好ましい。この方法によれば、撮影したワーク表面の画像データから異物や気泡の存在を容易に認識することができる。
なお、粘着テープの貼付対象のワークは、例えば、半導体ウエハが挙げられる。半導体ウエハへの粘着テープの貼り付けとしては次の場合が挙げられる。半導体ウエハの表面に保護用の粘着テープを貼り付ける場合と、リング状フレームの中央で半導体ウエハを保持するように、半導体ウエハの裏面とリング状フレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける場合とである。
この方法によれば、保護テープが半導体ウエハに面一、かつ、密着して貼り付けられるので、裏面をバックグラインド加工しても、半導体ウエハの厚みのバラツキが発生しない。また、リング状フレームに保持された半導体ウエハは、裏面全体に支持粘着テープが面一、かつ、密着して貼り付けられるので、ダイシング加工時にチップが飛び散ったり、破損したりしない。
第6の発明は、粘着テープの非粘着面を貼付部材で押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付装置であって、
前記ワークを保持する保持手段と、
保持された前記ワークの面に帯状の粘着テープを供給するテープ供給手段と、
供給された帯状の粘着テープの非粘着面を貼付部材により押圧しながら前記ワークの面に当該粘着テープを貼り付ける貼付手段と、
前記ワークに貼り付けられた粘着テープを剥離する剥離手段と、
前記貼付手段により粘着テープの貼り付けられた前記ワークの面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記両部材の界面に異物または/および気泡が検出されたとき、ワークに貼り付けられている粘着テープを不要な粘着テープとして剥離して送り出すとともに、新しく供給される粘着テープをワークの面に貼り付けるよう前記貼付手段と前記剥離手段を駆動制御する制御手段と、
前記検出手段により両部材の界面から異物または/および気泡が検出されなかったとき、ワークに貼り付けられた前記粘着テープを所定形状に切断する切断手段と、
前記異物または/および気泡の検出により剥離した不要な粘着テープ、および切断手段により切断された後の不要な粘着テープを回収するテープ回収手段と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第6の発明によると、保持手段は、ワークを保持する。テープ供給手段は、保持されたワークの面上に帯状の粘着テープを供給する。貼付手段は、供給された帯状の粘着テープの非粘着面を貼付部材により押圧しながらワークの面上に当該粘着テープを貼り付ける。剥離手段は、ワークに貼り付けられた粘着テープを剥離する。検出手段は、粘着テープの貼り付けられたワーク表面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡を検出する。制御手段は、検出手段により両部材の界面に異物または/および気泡が検出されたとき、ワークに貼り付けられている粘着テープを不要な粘着テープとして剥離して送り出すとともに、新しく供給される粘着テープをワークの面に貼り付けるよう貼付・剥離手段を駆動制御する。切断手段は、検出手段により両部材の界面から異物または/および気泡が検出されなかったとき、ワークに貼り付けられた前記粘着テープを所定形状に切断する。テープ回収手段は、異物または/および気泡の検出により剥離した不要な粘着テープ、および切断手段により切断された後の不要な粘着テープを回収する。
この構成によれば、保持手段に保持されたワークの表面に粘着テープが貼り付けられた後に、ワークの面と粘着テープの粘着面の界面に異物などが存在するか否かが検出手段により検出される。異物などが検出された場合は、制御手段により剥離手段が駆動制御され、ワークから粘着テープが剥離される。このとき、当該粘着テープにより異物などが付着されて除去される。また、制御手段により貼付手段が駆動制御され、粘着テープの剥離されたワークに対して新しい粘着テープが貼り付けられる。すなわち、ワークの面と粘着テープの粘着面の界面に異物などが存在しない状態で粘着テープを面一、かつ、密着した状態でワークに貼り付けることができる。
また、当該粘着テープ貼付装置内において、粘着テープを貼り付けたワークの全部に対して異物などの発生の検査を行なうことができる。
なお、検出手段としては、粘着テープの貼り付けられたワークの表面高さを検出する高さ検出手段と、検出したワークの表面高さと、ワークの厚みと粘着テープの厚みから予め決めた表面高さの基準高さとを比較し、両値が一致するか否かを判定する判定手段と含むことが好ましい。この構成によれば、異物などの発生により粘着テープの貼り付けられたワークの表面高さのバラツキを容易に検出することができる。
また、検出手段としては、粘着テープの貼り付けられたワークの表面を撮影し、取得した画像データから異物または/および気泡を検出する画像処理手段であることが好ましい。この構成によれば、撮影したワーク表面の画像データから異物や気泡の存在を容易に認識することができる。
また、ワークとしては、例えば、半導体ウエハに適用することができる。ワークに半導体ウエハを適用する場合、半導体ウエハの表面に保護用のテープを貼り付ける装置と、リング状フレームに半導体ウエハを保持するように裏面から支持用の粘着テープを半導体ウエハとリング状フレームとにわたって貼り付ける装置に適用することができる。
半導体ウエハの表面に保護テープを貼り付ける装置の場合、保持手段は、導体ウエハを保持し、貼付手段は、保持手段に保持された半導体ウエハの表面に保護用の粘着テープを貼り付け、切断手段は、半導体ウエハの表面に貼り付けられた保護用の粘着テープを、当該半導体ウエハの外周に沿って切断する。
半導体ウエハの裏面に支持用の粘着テープを貼り付ける場合、保持手段は、リング状フレームの略中央で半導体ウエハを保持し、貼付手段は、リング状フレームに半導体ウエハを保持するように、半導体ウエハの裏面とリング状フレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付け、切断手段は、リング状フレームと略同じ形状に粘着テープを切断する。
これら上述の構成によれば、保護用の粘着テープおよび支持用の粘着テープを半導体ウエハに貼り付ける装置の一連の処理過程で、半導体ウエハの面と各粘着テープの粘着面の界面に存在する異物および気泡の全てを除去した状態で各粘着テープを半導体ウエハの面に面一、かつ、密着した状態で貼り付けることができる。
したがって、装置内で、異物または/および気泡の存在について全数検査することができるので、バックグラインド処理による半導体ウエハの厚みのバラツキ、およびダイシング加工時のチップの飛散や破損を抑制することができる。さらに、個別の装置を利用して作業者が異物などの検査をする必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。
この発明に係る粘着テープ貼付方法およびこれを用いた装置によれば、粘着テープの貼り付けられたワークの貼付面と粘着テープの粘着面の界面に異物または/気泡が存在していた場合、粘着テープを剥離することにより、ワーク表面から異物や気泡を除去することができ、粘着テープをワークに面一、かつ、密着した状態で貼り付けることができる。
以下、図面を参照して本発明の保護テープ切断装置を備えた保護テープ貼付装置の実施例を説明する。
図1は、保護テープ貼付け装置の全体構成を示す斜視図、図2はその要部を示す平面図である。
実施例に係る半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)の保護テープ貼付装置1は、図1に示す基台2の左右手前に、ウエハが収納されたカセットC1が装填されるウエハ供給部3(左側)と、表面に保護テープT1が貼り付けられたウエハWを回収するウエハ回収部4(右側)とが配備されている。このウエハ供給部3とウエハ回収部4の間には、ロボットアーム6を備えたウエハ搬送機構5が配備されている。また、基台2の右側奥にはアライメントステージ7が配備され、その上方にはウエハWに向けて保護テープT1を供給するテープ供給部8が配備されている。また、テープ供給部8の右斜め下にはテープ供給部8から供給されたセパレータ付きの保護テープT1からセパレータSのみを回収するセパレータ回収部9が配備されている。アライメントステージ7の左横にはウエハWを載置保持する保持部10と、この保持部10に保持されたウエハWに保護テープT1を貼り付けるテープ貼付機構11と、ウエハWに保護テープT1を貼り付けた後の不要なテープT2を剥離するテープ剥離機構12とが配備され、その上方にはウエハWに貼り付けられた保護テープT1をウエハWの外形に沿って切断するカッターユニット13が配備されている。また、基台2の左側上方には、不要なテープT2を回収するテープ回収部14が配備されている。さらに、保持部10を挟んで、ウエハWに貼り付ける前の保護テープT1と、保護テープT1をウエハWに貼り付けた後の回収前の不要なテープT2から静電気を除去する静電気除去部15がそれぞれに配備されている。
以下、各機構について具体的に説明する。
ウエハ供給部3は、昇降可能なカセット台を備え、このカセット台にウエハWを多段に収納したカセットC1が載置されるようになっている。このとき、ウエハWはパターン面を上向きにした水平姿勢を保っている。
ウエハ搬送機構5は、ロボットアーム6を備えるとともに、図示しない駆動機構によって旋回するように構成されている。
ロボットアーム6は、その先端に略矩形状のウエハ保持部16を備えている。このウエハ保持部16には図示しない吸着孔が設けられており、ウエハWを裏面から真空吸着するようになっている。なお、ウエハ保持部16の形状は矩形状に限定されるものではなく、馬蹄形などであってもよい。
つまり、ロボットアーム6は、カセットC1に多段に収納されたウエハW同士の間隙をウエハ保持部16が進退してウエハWを裏面から吸着保持するとともに、吸着保持したウエハWを後述するアライメントステージ7、保持部10、およびウエハ回収部4の順に搬送するようになっている。
アライメントステージ7は、載置されたウエハWをオリエンテーションフラットなどに基づいて位置合わせを行なうようになっている。
保持部10は、図2に示すように、ウエハWの全面を覆うようにウエハWと略同形状をしたチャックテーブル17と、チャックテーブル17をその中央部に収めて外周を取り囲むように設けられた枠材18とから構成されている。なお、保持部10は、本発明の保持手段に相当する。
チャックテーブル17は、移載されたウエハWのオリエンテーションフラットなどを基準に位置合わせを行なうとともに、ウエハWの裏面全体を覆って真空吸着するようになっている。また、チャックテーブル17は、図示しない駆動機構によりガイドに沿って昇降移動可能な構成をしている。つまり、枠材18の高さとチャックテーブル17に吸着保持したウエハWの表面高さとが同じになるように調整可能となっている。
テープ供給部8は、図7に示すように、テープボビン27から繰り出されたセパレータSつきの保護テープT1をガイドローラ28群に巻回案内する。なお、テープ供給部8は装置本体の縦壁に軸支されブレーキ機構などを介して回転規制されている。なお、テープ供給部8は、本発明のテープ供給手段に相当する。
セパレータ回収部9は、縦壁に回収ボビン29が軸支されており、モータなどの駆動機構に連動連結されている。
図2から図4に戻り、テープ貼付機構11は、前後一対のレール33に沿って左右にスライド移動可能に支持された可動台34を、モータ35で正逆転駆動される送りネジ軸36によって左右水平にねじ送り移動させるとともに、この可動台34に、保護テープ貼付用の貼付ローラ30、センサ36を装備した構造となっている。テープ貼付機構11は、本発明の貼付手段に相当する。
貼付ローラ30は、ウエハ径より広幅であり、可動台の前面に回動可能に突設支持された回転支軸40に高さ調節可能に連結固定されている。貼付ローラ30は、本発明の貼付部材に相当する。
また、回転支軸40の基部には操作アーム41が締め付け連結されるとともに、この操作アーム30の遊端部に枢支連結した連結ロッドが、可動台22の前面に装着したエアーシリンダ42のピストンロッド42aに連結されている。このピストンロッド42aの進退作動に伴う操作アーム41の揺動によって回転支軸40が回動され、これによって貼付ローラ30が上下動するよう構成されている。
センサ36は、フレームFを介して貼付ローラ30と平行に配備されたレーザスキャン式の変位センサであり、ウエハWに貼り付けられた保護テープT1の全面の表面高さを検出する。具体的には、ウエハWの保護テープT1の貼付開始端から終端までの保護テープ全面に連続してレーザを投光し、反射して戻ってくる光の強度を利用して保護テープT1の表面高さのデータ(実測値)を取得している。また、取得されたデータ、図5に示す制御部47に送信される。
制御部47は、記憶部48と、判定部49とを備えている。記憶48は、装置の駆動条件やプログラムが予め設定されているとともに、保護テープT1の貼付対象であるウエハWの厚みと、使用する保護テープT1の厚みを加算したワーク厚みの基準値が記憶されている。
判定部49は、センサ36から送信された保護テープT1の表面高さの実測値と、記憶部49に予め設定入力された基準値とを比較し、両値が一致しているか否かを比較している。つまり、判定部49は、実測値と基準値が一致していない場合は、ウエハWの表面と保護テープT1の粘着面の界面に異物や気泡の巻き込みが発生していると判定する。この場合、制御部49は、カッターユニット13を駆動させることなく、テープ剥離機構12を作動させて、現時点でウエハWに貼り付けられている保護テープT1を剥離させる。当該保護テープT1の剥離後は、保護テープT1の貼り直しを行なうようテープ貼付機構を作動させる。具体的な処理については後述する。
カッターユニット13は、図示しない昇降機構により待機位置と、保護テープT1を切断する作用位置とにわたって昇降移動するとともに、ウエハWの外周に沿って保護テープT1を切断する。なお、カッターユニット13は本発明の切断手段に相当する。
図2および図3に戻り、テープ剥離機構12は、前後一対のレール33に沿って左右にスライド移動可能に支持された可動台34を、モータ35で正逆転駆動される送りネジ軸36によって左右水平にねじ送り移動させるとともに、この可動台43に、保護テープ貼付用の剥離ローラ31、駆動回転される送り出しローラ44、およびこれに対向する挟持ローラ45等を装備した構造となっている。この剥離ローラ31は、制御センサ36から取得された実測値が基準値と一致しない場合、その時点でウエハWに貼り付けられている保護テープT1と、表面高さが基準値と一致した場合にウエハWの外周に沿って切断された後の不要なテープT2のそれぞれを、ウエハWから剥離するためのものである。なお、テープ剥離機構12は、本発明の剥離手段に相当する。
テープ回収部14は、基台2の縦壁に回収ボビン32が軸支され、モータなどの駆動部に連動連結されている。つまり、テープ供給部11から所定量の保護テープT1が繰り出されてウエハW上に供給されるとともに、駆動部が作動することにより保護テープT1を切断後の不要なテープT2が回収ボビン32に巻き取られるようになっている。なお、テープ回収部14は、本発明のテープ回収手段に相当する。
ウエハ回収部4は、昇降可能なカセット台を備え、このカセット台にカセットC2が載置されるようになっている。このカセットC2には、表面に保護テープT1の貼り付けられたウエハWが多段に収納されるようになっている。このとき、ウエハWはパターン面を上向きにした水平姿勢を保っている。
次に、上記実施例装置を用いて保護テープT1をウエハWの表面に貼り付ける一巡の動作につてい図6のフローチャートおよび図7から図11の動作説明図を参照しながら説明する。
先ず操作部から使用する保護テープT1と処理対象のウエハWを選択する。この選択条件に基づいて予め登録されたウエハWなどの情報、例えば本実施例では保護テープT1およびウエハWの厚み情報などに基づいて、制御部47がチャックテーブル17の高さなどを調節する。
チャックテーブル17の高さ調節が終了すると、カセット台に載置されたカセットC1から取り出し対象のウエハWをロボットアーム6で取り出せるようにカセット台を昇降移動して位置調節する(ステップS1)。
カセットC1の位置合わせが終了すると、ウエハ搬送機構5が旋回してロボットアーム6のウエハ保持部16がカセットC1内のウエハW同士の隙間に挿入される。ロボットアーム6は、そのウエハ保持部16でウエハWを裏面から吸着保持して取り出し、ウエハWをアライメントステージ7に移載する。
アライメントステージ7に載置されたウエハWは、オリエンテーションフラットやノッチなどに基づいてウエハWの位置合わせが行なわれる。位置合わせ後、ウエハWはロボットアーム6によって裏面を吸着保持されてチャックテーブル17に移載される。
チャックテーブル17に載置されたウエハWは、位置合わせが行なわれ、吸着保持される(ステップS2)。このとき、図7に示すように、テープ貼付機構11とテープ剥離機構12とは左側の初期位置に、およびカッターユニット13は上方の待機位置にそれぞれ位置する。
ウエハWの位置合わせが終了すると、図8に示すように、テープ貼付機構11の貼付ローラ30が保護テープT1を押圧しながら、枠材18上をテープ走行方向とは逆方向(図5では左から右)に転動し、連続してウエハW上を転動して保護テープT1をウエハWの表面全体に均一に貼り付ける。
貼付ローラ30の転動と連動してフレームFと一体構成されたセンサ36が、保護テープT1の表面高さのデータを取得する(ステップS3)。
センサ37により取得されたデータが制御部47に逐次に送信され、制御部47の判定部49が受信したデータの実測値と記憶部48に予め記憶された基準値とを読み出して比較する(ステップS4)。
比較の結果、両値が一致していなけければ、ウエハWの表面と保護テープT1の粘着面の界面に異物や気泡などが存在していると判定される。この場合、制御部47は、テープ剥離機構13を作動させ、図9に示すように、現時点でウエハWの表面に貼り付けられた保護テープT1を剥離する。テープ剥離機構12が剥離作業の終了位置に達すると、テープ貼付機構11とテープ剥離機構12とがテープ走行方向に移動し、図7に示す初期位置に復帰する。このとき、剥離した保護テープT1を不要なテープT2として回収部ボビン32に巻き取り回収させるとともに、一定量の新しい保護テープT1がテープ供給部8から繰り出される(ステップS5)。
判定部49での比較の結果、両値が一致していれば、両部材の界面に異物などの存在がないと判定する。
この場合、図10に示すように、カッターユニット13が切断作用位置に降下し、刃先が保護テープT1に突き刺さり貫通する。刃先がウエハWの外周に沿って移動することにより、保護テープT1を略ウエハ形状に切断する(ステップS6)。
保護テープT1を切断した後、カッターユニット13は、上昇して待機位置に戻る。
次に、テープ剥離機構12が、図11に示すように、枠材18とウエハW上をテープ走行方向とは逆方向(図7では左から右)に移動しながらウエハW上で切断された不要なテープT2を巻き上げて剥離する(ステップS7)。
テープ剥離機構12が剥離作業の終了位置に達すると、テープ剥離機構12とテープ貼付機構11とがテープ走行方向に移動して、図7に示す初期位置に復帰する。このとき、不要なテープT2が回収ボビン32に巻き取られるとともに、一定量の保護テープT1がテープ供給部8から繰り出される(ステップS8)。以上で保護テープT1をウエハWの表面に貼り付ける一巡の動作が終了する。
以上のように、ウエハWの表面に保護テープT1を貼り付けると同時に、保護テープT1の表面高さのデータ(実測値)を取得し、ウエハWに保護テープT1を貼り付けたときの保護テープの表面高さの基準値とを比較することにより、表面高さのバラツキを検出することができる。換言すれば、ウエハWの表面と保護テープT1の粘着面の界面に異物や気泡が存在することを知ることができる。このように両部材の界面に異物などが存在する場合、現時点でウエハWに貼り付けられている保護テープT1を剥離することにより、界面に存在していた異物などを保護テープT1の接着面に付着させて除去することができる。すなわち、異物などの存在がない状態でウエハWの表面に新しい保護テープT1を面一、かつ、密着した状態で貼り付けることができ、ひいては、次工程において、保護テープT1の表面を面一に吸着した状態でバックグラインド処理を施すことができるので、ウエハWの厚みのバラツキを無くすことができる。
また、保護テープ貼付装置1の一連の処理過程で、保護テープT1を貼り付けたウエハWの全部について、両部材の界面に存在する異物などがあるか否かの検査を行なうことができるので、異物を含んだウエハWの流出を防ぐことができるとともに、作業効率の向上を図ることができる。
<実施例2>
本実施例では半導体ウエハマウント装置に適用した場合について説明する。
図12は、この発明の一実施例に係り、半導体ウエハマウント装置の全体構成を示した破断斜視図である。
この半導体ウエハマウント装置101は、バックグラインド処理を施したウエハWを多段に収納するカセットCが装填されるウエハ供給部102と、ロボットアーム104と押圧機構105とを備えたウエハ搬送機構103と、ウエハWの位置合わせをするアライメントステージ107と、アライメントステージ107に載置されたウエハWに向けて紫外線を照射する紫外線照射ユニット114と、ウエハWを吸着保持するチャックテーブル115と、リング状フレーム(以下、単に「リングフレームf」という)が多段に収納されたリングフレーム供給部116と、リングフレームfをダイシング用テープDTに移載するリングフレーム搬送機構117と、ダイシング用テープDTをリングフレームfの裏面から貼り付けるテープ処理部118と、ダイシング用テープDTが貼り付けられたリングフレームfを昇降移動させるリングフレーム昇降機構126と、ダイシング用テープDTが貼り付けられたリングフレームfにウエハWを貼り合わせて一体化したマウントフレームMFを作製するマウントフレーム作製部127と、作製されたマウントフレームMFを搬送する第1マウントフレーム搬送機構129と、ウエハWの表面に貼り付けられた保護テープT1を剥離する剥離機構130と、剥離機構130で保護テープT1が剥離されたマウントフレームMFを搬送する第2マウントフレーム搬送機構135と、マウントフレームMFの方向転換および搬送を行なうターンテーブル136と、マウントフレームMFを多段に収納するマウントフレーム回収部137とから構成されている。
ウエハ供給部102は、カセット台を備え、このカセット台に保護テープT1がパターン面(以下、適宜に「表面」という)に貼り付けられたウエハWを多段に収納したカセットCが載置されるようになっている。このとき、ウエハWはパターン面を上向きにした水平姿勢を保っている。
ウエハ搬送機構103は、図示しない駆動機構によって旋回および昇降移動するように構成されている。つまり、後述するロボットアーム104のウエハ保持部や、押圧機構105に備わった押圧プレート106の位置調整を行なうとともに、ウエハWをカセットCからアライメントステージ107に搬送するようになっている。
ウエハ搬送機構103のロボットアーム104は、その先端に図示しない馬蹄形をしたウエハ保持部を備えている。また、ロボットアーム104は、カセットCに多段に収納されたウエハW同士の間隙をウエハ保持部が進退可能に構成されている。
ウエハ保持部には吸着孔が設けられており、ウエハWを裏面から真空吸着して保持するようになっている。
ウエハ搬送機構103の押圧機構105は、その先端にウエハWと略同形状をした円形の押圧プレート106を備えており、この押圧プレート106がアライメントステージ107に載置されたウエハWの上方に移動するように、アーム部分が進退可能に構成されている。なお、押圧プレート106の形状は、円形に限定されるものではなく、ウエハWに発生している反りを矯正できる形状であればよい。例えば、ウエハWの反り部分に棒状物などの先端を押圧するようにしてもよい。
また、押圧機構105は、後述するアライメントステージ107の保持テーブル108にウエハWが載置されたときに、吸着不良が発生した場合に作動するようになっている。具体的には、ウエハWに反りが発生してウエハWを吸着保持できないとき、押圧プレート106がウエハWの表面を押圧し、反りを矯正して平面状態にする。この状態で保持テーブル108がウエハWを裏面から真空吸着するようになっている。
アライメントステージ107は、載置されたウエハWをオリエンテーションフラットなどに基づいて位置合わせを行なうとともに、ウエハWの裏面全体を覆って真空吸着する保持テーブル108を備えている。
また、アライメントステージ107は、ウエハWを真空吸着したときの圧力値を検出し、正常動作時(ウエハWが保持テーブル108に正常に吸着されたとき)の圧力値に関連して予め定められた基準値とを比較する。圧力値が基準値よりも高い(すなわち、吸気管内の圧力が十分に低下していない)場合は、ウエハWに反りがあって保持テーブル108に吸着されていないものと判断する。そして、押圧プレート106を作動させてウエハWを押圧し、反りを矯正することによって、ウエハWが保持テーブル108に吸着されるようになっている。
アライメントステージ107は、ウエハWを載置して位置合わせを行なう初期位置と、後述するテープ処理部118の上方に多段に配備されたチャックテーブル115とリングフレーム昇降機構126との中間位置とにわたってウエハWを吸着保持した状態で搬送移動できるように構成されている。つまり、アライメントステージ107は、ウエハWの反りを矯正して平面状態に保持したまま次の工程まで搬送する。
紫外線照射ユニット114は、初期位置にあるアライメントステージ107の上方に位置している。紫外線照射ユニット114は、ウエハWの表面に貼り付けられた紫外線硬化型粘着テープである保護テープT1に向けて紫外線を照射する。つまり、紫外線の照射によって保護テープT1の接着力を低下させるようになっている。
チャックテーブル115は、ウエハWの表面を覆って真空吸着できるようにウエハWと略同一形状の円形をしており、図示しない駆動機構によって、テープ処理部118の上方の待機位置からウエハWをリングフレームfに貼り合わせる位置にわたって昇降移動するようになっている。
つまり、チャックテーブル115は、保持テーブル108によって反りを矯正されて平面状態に保持されたウエハWと当接し、吸着保持するようになっている。
また、チャックテーブル115は、後述するダイシング用テープDTが裏面から貼り付けられたリングフレームfを吸着保持するリングフレーム昇降機構126の開口部に収まってウエハWがリングフレームfの中央のダイシング用テープDTに近接する位置まで降下するようになっている。
このとき、チャックテーブル115とリングフレーム昇降機構126とは、図示しない保持機構によって保持されている。
リングフレーム供給部116は底部に滑車が設けられたワゴン状のものであって、装置本体100内に装填されるようになっている。また、その上部が開口して内部に多段に収納されているリングフレームfをスライド上昇させて送り出すようになっている。
リングフレーム搬送機構117は、リングフレーム供給部116に収納されているリングフレームfを上側から1枚ずつ順番に真空吸着し、図示しないアライメントステージと、ダイシング用テープDTを貼り付ける位置とにリングフレームfを順番に搬送するようになっている。また、リングフレーム搬送機構117は、ダイシング用テープDTの貼付の際、ダイシング用テープDTの貼付位置でリングフレームfを保持する保持機構としても作用している。
テープ処理部118は、ダイシング用テープDTを供給するテープ供給部119、ダイシング用テープDTにテンションをかける引張機構120、ダイシング用テープDTをリングフレームfに貼り付ける貼付ユニット121、リングフレームfに貼り付けられたダンシング用テープDTを切断するカッター機構124、カッター機構124によって切断された後の不要なテープをリングフレームfから剥離する剥離ユニット123、および切断後の不要な残存テープを回収するテープ回収部125とを備えている。
引張機構120は、ダイシング用テープDTを幅方向の両端から挟み込んで、テープ幅方向にテンションをかけるようになっている。つまり、柔らかいダイシング用テープDTを用いると、テープ供給方向に加わるテンションによって、その供給方向に沿ってダイシング用テープDTの表面に縦皺が発生してしまう。この縦皺を回避してリングフレームfにダイシング用テープDTを均一に貼り付けるために、テープ幅方向側からテンションをかけている。
貼付ユニット121は、ダイシング用テープDTの上方に保持されたリングフレームfの斜め下方(図12では左斜め下)の待機位置に配備されている。この貼付ユニット121に設けられた貼付ローラ122は、ダイシング用テープDTの貼付位置にリングフレーム搬送機構117によってリングフレームfが搬送および保持され、テープ供給部119からのダイシング用テープDTの供給が開始されると同時に、テープ供給方向の右側の貼付開始位置に移動する。
貼付開始位置に到達した貼付ローラ122は、上昇してダイシング用テープDTをリングフレームfに押圧して貼り付け、貼付開始位置から待機位置方向に転動してダイシング用テープDTを押圧しながらリングフレームfに貼り付けるようになっている。
剥離ユニット123は、後述するカッター機構124によって切断されたダイシング用テープDTの不要な部分をリングフレームfから剥離するようになっている。具体的には、リングフレームfへのダイシング用テープDTの貼り付けおよび切断が終了すると、引張機構120によるダイシング用テープDTの保持が開放される。次いで、剥離ユニット123が、リングフレームf上をテープ供給部119側に向かって移動し、切断後の不要なダイシング用テープDTを剥離する。
カッター機構124は、リングフレームfが載置されたダイシング用テープDTの下方に配備されている。ダイシング用テープDTが貼付ユニット121によってリングフレームfに貼り付けられると、引張機構120によるダイシング用テープDTの保持が開放され、このカッター機構124が上昇する。上昇したカッター機構124は、リングフレームfに沿ってダイシング用テープDTを切断する。
リングフレーム昇降機構126は、リングフレームfにダイシング用テープDTを貼り付ける位置の上方の待機位置にある。このリングフレーム昇降機構126は、リングフレームfにダイシング用テープDTの貼付処理が終了すると降下し、リングフレームfを吸着保持する。このとき、リングフレームfを保持していたリングフレーム搬送機構118は、リングフレーム供給部116の上方の初期位置に戻る。
また、リングフレーム昇降機構126はリングフレームfを吸着保持すると、ウエハWとの貼り合わせ位置へと上昇する。このとき、ウエハWを吸着保持したチャックテーブル115もウエハWの貼り合わせ位置まで降下する。
マウントフレーム作製部127は、貼付ローラ128およびセンサ142を備えている。貼付ローラ128は、リングフレームfの裏面に貼り付けられているダイシング用テープDTの非接着面を押圧しながら転動するようになっている。なお、貼付ローラ128には、例えばゴムや樹脂製などの軟らかいものが使用される。
センサ142は、フレームFを介して貼付ローラ128と平行に配備されたレーザスキャン式の変位センサであり、ウエハWの裏面とリングフレームfにわたって貼り付けられたダイシング用テープDTの全面の表面高さを検出する。具体的には、ウエハWの裏面のダイシング用テープDTの貼付開始端から終端までの全面に連続してレーザを投光し、反射して戻ってくる光の強度を利用してウエハWの裏面のダイシング用テープDTの表面高さのデータ(実測値)を取得している。また、取得されたデータ、図13に示す制御部147に送信される。
制御部147は、記憶部148と、判定部149とを備えている。記憶148は、装置の駆動条件やプログラムが予め設定されているとともに、ダイシング用テープDTの貼付対象であるウエハWにダイシング用テープDTを貼り付けた状態でレーザを投光して戻る反射光、の強度の理論値が記憶されている。
判定部149は、センサ142から送信された反射光の強度の実測値と、記憶部149に予め設定入力された理論値とを比較し、両値が一致しているか否かを比較している。つまり、判定部149は、実測値と理論値が一致していない場合は、ウエハWの裏面とダイシング用テープDTの粘着面の界面に異物や気泡の巻き込みが発生していると判定する。この場合、制御部149は、カッター機構124を駆動させることなく、剥離ユニット123を作動させて、現時点でウエハWの裏面とリングフレームfとにわたって貼り付けられているダイシング用テープDTを剥離させる。当該ダイシング用テープDTの剥離後は、新しいダイシング用テープDTの貼り直しを行なうよう貼付ユニット121を作動させる。具体的な処理については後述する。
カッター機構125は、図示しない昇降機構により待機位置と、ダイシング用テープDTを切断する作用位置とにわたって昇降移動するとともに、リングフレームfの面上に沿ってダイシング用テープTDを切断する。
第1マウントフレーム搬送機構129は、リングフレームfとウエハWとが一体形成されたマウントフレームMFを真空吸着して剥離機構130の図示しない剥離テーブルに移載するようになっている。
剥離機構130は、ウエハWを載置して移動させる剥離テーブル(図示しない)、剥離テープTsを供給するテープ供給部131、剥離テープTsの貼り付けおよび剥離を行なう剥離ユニット132、および剥離された剥離テープTsと保護テープT1を回収するテープ回収部134とから構成されている。なお、剥離機構130のうち剥離テーブルを除く構成は、装置本体100の図示しない縦壁の全面に装備されている。
テープ供給部131は、原反ローラから導出した剥離テープTsを剥離テーブルの上方を通って供給するようになっている。
剥離ユニット132は、先端が先鋭なテープ剥離用のエッジ部材133を備えている。このエッジ部材133は、剥離テーブルによって搬送されてきたウエハW(マウントフレームMFにダイシング用テープDTを介して貼り付けられたウエハW)のパターン面に貼り付けられた保護テープT1の表面を押圧しながら移動する。このとき、エッジ部材133は、剥離テープTsの非接着面を押圧しながら保護テープT1に剥離テープTsを貼り付けるとともに、剥離テープTsと保護テープT1とを一体にして剥離するようになっている。なお、剥離テープTsは、ウエハWの径よりも幅狭のものが利用される。
第2マウントフレーム搬送機構135は、剥離機構130から払い出されたマウントフレームMFを真空吸着してターンテーブル136に移載するようになっている。
ターンテーブル136は、マウントフレームMFの位置合わせおよびマウントフレーム回収部137への収納を行なうように構成されている。つまり、第2マウントフレーム搬送機構135によってターンテーブル136上にマウントフレームMFが載置されると、ウエハWのオリエンテーションフラットや、リングフレームfの位置決め形状などに基づいて位置合わせを行なう。またマウントフレーム回収部37へのマウントフレームMFの収納方向を変更するために、ターンテーブル136は旋回するようになっている。また、ターンテーブル136は、収納方向が定まるとマウントフレームMFを図示しないプッシャーによって押出してマウントフレーム回収部137にマウントフレームMFを収納するようになっている。
マウントフレーム回収部137は、図示しない昇降可能な載置テーブルに載置されている。つまり、載置テーブルが昇降移動することによって、プッシャーによって押出されたマウントフレームMFをマウントフレーム回収部37の任意の段に収納できるようになっている。
次に、上記実施例装置を用いてマウントフレームMFを作製す一巡の動作につてい図 14のフローチャートおよび図15から図19の動作説明図を参照しながら説明する。
ロボットアーム104のウエハ保持部がカセットCの隙間に挿入される。ウエハWは下方から吸着保持されて1枚ずつ取り出される。取り出されたウエハWは、アライメントステージ107に搬送される。
ロボットアーム104によってウエハWが保持テーブル108に載置され、裏面から吸着保持される。このとき、図示しない圧力計によってウエハWの吸着レベルが検出され、正常動作時の圧力値に関連して予め定められた基準値とを比較される。
吸着異常が検知された場合は、押圧プレート106によりウエハWが表面から押圧され、反りの矯正された平面状態でウエハWが吸着保持される。また、ウエハWは、オリエンテーションフラットやノッチに基づいて位置合わせが行なわれる(ステップS10)。
アライメントステージ107上で位置合わせが終了すると、紫外線照射ユニット114によってウエハWの表面に紫外線が照射される(ステップS15)。
ウエハWは、紫外線の照射処理が施されると、保持テーブル108に吸着保持されたままアライメントステージ107ごと次のマウントフレーム作製部127へと搬送される。つまり、アライメントステージ107は、チャックテーブル115とリングフレーム昇降機構126との中間位置に移動する。
アライメントステージ107が所定の位置で待機すると、上方に位置するチャックテーブル115が降下し、チャックテーブル115の底面がウエハWに当接して真空吸着を開始する。チャックテーブル115の真空吸着が開始すると、保持テーブル108側の吸着保持が開放され、ウエハWはチャックテーブル115に反りを矯正して平面保持した状態のまま受け取られる。ウエハWを受け渡したアライメントステージ107は、初期位置へと戻る
次に、リングフレーム供給部116に多段に収納されたリングフレームfが、リングフレーム搬送機構117によって上方から1枚ずつ真空吸着されて取り出される。取り出されたリングフレームfは、図示しないアライメントステージで位置合わせが行なわれたのち、ダイシング用テープDTの上方のダイシング用テープDT貼り付け位置に搬送される(ステップS20)。
リングフレームfがリングフレーム搬送機構117によって保持されてダイシング用テープDTの貼付位置にあると、テープ供給部119からダイシング用テープDTの供給が開始される。同時に貼付ローラ122が貼付開始位置に移動する(ステップS25)。
貼付開始位置に貼付ローラ122が到達すると、ダイシング用テープDTの幅方向の両端を引張機構120が保持し、テープ幅方向にテンションをかける。
次いで貼付ローラ122が上昇し、図15に示すように、ダイシング用テープDTをリングフレームfの端部に押圧して貼り付ける。リングフレームfの端部にダイシング用テープDTを貼り付けると、貼付ローラ122は、図16に示すように、待機位置であるテープ供給部19側に向かって転動する。このとき、貼付ローラ122は、ダイシング用テープDT(非接着面)を押圧しながら転動し、リングフレームfにダイシング用テープDTを貼り付けてゆく。
また、貼付ローラ122の転動と連動して、フレームFに一体構成されたセンサ142がウエハ裏面にレーザを投光しながら反射光を受光し、当該受光した反射光の強度値を取得する(ステップS30)。
センサ142により取得されたデータが制御部147に逐次に送信され、制御部147の判定部149が受信したデータの実測値と記憶部148に予め記憶された理論値とを読み出して比較する(ステップS35)。
比較の結果、両値が一致していなけければ、ウエハWの裏面とダイシング用テープDTの粘着面の界面に異物や気泡などが存在していると判定される。この場合、制御部147は、剥離ユニット123を作動させ、図17に示すように、現時点でウエハWの表面に貼り付けられたダイシング用テープDTを剥離する。剥離ユニット123が剥離作業位の終了位置に達すると、貼付ユニット121と剥離ユニット123とがテープ走行方向に移動し、初期位置に復帰する。このとき、剥離したダイシング用テープDTを不要なテープとしてテープ回収部125に巻き取り回収させるとともに、一定量の新しいダイシング用テープDTがテープ供給部19から繰り出される(ステップS40)。
判定部149での比較の結果、両値が一致していれば、両部材の界面に異物などの存在がないと判定する。
この場合、貼付ローラ122およびセンサが貼付位置の終端に到達していれば、引張機構120によるダイシング用テープDTの保持が開放される。
同時にカッター機構124が上昇し、図18に示すように、リングフレームfに沿ってダイシング用テープDTを切断する(ステップS45)。ダイシング用テープDTの切断が終了すると、剥離ユニット123が、図19に示すように、テープ供給部119側に向かって移動し、不要なダイシング用テープDTを剥離する(ステップS50)。
次いでテープ供給部119が作動してダイシング用テープDTを繰り出すとともに、切断された不要部分のテープは、テープ回収部125へと送り出され巻き取り回収される(ステップS55)。ことのとき、貼付ローラ122およびセンサは、次のリングフレームfにダイシング用テープDTを貼り付けるように、貼付開始位置に移動する。
ダイシング用テープDTが貼り付けられたリングフレームfは、リングフレーム昇降機構126によってフレーム部が吸着保持されて上方へ移動する。このとき、チャックテーブル115も降下する。つまり、チャックテーブル115とリングフレーム昇降機構126とは、互いにウエハWを貼り合わせる位置まで移動する。
マウントフレームMFが作製されると、チャックテーブル15とリングフレーム昇降機構126とは、上方に移動する。このとき、図示しない保持テーブルがマウントフレームMFの下方に移動し、マウントフレームMFがこの保持テーブルに載置される。載置されたマウントフレームMFは、第1マウントフレーム搬送機構129によって吸着保持され、剥離テーブル138に移載される(ステップS60)。
マウントフレームMFが載置された剥離テーブルは、剥離ユニット132の下方に向かって移動する。マウントフレームMFが剥離ユニット132の下方に到達すると、エッジ部材33がテープ供給部131から供給される剥離テープTsをウエハWの表面の保護テープT1に押圧しながら貼り付けてゆく。エッジ部材33は剥離テープTsの貼り付けと同時に、貼り付けた剥離テープTsを剥離しながら保護テープT1を一緒にウエハWの表面から剥離してゆく(ステップS65)。
保護テープT1の剥離処理が終了したマウントフレームMFは、剥離テーブルによって第2マウントフレーム搬送機構135の待機位置まで移動する。
保護テープT1の剥離処理が終了したマウントフレームMFは、剥離テーブル133によって第2マウントフレーム搬送機構135の待機位置まで移動する。
剥離機構130から払い出されたマウントフレームMFは、第2マウントフレーム搬送機構135によってターンテーブル136に移載される。移載されたマウントフレームMFは、オリエンテーションフラットやノッチによって位置合わせが行なわれるとともに、収納方向の調節が行なわれる。位置合わせおよび収納方向が定まるとマウントフレームMFは、プッシャーによって押出されてマウントフレーム回収部137に収納される(ステップS70)。
以上で、本実施例の半導体ウエハマウント装置100の一巡の動作が終了する。
上述のように、ウエハWの裏面にダイシング用テープDTを貼り付けると同時に、ダイシング用テープDTからの反射光の強度値(実測値)を取得し、予め決めた反射光の理論値とを比較することにより、ダイシング用テープDTの表面高さのバラツキを検出できる。換言すれば、ウエハWの裏面とダイシング用テープDTの粘着面の界面に異物や気泡が存在することを知ることができる。このように両部材の界面に異物などが存在する場合、現時点でウエハWに貼り付けられているダイシング用テープDTを剥離することにより、界面に存在していた異物などをダイシング用テープDTの接着面に付着させて除去することができる。すなわち、異物などの存在がない状態でウエハWの裏面にダイシング用テープDTを面一、かつ、密着した状態で貼り付けることができ、ひいては、次工程のダイシング加工時に、ダイシング用テープDTに対して密着不良によりダイシングされたチップが飛散したり、破損したりするのを無くすことができる。
また、半導体ウエハマウント装置1の一連の処理過程で、ダイシング用テープDTを貼り付けたウエハWの全部について、両部材の界面に存在する異物などがあるか否かの検査を行なうことができるので、異物を含んだマウントフレームMFの流出を防ぐことができるとともに、作業効率の向上を図ることができる。
本発明は上述した実施例のものに限らず、次のように変形実施することもできる。
(1)上記各実施例では、ウエハWに貼り付けた保護テープT1ダイシング用テープDTの界面に存在する異物などをレーザスキャン式の変位センサを利用していたが、この他に光学系のカメラを利用して、保護テープT1などの貼付面の画像データを取得し、異物などの存在を画像処理により検出するように構成してもよい。また、CCDラインセンサを用いた構成としてもよい。
(2)上記実施例以外に、板状のワークに粘着テープを貼り付ける装置に適用することができる。
実施例1に係る保護テープ貼付け装置の全体を示す斜視図である。 保護テープ貼付け装置の要部を示す平面図である。 保持テーブルの側面図である。 保持テーブルの要部を示す斜視図である。 保護テープ貼付け装置の電気的な構成を示すブロック図である。 保護テープ貼付け装置の動作を示すフローチャートである。 保護テープの貼付け動作を示す概略正面図である。 保護テープの貼付け動作を示す概略正面図である。 保護テープの貼付け動作を示す概略正面図である。 保護テープの貼付け動作を示す概略正面図である。 保護テープの貼付け動作を示す概略正面図である。 実施例2に係る半導体ウエハマウント装置の全体を示す斜視図である。 半導体ウエハマウント装置の電気的な構成を示すブロック図である。 半導体ウエハマウント装置の動作を示すフローチャートである。 マウントフレーム作製動作を示す概略正面図である。 マウントフレーム作製動作を示す概略正面図である。 マウントフレーム作製動作を示す概略正面図である。 マウントフレーム作製動作を示す概略正面図である。 マウントフレーム作製動作を示す概略正面図である。
符号の説明
1 … 保護テープ貼付装置
7 … アライメントステージ
8 … テープ供給部
10 … 保持部
11 … テープ貼付機構
12 … テープ剥離機構
13 … カッターユニット
14 … テープ回収部
30 … 貼付ローラ
36 … センサ
47 … 制御部
100 … 半導体ウエハマウント装置
121 … 貼付ユニット
122 … 貼付ローラ
123 … 剥離ユニット
147 … 制御部

Claims (10)

  1. 粘着テープの非粘着面を貼付部材で押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付方法であって、
    貼付部材により帯状の粘着テープの非粘着面を押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける第1過程と、
    前記粘着テープの貼り付けられたワークの面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡を検出する第2過程と、
    前記第2過程で両部材の界面から異物または/および気泡が検出されたとき、前記粘着テープを剥離する第3過程と、
    前記粘着テープを剥離したワークに対して、前記第1過程から第3過程を少なくとも1回行なった後に、ワークに貼り付けた粘着テープを所定形状に切断する第4過程と、
    を備えたことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
  2. 請求項1に記載の粘着テープ貼付方法において、
    前記第2過程における異物または/および気泡の検出は、前記ワークの厚みと粘着テープの厚みから予め決めた表面高さの基準値と、貼付対象であるワークに粘着テープを貼り付けたときの粘着テープの表面高さの実測値とを比較し、両値が一致するか否かによって行っている
    ことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
  3. 請求項1に記載の粘着テープ貼付方法において、
    前記第2過程における異物または/および気泡の検出は、前記粘着テープの貼り付けられたワークの面を撮影し、取得した画像データから異物または/および気泡を画像処理により検出する
    ことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の粘着テープ貼付方法において、
    前記ワークは、半導体ウエハであり、
    前記第1過程では、前記半導体ウエハの表面に保護用の粘着テープを貼り付ける
    ことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の粘着テープ貼付方法において、
    前記ワークは、半導体ウエハであり、
    前記第1過程では、リング状フレームの略中央で前記半導体ウエハを保持するように、半導体ウエハの裏面とリング状フレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付ける
    ことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
  6. 粘着テープの非粘着面を貼付部材で押圧しながらワークの面に当該粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付装置であって、
    前記ワークを保持する保持手段と、
    保持された前記ワークの面に帯状の粘着テープを供給するテープ供給手段と、
    供給された帯状の粘着テープの非粘着面を貼付部材により押圧しながら前記ワークの面に当該粘着テープを貼り付ける貼付手段と、
    前記ワークに貼り付けられた粘着テープを剥離する剥離手段と、
    前記貼付手段により粘着テープの貼り付けられた前記ワークの面と粘着テープの粘着面の界面に存在する異物または/および気泡を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記両部材の界面に異物または/および気泡が検出されたとき、ワークに貼り付けられている粘着テープを不要な粘着テープとして剥離して送り出すとともに、新しく供給される粘着テープをワークの面に貼り付けるよう前記貼付手段と前記剥離手段を駆動制御する制御手段と、
    前記検出手段により両部材の界面から異物または/および気泡が検出されなかったとき、ワークに貼り付けられた前記粘着テープを所定形状に切断する切断手段と、
    前記異物または/および気泡の検出により剥離した不要な粘着テープ、および切断手段により切断された後の不要な粘着テープを回収するテープ回収手段と、
    を備えたことを特徴とする粘着テープ貼付装置。
  7. 請求項6に記載の粘着テープ貼付装置において、
    前記検出手段は、前記粘着テープの貼り付けられたワークの表面高さを検出する高さ検出手段と、
    検出した前記ワークの表面高さと、前記ワークの厚みと粘着テープの厚みから予め決めた表面高さの基準高さとを比較し、両値が一致するか否かを判定する判定手段と、
    を含むことを特徴とする粘着テープ貼付装置。
  8. 請求項6に記載の粘着テープ貼付装置において、
    前記検出手段は、前記粘着テープの貼り付けられたワークの面を撮影し、取得した画像データから異物または/および気泡を検出する画像処理手段である
    ことを特徴とする粘着テープ貼付装置。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の粘着テープ貼付装置において、
    前記ワークは、半導体ウエハであり、
    前記保持手段は、前記半導体ウエハを吸着保持し、
    前記貼付手段は、前記保持手段に吸着保持された半導体ウエハの表面に保護用の粘着テープを貼り付け、
    前記切断手段は、前記半導体ウエハの表面に貼り付けられた保護用の粘着テープを、当該半導体ウエハの外周に沿って切断する
    ことを特徴とする粘着テープ貼付装置。
  10. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の粘着テープ貼付装置において、
    前記ワークは、半導体ウエハであり、
    前記保持手段は、リング状フレームの中央に載置した前記半導体ウエハと当該リング状フレームを保持し、
    前記貼付手段は、リング状フレームに前記半導体ウエハを保持するように、半導体ウエハの裏面とリング状フレームとにわたって支持用の粘着テープを貼り付け、
    前記切断手段は、前記リング状フレームと略同じ形状に前記粘着テープを切断する
    ことを特徴とする粘着テープ貼付装置。
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