JP4406365B2 - 手動搾乳器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば手動により駆動できる搾乳器の改良に関するものである。
手動搾乳器としては、出願人が過去に提案した第13図に示すものがある(特許文献1参照)
この手動搾乳器1は、搾乳部2を備える搾乳器本体5がボトル6に着脱されるようになっている。搾乳器本体5からは、ゴム管等の通気管3が延びており、通気管3の端部には、中空ゴム体の負圧発生手段4が設けらている。
使用者は、一方の手でボトル6側を保持して、乳房にラッパ状の搾乳部2の開口に当てた状態で、他方の手で負圧発生手段4を繰り返し握ることで発生した負圧が、通気管3を介して、搾乳器本体5から搾乳部2に伝えられ、搾乳された母乳は、ボトル2に落とされるようになっている。
特開平1−190364号
ところで、このような手動搾乳器1は、両手を使って操作するため、使いにくいだけでなく、搾乳器本体5とボトル2及び通気管3は取り外すことができても、使用者は複数の分岐通路を有する搾乳器本体5や負圧発生手段4は分解することができず、日常の手入れとして、搾乳器本体5の内部を洗浄することは難しかった。
このため、乳幼児の口に入る母乳を取り扱うために、清潔にたもたなければならない手動搾乳器1において、その手入れが容易でなかった。
そこで、本発明は、洗浄等の際の分解が簡単で、洗浄しやすく、清潔に取り扱うことができる手動搾乳器を提供することを目的としている。
上記目的は、第1の発明によれば、使用者の乳房に当接されるものであって、斜めに傾斜して外方に開くほぼ円錐状の搾乳部を備え、ボトル側と搾乳部通気路を介して連通するように着脱される着脱部を備えた搾乳器本体と、前記搾乳器本体の上端において、前記搾乳部の延びる方向とほぼ反対の方向に横向きに該搾乳器本体と一体に形成され、ピストンロッド内部に、前記搾乳部通気路と下端付近で連通するもうひとつの通気路が形成された固定ピストンと、一方向に長い形状を有し、その中間付近が前記搾乳器本体に軸止め手段によって着脱可能に軸止めされるとともに、この軸止め箇所を中心に、正逆に回動可能に支持されるレバーとを備え、前記レバーは、その上端側には、一端が閉塞端とされ、他端が開口されて、該開口の周囲の壁部がシリンダ状とされて、前記固定ピストンが該開口から挿入可能なスリーブを一体に有しており、前記回動による前記レバーの一端側のスリーブの動きにより、該スリーブに挿入された前記固定ピストンの相対的な往復運動を行い、前記固定ピストンが収容される前記スリーブの前記内部空間の容積を変更することで、この内部空間内に負圧を形成して、この内部空間と連通された前記搾乳部から母乳を吸引し、前記ボトル内に落とし込む構成とされた手動搾乳器により、達成される。
第1の発明の構成によれば、搾乳器本体は、着脱部によりボトルに対して取付け、取り外しされる。また、この搾乳器はレバーを操作することで負圧を形成するようにされており、この場合レバーによりピストンを動かしてもよいし、ピストンが収容される空間側を動かしてもよく、要はピストンが相対的に往復運動すればよい。また、従来のように、手入れ時等の取り扱いに不便な長い通気管等は備えていない。レバーは搾乳器本体から取り外しされて、レバーと搾乳器本体はそれぞれ洗浄できるようになっている。
しかも、レバーの一端にスリーブが一体に形成されていることから、レバーを取り外すだけで、固定ピストンを挿入するための開口が露出したスリーブを洗浄することができる。したがって、負圧を形成するための空間の構成が簡単で、洗浄しやすい。また、レバーを外せば、搾乳器本体側には、スリーブが除かれた固定ピストンが露出するので、洗浄しやすい。つまり、搾乳器本体からレバーを取り外す簡単な作業だけで、負圧を形成する機構を洗浄可能に露出することができる。
したがって、本発明では、洗浄等の際の分解が簡単で、洗浄しやすく、清潔に取り扱うことができる手動搾乳器を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記軸止め手段が、前記レバー側に設けた軸受部と前記搾乳器本体側に設けられた軸受部とを備えるとともに、各軸受部が重ねられて貫通される軸孔に対して、支軸部材が挿入されることにより軸止めされており、かつ前記支軸部材には、前記各軸受部のいずれかの軸受部に対して、係合する手段を備えることを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、レバーは、前記軸孔に前記支軸部材が挿入されるだけで軸止めされるので、簡単に組立できるし、前記軸孔から前記支軸部材を抜き去るだけで、取り外しされるので、組立、分解の作業が簡単である。そして、軸受部に支軸部材が挿入されている状態においては、搾乳器本体からレバーが取り外せないようにされている。このため、着脱が容易でありながら、搾乳器本体から、不用意にレバーが外れることが適切に防止される。さらに、支軸部材を確実に係合することで、搾乳器本体から、不用意にレバーが外れることがより適切に防止される。
第3の発明は、第1または2のいずれかの発明の構成において、前記スリーブの少なくとも内壁が、前記レバーの一端側の回動軌跡と対応した曲面形状とされていることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、スリーブが前記レバーの一端側の回動軌跡に適合されているので、レバーによる回動操作がしやすく、スムーズである。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明の構成において、前記ピストン外周が弾性を有しており、前記レバー側に向かって縮径するように傾斜していることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、前記ピストン外周が軟らかく、ピストンと前記スリーブ間の密閉性を高め、確実に負圧を発生することができる。また、前記傾斜により、ピストンの最外周がスリーブに接触するため、前記レバー操作を軽くすることができる。
第5の発明は、第1ないし4のいずれかの発明の構成において、前記レバー他端が前記ボトルに近接する方向に移動して、その終端付近では、前記スリーブの端部において、前記ピストンの前記スリーブ内壁に対する密接が外れるようにしたことを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、前記レバー他端が前記ボトルに近接する方向に移動して負圧が増大した後で、エアリークさせることで、レバー操作を行うたびに負圧が高くなり過ぎて、操作抵抗が大きくなり、スムーズな操作を阻害することを防止できるとともに、負圧の高まりを困難なく急激に下降させることで、負圧を脈動変化させることができる。
第6の発明は、第1ないし5のいずれかの発明の構成において、前記スリーブの閉塞端の外面に圧力調整手段を備えることを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、圧力調整手段は操作しやすい位置で外部に露出しているので、使い勝手がよい。また、前記圧力調整手段の形成位置は、圧力調整手段を取り外して、洗浄しやすい位置である。
第7の発明は、第6の発明の構成において、前記圧力調整手段が前記スリーブの閉塞端の外面に設けられ、少なくとも2対の向かい合う内壁を有し、向かい合う一方の内壁どうしの距離L1が、向かい合う他方の内壁どうしの距離L2よりも大きく設定された弁箱と、弾性体で形成され、ほぼ円形の外周を有するとともに通気用のスリットを有する弁体とを備え、前記弁箱内の前記弁体を挿入して、この弁体を前記弁箱内で回転することにより、前記スリットの開度を調整する構成としたことを特徴とする。
第7の発明の構成によれば、圧力調整手段は、弁体を弁箱内で回転もしくは回動させるだけで簡単に操作することができる。しかも、この圧力調整手段は、スリーブの外面に設けた弁箱と、弁体という極めて少ない部品点数で構成されており、弁箱に挿入された弁体を取り外すだけで簡単に分解洗浄できる。
第1図は、本発明の第1の実施形態に係る搾乳器の概略斜視図。
第2図は、第1図の搾乳器の概略断面図。
第3図は、第1図の搾乳器のレバーの軸止め構造を示す部分概略断面図。
第4図は、第1図の搾乳器のレバーの軸止め構造における係合構造を示す図。
第5図は、第1図の搾乳器の概略側面図。
第6図は、第1図の搾乳器の搾乳動作時の概略断面図。
第7図は、第1図の搾乳器のエアリーク時の概略断面図。
第8図は、第1図の搾乳器のスリーブの外面に設けた圧力調整手段を構成するための弁構造の一部である弁本体を示す概略斜視図。
第9図は、第1図の搾乳器のスリーブの外面に設けた圧力調整手段を構成するための弁構造の一部である弁本体と組み合せられる弁箱部を示す概略斜視図。
第10図は、第1図の搾乳器のスリーブの外面に設けた圧力調整手段の動作の様子を示す説明図。
第11図は、第1図の搾乳器のスリーブの外面に設けた圧力調整手段の動作の様子を示す説明図。
第12図は、第1図の搾乳器のスリーブの外面に設けた圧力調整手段の動作の様子を示す説明図。
第13図は、従来の搾乳器の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
第1図は本発明の実施形態に係る搾乳器20の全体を示す概略斜視図であり、第2図はその概略断面図である。これらの図において、搾乳器20は、搾乳器本体21(以下、「本体」という)と、レバー(もしくは「把手」、もしくは「ハンドル」)30とを備えており、レバー30は搾乳器本体21と着脱できるようになっている。
本体21は、全体が、比較的軽く、丈夫な成形しやすい材料としての合成樹脂材料により形成されており、例えば、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン等により形成されている。本体21は、搾乳した母乳を貯留するためのボトル41と着脱する着脱部25を備えている。着脱部25は、例えば、第2図に示されているように、偏平な筒状部分であって、内側に雌ネジ部25aを備えており、ボトル41の瓶口の周囲に形成された雄ネジ部と螺合されるようになっている。尚、ボトル41は、搾乳器20の専用品でもよいし、着脱部25に適合した哺乳瓶等を利用してもよい。
本体21の着脱部25の上部には、斜めに傾斜した状態で外方に開く円錐状もしくはラッパ状の搾乳部22が設けられている。搾乳部22の開口側には、シリコンやエラストマー、天然ゴム等の弾性体でなる緩衝部28が着脱可能に取付けられている。緩衝部28は搾乳時に搾乳部22が乳房へ当接することによる刺激を低減し、痛みを与えないようにするものである。緩衝部28の内周面には凸部28aが複数箇所設けられている。搾乳部22の搾乳部通気路22aは、通気及び搾乳した母乳の通路とされ、下方に曲折してボトル41側に向かうようにされている。また、搾乳部22の搾乳部通気路22aの開口周囲は、本体21とボトル41との着脱部25の内側であり、小室弁26が取付けられている。搾乳部通気路22aと隣接して、もうひとつの通気路27が設けられている。通気路27の下端開口は、図示されているように小室弁26の小室26a内で搾乳部通気路22aと連通しており、通気路27の上端開口は上方に延びてピストンロッド24を貫通している。この場合、通気路27の下端よりも搾乳部通気路22aの下端の方が延伸されていることで、通気路27に母乳が入りにくい。
上記小室弁26は、第1図及び第2図に示されているように、全体がシリコンやエラストマー、天然ゴム等の弾性体で形成されたキャップ状の形態であり、第2図の両側壁26b,26cは下端に向けて互いに幅が徐々に接近するように形成された弾性体の傾斜壁となっている。両側壁26b,26cの接近した下端には、スリット26dが設けられており、搾乳した母乳が小室26aに所定量まで貯留されると、その重量や、後述するように負圧が解除された際の圧力の変化に伴い、両側壁26b,26cの先端側が開き、スリット26dが開いて、母乳はボトル41内に落とされるようになっている。また、傾斜壁の下端にスリット26dを形成したことにより、負圧時にボトル41内の空気が小室26aに入ることを防ぐようになっている。
本体21の固定ピストン23は、上記したピストンロッド24の上端に一体に設けられている。この実施形態では、ピストン及びピストンロッドは動かない構成とされているが、ピストン側が駆動されるようになっていてもよい。固定ピストン23は、ピストンロッド24の上端にて、搾乳部22の延びる方向とほぼ反対の方向に横向きに形成されている。この固定ピストン23は、円盤状もしくは楕円状に形成されている。
レバー30は、第2図において、ほぼ上下に長く延びる形態であり、その一端、図示の場合上端部には、上記した固定ピストン23と対向して開口したスリーブ32が一体に設けられている。すなわち、レバー30も全体として、比較的丈夫で軽量な合成樹脂により一体に成形されており、例えば、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン等で成形された成形品である。
レバー30の他端は第2図の下方に長く延びる柄状の部分であり、操作部としてのレバー本体31を構成している。
レバー30は後述する構成に基づいて、本体21に対して着脱されるようになっており、固定状態では、レバー30の長さ方向の中央付近を本体21に対して軸止めされることで、軸止めされた箇所を中心として、第2図の矢印A1方向と矢印B1方向及び後述する第6図の矢印A2方向と矢印B2方向の正逆両方に回転もしくは回動あるいは揺動されるようになっている。
そして、レバー30の内側には、付勢手段としての例えば長尺の板バネ33が配置されている。板バネ33は、一端が曲折されて、第3図に示す本体21側の係止手段21bに曲折された部分が挟み込まれることで係止され、他端がレバー30のレバー本体31の先端付近に配置されたバネ受け34に当接されることにより、固定されており、レバー30のレバー本体31を矢印B2方向へ付勢するようになっている。
レバー30の一端、すなわち第2図の上端側に一体に設けられたスリーブ32は、終端部32bが閉止された閉塞端とされ、固定ピストン23側が開口32aとされて、この開口32aの周囲の壁部32cにより、一端が開口されたシリンダ状の内部空間S1,S2を形成している。この内部空間S1,S2はひとつの空間であるが、図示のように固定ピストン23が、開口32aからスリーブ32内に挿入されることにより、大気開放された空間S2とスリーブ32の(内)壁部32c及び終端部32bの内側により形成される閉空間S1に区分される。
スリーブ32の閉塞端である終端部32bの外面には、圧力調整手段37が取付けられており、内部空間S1の圧力を調整できるようにされている。なお、内部空間S1の空気量を減らし、使用時の負圧の発生を高めるように、スリーブ32の終端部32bの内壁側に、複数の凸部をピストン23に当たらない高さの範囲で設けてもよい。また、スリーブ32の少なくとも内壁32dは、レバー30の上端及び下端側の回動軌跡とほぼ一致する曲面形状とされている。このため、スリーブ32がレバー30の上端及び下端側の回動軌跡に適合されているので、レバー30による回動操作がしやすく、スムーズである。
これに対応して、本体21側の固定ピストン23は、スリーブ32の内壁に密着する形状であり、フランジ状の端部において、ピストンリングとしての弾性体によるリング状のパッキン23aが取付けられている。このパッキン23aの外周の少なくとも一部が、レバー30側(第2図の左側)に向かって縮径するように傾斜している。したがって、後述するように、固定ピストン23がスリーブ32内を相対的に往復運動する際に、この傾斜に基づいて、弾性体でなるパッキン23aの最外周が内壁23dの全周に当たることで、密閉が維持されることとなり、レバー30の操作を軽くすることができる。
さらに、第1図に示されているように、レバー30のスリーブ32の上端付近には、壁部を部分的に内側に凹ませることで、リーク部38を設けている。この部分は、後述する固定ピストン23の相対的な往復動作におけるスリーブ32の終端に位置しており、負圧が最も高くなった状態において機能する。
このため、負圧を破壊する動作を行う上で、リーク部38の箇所に固定ピストン23が移動しただけで、リーク部38から部分的に大気開放されるから、極端に大きな力を必要とせず、操作が容易である。なお、負圧を破壊する動作を行う上で、固定ピストン23の全周縁またはその上部領域のみが、同時にスリーブ32を抜ける構成としてもよい。
また、レバー本体31が、後述するように、ボトル41に近接する方向に移動して負圧が増大した後で、エアリークさせることで、負圧の高まりを困難なく急激に下降させることとなり負圧を円滑に脈動変化させることができる。
次に、第3図及び第4図を参照して、レバー30の本体21に対する固定、すなわち軸止め構造について説明する。
第3図は、搾乳器20におけるレバー30を、着脱部25に対して固定する構造の一例を示している。
すなわち、着脱部25には、本体21側軸受部85,85が一体に形成されている。一方、この軸受部85,85の幅の外側に位置するように、レバー30には、一対の軸受部75,75が設けられている。
一方向に長い支軸部材81は、ベース部72と、突起もしくは凸条74を備えており、その支軸83は、レバー側の軸受部75,75と、着脱部側軸受部85,85を貫通するように挿入されている。また、支軸部材81の突起もしくは凸状74の先端には係止爪74aが設けられており、支軸部材81が、軸受部側から不用意に抜けてしまうことを防止するようになっている。
レバー30側の軸受部75は、第4図に示すように、この軸受部75の下部において、傾斜面75aと、この傾斜面75aに続く水平な係合面75bを備えている。
これにより、第1図において、レバー30の軸受部75を本体21側の図示しない軸受部の上に重なるように配置し、レバー30の各軸受部75の両外側から支軸部材81の支軸83を軸受部75の軸孔76に挿入させる。
そして、第4図に示すように、最初は支軸部材81を傾斜させて支軸83を軸孔76に挿入し、その後で矢印E1の方向に、支軸83を中心として支軸部材81を回動させると、突起74が水平な係合面75bに係合もしくは係止される。
これにより、レバー30は本体21側に軸止めされる。
これとは逆に、レバー30を本体21側から取り外す際には、支軸部材81を第4図において矢印E2方向に回動させると、突起74の水平な係合面75bに対する係合が解除される。これにより、レバー30を取り外すことができる。
このように、レバー30は、軸孔76に支軸部材81が挿入され、係合操作されるだけで軸止めされるので、簡単に組立できる。また、軸孔76から支軸部材81を抜き去るだけで、取り外しされるので、組立、分解の作業が簡単である。そして、軸受部75に支軸部材81が挿入され、係合されている状態においては、本体21からレバーが取り外せないようにされている。このため、着脱が容易でありながら、本体21から、不用意にレバー30が外れることが適切に防止される。
本実施形態の搾乳器20は以上のように構成されており、第2図の未使用状態から、搾乳器20の使用方法を説明する。
第2図の本体21には、レバー30が取付けられており、また、本体21には、着脱部25を利用してボトル41が装着されている。
この状態においては、レバー30のスリーブ32側は、板バネ33により矢印A2方向に移動しており、固定ピストン23はスリーブ32内に深く入り込んでいる。
次いで、使用者が搾乳部22の開口で乳房の周囲を包囲するように、乳房に当てて、ボトル41に一方の手の親指を当て、レバー30のレバー31に同じ手の残りの指を複数当てる(図示せず)。この状態で手を閉じるようにして、レバー本体31を操作すると、板バネ33の付勢力に抗して、第6図に示すように、レバー30は、上述した軸止め箇所を中心に矢印A1及び矢印B1方向に回動する。この過程で、固定ピストン23は矢印D方向に相対的に移動したこととなり、スリーブ32の内部空間S1が増大する。これにより、スリーブ32の内部空間S1において負圧が増大し、この負圧は通気路27及び小室26aを介して、搾乳部通気路22aに伝えられる。このため、搾乳部22内が負圧となって、使用者の乳房から母乳が搾乳され、搾乳された母乳は搾乳部通気路22aを通り小室26aに貯留される。この時、搾乳部22に設けられた緩衝部28の凸部28aにより、搾乳部22内に負圧によってひかれつつ当接された乳房が、押圧されてあたかもマッサージを受けたような効果を得ることができる。
この際、小室26a内は負圧となっているので、小室弁26の両側壁26b,26cは上方に引かれ、スリット26dは閉じている。
次いで、第7図に示すように、使用者がレバー本体31側を矢印BBに示すように、ボトル41の外縁に当接するまで握ると、さらに固定ピストン23が矢印D方向に相対的に移動することになる。このため、固定ピストン23の相対的移動の終端部に至り、リーク部38からスリーブ32の内部空間S1内に大気が浸入する。これにより、内部空間S1の負圧は急激に低下し、通気路27により内部空間S1と連絡されている小室26a内も大気圧に近づくので、小室弁26の両側壁26b,26cを上方に引く力は低下し、小室26a内に貯留された母乳の重量により、両側壁26b,26cの下端に設けたスリット26dが開いて、小室26a内に貯留されている母乳が、ボトル41の内部S3に落としこまれる。
この過程では、搾乳部22の使用者の乳房に対する搾乳圧力が低下する。
次に、板バネ33の付勢力により、レバー30は、ふたたび、第2図の状態まで戻されるので、使用者はこの作業を繰り返すことにより、搾乳作業を継続することができる。
したがって、本実施形態の搾乳器20においては、第3図で説明した従来の搾乳器のように、搾乳作業を行うために搾乳器を両手を使って取り扱う必要がなく、例えば、利き手だけを使用して上述の作業を行うことができるので、作業が簡単である。
また、従来の長い通気管等を利用していないので、長い管体が取り扱い上邪魔になることがなく、収納や携帯にも便利で使い勝手において格段に優れている。
また、上述したように、第2図及び第6図、第7図に示されているように、レバー30が本体21に取付けられて、本体21にボトル41が装着されている状態において変位するあらゆる位置においては、レバー30は、本体21との軸止め構造の係合が外れることがない。つまり、レバー30は、本体21がボトル41と取り付けられている状態においては、使用者が搾乳作業を行うことができる状態なので、本体21からレバーが取り外せないようにされている。
また、レバー30は、軸孔76に支軸部材81が挿入され、係合操作されるだけで軸止めされるので、簡単に組立できる。また、軸孔76から支軸部材81を抜き去るだけで、取り外しされるので、組立、分解の作業が簡単である。
さらに、搾乳器20では、付勢手段としての板バネ33も、上述したように一端が第5図に示す本体21側の係止手段21bに係止され、他端がレバー30のレバー本体31の先端付近に配置されたバネ受け34に当接される構成であるから、本体21からレバー30を取り外す際に、同時に簡単に取り外して洗浄することができる。付勢手段が板バネ33のように、金属、特に、ステンレス材(SUS304)で形成されている場合には、耐久性に優れ、確実に反発することができる。また板バネ33を取り外し、次亜塩素酸ナトリウム等の薬液を使用して、その他の搾乳器20の部品を消毒することができる。この場合、板バネ33もレバー30を本体21から取り外さないと、外れないようになっているので、取り扱い上安全である。
さらに、搾乳器20では、レバー30の一端にスリーブ32が一体に形成されていることから、レバー30を取り外すだけで、固定ピストン23を挿入するための開口と内部空間が露出したスリーブ32を洗浄することができる。したがって、負圧を形成するための空間の構成が簡単で、洗浄しやすい。また、レバー30を外せば、本体21側には、スリーブ32が除かれた固定ピストン23が露出するので、洗浄しやすい。この場合、特にスリーブ32側を移動させ、ピストン側を固定としたので、固定ピストン23のピストンロッド24にも、リンク等の継ぎ目が不要で、母乳等のカス等の汚れが付着して、落ちにくい箇所が少なく、その分洗浄が簡単で、衛生的である。
つまり、本体21からレバー30を取り外す簡単な作業だけで、負圧を形成する機構を洗浄可能に露出することができる。
第8図ないし第12図は、搾乳器20のスリーブ32の外面に設けた圧力調整手段37を構成するための弁構造を示す説明図である。
第8図は圧力調整手段37の一部である弁本体85を示し、第9図は弁本体85と組み合せられる弁箱部87を示している。
弁箱部87の弁箱91は、有底の筒体であり、弁箱91の内部には互いに向かい合う二組の内壁88,88と89,89を備えている。向かいあう一対の対向する内壁88,88の距離L1は、向かいあう他の一対の対向する内壁89,89の距離L2よりも大きく設定されており、円形状の弁体86の直径に対して、L1は僅かに大きいか、略同等とされ、距離L2は小さくされている。
このような弁箱91に挿入される弁本体85は、第8図に示されているように、硬質材からなるやや偏平な円柱状のベース92の先端に、弁体86を有している。弁体86はその外周が円形で、中心にスリット94を備えており、少なくともスリット94が設けられた部位が弾力あるゴム体などで形成されている。
この弁体86が第9図の弁箱91に挿入された状態について、弁体86の状態と、ストッパの状態の概略を示す断面状態を第10図で示す。
第10図において、ベース部92の内周には、内方に突出するストッパ86aが設けられている。一方弁箱91側において、ストッパ86aが入り込む案内溝93が、弁箱91の基部に位置している。案内溝93は、外方に突出する第1の位置決め部93aと、そこから1/4周強の間隔をおいて第2の位置決め部93bが設けられている。
第10図に示すように、例えば、ストッパ86aが第1の位置決め部93aに当接している場合には、弁本体86が弁箱91内で、スリット94が内壁88,88を結ぶように位置していることとなり、スリット94の長さ方向が長い距離L1と同じ方向となるので、スリット94は閉じている。さらに、円盤状の弁体86に対して、距離L2の大きさは小さいため、スリット94は押し付けられる方向に押圧される。したがって、圧力調整手段37は閉じていて、内部空間S1と外気とは遮断されている。
これに対して、第11図に示すように、弁本体86が弁箱91内で回転され、ベース部93側が相対的に矢印方向に移動すると、スリット94の長さ方向が存在する距離が次第に小さくなり、押しつぶされていたスリット94の両短部94a,94aが開き、僅かに通気される。これにより、スリーブ32の内部空間S1の負圧がやや下がる。
次いで、第12図に示すように、弁本体86が弁箱91内でさらに回転され、ストッパ86aが第2の位置決め部93bに当接するまで矢印方向に移動すると、スリット94の長さ方向が存在する距離がさらに小さくなり、スリット94の長さ方向が短い距離L2の間にあるので、スリット94は完全に開かれる。これにより、通気量が増大し、スリーブ32の内部空間S1の負圧を大きく下げることができる。
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、レバー30のレバー本体の外面には、把手機能を高めるために、滑り止めの凹凸を設けたり、指かかりを設けたりしてもよい。
上述の各実施形態、変形例の個別の構成は、必要により省略したり、説明しない他の構成と組み合わせてもよい。
以上説明したように、この発明は、手動により駆動できる搾乳器に好適に利用することができる。

Claims (11)

  1. 使用者の乳房に当接されるものであって、斜めに傾斜して外方に開くほぼ円錐状の搾乳部を備え、ボトル側と搾乳部通気路を介して連通するように着脱される着脱部を備えた搾乳器本体と、
    前記搾乳器本体の上端において、前記搾乳部の延びる方向とほぼ反対の方向に横向きに該搾乳器本体と一体に形成され、ピストンロッド内部に、前記搾乳部通気路と下端付近で連通するもうひとつの通気路が形成された固定ピストンと、
    一方向に長い形状を有し、その中間付近が前記搾乳器本体に軸止め手段によって着脱可能に軸止めされるとともに、この軸止め箇所を中心に、正逆に回動可能に支持されるレバーと
    を備え、
    前記レバーは、
    その上端側には、一端が閉塞端とされ、他端が開口されて、該開口の周囲の壁部がシリンダ状とされて、前記固定ピストンが該開口から挿入可能なスリーブを一体に有しており、
    前記回動による前記レバーの一端側のスリーブの動きにより、該スリーブに挿入された前記固定ピストンの相対的な往復運動を行い、前記固定ピストンが収容される前記スリーブの前記内部空間の容積を変更することで、この内部空間内に負圧を形成して、この内部空間と連通された前記搾乳部から母乳を吸引し、前記ボトル内に落とし込む構成とされた
    ことを特徴とする、手動搾乳器。
  2. 前記軸止め手段が、前記レバー側に設けた軸受部と前記搾乳器本体側に設けられた軸受部とを備えるとともに、各軸受部が重ねられて貫通される軸孔に対して、支軸部材が挿入されることにより軸止めされており、かつ前記支軸部材には、前記各軸受部のいずれかの軸受部に対して、係合する手段を備えることを特徴とする請求の範囲1に記載の手動搾乳器。
  3. 前記スリーブの少なくとも内壁が、前記レバーの一端側の回動軌跡と対応した曲面形状とされていることを特徴とする請求の範囲1または2のいずれかに記載の手動搾乳器。
  4. 前記ピストン外周が弾性を有しており、前記レバー側に向かって縮径するように傾斜していることを特徴とする請求の範囲1ないし3のいずれかに記載の手動搾乳器。
  5. 前記レバー他端が前記ボトルに近接する方向に移動して、その終端付近では、前記スリーブの端部において、前記ピストンの前記スリーブ内壁に対する密接が外れるようにしたことを特徴とする請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の手動搾乳器。
  6. 前記スリーブの閉塞端の外面に圧力調整手段を備えることを特徴とする請求の範囲1ないし5のいずれかに記載の手動搾乳器。
  7. 前記圧力調整手段が前記スリーブの閉塞端の外面に設けられ、少なくとも2対の向かい合う内壁を有し、向かい合う一方の内壁どうしの距離L1が、向かい合う他方の内壁どうしの距離L2よりも大きく設定された弁箱と、弾性体で形成され、ほぼ円形の外周を有するとともに通気用のスリットを有する弁体とを備え、前記弁箱内の前記弁体を挿入して、この弁体を前記弁箱内で回転することにより、前記スリットの開度を調整する構成としたことを特徴とする請求の範囲6に記載の手動搾乳器。
  8. 前記スリーブの上端付近には前記壁部を部分的に内側に凹ませることでリーク部を設けたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の手動搾乳器。
  9. 前記搾乳部から延びる前記搾乳部通気路と、前記ピストンロッドの内部を通る前記もうひとつの通気路は、それぞれ下方に延びており、これら各通気路の下端には、少量の母乳を貯留するための小室が設けられていて、該小室の下端には、貯留された母乳の重量により開く小室弁が形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の手動搾乳器
  10. 前記搾乳部のラッパ状の開口内側には、弾性体でなる緩衝部が取り付けられており、該緩衝部の内周面には複数の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の手動搾乳器。
  11. 前記レバーの外面には、滑り止めの凹凸や指かかりを設けることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の搾乳器。
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