JP4405616B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は集合住宅インターホンシステムに係わり、特に待受時の消費電力が抑えられた集合住宅インターホンシステムに関する。
【従来の技術】
【0003】
従来から、この種の集合住宅インターホンシステムとして、図2のブロック図に示す構成の集合住宅インターホンシステムが提案されている。
【0004】
同図に示す集合住宅インターホンシステムは、集合住宅をなす複数の住戸内にそれぞれ設置され個別の居室IDが割り当てられている(複数の)居室親機51a、51b、…と、各住戸の玄関(個別玄関)に設置され居室親機51a、51b、…に個別接続されている(複数の)個別玄関機52a、52b、…と、集合住宅をなす玄関(集合玄関)に設置された集合玄関機53と、共通配線である居室接続幹線L51、2線(電源供給ラインL52a、データ伝送ラインL52b)からなる集合玄関接続幹線L52をそれぞれ介して複数の居室親機51a、51b、…、集合玄関機53が接続された制御機54とで構成されており、各個別玄関機52a、52b、…には来訪者等が操作(呼出操作)する呼出ボタン70と図示しない通話機能が、集合玄関機53には図示しない呼出(呼出操作)機能、通話機能がそれぞれ備えられているものとする。
【0005】
複数の居室親機51a、51b、…はそれぞれ同様な構成であり、商用電源(商用交流電源)AC’に接続され商用電源AC’を当該居室親機の動作電源とされる直流電圧に整流する電源回路60と、電源回路60からの直流電圧が給電され個別玄関機52a、52b、…をなす呼出ボタン70の操作(呼出操作)を検出する呼出検出回路61と、電源回路60から給電される直流電圧により能動とされ居室接続幹線L51を介して制御機54の通信回路80間で呼出信号、音声信号等の各種データ信号を送受信する通信回路62と、電源回路60から給電される直流電圧により制御され住戸内のセキュリティ異常を監視/検出するセキュリティ回路63と、個別玄関の来訪者等による個別玄関機52a、52b、…からの呼び出し、または集合玄関の来訪者等による集合玄関機53からの呼び出しを報知するための呼出音、セキュリティ回路63にて検出されるセキュリティ異常を報知するための警報音をそれぞれ放音するスピーカ64と、呼び出された住戸内の居住者が呼出応答し通話を成立させるために使用する送受器65と、送受器65の取り上げの有無によりフックオフ/オンされるフックスイッチ66と、電源回路60から給電される直流電圧により当該居室親機を構成する各部を適宜に制御(待受、呼出検出および報知、セキュリティ異常検出および警報報知、呼出応答検出、通話等)する制御回路(以下、居室CPUと称す)67とが備えられている。
【0006】
制御機54には、居室接続幹線L51、集合玄関接続幹線L52をなすデータ伝送ラインL52bをそれぞれ介して、複数の居室親機51a、51b、…をなす通信回路62間、集合玄関機53間で各種データ信号を送受信する通信回路80、81と、商用電源(商用交流電源)AC’に接続され商用電源AC’を待受状態の当該制御機および集合玄関機53の動作電源とされる直流電圧に整流する電源回路82と、電源回路82から給電される直流電圧により当該制御機を構成する各部を適宜に制御(待受、呼出検出、通話路形成等)する制御回路(以下、制御機CPUと称す)83とが備えられている。
【0007】
このように構成された集合住宅インターホンシステムにおいて、複数の居室親機51a、51b、…をなす呼出検出回路61、通信回路62、セキュリティ回路63、居室CPU67には、商用電源AC’から電源回路60を介して整流された直流電圧が常時給電されており、この直流電圧は当該居室親機の待受状態、呼出検出および報知状態、セキュリティ異常検出および警報報知状態、呼出応答検出状態、通話状態等の各状態における動作電源とされる。また、制御機54の制御機CPU83には、商用電源AC’から電源回路82を介して整流された直流電圧が常時給電されており、この直流電圧は当該制御機の待受状態、呼出検出状態、通話制御(通話路形成)状態等の各状態における動作電源とされ、かつ集合玄関接続幹線L52をなす電源供給ラインL52aを介して集合玄関機52に常時給電されており、当該集合玄関機の待受状態、呼出(呼出操作)状態、通話状態等の各状態における動作電源とされる。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の集合住宅インターホンシステムをなす複数の住戸内にそれぞれ設置される居室親機51a、51b、…には、商用電源AC’が常時給電されていることから、例えば待受状態のように動作が不要とされる居室CPU67等にも電源回路60を介して整流された直流電圧が給電されており、無駄な電力を消費するなどの難点があった。例えば、このような集合住宅インターホンシステムにおいて、一住戸内に居室親機が1台と増設親機等として他の親機が2台設置されており、1回あたり約30秒を要する呼び出し、通話が1日平均20回位発生すると、6〜9Wの無駄な電力が1日24時間のうち99.3%の大きな割合で常時消費されることになる。
【0009】
本発明は上述の難点を解消するためになされたもので、待受時の消費電力が抑えられた集合住宅インターホンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達成するため、本発明の集合住宅インターホンシステムは、集合玄関機を制御機を介して複数の居室親機に共通接続し、居室親機に個別玄関機を個別接続し集合玄関機および個別玄関機からの呼び出しに応じて集合玄関機又は個別玄関機と居室親機との間で通話が可能な集合住宅インターホンシステムにおいて、
居室親機には、制御機から常時電圧の印加を受ける電源開閉回路と、待受状態の動作電源として電源開閉回路からの直流電圧が印加され個別玄関機の呼出を検出する呼出検出回路と、電源開閉回路からの直流電圧が給電され、当該居室親機を構成する電源開閉回路及び呼出検出回路を制御する制御回路とを備え、
制御機には、商用電源を直流電圧に整流する電源回路と、電源回路から直流電圧を充電する充電回路と、充電回路に接続され時計としての機能を有するクロックと電源開閉回路及び呼出検出回ロックによって指定された時間帯に充電回路から充電され待受時に制御機および集合玄関機に電力を供給する蓄電池と、集合玄関機からの呼び出しにより居室親機を起動させるための起動信号を送出する起動信号送出回路と、制御機と集合玄関機が待受時には複数の居室親機の電源開閉回路を介して呼出検出回路に電圧を印加し、集合玄関機から呼び出しがあった時のみ電源開閉回路を制御して電源回路の直流電圧を居室親機の電源開閉回路を介して呼出検出回路及び制御回路に供給する電源供給回路とを備え、
電源開閉回路は、電源供給回路から、待受状態の動作電源として呼出検出回路に電源供給し、かつ起動信号により、呼び出された居室親機の制御回路に電源供給するものであり、
更に、居室親機には、セキュリティ回路と、セキュリティ発報時に商用電源から電力をセキュリティ回路に供給するセキュリティ用電源回路と、セキュリティ監視状態において制御機の蓄電池より電力をセキュリティ回路に供給する監視用電源回路とを備えるものである。
【0011】
このような集合住宅インターホンシステムによれば、複数の居室親機のセキュリティ監視機能、待受状態の集合玄関機および制御機の動作電源には、制御機のクロックの計時機能により指定される夜間時の低価格時間帯電力が電源回路を介して整流され充電回路の充電作用により蓄電池から給電される直流電圧が使用される。また、個別接続される個別玄関機からの呼出検出機能を制御する各居室親機の動作電源には、商用電源が電源回路を介して整流され電源供給回路より印加される電源開閉回路を介した直流電圧が、集合玄関機からの呼出時の各居室親機の動作電源には、制御機の起動信号送出回路より送出される起動信号を受信した電源開閉回路に印加されている直流電圧が使用され、セキュリティ発報機能を制御する動作電源には商用電源が使用される。これにより、当該システムをなす各端末の待受時における消費電力を抑えることができる。
【発明の実施の形態】
【0012】
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した好ましい形態の一実施例について、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の集合住宅インターホンシステムの一実施例の構成を示すブロック図であり、集合住宅をなす複数の住戸内にそれぞれ設置され個別の居室IDが割り当てられている(複数の)居室親機1a、1b、…と、各住戸の玄関(個別玄関)に設置され居室親機1a、1b、…に個別接続されている(複数の)個別玄関機2a、2b、…と、集合住宅をなす玄関(集合玄関)に設置された集合玄関機3と、複数の居室親機1a、1b、…を共通配線する4線(待受・起動用電源供給ラインL1a、監視用電源供給ラインL1b、起動信号伝送ラインL1c、データ伝送ラインL1d)からなる居室接続幹線L1、集合玄関機3を配線する2線(電源供給ラインL2a、データ伝送ラインL2b)からなる集合玄関接続幹線L2がそれぞれ接続され、各端末に電源を給電するとともに集合玄関機3と呼び出された当該居室親機間で成立される呼び出し(呼出検出)、通話等を制御する制御機4とで構成されており、各個別玄関機2a、2b、…には来訪者等が操作(呼出操作)する呼出ボタン20と図示しない通話機能が、集合玄関機3には図示しない呼出(呼出操作)機能、通話機能がそれぞれ備えられているものとする。
【0014】
複数の居室親機1a、1b、…はそれぞれ同様な構成であり、居室接続幹線L1をなす待受・起動用電源供給ラインL1aを介して制御機4の電源供給回路37から給電される直流電圧が印加されるとともに、居室接続幹線L1をなす起動信号伝送ラインL1cを介して制御機4の起動信号送出回路32から送出される起動信号を受信する電源開閉回路10と、待受状態の動作電源として電源開閉回路10からの直流電圧が印加され個別玄関機2a、2b、…の呼出ボタン20の操作(呼出操作)を検出する呼出検出回路11と、起動信号が受信された電源開閉回路10から給電される直流電圧により能動とされ居室接続幹線L1をなすデータ伝送ラインL1dを介して制御機4の通信回路30間で呼出信号、音声信号等の各種データ信号を送受信する通信回路12と、居室接続幹線L1をなす監視用電源供給ラインL1bを介して制御機4の蓄電池36から放電される直流電圧が印加される監視用電源回路13と、監視用電源回路13から給電される直流電圧により制御され住戸内のセキュリティ異常を監視するセキュリティ回路14と、商用電源ACが接続されセキュリティ異常が検出されたセキュリティ発報状態のセキュリティ回路14に動作電源として整流させた直流電圧を給電するセキュリティ用電源回路15と、個別玄関の来訪者等による個別玄関機2a、2b、…からの呼び出し、または集合玄関の来訪者等による集合玄関機3からの呼び出しをそれぞれ報知するための呼出音、セキュリティ回路14にて検出されるセキュリティ異常を報知するための警報音をそれぞれ放音するスピーカ16と、呼び出された住戸内の居住者が呼出応答し通話を成立させるために使用する送受器17と、送受器17の取り上げの有無によりフックオフ/オンされるフックスイッチ18と、起動信号の受信または呼出検出された呼出検出回路11の制御により電源開閉回路10からの直流電圧が給電され、当該居室親機を構成する各部を適宜に制御(呼出検出および報知、警報報知、呼出応答検出、通話等)する制御回路(以下、居室CPUと称す)19とが備えられている。
【0015】
制御機4には、居室接続幹線L1をなすデータ伝送ラインL1dを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす通信回路12間で各種データ信号を送受信する通信回路30と、集合玄関接続幹線L2をなすデータ伝送ラインL2bを介して集合玄関機3間で各種データ信号を送受信する通信回路31と、集合玄関の来訪者等による集合玄関機3からの呼び出しを検出した制御回路(以下、制御機CPUと称す)38の制御により複数の居室親機1a、1b、…を起動させるための起動信号を居室親機接続幹線L1をなす起動信号伝送ラインL1cを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす電源開閉回路10に伝送させる起動信号送出回路32と、商用電源(商用交流電源)ACに接続され商用電源ACを直流電圧に整流する電源回路33と、電源回路33から給電される直流電圧を蓄電池36に充電する充電回路34と、充電回路34の充電作用を制御するための計時機能を有するクロック35と、クロック35の計時機能により指定された所定の時間帯において充電される直流電圧を、(待受状態の)制御機CPU38、居室接続幹線L1をなす監視用電源供給ラインL1bを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす監視用電源回路13、集合玄関接続幹線L2をなす電源供給ラインL2aを介して集合玄関機3にそれぞれ給電する蓄電池36と、電源回路33からの直流電圧を居室接続幹線L1をなす待受・起動用電源供給ラインL1aを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす電源開閉回路10に印加する電源供給回路37とが備えられており、制御機CPU38は前述の諸機能とともに電源回路33から給電される直流電圧により当該居室親機を構成する各部を適宜に制御(呼出検出、通話路形成等)する機能を有する。
【0016】
このように構成された集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、その動作について説明する。
【0017】
複数の居室親機1a、1b、…をなすセキュリティ回路14の監視状態を制御する動作電源として消費される電力(消費電力)、集合玄関機3および制御機4の待受状態時において消費される電力は、制御機4のクロック35の計時機能により指示される夜間時、例えば23時から7時の低価格電力時間帯の商用電源ACが電源回路33を介して整流され、充電回路34の充電作用により蓄電池36に充電される直流電圧を使用する。この直流電圧は、クロック35の計時機能による上述の夜間時において蓄電池36から居室接続幹線L1をなす監視用電源供給ラインL1bを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす監視用電源回路13よりセキュリティ回路14に給電され夜間監視状態時の動作電源とされるとともに、制御機CPU38、集合玄関接続幹線L2をなす電源供給ラインL2aを介して集合玄関機3にそれぞれ給電され夜間待受状態時の動作電源とされる。一方、制御機4のクロック35の計時機能により指示される昼間時、例えば7時から23時では、夜間時において充電回路34の充電作用により蓄電池36に充電された直流電圧が、居室接続幹線L1をなす監視用電源供給ラインL1bを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす監視用電源回路13よりセキュリティ回路14に給電され昼間監視状態時の動作電源とされるとともに、制御機CPU38、集合玄関接続幹線L2をなす電源供給ラインL2aを介して集合玄関機3にそれぞれ給電され昼間待受状態時の動作電源とされる。
【0018】
また、上述の制御機4が待受状態(夜間待受状態、昼間待受状態)時において、商用電源ACから電源回路33を介して整流された直流電圧は、電源供給回路37より居室接続幹線L1をなす待受・起動用電源供給ラインL1aを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす電源開閉回路10および電源開閉回路10を介して呼出検出回路11にそれぞれ印加され、通信回路12、居室CPU19には印加(給電)されないことから、当該居室親機の居室CPU19にて検出される待受状態における無駄な電力消費を抑えることができる。
【0019】
ここで、複数の住戸のうち居室親機1aが設置された住戸の個別玄関にて、来訪者等が住戸内の居住者を呼び出すために個別玄関機2aの呼出ボタン20を操作(呼出操作)すると、この操作を検出した居室親機1aの呼出検出回路11から電源開閉回路10に制御(起動)信号S1が出力され、電源開閉回路10に印加されている直流電圧が待受状態の居室CPU19に給電され動作電源とされるとともに、個別玄関機2aからの呼び出しを検出した呼出信号S2が居室CPU19に出力される。電源開閉回路10からの直流電圧が給電され呼出検出可能な動作状態に移行された居室CPU19は、入力された呼出信号S2より個別玄関の来訪者等による個別玄関機2aからの呼び出しを検出した呼出検出状態に移行され、呼出報知するための呼出音をスピーカ16から放音させる。これを確認した住戸内の居住者が送受器17を取り上げて呼出応答すると、フックスイッチ18がオフされ、呼出応答を検出した居室CPU19は通話状態に移行されることにより、送受器17から個別玄関機2aの図示しない通話機能間の通話路が形成され双方向通話が成立する。
【0020】
次に、集合玄関の来訪者等が、複数の住戸のうち居室親機1aが設置された住戸内の居住者を呼び出すために、待受状態の集合玄関機3にて居室IDを入力するような呼出操作(図示せず)を行うと、この操作を検出し待受状態から呼出状態に移行された集合玄関機3より居室ID情報が含有された呼出信号S3が出力される。この呼出信号S3は、集合玄関接続幹線L2をなすデータ伝送ラインL2b、制御機4の通信回路31を介して制御機CPU38に伝送され、制御機CPU38は入力された呼出信号S3をなす居室ID情報から集合玄関の来訪者等による居室親機1aが設置された住戸内の居住者への呼び出しを検出し待受状態から呼出検出状態に移行され、電源回路33を制御し商用電源ACから電源回路33を介して整流された直流電圧を当該制御機の動作電源とする。また、呼出検出状態の制御機CPU38は、起動信号送出回路32を制御し複数の居室親機1a、1b、…をそれぞれ起動させるための起動信号S4を居室接続幹線L1をなす起動信号伝送ラインL1cを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす電源開閉回路10に伝送させるとともに、入力検出された呼出信号S3を通信回路30、居室接続幹線L1をなすデータ伝送ラインL1dを介して複数の居室親機1a、1b、…をなす通信回路12に伝送させる。
【0021】
複数の居室親機1a、1b、…をなす電源開閉回路10は、起動信号S4を受信することにより、印加されている直流電圧を通信回路12、居室CPU19にそれぞれ給電して動作電源とする。これにより、居室CPU19は呼出検出可能な動作状態に移行され、居室接続幹線L1をなすデータ伝送ラインL1dを伝送された呼出信号S3を電源開閉回路10からの直流電圧が給電され能動状態の通信回路12を介して入力し、呼出信号S3をなす居室ID情報と当該居室親機に予め割り当てられている居室IDとを照合し、一致した場合にのみ集合玄関の来訪者等による集合玄関機3からの呼び出しを報知するための呼出音をスピーカ16から放音させる。ここでは、複数の居室親機1a、1b、…をなす居室CPU19のうち、呼出先である居室親機1aの居室CPU19にて当該居室IDが一致されスピーカ16から呼出音が放音される。これを確認した住戸内の居住者が送受器17を取り上げて呼出応答すると、フックスイッチ18がオフされ、呼出応答を検出した居室CPU19は通話状態に移行されることにより、送受器17から通信回路12、居室接続幹線L1をなすデータ伝送ラインL1d、制御機4の通信回路30、制御機CPU38、通信回路31、集合玄関接続幹線L2をなすデータ伝送ラインL2bを介して集合玄関機3の図示しない通話機能間の通話路が形成され双方向通話が成立する。尚、このとき、集合玄関機3からの呼出先以外の居室親機1b、…については待受状態に復旧される。
【0022】
次に、複数の住戸のうち居室親機1aが設置された住戸内で火災、ガス漏れ等が発生すると、セキュリティ監視状態のセキュリティ回路14はセキュリティ異常を検出しセキュリティ発報状態に移行される。セキュリティ発報状態のセキュリティ回路14は商用電源ACからセキュリティ用電源回路15を介して整流された直流電圧が動作電源とされ、居室CPU19に警報移報信号S5を出力する。居室CPU19は入力された警報移報信号S5より住戸内がセキュリティ異常状態であることを検出し、スピーカ16から警報音を放音させ警報報知する。
【発明の効果】
【0023】
以上の説明から明らかなように、本発明の集合住宅インターホンシステムによれば、複数の居室親機のセキュリティ監視機能、待受状態の集合玄関機および制御機の動作電源には、制御機のクロックの計時機能により指定される夜間時の低価格時間帯電力が電源回路を介して整流され充電回路の充電作用により蓄電池から給電される直流電圧が使用される。また、個別接続される個別玄関機からの呼出検出機能を制御する各居室親機の動作電源には、商用電源が電源回路を介して整流され電源供給回路より印加される電源開閉回路を介した直流電圧が、集合玄関機からの呼出時の各居室親機の動作電源には、制御機の起動信号送出回路より送出される起動信号を受信した電源開閉回路に印加されている直流電圧が使用され、セキュリティ発報機能を制御する動作電源には商用電源が使用される。これにより、当該システムをなす各端末の待受時における消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による集合住宅インターホンシステムの一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】 従来の集合住宅インターホンシステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1a、1b、… ‥‥‥複数の居室親機
2a、2b、… ‥‥‥(複数の)個別玄関機
3‥‥‥集合玄関機
4‥‥‥制御機
10‥‥‥電源開閉回路
11‥‥‥呼出検出回路
13‥‥‥監視用電源回路
14‥‥‥セキュリティ回路
15‥‥‥セキュリティ用電源回路
19‥‥‥制御回路(居室CPU)
32‥‥‥起動信号送出回路
33‥‥‥電源回路
34‥‥‥充電回路
35‥‥‥クロック
36‥‥‥蓄電池
37‥‥‥電源供給回路
AC‥‥‥商用電源(商用交流電源)
Claims (1)
- 集合玄関機(3)を制御機(4)を介して複数の居室親機(1a、1b、…)に共通接続し、前記居室親機に個別玄関機(2a、2b、…)を個別接続し前記集合玄関機および前記個別玄関機からの呼び出しに応じて前記集合玄関機又は前記個別玄関機と前記居室親機との間で通話が可能な集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記居室親機には、前記制御機から常時電圧の印加を受ける電源開閉回路(10)と、待受状態の動作電源として前記電源開閉回路からの直流電圧が印加され前記個別玄関機の呼出を検出する呼出検出回路(11)と、前記電源開閉回路からの直流電圧が給電され、当該居室親機を構成する前記電源開閉回路及び前記呼出検出回路を制御する制御回路(19)とを備え、
前記制御機には、商用電源(AC)を直流電圧に整流する電源回路(33)と、前記電源回路から直流電圧を充電する充電回路(34)と、前記充電回路に接続され時計としての機能を有するクロック(35)と、前記クロックによって指定された時間帯に前記充電回路から充電され待受時に前記制御機および前記集合玄関機に電力を供給する蓄電池(36)と、前記集合玄関機からの呼び出しにより前記居室親機を起動させるための起動信号を送出する起動信号送出回路(32)と、前記制御機と前記集合玄関機が待受時には前記複数の居室親機の前記電源開閉回路を介して前記呼出検出回路に電圧を印加し、前記集合玄関機から呼び出しがあった時のみ前記電源開閉回路を制御して前記電源回路の直流電圧を前記居室親機の前記電源開閉回路を介して前記呼出検出回路及び前記制御回路に供給する電源供給回路(37)とを備え、
前記電源開閉回路は、前記電源供給回路から、待受状態の動作電源として前記呼出検出回路に電源供給し、かつ前記起動信号により、呼び出された前記居室親機の前記制御回路に電源供給するものであり、
更に、前記居室親機には、セキュリティ回路(14)と、セキュリティ発報時に前記商用電源から電力を前記セキュリティ回路に供給するセキュリティ用電源回路(15)と、セキュリティ監視状態において前記制御機の前記蓄電池より電力を前記セキュリティ回路に供給する監視用電源回路(13)とを備えることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
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