JP4403909B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に係り、特に、複数の入出力フォーマットの映像信号に対応したものに関する。
今日、テレビジョン受信機のような画像表示装置には、映像信号に対してデジタル処理によって画像処理を施すLSIを搭載することが多くなっている。
また、こうした画像表示装置において、図14に例示するように、互いに異なる画像処理を施すための複数個の画像処理LSI21〜23を接続した画像処理システムを設け、画像処理LSI21に映像データDをクロックCKとともに入力させ、画像処理LSI21で画像処理を施した画像データD1をクロックCK1とともに画像処理LSI22に送り、画像処理LSI22で画像処理を施した画像データD2をクロックCK2とともに画像処理LSI23に送り、画像処理LSI23で画像処理を施した画像データD3をクロックCK3とともに画像表示デバイス24(例えば液晶ディスプレイ)に送ることもある。画像処理LSI21〜23の具体例としては、映像信号からヒストグラムを抽出する画像処理LSIと、そのヒストグラムの抽出結果に基づいて階調補正を行う画像処理LSI等が挙げられる。
ところで、今日、映像信号を入出力するためのフォーマットには、1相であるか2相であるか、RGBであるかYCrCbであるか、YCrCbの場合には4:4:4であるか4:2:2であるか、インターレース方式であるかプログレッシブ方式であるかによって、様々なフォーマットが存在する。そして、画像処理の種類によっては、例えば4:4:4であるか4:2:2であるかといった入出力フォーマットの種類に応じて処理内容が相違することがある。
しかし、同一種類の画像処理を行うための画像処理LSIとして、入出力フォーマットの種類に応じて処理内容が相違するLSIを複数個設計しなければならないことは、設計データの資産化・共通化の観点からは望ましくない。
そこで、複数の入出力フォーマットの映像信号を、単一のフォーマットに変換した後、1つのLSIで共通の画像処理を施すようにすることが考えられる。ここで、例えば、互いに画素数の異なる複数の入出力フォーマットの映像信号を同じ画素数に変換したり、4:2:2方式の映像信号を4:4:4方式に変換する装置としては、従来、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)を用いたもの、より具体的には、入力映像信号の1画素に相当する要素プロセッサを一次元に1走査線分並べ、全ての要素プロセッサに対して同じ制御、すなわちいわゆるSIMD(Single Instruction Multiple Data)制御を行うことによって画素数変換を行うようにしたものが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
他方、従来、図14に示したように複数個の画像処理LSIを接続する場合、個々の画像処理LSIは、セットアップタイム、ホールドタイムのマージンが固定であるか、あるいは、それらのマージンを変化させるために入出力クロックを反転する機能が備えられていた。
特開平10−191392号公報(段落番号0083〜0087、図1)。
しかし、上記特許文献1に記載のようなSIMD制御を行うためには、特殊なハードウェア(上記特許文献1中のメモリアドレスジェネレータ31及びインストラクションジェネレータ32)を有するプロセッサが必要であるとともに、ソフトウェアプログラムを作成することが必要になる。
また、図14に示したように複数個の画像処理LSIを接続する場合、個々の画像処理LSIがセットアップタイム、ホールドタイムのマージンを固定されていたりあるいは単に入出力クロックの反転機能を備えているだけでは、それらのマージンを十分に調整してデバイス間(画像処理LSI同士の間や、画像処理LSIと画像表示デバイスとの間)の接続マージンを確保することが困難であった。そのため、画像処理LSIの外部(画像処理LSIを搭載した基板上)でクロックのタイミング調整を行わざるを得ず、その結果基板の設計が困難になっていた。
本発明は、上述の点に鑑み、複数の入出力フォーマットの映像信号に対して共通の画像処理を施すことができ、しかも、特殊なハードウェアを有するプロセッサやソフトウェアプログラムを必要とすることなくASIC(特定用途向けIC)で実現可能な画像処理装置を提供することを課題としてなされたものである。さらに、本発明は、そうした画像処理装置であってデバイス間の接続マージンを確保することのできるものを提供することを課題としてなされたものである。
この課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、
入力した所定の複数種類の入出力フォーマットの映像信号がデータ入力端子に入力される入力側のフリップフロップと、
この映像信号とともに入力したクロック信号に対して位相を調整した複数のクロック信号を生成し、該複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号をこの入力側のフリップフロップのクロック端子に入力させる入力側位相調整回路と、
この映像信号とともに入力したこのクロック信号が入力されるフェーズロックドループ回路と、
このフェーズロックドループ回路の出力クロック信号を分周する分周回路と、
このフェーズロックドループ回路の出力クロック信号とこの分周回路の出力クロック信号とのうちのいずれかを選択する選択回路と、
このフェーズロックドループ回路の出力クロック信号が供給され、この入力側のフリップフロップから出力された映像信号を、単一の入出力フォーマットの映像信号に変換する共通化処理部と、
このフェーズロックドループ回路の出力クロック信号が供給され、この共通化処理部でフォーマット変換された映像信号に対して所定の画像処理を施す画像処理部と、
この画像処理部で画像処理を施された映像信号を、所定の入出力フォーマットの映像信号に変換して出力する出力処理部であって、このフェーズロックドループ回路の出力クロック信号と、この変換する映像信号の入出力フォーマットに応じてこの選択回路で選択されたクロック信号とが供給される出力処理部
この出力処理部から出力された映像信号がデータ入力端子に入力されるとともに、この出力処理部が変換する映像信号の入出力フォーマットに応じてこの選択回路で選択されたクロック信号がクロック端子に入力される出力側のフリップフロップと、
このフリップフロップのクロック端子に入力されるクロック信号と同一のクロック信号に対して位相を調整した複数のクロック信号を生成し、該複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号を出力する出力側位相調整回路とを備え
この出力側のフリップフロップから出力された映像信号と、この出力側位相調整回路から出力されたクロック信号とが装置外部に出力される
ことを特徴とする。
この画像処理装置では、入力した所定の複数種類の入出力フォーマットの映像信号が、入力側のフリップフロップを経て共通化処理部で単一の入出力フォーマットの映像信号に変換された後、画像処理部で共通の画像処理を施される。そして、この画像処理を施された映像信号が、出力処理部で所定の入出力フォーマットの映像信号に変換されて、出力側のフリップフロップを経てこの画像処理装置から出力される。
このように、複数の入出力フォーマットの映像信号に対して共通の画像処理を施すことができるので、複数種類の入出力フォーマットの映像信号に対する画像処理LSIの設計データを資産化・共通化することができる。そして、この共通の画像処理を施した映像信号を、後段のデバイス(他の画像処理LSIまたは画像表示デバイス等)に対応したフォーマットで出力することができる。
また、共通化処理部や出力処理部は予め定められた種類の入出力フォーマットの間でフォーマット変換を行うので、ASICで実現可能である。
そして、映像信号とともに入力したクロック信号に対して、入力側位相調整回路により、位相を調整した複数のクロック信号が生成され、この複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号が入力側のフリップフロップのクロック端子に入力される。
また、出力側のフリップフロップのクロック端子に入力されるクロック信号と同じクロック信号(フェーズロックドループ回路の出力クロック信号と分周回路の出力クロック信号とのうち、出力処理部が変換する映像信号の入出力フォーマットに応じて選択回路で選択されたクロック信号)に対して、出力側位相調整回路により、位相を調整した複数のクロック信号が生成され、この複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号がこの画像処理装置から出力される。
こうした位相調整を行うことにより、この画像処理装置の前段のデバイスに対する入力側のフリップフロップのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスと、この画像処理装置の後段のデバイスに対する出力側のフリップフロップのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスとをそれぞれ十分に調整することが可能となるので、前段のデバイス,後段のデバイスと間での接続マージンをそれぞれ確保することができるようになる。
本発明に係る画像処理装置によれば、複数の入出力フォーマットの映像信号に対して共通の画像処理を施すことができるので、それらの映像信号に対する画像処理LSIの設計データを資産化・共通化することができ、この共通の画像処理を施した映像信号を、後段のデバイス(他の画像処理LSIまたは画像表示デバイス等)に対応したフォーマットで出力することができ、しかも、ASICで実現可能であるという効果が得られる。
さらに、前段のデバイスに対する入力側のフリップフロップのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスと、この画像処理装置の後段のデバイスに対する出力側のフリップフロップのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスとをそれぞれ十分に調整することが可能となるので、前段のデバイス,後段のデバイスと間での接続マージンをそれぞれ確保することができるという効果が得られる。
以下、本発明を図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、ASICで実現された単一の画像処理LSIであり、テレビジョン受信機のような画像表示装置や、あるいはDVDレコーダーのような画像記録装置に搭載されるものである。
この画像処理装置には、この画像処理装置が搭載されている装置内の前段のデバイス(例えば他の画像処理LSI)から出力されたデジタル映像信号VEIN及びVOIN,同期系の信号SIN,クロック信号CKINのうち、SINがD型フリップフロップ1aのデータ入力端子に入力し、VEINがD型フリップフロップ1bのデータ入力端子に入力し、VOINがD型フリップフロップ1cのデータ入力端子に入力し、CKINが位相調整回路2及びPLL(フェーズロックドループ)回路3に入力する。
前段のデバイスから1相の映像信号が出力される場合には、VEINがその1相の映像信号になり、VOINは無信号になる。他方、前段のデバイスから2相の映像信号が出力される場合には、その2相の映像信号のうち、VEINが表示画面上の偶数ドットの映像信号になり、VOINが表示画面上の奇数ドットの映像信号になる。
図2〜図4は、前段のデバイスからこの画像処理装置に入力される映像信号のフォーマットを示す。この画像処理装置には、図2に示すような1相の4:2:2方式のYCbCr信号か、図3に示すような2相の4:2:2方式のYCbCr信号か、図4に示すような1相のRGB信号が入力される。なお、これらの図2〜図4中のHSIN,DEは、図1の同期系の信号SINに含まれる信号であり、HSINは水平同期信号、DEは映像信号に対するデータイネーブル信号である。また、これらの図中のVEIN(1)〜(7),VOIN(1)〜(2)は、それぞれのフォーマットにおいて図1のVEIN,VOINを構成する信号である。
図1の位相調整回路2は、クロック信号CKINの位相を調整する回路である。位相調整回路2で位相を調整されたクロック信号CK_dlyは、D型フリップフロップ1a〜1cのクロック端子に入力する。これにより、信号SIN, VEIN, VOINが、位相調整されたクロック信号CK_dlyのタイミングでラッチされる。
図5は、この位相調整回路2の動作例を示すタイミングチャートである。CKIN, VEINは、前段のデバイスからこの画像処理装置に入力する信号である。VEIN_dlyはVEINに、D型フリップフロップ1bまでの遅延時間を加味した信号である。位相調整回路2では、CKIN_1, CK_IN2のようにCKINに対して位相を調整された複数の信号を生成し、それらの複数の信号の中から選択した1つの信号CKIN_selを図1のCK_dlyとして出力することが可能である。図5の例では、CKIN_1をCKIN_selとして選択している。
こうした位相調整を行うことにより、D型フリップフロップ1a〜1cのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスを十分に調整することが可能となる。位相調整回路2は、インバータやバッファを用いて構成することが可能であるが、DLL(ディレイロックドループ)のような回路を使用してもよい。
図1に示すように、D型フリップフロップ1a,1b,1cの出力信号SI_1,VE_1,VO_1は、共通化処理部4に送られる。また、位相調整回路2で位相調整されたクロック信号CK_dlyと、PLL回路3の出力信号CK_pllとがこの共通化処理部4に送られる。
共通化処理部4は、信号VE_1,VO_1を、後段の共通画像処理部5での処理方式に対応した単一のフォーマットの映像信号に変換する回路である。図6は、この共通化処理部4の構成を示すブロック図である。なお、信号SI_1は、映像信号の処理とは直接関係しないので図6では図示を省略している。共通化処理部4は、1相化処理部10,IP化処理部11,4:4:4信号化処理部12及びYCbCr化処理部13で構成されている。
1相化処理部10は、入力した2相の映像信号を1相化する処理を行う。図7は、2相の映像信号が入力したときの1相化処理部10の動作例を示すタイミングチャートである。このとき、PLL回路3は、CKINを2倍に逓倍したクロック信号CK_pllを生成する。1相化処理部10は、入力した2相の映像信号VE_1,VO_1から、CK_pllに同期した1相化された信号V_10を生成して出力する。
なお、1相の映像信号VE_1のみ入力したときには、PLL回路3はCKINと同一の周波数のクロック信号CK_pllを生成し、1相化処理部10はVE_1をCK_pllに同期した信号に変換する処理のみを行う。
図6のIP化処理部11は、入力したインターレース方式の映像信号をプログレッシブ方式に変換する処理を行う。このプログレッシブ化において、出力のクロックレートがCK_pllの倍以上必要になる場合には、1相化処理部10での処理と同様にPLL回路3からの供給クロックを追加することで対応する。
4:4:4信号化処理部12は、入力した4:2:2方式の映像信号を4:4:4方式に変換する処理を行う。図8は、4:2:2方式の映像信号が入力したときの4:4:4信号化処理部12の動作例を示すタイミングチャートである。入力した4:2:2方式のYCbCr信号V_11を、4:4:4方式のYCbCr信号に変換して出力する。4:2:2方式から4:4:4方式に変換する場合には、情報量を増やす必要があるので、補間処理等をおこないデータを生成する。図8の例では、信号V_11中のCb0及びCb1,Cr0及びCr1をそれぞれ補間して信号V_12中のCba,Craを生成し、信号V_11中のCb1及びCb2,Cr1及びCr2をそれぞれ補間して信号V_12中のCbb,Crbを生成し…、というように補間処理を行っている。
図6のYCbCr化処理部13は、入力したRGB信号をYCbCr信号に変換する処理を行う。
図1に示すように、共通化処理部4からは、フォーマット変換した1相の4:4:4プログレッシブ方式のYCbCr信号V_4と、同期系の信号SI_4とが共通画像処理部5に送られる。また、PLL回路3の出力信号CK_pllがこの共通画像処理部5に送られる。
共通画像処理部5は、1相の4:4:4プログレッシブ方式のYCbCr信号に対して、シャープネスコントロール,コントラストコントロール,ヒュー,カラーコントロール等の画質向上のための画像処理を施す回路である。
共通画像処理部5からは、画像処理を施した1相の4:4:4プログレッシブ方式のYCbCr信号V_5と、同期系の信号SI_5とが出力処理部6に送られる。また、PLL回路3の出力信号CK_pllが分周回路4aに送られ、分周回路4aの出力信号とPLL回路3の出力信号CK_pllとがセレクタ9aに送られ、セレクタ9aの選択出力CK_o1が分周回路4bに送られ、分周回路4bの出力信号とセレクタ9aの選択出力CK_o1とがセレクタ9bに送られる。そして、PLL回路3の出力信号CK_pll,セレクタ9aの選択出力CK_o1及びセレクタ9bの選択出力CK_o2が出力処理部6に送られる。
出力処理部6は、1相の4:4:4プログレッシブ方式のYCbCr信号を、この画像処理装置の後段のデバイス(例えば他の画像処理LSIまたは画像表示デバイス)に対応したフォーマットの映像信号に変換して出力する回路である。図9は、この出力処理部6の構成を示すブロック図である。なお、信号SI_5は、映像信号の処理とは直接関係しないので図9では図示を省略している。出力処理部6は、RGB変換部14,PI変換部15及び2相化処理部16で構成されている。
RGB変換部14は、入力したYCbCr信号をRGB信号に変換する処理を行う。PI変換部15は、後段のデバイスがインターレース方式の映像信号に対応している場合に、入力したプログレッシブ方式の映像信号をインターレース方式に変換する処理を行う。
図10及び図11は、インターレース方式への変換処理を行うときのPI変換部15の動作例を示すタイミングチャートであり、図10は偶数フィールドの信号を出力する動作、図11は奇数フィールドの信号を出力する動作である(これらの図では、図示の都合上、1ラインの水平有効画素数を6ドットとしている)。このとき、図1のセレクタ9aは、分周回路4aで1/2に分周されたクロック信号を選択してCK_o1として出力する。PI変換部15は、入力したプログレッシブ方式の映像信号V_14を、偶数フィールドの信号V_15(図10)及び奇数フィールドの信号V_15(図11)に変換して出力する。
偶数フィールドの信号V_15と奇数フィールドの信号V_15とは、出力水平同期信号HS_15の周期Hの1/2ずらして出力される。また、各フィールドの信号V_15は、CK_pllに同期して出力される。
なお、インターレース方式への変換処理を行わないときには、図1のセレクタ9aはPLL回路3からのクロック信号CK_pllを選択してCK_o1として出力し、PI変換部15は、入力したプログレッシブ方式の映像信号をそのまま出力する。
図9の2相化処理部16は、後段のデバイスが2相の映像信号に対応している場合に、入力した1相の映像信号を2相化する処理を行う。図12は、2相化する処理を行うときの2相化処理部16の動作例を示すタイミングチャートである。このとき、図1のセレクタ9bは、分周回路4bで1/2に分周されたクロック信号を選択してCK_o2として出力する。2相化処理部16は、入力した1相の映像信号V_15から、2相化された信号VE_6,VO_6を生成して出力する。この信号VE_6,VO_6はCK_o2に同期して出力される。
なお、2相化処理を行わないときには、図1のセレクタ9bはセレクタ9aからのクロック信号CK_o1を選択してCK_o2として出力し、2相化処理部16は、入力した1相の映像信号V_15をそのまま信号VE_6として出力する(VO_6は無信号となる)。
図1に示すように、出力処理部6からは、フォーマット変換した映像信号VE_6,VO_6がD型フリップフロップ7b,7cのデータ入力端子にそれぞれ送られるとともに、同期系の信号SI_6がD型フリップフロップ7aのデータ入力端子に送られる。また、セレクタ9bで選択されたクロック信号CK_o2が、これらのD型フリップフロップ7a〜7cのクロック端子に入力する。これにより、信号SI_6, VE_6,VO_6が、クロック信号CK_o2のタイミングでラッチされる。
D型フリップフロップ7a,7b,7cの出力信号SOUT,VEOUT,VOOUTは、この画像処理装置から後段のデバイスに送られる。
セレクタ9bで選択されたクロック信号CK_o2は、位相調整回路8にも入力する。位相調整回路8は、クロック信号CK_o2の位相を調整する回路である。図13は、この位相調整回路8の動作例を示すタイミングチャートである。VEINは、前段のデバイスからこの画像処理装置に入力する信号である。VEOUTはVEINに、D型フリップフロップ7
bまでの遅延時間を加味した信号である。位相調整回路8では、CK_o2_0, CK_o2_1のようにCK_o2に対して位相を調整された複数の信号を生成し、それらの複数のクロック信号の中から1つのクロック信号をCKOUTとして選択して出力する。図13の例では、CK_o2_0をCKOUTとして選択している。
図1に示すように、位相調整回路8で位相調整されたクロック信号CKOUTは、この画像処理装置から後段のデバイスに送られる。こうした位相調整を行うことにより、後段のデバイスに対するD型フリップフロップ7a〜7cのセットアップタイム,ホールドタイムのマージンのバランスを十分に調整することが可能となる。位相調整回路8は、位相調整回路2と同様に、インバータやバッファを用いて構成することが可能であるが、DLLのような回路を使用してもよい。
以上のように、この画像処理装置では、前段のデバイスから入力した所定の複数種類の入出力フォーマットの映像信号が、共通化処理部4で単一の入出力フォーマットの映像信号に変換された後、共通画像処理部5で共通の画像処理を施される。したがって、この複数種類の入出力フォーマットの映像信号に対する画像処理LSIの設計データを資産化・共通化することができる。
そして、この共通の画像処理を施した映像信号を、出力処理部6で、後段のデバイスに対応したフォーマットに変換して出力することができる。
また、共通化処理部4や出力処理部6は予め定められた種類の入出力フォーマットの間でフォーマット変換を行うので、ASICで実現可能である。
さらに、映像信号とともに入力するクロックの位相,映像信号とともに出力するクロックの位相を入力側の位相調整回路2,出力側の位相調整回路8でそれぞれ調整することにより、前段のデバイス,後段のデバイスに対してそれぞれセットアップタイム,ホールドタイムのマージンを十分に調整して、前段のデバイス,後段のデバイスと間での接続マージンをそれぞれ確保することができる。
なお、以上の例では、図6に示したように、共通化処理部4内にIP化処理部11やYCbCr化処理部13を設けている。しかし、共通画像処理部5で行う画像処理が、インターレース方式であるかプログレッシブ方式であるかによって処理内容の変わらない種類の画像処理である場合には、IP化処理部11を省略してよい。また、共通画像処理部5が、RGB信号に対応した処理内容の画像処理を行うものである場合には、YCbCr化処理部13の代わりに、入力したYCbCr信号をRGB信号に変換するRGB変換部を設けるようにすればよい。
本発明に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置に入力される映像信号のフォーマットを示す図である。 図1の画像処理装置に入力される映像信号のフォーマットを示す図である。 図1の画像処理装置に入力される映像信号のフォーマットを示す図である。 図1の位相調整回路の動作例を示すタイミングチャートである。 図1の共通化処理部の構成を示すブロック図である。 図6の1相化処理部の動作例を示すタイミングチャートである。 図6の4:4:4信号化処理部の動作例を示すタイミングチャートである。 図1の出力処理部の構成を示すブロック図である。 図9のPI変換部の動作例を示すタイミングチャートである。 図9のPI変換部の動作例を示すタイミングチャートである。 図9の2相化処理部の動作例を示すタイミングチャートである。 図1の位相調整回路の動作例を示すタイミングチャートである。 複数個のLSIを接続した画像処理システムを例示するブロック図である。
符号の説明
1a〜1c,7a〜7c D型フリップフロップ、 2,8 位相調整回路、 3 PLL回路、 4 共通化処理部、 5 共通画像処理部、 6 出力処理部、 10 1相化処理部、 11 IP化処理部、 12 4:4:4信号化処理部、 13 YCbCr化処理部、14 RGB変換部、 15 PI変換部、 16 2相化処理部

Claims (8)

  1. 入力した所定の複数種類の入出力フォーマットの映像信号がデータ入力端子に入力される入力側のフリップフロップと、
    前記映像信号とともに入力したクロック信号に対して位相を調整した複数のクロック信号を生成し、該複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号を前記入力側のフリップフロップのクロック端子に入力させる入力側位相調整回路と、
    前記映像信号とともに入力した前記クロック信号が入力されるフェーズロックドループ回路と、
    前記フェーズロックドループ回路の出力クロック信号を分周する分周回路と、
    前記フェーズロックドループ回路の出力クロック信号と前記分周回路の出力クロック信号とのうちのいずれかを選択する選択回路と、
    前記フェーズロックドループ回路の出力クロック信号が供給され、前記入力側のフリップフロップから出力された映像信号を、単一の入出力フォーマットの映像信号に変換する共通化処理部と、
    前記フェーズロックドループ回路の出力クロック信号が供給され、前記共通化処理部でフォーマット変換された映像信号に対して所定の画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部で画像処理を施された映像信号を、所定の入出力フォーマットの映像信号に変換して出力する出力処理部であって、前記フェーズロックドループ回路の出力クロック信号と、前記変換する映像信号の入出力フォーマットに応じて前記選択回路で選択されたクロック信号とが供給される出力処理部
    前記出力処理部から出力された映像信号がデータ入力端子に入力されるとともに、前記出力処理部が変換する映像信号の入出力フォーマットに応じて前記選択回路で選択されたクロック信号がクロック端子に入力される出力側のフリップフロップと、
    前記フリップフロップのクロック端子に入力されるクロック信号と同一のクロック信号に対して位相を調整した複数のクロック信号を生成し、該複数のクロック信号の中から選択した1つのクロック信号を出力する出力側位相調整回路とを備え
    前記出力側のフリップフロップから出力された映像信号と、前記出力側位相調整回路から出力されたクロック信号とが装置外部に出力される
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記共通化処理部は、2相の映像信号を1相化する処理部を含
    画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記共通化処理部は、インターレース方式の映像信号をプログレッシブ方式の映像信号に変換する処理部を含
    画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記共通化処理部は、4:2:2方式の映像信号を4:4:4方式の映像信号に変換する処理部を含
    画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記共通化処理部は、RGB信号を輝度信号及び色差信号に変換する処理部を含
    画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記出力処理部は、輝度信号及び色差信号をRGB信号に変換する処理部を含
    画像処理装置。
  7. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記出力処理部は、プログレッシブ方式の映像信号をインターレース方式の映像信号に変換する処理部を含
    画像処理装置。
  8. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記出力処理部は、1相の映像信号を2相化する処理部を含
    画像処理装置。
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