JP3757873B2 - ビットリダクション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は映像信号のビット数を階調性を確保したままで削減を行うビットリダクション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタル信号処理においてはデジタル化するビット数が多ければ多いほど階調性は向上するが、ビット数の増加により回路規模やデバイスのピン数がが増大するという課題が発生する。そのために特開2000−224047号公報で記載されているようなデジタル信号処理にて階調性を確保したまま、ビット数を削減する方法が色々と提案されている。さらにもっと一般的な回路としてはノイズシェーピングとして加算器と遅延器を用いたビット数削減回路がよく用いられている。この先行技術を、簡単に、従来例として図3を用いて説明する。
【0003】
mビットの入力信号が入力され画質補正回路1で様々なデジタル信号処理が行われる。その際入力信号mビットのビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。その後、例えば液晶パネルなどの固定画素数の表示デバイスに画像を表示させる為には、入力信号の画素数を表示デバイスの画素数にあわせるために画素数変換(スケーリング処理)が一般的に用いられる。
タイミング発生回路2では入力の同期信号から画素数変換に必要な補間タイミングや補間係数、後段のFIFOへの書き込みタイミングを制御するイネーブル信号等を発生する。画質補正回路1の出力は補間回路3でタイミング発生回路2からの信号に基づいて解像度の変換を行うための補間処理を行う。補間処理をされたデジタル信号は入力信号と同じmビットのビット精度を保っているとする。
【0004】
その後例えば液晶パネルのビット数がnビットだとするとどこかでビット数の削減を行う必要がある。通常FIFOはビット数に応じて回路規模が大きくなるので、間引きを行うFIFO6の前段でビット数を削減するのが望ましい。そこで加算器4と第2の遅延器7から構成されるノイズシェーピング回路でビット数の削減を行う。その際の様子を示したのが図4である。図4の例ではm=10、n=8としている。補間回路3の出力が16進数で30Fである場合。10進数で表すと783である。これを8ビットに変換すると195.75であるが、単純な切捨てでは195となり小数点以下の成分、すなわち10ビットの下位2ビットの成分が無視されてしまう。ノイズシェーピング回路はその失われる2ビットの成分をPWM(Pulse Width Modulation)化して上位ビットに加算することで、積分効果により下位ビットの情報を擬似的に再現するものである。遅延器7の出力の下位2ビットを加算器4にてmビットの補間回路3の出力と加算した後、遅延器7に入力、遅延器7の出力の下位2ビットを除く上位ビットを出力とすることで、上記下位ビットのPWM処理が可能となる。ここで、一般的に加算器4ではオーバーフローするため後段にリミッタを設けることは言うまでもない。図4(2)はノイズシェーピング回路によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。10ビットで30Fの信号をC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換している。C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。その後FIFO6にタイミング発生回路で発生されたイネーブルパルスに応じて書き込みを行い、連続して読み出すことで画素数変換された出力を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述のような処理では、例えば間引きで1/2にする場合には、せっかくPWM化された下位ビット成分も1/2に間引かれてしまう。図4(3)は1/2に間引く際のイネーブルパルスを示し、図4(4)はFIFO6の出力を示す。C3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…となっていた信号系列がC3,C4、C3、C4…となっているのがわかる。すなわち195.5となってしまっている。また、上記例は入力信号が変化しないDCの例を述べたが、一般的に映像信号は刻々と変化する信号であり、その高周波成分がビートノイズとなって現れることは広く知られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のビットリダクション装置は、入力信号のビット数を削減するとともに階調性を損なわないよう処理するデジタル回路において、後段の間引き回路での折り返し歪みを発生しないように間引き用イネーブルパルスで遅延器を制御することで、階調性の確保とビートノイズの発生を防ぐことを特徴とするものである。
【0009】
(実施の形態1)
図1は本発明のビットリダクション装置の構成図の一例である。図1において、1は入力映像信号の画質を改善する画質補正回路、2は入力の同期信号から画素数変換に必要な補間タイミングや補間係数、後段のFIFOへの書き込みタイミングを制御するイネーブル信号等を発生するタイミング発生回路、3は前記タイミング発生回路2からの信号に基づいて解像度の変換を行うための補間処理を行う補間回路、4は前記補間回路3の出力と遅延器5の出力の下位ビットを加算する加算器、5は前記加算器4の出力を前記タイミング発生回路2からのイネーブル信号に同期して遅延させる第1の遅延器、6は前記遅延器の上位ビットを前記タイミング発生回路2からのイネーブル信号に同期して書き込みを行うFIFOである。
【0010】
また、図2は発明のビットリダクション装置の動作を示したタイミングチャートで(1)は補間回路3からのmビットの出力信号、(2)は遅延器5の出力の上位ビットの出力信号、(3)はタイミング発生回路2からのイネーブルパルス、(4)はFIFO6の出力である。
【0011】
以下に具体的な動作を説明する。
【0012】
mビットの入力信号が入力され画質補正回路1で様々なデジタル信号処理が行われる。その際入力信号mビットのビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。その後、例えば液晶パネルなどの固定画素数の表示デバイスに画像を表示させる為には、入力信号の画素数を表示デバイスの画素数にあわせるために画素数変換(スケーリング処理)が一般的に用いられる。
【0013】
タイミング発生回路2では入力の同期信号から画素数変換に必要な補間タイミングや補間係数、後段のFIFOへの書き込みタイミングを制御するイネーブル信号等を発生する。画質補正回路1の出力は補間回路3でタイミング発生回路2からの信号に基づいて解像度の変換を行うための補間処理を行う。補間処理をされたデジタル信号は入力信号と同じmビットのビット精度を保っているとする。
【0014】
その後、例えば液晶パネルのビット数がnビットだとするとどこかでビット数の削減を行う必要がある。そこで加算器4と遅延器5から構成されるノイズシェーピング回路でビット数の削減を行う。その際の様子を示したのが図2である。図4の例ではm=10、n=8としている。補間回路3の出力が16進数で30Fである場合、10進数で表すと783である。これを8ビットに変換すると195.75である。遅延器5はタイミング発生回路2のイネーブルパルスに同期して動作するので、下位2ビットの成分のフィードバックもそれに同期する。そのため遅延器5の出力は図2(2)のようになる。図2(2)はノイズシェーピング回路によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。10ビットで30Fの信号をC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換している。C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。その後FIFO6にタイミング発生回路で発生されたイネーブルパルスに応じて書き込みを行い、連続して読み出すことで画素数変換された出力を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、入力信号のビット数を削減するとともに階調性を損なわないよう処理するデジタル回路において、後段の間引き回路での折り返し歪みを発生しないように間引き用イネーブルパルスで遅延器を制御することで、階調性の確保とビートノイズの発生を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発明実施の形態1のビットリダクション装置のブロック図を示した図
【図2】同装置における動作を示したタイミングチャート
【図3】従来のビットリダクション装置の一例を示した図
【図4】従来のビットリダクション装置における動作を示したタイミングチャート
【符号の説明】
1 画質補正回路
2 タイミング発生回路
3 補間回路
4 加算器
5 遅延器1
6 FIFO
7 遅延器2
Claims (3)
- 所定周波数のイネーブルパルスを発生するタイミング発生回路と、
前記イネーブルパルスに同期して、画素の間引きを行う間引き回路と、
この間引き回路の前段にあって、入力信号のビット数を削減するビット数削減回路を備えたビットリダクション装置であって、
前記ビット数削減回路は、
入力信号の全ビットと後記遅延器の出力を加算する加算器と、
前記イネーブルパルスに同期して、前記加算器からの入力信号のうち上位ビットを前記間引き回路に出力し、上位ビットを除く下位ビットを前記加算器に出力する遅延器を備えることを特徴とするビットリダクション装置。 - 請求項1に記載のビットリダクション装置であって、
前記間引き回路は、入力信号を記録するFIFOメモリを備えるとともに、前記イネーブルパルスがHレベルの時にこのFIFOメモリへの信号書き込みを行い、
前記遅延器は、前記イネーブルパルスがHレベルの時に前記間引き回路および前記加算器への出力を行うとともに、前記イネーブルパルスがLレベルの時はイネーブルパルスがHレベルの時の出力を維持する
ことを特徴とする請求項1に記載のビットリダクション装置。 - 前記遅延器は、下位2ビットを前記加算器に出力し、下位2ビット以外の上位ビットを前記間引き回路に出力する
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のビットリダクション装置。
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