JP4403830B2 - 携帯情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の筐体をスライド可能に連結することで、縮小時にはコンパクトな形態を取り、伸ばした状態では使用者の耳と口に合った長さを得られるスライド式の携帯情報端末に関する。
近年、カメラ機能を備えた携帯電話が脚光を浴びている。これらの携帯電話は、携帯時にはコンパクトで、通話時には耳と口にあった長さを備えるように形態を変化させるものが主流となっている。これら従来例は、2つの筐体を連結部を介して折りたたみ可能に設けたものが主流であったが、最近は多様な構造を備えたものが提案されている。
その1つに、2つの筐体をスライド可能に連結し、携帯時や撮影時には重ねた状態で、通話時には引き伸ばして、所定の長さを得るようにしたものがある。
特開平2003−32335号公報
特開2003−110675号公報
前記従来例では、薄い2つの筐体をスライド可能に連結しているので、これら筐体に内部装置を配置することが大きな課題である。例えば、内部装置を効率よく配置できないと、装置が大型化し、携帯性を損なうこととなる、特に、カメラ機構部は、光学式の望遠機能を充実させると大型化することとなり、2つの筐体をスライドさせるこのタイプの構造には不向きなことが懸念される。
更にまた、これら携帯電話では、薄い2つの筐体を単純にスライドさせると、通話時の落下や、通話姿勢で筐体を保持する指が頬に触れて、良好な通話姿勢が取れない課題がある。
そこで、この発明の目的は、内部実装効率が良好でコンパクトな形態を備えたスライド式の携帯情報端末を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、第1の筺体と、第2の筺体と、この2つの筺体を一方向にスライド可能に連結するスライド機構部とを備え、前記スライド機構部は、前記第1の筺体と前記第2の筺体とを前後関係を成すように、前記第1の筺体の後方に前記第2の筺体を重ねた第1の状態と、前記一方向に2つの筺体を相互に移動させた第2の状態を取り得るように連結し、前記第1の筺体は、前記第1の状態において、前記一方向の一端部が前記第2の筺体と重ならない部分を備え、前記第1の筺体は、前記重ならない部分に回転可能に設けられたカメラ部と、前記重ならない部分の両側面に設けられた一対のスピーカ部とを備え、前記一対のスピーカ部は、その前部に設けられた放音穴をそれぞれ備え、前記放音穴の一方は、前記第1の筺体の上方に向けて形成され、前記放音穴の他方は、前記第1の筺体の下方に向けて形成される構成とする。

本発明によれば、内部実装効率が良好でコンパクトな形態を備えたスライド式の携帯情報端末を提供することができる。
以下、本発明に係る携帯情報端末の実施形態を、携帯電話を例として図面により説明する。ここで、同一の部材や部位は同符号をもって示し、重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1から図7は本発明による携帯情報端末の第1の実施形態を示す図であり、図1は携帯電話の外観図、図2は携帯電話の断面図、図3は筐体を縮めた状態の外観図、図4は筐体を引き伸ばした状態の外観図、図5はスライド機構を示す断面図、図6は筐体を引き伸ばした状態の保持姿勢の説明図、図7は筐体を縮めた状態のカメラ撮影姿勢の説明図である。
先ず、図1を参照して、第1の実施形態に係る携帯電話の概略構造を説明する。図1において、図1(a)と図1(b)は筐体を縮めた第1の状態の斜視図で、図1(a)が正面側、図1(b)が背面側からみた斜視図である。また図1(c)と図1(d)は筐体を引き伸ばした第2の状態の斜視図で、図1(c)が正面側、図1(d)が背面側からみた斜視図である。
この実施形態に係る携帯電話は、通常の電話機能に加えて、テレビ放送や、各種の画像または音声の再生、更に情報端末としての機能を備えている。符号1で総括的に示す携帯電話は、第1の筐体100と、第2の筐体200と、この2つの筐体をスライド可能に連結するスライド機構部300とを備えている。この実施形態では、前記2つの筐体で構成される筐体10全体を奥行方向Dより高さ方向Hが大きく、高さ方向Hより幅方向Wが大きい薄型偏平な直方体形状を基調としている。
そして、この実施形態では、幅方向Wに対して左右に2分割し、この分割部分を介して2つの筐体が前後関係を持つように上面からみて斜めに分割する。即ち、この実施形態では、2つの筐体の分割部分の厚みが、上面からみて、幅方向Wの一方から他方に向かって徐々に細くなる第1の筐体100と第2の筐体200とから構成する。
更に、第1と第2の筐体を厚みのある一端側101、201と薄い他端側102、202とが前後に位置するように重ねて組み合わせ、この2つの筐体の接触する面をスライド面301として、筐体10の幅方向Wにスライドする構造としている。これにより、図1(a)および図1(b)で示すように、2つの筐体を重ねた(縮めた)第1の状態では、筐体10を直方体、即ち、薄い箱形の形状とし、2つの筐体を幅方向Wに引き伸ばした第2の状態では、幅方向Wの両端が奥行きがあり、2つの筐体が重なる中央部分は奥行きの少ない形状とすることができる。
したがって、第1の状態をコンパクトで携帯性に優れた形状とすることができるとともに、引き伸ばした第2の状態では、引き伸ばした筐体10の長手方向(幅方向W)を上下に保持することで、使用者の耳と口にあった長さが得られ、かつ保持性が良好な形状に変化させることができる。
また、この実施形態では、第1の状態では、第1の筐体100の広い面(正面)103の片側(薄い他端側102)に第2の筐体200の一部204を配置させることができる。この第2の筐体の一部204は、常に第1の筐体100の広い面103の片側に配置される。即ち、2つの筐体を引き伸ばした状態でも、第1の筐体100の幅方向Wの片側に第2の筐体200の一部204を位置させることができる。
この実施形態では、この第1、第2の状態でも第1の筐体100の広い面103の片側に位置する第2の筐体200の一部204に、第2のスピーカ部205を配置し、この第2の筐体200の一部204と対向する第1の筐体100の片側(厚みのある一端側101)に第1のスピーカ部105を配置する。そして、この2つスピーカ部の間の第1の筐体100の広い面103に表示部110を配置する。これにより、第1、第2の状態でも、表示部110の両側に一対のスピーカ部105、205を位置させることができる。したがって、この表示部110とスピーカ部105、205の配置関係を利用して、テレビ放送や再生映像などの各種の画像を前記表示部110に表示させながら、その両側に配置される一対のスピーカ部105、205を介してステレオ音響の放音を可能とすることができる。更に、この実施形態では、表示部110と第2のスピーカ部205の間の第1の筐体100にファンクションキー部111を配置する。このファンクションキー部111は、この携帯電話1の使用頻度の高い複数の操作スイッチから構成される。したがって、この実施形態では、ファンクションキー部111が第1、第2の状態でも常に露出して配置されるので、このファンクションキー部111を介して各種モードでの操作が可能となる。
また、この実施形態では、第1の筐体100の片側(厚みのある一端側101)に図示しないレシーバー部、第2の筐体200の一部204にマイク部210をそれぞれ配置している。これにより、筐体10を引き伸ばした第2の状態では、この筐体10の長手方向(幅方向W)の一端側に配置されるレシーバー部と、他の一端側に配置されるマイク部210を使用者の耳と口に合った位置とすることができる。一方、このマイク部210は、第1の状態でも露出して設けているので、第1の状態での録音に使用することができる。
また、この実施形態では、第1の状態において、筐体10の裏面側も、前記した正面側と同様に、第2の筐体200の片側(薄い他端側202)に第1の筐体100の一部104を位置させることができる。この第1の筐体100の一部104も第1、第2の状態でも常に筐体10の外表面に露出するように構成される。この実施形態では、この第1の筐体100の一部104にカメラ装置の撮影窓112を設けている。したがって、この実施形態では、第1および第2のいずれの状態でも、このカメラ装置の撮影窓112を利用してカメラ撮影を行うことができる。
そして、この実施形態の特徴の1つは、カメラ装置を撮影窓112の後方、即ち、第1の筐体100の最も奥行きのある部分(厚みのある一端側101)に配置することができる。したがって、筐体10の大型化を軽減しながらカメラ装置の大型化に対応できる。つまり、従来のスライド構造を備えた携帯電話は、2つの筐体を奥行方向Dに2分割し、この筐体を奥行き方向と直交する方向にスライドする構造が一般的である。この従来構造にカメラ装置を配置する場合、奥行方向Dが2分割された筐体の一方の筐体にカメラ部を配置することとなるため、カメラ部が大型化すると、必然的に筐体も大型化する課題がある。この実施形態によれば、筐体10の奥行方向Dと一致する第1の筐体100の奥行きが
厚い部分にカメラ装置を配置することができるので、筐体10の大型化を軽減しながらカメラ装置の大型化にも対応することができる。
一方、第1の筐体100の奥行きが小さい端部側(薄い他端側102)には、ファンクションキー部111を配置するので、この薄い奥行部分には板状の操作基板を配置することができる。したがって、この実施形態ではデッドスペースを軽減できる。
なお、この実施形態では、第2の筐体200の奥行きの厚い部分(厚みのある一端側201)に、大きな容量を占めるバッテリー部を配置し(図2参照)、第2の筐体200の奥行きの小さい部分(薄い他端側202)には、基板を配置するので、装置の実装効率を損なうことなく、前記特異な形態を実現することができる。
また、この実施形態では、第2の状態で露出する第2の筐体200のスライド面301aに、この第2の状態、即ち、通話や文字入力姿勢で使用する文字・数値入力キー部212を配置している。したがって、収納または撮影姿勢となる第1の状態で使用しない操作キーを隠蔽し、逆に、第2の状態で使用する操作キーを第1の状態から第2の状態に変化させることで、露出させることができるので操作性を向上させている。
また、第1の状態で上面となる第2の筐体200の奥行きのある側には、シャッタスイッチ213とモード切り替えスイッチ214を配置している。これにより、第1の状態で、カメラ撮影を行う場合、右手で筐体10を保持しながら、上面に設けた前記スイッチ213、214を操作することができる。更に、この実施形態では、長手方向(幅方向W)を左右にする姿勢となるので、左右方向の両端部を両手で保持しながら撮影できるので、手ブレを防止することができる。しかも、この実施形態では、両端部にスピーカ部105、205を配置しているので、このスピーカ部の配置スペースをグリップ部とすることができる。したがって、両端部を保持する手が撮影画像を表示する表示部110を覆うことが軽減される(図7参照)。
一方、この実施形態では、第2の状態では、引き伸ばした端部を上下にして撮影することができる。この撮影姿勢では、ファンクションキー部111の特定のキーに撮影スイッチが割りつけられる。したがって、使用者は第2の筐体200側を片手で保持して、その保持する親指を使って撮影操作を行うことができる(図6参照)。
このように、この実施形態では、第1の筐体100は、筐体10の正面と一方の側面を構成し、第2の筐体200は、筐体10の背面と他の側面を構成するように、第1と第2の筐体をそれぞれ奥行きのある一方から他方に向かって細くなるくさび型形状の筐体10としている。そして、この実施形態では、前記2つの筐体をくさび型とすることにより、各筐体の長手方向(幅方向W)の一方を奥行き寸法が厚い形状とし、他方を先のとがった形状とすることができる。これにより、前記厚い側の内部に奥行方向Dにゆとりのある内部実装空間を確保することができるので、この広い内部実装空間を利用して奥行きのある内部実装品を配置することができる。特に、近年の携帯移動端末はカメラ装置の大型化が進んでいるので、筐体10の奥行方向Dの大きさに相当するカメラ装置を配置することができる。
一方、先の尖った側には比較的厚さの小さい操作基板や制御基板の配置空間とすることができる。しかも、幅方向Wに引き伸ばすことによって生じる、第1の筐体100と第2の筐体200との間の段差を小さくすることができる。
そして、くさび型の2つの筐体を引き伸ばした状態では、長手方向(幅方向W)の両端が太く(奥行方向Dが大きく)、中央が細い、通話姿勢に良好な姿勢が得られる形態とすることができる。
なお、図1(d)において、301bは2つの筐体を引き伸ばした状態で露出する第1の筐体100のスライド面である。
以下、図2から図7を参照して、この実施形態に係る携帯電話を更に詳細に説明する。なお、図1に図示した携帯電話1は説明を簡単にするために、直線的な概略図形で図示したが、図2から図7では、実施品に適用した外観形状を図示している。
先ず、図2を参照して、内部実装品の配置構成を説明する。図2において、この実施形態では、第1、第2の筐体を、スライド面301を構成する内カバー120、220と、筐体10の外側を覆う外カバー121,221とから構成する。
第1の筐体100の内カバー120は、スライド面310aと、筐体10の背面側に常に露出するように形成される第1の筐体100の一部104とを備えている。一方、第1の筐体100の外カバー121は、第1の筐体100の正面側全体を覆い、その正面にファンクションキー部111と表示部110と第1のスピーカ部105が配置される。この内カバー120と外カバー121は第1の筐体100の周囲側面(上下面、左側面)に形成される分割溝を介して連結され、図示しないネジなどを介して固定される。また、外カバー121は、この外カバー121の基台となるベース筐体122と、このベース筐体122の一部、即ち、表示部110と第1のスピーカ部105を他の外装と分離するように形成される透明な化粧カバー123とから構成される。なお、化粧カバー123は、表示部110の部分を透明とし、他の周囲を内面塗装を施すことで意匠性を向上している。
また、第2の筐体200は、第1の筐体100と同様に、内カバー220が、スライド面301bと筐体10の正面側に常に露出するように形成される第2の筐体200の一部204とを備え、更に、第2の筐体200の外カバー221が、この外カバー221の基台となるベース筐体222と、このベース筐体222の一部を覆うように着脱可能に取り付けられるバッテリーカバー223とから構成される。
さて、この実施形態では、断面形状がほぼ三角形状の空間に内部装置を効率よく配置するために、第1の筐体100は、この第1の筐体100の広い面103を基準にして内部装置を配置し、第2の筐体200にあってはスライド面301を基準にして内部装置を配置している。
即ち、この実施形態では、第1の筐体100の広い面103に表示部110を配置しているので、この広い面103の内側にこの広い面103と平行となるように液晶装置130を配置し、その後方(内側)に第1の基板131を並設させている。そして、第1の筐体100の先細り部分(薄い他端側102)には、複数のスイッチからなるファンクションキー部111と、このファンクションキー部111の操作基板132を設けている。また、第1の筐体100の厚い部分(厚みのある一端側101)には、第1の基板131が延長して設けてあり、外側に第1のスピーカ部105を構成するスピーカ装置133が取り付けられ、内側には、カメラ装置134が取り付けられる。そして、第1の基板131の内側、即ち、この第1の基板131とスライド面301bとの間に形成される断面が三角形状のスペースに合わせて基板部品135が取り付けられる。
一方、第2の筐体200の内部は、スライド面301と平行となる姿勢で第2の基板230が配置され、この第2の筐体200の奥行きの厚い部分の内側(スライド面301a側)に文字・数値入力キー部212と、第2のスピーカ部205を構成するスピーカ装置234と、マイク部205を構成するマイク装置235が配置され、その外側には、着脱可能なバッテリー部231と外部接続端子部232とアンテナ234とが取り付けられる。更に第2の基板230の外側の断面が三角形状のスペースには、このスペースに合うように大小の基板部品233が取り付けられる。
次に、図3を参照して、第1の状態の携帯電話1の外観を更に説明する。図3(a)は上面図、図3(b)は正面図、図3(c)は底面図、図3(d)は背面図である。
図3において、この実施形態では、携帯電話1の外観を全体に箱型形状の角を落とした全体に丸みのある形状としている。即ち、この携帯電話1は、図3(a)および図3(c)に示すように、2つの筐体の厚みのある一端側101、201の正面側または背面側の角部分をカットして大きな丸み形状としている。また、薄い他端側102、201から2つの筐体の一部104、204にかけて緩やかな曲面で連続した形状としている。一方、図3(b)および図3(d)に示すように、四隅に大きな丸みを形成している。
このように、この携帯電話1は、筐体10の外観形状を、丸みのある四角い石鹸にも似た形状とすることにより、手に持った際には手の中に納まるように保持することができるので保持性に優れたコンパクトな形態とすることができる。特に、この実施形態では、筐体10の長手方向(幅方向W)を左右とする姿勢で、筐体10の一端側を片手で保持したり、または両端部を両手で保持して撮影しても手に収まりよく保持することができる。また、この丸みのあるコンパクトな形態を備えることにより、ポケットなどにも収納しやすくすることができる。しかも、この携帯電話1では、内部実装品を収納しづらい角部分をカットしているので、内部実装効率を損なうことなく、携帯性に優れた形態とすることができる。
更に、この実施形態では、図3(a)および図3(b)に示すように、筐体10を斜めに分割するスライド面301に沿ってバンパー部11を形成し、このバンパー部11に機能部品を集中配置している。例えば、図3(a)の上面では、シャッタスイッチ213とモード切り替えスイッチ214を配置し、図3(c)の底面では、マナーモード設定キー215と、着脱可能な外部接続端子カバー216で覆われた外部接続端子部232を配置し、図示しない右側面側には充電端子部217を設けている。外部接続端子部232は、外部接続端子カバー216を取り外すことにより露出し、メモリーカード等の記録媒体の挿入や、外部機器等の接続を行うことができる。このバンパー部11に配置される機能部品は、第2の基板230に直接取り付けているので、組立性や配線を短くすることができる。
また、図3(b)において、この実施形態では、地上波デジタル放送を受信できる図示しないチューナを内蔵している。この地上波デジタル放送に対応するために、表示部110は16対9の比率を備えた液晶装置130を採用している。そして、この実施形態では、スライド機構部300の動作に連動して動作する図示しない画面切替スイッチを備え、この画面切替スイッチの動作により、図3に示す第1の状態では、横長の画面で表示させ、図4に示す第2の状態では縦長の画面で表示させる。
したがって、図3に示す第1の状態では、地上波デジタル放送を良好な横長画面で視聴することができる。しかも、この表示部110の両側には一対のスピーカ105、205が配置されるので、小型のテレビを見る感覚でこの携帯電話1を使うことができる。
また、この実施形態では、この表示部110に隣接して、この地上波デジタル放送の操作を行うファンクションキー部111が配置される。この実施形態では、ファンクションキー部111の操作で、表示部110にメニュー画面や各種の選択表示画面を表示させ、この画面に表示される各種アイコンや機能キーを、選択して、これを決定することができる。
このファンクションキー部111は中央に配置されるカーソル決定キー111aとその両側に形成される一対の選択キー111b、111cとから構成される。カーソル決定キー111aは、四角形状のキー形状を備え、4方向の辺側を押下することで表示部110に表示されるカーソルを押下した方向に移動させることができ、また中央を押下することでカーソルで選択された各種アイコンや機能キーに割り当てられた機能を実行させることができる。
一方、一対の選択キー111b、111cは、それぞれ、中央を支点にして上下を押下することで各種機能を決定することができる。例えば、選択キー111bの上部と下部は、押下することで、隣接する表示部110に表示される機能キーに対応して設定される機能を選択することができ、選択キー111cの上部と下部は、初期設定において、ネットワークキーとメールキーが割り当てられている。
図3(d)において、バッテリーカバー223は、幅方向Wの右側方向にスライド可能に取り付けられており、223aはこのバッテリーカバー223を移動させるための手掛け凹部である。
次に、図4を参照して、2つの筐体を引き伸ばした第2の状態の外観形状を説明する。図4中、(a)図は背面図、(b)図は正面図、(c)図は底面図を示している。なお、この第2の状態は、長手方向(幅方向W)の両端を上下として保持/使用される。
図4において、この実施形態では、2つの筐体のスライド面301に、2つの筐体を引き伸ばすためのスライド機構部300を備えている。この機構の一例を図5に示す。
図5は、スライド機構部300の概略構造を示している。上部が第1の筐体100、下部が第2の筐体200である。第2の筐体200のスライド面301bには一対のスライド突起部310が設けられ、第1の筐体100のスライド面301aには、スライド突起部310に対応する位置にスライド溝部311が設けられている。スライド突起部310はスライド溝部311に嵌り込み、スライド突起部310の先端に形成した突起部によりスライド溝部311から外れないように取り付けられる。
スライド溝部311は、図4(a)に示すように幅方向Wに長く形成され、このスライド溝部311に取り付けられるスライド突起部310もまた幅方向Wに長く形成される。これにより、2つの筐体は幅方向Wの方向にはスライドするものの、他の方向には移動できなくなっている。また、スライド溝部311の長さは、図3の状態から図4の状態に変化する長さ分だけスライド突起部310の長さより長く設定している。
図4(b)において、この実施形態では、この第2の状態で電話やメール機能を主使用目的に設定している。したがって、この第2の状態で露出するスライド面310aに配置される文字・数値入力キー部212では、電話やメール機能に使用する機能キーが設定されている。例えば、この実施形態では、文字・数値入力キー部212を電源ON、OFFキーと待機状態を表示部110に表示させる通話ON・OFFキー240と、クリアーキー241と、通話キー242と、複数のキーからなる数値文字キー243とから構成される。
もちろん、この第2の状態においてもカメラ装置134によるカメラ撮影も可能である。このカメラ撮影を行なう場合は、カーソル決定キー111aの操作により、メニュー画面を表示し、このメニュー画面からカメラ撮影モードを選択することで、一対の選択キー111bをカメラ撮影機能キーに設定し、これを操作することでカメラ撮影を行うことができる。
図4(c)において、この実施形態では、クサビ型の2つの筐体を組合わせてスライド可能としているので、第2の状態では電話機能に最適な形態とすることができる。即ち、従来からハンドセットとして使用される形態は、このハンドセットを保持する保持部分よりマイク部210とスピーカ(第1のスピーカ部105)が使用者側に張り出した形状を備えている。これは、耳と口にマイク部210とスピーカを密着させてもハンドセットを確り保持するためである。この実施形態では、第1の状態から第2の状態に変化させることで従来のハンドセットと同様な形態とすることができる。
つまり、この実施形態では、マイク部210が配置されるスライド面301の延長線Pに対して、第1のスピーカ部105を使用者側(図面上方)に立ち上がっているので、従来のハンドセットと同様に、長手方向の中央に対して、マイク部210と第1のスピーカ部105の配置面を使用者側に張り出させることができる。更に、中央部分は、第1の筐体100の薄い他端側102が延長線Pに段差を軽減して連続するので、ファンクションキー部111と文字・数値入力キー部212を連続したキー群として操作性を向上させることができる。
一方、マイク部210が配置される部分は、スライド面301の延長線Pに対して使用者と反対側(図面下方)に張り出して形成される。つまり、この実施形態では、撮影窓112が配置されるスライド面301の延長線Pに対して、マイク部210の後方を使用者と反対側(図面下方)に立ち上がっているので、長手方向の中央に対して、マイク部210の後方と撮影窓112の配置面を使用者の反対側に張り出させることができる。しかも、中央部分は、第2の筐体200の薄い他端側202が延長線Pに段差を軽減して連続するので、筐体2の背面を連続した保持面とすることができるから、通話姿勢やメール入力姿勢に良好な保持性を取ることができる。
次に、図6、図7を参照して、この実施形態に係る携帯電話1の使用方法を説明する。先ず、図6において、この携帯電話1は、第2の状態で、通話ON/OFFキー240を長押しすることで、携帯電話1を電源ON状態として、受信待機状態とすることができる。更に、この通話ON/OFFキー240を再度、長押しすることで電源をOFF状態とすることができる。
この電源がON状態となった第2の状態では、図6に示すような保持姿勢で、携帯電話1を保持して、文字・数値入力キー部212)やファンクションキー部111を、点線で示すように親指で操作することができる。この親指操作では文字・数値入力キー部212の配置面に対してファンクションキー部111が配置される配置面が立ち上がって連続しているので、親指の操作が良好である。また、第2の筐体200の背面側の厚みのある一端側201を手の平の中に入れ、薄い他端側202を人差し指で保持する姿勢で筐体10を持つことができるので、この第2の状態での保持性を良好なものとすることができる。
特に、図6に示す第2の状態では、第2の筐体200をすっぽり手の平の中に確り保持して、親指での操作が良好なため、従来のスライド機構を備えた携帯電話より手ブレを軽減することが期待できる。また、この実施形態によれば、図6に示す第2の状態から親指を筐体10の側面にずらすことで通話姿勢を取ることができる。この通話姿勢では、マイク部210と第1のスピーカ部105(レシーバー部)を使用者の口と耳に近接させても、ファンクションキー部111や文字・数値入力キー部212が使用者の頬に触れることを軽減することができる。
次に、図7を参照して、第1の状態の使用方法を説明する。図7は携帯電話1を長手方向(幅方向W)両端を両手で保持した保持姿勢を示し、図7(a)は正面側(使用者側)、図7(b)は背面側(被写体側)から見た状態を示している。
この実施形態によれば、例えば、両手の中指を筐体10の背面側の下方で、人差し指を筐体10の上面側で、親指を正面側でそれぞれ位置させて筐体10を確り保持することができる。そして、この保持姿勢によれば、右手親指でファンクションキー部111を、右手人差し指でシャッタスイッチ213とモード切り替えスイッチ214を操作することができる。しかも、図7の保持姿勢によれば、撮影窓112と表示部110を指で隠すことなく、撮影や、撮影された画像をモニタすることができる。
(第2の実施形態)
図8は本発明による携帯情報端末(携帯電話機)の第2の実施形態を示す外観図であり、図8(a)が第2の状態の正面側からみた斜視図、図8(b)が第1の状態の正面側からみた斜視図、図8(c)が第1の状態の背面側からみた斜視図である。
図8において、符号2で総括的に示す携帯電話は、第1の筐体100と、第2の筐体200と、この2つの筐体をスライド可能に連結するスライド機構部300とを備えている。この実施形態では、2つの筐体で構成される筐体10全体を奥行方向Dより高さ方向Hが大きく、高さ方向Hより幅方向Wが大きい薄型偏平な直方体形状を基調としている。そして、この携帯電話2を上面からみて、略長方形の上面形状を対角線で前後に分割し、前部を第1の筐体100とし、後部を第2の筐体200としている。この2つの筐体は、互いの筐体を分割する面をスライド面301として、このスライド面301に設けた前記スライド機構部300を介して、幅方向Wの方向にスライドさせることができる。
このように、この実施形態では、第1および第2の筐体を、筐体10の幅方向Wの一方側に厚みを持たせ、この厚みのある一方側から他方側に向かって薄くなるような形状とし、そして、第1と第2の筐体を厚みのある一端側101、201と薄い他端側102、202とが前後に位置するように重ねて組み合わせ、この2つの筐体の接触する面をスライド面301として、筐体10の幅方向にスライドする構造としている。これにより、2つの筐体を重ねた第1の状態では、筐体10を直方体、即ち、薄い箱形の形状とし、2つの筐体を幅方向に引出した第2の状態では、幅方向の両端が奥行きがあり、2つの筐体が重なる中央部分は奥行きの少ない形状とすることができる。
したがって、第1の状態を携帯性に優れた形状とすることができるとともに、引き伸ばした第2の状態では、引き伸ばした筐体10の長手方向を上下に保持することで、使用者の耳と口にあった長さが得られ、かつ保持性が良好な形状に変化させることができる。
また、この実施形態では、第1の筐体100の広い面103(正面)の中央に表示部110を備え、奥行きのある端部側に第1のスピーカ部105とレシーバー部(図示省略)を配置し、先細りの端部側にファンクションキー部111を配置する。
一方、第2の筐体200の広い面203(背面)の先細り側の端部(薄い他端側202)には撮影窓112またはカメラ用切欠部を配置する。そして、2つの筐体を引き伸ばした状態で露出する第2の筐体200のスライド面301aに文字・数値入力キー部212とマイク部210を配置し、第1の筐体のスライド面301bにカメラ装置134のレンズ部113を配置している。このカメラ部は、2つの筐体を縮めた第1の状態ではカメラ用窓またはカメラ用切欠部と重なって、この第1の状態でもカメラ撮影が可能になっている。
また、第1の状態で上面となる第2の筐体200の奥行きのある側には、シャッタスイッチ213を配置している。これにより、第1の状態で、カメラ撮影を行う場合、右手で筐体を保持しながら、上面に設けた前記シャッタスイッチ213を操作することができる。
このように、この実施形態では、第1の筐体100は、筐体10の正面と一方の側面を構成し、第2の筐体200は、筐体10の背面と他の側面を構成するように、第1と第2の筐体をそれぞれ奥行きのある一方から他方に向かって細くなるくさび型形状の筐体としている。そして、この実施形態では、前記2つの筐体をくさび型とすることにより、各筐体の長手方向の一方を奥行き方向に厚い形状とし、他方を先のとがった形状とすることができる。これにより、前記厚い側の内部に奥行き方向にゆとりのある内部実装空間を確保することができるので、この広い内部実装空間を利用して奥行きのある内部実装品を配置することができる。
一方、先の尖った側には比較的厚さの小さい操作基板や制御基板の配置空間とすることができる。しかも、幅方向に引き伸ばすことによって生じる、第1と第2の筐体との間の段差を小さくすることができる。
そして、くさび型の2つ筐体を引き伸ばした状態では、長手方向の両端が太く(奥行き方向がある)、中央が細い、通話姿勢に良好な姿勢が得られる形態とすることができる。
(第3の実施形態)
次に、図9から図14を参照して、第3の実施形態に係る携帯電話機を説明する。図9は、携帯電話機の概念図、図10、図11は携帯電話機の第1の状態の外観図、図12は第2の状態の外観図、図13、図14は内部機構の配置を示す断面図である。なお、前記実施の形態と同様な部分や方向は同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
先ず、図9を参照して、この実施の形態の概略構造を示す。図9は、携帯電話機5の概念構造を示したものである。この実施の形態は、基本的な姿勢を筐体10の長手方向を上下方向とする通信機能を主体としたカメラ機能付携帯電話である。しかし、その基本的な構造は前記第1の実施の形態と同様な構造を備えている。
即ち、符号5で総括的に示す携帯電話機は、第1の筐体100と、第2の筐体200と、この2つの筐体をスライド可能に連結するスライド機構部300とを備えている。この実施形態では、前記2つの筐体で構成される筐体10全体を奥行方向Dより幅方向Wが大きく、幅方向より高さ方向Hが大きい縦長で薄型偏平な直方体形状を基調としている。
この実施形態では、前記2つの筐体が前後関係を成すように、第1の筐体100の後方に第2の筐体200が重ねて配置される。この2つの筐体は、上下方向にずれて配置されており、前記第1の筐体100の上端101は前記第2の筐体200の上端202より上方に張り出して配置され、前記第2の筐体200の下端201は前記第1の筐体100の下端102より下方に張り出して配置される。そして、2つの筐体の重なった部分が前記スライド機構部300を備えたスライド面301として形成され、このスライド機構部300を介して高さ方向Hに2つの筐体を相互にスライドさせることができる。
したがって、この実施の形態では、図9(a)および図9(b)で示すように、2つの筐体を重ねた(縮めた)第1の状態では高さ方向Hが小さいコンパクトな形態とすることができ、2つの筐体を高さ方向Hに引き伸ばした第2の状態では使用者の耳と口の長さに合った大きさ(長さ)を得ることができる。
そして、この実施の形態の特徴の1つは、上下方向に張り出した2つの筐体が重ならない部分にカメラ装置134とアンテナ236を設けることにより、カメラ装置134にあっては、上方に張り出した第1の筐体100の一部101の後方に撮影窓112を設けても第2の筐体200に邪魔されることがなく撮影することができ、また、アンテナ236にあっては第1の筐体100によって送受信電波が邪魔されることがないので送受信効率を高めることができる。
加えて、図9は説明を簡単にするために携帯電話機5を略図で示しているが、実際の造形を図示した図10から図14に示すように、この携帯電話機5もまた、前記第1の実施の形態と同様に、2つの筐体をくさび型の形状としているので、上下方向に張り出した奥行き方向Dが厚い部分にカメラ装置134とアンテナ236を配置しても装置の大型化を軽減することができる。したがって、前記第1の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
また、この実施の形態の特徴の1つは、前記第2の筐体200の下方に張り出した一部201に連続する前記第1の筐体100の下端102を傾斜面124とした点にある。この造形によれば、使用者が第1の状態で、この携帯電話機5を片手で持った場合、保持する片手の親指を前記傾斜面124に押し当てて上方に押し上げる動作が行いやすいので、第1の状態から第2の状態への変化を片手で操作することができる。
また、この実施の形態の特徴の1つは、内部実装配置において、第1筐体100と第2筐体200に内蔵する基板(第1の基板131、第2の基板230)を前記スライド面301に対して並設した点にある。これにより、前記各基板に取り付けた各種スイッチを前記スライド面301を囲むように2つの筐体のバンパー部125、224(図10参照)に設けて、スイッチの使い勝手や意匠性、組立性を向上することができる。
以下、図10から図14を参照して更に説明を加える。図10、図11は、携帯電話機の第1の状態の外観図であり、図10の(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図、(d)図が右側面図であり、図11の(a)図が平面図、(b)図が底面図である。図12は、携帯電話機の第2の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図である。
図10、図11において、この実施の形態も、前記第1の実施の形態と同様に、第1の状態においては、筐体10は角部に丸みを備えた石鹸の外観にも似た薄い箱形状を備えているので、前記第1の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
前記第1の筐体100の広い面(正面)103の中央には表示部110が配置され、この表示部110の上部に第1のスピーカ部105が配置され、この表示部110の下部に形成される前記傾斜面124にはフアンクションキー部111が配置される。一方、筐体10の背面側に常に露出する第1の筐体の一部104には撮影窓112と撮影照明用フラッシュ114が配置される。
また、前記第1の筐体100の周囲に形成されるバンパー部125には、各種スイッチ類が配置される。前記バンパー部125は、表示部110を囲むように、前記傾斜面124から筐体1の両側面と上面に連続するように形成することで、表示領域と分離される操作領域として区別される。両側面の上部には一対の音楽視聴用の第2のスピーカ部106が配置され、左側面には開閉蓋内に設けられたメモリカード挿入部115が設けられ、右側面にはマナーモード設定キー215が設けられる。前記ファンクションキー部111は中央に配置される円形のカーソル決定キー111aとその両側に形成される一対の選択キー111b、111cとから構成される。
一方、前記第2の筐体200は、前記右側面の前記バンパー部224にモード切り替えスイッチ214と一対の設定キー218が設けられ、左側面のバンパー部224には外部接続端子をカバーする外部接続端子カバー216が設けられる。前記設定キー218は撮影モードにおいて、シャッターキーとズームキーが設定される。また、前記第1の筐体100の広い面(正面)103の片側に常に露出する第2の筐体200の一部204にはマイク部210が配置されている。
図12において、この実施の形態でも、図5と同様なスライド機構部300によって、高さ方向Hに沿って2つの筐体を引き伸ばして第2の状態にすることができる。この第2の状態では、第2の筐体200のスライド面301bに設けた数値文字キー243や通話キー242などが露出するので、このキーを介して電話をかけたりメールの送受信を行うことができる。
次に、図13、図14を参照して内部実装機構の配置構成を説明する。図13は携帯電話機の縦断面図である。図14の(a)図は第2の基板230をスライド面301側から見た状態の断面図、(b)図は第2の基板230を背面側からみた状態の断面図、(c)図は横断面図である。
図において、前記したように、この実施の形態もまた、前記第1の実施の形態と同様に、2つの筐体をくさび型の形状としている。したがって、図13に示すように、第1の筐体100においては、上部の奥行き方向Dが下部の奥行Dより大きい外観となるので、このスペースを利用して前記カメラ装置134を配置することができる。一方、第2の筐体200は下部の奥行き方向Dが上部の奥行き方向Dより大きい外観となるので、このスペースを利用してバッテリー部231やアンテナ236を配置することができる。
特に、前記アンテナ236は、このアンテナ236の長手方向が筐体の幅方向Wに沿うように配置しているので、このアンテナ236が第1の状態及び第2の状態のいずれでも常に外側に張り出した部分に配置されるので、送受信効率を高めることができる。
一方、2つの筐体のメイン基板である第1の基板131と第2の基板230をスライド面301に平行となるように配置している。これにより、前記各基板に取り付けた各種スイッチを前記スライド面301を囲むように第1と第2の筐体のバンパー部に設けて、スイッチの使い勝手や意匠性、組立性を向上することができる。
また、この実施の形態では、前記第1の基板131と液晶装置130との間に形成される隙間を利用してメモリカード115aを収納して前記第1の基板131に直接装着することができる。
また、この実施の形態では、2つの筐体が、前記スライド面301に沿って互いに移動するため、前記2つの基板を平行に配置すると、この2つの基板の結線が容易となる。つまり、図13及び図14(a)図に示すように、この実施の形態では、2つの基板を長さにゆとりのある2本の帯状の配線237で連結し、引き伸ばした第2の状態でも縮めた第1の状態でも断線が起きないようにしている。
また、図14(a)(b)図に示すように、前記モード切り替えスイッチ214、設定キー218、外部接続端子カバー216で覆われた外部接続端子を基板230に直接取り付けても、これらスイッチ類が前記バンパー部224に配置されるので、組み立て性や意匠性、取り扱い性を向上させることができる。
また、前記カメラ装置134の両側には、一対の前記第2のスピーカ部106部が配置される。この実施の形態では、筐体10の長手方向が上下となる姿勢を基本としているが、第1の実施の形態のように、筐体10の長手方向を左右方向とする姿勢でカメラの撮影や前記表示部110による映像の鑑賞や前記第2のスピーカ部106による音楽を聴くことができる。この横姿勢では図12の(d)図を上方とする姿勢を基本とする。このような横姿勢では、一対の前記第2のスピーカ部106が上下となるので良好なステレオ効果を得ることができない。そこで、図14の(b)図に示すように、この実施の形態では、第2のスピーカ装置106aの前部に設けた放音穴106bを互い違いに形成している。例えば、(b)図において左側の放音穴106bは上方に形成し、左側の放音穴106bは下方に形成している。これにより、ステレオ効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、図15から図16を参照して、第4の実施形態に係る携帯電話機6を説明する。図15は携帯電話機の第1の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図、(d)図が上面図、(e)図が底面図である。図16は第2の状態の外観図であり、(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図である。なお、前記実施の形態と同様な部分や方向は同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
この実施の形態は、第3の実施形態と同様に、上下方向Hにずれて配置される第1の筐体100と第2の筐体200とを前後関係を成すように、第1の筐体100の後方に第2の筐体200を重ねて配置している。したがって、前記第3の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
そして、この実施の形態の大きな特徴の1つは、第1の状態で常に重なっている部分の幅方向Wの横幅W1を他の横幅W2より大きくした点にある。即ち、この実施の形態では、第1の状態における筐体10の下方の横幅W1を筐体10の中央部分の横幅W2より大きくした点にある。この実施の形態では、図15の(a)図と(c)図に示すように、ファンクションキー部111を備えた前記傾斜面124の両側面を両側に張り出して形成される。この張り出し形状は、傾斜面124のほぼ中央部分の両側を頂点Pとして、山形に張り出して形成される。この実施の形態では、前記頂点Pから筐体10の上部に向かってマイナスアールで形成され、前記頂点Pから筐体10の下部に向かって膨らみのあるアール形状で形成される。前記頂点P近傍は、前記2つの筐体が常にラップする部分であるため、この2つの筐体は、共に下部が両側に張り出した形状を備えている。
この形状を備えた携帯電話機6によれば、図16に示すように、2つの筐体を引き伸ばして第2の状態に変化させると、第1の筐体100の下部両側に張り出した部分(P1近傍)と、前記第2の筐体200の下部両側に張り出した部分(P2近傍)との間に横幅の狭い部分(P3近傍)が構成される。
この造形により、使用者は2つの張り出し部に挟まれた横幅の狭い部分(P3近傍)を親指の付け根と他の指で挟むように保持することができる。したがって、第2の状態における携帯電話機1は上下の張り出し部分によって、片手に確り保持されるので、落下の危険性を軽減することができる。しかも、このような保持姿勢であれば、筐体10を確り保持しながら親指を使って前記ファンクションキー部111を操作することができる。
加えて、第1の状態においても両側の張り出し部分(P近傍)により手のひらに収まるので落下の危険性を軽減できる。加えて、第1の状態では、筐体10の下部が尖った形状となるので、ポケットなどに挿入し易い形状である。
(その他の実施形態)
次に、図17から図24を参照して、第5の実施形態から第8の実施形態を説明する。ここで、以下の説明では、前記実施の形態と同様な部分や矢印などは重複した説明を省略する。特に、第2の筐体200は、第3あるいは第4の実施形態と同様であるため図面を破線で示し、その説明を省略する。即ち、以後の実施形態の外観図面は特徴的な部分(部分意匠)を実線で示し、前記実施形態と同様な部分については破線で示す。もちろん、破線部分を前記特徴的な部分と同様に実線で示して構成される全体形状も新規な部分であるが、説明を分かりやすくするためである。
(第5の実施形態)
先ず、図17と図18を参照しながら第5の実施形態を説明する。図17は、第5の実施形態に係る携帯電話の第1の状態の外観図であり、(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図、(d)図が平面図、(e)図が底面図である。また、図18は第2の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図、(d)図がカメラ装置部分の縦断面図である。
図17と図18において、この第5の実施形態の携帯電話機7は、第3の実施形態と同様な構造を備えているものであるが、カメラ装置134を回転可能に設けた点に相違点を備えている。したがって、この回転するカメラ装置134以外の作用効果は前記第3の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
この携帯電話機5は、第1の状態でも第2の状態でも第2の筐体200と重ならない第1の筐体100の一部101にカメラ装置134を備え、このカメラ装置134を筐体の幅方向Wと同じ方向の回転軸Pを介して回転可能に設けている。
図18の(d)図は、同図の(a)図の断面図を示したものである。この状態であれば、使用者を前記カメラ装置134で撮影した画像を前記表示部110で確認しながら撮影できるので、誤操作なく自画像を撮影することができる。一方、(d)図において矢印の方向にカメラ装置134を回転させることにより、カメラ装置134の撮影方向を180度反転させて筐体10の背面側に向けることができる。この状態であれば、使用者の前方の被写体を前記カメラ装置134で撮影し、その画像を前記表示部110で確認しながら撮影できるので、誤操作なく被写体を撮影することができる。
このように、この実施の形態では、第1の状態及び第2の状態でも2つの筐体が重ならなく、しかも筐体10の奥行方向Dの長さが取れる部分に前記カメラ装置134を配置したので、1つの大型のカメラ装置134で使用者の自画像や、これと対向する被写体の画像を確認しながら撮影することができる。
なお、カメラ装置134の周囲には、指かけようの凹部134aを設けて、カメラ装置134を回転させる際のすべりなどを改善している。
(第6の実施形態)
図19と図20を参照しながら第6の実施形態を説明する。図19は、第6の実施形態に係る携帯電話機の第1の状態の外観図であり、(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図、(d)図が平面図、(e)図が底面図である。また、図20は第2の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図である。
図19と図20において、この第6の実施形態の携帯電話機8は、第3の実施形態と同様な構造を備えており、前記第3の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
この携帯電話機8は、前記ファンクションキー部111を、逆台形状の中央に配置されるカーソル決定キー111aと、その両側に形成される一対の選択キー111b、111c、111dとから構成される。カーソル決定キー111aは、円形状のキー形状を備え、リング状の4方向の辺側を押下することで表示部110に表示されるカーソルを押下した方向に移動させることができ、また中央を押下することでカーソルで選択された各種アイコンや機能キーに割り当てられた機能を実行させることができる。
一方、一対の選択キー111bは、表示部110に表示された機能を決定するキーであり、111cはメニューキーとクリアキーであり、111dは、通話開始キーと、通話終了キーである。
(第7の実施形態)
図21と図22を参照しながら第7の実施形態を説明する。図21は、第7の実施形態に係る携帯電話機の第1の状態の外観図であり、(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図、(d)図が平面図、(e)図が底面図である。また、図22は第2の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図である。
図21と図22において、この第7の実施形態の携帯電話機9は、第3の実施形態と同様な構造を備えており、前記第3の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
この携帯電話機9は、前記ファンクションキー部111を、中央に配置されるカーソル決定キー111aとその両側に形成される一対の選択キー111b、111c、111dとから構成される。カーソル決定キー111aは、円形状のキー形状を備え、リング状の4方向の辺側を押下することで表示部110に表示されるカーソルを押下した方向に移動させることができ、また、中央を押下することでカーソルで選択された各種アイコンや機能キーに割り当てられた機能を実行させることができる。
一方、前記選択キー111b、111c、111dは、中央側が操作板と連結され、両側が開放された自由端となる構造を備えており、前記自由端を押すこと、この自由端が操作基板と接触したりあるいは弾性を利用して復元したりすることで、操作を行うことができる。なお、その機能は、前記第6の実施形態と同様である。
(第8の実施形態)
図23と図24を参照しながら第8の実施形態を説明する。図23は、第8の実施形態に係る携帯電話機の第1の状態の外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図、(c)図が背面図、(d)図が平面図、(e)図が底面図である。また、図24は第2の状態を示す外観図であり、(a)図が左側面図、(b)図が正面図、(c)図が背面図である。
図23および図24において、この第8の実施形態の携帯電話機は、第4の実施形態と同様な構成を備え、前記第4の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
この携帯電話機16は、第1の筐体100の広い面(正面)103の中央に表示部110が配置され、この表示部110の下方に形成された傾斜面124にファンクションキー111を配置している。
このファンクションキー111は、中央に配置される円形のカーソル決定キー111aとその周囲に配置される一対の選択キー111b、111cとから構成される。
カーソル決定キー111aは、円形状のキー形状を備え、リング状の4方向の辺側を押下することで、例えば、表示部110にメニュー画面等の機能選択画面を表示することができる。そして、リング状の4方向の辺側をさらに押下することで、例えば、機能選択画面上に表示されたカーソルを押下した方向に移動させることができ、また中央を押下することで、カーソルが当てられた機能を実行することができる。
一方、選択キー111b、111cには、インターネットやメール等の各種機能を実行するための機能が設定されるようになっており、選択キー111b、111c、111d、111eから任意の選択キーを選択することで、所望の機能を実行することができるようになっている。
(その他の変形)
前記第1の実施形態では、正面側と背面側にそれぞれ他の筐体の一部104または204を残すようにしたが、背面側または正面側の一方にのみ他の筐体の一部を残すようにしても良い。
本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の外観図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の断面図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の筐体を縮めた状態の外観図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の筐体を引き伸ばした状態の外観図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)のスライド機構を示す断面図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の筐体を引き伸ばした状態の保持姿勢の説明図である。 本発明に係る携帯情報端末(携帯電話)の筐体を縮めた状態のカメラ撮影姿勢の説明図である。 本発明に係る第2の実施形態の携帯情報端末(携帯電話)の外観図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の携帯電話機の断面図である。 本発明に係る第4の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第4の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第5の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第5の実施形態の携帯電話機の断面図である。 本発明に係る第6の実施形態の携帯電話機の断面図である。 本発明に係る第6の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第7の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第7の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第8の実施形態の携帯電話機の外観図である。 本発明に係る第8の実施形態の携帯電話機の外観図である。
符号の説明
1…携帯電話、10…筐体、100…第1の筐体、101…厚みのある一端側、102…薄い他端側、103…第1の筐体の広い面、104…一部、105…第1のスピーカ部、106…第2のスピーカ部、110…表示部、111…ファンクションキー部、111a…カーソル決定キー、111b、111c…一対の選択キー、112…撮影窓、113…レンズ部、114…撮影照明用フラッシュ、115…メモリカード挿入部、115a…メモリカード、120…内カバー、121…外カバー、122…ベース筐体、123…化粧カバー、124…傾斜面、125…バンパー部、130…液晶装置、131…第1の基板を、132…操作基板、133…スピーカ装置、134…カメラ装置、135…基板部品、200…第2の筐体、201…厚みのある一端側、202…薄い他端側、203…第2の筐体の広い面、204…一部、205…第2のスピーカ部、210…マイク部、212…文字・数値入力キー部、213…シャッタスイッチ、214…モード切り替えスイッチ、215…マナーモード設定キー、216…外部接続端子カバー、217…充電端子部、218…一対の設定キー、220…内カバー、221…外カバー、222…ベース筐体、223…バッテリーカバー、224…バンパー部、230…第2の基板、231…バッテリー部、232…外部接続端子部、233…基板部品、234…スピーカ装置、235…マイク装置、236…アンテナ、240…通話ON/OFFキー、241クリアーキー、242……通話キー、243…数値文字キー、300…スライド機構部、301、301a、301b…スライド面、310スライド突起部、311…スライド溝部、D…奥行方向、H…高さ方向、W…幅方向。

Claims (2)

  1. 第1の筺体と、第2の筺体と、この2つの筺体を一方向にスライド可能に連結するスライド機構部とを備え、
    前記スライド機構部は、前記第1の筺体と前記第2の筺体とを前後関係を成すように、前記第1の筺体の後方に前記第2の筺体を重ねた第1の状態と、前記一方向に2つの筺体を相互に移動させた第2の状態を取り得るように連結し、
    前記第1の筺体は、前記第1の状態において、前記一方向の一端部が前記第2の筺体と重ならない部分を備え
    記第1の筺体は、前記重ならない部分に回転可能に設けられたカメラ部と、前記重ならない部分の両側面に設けられた一対のスピーカ部とを備え、
    前記一対のスピーカ部は、その前部に設けられた放音穴をそれぞれ備え、
    前記放音穴の一方は、前記第1の筺体の上方に向けて形成され、前記放音穴の他方は、前記第1の筺体の下方に向けて形成されている
    ことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 請求項1記載の携帯情報端末において、
    前記第2の筺体は、その側面に配置された複数のスイッチを備え、
    前記複数のスイッチは、少なくとも、撮影スイッチと、当該携帯情報端末の動作モードを切り替えるモード切替スイッチとから構成されている
    ことを特徴とする携帯情報端末。
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