JP4401177B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセスでは、生産効率を高めるために一連の処理の各々をユニット化し、複数の処理ユニットを統合した基板処理装置が用いられている。
このような基板処理装置においては、処理ユニットへの基板の搬送順序、処理ユニットによる処理時間および処理ユニット間での基板の搬送時間を設定することにより、複数の基板の各々に異なった処理を施すことが可能である。以下、処理ユニットへの基板の搬送順序、処理ユニットによる処理時間および処理ユニット間での基板の搬送時間を処理フローと称する。処理フローは基板のロットごとに設定される。
従来の基板処理装置では、複数の処理ユニットを同時に動作させることによりスループットの向上が図られている。また、従来の基板処理装置においては、各処理ユニットでの処理時間に応じてタクトタイムが設定される。このタクトタイムとは、処理フローに含まれる各処理ユニットにおいて、一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間の最大値である。
各処理ユニット間で処理時間が異なる場合がある。この場合、基板は特定の処理ユニット内で待機する必要がある。しかしながら、基板の待機時間が基板への処理精度の低下を招く場合がある。例えば、加熱処理ユニットを含む基板処理装置においては、加熱処理ユニット内で加熱処理後の基板が待機することにより、基板が過剰な熱量を受ける。
このような過剰な熱量による熱履歴の変動を防止するために、基板の加熱処理ユニット内での待機を加熱処理前に行う基板処理方法がある(例えば、特許文献1参照)。
この基板処理方法によれば、同一の処理フローが設定された複数のロットを連続的に処理する場合に、スループットが向上されるとともに基板への処理精度が向上される。
ところで、近年、少量多品種の基板処理の要求にともない、異なる処理フローが設定された複数のロットを処理する場合がある。この場合、ある処理フローが設定された一のロットの処理中に、異なる処理フローが設定された次のロットの処理を開始することができない。その結果、上記の基板処理方法ではスループットが著しく低下する。この問題は、異なる処理フローが設定された複数の基板を基板単位で順次処理する枚葉処理においても発生する。
そこで、処理中のロットのタクトタイムを変化させることにより異なる処理フローが設定された複数のロットを連続的に処理する基板処理装置が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−113612号公報 特開平8−153765号公報
上記の基板処理装置では、あるロットの処理中に長いタクトタイムのロットが投入された場合、処理中のロットのタクトタイムは、次に投入されたロットの長いタクトタイムとなるように変化させる必要がある。それにより、加熱処理中の基板が加熱処理後に加熱処理ユニット内で待機状態となる場合がある。この場合、基板が過剰な熱量を受けることにより熱履歴が変動し、基板の処理精度が低下する。これは上述の枚葉処理においても同様である。
本発明の目的は、基板の処理精度を低下させることなく、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
第1の発明に係る基板処理装置は、基板に複数の処理を行う基板処理装置であって、基板に処理を行う複数の処理ユニットと、複数の処理ユニットに基板を順次搬送する搬送手段と、1または複数の基板ごとに変更可能に設定された処理条件に基づいて搬送手段および複数の処理ユニットの一連の動作を制御する制御手段とを備え、複数の処理ユニットは、基板に加熱処理を行う複数の加熱処理ユニットと、基板に非加熱処理を行う非加熱処理ユニットとを含み、複数の処理ユニットの各々における一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間が処理動作時間として処理条件に応じて定まるとともに、複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが処理条件に応じて定まり、複数の処理ユニットの処理動作時間のうち最大の処理動作時間がタクトタイムとして決定され、制御手段は、設定された処理条件に応じて複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することによりタクトタイムを決定するとともに、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間を待機時間として設定し、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットを制御し、処理条件が変更された場合に、複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することによりタクトタイムを決定するとともに、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて加熱処理前に処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間を新たな待機時間として設定し、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットを制御するものである。
第1の発明に係る基板処理装置においては、搬送手段により基板が複数の処理ユニットに順次搬送され、複数の処理ユニットにより基板に処理が行われる。また、複数の処理ユニットに含まれる加熱処理ユニットにより基板への加熱処理が行われ、非加熱処理ユニットにより基板への非加熱処理が行われる。
この場合、複数の処理ユニットおよび搬送手段は、1または複数の基板ごとに予め定められた処理条件に基づいて制御手段により制御される。さらに、制御手段により、設定された処理条件に応じて複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが判定され、タクトタイムが決定される。そして、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間が待機時間として設定され、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットが制御される。
処理条件が変更された場合には、制御手段により、変更された処理条件に応じて複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが判定され、タクトタイムが決定される。そして、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間が新たな待機時間として設定され、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットが制御される。
これにより、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能となる。その結果、基板処理のスループットが向上する。また、加熱処理後の基板が加熱処理ユニット内で待機しないので、基板が過剰な熱量を受けることが防止される。それにより、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
非加熱処理ユニットは、塗布処理ユニット、現像処理ユニットおよびクーリングユニットの少なくとも一つを含んでもよい。
この場合、非加熱処理ユニットにおいては、基板に塗布処理、現像処理および冷却処理の少なくとも一つの処理が行われる。
加熱処理ユニットは、基板を加熱する加熱プレートと、加熱プレート上で基板が加熱プレートに近接した状態および基板が加熱プレートから離間した状態となるように基板を昇降させるための昇降手段とを含み、昇降手段は、待機時間において加熱プレートから離間した状態で基板を保持してもよい。
これにより、加熱処理ユニットでの基板の加熱処理前に設定された待機時間に、基板が加熱プレート上から離間した状態で昇降手段により保持されるので、待機時間中に基板が加熱されることが確実に防止される。
第2の発明に係る基板処理方法は、基板に加熱処理を行う複数の加熱処理ユニットと、基板に非加熱処理を行う非加熱処理ユニットとを含む複数の処理ユニットと、基板を搬送する搬送手段とを用いた基板処理方法であって、1または複数の基板ごとに変更可能に設定された処理条件に基づいて搬送手段により複数の処理ユニットに基板を順次搬送するステップと、処理条件に基づいて複数の処理ユニットにより基板に一連の処理を行うステップとを備え複数の処理ユニットの各々における一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間が処理動作時間として処理条件に応じて定まるとともに、複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが処理条件に応じて定まり、複数の処理ユニットの処理動作時間のうち最大の処理動作時間がタクトタイムとして決定され、基板に一連の処理を行うステップは、設定された処理条件に応じて複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することによりタクトタイムを決定するとともに、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間を待機時間として設定し、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットを制御し、処理条件が変更された場合に、複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することによりタクトタイムを決定するとともに、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間を新たな待機時間として設定し、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットを制御するステップを含むものである。
第2の発明に係る基板処理方法においては、1または複数の基板ごとに予め定められた処理条件に基づいて、搬送手段により基板が複数の処理ユニットに順次搬送され、複数の処理ユニットにより基板に処理が行われる。また、複数の処理ユニットに含まれる加熱処理ユニットにより基板への加熱処理が行われ、非加熱処理ユニットにより基板への非加熱処理が行われる。
さらに、設定された処理条件に応じて複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが判定され、タクトタイムが決定される。そして、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間が待機時間として設定され、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットが制御される。
処理条件が変更された場合には、複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定され、タクトタイムが決定される。そして、決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と決定されたタクトタイムとの差分の時間が新たな待機時間として設定され、加熱処理前に待機時間基板を待機させるように複数の加熱処理ユニットが制御される。
これにより、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能となる。その結果、基板処理のスループットが向上する。また、加熱処理後の基板が加熱処理ユニット内で待機しないので、基板が過剰な熱量を受けることが防止される。それにより、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
本発明に係る基板処理装置においては、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能となる。その結果、基板処理のスループットが向上する。また、加熱処理後の基板が加熱処理ユニット内で待機しないので、基板が過剰な熱量を受けることが防止される。それにより、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置100の概略構成図である。
図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサID、処理ユニット部MPおよびインターフェイスIFを含む。さらに、基板処理装置100は、図示しない制御部を含む。制御部については後述する。
インデクサIDは、基板処理装置100への基板の搬入および基板処理装置100からの基板の搬出を行う。処理ユニット部MPは、基板に処理を行う複数の処理ユニットおよび各処理ユニットに対して基板の搬入出を行う基板搬送ロボットTRを含む。また、インデクサIDの側面部には、基板の処理状況等の情報を表示するとともに、使用者による操作入力が可能な操作パネルPDが設けられている。
インターフェイスIFは、図示しない露光装置と処理ユニット部MPとの間で基板の受け渡しを行う。インターフェイスIFは、処理ユニット部MPにおいてレジストの塗布処理および熱処理等が終了した基板を露光装置に渡し、露光後の基板を露光装置から受け取る。インターフェイスIFは、基板搬送ロボットTRとの間で基板を受け渡すロボット(図示せず)と、基板を載置するバッファカセット(図示せず)とを備えている。それにより、インターフェイスIFは、基板を一時的にストックする機能を有する。
処理ユニット部MPは、最下部に薬剤を貯留するタンク、配管等を収納するケミカルキャビネット(図示せず)を備える。ケミカルキャビネット上の4隅には、基板に処理液による処理を施す塗布処理ユニットSC1,SC2および現像処理ユニットSD1,SD2が配置されている。
塗布処理ユニットSC1,SC2は、基板を回転させつつレジスト塗布処理を行う。現像処理ユニットSD1,SD2は、基板を回転させつつ露光後の基板の現像処理を行う。以下、塗布処理ユニットSC1,SC2および現像処理ユニットSD1,SD2の各処理ユニットを総称して液処理ユニットと呼ぶ。
塗布処理ユニットSC1,SC2および現像処理ユニットSD1,SD2のそれぞれの上には、クリーンエアのダウンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設けられている。さらに、各フィルタファンユニットFFU上には、基板に熱処理を行う多段熱処理ユニット2a〜2dが設けられている。
多段熱処理ユニット2aには、熱処理ユニットが6段配置されている。最下段から1〜3段目には基板の冷却処理を行うクーリングプレート部CP1〜CP3が設けられている。最下段から4段目には、基板に対して密着強化処理を行う密着強化部AHが設けられ、最下段から5段目および6段目には、それぞれ基板の加熱処理を行うホットプレート部HP1,HP2が設けられている。
多段熱処理ユニット2bにも熱処理ユニットが6段配置されている。最下段から1〜3段目にはクーリングプレート部CP4〜CP6が設けられている。最下段から4〜6段目にはホットプレート部HP3〜HP5が設けられている。
多段熱処理ユニット2cには、熱処理ユニットが4段配置されている。最下段から1段目および2段目には、それぞれクーリングプレート部CP7,CP8が設けられており、最下段から3段目および4段目には、それぞれホットプレート部HP6,HP7が設けられている。なお、最上段側の2段は、本実施の形態の基板処理装置100においては空状態となっているが、用途及び目的に応じてホットプレート部、クーリングプレート部またはその他の熱処理ユニットを配置してもよい。
多段熱処理ユニット2dには、熱処理ユニットが2段配置されている。最下段から1段目には、クーリングプレート部CP9が設けられており、最下段から2段目には、基板に対して露光後のベーキング処理を行う露光後ベークプレート部PEBが設けられている。露光後ベークプレート部PEBより上段側は空状態となっているが、用途及び目的に応じてホットプレート部、クーリングプレート部またはその他の熱処理ユニットを配置してもよい。
処理ユニット部MPの中央部には基板搬送ロボットTRが設けられている。基板搬送ロボットTRは、各液処理ユニットおよび各熱処理ユニットに対して基板を順次搬入出する。それにより、基板処理装置100においては、基板に対する一連の処理を施すことができる。
図2は、図1のA−A線の模式的断面図である。
図2に示すように、基板処理装置100の処理ユニット部MPの最上部には、クリーンエアのダウンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設けられている。それにより、処理ユニット部MP内が清浄な雰囲気に保たれる。
図3は、図1の基板処理装置100の制御系の構成を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、基板処理装置100においては、制御部200が操作パネルPD、インデクサID、処理ユニット部MPおよびインターフェイスIFの各々と接続されている。特に、処理ユニット部MPにおいては、基板搬送ロボットTRおよび複数の処理ユニット(塗布処理ユニットSC1,SC2、現像処理ユニットSD1,SD2、クーリングプレート部CP1〜CP9、ホットプレート部HP1〜HP7、密着強化部AHおよび露光後ベークプレート部PEB)の各々が制御部200と接続されている。
使用者が操作パネルPDを操作することにより、基板の処理条件(処理フロー)が制御部200に入力される。制御部200は図示しない記憶部を備え、入力された基板の処理条件を記憶する。
基板の処理条件とは、基板の識別番号、搬送順序、各処理ユニットでの処理時間および各処理ユニット間の搬送時間等を示す。処理条件は、基板のロットごとに設定される。
制御部200は、操作パネルPDから入力された処理条件に基づいて、インデクサID、インターフェイスIFおよび処理ユニット部MPの各処理ユニットへ指令信号を出力する。それにより、インデクサID、インターフェイスIFおよび処理ユニット部MPの各処理ユニットが、制御部200により基板の搬送動作および処理動作を制御される。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、制御部200が各処理ユニットへ指令信号を出力することにより、複数の処理ユニットを同時に動作させることができるので、複数の基板を連続的に処理することが可能となっており、基板処理のスループットが向上している。詳細は後述する。
ところで、制御部200は、複数の基板に対して複数の処理ユニットを同時に動作させる場合、各処理ユニットでの基板の処理時間に応じてタクトタイムを設定する。このタクトタイムとは、処理条件に含まれる各処理ユニットにおいて、一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間の最大値(後述の各処理ユニットにおける処理動作時間の最大値)である。
例えば、処理条件に含まれる処理ユニットがクーリングプレート部CP1,CP2およびホットプレート部HP1である場合を想定する。
この場合、基板処理装置100においては、クーリングプレート部CP1,CP2およびホットプレート部HP1の各々で基板への処理動作が同時に行われる。以下の説明において、各処理ユニットにおける基板の搬入開始から搬入終了までの時間と基板に対する処理開始から処理終了までの時間との和を、その処理ユニットにおける処理動作時間と呼ぶ。なお、各処理ユニットへの一の基板の搬入動作時には、その処理ユニット内で処理の終了した他の基板の搬出動作も同時に行われる。
ここで、クーリングプレート部CP1における処理動作時間が60秒であり、クーリングプレート部CP2における処理動作時間が40秒であり、ホットプレート部HP1における処理動作時間が90秒であるものとする。
本実施の形態では、上述のように複数の処理ユニットで同時に基板への処理が行われるので、上記のクーリングプレート部CP1,CP2における基板への処理がホットプレートHP1における基板への処理に律速される。これにより、クーリングプレート部CP1,CP2における一の基板の搬入開始から次の基板の搬入開始までの時間が、ホットプレートHP1における一の基板の搬入開始から次の基板の搬入開始までの時間と等しくなる。それにより、タクトタイムは90秒に設定される。
基板の処理条件に含まれる各処理ユニットにおいては、設定されたタクトタイムに応じて基板の搬入出が行われる。そこで、処理条件により定められた処理動作時間が設定されたタクトタイムよりも短い処理ユニットでは、タクトタイムと処理動作時間との差分の時間、基板に対する処理を行わず、その処理ユニット内で基板を待機させる必要がある。以下、処理ユニット内で処理を行わずに基板を待機させる時間を待機時間と呼ぶ。
制御部200は、タクトタイムを設定するとともに、処理条件に含まれる各処理ユニット内での基板の待機時間も設定する。特に、本実施の形態に係る基板処理装置100において、制御部200はホットプレート部HP1〜HP5での基板の待機時間が常に加熱処理前となるように設定する。
さらに、制御部200は入力される処理条件が変化した場合、タクトタイムおよび待機時間の再設定を行う。タクトタイムおよびホットプレート部HP1〜HP5における基板の待機時間の再設定について図4に基づき説明する。
図4は、処理条件に基づいて設定された基板の搬送動作および処理動作のタイムスケジュールの一例を示す図である。図4では、一の基板が初めにホットプレート部HP1に搬送され、続いてクーリングプレート部CP1に搬送される旨が示されている。以下、ホットプレート部HP1における処理動作のタイムスケジュールについて説明する。
図4(a)に示すように設定されたタクトタイムTHaにおいて、ホットプレート部HP1での基板の加熱処理時には、初めにホットプレート部HP1内への基板の搬入時間(搬入時間IO)が割り当てられる。そして、基板の加熱処理前に予め定められた所定の待機時間PU1が割り当てられ、最後に基板の加熱処理時間HWが割り当てられる。なお、上述のように、搬入時間IOにおいては、処理後の基板の搬出動作も行われる。
ここで、タクトタイムが図4(a)のタクトタイムTHaから長いタクトタイムTHbに変更された場合、過剰な待機時間PU2が発生する。図4(b)に示すように、従来の基板処理装置では、過剰な待機時間PU2は加熱処理時間HWの経過後に割り当てられていた。
これに対し、本実施の形態に係る基板処理装置100では、ホットプレート部HP1での基板の待機時間が加熱処理前となるように設定される。
これにより、制御部200は、図4(c)に示すように、タクトタイムが長く変更された場合に発生する過剰な待機時間PU2を基板の加熱処理時間HWの前に移動させる。その結果、図4(d)に示すように、タクトタイムが長く変更された場合、制御部200は、タクトタイムの変更に応じて基板の加熱処理前の待機時間PU1が長くなるように再設定する。
その後、タクトタイムが図4(d)のタクトタイムTHbから元のタクトタイムTHaに変更された場合、すなわち、タクトタイムが短く変更された場合、制御部200は、タクトタイムの変更に応じて基板の加熱処理前の待機時間PU1が短くなるように再設定する。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板の処理条件の変更に伴うタクトタイムの変更があった場合でも、加熱処理後の基板がホットプレート部HP1〜HP5の内部で待機状態にならない。
それにより、待機状態の基板がホットプレート部HP1〜HP5により過剰な熱量を受けることが防止される。その結果、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
なお、ホットプレート部HP1〜HP5以外の処理ユニットでは、基板に対する加熱処理が行われないので、制御部200は待機時間をその処理ユニットによる基板の処理前に再設定する必要がない。しかしながら、ホットプレート部HP1〜HP5以外の処理ユニットでの基板の処理時においても、制御部200は待機時間をその処理ユニットによる基板への処理前に再設定してもよい。
図5および図6は、処理条件の異なる複数のロットが連続投入された場合の基板処理装置100の基板に対する処理動作の一例を示す図である。
図5においては、第1のロットの基板P1〜P6および第2のロットの基板P7〜P9が、図6においては、第1のロットの基板P1〜P4および第2のロットの基板P5〜P9が、インデクサID、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2、ホットプレート部HP2、クーリングプレート部CP1およびインデクサIDの順に基板搬送ロボットTRにより搬送される。
基板P1〜P9の各々には、ホットプレート部HP1,HP2により加熱処理が施され、クーリングプレート部CP1により冷却処理が施され、塗布処理ユニットSC1,SC2によりレジスト塗布処理が施される。基板P1〜P9の各々に対する基板処理装置100内での処理動作の履歴が、複数の線種(一点鎖線、太い実線、点線および太い破線)の矢印により示されている。
図5の矢印IC1〜IC5および図6の矢印IC1〜IC6の各々は、基板搬送ロボットTRが、インデクサID、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2、ホットプレート部HP2、クーリングプレート部CP1およびインデクサIDへの基板の搬入出動作を一巡するのに必要な時間を示す。以下、この時間を搬送巡回期間と呼ぶ。
図5および図6において、符号PU1は、ホットプレート部HP1,HP2における基板の加熱処理前の待機時間を表し、符号HWは基板の加熱処理時間を表す。また、符号PU2は、各処理ユニットにおける基板の処理後の待機時間を表し、符号SWは基板のレジスト塗布処理時間を表し、符号CWは基板の冷却処理時間を表す。
第1および第2のロットの基板の処理条件において、2つの塗布処理ユニットSC1,SC2には基板が交互に投入される。それにより、連続して処理される2つの基板は、それぞれ塗布処理ユニットSC1,SC2のいずれか一方でレジスト塗布処理が施される。
図5について説明する。第1のロットの基板P1〜P6のみが連続して処理される場合を想定する。図5に示すように、第1のロットにおいて、処理動作時間が最も長い処理ユニットはホットプレート部HP2である。したがって、第1のロットの基板P1〜P6のみが連続して処理される場合に設定されるタクトタイムTH1は、ホットプレート部HP2における基板P1〜P6の処理動作時間と等しくなる。
それとともに、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の処理時に、待機時間PU1,PU2が設定される。
一方、第2のロットの基板P7〜P9のみが連続して処理される場合を想定する。図5に示すように、第2のロットにおいて、処理動作時間が最も長い処理ユニットはホットプレート部HP1である。したがって、第2のロットの基板P7〜P9のみが連続投入される場合に設定されるタクトタイムTH2は、ホットプレート部HP1における基板P7〜P9の処理動作時間と等しくなる。
それとともに、ホットプレート部HP2、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の処理時に、待機時間PU1,PU2が設定される。
ところで、図5に示すように、第1のロットである基板P6の処理開始後に第2のロットである基板P7の処理が開始される場合、基板の処理条件が変更される。その結果、タクトタイムが変更される。
タクトタイムの変更は、制御部200が矢印SLで示される搬送巡回期間IC3の開始時に、インデクサIDおよび処理条件に含まれる各処理ユニットへ第2のロットの処理条件に基づく指令信号を出力することにより行われる。
それにより、インデクサIDおよび処理条件に含まれる各処理ユニットが第2のロットの処理条件に基づいて制御される。
図5に示すように、第2のロットに関するタクトタイムTH2は、第1のロットに関するタクトタイムTH1よりも長く延長されている。それにともない、ホットプレート部HP2、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の待機時間PU1,PU2が再設定されている。
特に、ホットプレート部HP2においては、基板P5の処理動作の履歴に示されるようにタクトタイムが変更されることにより加熱処理時間HWの前に待機時間PU1が再設定されている。このように、制御部200は、タクトタイムが延長されることにより、ホットプレート部HP2の待機時間PU1を動的に再設定している。
換言すれば、制御部200は、第1のロットの処理条件から第2のロットの処理条件への変化によるタクトタイムの延長に応じて、ホットプレート部HP2の待機時間PU1を動的に延長する。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、処理条件の変更とともにタクトタイムが延長された場合であっても、ホットプレート部HP1〜HP5での基板の熱処理前に設定される待機時間PU1が動的に延長されるので、基板の処理精度を低下させることなく、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能である。
図6について説明する。第1のロットの基板P1〜P4のみが連続して処理される場合を想定する。図6に示すように、第1のロットにおいて、処理動作時間が最も長い処理ユニットはホットプレート部HP2である。したがって、第1のロットの基板P1〜P4のみが連続して処理される場合に設定されるタクトタイムTH1は、ホットプレート部HP2における基板P1〜P4の処理動作時間と等しくなる。
それとともに、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の処理時に、待機時間PU1,PU2が設定される。
一方、第2のロットの基板P5〜P9のみが連続して処理される場合を想定する。図6に示すように、第2のロットにおいて、処理動作時間が最も長い処理ユニットはホットプレート部HP2である。したがって、第2のロットの基板P5〜P9のみが連続投入される場合に設定されるタクトタイムTH2は、ホットプレート部HP2における基板P5〜P9の処理動作時間と等しくなる。
それとともに、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の処理時に、待機時間PU1,PU2が設定される。
ところで、図6に示すように、第1のロットである基板P4の処理開始後に第2のロットである基板P5の処理が開始される場合、基板の処理条件が変更される。その結果、タクトタイムが変更される。
タクトタイムの変更は、制御部200が矢印SLで示される搬送巡回期間IC5の開始時に、インデクサIDおよび処理条件に含まれる各処理ユニットへ第2のロットの処理条件に基づく指令信号を出力することにより行われる。
それにより、インデクサIDおよび処理条件に含まれる各処理ユニットが第2のロットの処理条件に基づいて制御される。
図6に示すように、第2のロットに関するタクトタイムTH2は、第1のロットに関するタクトタイムTH1よりも短く短縮されている。それにともない、ホットプレート部HP1、塗布処理ユニットSC1,SC2およびクーリングプレート部CP1での基板の待機時間PU1,PU2が再設定されている。
特に、ホットプレート部HP1においては、基板P8の処理動作の履歴に示されるようにタクトタイムが変更されることにより加熱処理時間HWの前の待機時間PU1が基板P7の処理動作時のホットプレート部HP1での待機時間PU1から短縮されて再設定されている。このように、制御部200は、タクトタイムが短縮されることにより、ホットプレート部HP1の待機時間PU1を動的に再設定している。
換言すれば、制御部200は、第1のロットの処理条件から第2のロットの処理条件への変化によるタクトタイムの短縮に応じて、ホットプレート部HP1の待機時間PU1を動的に短縮する。
このように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、処理条件の変更とともにタクトタイムが短縮された場合であっても、ホットプレート部HP1〜HP5での基板の熱処理前に設定される待機時間PU1が動的に短縮されるので、基板の処理精度を低下させることなく、異なる処理条件が設定された基板を連続的に処理することが可能である。
図7は、図1のホットプレート部HP1〜HP5の内部動作を説明するための図である。
図7に示すように、ホットプレート部HP1〜HP5の各々は、加熱プレート10および複数の昇降ピンPINを含む。加熱プレート10の所定の位置には、垂直方向に貫通孔Hが設けられている。複数の昇降ピンPINの各々は、矢印で示すように貫通孔Hを通じて上下方向に昇降可能に設けられている。
基板Wの加熱処理時間HWにおいては、図7(a)に示すように、昇降ピンPINの上端が加熱プレート10の上面よりも低くなる。これにより、基板Wと加熱プレート10とが近接する。それにより、近接する基板Wの熱処理温度に応じて昇温された加熱プレート10により基板Wの熱処理が効果的に行われる。
一方、基板Wの加熱処理前の待機時間PU1においては、図7(b)に示すように、昇降ピンPINの上端が加熱プレート10の上面よりも高くなる。これにより、基板Wが加熱プレート10と離間した状態で昇降ピンPINにより保持される。それにより、加熱処理前の待機時間PU1に加熱プレート10により基板Wが加熱されることが確実に防止される。
以上、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板搬送ロボットTRにより基板が処理条件に含まれるインデクサID、インターフェイスIFおよび処理ユニット部MPの各処理ユニットに順次搬送され、各処理ユニットにより基板に処理が行われる。また、ホットプレート部HP1〜HP5により基板への熱処理が行われる。
この場合、各処理ユニットおよび基板搬送ロボットTRは、1または複数の基板ごとに予め定められた処理条件に基づいて制御部200により制御される。さらに、制御部200により、処理条件の変更に応じてホットプレート部HP1〜HP5での基板の熱処理前に基板の待機時間TU1が設定されるとともに基板の待機時間TU1が動的に制御される。
これにより、異なる処理条件が設定されたロットの基板を連続的に処理することが可能となる。その結果、基板処理のスループットが向上する。また、加熱処理後の基板がホットプレート部HP1〜HP5内で待機しないので、基板が過剰な熱量を受けることが防止される。それにより、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
また、制御部200により、処理条件の変更とともに変化するタクトタイムに応じてホットプレート部HP1〜HP5での基板の加熱処理前に基板の待機時間TU1が設定されるとともに待機時間TU1が動的に調整される。
したがって、タクトタイムが変化した場合でも、加熱処理後の基板が熱処理ユニット内で待機しないので、基板が過剰な熱量を受けることが防止される。それにより、基板への理想的な加熱処理が実現され、基板の処理精度の低下が防止される。
図1のホットプレート部HP1〜HP5においては、基板Wを加熱する加熱プレート10と、加熱プレート10上で基板Wが加熱プレート10に近接した状態および基板Wが加熱プレート10から離間した状態となるように基板Wを昇降させるための昇降ピンPINとを含み、昇降ピンPINは、待機時間TU1において加熱プレート10から離間した状態で基板Wを保持する。
これにより、ホットプレート部HP1〜HP5での基板Wの加熱処理前に設定された待機時間TU1に、基板Wが加熱プレート10上から離間した状態で昇降ピンPINにより保持されるので、待機時間TU1中に基板Wが加熱されることが確実に防止される。
本実施の形態においては、処理ユニット部MPの塗布処理ユニットSC1,SC2、現像処理ユニットSD1,SD2、クーリングプレート部CP1〜CP9、ホットプレート部HP1〜HP7、密着強化部AHおよび露光後ベークプレート部PEBは複数の処理ユニットに相当し、基板搬送ロボットTRは搬送手段に相当し、制御部200は制御手段に相当し、ホットプレート部HP1〜HP5は熱処理ユニットに相当する。また、待機時間TU1は待機時間に相当し、図7の加熱プレート10は加熱プレートに相当し、昇降ピンPINは昇降手段に相当する。
本発明に係る基板処理装置および基板処理方法は、基板に対して熱処理を含む複数の処理を行う場合等に有用である。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の概略構成図である。 図1のA−A線の模式的断面図である。 図1の基板処理装置の制御系の構成を説明するためのブロック図である。 処理条件に基づいて設定された基板の搬送動作および処理動作のタイムスケジュールの一例を示す図である。 処理条件の異なる複数のロットが連続投入された場合の基板処理装置の基板に対する処理動作の一例を示す図である。 処理条件の異なる複数のロットが連続投入された場合の基板処理装置の基板に対する処理動作の一例を示す図である。 図1のホットプレート部の内部動作を説明するための図である。
符号の説明
10 加熱プレート
100 基板処理装置
200 制御部
AH 密着強化部
CP1〜CP9 クーリングプレート部
FFU フィルタファンユニット
HP1〜HP7 ホットプレート部
ID インデクサ
IF インターフェイス
MP 処理ユニット部
PEB 露光後ベークプレート部
PIN 昇降ピン
SC1,SC2 塗布処理ユニット
SD1,SD2 現像処理ユニット
TR 基板搬送ロボット
TU1,TU2 待機時間

Claims (4)

  1. 基板に複数の処理を行う基板処理装置であって、
    基板に処理を行う複数の処理ユニットと、
    前記複数の処理ユニットに基板を順次搬送する搬送手段と、
    1または複数の基板ごとに変更可能に設定された処理条件に基づいて前記搬送手段および前記複数の処理ユニットの一連の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記複数の処理ユニットは、基板に加熱処理を行う複数の加熱処理ユニットと、基板に非加熱処理を行う非加熱処理ユニットとを含み、
    前記複数の処理ユニットの各々における一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間が処理動作時間として前記処理条件に応じて定まるとともに、前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが前記処理条件に応じて定まり、前記複数の処理ユニットの処理動作時間のうち最大の処理動作時間がタクトタイムとして決定され、
    前記制御手段は、設定された処理条件に応じて前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することにより前記タクトタイムを決定するとともに、前記決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と前記決定されたタクトタイムとの差分の時間を待機時間として設定し、加熱処理前に前記待機時間基板を待機させるように前記複数の加熱処理ユニットを制御し、前記処理条件が変更された場合に、前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することにより前記タクトタイムを決定するとともに、前記決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて加熱処理前に処理動作時間と前記決定されたタクトタイムとの差分の時間を新たな待機時間として設定し、加熱処理前に前記待機時間基板を待機させるように前記複数の加熱処理ユニットを制御することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記非加熱処理ユニットは、塗布処理ユニット、現像処理ユニットおよびクーリングユニットの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記加熱処理ユニットは、基板を加熱する加熱プレートと、前記加熱プレート上で基板が前記加熱プレートに近接した状態および基板が前記加熱プレートから離間した状態となるように基板を昇降させるための昇降手段とを含み、
    前記昇降手段は、前記待機時間において前記加熱プレートから離間した状態で基板を保持することを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 基板に加熱処理を行う複数の加熱処理ユニットと、基板に非加熱処理を行う非加熱処理ユニットとを含む複数の処理ユニットと、基板を搬送する搬送手段とを用いた基板処理方法であって、
    1または複数の基板ごとに変更可能に設定された処理条件に基づいて前記搬送手段により前記複数の処理ユニットに基板を順次搬送するステップと、
    前記処理条件に基づいて前記複数の処理ユニットにより基板に一連の処理を行うステップとを備え
    前記複数の処理ユニットの各々における一の基板に対する動作開始から次の基板に対する動作開始までの時間が処理動作時間として前記処理条件に応じて定まるとともに、前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットが前記処理条件に応じて定まり、前記複数の処理ユニットの処理動作時間のうち最大の処理動作時間がタクトタイムとして決定され、
    前記基板に一連の処理を行うステップは、設定された処理条件に応じて前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することにより前記タクトタイムを決定するとともに、前記決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と前記決定されたタクトタイムとの差分の時間を待機時間として設定し、加熱処理前に前記待機時間基板を待機させるように前記複数の加熱処理ユニットを制御し、前記処理条件が変更された場合に、前記複数の処理ユニットのうち最大の処理動作時間を有する処理ユニットを判定することにより前記タクトタイムを決定するとともに、前記決定されたタクトタイムよりも短い処理動作時間を有する加熱処理ユニットにおいて処理動作時間と前記決定されたタクトタイムとの差分の時間を新たな待機時間として設定し、加熱処理前に前記待機時間基板を待機させるように前記複数の加熱処理ユニットを制御するステップを含むことを特徴とする基板処理方法。
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