JP4400228B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置において樹脂製のレンズを固定するための技術に関するものである。
従来、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置には、一定方向(主走査方向)に走査されるレーザビームを出射する光走査装置が設けられている。
一般に、こうした光走査装置では、レーザ発光部から出射されるレーザビームを、回転駆動されるポリゴンミラーで反射することにより主走査方向に偏向走査する。
また、ポリゴンミラーからのレーザビームが通過する位置には、レンズ(fθレンズ等)が固定される。具体的には、樹脂製のfθレンズの主走査方向両端位置を板ばねを用いて挟持することにより、fθレンズを定位置に固定するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−223789号公報
ところで、樹脂製のレンズは、ガラス製のレンズに比べて変形(主として熱による変形)が生じやすいという性質がある。前述した特許文献1の構成では、レンズの主走査方向両端位置以外は固定されていないことから、レンズの変形によりその曲率等が変化してしまうことが考えられ、この場合、レンズを通過後のレーザビームの特性も変化してしまう。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、レンズの変形を防止することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の光走査装置は、レーザビームを出射する出射手段と、出射手段からのレーザビームを主走査方向に偏向走査する偏向手段と、偏向手段からのレーザビームが通過する位置に設けられる樹脂製のレンズと、レンズを定位置に固定する固定手段と、を備えている。
そして、本光走査装置において、レンズは、当該レンズの副走査方向の両端部に補強用のリブが形成されていない形状のものであり、副走査方向から見て、その入射面がレーザビームが進行する方向へ向けてその主走査方向中央が落ち込むように凹状に湾曲し、かつ、その出射面がレーザビームが進行する方向へ向けてその主走査方向中央が突出するように凸状に湾曲しており、固定手段は、レンズの底面を収容する凹部を有しており、凹部には、レンズの出射面における主走査方向中央部に当接する平面状の出射面側内壁と、その出射面側内壁と所定の幅を空けて対向し、レンズの入射面における主走査方向両端部に当接する平面状の入射面側内壁とが少なくとも形成され、出射面側内壁及び入射面側内壁が、レンズにおけるレーザビームの入射面側及び出射面側の両側からレンズに当接してレンズを挟持する挟持部として機能する。なお、ここでいう副走査方向とは、主走査方向及びレンズの光軸方向に対して直交する方向である。
このため、本光走査装置によれば、レンズを固定しつつレンズの変形を防止することができる。すなわち、樹脂製のレンズはガラス製のレンズに比べて変形しやすく、こうした変形によって光学特性が変化してしまうことが考えられるが、本光走査装置では、レンズを挟持する挟持部がレンズの主走査方向における両端部及び中央部に当接するため、レンズの変形を抑止することができるのである。
ここで、固定手段が、レンズの底面を収容する凹部を有しており、この凹部の内壁により挟持部が構成されているた、挟持部を容易に形成することができる。また、挟持部を例えば突起状に形成する場合に比べ、挟持部自体の強度を高くすることができる。
加えて、レンズが、当該レンズの副走査方向の両端部に補強用のリブが形成されていない形状のものであるため、光走査装置を小型化しつつ、レンズの変形も防止することができる。すなわち、この種のレンズには、副走査方向両端のレーザビームが通過しない領域に、当該レンズの変形防止のために補強用のリブが形成されており、このリブが形成されている分、副走査方向の厚みが大きくなってしまうという問題がある。かといって、補強用のリブがないと、レンズが変形しやすくなってしまう。これに対し、本光走査装置では、リブを有しないレンズであってもその変形を防止することができるため、補強用のリブが形成されていない形状のレンズを用いることにより副走査方向の寸法を小さくすることができる。
一方、例えば請求項2に記載の光走査装置では、上記請求項1の光走査装置において、凹部は、副走査方向から見て長方形状である。
また、例えば請求項3に記載の光走査装置では、上記請求項1の光走査装置において、凹部は、副走査方向から見て主走査方向中央部の光軸方向の幅が主走査方向両端部の光軸方向の幅よりも短い凹字形状であり、挟持部は、レンズをその主走査方向中央部において入射面側及び出射面側の両側から挟持する。
ところで、こうしたレンズは主走査方向に長い形状であることが一般的である。このため、温度変化等によりレンズが伸縮した場合における主走査方向の長さの変化量が大きく、この伸縮が妨げられると、レンズの歪みによる光学特性の変化や、レンズの破損等が生じやすくなってしまう。
そこで、請求項に記載の光走査装置では、上記請求項1ないし3のいずれかの光走査装置において、固定手段が、レンズの両端部が主走査方向に伸縮することを許容する隙間を設けた状態で、レンズを固定するようにしている。このため、レンズが主走査方向へ伸縮しても、その伸縮を阻害しないようにすることができる。この結果、レンズの歪みによる光学特性の変化や、レンズの破損等を防止することができる。
また、請求項に記載の光走査装置は、上記請求項1ないしのいずれかの光走査装置において、レンズの主走査方向の中央部を、その主走査方向において位置決めする位置決め手段を備えている。このため、レンズの中心位置が主走査方向に移動してしまうことを防止することができる。したがって、前述したようにレンズの両端部が主走査方向に移動することを許容する隙間を設けた状態でレンズを固定する構成であっても、レンズの中心位置の移動を防ぐことができる。
ここで、位置決め手段は、例えば請求項に記載のように、レンズから突出した突出部と、固定手段に設けられ、突出部と嵌合する嵌合部とから構成されることが好ましい。すなわち、仮に、突出部に代えてレンズに凹部を形成したとすると、レンズにおける凹部の近傍部分に歪みが生じやすく、その部分ではレーザビームを良好に透過させることができなくなるため、その分レンズを大型化する必要が生じる。これに対し、レンズに突出部を形成した構成では、歪みが生じる部分を小さくすることができる。この結果、レンズの小型化を図りつつ、レーザビームを良好に透過させることができる。
そして特に、請求項に記載のように、突出部と嵌合部とが、接着剤により接着されている構成であれば、レンズの中心位置が主走査方向へ移動してしまうことを確実に防止することができる。
次に、請求項に記載の光走査装置では、上記請求項1ないしのいずれかの光走査装置において、挟持部におけるレンズの主走査方向両端部に当接する部分が、レンズの主走査方向中央部に当接する部分に比べ、副走査方向の当接範囲が大きく形成されている。この構成によれば、レーザビームの透過を阻害することなく、レンズの固定性能を向上させることができる
一方、レンズは、挟持部により挟持されることにより定位置に固定される。よって、挟持部は、高精度に設計される必要がある。この場合、挟持部を有する固定手段が、例えば請求項に記載のようにセラミック製のものであれば、高精度での成型が可能となる。
に、請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の光走査装置と、光走査装置から照射されるレーザビームにより静電潜像が形成される感光体と、感光体に形成された静電潜像を現像剤で現像して現像剤像(現像剤により形成される可視像)を形成する現像手段と、現像手段により感光体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、転写手段により記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体(例えば用紙)に定着させる定着手段と、を備えている。このように構成された画像形成装置によれば、光走査装置として請求項1〜のいずれかの光走査装置を用いているため、感光体に良好な静電潜像を形成することができ、ひいては良好な画像を形成することができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略側断面図である。なお、以下の説明では、同図における右側をレーザプリンタ1の前側、同図における左側をレーザプリンタ1の後側とする。また、同図における上側をレーザプリンタ1の上側、同図における下側をレーザプリンタ1の下側とする。
このレーザプリンタ1は、本体ケース2内に、フィーダ部10、画像形成部20、定着部80等を備えている。また、レーザプリンタ1は、本体ケース2の上部に、当該レーザプリンタ1の作動状況等を表示する表示部91、及び、当該レーザプリンタ1の動作設定等の入力操作を行うための操作部92を備えている。なお、表示部91は、LCD(液晶カラーディスプレイ)やLED(発光ダイオード)等により構成されており、操作部92は、各種設定入力用スイッチや電源スイッチ等により構成されている。
本体ケース2には、その前側の上部位置に開口2aが形成されており、この開口2aは、開閉カバー2bによって覆われている。この開閉カバー2bは、回転軸2cを中心にして回転することにより、開口2aを覆う位置(図1において実線とかくれ線である破線とで示す位置)と開口2aを覆わない位置(図1において一点鎖線で示す位置)との間で移動可能に構成されている。また、本体ケース2の上部には、画像印刷後の用紙Pを排紙するための排紙トレイ2dが形成されている。
フィーダ部10は、本体ケース2内の底部に着脱可能に装着された給紙トレイ11、この給紙トレイ11内に設けられた用紙押圧板(図示省略)、給紙トレイ11の上方に設けられた給紙ローラ12等を備えている。また、給紙ローラ12から画像形成位置N(後述する感光ドラム41と転写ローラ43との接触部)までの間には、用紙Pを案内するように湾曲状に形成された一対のガイド板からなる搬送経路13が配置されている。この搬送経路13には、用紙Pの搬送方向上流側から順に、前述した給紙ローラ12と、一対のレジストローラ14とが配置されている。
以上のように構成されたフィーダ部10においては、給紙トレイ11内の図示しない用紙押圧板上に積層された用紙Pのうち最上位にある用紙Pが給紙ローラ12に向かって押圧され、給紙ローラ12の回転によって1枚ずつ給紙される。こうして給紙された用紙Pは、レジストローラ14に送られ、レジスト処理が行われた後に画像形成位置Nへ送られる。
画像形成部20は、プロセスユニット30と、光走査装置としてのスキャナユニット60とを備えている。
このうち、プロセスユニット30は、本体ケース2内部における前部に配置されており、ドラムカートリッジ40と、現像カートリッジ50とから構成されている。
ドラムカートリッジ40には、感光ドラム41、スコロトロン型帯電器42、転写ローラ43等が設けられている。
感光ドラム41は、金属素管(例えばアルミニウム)からなるドラム本体の表面が、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる感光層によって被覆されて形成されている。そして、感光ドラム41は、画像形成位置Nにおいて用紙Pと同じ方向に移動するように(つまり、図1でいう時計回りに)回転駆動される。
スコロトロン型帯電器42は、感光ドラム41の表面における後述する現像ローラ51との接触位置よりも上流側(感光ドラム41の回転方向上流側)において、感光ドラム41の表面と接触しないように、所定の間隔を隔てて設けられている。そして、スコロトロン型帯電器42は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光ドラム41の表面を一様に正極性に帯電させる。
転写ローラ43は、金属製のローラ軸に、導電性の弾性部材(例えばゴム)からなるローラが被覆されたものであり、感光ドラム41の下方において、この感光ドラム41と対向して接触する位置に設けられている。また、転写ローラ43には、所定の転写バイアスが印加される。
一方、現像カートリッジ50には、現像ローラ51、層厚規制ブレード52、トナー供給ローラ53等が設けられている。また、現像カートリッジ50には、トナー収容部54が形成されている。
トナー収容部54には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが充填されている。このトナーは、懸濁重合等の公知の重合方法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、着色剤、荷電制御剤、ワックス等を配合することによりトナー母粒子を形成し、更に外添剤を添加したものである。
現像ローラ51は、金属製のローラ軸に、導電性の弾性部材(例えばゴム)からなるローラが被覆されたものであり、感光ドラム41と対向して接触する位置に設けられている。そして、現像ローラ51は、感光ドラム41と対向接触するニップ部分において感光ドラム41と同じ方向に移動するように(つまり、感光ドラム41と逆方向に回転するように)回転駆動される。また、現像ローラ51には、所定の現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード52は、金属の板ばね部材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、この押圧部が、ブレード本体の弾性力によって現像ローラ51の表面に圧接されている。
トナー供給ローラ53は、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラが被覆されたものであり、現像ローラ51と対向して接触する位置に設けられている。そして、トナー供給ローラ53は、現像ローラ51と対向接触するニップ部分においてこの現像ローラ51と逆方向に移動するように(つまり、現像ローラ51と同じ方向に回転するように)回転駆動される。
以上のように構成されたプロセスユニット30は、本レーザプリンタ1に対して着脱可能に設けられている。具体的には、本体ケース2の開口2aから取り出し、その後、開口2aから本体ケース2内へ再び収納することができるようになっている。なお、本体ケース2内から取り出されたプロセスユニット30は、ドラムカートリッジ40と現像カートリッジ50とに分離可能となっている。
スキャナユニット60は、本体ケース2内の上部に設けられている。このスキャナユニット60は、図2にも示すように、レーザ発光部61、ポリゴンモータ62、ポリゴンミラー63、fθレンズ64、折り返しミラー65、シリンドリカルレンズ66、反射ミラー67等を備えており、これらは筐体70に固定されている。そして、スキャナユニット60は、レーザ発光部61から発光される画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンモータ62により回転駆動されるポリゴンミラー63、fθレンズ64、折り返しミラー65、シリンドリカルレンズ66、反射ミラー67の順に反射又は通過させて、感光ドラム41の表面に高速走査にて照射する。なお、図1及び図2における二点鎖線は、レーザビームの経路を示している。
定着部80は、プロセスユニット30よりも用紙Pの搬送方向下流側に設けられ、加熱ローラ81、この加熱ローラ81を押圧するように配置された加圧ローラ82、これら加熱ローラ81及び加圧ローラ82よりも用紙Pの搬送方向下流側に設けられる一対の搬送ローラ83等を備えている。
加熱ローラ81は、アルミニウム等の金属によって円筒状に形成されたものであり、加圧ローラ82との接触部において用紙Pと同じ方向に移動するように(つまり、図1でいう時計回りに)回転駆動される。また、加熱ローラ81は、内部にヒータ(例えばハロゲンランプ)を備えており、このヒータによって加熱されるようになっている。
加圧ローラ82は、金属製のローラ軸に、耐熱性の弾性部材(例えばゴム)からなるローラが被覆されたものであり、加熱ローラ81の下方において、この加熱ローラ81と対向するように圧接されている。また、加圧ローラ82は、回転可能に支持されており、加熱ローラ81に従動して回転する。
次に、本レーザプリンタ1における画像形成動作としての印刷動作について説明する。
印刷動作においては、感光ドラム41が回転駆動される。そして、この回転に伴い、感光ドラム41の表面が、スコロトロン型帯電器42によって一様に正極性に帯電され、さらに、スキャナユニット60によりレーザビームが高速走査により照射されて露光されることにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。
一方、トナー供給ローラ53の回転により現像ローラ51にトナーが供給され、その際、トナー供給ローラ53と現像ローラ51との間で摩擦によってトナーが正極性に帯電する。さらに、現像ローラ51上のトナーは、現像ローラ51の回転に伴って、層厚規制ブレード52の押圧部と現像ローラ51との間に進入し、ここで更に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ51上に担持される。
そして、現像ローラ51上のトナーは、感光ドラム41の表面に形成された静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム41の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。こうして、感光ドラム41表面の静電潜像がトナーで現像されてトナー像が形成される。
一方、フィーダ部10から搬送される用紙Pは、画像形成位置Nで感光ドラム41の表面に接触する。その際、転写バイアスが印加された転写ローラ43によって、感光ドラム41上のトナー像が用紙Pへ転写される。こうして用紙P上に転写されたトナー像は、定着部80において、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する際に用紙Pに熱定着され、画像が用紙Pに印刷される。そして、画像が印刷された用紙Pは、搬送ローラ83等を介して排紙トレイ2dに排紙される。
次に、前述したスキャナユニット60の具体的構造について説明する。
レーザ発光部61は、レーザビームを一定方向に出射する。
ポリゴンミラー63は、ポリゴンモータ62の回転軸62aに取り付けられている。このポリゴンミラー63は、正多角形(本実施形態では正六角形)の各辺に鏡面が設けられたものであり、ポリゴンモータ62によって回転駆動されることにより、照射されたレーザビームを主走査方向に偏向走査する。
fθレンズ64は、ポリゴンミラー63によって等角速度で走査されるレーザビームを等速度走査に変換する、走査速度変換機能を有している。
折り返しミラー65は、fθレンズ64を通過したレーザビームをプロセスユニット30の上方へ向けて折り返し反射する。
シリンドリカルレンズ66は、ポリゴンモータ62及びポリゴンミラー63の上方に配置されており、ポリゴンミラー63により規定された方向とは異なる方向に反射されたレーザビームを副走査方向に偏向する、面倒れ補正機能を有している。
反射ミラー67は、感光ドラム41の上方に配置されており、シリンドリカルレンズ66を通過したレーザビームを、感光ドラム41の表面へ向けて反射する。
また、筐体70は、セラミック製のものであり、上述のレーザ発光部61、ポリゴンモータ62、ポリゴンミラー63、fθレンズ64、折り返しミラー65、シリンドリカルレンズ66、反射ミラー67を内包した状態で固定する。
以上のように構成されたスキャナユニット60では、印刷処理の際に、画像データに基づくレーザビームを感光ドラム41に照射する。具体的には、レーザ発光部61が、画像データに基づくレーザビームをポリゴンミラー63の鏡面へ向けて照射する。すると、ポリゴンミラー63の鏡面に照射されたレーザビームは、ポリゴンモータ62により回転駆動されるポリゴンミラー63によって主走査方向に走査しながらfθレンズ64へ向けて反射される。そして、このレーザビームは、fθレンズ64によって等速度走査に変換された後に、折り返しミラー65に照射され、折り返しミラー65によってシリンドリカルレンズ66へ向けて反射される。さらに、このレーザビームは、シリンドリカルレンズ66によって副走査方向に収斂された後に、反射ミラー67によってプロセスユニット30の感光ドラム41の表面に高速走査にて照射される。
次に、本実施形態のスキャナユニット60に用いられるシリンドリカルレンズ66の形状について説明する。なお、以下の説明において、主走査方向とは、レーザビームがポリゴンミラー63によって偏向走査される方向であり、副走査方向とは、主走査方向及びシリンドリカルレンズ66の光軸方向(折り返しミラー65によって反射されたレーザビームがシリンドリカルレンズ66へ向けて進行する方向)に対して直交する方向である。
図3は、シリンドリカルレンズ66の形状を説明するための説明図であり、(a)は、副走査方向から見た上面図、(b)は、光軸方向から見た正面図、(c)は、(b)のA−A断面図である。
同図に示すように、このシリンドリカルレンズ66は、例えば非晶質のオレフィン系樹脂や結晶質のオレフィン系樹脂などの吸湿性が低い樹脂材料で構成された角柱材を、主走査方向に対して直交する断面のうち両端面からの距離が等しい断面(図3(b)のA−A断面)に関して対称に湾曲させた形状を有している。具体的には、図3(a)に示すように、折り返しミラー65(図1参照)によって反射されたレーザビームが入射する側の面である入射面66aと、入射面66aから入射したレーザビームが出射する側の面である出射面66bとを有している。このうち入射面66aは、レーザビームが進行する方向へ向けてその中央が落ち込むよう凹状に湾曲しており、また、出射面66bは、レーザビームが進行する方向へ向けてその中央が突出するよう凸状に湾曲している。
一方、図4は、A−A断面図(図3(c))の拡大図である。
同図に示すように、シリンドリカルレンズ66は、レンズ有効領域66cと第1の非レンズ有効領域66dと第2の非レンズ有効領域66eとに区分される。ここで、レンズ有効領域66cとは、折り返しミラー65によって反射されたレーザビームが透過する部分である。また、第1の非レンズ有効領域66d及び第2の非レンズ有効領域66eとは、折り返しミラー65によって反射されたレーザビームが透過しない部分であり、レンズ有効領域66cを挟んで副走査方向両側に位置している。
なお、A−A断面と、A−A断面以外の主走査方向に対して直交する断面とは、副走査方向の寸法値H[mm]、レンズ有効領域66cの副走査方向の寸法値HB[mm]、入射面66aの湾曲具合、及び、出射面66bの湾曲具合が同じであり、かつ、光軸方向の寸法値D[mm]が異なるように構成されている。
そして、本実施形態のシリンドリカルレンズ66において、入射面66aは、A−A断面において直線状に形成されている。このため、第1の非レンズ有効領域66dの入射面66a側及び第2の非レンズ有効領域66eの入射面66a側は、A−A断面において、レンズ有効領域66cの入射面66a側よりも突出しない。また、出射面66bは、A−A断面において凸状に湾曲している。このため、第1の非レンズ有効領域66dの出射面66b側及び第2の非レンズ有効領域66eの出射面66b側は、A−A断面において、レンズ有効領域66cの出射面66b側よりも突出しない。なお、入射面66aの形状及び出射面66bの形状は、シリンドリカルレンズ66が上述の面倒れ補正機能を奏するよう設定されている。
このように、本実施形態のシリンドリカルレンズ66は、副走査方向の両端部に補強用のリブが形成されていない形状となっている。このため、補強用のリブが形成されている従来のシリンドリカルレンズ(図11参照)に比べ、副走査方向の長さを短く形成することが可能となる。
一方、図3にも示すように、シリンドリカルレンズ66における主走査方向中央部分であって副走査方向における片側の面には、位置決め用突出部66hが形成されている。
次に、スキャナユニット60におけるシリンドリカルレンズ66の固定機構について説明する。
図5は、シリンドリカルレンズ66の固定機構を説明するための説明図であり、(a)は、スキャナユニット60の筐体70に形成されたレンズ固定用凹部71を副走査方向から見た上面図、(b)は、レンズ固定用凹部71に固定された状態のシリンドリカルレンズ66を副走査方向から見た上面図、(c)は、(b)を光軸方向から見た正面図、(d)は、(c)のB−B断面図の拡大図である。
図5(a)に示すように、レンズ固定用凹部71は、シリンドリカルレンズ66における副走査方向に対して直交する断面とほぼ同一形状のものである。また、レンズ固定用凹部71の底面には、シリンドリカルレンズ66における前述した位置決め用突出部66hと嵌合する形状の嵌合凹部72が形成されている。
そして、図5(b)〜(d)に示すように、シリンドリカルレンズ66は、その底面(位置決め用突出部66hが形成された面)がレンズ固定用凹部71に収容された状態で固定される。具体的には、レンズ固定用凹部71の光軸方向の幅が、シリンドリカルレンズ66における対応部分の光軸方向の幅よりもやや小さく形成されており、シリンドリカルレンズ66をレンズ固定用凹部71に収容した状態では、シリンドリカルレンズ66が、その入射面66a及び出射面66bから、対向するレンズ固定用凹部71の内壁71a,71bにより挟持された状態となる。ここで、内壁71a,71bは、シリンドリカルレンズ66の入射面66a、出射面66bのそれぞれに対応した形状となっており、主走査方向に沿う全域にわたって、シリンドリカルレンズ66の入射面66a、出射面66bのそれぞれに当接する。
一方、レンズ固定用凹部71の主走査方向の両端は、シリンドリカルレンズ66の主走査方向の両端よりも長く形成されている。このため、シリンドリカルレンズ66の主走査方向両端部には、当該シリンドリカルレンズ66の主走査方向への伸縮を許容する隙間が形成される。このように隙間を形成することで、シリンドリカルレンズ66が温度変化等により主走査方向に伸縮した場合にも、その伸縮が妨げられないようになっている。
また、位置決め用突出部66hは、嵌合凹部72と嵌合した状態で、接着剤により接着されている。これにより、シリンドリカルレンズ66の主走査方向の中央部が、主走査方向において確実に位置決めされる。
なお、本実施形態のレーザプリンタ1では、レーザ発光部61が、本発明の出射手段に相当し、ポリゴンミラー63が、本発明の偏向手段に相当する。また、シリンドリカルレンズ66が、本発明のレンズに相当し、筐体70が、本発明の固定手段に相当し、レンズ固定用凹部71が、本発明の凹部に相当し、内壁71a,71bが、本発明の挟持部に相当する。また、位置決め用突出部66hと、嵌合凹部72とが、本発明の位置決め手段に相当し、特に、位置決め用突出部66hが、本発明の突出部に相当し、嵌合凹部72が、本発明の嵌合部に相当する。また、感光ドラム41が、本発明の感光体に相当し、現像ローラ51が、本発明の現像手段に相当し、転写ローラ43が、本発明の転写手段に相当し、定着部80が、本発明の定着手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態のレーザプリンタ1に用いられるスキャナユニット60では、レンズ固定用凹部71の内壁71a,71bが、主走査方向に沿う全域にわたって、シリンドリカルレンズ66の入射面66a、出射面66bのそれぞれに当接した状態でシリンドリカルレンズ66を固定する。このため、シリンドリカルレンズ66を固定しつつ、その変形を防止することができる。この結果、感光ドラム41の表面に良好な静電潜像を形成することができ、ひいては良好な画像を印刷することができる。
また、このような構成により、補強用のリブが形成されていない形状のシリンドリカルレンズ66を用いても、その変形を防止することができる。したがって、スキャナユニット60を小型化することができ、ひいてはレーザプリンタ1を小型化することができる。
一方、本実施形態のスキャナユニット60では、シリンドリカルレンズ66をレンズ固定用凹部71の内壁71a,71bで挟持するようにしているため、突起等によって固定する構成に比べ、筐体70の強度を高くして破損等を防止することができる。
また、レンズ固定用凹部71の主走査方向両端には、シリンドリカルレンズ66の主走査方向の伸縮を妨げないように隙間を設けているため、シリンドリカルレンズ66の伸縮による歪みや破損を防止することができる。特に、シリンドリカルレンズ66の主走査方向の位置決めを、主走査方向中央部に形成された位置決め用突出部66hと嵌合凹部72とにより行っているため、シリンドリカルレンズ66の中心位置が主走査方向に移動してしまうことを防ぐことができる。
ここで、位置決め用突出部66hと嵌合凹部72とは、接着剤により接着されているため、確実に固定することができる。また、他の部分については接着しないため、シリンドリカルレンズ66の伸縮が妨げられてしまうことを防ぐことができる。
さらに、位置決め用突出部66hと嵌合凹部72とを、シリンドリカルレンズ66側に形成される前者が凸形状となるようにしているため、シリンドリカルレンズ66を小型化することができる。すなわち、仮に、シリンドリカルレンズ66側を凹形状とすると、その凹形状の近傍に生じる歪みを避けるためにレーザビームを透過させない領域を大きくする必要がある。これに対し、凸形状の場合には、歪みが生じる部分を小さくすることができるため、シリンドリカルレンズ66を小型化することができるのである。
加えて、スキャナユニット60の筐体70がセラミック製のものであるため、高精度での成型が可能となり、内壁71aと内壁71bとによるシリンドリカルレンズ66の挟持等を正確に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、スキャナユニット60におけるシリンドリカルレンズ66の固定機構は、上記実施形態で説明したものに限らず、例えば図6〜図10のようにしてもよい。
すなわち、図6に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構は、上記実施形態のシリンドリカルレンズ66の固定機構(図5)と比較すると、筐体70におけるレンズ固定用凹部71の主走査方向両端部に、副走査方向に延びる壁部73が形成されている点が異なる。ここで、この壁部73の内壁は、レンズ固定用凹部71の内壁を延長したものである。つまり、レーザビームが透過する可能性のないシリンドリカルレンズ66の主走査方向両端部に設けられた壁部73により、シリンドリカルレンズ66の主走査方向両端部を挟持する部分が、主走査方向中央部を挟持する部分に比べ、副走査方向におけるシリンドリカルレンズ66との当接範囲が大きく形成されている。したがって、この構成によれば、レーザビームの透過を阻害することなく、シリンドリカルレンズ66をより確実に固定することができる。
また、図7に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構は、図6に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構と比較すると、レンズ固定用凹部71が、筐体70に形成された凸部74の中央部分に形成されている点が異なる。つまり、レンズ固定用凹部71の周囲が盛り上がった形状となっている。この構成によっても、図6に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構と同様の効果を得ることができる。
一方、図8に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構は、上記実施形態のシリンドリカルレンズ66の固定機構(図5)と比較すると、シリンドリカルレンズ66とほぼ同一形状のレンズ固定用凹部71に代えて、長方形状のレンズ固定用凹部75が形成されている点が異なる。具体的には、レンズ固定用凹部75の光軸方向の幅が、シリンドリカルレンズ66の光軸方向の全長よりもやや小さく形成されており、シリンドリカルレンズ66をレンズ固定用凹部75に収容した状態では、シリンドリカルレンズ66が、その入射面66aにおける主走査方向両端部と、その出射面66bにおける主走査方向中央部とから、対向するレンズ固定用凹部75の内壁75a,75bにより挟持された状態となる。このように、内壁75aが、シリンドリカルレンズ66の入射面66aにおける主走査方向両端部に当接し、内壁75bが、シリンドリカルレンズ66の出射面66bにおける主走査方向中央部に当接することで、シリンドリカルレンズ66がより湾曲する方向に変形することを防ぐことができる。特に、この構成によれば、レンズ固定用凹部75の形状をシリンドリカルレンズ66の形状に合わせる必要がないため、レンズ固定用凹部75の形成を容易に行うことができるという利点がある。なお、この構成では、レンズ固定用凹部75が、本発明の凹部に相当し、内壁75a,75bが、本発明の挟持部に相当する。
また、図9に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構は、上記実施形態のシリンドリカルレンズ66の固定機構(図5)と比較すると、シリンドリカルレンズ66とほぼ同一形状のレンズ固定用凹部71に代えて、平面視で凹字形状のレンズ固定用凹部76が形成されている点が異なる。具体的には、レンズ固定用凹部76における主走査方向両端部分の光軸方向の幅W1が、シリンドリカルレンズ66の光軸方向の全長よりもやや小さく形成されており、また、レンズ固定用凹部76における主走査方向中央部分の光軸方向の幅W2が、シリンドリカルレンズ66における対応部分の光軸方向の幅よりもやや小さく形成されている。このため、シリンドリカルレンズ66をレンズ固定用凹部76に収容した状態では、シリンドリカルレンズ66が、その入射面66aにおける主走査方向両端部及び中央部と、出射面66bにおける主走査方向中央部とから、対向するレンズ固定用凹部76の内壁76a,76bに挟持された状態となる。このように、シリンドリカルレンズ66の主走査方向中央部を入射面66a側及び出射面66b側の両側から挟持するため、図8に示した構成に比べ、シリンドリカルレンズ66の変形をより確実に防止することができる。また、この構成によっても、レンズ固定用凹部76の形成を容易に行うことができる。なお、この構成では、レンズ固定用凹部76が、本発明の凹部に相当し、内壁76a,76bが、本発明の挟持部に相当する。
一方、図10に示すシリンドリカルレンズ66の固定機構は、上記実施形態のシリンドリカルレンズ66の固定機構(図5)と比較すると、シリンドリカルレンズ66とほぼ同一形状のレンズ固定用凹部71に代えて、シリンドリカルレンズ66の出射面66bに対応した形状の内壁77bを有するレンズ固定用凹部77が形成されている点、及び、3つのばね78を用いている点が異なる。具体的には、レンズ固定用凹部77の光軸方向の幅が、シリンドリカルレンズ66の光軸方向の全長よりも長く形成されている。そして、シリンドリカルレンズ66は、レンズ固定用凹部77に収容された状態で、入射面66aと、入射面66aに対向するレンズ固定用凹部77の内壁77aとの間であって、主走査方向両端部及び中央部に配置されたばね78により、出射面66bを対向するレンズ固定用凹部77の内壁77bに押し当てる向きに付勢されている。こうして、レンズ固定用凹部77の内壁77bと、ばね78とにより、シリンドリカルレンズ66が挟持されている。したがって、この構成によっても、シリンドリカルレンズ66の変形を防止することができる。特に、ばね78を用いているため、シリンドリカルレンズ66を適度な押圧力で挟持することができる。なお、この構成では、レンズ固定用凹部77が、本発明の凹部に相当し、ばね78が、本発明の弾性体に相当する。
一方、上記実施形態のシリンドリカルレンズ66は、例えば非晶質のオレフィン系樹脂や結晶質のオレフィン系樹脂などの吸湿性が低い樹脂材料で構成されているが、これには限られず、次のような吸湿性が高い樹脂材料で構成してもよい。例えば、PMMA樹脂や、アクリレート又はアクリレート系化合物を含む共重合体、あるいはアクリレート又はアクリレート系化合物の重合体を含む混合物、MS樹脂、芳香族カーボネート又は芳香族カーボネート系化合物を含む共重合体、あるいは芳香族カーボネート又は芳香族カーボネート系化合物の重合体を含む混合物、芳香族カーボネート又は芳香族カーボネート系化合物とスチレン又はスチレン系化合物との共重合体、あるいは芳香族カーボネート又は芳香族カーボネート系化合物の重合体とスチレン又はスチレン系化合物の重合体との混合物などである。
また、上記実施形態では、セラミック製の筐体70を用いたが、これに限ったものではなく、例えば樹脂製の筐体70を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明に係るレンズを固定するための機構をシリンドリカルレンズ66の固定機構として採用したが、特にこの構成に限らず、その他のレンズ(例えば、fθレンズ64)を固定するための機構に採用してもよい。
実施形態のレーザプリンタ1の概略側断面図である。 スキャナユニットを図1の上方から見た場合の各部の位置関係を示す模式図である。 シリンドリカルレンズの形状を説明するための説明図である。 図3(c)の拡大図である。 実施形態のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 第1変形例のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 第2変形例のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 第3変形例のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 第4変形例のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 第5変形例のスキャナユニットにおけるシリンドリカルレンズの固定機構を説明するための説明図である。 補強用のリブが形成されているシリンドリカルレンズの形状を説明するための説明図である。
1…レーザプリンタ、41…感光ドラム、42…スコロトロン型帯電器、43…転写ローラ、51…現像ローラ、60…スキャナユニット、61…レーザ発光部、62…ポリゴンモータ、63…ポリゴンミラー、64…fθレンズ、65…折り返しミラー、66…シリンドリカルレンズ、66a…入射面、66b…出射面、66h…位置決め用突出部、67…反射ミラー、70…筐体、71,75,76,77…レンズ固定用凹部、71a,71b,75a,75b,76a,76b,77a,77b…内壁、72…嵌合凹部、73…壁部、80…定着部、P…用紙

Claims (10)

  1. レーザビームを出射する出射手段と、
    該出射手段からのレーザビームを主走査方向に偏向走査する偏向手段と、
    該偏向手段からのレーザビームが通過する位置に設けられる樹脂製のレンズと、
    該レンズを定位置に固定する固定手段と、
    を備えた光走査装置において、
    前記レンズは、当該レンズの副走査方向の両端部に補強用のリブが形成されていない形状のものであり、副走査方向から見て、その入射面がレーザビームが進行する方向へ向けてその主走査方向中央が落ち込むように凹状に湾曲し、かつ、その出射面がレーザビームが進行する方向へ向けてその主走査方向中央が突出するように凸状に湾曲しており、
    前記固定手段は、前記レンズの底面を収容する凹部を有しており、前記凹部には、前記レンズの出射面における主走査方向中央部に当接する平面状の出射面側内壁と、該出射面側内壁と所定の幅を空けて対向し、前記レンズの入射面における主走査方向両端部に当接する平面状の入射面側内壁とが少なくとも形成され、
    前記出射面側内壁及び前記入射面側内壁が、前記レンズにおけるレーザビームの入射面側及び出射面側の両側から該レンズに当接して該レンズを挟持する挟持部として機能すること、
    を特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記凹部は、副走査方向から見て長方形状であること
    を特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記凹部は、副走査方向から見て主走査方向中央部の光軸方向の幅が主走査方向両端部の光軸方向の幅よりも短い凹字形状であり、
    前記挟持部は、前記レンズをその主走査方向中央部において入射面側及び出射面側の両側から挟持すること
    を特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記固定手段は、前記レンズの両端部が主走査方向に伸縮することを許容する隙間を設けた状態で、該レンズを固定すること、
    を特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記レンズの主走査方向の中央部を、該主走査方向において位置決めする位置決め手段を備えていること、
    を特徴とする光走査装置。
  6. 請求項5に記載の光走査装置において、
    前記位置決め手段は、前記レンズから突出した突出部と、前記固定手段に設けられ、前記突出部と嵌合する嵌合部とから構成されること、
    を特徴とする光走査装置。
  7. 請求項6に記載の光走査装置において、
    前記突出部と前記嵌合部とは、接着剤により接着されていること、
    を特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記挟持部は、前記レンズの主走査方向における両端部に当接する部分が、該レンズの主走査方向における中央部に当接する部分に比べ、副走査方向の当接範囲が大きく形成されていること、
    を特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記固定手段は、セラミック製であること、
    を特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    該光走査装置から照射されるレーザビームにより静電潜像が形成される感光体と、
    該感光体に形成された静電潜像を現像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段と、
    該現像手段により前記感光体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段により記録媒体に転写された現像剤像を該記録媒体に定着させる定着手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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