JP4419505B2 - シリンドリカルレンズ、光学走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
なお、上述のようにシリンドリカルレンズを構成してシリンドリカルレンズにおける副走査方向の寸法を小さく抑えることにより、光学走査装置における副走査方向の寸法が小さく抑えられることが期待できる。さらに、光学走査装置における副走査方向の寸法が小さく抑えられた場合には、光学走査装置を備えた画像形成装置における高さ方向の寸法が小さく抑えられることが期待できる。
このように、レンズ有効領域における主走査方向に対して直交する断面の断面積変化を小さくすれば、成形時において金型に流し込まれた樹脂材料がほぼ均等な速度で金型の内部空間に行き渡るので、成形品の品質を向上させることができる。
このようにすれば、シリンドリカルレンズにおける副走査方向の端面からレンズ有効領域までの距離((HMAX―HBMAX)/2)が、シリンドリカルレンズにおける光軸方向の端面からレンズ有効領域の中心までの距離(DMAX/2)よりも大きいので、副走査方向の端面からレンズ有効領域まで水分が浸透する時間が、レンズ面からレンズ有効領域に水分が浸透する時間よりも長くかかり、複数方向から水分が浸透することによってレンズ有効領域における屈折率の分布が複雑になることを防ぐことができる。
また、請求項10のように、レンズ有効領域における副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HBMAX(mm)と、レンズ有効領域を透過するレーザビームの径φ(mm)との間には、次の関係式(5)が成立するよう構成することが考えられる。
このようにシリンドリカルレンズを関係式(4)または関係式(5)のように構成することにより、非レンズ有効領域における副走査方向の寸法を必要以上に大きくすることを防ぐことができ、シリンドリカルレンズにおける副走査方向の寸法を小さく抑えることができる。
[レーザプリンタ1の構成の説明]
本実施例のレーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケース2内に、用紙を給紙するためのフィーダ部4、給紙された用紙に所定の画像を形成するためのプロセスユニット18、および定着手段としての定着装置19等を備えている。また、レーザプリンタ1は、LCDやLED等により構成され、レーザプリンタ1の作動状況等を表示する表示部2a、および各種設定入力用スイッチや電源スイッチ等によって構成され、レーザプリンタ1の動作設定等を行う操作部2bを本体ケース2の上部に備えている。また、本体ケース2の前部および上部には開口部2cが設けられており、この開口部2cは、蓋部2dによって覆われている。なお、蓋部2dは、回転軸2eを中心にして回転することにより、開口部2cを覆う位置と開口部2cを覆わない位置とで移動可能に構成されている。また、本体ケース2の上部には、画像形成後の用紙を排紙するための排紙トレイ36が形成されている。なお、以降、このレーザプリンタ1において、表示部2aおよび操作部2bが本体ケース2に取り付けられている側(図1で右側)を「前部」とし、排紙トレイ36が本体ケース2に形成されている側を「後部」とする。
フィーダ部4は、本体ケース2内の底部に、着脱可能に装着された給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板(図示省略)と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ12および分離パット(図示省略)とを備えている。なお、給紙ローラ12は、用紙の搬送方向に直交する方向の幅寸法が用紙の幅寸法より短く形成され、給紙時において、用紙の幅方向の略中央部のみと接触するように配置されている。また、給紙ローラ12から画像形成位置P(感光体ドラム23と転写ローラ25との接触部、つまり感光体ドラム23上のトナー像が用紙に転写される転写位置)までの間には、湾曲状に形成された搬送経路7が配置されている。なお、本実施例のレーザプリンタ1では、一つフィーダ部4を備えているが、これには限られず、2つ以上のフィーダ部4を備えるようにしてもよい。
プロセスユニット18は、本体ケース2内部のうち前部側に配置されている。このプロセスユニット18は、感光体としての感光体ドラム23、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器37、転写部としての転写ローラ25等を有するドラムカートリッジと、そのドラムカートリッジに着脱自在な現像カートリッジ24とから構成されている。現像カートリッジ24は、トナー収容部26、現像部としての現像ローラ27、層厚規制ブレード28、トナー供給ローラ29等を備えている。なお、上述の感光体ドラム23および現像ローラ27は、略水平に配置されている。
定着装置19は、プロセスユニット18より後方の搬送方向下流側に配設され、1つの加熱ローラ31と、この加熱ローラ31を押圧するように配置された加圧ローラ32と、これらの下流側に設けられる一対の搬送ローラ33を備えている。加熱ローラ31は、アルミ等の金属製で加熱のためのハロゲンランプ等のヒータを備えており、プロセスユニット18において用紙上に転写されたトナーを、用紙が加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する間に熱定着させる。その後、用紙は搬送ローラ33によって、本体ケース2内の一側の排紙パスにおける搬送ローラ(図示省略)および排紙ローラ(図示省略)により搬送され、その後排紙トレイ36上に排紙される。
スキャナユニット50は、本体ケース2内の上部に配置されている。このスキャナユニット50は、筐体51の内部に、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンモータ60、ポリゴンモータ60によって回転駆動されるポリゴンミラー61、fθレンズ62、折り返しミラー63、シリンドリカルレンズ64、反射ミラー65などを備えている。そして、このスキャナユニット50は、レーザ発光部によって発光されたのちにポリゴンミラー61によって反射されたレーザビームが進行する光路上に、fθレンズ62、折り返しミラー63、シリンドリカルレンズ64、反射ミラー65の順に透過または反射するよう設置した構成を有している。なお、fθレンズ62およびシリンドリカルレンズ64は、特許請求の範囲における「光学レンズ系」に該当する。
このうち、ポリゴンモータ60は、その一部が、プロセスユニット18の感光体ドラム23の最上部と定着装置19の加熱ローラ31の最上部との間を結ぶ線分(図1における「ポリゴンモータの位置の基準線」を参照。)よりも下方に位置するよう配置されている。なお、この場合、画像形成位置Pにてトナー像を転写された用紙が感光体ドラム23および転写ローラ25の回転によってプロセスユニット18から定着装置19へ搬送されるのを妨げないように、ポリゴンモータ60(またはトレイ52)の最下部が、レーザプリンタ1の水平方向において、プロセスユニット18の感光体ドラム23の最下部と定着装置19の加熱ローラ31の最下部との間を結ぶ線分(図1の「用紙の通過ライン」を参照。)よりも上方に位置するよう配置する必要がある。そして、ポリゴンモータ60の回転軸60aにはポリゴンミラー61が取り付けられている。このポリゴンミラー61は、多面形形状で各辺部に六つの鏡面が設けられた構成を有しており、ポリゴンモータ60によって回転駆動されると、照射されたレーザビームを主走査方向に走査する機能を有する。また、ポリゴンミラー61は、ポリゴンモータ60の回転軸60aに取り付けられることにより、プロセスユニット18の感光体ドラム23と定着装置19の加熱ローラ31との間に配置されている。
また、fθレンズ62は、定着装置19内の前部に位置する加熱ローラ31の上方に配置されており、ポリゴンミラー61によって反射され、等角速度に走査されたレーザビームを等速度走査に変換する、走査速度変換機能を有している。
また、シリンドリカルレンズ64は、ポリゴンモータ60およびポリゴンミラー61の上方に配置されており、折り返しミラー63によって反射されたレーザビームを副走査方向に収斂させる、面倒れ補正機能を有している。
ところで、本出願人は、シリンドリカルレンズ64における副走査方向の寸法を小さくする観点から様々な試験を行った。その結果、本出願人は、シリンドリカルレンズ64について、次に挙げる(イ)〜(ホ)のような構成とすることが望ましいとの結論を得た。
また、(ロ)シリンドリカルレンズ64においては、主走査方向に対して直交する断面のうち最も面積が小さい断面の断面積値SMIN(mm2)と、同じく最も面積が大きい断面の断面積値SMAX(mm2)との間には、次の関係式(2)が成立することが望ましい(図2(c)を参照。)。
さらに、(ハ)シリンドリカルレンズ64においては、主走査方向に対して直交する断面のうち最も面積が小さい断面の断面積値SMIN(mm2)と、レンズ有効領域64cにおける主走査方向の寸法値L(mm)との間には、次の関係式(A)が成立することが望ましい(図2(a)および図2(c)を参照。)。
また、(ニ)シリンドリカルレンズ64においては、副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HMAX(mm)と、レンズ有効領域64cにおける副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HBMAX(mm)との間には、次の関係式(4)が成立することが望ましい(図2(c)を参照。)。
また、(ホ)レンズ有効領域64cにおける副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HBMAX(mm)と、レンズ有効領域64cを透過するレーザビームの径φ(mm)との間には、次の関係式(5)が成立することが望ましい(図2(c)を参照。)。
[スキャナユニット50のその他の構成の説明]
また、図1に示すように、反射ミラー65は、プロセスユニット18の現像ローラ27の上方に配置されており、シリンドリカルレンズ64を通過したレーザビームを、感光体ドラム23の表面へ向けて反射する。
[効果]
このように本実施例のレーザプリンタ1によれば、次のような効果を奏する。
(A)上記実施例のシリンドリカルレンズ64は、例えば非晶質のオレフィン系樹脂や結晶質のオレフィン系樹脂などの吸湿性が低い樹脂材料で構成されているが、これには限られず、次のような吸湿性が高い樹脂材料で構成してもよい。例えば、PMMA樹脂や、アクリレートまたはアクリレート系化合物を含む共重合体、あるいはアクリレートまたはアクリレート系化合物の重合体を含む混合物、MS樹脂、芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物を含む共重合体、あるいは芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物の重合体を含む混合物、芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物とスチレンまたはスチレン系化合物との共重合体、あるいは芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物の重合体とスチレンまたはスチレン系化合物の重合体との混合物などである。
このようにすれば、シリンドリカルレンズ64における副走査方向の端面からレンズ有効領域64cまでの距離((HMAX―HBMAX)/2)が、シリンドリカルレンズ64における光軸方向の端面からレンズ有効領域64cの中心までの距離(DMAX/2)よりも大きいので、副走査方向の端面からレンズ有効領域64cまで水分が浸透する時間が、シリンドリカルレンズ64の入射面64aおよび出射面64bからレンズ有効領域64cに水分が浸透する時間よりも長くかかり、複数方向から水分が浸透することによってレンズ有効領域64cにおける屈折率の分布が複雑になることを防ぐことができる。
このように、主走査方向に対して直交する断面の断面積変化を小さくすれば、成形時において金型に流し込まれた樹脂材料がほぼ均等な速度で金型の内部空間に行き渡り、成形品の品質を向上させることができる。
すなわち、(ヘ)寸法値RD(mm)を、0.5mmから1.5mmの間の値となるよう構成するとよい。
関係式(C):RD≦HMAX/3
また、(チ)寸法値RD(mm)と寸法値HMAX(mm)と寸法値HBMAX(mm)との間には、次の関係式(D)が成立するよう構成することが考えられる。
また、(リ)図4(c)のように、上述の寸法値RL(mm)を、レンズ有効領域64cの主走査方向の寸法値L(mm)よりも小さく構成することが考えられる。
Claims (18)
- 主走査方向に偏向されたレーザビームを副走査方向に収斂させる、面倒れ補正機能を有する樹脂製のシリンドリカルレンズであって、
前記レーザビームが透過する可能性がある部分であるレンズ有効領域における、前記レーザビームが入射する入射面または前記レーザビームが出射する出射面の少なくとも一方は、凸状に湾曲しており、
さらに、前記レンズ有効領域における副走査方向に位置する、前記レーザビームが透過する可能性がない部分である非レンズ有効領域の少なくとも一方は、前記主走査方向に対して直交する断面において、前記レンズ有効領域における凸状部分よりも突出しないよう構成され、
主走査方向に対して直交する断面のうち、主走査方向の一方の端面からの距離が距離Y(mm)である断面における光軸方向の寸法値D Y (mm)、または当該断面における副走査方向の寸法値H Y (mm)の何れか一方の値が当該主走査方向の一方の端面から遠ざかるに従い増加するときには、他方の値が減少するよう構成すること
を特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項1に記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記レンズ有効領域における副走査方向の両端それぞれに位置する、前記レーザビームが透過する可能性がない部分である非レンズ有効領域は、前記主走査方向に対して直交する断面において、前記レンズ有効領域における凸状部分よりも突出しないよう構成されていることを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 主走査方向に偏向されたレーザビームを副走査方向に収斂させる、面倒れ補正機能を有する樹脂製のシリンドリカルレンズであって、
前記レーザビームが透過する可能性がある部分であるレンズ有効領域における、前記レーザビームが入射する入射面または前記レーザビームが出射する出射面の少なくとも一方は、凹状に湾曲し、且つ前記主走査方向に対して直交する断面において、前記凹状部分が一つの関数を用いて表現可能であり、
さらに、前記レンズ有効領域における副走査方向に位置する、前記レーザビームが透過する可能性がない部分である非レンズ有効領域の少なくとも一方は、前記主走査方向に対して直交する断面において、前記レンズ有効領域における凹状の湾曲部分を前記一つの関数に従って延長した曲線から突出しないよう構成され、
主走査方向に対して直交する断面のうち、主走査方向の一方の端面からの距離が距離Y(mm)である断面における光軸方向の寸法値D Y (mm)、または当該断面における副走査方向の寸法値H Y (mm)の何れか一方の値が当該主走査方向の一方の端面から遠ざかるに従い増加するときには、他方の値が減少するよう構成すること
を特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項3に記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記レンズ有効領域における副走査方向の両端それぞれに位置する、前記レーザビームが透過する可能性がない部分である非レンズ有効領域は、前記主走査方向に対して直交する断面において、前記レンズ有効領域における凹状の湾曲部分を前記一つの関数に従って延長した曲線から突出しないよう構成されていることを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 主走査方向に偏向されたレーザビームを副走査方向に収斂させる、面倒れ補正機能を有する樹脂製のシリンドリカルレンズであって、
主走査方向に対して直交する断面における光軸方向の縁部は、直線または曲線であり、
さらに、前記光軸方向と、前記縁部が直線である場合においては当該直線、あるいは、前記縁部が曲線である場合においては当該曲線上の任意点における接線とがなす鋭角が、80度以上90度以下の範囲内となるよう構成され、
主走査方向に対して直交する断面のうち、主走査方向の一方の端面からの距離が距離Y(mm)である断面における光軸方向の寸法値D Y (mm)、または当該断面における副走査方向の寸法値H Y (mm)の何れか一方の値が当該主走査方向の一方の端面から遠ざかるに従い増加するときには、他方の値が減少するよう構成すること
を特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
光軸方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値DMAX(mm)と、副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HMAX(mm)との間には、次の関係式(1)が成立するよう構成したことを特徴とするシリンドリカルレンズ。
関係式(1):HMAX≦3DMAX - 請求項1〜請求項6の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記レンズ有効領域における主走査方向に対して直交する断面のうち最も面積が小さい断面の断面積値SMIN(mm2)と、最も面積が大きい断面の断面積値SMAX(mm2)との間には、次の関係式(2)が成立するよう構成したことを特徴とするシリンドリカルレンズ。
関係式(2):SMAX/SMIN≦1.6 - 請求項1〜請求項7の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
光軸方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値D MAX (mm)と、副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値H MAX (mm)と、前記レンズ有効領域における副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HB MAX (mm)との間には、次の関係式(3)が成立するよう構成したことを特徴とするシリンドリカルレンズ。
関係式(3):H MAX ―HB MAX >D MAX - 請求項1〜請求項7の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値H MAX (mm)と、前記レンズ有効領域における副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HB MAX (mm)との間には、次の関係式(4)が成立するよう構成したことを特徴とするシリンドリカルレンズ。
関係式(4):HB MAX <H MAX ≦3HB MAX - 請求項1〜請求項7の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記レンズ有効領域における副走査方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値HB MAX (mm)と、前記レンズ有効領域を透過する前記レーザビームの径φ(mm)との間には、次の関係式(5)が成立するよう構成したことを特徴とするシリンドリカルレンズ。
関係式(5):φ+1.5<HB MAX ≦3(φ+1.5) - 請求項1〜請求項10の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
設置される際に少なくとも主走査方向の位置決めに利用される位置決め用突起部を備えることを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項11に記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記位置決め用突起部は、副走査方向における端面から延出しており、
さらに、前記位置決め用突起部の主走査方向に対して直交する断面における光軸方向の寸法値RD(mm)は、光軸方向の寸法値が最も大きい箇所の寸法値D MAX (mm)よりも小さいことを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項11または請求項12に記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記位置決め用突起部は、副走査方向における端面から延出しており、
さらに、前記位置決め用突起部の副走査方向に対して直交する断面における主走査方向の寸法値RL(mm)は、前記レンズ有効領域における主走査方向の寸法値L(mm)よりも小さいことを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項11に記載のシリンドリカルレンズにおいて、
前記位置決め用突起部は、主走査方向における前記レーザビームが透過する可能性がない部分の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 請求項1〜請求項14の何れかに記載のシリンドリカルレンズにおいて、
主走査方向における両端付近それぞれから延出し、且つその先端部が前記レンズ有効領域における光軸方向の最も外側よりもさらに外側に位置する延出部を備えたことを特徴とするシリンドリカルレンズ。 - 所定の画像データに基づいてレーザビームを発光するレーザ発光部と、
前記レーザ発光部から発光されたレーザビームを、ポリゴンモータに回転駆動されながら反射するポリゴンミラーと、
前記ポリゴンミラーに反射されたレーザビームを、走査速度変換機能を有するfθレンズ、および請求項1〜請求項15の何れかに記載のシリンドリカルレンズの少なくとも各1枚ずつのレンズを経由して感光体に照射する光学レンズ系と、
を備えることを特徴とする光学走査装置。 - 請求項16に記載の光学走査装置において、
前記光学レンズ系においては、前記ポリゴンミラーに反射されたレーザビームが進行する光路上に、前記fθレンズおよび前記シリンドリカルレンズの順に配置していること
を備えることを特徴とする光学走査装置。 - 請求項16または請求項17に記載の光学走査装置と、
前記光学走査装置から照射されたレーザビームにより静電潜像が形成される感光体と、
前記静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像部と、
前記現像部によって形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写部によって転写された現像剤像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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