JP3109358B2 - 走査光学系の取付構造 - Google Patents

走査光学系の取付構造

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JP3109358B2
JP3109358B2 JP05316986A JP31698693A JP3109358B2 JP 3109358 B2 JP3109358 B2 JP 3109358B2 JP 05316986 A JP05316986 A JP 05316986A JP 31698693 A JP31698693 A JP 31698693A JP 3109358 B2 JP3109358 B2 JP 3109358B2
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0005Optical objectives specially designed for the purposes specified below having F-Theta characteristic

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査光学系の取付構造
に係り、より詳しくは、レーザプリンタ等に用いられる
光走査装置における走査光学系を光学ハウジングに取り
付ける走査光学系の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンター等に広く用い
られている従来の光走査装置における走査光学系を光学
ハウジングに取り付ける取付構造として、特公平3−5
6449号公報においては、両凹レンズ、メニスカスレ
ンズ、両凸レンズの両側の面側に平面部を形成し、当該
平面部を保持部材と押さえ部材とで挟み込んで光学ハウ
ジングに取り付ける取付構造や、両凹レンズ、メニスカ
スレンズ、両凸レンズの片側の面に平面部を形成し、当
該平面部を保持部材で保持すると共に他の面側の1点又
は複数点を押さえ部材で押さえて光学ハウジングに取り
付ける取付構造等が提案されている。このように、レン
ズの面の少なくとも一方の面側に平面部を形成すると、
この平面部を保持部材に面接触させることができるの
で、レンズの位置決めと保持とが簡単に精度よく行なえ
るが、このような両凹レンズ、メニスカスレンズ、両凸
レンズに平面部を形成することは製造しにくい場合があ
る。一方、図6(a)に示すように、平凹レンズや平凸
レンズについては、保持部材に保持させるための平面部
を新たに形成する必要がなく、既に平面を有するので、
当該平面側を保持部材52、54で保持すればレンズの
位置決め保持が簡単に精度よく行なえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した平凹
レンズや平凸レンズで構成された走査用のレンズを光学
ハウジングに取り付ける取付構造では、図6(a)に示
すような平凸レンズの平面側S3を保持部材52、54
で保持することになるので、製造誤差によってレンズの
厚さがばらつくことによりレンズの凸面側S4が、凸面
S4からから凸面S4′に変化した場合には、レーザビ
ームのレンズからの射出方向が、方向B1から方向B2
に変化してしまい、走査光学系の性能、特に、走査光学
系から射出されたレーザビームのリニアリティー、すな
わち、理想像高に対するずれ量が大きくなる。この結
果、精度よく走査することができなくなる、という問題
点を有する。
【0004】本発明は、上記問題点を解消するため成さ
れたもので、レンズの厚さがばらついた場合でもレーザ
ビームの走査光学系からの射出方向のずれを少なくする
ことの可能な走査光学系の取付構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、光学ハウジングに当接部材を
設け、1枚のレンズで構成された走査光学系の曲率半径
の逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接さ
せ、前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値の大きい
面と逆側の面を、前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶
対値の大きい面に向けて付勢手段により付勢して、光学
ハウジングに取り付けている。
【0006】請求項2記載の発明は、光学ハウジングに
当接部材を設け、複数枚のレンズで構成された走査光学
系の、少なくとも両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が
最も大きいレンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面
側を前記当接部材に当接させ、前記走査光学系の、少な
くとも両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きい
レンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面と逆側の面
を、前記走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径の逆
数の絶対値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆数の
絶対値の大きい面に向けて付勢手段により付勢して、
学ハウジングに取り付けている。
【0007】請求項3記載の発明は、光学ハウジングに
複数の当接部材を設け、複数枚のレンズで構成された走
査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の逆数の絶対値
の大きい面側を前記当接部材の各々に当接させ、前記走
査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の逆数の絶対値
の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系のそれぞれの
レンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面に向けて付
勢手段により付勢して、光学ハウジングに取り付けてい
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明は、光学ハウジングに当接
部材を設け、1枚のレンズで構成された走査光学系の曲
率半径の逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当
接させ、前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値の大
きい面と逆側の面を、前記走査光学系の曲率半径の逆数
の絶対値の大きい面に向けて付勢手段により付勢して、
光学ハウジングに取り付けている。
【0009】ここで、曲面の屈折について考えると、曲
面の曲率半径をR、曲面の入射側の媒質の屈折率をn、
射出側の媒質を空気とし、焦点距離をfとすると、これ
らの間には次の関係式(1)が成り立つ。
【0010】
【数1】
【0011】この式(1)から、曲率半径の逆数(以
下、面パワーという)の絶対値は、焦点距離の逆数に比
例するので、面パワーの絶対値が大きい程、光線を屈折
させる力が大きくなる。よって、既に説明した図6
(a)に示すように、面パワーの小さい面側S3を当接
部材52、54に当接して、製造誤差等によってレンズ
L2の厚さがばらつくと、光線を屈折させる力が大きい
面側である面パワーの絶対値が大きい凸面側S4が変動
することになる。その結果、光線を屈折させる力の影響
がレーザビームのレンズL2からの射出方向に大きく及
ぶことになる。一方、図6(b)に示すように、面パワ
ーの絶対値が大きい凸面側S4を当接部材22、24に
当接すれば、レンズL2の厚さがばらつくと、面パワー
の小さい平面側S3の位置が変化することになるが、光
線を屈折させる力の小さい面が変化するので、光線を屈
折させる力の影響は少ない。また、レンズL2の厚さが
ばらついても、面パワーの大きい曲面側S4側の位置の
変化はないかあっても非常に小さいので、光線を屈折さ
せる力の影響がレーザビームの射出方向に殆ど及ばな
い。
【0012】従って、本願発明では、面パワーの大きい
面側を当接部材に当接することによって、レンズからの
レーザビームの射出方向の変化を非常に小さく抑えてい
る。この結果、レンズの厚さがばらついても射出された
レーザビームのリニアリティーの変化を少なくすること
ができる。
【0013】このようなレンズの厚さがばらつくことに
よって生ずる射出されたレーザビームのリニアリティー
の変化は、両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が大きい
レンズ程、大きくなる。そこで、請求項2記載の発明で
は、光学ハウジングに当接部材を設け、複数枚のレンズ
で構成された走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径
の逆数の絶対値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆
数の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接させ、前
記走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径の逆数の絶
対値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆数の絶対値
の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系の、少なくと
も両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きいレン
ズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面に向けて付勢手
段により付勢して、光学ハウジングに取り付けている。
これにより、少なくともリニアリティーが最も大きく変
化するレンズの当該リニアリティーを小さく抑えること
ができるので、走査光学系全体のリニアリティーの変化
を小さくすることができる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明では、光学ハ
ウジングに複数の当接部材を設け、複数枚のレンズで構
成された走査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の逆
数の絶対値の大きい面側を前記当接部材の各々に当接さ
せ、前記走査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の逆
数の絶対値の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系の
それぞれのレンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面
に向けて付勢手段により付勢して、光学ハウジングに取
り付けている。これにより、走査光学系全体のリニアリ
ティーの変化を最小限に抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本実施例の走査光学系の取付構
造を適用して走査光学系を光学ハウジングに取り付けた
レーザプリンターにおける光走査装置の概略構成が示さ
れている。この図1に示すように、光走査装置は、半導
体レーザ12と、光学ハウジング10と、を備えてい
る。
【0016】光学ハウジング10には、図2に示すよう
に、回転多面鏡14と、レンズL1、L2によって構成
された走査光学系であるf・θレンズ18と、が収納さ
れている。この図2に示すように本実施例では、f・θ
レンズ18を構成するレンズL1、L2のうち、両面の
面パワーの絶対値の差が最も大きいレンズであるレンズ
L2について、当該レンズL2の両面のうち、面パワー
の絶対値の大きい凸面側S4を、光学ハウジング10か
ら、走査方向に垂直な方向に突出した円柱形状の当接部
材22、24に線接触により当接すると共に、レンズL
2の走査方向両端部に設けられた平面部を支持部材2
6、28に支持させ板バネ30、32によりレンズL2
を当接部材22、24に固定させている。すなわち、レ
ンズL2は平凸レンズであり、面S3の曲率半径R3は
無限大であるため面S3の面パワーは0である。また、
本実施例では、光線の来る向きに測った距離を負、光線
の進む向きに測った距離を正とすると、凸面S4の曲率
半径R4は−110.4 〔mm〕である。従って、凸面S4
の面パワーの絶対値の方が平面S3の面パワーの絶対値
より大きい。よって、本実施例では、レンズL2を、凸
面側S4を当接部材22、24に当接することにより、
光学ハウジング10に固定している。なお、レンズL1
は、レンズL1の走査方向両端部の平面部を支持部材3
4、36に支持させると共に、レンズL1の平面側S2
を板バネ38、40によって凹面側S1を板バネ42、
44によって固定している。
【0017】このように、レンズL2を、面パワーの絶
対値が大きい面側S4を当接部材22、24に当接し
て、光学ハウジングに取り付けているので、前述したよ
うに、レンズL2の厚さt2がばらついても、面パワー
の絶対値が小さい平面側S3が変化し、面パワーの絶対
値が大きい曲面側S4の位置の変化はないかあっても非
常に小さくなり、光線を屈折させる力の影響がレーザビ
ームの射出方向に殆ど及ばないことになる。
【0018】次に、本実施例の走査光学系の取付構造を
適用して走査光学系を光学ハウジングに取り付けたレー
ザプリンターにおける光走査装置の作用を説明する。半
導体レーザ12から出力されたレーザビームは、入射孔
72から光学ハウジング10に収納された回転多面鏡1
4に入射する。回転多面鏡14は図示しない回転多面鏡
駆動モータによって高等速回転しているので、回転多面
鏡14に入射したレーザビームは回転多面鏡14の高等
速回転によって偏向される。偏向されたレーザビーム
は、f・θレンズ18によって、射出孔74を介して感
光体ドラム16の感光体に光スポットとして集光する。
また、回転多面鏡14の等速回転とf・θレンズ18と
によって、この光スポットを感光体表面で等速に移動さ
せる。これにより、感光体ドラム表面をライン単位で走
査することになる。この結果として、感光体ドラム16
表面には画像データに対応した静電潜像が形成されるこ
とになる。なお、本実施例では、f・θレンズ18によ
り、回転多面鏡14の反射面の傾きの補正(面倒れ補
正)を行っている。
【0019】次に、本実施例のf・θレンズ18から射
出されたレーザビームのリニアリティーついて説明す
る。これを、図3(a)に示す本実施例のリニアリティ
ーの変化を、図3(b)に示す面パワーの絶対値の小さ
い面側を当接部材に当接して光学ハウジングに取り付け
た場合のリニアリティーの変化と対比して説明する。こ
こで、図3は、レンズL2の厚さt2が±1〔mm〕ば
らついた場合のリニアリティーの変化(理想像高と当該
理想像高対するずれ量との関係)を、グラフによって示
している。ここで、図3のグラフは、図2に示したレン
ズL1、L2の屈折率が、それぞれ、1.609116、1.7122
82、回転多面鏡14からレンズL1までの距離d0、レ
ンズL1からレンズL2までの距離d1及びレンズL2
から感光体ドラム16までの距離d2が、それぞれ、3
1〔mm〕、21〔mm〕、319〔mm〕の場合であ
る。また、レンズL1の曲率半径R1、R2が、それぞ
れ、−162.6 〔mm〕、∞〔mm〕であり、レンズL2
の曲率半径R3、R4が、それぞれ、∞〔mm〕、−11
0.4 〔mm〕の場合である。更に、レンズL1、L2の
厚さt1、t2が、それぞれ、8〔mm〕、11〔m
m〕の場合である。なお、入射したレーザビームの波長
は780〔nm〕である。
【0020】この図3(a)及び(b)に示されている
ように、レンズの厚さが基準となる厚さから+1〔m
m〕ばらついた場合に、理想像高が100〔mm〕に対
するずれ量は、図3(a)では、−0.1〔mm〕であ
るのに対し、図3(b)では、−0.48〔mm〕であ
る。また、理想像高が50〔mm〕に対するずれ量は、
図3(a)では、−0.25〔mm〕であるのに対し、
図3(b)では、−0.5〔mm〕である。また、レン
ズの厚さが基準となる厚さから−1〔mm〕ばらついた
場合に理想像高が100〔mm〕に対するずれ量は、図
3(a)では、0.3〔mm〕であるのに対し、図3
(b)では、0.62〔mm〕である。また、理想像高
が50〔nm〕に対するずれ量は、図3(a)では、−
0.08〔mm〕であるのに対し、図3(b)では、
0.1〔mm〕である。従って、本実施例のリニアリテ
ィーの変化(図3(a))は、面パワーの絶対値の小さ
い面側が当接部材に当接されて光学ハウジングに取り付
けられた場合のリニアリティーの変化(図3(b))よ
り小さいことが分かる。
【0021】以上説明したように本実施例では、両面の
曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きいレンズの曲率
半径の逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接
して、光学ハウジングに取り付けている。これにより、
少なくともリニアリティーが最も大きく変化するレンズ
の当該リニアリティーを小さく抑えることができるの
で、走査光学系全体のリニアリティーの変化を小さくす
ることができる。よって、精度よく走査することができ
る。
【0022】以上説明した実施例では、走査用のレンズ
を光学ハウジングの当接部材に当接すると共に支持部材
と板バネによって固定しているが、これに限定されるも
のではなく、曲率半径の逆数の絶対値の大きい面側を光
学ハウジングに設けられた当接部材に当接すればよいの
で、例えば、図4に示すようにしてもよい。すなわち、
図4(a)は、曲率半径の逆数の絶対値の大きい凸面側
S4を、前述した実施例の当接部材と支持部材との双方
の役割を有する当接部材46、48に当接すると共に平
面側S3を、当接部材46、48に接合された板バネ5
0、52で抑えることによりレンズを光学ハウジングに
固定するものである。また、図4(b)は、曲率半径の
逆数の絶対値の大きい凸面側S4を、光学ハウジングか
ら突出した円柱形状の当接部材22、24に当接すると
共に平面側S3を、当接部材22、24に接合された板
バネ54、56で抑えることにより光学ハウジングに固
定するものである。
【0023】また、以上説明した実施例では、レンズの
両面の面パワーの絶対値の差が最も大きいレンズのみ
を、当該レンズの面のうち、面パワーの絶対値の大きい
面側を当接部材に当接して光学ハウジングに固定してい
るが、これに限定されるものでなく、全てのレンズを、
当該レンズのそれぞれの面のうち面パワーの絶対値の大
きい面側を当接部材の当接して、光学ハウジングに固定
するようにしてもよい。すなわち、図2に示したレンズ
L1についても、図5に示すように、面パワーの絶対値
が大きい凹面側S1を当接部材58、60に当接すると
共に、レンズL1の走査方向両端部の平面部を支持部材
62、64に支持させ板バネ66、68によってレンズ
L1を当接部材58、60に固定させる。これにより、
レーザビームのリニアリティーの変化を最小に抑えると
共に、光学ハウジング自体の公差も緩められ、よって、
コストの低減ができる。また、レンズ間距離を縮めるこ
とができる。
【0024】なお、以上説明した実施例では、回転多面
鏡を用いる走査光学系について説明したが、これに限ら
れるものでなく、例えば、レゾナントスキャナやガルバ
ノメータミラーを用いた走査光学系にも本発明を適用す
ることができる。また、以上説明した実施例では、f・
θレンズを構成するレンズの個数が2個の場合について
説明したが、これに限定するものではなく、プラスチッ
ク等で構成された1枚の走査レンズにも適用でき、ま
た、走査光学系を複数のレンズによって構成する場合に
も適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、1枚のレンズで構成された走査光学系の曲率半径の
逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接させ、
前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値の大きい面と
逆側の面を、前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値
の大きい面に向けて付勢手段により付勢して、光学ハウ
ジングに取り付けているので、レンズの厚さがばらつい
た場合でも走査光学系のリニアリティーの変化を少なく
することができる、という効果を有する。
【0026】請求項2記載の発明は、複数枚のレンズで
構成された走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径の
逆数の絶対値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆数
の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接させ、前記
走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径の逆数の絶対
値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆数の絶対値の
大きい面と逆側の面を、前記走査光学系の、少なくとも
両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きいレンズ
の曲率半径の逆数の絶対値の大きい面に向けて付勢手段
により付勢して、光学ハウジングに取り付けているの
で、少なくともリニアリティーが最も大きく変化するレ
ンズの当該リニアリティーを小さく抑えることができる
ので、走査光学系全体のリニアリティーの変化を少なく
することができる、という効果を有する。
【0027】請求項3記載の発明は、複数枚のレンズで
構成された走査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の
逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材の各々に当接
させ、前記走査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の
逆数の絶対値の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系
のそれぞれのレンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい
面に向けて付勢手段により付勢して、光学ハウジングに
取り付けているので、走査光学系全体のリニアリティー
の変化を最小に抑えることができる、という効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の走査光学系が用いられた光走査装置
の概略図である。
【図2】本実施例の走査光学系の取付構造が適用されて
走査光学系が取り付けられた光学ハウジングを示した概
略図である。
【図3】(a)は、面パワーの絶対値が大きい面を位置
決めした場合における理想像高と理想像高に対するずれ
量との関係を示した線図である。(b)は、面パワーの
絶対値が小さい面を位置決めした場合における理想像高
と理想像高に対するずれ量との関係を示した線図であ
る。
【図4】走査用のレンズを光学ハウジングに取り付ける
2態様を示した概略図である。
【図5】他の走査用レンズを光学光学ハウジングの当接
部材に当接させた概略図である。
【図6】(a)は、面パワーの絶対値が小さい面を位置
決めしてレンズの厚さがばらついた場合におけるレーザ
ビームが進行した軌跡を示した図である。(b)は、面
パワーの絶対値が大きい面を位置決めしてレンズの厚さ
がばらついた場合におけるレーザビームの進行した軌跡
を示した図である。
【符号の説明】
10 光学ハウジング 12 半導体レーザ 14 回転多面鏡 16 感光体ドラム 18 f・θレンズ 22、24 当接部材 26、28、34、36 支持部材 30、32、38、40、42、44 板バネ L1、L2 走査用のレンズ 72 入射孔 74 射出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10 G02B 7/02 EPAT(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ハウジングに当接部材を設け、1枚のレンズで構成された走査光学系の曲率半径の逆数
    の絶対値の大きい面側を前記当接部材に当接させ、 前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値の大きい面と
    逆側の面を、前記走査光学系の曲率半径の逆数の絶対値
    の大きい面に向けて付勢手段により付勢して、 光学ハウ
    ジングに取り付けた走査光学系の取付構造。
  2. 【請求項2】 光学ハウジングに当接部材を設け、複数枚のレンズで構成された走査光学系の、少なくとも
    両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きいレンズ
    の曲率半径の逆数の絶対値の大きい面側を前記当接部材
    に当接させ、 前記走査光学系の、少なくとも両面の曲率半径の逆数の
    絶対値の差が最も大きいレンズの曲率半径の逆数の絶対
    値の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系の、少なく
    とも両面の曲率半径の逆数の絶対値の差が最も大きいレ
    ンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面に向けて付勢
    手段により付勢して、 光学ハウジングに取り付けた走査
    光学系の取付構造。
  3. 【請求項3】 光学ハウジングに複数の当接部材を設
    け、複数枚のレンズで構成された走査光学系のそれぞれのレ
    ンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面側を前記当接
    部材の各々に当接させ、 前記走査光学系のそれぞれのレンズの曲率半径の逆数の
    絶対値の大きい面と逆側の面を、前記走査光学系のそれ
    ぞれのレンズの曲率半径の逆数の絶対値の大きい面に向
    けて付勢手段により付勢して、 光学ハウジングに取り付
    けた走査光学系の取付構造。
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