図1及び図2に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機(遊技機)2は、本体基部3、中枠(保持枠)4、前面扉5、遊技盤6を備える。本体基部3は上部と下部とに大別することができ、上部は枠状に形成されている。本体基部3には、中枠4が取り付けられる略矩形状の取り付け部3aが設けられている。取り付け部3aの前面側には中枠4を本体基部3内に収納するためのスペースが設けられており、本体基部3は、取り付け部3aの前面と内壁面3bとにより前面側から見て一段凹んだ状態になっている。取り付け部3aの中央部には略矩形状の開口3cが形成されている。この開口3cには、制御回路装置19が嵌め込まれる。中枠4の内部には遊技盤6が配設されており、遊技盤6の前面側には前面扉5が設けられている。前面扉5はヒンジ7により中枠4に回動自在に軸着されている。前面扉5の中央には開口(不図示)が形成されており、この開口は前面扉5の裏側に取り付けられるガラス扉8のガラス板9により遮蔽されている。前面扉5の下方、つまり、本体基部3の下部には、パチンコ球(遊技球)を供給する供給皿10及びパチンコ球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル11が設けられている。供給皿10にパチンコ球が投入されると、内部に設けられた通路によりパチンコ球は発射装置(不図示)へと誘導される。そして、操作ハンドル11が操作されると遊技盤6上にパチンコ球が打ち出される。
遊技盤6は略矩形状に形成されている。遊技盤6上にはガイドレール12に囲まれた遊技領域6aが形成されている。遊技領域6aの中央には略矩形状の開口6bが形成され、開口6bの外周を取り囲むように役物Aが設けられている。その他に、開口6bの周辺には始動入賞口13、通常入賞口14、アタッカ15、アウト口16が設けられている。
遊技領域6a内を流下するパチンコ球は、始動入賞口13または通常入賞口14またはアタッカ15等の所定入賞口のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口16から回収される。なお、パチンコ機2における釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。また、前面扉5が閉じている場合には、遊技者や遊技場の作業者は、前面扉5のガラス板9を通して遊技領域6aを視認することができるが、この状態では遊技領域6aに形成された構造物には触れることができないようになっている。
図3に示すように、遊技盤6の4隅には、挿通孔6cが形成されている。遊技盤6の上下左右の縁のそれぞれには半円状の切り欠き6dが2つずつ形成されている。また、遊技盤6には、遊技領域6aを間に挟むようにして2つの貫通孔(穴部)6eが形成されている。
遊技盤6と裏セット板(裏機構板)18とは、中枠4に着脱自在に固定されている。裏セット板(裏機構板)18は、制御回路装置19を支持する略板状の本体部18aを備え、本体部18aの前面には複数のリブ18bが設けられ、これらリブ18bにより球通路18cが形成されている。本体部18aの4隅には、切り欠き18dが形成されている。本体部18aは、遊技盤6の遊技領域6aとは反対側の遊技盤6の裏面に配置され、前面側で遊技盤6を支持し、裏面側で制御回路装置19を支持している。
本体部18aの前面、すなわち、遊技盤6を支持する際に遊技盤6の裏面に当接する面の中央部には、パチンコ球が上述した各入賞口に入賞した後に流下する球通路18cが形成されている。各入賞口に入賞したパチンコ球は球通路18cによって供給皿10やパチンコ機2の内部、あるいは外部に設けられている貯留タンク(図示せず)などに誘導される。本体部18aの上下左右のそれぞれには遊技盤6の切り欠き6dの位置に対応するように挿通孔18eが2つずつ形成されている。
本体部18aの前面の左右には、球通路18cを間に挟むようにして遊技盤6の貫通孔6eに挿入されて係止する一対の係止突起20が設けられている。係止突起20は弾性変形可能な樹脂等からなり、軸部20aと係止部20bとから構成されている。軸部20aは円柱状であり、遊技盤6の厚さよりもやや長くなるように形成されている。軸部20aの基端部はネジまたは工業用接着剤などにより本体部18aの前面に固着されている。軸部20aの先端部には角が取れた略鏃状の係止部20bが形成されている。
係止部20bは貫通孔6eの径よりもやや大きめに形成されており、係止突起20を係止部20bから遊技盤6の貫通孔6eに挿入(圧入)していくと、係止突起20の係止部20bは貫通孔6e内に貫通孔6eの壁面によって内方に縮みながら進入していく。やがて係止突起20が遊技盤6を貫通すると、係止部20bが外方に膨らんで元の大きさに復帰して、遊技盤6は係止突起20の係止部20bと本体部18aとで挟持された状態となる。また、遊技盤6の貫通孔6eから係止突起20の係止部20bを強引に引き抜くように遊技盤6と本体部18aとを引き離すような外力を加えると、係止部20bは貫通孔6e内を貫通孔6eの壁面によって内方に縮みながら通過し、やがて係止突起20は貫通孔6eから引き抜かれる。
このように、本実施形態では、本体部18aに設けられた係止突起20と、遊技盤6の貫通孔6eとから一体化手段が構成されており、係止突起20を貫通孔6eに対して挿脱させることにより、本体部18aと遊技盤6とを一体化させたり、あるいはその一体化を解除することが可能となる。
制御回路装置19は本体部18aの裏面に図示しないネジによって固定されている。制御回路装置19は、メイン制御基板19a、サブ制御基板19bなどから構成されている。また、本体部18aには、図柄可変表示装置23が取り付けられており、図柄可変表示装置23は、液晶パネル23aが本体部18aの前面側に突出するように本体部18aに取り付けられている。遊技盤6が本体部18aの係止突起20によって本体部18aに支持された際、図柄可変表示装置23の液晶パネル23aは遊技盤6の開口6bから露呈される。
パチンコ機2はメイン制御基板19aに設けられたCPU(図示ぜす)によって管制される。メイン制御基板19aは、機種に応じた遊技の実行処理を行い、さらに、サブ制御基板19bに対して命令を行うための制御を行う。例えば、始動入賞口13に設けられている始動入賞口入賞球検出センサ(図示せず)によりパチンコ球の入賞が検出されると、メイン制御基板19aのCPUにスタート信号が入力される。メイン制御基板19aはスタート信号に応答してハズレ又は当たりを決定する抽選を行い、抽選結果に応じた命令信号をサブ制御基板19bに出力する。サブ制御基板19bは、命令信号に基づいて図柄可変表示装置23の表示制御、ランプ24の点灯制御、スピーカー25から出力される音声制御などの各駆動装置の作動を制御する。
中枠4には、裏セット板18及び遊技盤6が取り付けられる略矩形状の取り付け枠26が設けられている。取り付け枠26の前面側には裏セット板18及び遊技盤6を中枠4内に収容するためのスペースが設けられており、中枠4は、取り付け枠26の前面と内壁面4aとにより前面側から見て一段凹んだ状態になっている。取り付け枠26の中央部には略矩形状の開口4bが形成されている。この開口4bには制御回路装置19が嵌め込まれる。
取り付け枠26の4隅には、遊技盤6を取り付け枠26に着脱自在に取り付けるための遊技盤固定部材27が遊技盤6の挿通孔6cの位置に対応するように設けられている。遊技盤固定部材27は係止つまみ27aと軸部27bとを備えている。軸部27bは本体部18aの厚さに遊技盤6の厚さを加えた長さよりもやや長く形成されている。本実施形態では、遊技盤6を中枠4に固定するとともにその固定を解除する遊技盤固定手段は、遊技盤6の挿通孔6cと、遊技盤固定部材27とから構成される。
取り付け枠26の上下左右には、本体部18aの挿通孔18eの位置に対応するように、裏セット板18を本体基部3に着脱自在に取り付けるための裏セット板固定部材28が2つずつ設けられている。裏セット板固定部材28は遊技盤固定部材27とほぼ同様の構成をしており、係止つまみ28aと軸部28bとを備えている。軸部28bは本体部18aの厚さよりもやや長く形成されている。本実施形態では、裏セット板18を中枠4に固定するとともにその固定を解除する裏機構板固定手段は、裏セット板18の挿通孔18eと、裏セット板固定部材28とから構成される。
次に、遊技盤固定部材27と裏セット板固定部材28について説明する。遊技盤固定部材27と裏セット板固定部材28とは同じ構造の部材により構成されているため、中枠4に裏セット板18を固定するための裏セット板固定部材28のみを例に説明し、遊技盤固定部材27の説明は簡略化する。図4に示すように、中枠4の取り付け枠26に設けられている裏セット板固定部材28の係止つまみ28aは、軸部28bを中心に回動自在に軸支されており、裏セット板18が本体基部3に取り付けられていない状態では図4に示すように長手方向が鉛直に向けられた取り外し位置にセットされている。
本体部18aの挿通孔18eは係止つまみ28aが挿入可能な大きさで、且つ上下に延びる長孔状に形成されており、裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを本体部18aの挿通孔18eに挿通させながら本体部18aの裏面を取り付け枠26の前面に突き当てると、係止つまみ28aが挿通孔18eから回動自在となるように突出する。
図5に示すように、係止つまみ28aが挿通孔18eから突出した状態で、その長手方向が水平となるように係止つまみ28aを90度回転させると、係止つまみ28aは、裏セット板18の取り外しが不能になる固定位置にセットされる。係止つまみ28aの固定位置への回動によって、係止つまみ28aが挿通孔18eを通過不能となり、本体部18aに係止する。これにより本体部18aが取り付け枠26に固定され、裏セット板18が本体基部3に取り付けられたこととなる。なお、遊技盤6も裏セット板18と同様の固定方法で遊技盤固定部材27の係止つまみ27a(図3参照)を遊技盤6の挿通孔6cに係止させることにより、中枠4の取り付け枠26に着脱自在に固定される。このように前面扉5、遊技盤6、裏セット板18が取り付けられた中枠4を、本体基部3の取り付け部3aに取り付ける。中枠4の取り付け部3aへの取り付け方法としては、ネジによる取り付けや、裏セット板固定部材28のような部材を用いた取り付け等が考えられるが、本体基部3や中枠4の形状等を考慮して適宜変更されるものである。
図2に示すように、前面扉5のヒンジ7の取り付け側と反対側の内壁面には施錠装置30が取り付けられている。図6に示すように、施錠装置30は、前面扉5の内壁面に取り付けられた固定部材31と、この固定部材31に上下方向に摺動可能に取り付けられた可動部材32と、中枠4の内壁面(図3の正面から向かって右側の内壁面)に設けられた突出片33とから構成されている。固定部材31に支持された可動部材32は、中枠4の突出片33に係合し、前面扉5と中枠4とをロックまたはロック解除する。
固定部材31には、ピン34及びストッパ35が設けられており、これらを可動部材32に係止させることによって、固定部材31に可動部材32が上下に移動自在に支持されている。また、前面扉5にはバネ36が取り付けられており、バネ36の付勢によって可動部材32が上方向に付勢される。可動部材32の前面扉5側の上下端部には矩形の切り欠き37が形成されている。切り欠き37の一端部37aがストッパ35に係止すると可動部材32の移動が規制される。
可動部材32には、係止片38が本体基部3側の上下端部の2箇所に設けられている。係止片38には、斜辺38aと溝部38bとが形成されている。可動部材32はバネ36の弾性復元力によって上方向に付勢されているので、溝部38bが突出片33に引っ掛かって係止されることで、前面扉5が本体基部3に対して開放不能となるようにロックされた状態になる。
前面扉5の前面には鍵穴5aが設けられている(図1参照)。鍵穴5aの内部には、特に図示しないが、所定の鍵を差し込むと嵌り合う溝を有する開錠用鍵と、開錠用鍵から前面扉5の可動部材32に向かって延びる開錠用シャフト39が設けられている。開錠用シャフト39の先端には、突部40aを有する開錠用カム40が形成されている。可動部材32の開錠用カム40に対応する位置には開口41が形成されており、開口41に開錠用カム40の突部40aが嵌り込んで係止されている。
前面扉5と中枠4とのロックを解除するときは、鍵穴5aに所定の鍵を差し込んで所定方向に回転させ、開錠用シャフト39の先端に設けられた開錠用カム40を、前面扉5の正面から見て時計周りに回転させる。これにより、開錠用シャフト39が回転して開錠用カム40の突部40aが開口41の端部に係止し、可動部材32が開錠用カム40の突部40aによって押し下げられる。可動部材32が押し下げられると、係止片38の溝部38bから係止片38が外れて、前面扉5が中枠4に対して開放可能となるようにロックが解除された状態になる。
前面扉5を中枠4にロックされた状態にするには、開放された状態の前面扉5を閉じる方向に変位させると、係止片38の斜辺38aが突出片33に当接する。斜辺38aが突出片33に当接した後、さらに前面扉5を閉じる方向に変位させると、可動部材32がバネ36の付勢力に抗して斜辺38aの傾斜に沿って徐々に下に下がっていく。そして、突出片33が斜辺38aを乗り越えて溝部38bに嵌り込み、バネ36の付勢力によって可動部材32が初期位置に戻ると係止片38は突出片33に係止される。
次に、上記構成による作用について説明する。遊技盤6及び裏セット板18を中枠4に取り付ける場合、まず、前面扉5を開放した状態にして、裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを図4に示す取り外し位置にセットする。そして、裏セット板18の本体部18aの裏面が中枠4の取り付け枠26の前面に対面するように裏セット板18を中枠4の前面側に位置させる。裏セット板18を中枠4の前面側から、制御回路装置19を中枠4の開口4bに挿通させながら、本体部18aの挿通孔18eに裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを挿通させる。取り付け枠26の前面に本体部18aの裏面を突き当てると、挿通孔18eから裏セット板固定部材28の係止つまみ28aが本体部18aの前面に突出する。そして、裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを図4に示す取り外し位置から図5に示す固定位置に回動させると、裏セット板18が中枠4の取り付け枠26に固定される。
裏セット板18を中枠4に固定した後、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを取り外し位置にセットする。そして、遊技盤6の裏面が中枠4に取り付けられている裏セット板18の前面に対面するように遊技盤6を中枠4の前面側に位置させる。本体部18aの係止突起20と遊技盤6の貫通孔6eとの位置を合わせて、遊技盤6の挿通孔6cに遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを挿通させながら、裏セット板18の係止突起20を遊技盤6の貫通孔6eに挿入する。裏セット板18の係止突起20の係止部20bは貫通孔6e内を貫通孔6eの壁面によって内方に縮みながら通過し、やがて係止突起20は遊技盤6を貫通すると係止部20bは外方に膨らんで元の大きさに復帰する。これにより遊技盤6と裏セット板18とが一体化し、遊技盤6が裏セット板18に支持された状態となる。そして、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを取り外し位置から固定位置に回動させると、遊技盤6が中枠4の取り付け枠26に固定される。
図7に示すように、係止突起20が遊技盤6を貫通したと同時に挿通孔6cから遊技盤固定部材27の係止つまみ27aが遊技盤6の前面側に突出する。このとき、遊技盤6の切り欠き6dを通して裏セット板固定部材28の係止つまみ28aも遊技盤6の前面側に露呈される。遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを取り外し位置から固定位置に回動させると、遊技盤6が中枠4の取り付け枠26に固定される。
このようにして中枠4に裏セット板18及び遊技盤6をこの順番で順次に前面側から取り付けた後、施錠装置30により前面扉5を中枠4にロックする。これにより裏セット板18及び遊技盤6の中枠4への取り付けが完了する。そして、裏セット板18、遊技盤6及び前面扉5が取り付けられた中枠4を、本体基部3の取り付け部3aに取り付ける。
遊技盤6及び裏セット板18をまとめて中枠4から取り外す場合には、前面扉5と中枠4とのロックを解除して前面扉5を開放した後、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを固定位置から取り外し位置に回動させ、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aと遊技盤6の挿通孔6cとによる係止状態を解除する。さらに、遊技盤6の切り欠き6dから露呈されている裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを固定位置から取り外し位置に回動させ、裏セット板固定部材28の係止つまみ28aと本体部18aの挿通孔18eとによる係止状態を解除する。これにより、係止突起20により遊技盤6と裏セット板18とが一体化しているので、中枠4の前面側から遊技盤6と裏セット板18とをまとめて取り外すことができる。
また、遊技盤6だけを中枠4から取り外す場合には、前面扉5と中枠4とのロックを解除して前面扉5を開放した後、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを固定位置から取り外し位置に回動させ、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aと遊技盤6の挿通孔6cとによる係止状態を解除すれば遊技盤6だけを中枠4から取り外すことが可能となる。
なお、遊技盤6と裏セット板18とを中枠4に取り付ける場合、必ずしも遊技盤6と裏セット板18とを別個にして中枠4に取り付ける必要はなく、遊技盤6及び裏セット板18を中枠4に取り付ける前に、裏セット板18の係止突起20を遊技盤6の挿通孔6cに挿通させ、遊技盤6と裏セット板18とを一体化してから中枠4に取り付けるようにしても良く、この場合、中枠4には、裏セット板18及び遊技盤6が、この順序に並んだ状態で前面側から取り付けられる。このように、遊技盤6や裏セット板18を中枠4に取り付ける場合、状況に応じた取り付け作業を行うことができる。
以上のように、裏セット板固定部材28により裏セット板18を中枠4に固定し、遊技盤固定部材27により遊技盤6を中枠4に固定するとともに、裏セット板18の係止突起20を遊技盤6の挿通孔6cに挿通させることにより、遊技盤6と裏セット板18とを一体化するようにしたので、遊技盤6や裏セット板18の中枠4への取り付け作業を効率的に行うことができる。また、中枠4から遊技盤6のみを取り外したり、あるいは中枠4から遊技盤6と裏セット板18とをまとめて取り外すことも容易に行うことができる。このように、中枠4から遊技盤6や裏セット板18を取り外す作業を状況に応じて行うことができるようになる。
上記実施形態では、本体部18aに切り欠き18dを形成したが、これに限ることなく、遊技盤固定部材27を遊技盤6の挿通孔6cに挿通可能にする貫通孔を本体部18aに形成しても良い。また、遊技盤6に切り欠き6dを形成したが、本体部18aに挿通されている裏セット板固定部材28の係止つまみ28aを遊技盤6の前面側に露呈させ、係止つまみ28aが操作可能となるような貫通孔を遊技盤6に形成しても良い。
上記実施形態では、裏セット板18の本体部18aに係止突起20を設けて、この係止突起20を遊技盤6の挿通孔6cに挿通させることにより、遊技盤6と裏セット板18との一体化を図ったが、遊技盤6の裏面に係止突起を設け、本体部18aに貫通孔を設けるようにしても良い。このように、遊技盤6と裏セット板18とを一体化させる形態は上述した形態以外にも考えられる。
以下、遊技盤と裏セット板とを一体化させるとともにその一体化を解除する別の形態について説明する。なお、上記実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、以下に記述する遊技盤52、73、92、裏セット板50、70、90及び本体部50a、70a、90aは上記実施形態で説明した遊技盤6,裏セット板18及び本体部18aとほぼ同様の構成をしているため、上記実施形態と重複する箇所の説明は省略し、上記実施形態と異なる箇所についてのみ説明する。
図8に示すように、裏セット板50は本体部50aと制御回路装置19などを備えている。本体部50aの裏面には制御回路装置19が取り付けられており、本体部50aの前面には、球通路18cが形成されている(図3参照)。さらに、本体部50aの前面の中央には、本体部50aに組み付けられている図柄可変表示装置23の外周を取り囲むように、遊技盤52の前面52aに形成されている遊技領域52b内に配置される構造物53が設けられている。
構造物53は、本体部50aの前面から遊技盤52の裏面に向けて突出した略直方形状の筒体であり、前方が開放された開口53aが形成されている。構造物53の高さ、つまり、突出方向の長さは、遊技盤52の厚みと同じなるように設計されている。
遊技盤52には構造物53が挿通される開口52cが形成されている。この開口52cに構造物53が挿通されると構造物53の前面が遊技領域52bに露呈される。さらに、図柄可変表示装置23の液晶パネル23aが構造物53の開口53aを通して遊技盤52の前面52a側から視認可能に露呈される。
構造物53の上壁54と下壁55のそれぞれには、中空部56が形成されている。また、構造物53の上壁54と下壁55の前面には中空部56に連通している開口57が形成されている。中空部56には遊技盤52の遊技領域52bに露呈される一対の装飾部材58が、後述する係止突起59を含む先端部を開口57から常に突出させた状態で、前後方向(図8の矢印A方向)でスライド可能となるように嵌め込まれている。
装飾部材58は、基体60、ヒンジ61、回動片62、及び係止突起59から構成されている。基体60の一端にはストッパ60aが形成されており、装飾部材58を中空部56から引き出すと、ストッパ60aが開口57の縁57aに係合し、これにより装飾部材58の突出が規制される。基体60の他端にはヒンジ61を介して回動片62が回動自在に取り付けられている。回動片62は板状に形成されている。回動片62は、ヒンジ61により、遊技盤52の裏面52dを本体部50aの前面に略平行となるように対面させた際に、図10に示すように遊技盤52の前面52aと略平行になる平行位置と、図9に示すように遊技盤52の前面52aと略垂直になる垂直位置との間で回動自在となっている。
回動片62の前面62a、つまり平行位置にセットしたときに遊技盤52の遊技領域52bに露呈され、遊技者に視認される面には印刷や塗装などによって様々な装飾が施されている。なお、回動片62の前面62aに、図2に示すような役物Aを取り付けても良い。
回動片62の先端部の裏面62bには弾性変形可能な樹脂等の係止突起59が形成されている。係止突起59の先端部は角の取れた略鏃状に形成されている。上壁54の回動片62の係止突起59は、回動片62が垂直位置にセットされているときには上方に向けて突出するように形成されている。下壁55の回動片62の係止突起59は、回動片62が垂直位置にセットされているときには下方に向けて突出するように形成されている。
遊技盤52の前面52aには係止突起59が嵌め込まれて係止する嵌合孔(穴部)52eが形成されている。回動片62を垂直位置にセットした状態で遊技盤52の開口52cに構造物53を挿通させた後、回動片62を垂直位置から平行位置に回動させることにより係止突起59は嵌合穴52eに嵌め込まれる。本実施形態では、裏セット板50と遊技盤52とを一体化するとともにその一体化を解除する一体化手段は、回動片62に形成された係止突起59と、遊技盤52の前面52aに形成された嵌合孔(穴部)52eとから構成されている。
なお、上壁54の回動片62の係止突起59は、回動片62が垂直位置にセットされているとき、その高さが上壁54の上面54aよりも上方に突出しないように形成されており、また、下壁55の回動片62の係止突起59は、回動片62が垂直位置にセットされているとき、その高さが下壁55の下面55aよりも下方に突出しないように形成されている。つまり、回動片62が垂直位置にセットされた状態で遊技盤52の開口52cに構造物53を挿通させる際に、係止突起59が遊技盤52の開口52cの縁に引っ掛かることなく、構造物53を遊技盤52の開口52cに挿通させることができるように係止突起59は形成されている。
このように構成された裏セット板50と遊技盤52とを一体化させる場合、先ず、回動片62を中空部56から引き出して、垂直位置にセットする。遊技盤52の裏面52dを本体部50aの前面に略平行となるように対面させる。遊技盤52を矢印B方向に移動させて遊技盤52の開口52cに構造物53を挿通させる。遊技盤52の裏面52dを本体部50aの前面に突き当てて、構造物53の前面、及び図柄可変表示装置23の液晶パネル23aを遊技領域52bに露呈させる。
図9に示すように、回動片62を垂直位置から平行位置に向けて(円弧矢印方向に)回動させていくと、やがて係止突起59の先端部が嵌合穴52eの入口の縁に当接する。さらに回動片62を回動させていくと、係止突起59の先端部は嵌合穴52e内に嵌合穴52eの壁面によって内方に縮みながら進入していく。図10に示すように、回動片62が平行位置に到達すると係止突起59は嵌合穴52eに完全に嵌め込まれる。係止突起59は嵌合穴52eに係止され、遊技盤52は回動片62と本体部50aとで挟持された状態になる。これにより、裏セット板50と遊技盤52とが一体化される。また、様々な装飾が施された回動片62の前面62aが遊技領域52bに露呈されるので、遊技領域52bが装飾される。
このように、本体部50aの回動片62に係止突起59を設けて、この係止突起59を遊技盤52の嵌合穴52eに嵌め込むことにより裏セット板50と遊技盤52とを一体化させても良いが、図11及び図12に示すように、遊技盤52の前面52aに係止突起65を有する第1回動片66を設けて、この第1回動片66を本体部50aの第2回動片67を経由させて遊技盤52の嵌合穴52eに嵌め込むことにより裏セット板50と遊技盤52との一体化を図っても良い。この場合の具体的な形態について図11及び図12を参照しながら説明する。なお、図8〜図10に示す実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、裏セット板50と遊技盤52とを一体化するとともにその一体化を解除する一体化手段は、第1回動片66に形成された係止突起65と、遊技盤52の前面52aに形成された嵌合孔(穴部)52eとから構成されている。
上述した回動片62と同様に、第2回動片67がヒンジ61により基体60に軸着されている。第2回動片67には遊技盤52の嵌合穴52eに対応するように貫通孔67aが形成されている。遊技盤52の前面52aには、第1回動片66がヒンジ68により回動自在に軸着されている。第1回動片66の裏面66a、つまり、遊技盤52の前面52aに対面している面には係止突起65が形成されている。第1回動片66の前面66b、つまり、係止突起65が形成されている面とは反対側の面には、印刷や塗装などによって装飾が施されている。なお、第1回動片66の前面66bに、図2に示すような役物Aを取り付けても良い。
裏セット板50と遊技盤52とを一体化させる場合、先ず、本体部50aの第2回動片67を遊技盤52の前面52aに対して垂直な垂直位置にセットした後、遊技盤52の開口52cに構造物53を挿通させる。構造物53を遊技盤52の開口52cに完全に挿通させた後、本体部50aの第2回動片67を回動させて遊技盤52の前面52aに対して平行な平行位置にセットする。そして遊技盤52の第1回動片66を本体部50aの図11の円弧矢印方向に回動させ、係止突起65を本体部50aの第2回動片67の貫通孔67aを通して遊技盤52の嵌合穴52eに嵌め込む。これにより、裏セット板50と遊技盤52とが一体化される。また、装飾が施された遊技盤52の第1回動片66の前面66bが遊技領域52bに露呈されるので、遊技領域52bが装飾される。
次に、裏セット板と遊技盤とを一体化させるとともにその一体化を解除する別の形態について図13〜図15を参照しながら説明する。なお、図1〜図7に示す実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。裏セット板70は本体部70a、制御回路装置19などを備えている。本体部70aの裏面70bには制御回路装置19が取り付けられており、本体部70aの前面70cには、球通路18cが形成されている。さらに、本体部70aの前面70cには、前方に向けて突出している略直方形状の突起72が形成されている。突起72の先端の上部は円弧状に形成されている。この突起72の上面には上方に向けて開口された凹部(穴部)72aが形成されている。なお、突起72の突出方向の長さは遊技盤73の厚みと同じになるように設計されている。
遊技盤73の前面73aには遊技領域73bが形成されている。遊技盤73には遊技領域73bを間に挟むようにして、本体部70aの突起72の位置に対応し、且つ突起72が挿通可能となる大きさの挿通孔73cが2つ形成されている。挿通孔73cの上方には縦長の開口73dが形成されている。
開口73dの奥には、開口73dに連通している中空部73eが形成されている。中空部73eと挿通孔73cとの間に介在している中空部73eを形成している底壁74には、中空部73eと挿通孔73cとを連通する貫通孔74aが形成されている。中空部73eには係止部材75が収納されている。
係止部材75は、係止突起76と係止解除レバー77とから構成されている。係止突起76は略円柱形状であり、その先端部が半球状に形成されている。係止突起76は貫通孔74aに嵌め込まれ、貫通孔74aを通して挿通孔73c内に突出する。係止突起76の後端部には貫通孔74aを塞ぐように係止解除レバー77が一体に形成されている。係止解除レバー77の一端は開口73dから遊技盤73の前面73a側に突出している。本実施形態では、裏セット板70と遊技盤73とを一体化するとともにその一体化を解除する一体化手段は、係止部材75の係止突起76と、遊裏セット板70の突起72に形成された凹部(穴部)72aとから構成されている。
中空部73eにはコイルバネ78が収容されており、コイルバネ78の一端は中空部73eを形成している上壁79に固着され、他端は係止解除レバー77の上面77aに固着されている。よって、係止部材75はコイルバネ78により下方向に常に付勢される。係止部材75がコイルバネ78によって下方向に付勢されると、係止解除レバー77が中空部73eを形成している底壁74に係止して、係止突起76が貫通孔74aから突出する。
裏セット板70と遊技盤73とを一体化させる場合、先ず、遊技盤73の裏面73fを本体部70aの前面70cに略平行となるように対面させ、挿通孔73cと突起72との位置を合わせる。遊技盤73を矢印D方向に移動させて本体部70aの突起72を挿通孔73cに挿通させる。突起72が挿通孔73c内に進入していくと、やがて突起72の先端の上部が係止突起76に当接する。突起72の先端の上部が係止突起76に当接した後、さらに突起72を挿通孔73cに挿通させていくと、係止突起76は本体部70aの突起72によりコイルバネ78の付勢力に抗して上方に持ち上げられる。そして、係止突起76が突起72の凹部72aに嵌り込み、コイルバネ78の付勢力によって係止突起76が初期位置に戻ると、係止突起76は突起72の凹部72aに係止される。これにより裏セット板70と遊技盤73とが一体化される。
裏セット板70と遊技盤73との一体化を解除する場合には、係止解除レバー77を矢印E方向に向けて持ち上げて係止突起76と突起72の凹部72aとの係止を解除し、係止解除レバー77を持ち上げたまま、つまり、係止突起76と突起72の凹部72aとの係止を解除した状態を維持したまま、本体部70aの突起72を遊技盤73の挿通孔73cから引き抜くようにして裏セット板70と遊技盤73とを引き離せば良い。
次に、裏セット板と遊技盤とを一体化させるとともにその一体化を解除する別の形態について図16を参照しながら説明する。なお、図1〜図7に示す実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。裏セット板90は本体部90aと制御回路装置19などを備えている。本体部90aの裏面には制御回路装置19が取り付けられており、本体部90aの前面には、球通路18c(図3参照)が形成されている。本体部90aには、球通路18cを間に挟むようにして円形状の貫通孔90bが2つ形成されている。
遊技盤92の裏面には、貫通孔90bに挿通可能な略円柱状の係止突起93が本体部90aの貫通孔90bの位置に対応するように設けられている。係止突起93の先端付近には円環状の溝93aが形成されている。係止突起93が本体部90aの貫通孔90bに挿通されると溝93aが本体部90aの裏面側に突出する。
本体部90aの上方には回動片94が回動自在に軸着されている。回動片94には係止突起93の溝93aに係合可能な半円状の切り欠き(穴部)94aが形成されている。本実施形態では、裏セット板90と遊技盤92とを一体化するとともにその一体化を解除する一体化手段は、遊技盤92に形成された係止突起93と、本体部90aに軸着された回動片94に形成された切り欠き(穴部)94aとから構成されている。貫通孔90bに係止突起93を挿通させた後、回動片94を図中の矢印F方向に回動させて係止突起93の溝93aに回動片94の切り欠き94aを係合させることにより裏セット板90と遊技盤92とを一体化させることができる。この一体化を解除する場合には、係止突起93の溝93aと回動片94の切り欠き94aとの係合を解除した後、遊技盤92の係止突起93を本体部90aの貫通孔90bから引き抜くようにして裏セット板90と遊技盤92とを引き離せば良い。
次に、遊技盤6を本体基部3に着脱自在に固定する形態について図17〜図19を参照しながら説明する。なお、図1〜図7に示す実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施形態では、本体基部3の取り付け部3aの四隅には、遊技盤6を取り付け部3aに着脱自在に取り付けるための遊技盤固定部材27が遊技盤6の挿通孔6cの位置に対応するように設けられている。軸部27bは、取り付け枠26の厚さと本体部18aの厚さと遊技盤6の厚さとを加えた長さよりもやや長く形成されている。中枠4の取り付け枠26の四隅には、遊技盤固定部材27を挿通するための挿通孔26aが形成されている。図18に示すように、裏セット板18を上述したように中枠4に固定し、図19に示すように、中枠4を本体基部3の取り付け部3aに取り付ける。中枠4を取り付け部3aに取り付けると、遊技盤固定部材27が取り付け枠26の挿通孔26aを挿通される。次に、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを取り外し位置にセットする。そして、遊技盤6の裏面が中枠4に取り付けられている裏セット板18の前面に対面するように遊技盤6を中枠4の前面側に位置させる。本体部18aの係止突起20と遊技盤6の貫通孔6eとの位置を合わせて、遊技盤6の挿通孔6cに遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを挿通させながら、裏セット板18の係止突起20を遊技盤6の貫通孔6eに挿入する。これにより遊技盤6と裏セット板18とが一体化する。そして、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを固定位置にセットすると、遊技盤6が本体基部3の取り付け部3aに固定される。
次に、裏セット板と遊技盤とを中枠に着脱自在に固定する別の形態について図20〜図22を参照しながら説明する。なお、図1〜図7に示す実施形態のものと同様の構成部材については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施形態では、中枠(保持枠)100は、略コ字状の第1枠部材101と、板状の第2枠部材102とを備え、第2枠部材102は、第1枠部材101に固定ネジにより着脱自在に固定される。第1枠部材101には、裏セット板18及び遊技盤6が取り付けられる略コ字状の取り付け部101aが設けられている。取り付け部101aの前面側には裏セット板18及び遊技盤6を第1枠部材101内に収容するためのスペースが設けられており、第1枠部材101は、取り付け部101aの前面と内壁面101bとにより前面側から見て一段凹んだ状態になっている。取り付け部101aの左側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤6を取り付け部101aに着脱自在に取り付けるための遊技盤固定部材27が遊技盤6の挿通孔6cの位置に対応するように設けられている。取り付け部101aの上下端部には、裏セット板18の本体部18aを挿入するための、凹状の挿入凹部101cが形成されている。なお、第2枠部材102の第1枠部材101への固定は、固定ネジによる固定に限定されることなく、着脱自在に固定することができればよく、例えば、係止突起と孔とにより固定するようにしてもよい。さらに、第2枠部材102を回動自在に第1枠部材101に取り付け、裏セット板18を第1枠部材101に取り付けるときに、第2枠部材102を第1枠部材101の図20における右側側面を露呈する位置に回動し、裏セット板18を第1枠部材101に取り付けた後に、第1枠部材101の右側側面を覆う位置に回動するようにしてもよい。本実施形態では、裏セット板18を中枠4に固定するとともにその固定を解除する裏機構板固定手段は、本体部18aと、挿入凹部101cと、第2枠部材102と、固定ネジとから構成される。
第2枠部材102には、裏セット板18の本体部18aの裏面が当接する板状の当接部102aが設けられており、当接部102aの上下端部には、遊技盤6を取り付け部101aに着脱自在に取り付けるための遊技盤固定部材27が遊技盤6の挿通孔6cの位置に対応するように設けられている。裏セット板18の本体部18aの右側端部には、当接部102aに設けられた遊技盤固定部材27を露呈するための切欠き18fが2個形成されている。
図21に示すように、裏セット板18の本体部18aを第1枠部材101の挿入凹部101cに挿入して図中矢印C方向に移動すると、裏セット板18は、上下及び前後方向において移動不能に第1枠部材101に取り付けられる。次に、図22に示すように、第2枠部材102をネジにより第1枠部材101に固定する。第2枠部材102を第1枠部材101に固定すると、裏セット板18は、上下、前後及び左右方向において移動不能に中枠100に取り付けられる。そして、遊技盤固定部材27により、遊技盤6を中枠100に取り付ける。裏セット板18を中枠100から取り外す場合には、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aを固定位置から取り外し位置に回動させ、遊技盤固定部材27の係止つまみ27aと遊技盤6の挿通孔6cとによる係止状態を解除して、遊技盤6を中枠100から取り外す。次に、第2枠部材102を第1枠部材101に固定しているネジを緩めて、第2枠部材102を第1枠部材101から取り外す。そして、裏セット板18を第1枠部材101から取り外す。