JP4398745B2 - 保冷車両の冷気流出防止構造 - Google Patents

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本発明は、保冷車両の冷気流出防止構造に関するものである。
一般に、生鮮食品や冷凍食品等を運搬するための保冷車両は、図5に示される如く、トラック1におけるキャブ2後部のシャシフレーム3上に、保冷機能を有する箱型の荷台としての保冷庫4を搭載してなる構成を有しているが、配送中に荷物を降ろすために、図6に示される如く、後部の観音開き式の扉5の開閉が頻繁に行われるため、保冷庫4の内部に外気が侵入し且つ保冷庫4の内部から冷気が逃げやすくなり、保冷効率が低下するという欠点を有していた。
このため、従来においては、保冷庫4の開口部6全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりして、保冷庫4の内部への外気の侵入や保冷庫4の内部からの冷気の流出を防止しようとするものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
実開平5−68741号公報
しかしながら、前述の如く、保冷庫4の開口部6全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりするのでは、外気の侵入と冷気の流出防止に関して効果が充分であるとは言えず、又、保冷庫4の開口部6全体にエアカーテンを形成するためのファンは、大型で高価なものが必要となって全体のコストアップにつながると共に、電力も食い、車両の燃費にも影響を及ぼす虞があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、大型で高価なエアカーテン用のファン等の装置を設けることなく、保冷庫内部への外気の侵入や保冷庫内部からの冷気の流出を確実に防止し得、燃費への影響をも回避し得る保冷車両の冷気流出防止構造を提供しようとするものである。
本発明は、保冷庫が搭載された保冷車両の冷気流出防止構造において、
保冷庫の開口部に、該開口部全体を遮蔽する外扉と、該外扉の内側に配設される内扉とを開閉自在に取り付け、
前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な下側出入口部が形成されるよう、開口部の側縁下部に枢着され開口部の下縁に接し開口部の上縁と接しない下側壁部と、該下側壁部の下側出入口部に形成される下側冷気流出防止手段とを具備し、
該下側冷気流出防止手段を、下側壁部の下側出入口部側の端部に一体に取り付けられ且つ極細で柔らかい線材を密に多数配設してなるブラシとしたことを特徴とする保冷車両の冷気流出防止構造にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
保冷庫に荷物を積み込む際には、外扉並びに内扉を開放し、開口部を全面開放した状態で、荷積み作業が行われ、荷積み作業完了後、配送中に荷物を保冷庫から降ろす際には、外扉を開き、内扉を閉じたまま保持した状態で、荷物の運搬者は、下側冷気流出防止手段が形成された下側壁部の下側出入口部を通過して保冷庫内部に入り、荷物を取った後、同様に前記下側壁部の下側出入口部を通過して保冷庫の外に出る形となる。
この時、前記内扉によって、開口部が部分的に覆われているため、配送中に荷物を降ろすために外扉の開閉が頻繁に行われたとしても、保冷庫の内部に外気が侵入しにくく且つ保冷庫の内部から冷気が逃げにくくなり、保冷効率が低下することを阻止可能となり、しかも、荷物の運搬者が通過することを阻害する心配もない。
この結果、従来の如く、保冷庫の開口部全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりするのとは異なり、外気の侵入と冷気の流出防止に関して効果が充分となり、又、保冷庫の開口部全体にエアカーテンを形成するための大型で高価なファン等は必要なく、全体のコストダウンにつながると共に、電力も食わず、車両の燃費にも影響を及ぼさなくなる。
前記保冷車両の冷気流出防止構造においては、前記下側冷気流出防止手段を、下側壁部の下側出入口部側の端部に一体に取り付けられ且つ極細で柔らかい線材を密に多数配設してなるブラシとしてあるので、ブラシの線材同士の隙間に空気層ができるため、結露を抑制し、その結果、ブラシを押し退ける時にブラシに接触する運搬者の衣服に汚れや水滴が付着するのを防止する効果が得られる。
又、本発明は、保冷庫が搭載された保冷車両の冷気流出防止構造において、
保冷庫の開口部に、該開口部全体を遮蔽する外扉と、該外扉の内側に配設される内扉とを開閉自在に取り付け、
前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な下側出入口部が形成されるよう、開口部の側縁下部に枢着され開口部の下縁に接し開口部の上縁と接しない下側壁部と、該下側壁部の下側出入口部に形成される下側冷気流出防止手段とを具備し、
該下側冷気流出防止手段を、下側壁部の下側出入口部側の端部に一体に枢着され且つ自然状態で下側出入口部を閉じる位置に保持される中空断熱シートからなるウイングとしたことを特徴とする保冷車両の冷気流出防止構造にかかるものである。ウイングを中空断熱シートとすることで結露を防止し、ブラシを用いるのと同様の効果が得られる。
一方、前記保冷車両の冷気流出防止構造においては、前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な上側出入口部が前記下側出入口部と対応して形成されるよう、開口部の側縁上部に枢着され開口部の上縁と下側壁部の上端縁とに接する上側壁部と、該上側壁部の上側出入口部に形成される上側冷気流出防止手段とを更に具備し、
該上側冷気流出防止手段を、暖簾式カーテンとすることが望ましい。
このように、上側壁部の下端縁と下側壁部の上端縁は隙間なく接していることが望ましく、上側壁部と下側壁部とは各々が独立して開閉可能となっている。又、好ましくは、各壁部の枢着部分を着脱可能な蝶番とし、搬入出する荷物の大きさや状況に応じて各壁部を取り外せるようにすることが有効となる。更に、上側壁部の上側出入口部の形状を、荷物を抱えた運搬者が通過しやすくなるよう下方が幅広となっている凸形状とすることが有効となる。
前記保冷車両の冷気流出防止構造においては、前記暖簾式カーテンを中空断熱シートとしても良い。
又、前記保冷車両の冷気流出防止構造においては、前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な上側出入口部が前記下側出入口部と対応して形成されるよう、開口部の側縁上部に枢着され開口部の上縁と下側壁部の上端縁とに接する上側壁部と、該上側壁部の上側出入口部に形成される上側冷気流出防止手段とを更に具備し、
上側冷気流出防止手段を、上側壁部の上側出入口部に、保冷庫の内外方向に対して略垂直に空気を吹き付けて形成されるエアカーテンとすることもできる。
本発明の請求項1〜記載の保冷車両の冷気流出防止構造によれば、大型で高価なエアカーテン用のファン等の装置を設けることなく、保冷庫内部への外気の侵入や保冷庫内部からの冷気の流出を確実に防止し得、燃費への影響をも回避し得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の第一例であって、図中、図5及び図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、保冷庫4の開口部6に、該開口部6全体を遮蔽する観音開き式の外扉5’と、該外扉5’の内側に配設される観音開き式の内扉7とを開閉自在に取り付け、前記内扉7を、その閉鎖時に荷物8の運搬者9が通過可能な下側出入口部10が形成されるよう前記開口部6を部分的に遮蔽する下側壁部11と、該下側壁部11の下側出入口部10に形成される下側冷気流出防止手段12とから構成したものである。
冷気は特に下側から逃げやすいため、本図示例の場合、前記開口部6の下側のみを内扉7によって覆うようにしてある。
又、本図示例の場合、前記下側冷気流出防止手段12は、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に一体に取り付けられたブラシ13としてあり、該ブラシ13としては、例えば、極細で柔らかいナイロン製の線材を密に多数配設したもの等を用いることができる。
尚、前記保冷庫4の開口部6の下縁には、荷物8を抱えた運搬者9の保冷庫4への乗降を行いやすくするためのステップ14を取り付けてあり、該ステップ14は、格納時には、図1中、仮想線で示す如く、折り畳んで外扉5’を閉じることができ、展開時には、図1中、実線で示す如く、保冷庫4の下方位置に階段状に設置できるようにしてある。この階段状のステップ14は、荷物8の運搬者9がつまずかないよう、段差を低くすることが望ましく、更に、ヒンジ機構等により保冷庫4内に格納でき且つ展開時には斜面状となるスロープ装置としても良い。
次に、上記図示例の作用を説明する。
当初、保冷庫4に荷物8を積み込む際には、外扉5’並びに内扉7を開放し、開口部6を全面開放した状態で、荷積み作業が行われる。
荷積み作業完了後、配送中に荷物8を保冷庫4から降ろす際には、図1に示す如く、外扉5’を開き、ステップ14を展開させて保冷庫4の下方位置に階段状に設置し、内扉7を閉じたまま保持した状態で、荷物8の運搬者9は、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に一体に取り付けられた下側冷気流出防止手段12としてのブラシ13を押し退けて保冷庫4内部に入り、荷物8を取った後、同様に前記ブラシ13を押し退けて保冷庫4の外に出る形となる。
この時、冷気は特に下側から逃げやすくなっているが、本図示例の場合には、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に下側冷気流出防止手段12としてのブラシ13を一体に取り付けてなる内扉7によって、開口部6の下側が覆われているため、配送中に荷物8を降ろすために外扉5’の開閉が頻繁に行われたとしても、保冷庫4の内部に外気が侵入しにくく且つ保冷庫4の内部から冷気が逃げにくくなり、保冷効率が低下することを阻止可能となり、しかも、荷物8の運搬者9が通過することを阻害する心配もない。更に、ブラシ13の線材同士の隙間に空気層ができるため、結露を抑制し、その結果、ブラシ13を押し退ける時にブラシ13に接触する運搬者の衣服に汚れや水滴が付着するのを防止する効果が得られる。
この結果、従来の如く、保冷庫4の開口部6全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりするのとは異なり、外気の侵入と冷気の流出防止に関して効果が充分となり、又、保冷庫4の開口部6全体にエアカーテンを形成するための大型で高価なファン等は必要なく、全体のコストダウンにつながると共に、電力も食わず、車両の燃費にも影響を及ぼさなくなる。
尚、好ましくは、下側壁部11の枢着部分を着脱可能な蝶番とし、搬入出する荷物8の大きさや状況に応じて下側壁部11を取り外せるようにすることが有効となる。
こうして、大型で高価なエアカーテン用のファン等の装置を設けることなく、保冷庫4内部への外気の侵入や保冷庫4内部からの冷気の流出を確実に防止し得、燃費への影響をも回避し得る。
図3は本発明を実施する形態の第二例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図1に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図3に示す如く、下側冷気流出防止手段12を、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に一体に枢着され且つ自然状態で下側出入口部10を閉じる位置に保持されるウイング15とした点にある。
前記ウイング15としては、例えば、中空断熱シートを用いることができる。
図3に示す第二例においては、荷積み作業完了後、配送中に荷物8を保冷庫4から降ろす際には、図3に示す如く、外扉5’を開き、ステップ14を展開させて保冷庫4の下方位置に階段状に設置し、内扉7を閉じたまま保持した状態で、荷物8の運搬者9は、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に一体に枢着された下側冷気流出防止手段12としてのウイング15を押し開けて保冷庫4内部に入り、荷物8を取った後、同様に前記ウイング15を押し開けて保冷庫4の外に出る形となる。
この時、冷気は特に下側から逃げやすくなっているが、本図示例の場合には、下側壁部11の下側出入口部10側の端部に下側冷気流出防止手段12としてのウイング15を一体に枢着してなる内扉7によって、開口部6の下側が覆われているため、配送中に荷物8を降ろすために外扉5’の開閉が頻繁に行われたとしても、保冷庫4の内部に外気が侵入しにくく且つ保冷庫4の内部から冷気が逃げにくくなり、保冷効率が低下することを阻止可能となり、しかも、荷物8の運搬者9が通過することを阻害する心配もない。
この結果、従来の如く、保冷庫4の開口部6全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりするのとは異なり、外気の侵入と冷気の流出防止に関して効果が充分となり、又、保冷庫4の開口部6全体にエアカーテンを形成するための大型で高価なファン等は必要なく、全体のコストダウンにつながると共に、電力も食わず、車両の燃費にも影響を及ぼさなくなる。
尚、好ましくは、下側壁部11の枢着部分を着脱可能な蝶番とし、搬入出する荷物8の大きさや状況に応じて下側壁部11を取り外せるようにすることが有効となる。
こうして、図3に示す第二例の場合にも、図1及び図2に示す第一例の場合と同様、大型で高価なエアカーテン用のファン等の装置を設けることなく、保冷庫4内部への外気の侵入や保冷庫4内部からの冷気の流出を確実に防止し得、燃費への影響をも回避し得る。
図4は本発明を実施する形態の第三例であって、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図1及び図2に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図4に示す如く、内扉7の壁部を、開口部6の側縁上部に枢着される上側壁部11aと、開口部6の側縁下部に枢着される下側壁部11bとから構成すると共に、冷気流出防止手段を、上側壁部11aの上側出入口部10aに形成される上側冷気流出防止手段12aと、下側壁部11bの下側出入口部10bに形成される下側冷気流出防止手段12bとから構成した点にある。
本図示例の場合、前記上側壁部11aの上側出入口部10aの形状は、荷物8を抱えた運搬者9が通過しやすくなるよう凸形状とし、前記上側冷気流出防止手段12aは、上側壁部11aの上側出入口部10aに吊り下げられる暖簾式カーテン17とし、該暖簾式カーテン17は中空断熱シートを用いるようにしてある。
又、前記下側冷気流出防止手段12bは、下側壁部11bの下側出入口部10b側の端部に一体に取り付けられたブラシ13としてある。
図4に示す第三例においては、荷積み作業完了後、配送中に荷物8を保冷庫4から降ろす際には、図4に示す如く、外扉5’を開き、ステップ14を展開させて保冷庫4の下方位置に階段状に設置し、内扉7の上側壁部11a及び下側壁部11bを閉じたまま保持した状態で、荷物8の運搬者9は、上側壁部11aの上側出入口部10aに吊り下げられた暖簾式カーテン17をくぐりつつ、下側壁部11bの下側出入口部10b側の端部に一体に取り付けられた下側冷気流出防止手段12bとしてのブラシ13を押し退けて保冷庫4内部に入り、荷物8を取った後、同様に前記暖簾式カーテン17をくぐりつつ前記ブラシ13を押し退けて保冷庫4の外に出る形となる。
この時、冷気は特に下側から逃げやすくなっているが、本図示例の場合には、内扉7によって、開口部6の下側だけでなく上側も覆われているため、配送中に荷物8を降ろすために外扉5’の開閉が頻繁に行われたとしても、保冷庫4の内部に外気が更に侵入しにくく且つ保冷庫4の内部から冷気が更に逃げにくくなり、保冷効率が低下することを阻止可能となり、しかも、荷物8の運搬者9が通過することを阻害する心配もない。
この結果、従来の如く、保冷庫4の開口部6全体に、暖簾式カーテンを設けたり、或いは、エアカーテンを形成するためのファンを設置したりするのとは異なり、外気の侵入と冷気の流出防止に関してより大きな効果が得られ、又、保冷庫4の開口部6全体にエアカーテンを形成するための大型で高価なファン等は必要なく、全体のコストダウンにつながると共に、電力も食わず、車両の燃費にも影響を及ぼさなくなる。
尚、前記上側冷気流出防止手段12aを、上側壁部11aの上側出入口部10aに保冷庫4の内外方向に対して略垂直に空気を吹き付けて形成されるエアカーテンとしたり、前記下側冷気流出防止手段12bを、ブラシ13に代えて、図3に示すウイング15や、下側壁部11bの下側出入口部10bに保冷庫4の内外方向に対して略垂直に空気を吹き付けて形成されるエアカーテンとしても良いことは言うまでもない。又、好ましくは、上側壁部11aと下側壁部11bの各々の枢着部分を着脱可能な蝶番とし、搬入出する荷物8の大きさや状況に応じて上側壁部11aと下側壁部11bを取り外せるようにすることが有効となる。更に又、前記上側壁部11aの上側出入口部10aの形状は、凸形状に限らず、下方が幅広となっている形状で、荷物8を抱えた運搬者9が通過しやすくなっていればどのような形状であっても良い。
こうして、図4に示す第三例の場合には、大型で高価なエアカーテン用のファン等の装置を設けることなく、保冷庫4内部への外気の侵入や保冷庫4内部からの冷気の流出をより確実に防止し得、燃費への影響をも回避し得る。
尚、本発明の保冷車両の冷気流出防止構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の第一例の斜視図である。 図1のII−II断面図である。 本発明を実施する形態の第二例の斜視図である。 本発明を実施する形態の第三例の斜視図である。 一般的な保冷車両の全体側面図である。 従来の保冷庫の開口部を示す斜視図である。
4 保冷庫
5’ 外扉
6 開口部
7 内扉
8 荷物
9 運搬者
10 下側出入口部
10a 上側出入口部
10b 下側出入口部
11 下側壁部
11a 上側壁部
11b 下側壁部
12 下側冷気流出防止手段
12a 上側冷気流出防止手段
12b 下側冷気流出防止手段
13 ブラシ
15 ウイング
17 暖簾式カーテン

Claims (6)

  1. 保冷庫が搭載された保冷車両の冷気流出防止構造において、
    保冷庫の開口部に、該開口部全体を遮蔽する外扉と、該外扉の内側に配設される内扉とを開閉自在に取り付け、
    前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な下側出入口部が形成されるよう、開口部の側縁下部に枢着され開口部の下縁に接し開口部の上縁と接しない下側壁部と、該下側壁部の下側出入口部に形成される下側冷気流出防止手段とを具備し、
    該下側冷気流出防止手段を、下側壁部の下側出入口部側の端部に一体に取り付けられ且つ極細で柔らかい線材を密に多数配設してなるブラシとしたことを特徴とする保冷車両の冷気流出防止構造。
  2. 保冷庫が搭載された保冷車両の冷気流出防止構造において、
    保冷庫の開口部に、該開口部全体を遮蔽する外扉と、該外扉の内側に配設される内扉とを開閉自在に取り付け、
    前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な下側出入口部が形成されるよう、開口部の側縁下部に枢着され開口部の下縁に接し開口部の上縁と接しない下側壁部と、該下側壁部の下側出入口部に形成される下側冷気流出防止手段とを具備し、
    該下側冷気流出防止手段を、下側壁部の下側出入口部側の端部に一体に枢着され且つ自然状態で下側出入口部を閉じる位置に保持される中空断熱シートからなるウイングとしたことを特徴とする保冷車両の冷気流出防止構造。
  3. 前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な上側出入口部が前記下側出入口部と対応して形成されるよう、開口部の側縁上部に枢着され開口部の上縁と下側壁部の上端縁とに接する上側壁部と、該上側壁部の上側出入口部に形成される上側冷気流出防止手段とを更に具備し、
    該上側冷気流出防止手段を、暖簾式カーテンとした請求項1又は2記載の保冷車両の冷気流出防止構造。
  4. 前記上側壁部の上側出入口部の形状を、荷物を抱えた運搬者が通過しやすくなるよう下方が幅広となっている凸形状とした請求項3記載の保冷車両の冷気流出防止構造。
  5. 前記暖簾式カーテンを中空断熱シートとした請求項3又は4記載の保冷車両の冷気流出防止構造。
  6. 前記内扉は、その閉鎖時に荷物の運搬者が通過可能な上側出入口部が前記下側出入口部と対応して形成されるよう、開口部の側縁上部に枢着され開口部の上縁と下側壁部の上端縁とに接する上側壁部と、該上側壁部の上側出入口部に形成される上側冷気流出防止手段とを更に具備し、
    上側冷気流出防止手段を、上側壁部の上側出入口部に、保冷庫の内外方向に対して略垂直に空気を吹き付けて形成されるエアカーテンとした請求項1又は2記載の保冷車両の冷気流出防止構造。
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