JP4398659B2 - ねぎ収穫機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場から掘り取ったねぎを搬送装置により搬送する過程で、その根部に付着している土を落とす土落とし体を備えたねぎ収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行機体に、圃場に植生しているねぎを掘り取る掘り取り装置と、該掘り取り装置により掘り取られたねぎを所定姿勢で機体後方に向け搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送されるねぎから根部に付着している土を落とす土落とし装置とを備えたねぎ収穫機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、土落とし装置は、搬送装置の搬送方向(機体の進行方向)に対して直交する回転軸心を有するドラムの外周に多数の突起を設けたもので、この土落としドラムを、ねぎの移動方向に対して上向きに回転させて土を落としている。圃場条件が良く、落ちやすい土であると所期の作業が行える。しかし、圃場条件が悪く、水分を多く含み、根の張りが著しい場合などでは、土が落ちにくく、後作業に手間を要している。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−312521号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように先行技術のねぎ収穫機においては、圃場条件や作物条件が悪くて、ねぎを収穫する土壌に水分を多く含み、ねぎの根の張りが著しい、などの場合には、土が落ちにくく、後作業において再び土を落とさなければならず、多くの手間を要する、という改善すべき課題があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決すべく、土落とし装置の性能を向上させて収穫作業全体の作業能率を向上させるようにしたねぎ収穫機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を有すること特徴とする。
A.走行機体に、圃場に植生しているねぎを掘り取る掘り取り装置と、該掘り取り装置により掘り取られたねぎを所定姿勢で機体後方に向け搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送されるねぎから根部に付着している土を落とす土落とし装置とを備えたねぎ収穫機であって、
前記土落とし装置は、
前記搬送装置の搬送方向に対し土落としドラムと土落とし体を前後に配設し、
前記土落としドラムと前記土落とし体を前記搬送装置の搬送方向に対して平行な状態で移動可能に支持している。
【0006】
B.土落とし装置は、前記搬送装置の搬送方向に対し直交する回転軸心を持った土落としドラムと、前記搬送装置の搬送方向に対し平行な回転軸心を持った土落とし体を備えている。
C.前記土落とし体は、その外周部には、該土落とし体の回転軸心の軸方向に沿って延びる複数の線材からなる土落とし材が周方向に等間隔に取付けられてなる。
【0007】
【作用】
上記Aないし.(請求項1ないし4)の構成を有することにより本発明のねぎ収穫機は、以下の作用を行う。
【0008】
1.土落としドラムと土落とし体により、ねぎの根部に付着している土を効率よく落とす。圃場の土が湿っていたり、ねぎの根が著しく張っている場合でも、従来のものに比べ土落とし性能がはるかによい。
2.土落としドラムをねぎの搬送方向に対して平行な状態で移動させると、それに連動して土落とし体も移動して土落とし性能は変わらない。
3.土落とし体は、土落としドラムの位置に関係なく、常に搬送装置の搬送方向と平行で、土落としドラムの接線上に位置している。
4.土落としドラムと土落とし体の相対距離は一定であり、土落とし性能は安定している。
5.土落とし体の土落とし材により、根に残っている土が残すことなく除去される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して具体的に説明する。図1において、符号1はねぎ収穫機で、機体2に、左右対をなしスピン(超信地)旋回、上下高さ調節可能の左右対をなすクローラ3を装備している。機体2の一側ほぼ中央部にエンジン4を搭載し、その近傍に、図示しないがエンジン4により駆動される油圧装置を装備している。クローラ3,3間で、機体2の後部寄り下部位置に図示しないHST(油圧自動変速装置)を備えたトランスミッション5を設け、クローラ3を変速駆動するようにしている。
【0010】
クローラ3,3間の機体2の下部前方から機体2の中央下部を通って機体2の後方に向け、先端に掘取り刃6を有し、この掘取り刃6に連続して該掘取り刃6により掘り取られたねぎの根部を縦姿勢に載置して揚上しながら搬送する無端バーコンベヤ(図示せず)を有する掘取り・搬送コンベヤ装置7を斜設している。この掘取り・搬送コンベヤ装置7の上方に位置して、この掘取り・搬送コンベヤ装置7より長さが長く、掘取り刃6により圃場から掘取られたねぎの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送する,左右一対の第1の挟持搬送ベルト8を設けている。この第1の挟持搬送ベルト8の搬送終端部下側には、第1の挟持搬送ベルト8により搬送されたねぎを受け、その茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送する過程で横姿勢に変換して排出する第2の挟持搬送ベルト9を配設している。
【0011】
上記掘取り・搬送コンベヤ装置7の後端部は、機体2に対して、軸を介して上下方向に回動可能に枢支され、掘取り・搬送コンベヤ装置7と機体2との間に介装された油圧シリンダ10の伸縮作動により掘取り・搬送コンベヤ装置7は軸を中心に上下に回動するようになっている。上記第1の挟持搬送ベルト8の前端部はリンクアーム11の先端部に枢支され、後端部がリンクアーム12を介して機体2に枢支されている。そして、上記油圧シリンダ10の作動により掘取り・搬送コンベヤ装置7の基部が回動して先端側が上動するとき、これと連動してリンクアーム11、12により第1の挟持搬送ベルト8も後方に移動するようにしている。
【0012】
上記のように、油圧シリンダ10により掘取り・搬送コンベヤ装置7を上方に回動させて、リンクアーム11,12により第1の挟持搬送ベルト8を連動させて後方に移動するとき、掘取り・搬送コンベヤ装置7と第1の挟持搬送ベルト8はリンクアーム11,12により接触することがなく、所定の間隔が保たれる。リンクアーム11の先端部と第1の挟持搬送ベルト8の間には長穴が設けられ、この長穴に対するリンクアーム11の支持位置を調節することにより、第1の挟持搬送ベルト8の支持高さが調節される。また、掘取り・搬送コンベヤ装置7と第1の挟持搬送ベルト8の中間にはねぎの土を落とす土落しロ−タ13が配設され、この土落しロ−タ13の後方で第2の挟持搬送ベルト9の始端部の下方に、図2ないし図4に示すように、ねぎNの根部Naの根をほぐし、また、土を取り除く土落とし装置としての土落しドラム14及び土落とし体15が、前記第1の挟持搬送ベルト8及び第2の挟持搬送ベルト9の移動方向に対して前後に配設されている。
【0013】
前記土落しドラム14はドラムの外周に多数の山状の突起を有し、機体2側に基端部が回動可能に支持され、その基端部に伝動軸16を介して動力が伝達される伝動ケース17の先端部に、前記第1の挟持搬送ベルト8及び第2の挟持搬送ベルト9の移動方向に対し直交する水平軸14aを介して軸支されている。伝動ケース17にはチェン伝動系18が内装され、伝動軸16から土落しドラム14の水平軸14aに動力が伝達される。伝動ケース17の先端部一側には、水平軸14aと同軸に土落とし体支持アーム19の一端部が枢支され、その土落とし体支持アーム19の他端部にモータ20が取付けられている。このモータ20の出力軸に、土落とし体15の回転軸15aが連結されている。該回転軸15aは、前記第1の挟持搬送ベルト8及び第2の挟持搬送ベルト9の移動方向に対し平行な軸心を有している。土落とし体15の外周部には、回転軸15aの軸方向に沿って複数の線材からなる土落とし材が周方向に等間隔に取付けられている。
【0014】
前記土落とし体支持アーム19の一端部には、機体2側に支点ピン21aにより一端部が軸支された連動アーム21の他端部が、ピン21bを介して枢支されている。伝動ケース17の先端部下側縁と機体2との間には電動シリンダ22が介装されており、該電動シリンダ22の伸縮作動により伝動ケース17は伝動軸16を中心に上下に回動する。そして、伝動ケース17が回動すると、連動アーム21を介して土落とし体支持アーム19も水平軸14aを中心に回動しながら連動する。このとき土落しドラム14及び土落とし体15は、前記第1の挟持搬送ベルト8及び第2の挟持搬送ベルト9の移動方向に対して平行に、かつ上下に三次元的に移動する(図3参照)。
【0015】
前記第1の挟持搬送ベルト8は、図5に示すように、相対向して同方向に回動する一対の無端状のもので、両挟持搬送ベルト8,8の環状部内に鍵型に屈曲した多数のベルト張り部材23が軸23aを介して回動自在に枢支されている。各ベルト張り部材23の先端部には転圧ローラ24が軸支され、各ベルト張り部材23の後端部と隣り合うベルト張り部材23の軸23aとの間に引っ張りバネ25が架設されていて、各ベルト張り部材23を転圧ローラ24により挟持搬送ベルト8,8を対向側に押圧している。前記引っ張りバネ25は、架け替えることによりそのばね圧が調節可能で、挟持搬送ベルト8,8の挟持力が調節される。そして、ねぎNを挟持して機体後方に向け搬送し、その搬送過程において前記土落しドラム14及び土落とし体15により根部Naに付着している土が落とされる。
【0016】
また、前記土落しドラム14及び土落とし体15は、図6に示すように、伝動ケース17にカムロール26の回転により往復運動する往復運動体27が連繋されていて、左右方向に往復運動する。この土落しドラム14及び土落とし体15を往復運動させる装置は、図7に示すように、回転ディスク28に偏心させてクランクアーム29を取付け、このクランクアーム29により揺動アーム30を揺動させ、該揺動アーム30に取付けた往復運動体31により往復運動させるようにしてもよい。また、往復運動装置として、揺動リンクを用いたり、あるいはその他の構成を用いてもよい。
【0017】
第2の挟持搬送ベルト9は、その始端部でねぎNの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送し、その搬送過程でねぎNを縦姿勢から横姿勢側へ順次捻り状態にして斜め横姿勢(ほぼ45度)に姿勢変更し、搬送終端部から排出するようにしている。その排出位置下方には作業台を兼ね、ねぎNを機体の幅方向に載置して搬送する送りベルト(作業台)32が設けられ、第2の挟持搬送ベルト9から排出されたねぎNを作業者が調製し、根部及び葉部を切断するようにしている。第2の挟持搬送ベルト9の始端部一側上方には、第1の挟持搬送ベルト8及び第2の挟持搬送ベルト9により挟持搬送されるねぎの葉部を支持して搬送する葉部搬送ベルト33が、第2の挟持搬送ベルト9と同軸に設けられている。この葉部搬送ベルト33は、その姿勢が支持アームを中心に回動調節機構により調節可能である。
【0018】
前記送りベルト(作業台)32は、ねぎの根部Naを載置する側を下に、葉部を載置する側を上にした姿勢で約20度の角度で傾斜している。また、この送りベルト32においては、第2の挟持搬送ベルト9の終端部から排出されたねぎNから根部Naの先端及び葉部を切断する。この根部Naの先端及び葉部を切断する装置を設けた自動切断するようにしてもよい。前記送りベルト(作業台)32に続いて選別台34及び結束台35が設けられている。これら選別台34及び結束台35の下方に収穫物載置台36及び作業者用ステップ36aが設けられている。
【0019】
上記エンジン4と反対側の機体2の側部には、図示しないが操縦部、作業者用ステップ等が設けられている。このうちの作業者用ステップには作業者が乗って作業するが、操縦部に座った操縦者が作業することもできるように、図示しない座席はその支持腕が、操縦者(作業者)が操縦部に向かったり、あるいは送りベルト(作業台)32に向かったりすることができるように、自由に旋回可能になっている。
【0020】
上記掘取り・搬送コンベヤ装置7の左右のフレームから前方に向けて、左右一対の支持アーム37が突出しており、この支持アーム37の先端に、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に転接する一対の接地ホィール38を対向させて軸支している。このホィール38は、掘取り・搬送コンベヤ装置7の上下調節と共に、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従装置としての機能も果たすもので、掘取り・搬送コンベヤ装置7に対して上下調節シリンダ40により上下調節可能、かつ左右移動調節機構により左右移動調節可能に支持されている。また、一対のホィール38は、キャンバー角を有しており、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に接して回転し、機体を収穫対象ねぎ畝に追従して操向,移動させるようにしている。該ホィール38と掘取り・搬送コンベヤ装置7の先端部との間に、収穫畝の肩部を崩すための畝崩しディスク39が支持アーム37に支持され、上下左右移動調節機構により上下左右移動調節可能に設けられている。
【0021】
上記エンジン4から動力を受けて変速するトランスミッション5においては、油圧無段変速装置(HST)により無段変速されるが、無段変速とトランスミッション5のギヤ変速とを組み合わせて無段と有段とに変速出力できるようにしている。そして、サイドクラッチ、デファレンシャル装置を介して動力伝達を接,断してクローラ3を無段と有段とに変速走行させ、またスピン旋回(超信地旋回)を可能にしている。また、トランスミッション5から、変速された動力が各作業部に伝達され、その回転速度が無段と有段とに変速調節可能であり、この変速とクローラ3の無段または有段走行と組合せることにより、掘取り作業速度が自在に設定可能である。
【0022】
次に、上記のように構成された実施例のねぎ収穫機1の動作について説明する。ねぎ収穫機1は、ねぎを圃場から収穫するとき、クローラ3を収穫対象ねぎ畝の畝間に位置させ、接地ホィール38をねぎ畝の傾斜両肩部に転接させて、掘取り・搬送コンベヤ装置7の掘取り刃6部分を油圧シリンダ10により上下動調節して掘取り深さを調節し、機体の前進により畝崩しディスク39により畝を崩し、ねぎを畝土と共に下方から掘取り刃6により掘り上げ、その根部を掘取り・搬送コンベヤ装置7のバーコンベヤ上に載置して根茎部に付着している土を落下させながら機体斜め上方に向け搬送する。この搬送と同時にねぎの茎葉部は第1の挟持搬送ベルト8に挟持されて傷つくことなく搬送される。
【0023】
掘取り・搬送コンベヤ装置7のバーコンベヤ及び第1の挟持搬送ベルト8により縦姿勢で搬送されるねぎNがバーコンベヤの終端部に達したとき、土落しロ−タ13がねぎNの根茎部に転接して、根茎部に付着している土が落とされる。ねぎNがさらに移動して第2の挟持搬送ベルト9の始端部に挟持されたころ、根部Naの根が土落しドラム14によりほぐされ一部の根が切られ、残っている土が土落とし体15の作用と共に残すことなく除去される。そして、ねぎNが第1の挟持搬送ベルト8の終端から排出され、茎葉部は第2の挟持搬送ベルト9により挟持された状態で搬送され、その葉部は葉部搬送ベルト33により搬送されて、第2の挟持搬送ベルト9の終端部において横姿勢となって送りベルト(作業台)32上に排出される。
【0024】
送りベルト32上に排出されたねぎNは、作業者用ステップに立った作業者、あるいは操縦座席に座った(あるいは座席位置に立った)操縦者(作業者)により根部Na及び葉部が切断される。そして、選別台34にほぼ所定量まとめられ、結束台35において結束される。選別台34や結束台35のねぎを袋詰めし、あるいはコンテナに収容して収穫物載置台36に載置する。
【0025】
また、ねぎ収穫機1は、クローラ3,3の無段または有段変速走行と、各回転部分の無段または有段変速回転とにより、圃場条件、作物条件に応じて適切な移動速度及び回転速度を選択でき、作業精度が高く、かつ能率のよい収穫作業が行われる。また、クローラ3,3はスピン旋回(超信地旋回)が可能であり、油圧シリンダ10により掘取り・搬送コンベヤ装置7、第1の挟持搬送ベルト8、第2の挟持搬送ベルト9、葉部搬送ベルト33、及び接地ホィール38、畝崩しディスク39等を上方に回動させ、機体2の全長を短くして枕地等において安定よくスピン旋回して1回の旋回で次の収穫畝に移動することができる。
【0026】
さらに、掘取り・搬送コンベヤ装置7の前方には、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する接地ホィール38,38を設け、掘取り・搬送コンベヤ装置7に対し上下調節シリンダ40により上下調節可能、かつ左右移動調節機構により左右移動調節可能に支持しているので、両ホィール38は収穫対象のねぎ畝に対し正確に追従して機体を自動操向し、掘取り・搬送コンベヤ装置7及び第1の挟持搬送ベルト8、第2の挟持搬送ベルト9による自動掘取り・搬送が行われる。従って、操縦者は収穫対象ねぎ畝の畝端における機体操向操作以外は、ほとんどの時間をねぎの調製作業に当てることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のねぎ収穫機によれば、上記請求項に記載の構成を有することにより、以下の効果を奏することができる。
【0028】
1.土落としドラムと土落とし体により、ねぎの根部に付着している土を効率よく、残すことなく落とすことができる。また、圃場の土が湿っていたり、ねぎの根が著しく張っている場合でも、従来のものに比べ土落とし性能がはるかに優れている。
2.土落としドラムをねぎの搬送方向に対して平行な状態で移動させると、それに連動して土落とし体も移動して、ねぎの長さに対して移動調節して、土落とし性能を変えることなく作業ができる。
3.土落とし体は、土落としドラムの位置に関係なく、常に搬送装置の搬送方向と平行で、土落としドラムの接線上に位置しており、作業性能を一定に保持することができる。
【0029】
4.土落としドラムと土落とし体の相対距離は一定であり、土落とし性能を安定させることができる。
5.土落とし体の土落とし材により、根に残っている土が残すことなく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるねぎ収穫機の全体側面図である。
【図2】同要部の側面図である。
【図3】同要部の動作側面図である。
【図4】同要部の正面図である。
【図5】第1の挟持搬送ベルトの部分平面図である。
【図6】本発明によるねぎ収穫機の要部の側面図である。
【図7】同要部の部分側面図である。
【符号の説明】
1 ねぎ収穫機
2 機体
3 クローラ
4 エンジン
5 トランスミッション
6 掘取り刃
7 掘取り・搬送コンベヤ装置
8 第1の挟持搬送ベルト
9 第2の挟持搬送ベルト
10 油圧シリンダ
11,12 リンクアーム
13 土落しロ−タ
14 土落しドラム 14a 水平軸
15 土落とし体 15a 回転軸
16 伝動軸
17 伝動ケース
18 チェン伝動系
19 土落とし体支持アーム
20 モータ
21 連動アーム 21a 支点ピン 21b ピン
22 電動シリンダ
23 ベルト張り部材 23a 軸
24 転圧ローラ
25 引っ張りバネ
26 カムロール
27,31 往復運動体
28 回転ディスク
29 クランクアーム
30 揺動アーム
32 送りベルト(作業台)
33 葉部搬送ベルト
34 選別台
35 結束台
36 収穫物載置台 36a 作業者用ステップ
37 支持アーム
38 接地ホィール
39 畝崩しディスク
40 上下調節シリンダ
N 搬送されるねぎ Na ねぎの根部

Claims (3)

  1. 走行機体に、圃場に植生しているねぎを掘り取る掘り取り装置と、該掘り取り装置により掘り取られたねぎを所定姿勢で機体後方に向け搬送する搬送装置と、該搬送装置により搬送されるねぎから根部に付着している土を落とす土落とし装置とを備えたねぎ収穫機であって、
    前記土落とし装置は、
    前記搬送装置の搬送方向に対し土落としドラムと土落とし体を前後に配設し
    前記土落としドラムと前記土落とし体を前記搬送装置の搬送方向に対して平行な状態で移動可能に支持したことを特徴とするねぎ収穫機。
  2. 前記土落とし装置は、前記搬送装置の搬送方向に対し直交する回転軸心を持った土落としドラムと、前記搬送装置の搬送方向に対し平行な回転軸心を持った土落とし体を備えていることを特徴とする請求項1に記載のねぎ収穫機。
  3. 前記土落とし体は、その外周部には、該土落とし体の回転軸心の軸方向に沿って延びる複数の線材からなる土落とし材が周方向に等間隔に取付けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載のねぎ収穫機。
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