JP2002191212A - 農産物収穫機におけるカッタの安全装置 - Google Patents

農産物収穫機におけるカッタの安全装置

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JP2002191212A
JP2002191212A JP2000392714A JP2000392714A JP2002191212A JP 2002191212 A JP2002191212 A JP 2002191212A JP 2000392714 A JP2000392714 A JP 2000392714A JP 2000392714 A JP2000392714 A JP 2000392714A JP 2002191212 A JP2002191212 A JP 2002191212A
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belt
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JP2000392714A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kobuchi
敏之 小渕
Minoru Oda
稔 小田
Koji Ikeda
幸治 池田
Toru Abe
徹 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobashi Industries Co Ltd
Original Assignee
Kobashi Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主変速レバーを中立・後進側にシフトしたと
き、そのシフト動作によってカッタの駆動を停止させる
ようにする。 【解決手段】 主変速レバーにより前進・中立・後進が
切り換えられる走行部を備えた自走機体に、該走行部に
動力を伝達する伝動系とは別の伝動系により動力を受け
るカッタを設けた農産物収穫機であって、.主変速レ
バー33を中立・後進側にシフトしたとき、そのシフト
動作によりカッタ19の駆動を停止させるよう連動させ
た。.主変速レバー33を中立・後進側にシフトした
とき、その動作によりリミットスイッチ34を介してカ
ム36が半回転し、カッタ19に動力を伝達するテンシ
ョンクラッチを強制的に伝動遮断側に移動させる。.
リミットスイッチ34を作動させるプレート47を、主
変速レバー33のシフト動作と連動して回動するように
支持し、該プレート47の回動周面に、主変速レバー3
3を中立・後進側にシフトしたときにリミットスイッチ
34を作動させる突起49を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主変速レバーを中
立・後進側にシフトしたとき、そのシフト動作によって
カッタの駆動を停止させるようにした農産物収穫機にお
けるカッタの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主変速レバーにより前進・中立・
後進が切り換えられる走行部を備えた自走機体に、該走
行部に動力を伝達する伝動系とは別の伝動系により動力
を受けるカッタを設けた,例えば、ねぎ収穫機のような
農産物収穫機が周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のねぎ収穫機
においては、走行部の駆動と収穫部の駆動を同じ1つの
HST(油圧自動変速装置)で行い、高速回転する根・
葉切りカッタのみは前記HSTとは別の駆動系により駆
動されるようになっている。このため、主変速レバーが
中立または後進にシフトされているとき、根・葉切りカ
ッタが駆動状態であると、作業者にとって危険である、
という問題点があった。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点を解決すべ
く、主変速レバーが中立または後進にシフトされている
ときには、根・葉切りカッタの駆動を必ず停止するよう
にして、作業者にとっての危険を解除し、安全に作業が
行えるようにした農産物収穫機におけるカッタの安全装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有すること特徴とする。
【0006】A.主変速レバーにより前進・中立・後進
が切り換えられる走行部を備えた自走機体に、該走行部
に動力を伝達する伝動系とは別の伝動系により動力を受
けるカッタを設けた農産物収穫機において、上記主変速
レバーを中立・後進側にシフトしたとき、そのシフト動
作によりカッタの駆動を停止させるよう連動させた。
【0007】B.上記主変速レバーを中立・後進側にシ
フトしたとき、その動作によりリミットスイッチを介し
てカムが半回転し、カッタに動力を伝達するテンション
クラッチを強制的に伝動遮断側に移動させる。C.上記
リミットスイッチを作動させるプレートを、主変速レバ
ーのシフト動作と連動して回動するように支持し、該プ
レートの回動周面に、主変速レバーを中立・後進側にシ
フトしたときにリミットスイッチを作動させる突起を設
けた。
【0008】
【作用】このような構成を採用することにより本発明の
農産物収穫機におけるカッタの安全装置においては、以
下の作用を行う。
【0009】.上記A.の構成により、主変速レバー
を中立・後進側にシフトすると、そのシフト動作と連動
してカッタの駆動が停止され、作業者の安全が確保され
る。また、主変速レバーの中立・後進側へのシフト動作
と連動してカッタの駆動が停止されるから、カッタへの
動力の接・断忘れがなく、作業性が良い。
【0010】.上記B.の構成により、主変速レバー
を中立・後進側にシフトしたとき、その動作によりリミ
ットスイッチを介してカムが半回転し、カッタに動力を
伝達するテンションクラッチを強制的に伝動遮断側に移
動させ、簡単な構成で確実な動作をする。 .上記C.の構成により、主変速レバーのシフト動作
と連動してリミットスイッチを作動させるプレートが回
動し、プレートの回動周面の突起により、主変速レバー
が中立・後進側にシフトされているときは、リミットス
イッチが作動しカッタの駆動を停止させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図7ないし図10
において、符号1はねぎ収穫機で、機体2に、左右対を
なしスピン(超信地)旋回を可能にしたクローラ3,3
を装備している。機体2の一側やや後側にエンジン4を
搭載し、その近傍に、図示しないがエンジン4により駆
動される油圧装置を装着している。クローラ3,3間
で、機体2の後部寄り下部位置に図示しないHST(油
圧自動変速装置)を備えたトランスミッション5を設
け、クローラ3,3を変速駆動するようにしている。
【0012】上記クローラ3,3は、機体2の前進方向
後部において駆動輪3aにより履帯3bを駆動して走行
するようにし、該履帯3bを接地側に押圧するようにし
て転接する複数の接地用転輪3cを支持する転輪フレー
ム3dを、機体2のフレームに対して前後一対のリンク
部材3eにより上下移動可能に支持し、上記転輪フレー
ム3dと機体2のフレームとの間に伸縮可能のシリンダ
機構3fを設け、該シリンダ機構3fの伸縮により履帯
3bの接地部分を駆動輪3aを中心に上下移動可能に構
成している。
【0013】クローラ3,3間の機体2の下部前方から
機体2の中央下部を通って機体2の後方に向け、先端に
掘取り刃6を有し、この掘取り刃6に連続して該掘取り
刃6により掘り取られたねぎの根部を縦姿勢に載置して
揚上しながら搬送する無端バーコンベヤ7を有する掘取
り・搬送コンベヤ装置8を斜設している。この掘取り・
搬送コンベヤ装置8の上方に位置して、この掘取り・搬
送コンベヤ装置8より長さが長く、掘取り刃6により圃
場から掘取られたねぎの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送
する,左右一対の第1の挟持搬送ベルト9を設けてい
る。この第1の挟持搬送ベルト9の搬送終端部下側に
は、第1の挟持搬送ベルト9により搬送されたねぎを受
け、その茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送する過程で横姿
勢に変換して排出する第2の挟持搬送ベルト10を配設
している。
【0014】上記掘取り・搬送コンベヤ装置8の後端部
は、機体2に対して、軸を介して上下方向に回動可能に
枢支され、掘取り・搬送コンベヤ装置8と機体2との間
に介装された油圧シリンダ11の伸縮作動により掘取り
・搬送コンベヤ装置8は軸を中心に上下に回動するよう
になっている。上記第1の挟持搬送ベルト9の前端部は
リンクアーム12の先端部に枢支され、後端部がリンク
アームを介して機体2に枢支されている。そして、上記
油圧シリンダ11により掘取り・搬送コンベヤ装置8の
基部が回動して先端側が上動するとき、これと連動して
リンクアーム12により第1の挟持搬送ベルト9も後方
に移動するようになっている。また、掘取り・搬送コン
ベヤ装置8の下側にはねぎの土を落とす土落しロ−タ1
3が配設され、この土落しロ−タ13の後方に、ねぎの
根部の根をほぐし、また、土を取り除く土落しドラム1
4が設けられている。
【0015】そして、油圧シリンダ11により掘取り・
搬送コンベヤ装置8を上方に回動させると、これと連動
してリンクアーム12により第1の挟持搬送ベルト9が
後方に移動し、掘取り・搬送コンベヤ装置8と第1の挟
持搬送ベルト9は接触することがない。リンクアーム1
2の先端部と第1の挟持搬送ベルト9の間には長穴が設
けられ、この長穴に対するリンクアーム12の支持位置
を調節することにより、第1の挟持搬送ベルト9の支持
高さが調節される。
【0016】第2の挟持搬送ベルト10は、その始端部
でねぎの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送し、その搬送過
程でねぎを縦姿勢から横姿勢側へ順次捻り状態にして斜
め横姿勢(ほぼ45度)に姿勢変更し、搬送終端部から
排出するようにしている。その排出位置下方には作業台
を兼ねる送りベルト15が設けられ、第2の挟持搬送ベ
ルト10から排出されたねぎを作業者が調製するように
している。第2の挟持搬送ベルト10の始端部一側上方
には、第1の挟持搬送ベルト9及び第2の挟持搬送ベル
ト10により挟持搬送されるねぎの葉部を支持して搬送
する葉部搬送ベルト16が、第2の挟持搬送ベルト10
と同軸に設けられている。この葉部搬送ベルト16は、
その姿勢が支持アームを中心に回動調節機構により調節
可能である。
【0017】作業台を兼ねる送りベルト15は、機体2
の長さ方向に延びる無端ベルトとねぎの根部側に設けら
れた根送りスクリューロールを備え、作業者側を低く、
反対側が高くなるように傾斜している。また、この送り
ベルト15では、第2の挟持搬送ベルト10の終端部か
ら排出されたねぎを作業者が前後に揃えて調製し、送り
ベルト15の後端部に設けた根・葉切り装置17に供給
して根を切断する。根・葉切り装置17には、押さえベ
ルト18と回転円盤(カッタ)19とが設けられ、この
根・葉切り装置17に続いて排出ベルト20、支持台2
1に支持された集束台22、載置台23等が設けられて
いる。上記送りベルト15、回転円盤19、押さえベル
ト18、排出ベルト20には、前記クローラ3、掘取り
・搬送コンベヤ装置8、第1の挟持搬送ベルト9、第2
の挟持搬送ベルト10等に動力伝達する伝動系とは異な
る伝動系により動力が伝達される。
【0018】上記エンジン4と反対側の機体2の側部に
は、操縦部24、操縦者用ステップ25、座席26、作
業者用ステップ27、補助ステップ28等が設けられて
いる。このうちの作業者用ステップ27には作業者が乗
って作業するが、座席26に座った操縦者が作業するこ
ともできるように、座席26はその支持腕26aが、操
縦者(作業者)が操縦部24に向かったり、あるいは作
業台15に向かったりすることができるように、自由に
旋回可能になっている。また、座席26のシートは、操
縦者(作業者)が座った状態で、あるいは立った状態で
作業ができるように前後に起倒できる構造になってい
る。
【0019】上記掘取り・搬送コンベヤ装置8の左右の
フレームから前方に向けて、左右一対の支持アーム2
9,29が突出しており、この支持アーム29,29の
先端に、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に転接する一対の
接地ホィール30,30を対向させて軸支している。こ
のホィール30,30は、掘取り・搬送コンベヤ装置8
の上下調節と共に、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って
機体の移動と共に追従する畝追従装置としての機能も果
たすもので、掘取り・搬送コンベヤ装置8に対して上下
調節シリンダ31により上下調節可能、かつ左右移動調
節機構30aにより左右移動調節可能に支持されてい
る。また、一対のホィール30,30は、キャンバー角
を有しており、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に接して回
転し、機体を収穫対象ねぎ畝に追従して操向,移動させ
るようにしている。ホィール30と掘取り・搬送コンベ
ヤ装置8の先端部との間に、収穫畝の肩部を崩すための
畝崩しディスク32が支持アーム29に支持され、上下
左右移動調節機構32aにより上下左右移動調節可能に
設けられている。
【0020】上記エンジン4から動力を受けて変速する
トランスミッション5においては、油圧無段変速装置
(HST)により無段変速されるが、無段変速とトラン
スミッション5のギヤ変速とを組み合わせて無段と有段
とに変速出力できるようにしている。そして、サイドク
ラッチ、デファレンシャル装置を介して動力伝達を接,
断してクローラ3,3を無段と有段とに変速走行させ、
またスピン旋回(超信地旋回)を可能にしている。ま
た、トランスミッション5から、変速された動力が各作
業部に伝達され、その回転速度が無段と有段とに変速調
節可能であり、この変速とクローラ3,3の無段または
有段走行と組合せることにより、掘取り作業速度が自在
に設定可能である。
【0021】上記操縦部24には、クローラ3,3の前
進・中立・後進を切り換える主変速レバー33が設けら
れている。この主変速レバー33は、図1ないし図6に
示すように、中立・後進側にシフトしたとき、そのシフ
ト動作によりカッタ19の駆動を停止させるよう連動す
る構成である。また、主変速レバー33を中立・後進側
にシフトしたとき、その動作によりリミットスイッチ3
4を介してカム36が半回転し、カッタ19に動力を伝
達するテンションクラッチのテンションアーム42を強
制的に伝動遮断側に移動させる。さらに、リミットスイ
ッチ34を作動させるプレート47を、主変速レバー3
3のシフト動作と連動して回動するように支持し、該プ
レート47の回動周面に、主変速レバー33を中立・後
進側にシフトしたときにリミットスイッチ34を作動さ
せる突起49を設けた。
【0022】図1及び図2において、主変速レバー33
を中立・後進側にシフトしたとき操作子34aが作動し
てオンするリミットスイッチ34が設けられ、このスイ
ッチ34のオンにより半回転するモータ35の出力軸に
カム36が取り付けられ、該カム36の先端部に一端を
枢支した連繋ロッド(またはワイヤ)37の他端が、カ
ッタ19に動力を伝達するテンションクラッチのテンシ
ョンアーム42に連繋されている。テンションクラッチ
は、原動機側プーリ38とカッタ側プーリ38との間に
テンションベルト40を巻装し、テンションアーム42
の先端に軸支したテンションローラ41を、カッタクラ
ッチレバー44によりワイヤ45を介してテンションベ
ルト40に対して押圧したり、押圧解除したりする。テ
ンションアーム42にはバネ43が懸装されている。そ
して、主変速レバー33を中立・後進側にシフトしたと
き、テンションアーム42は連繋ロッド(またはワイ
ヤ)37により矢印A方向に引っ張られてテンションロ
ーラ41を強制的に伝動遮断側に移動し、テンションベ
ルト40の押圧を解除し、カッタ側プーリ38の回転が
停止する。即ち、送りベルト15、押さえベルト18、
回転円盤(カッタ)19、排出ベルト20への動力伝達
を停止する。
【0023】図3ないし図6において、主変速レバー3
3には作動ロッド46が設けられ、この作動ロッド46
の作動により支軸48を中心に回動するプレート47が
設けられている。プレート47にはその回動周面に、リ
ミットスイッチ34の操作子34aを作動させる突起4
9を設けている。そして、主変速レバー33を中立・後
進側にシフトしたとき、作動ロッド46によりプレート
47が回動し、突起49が操作子34aに接触してリミ
ットスイッチ34がオンとなり、モータ35が半回転
し、カム36を半回転させる。このカム36の半回転に
より、連繋ロッド(またはワイヤ)37は矢印A方向に
引っ張られてテンションローラ41を強制的に伝動遮断
側に移動し、テンションベルト40の押圧が解除され、
カッタ側プーリ38の回転が停止する。即ち、送りベル
ト15、回転円盤19、押さえベルト18、排出ベルト
20への動力伝達を停止する。図4で符号50は連繋ロ
ッド(またはワイヤ)37のインナワイヤである。
【0024】次に、上記のように構成された実施例のね
ぎ収穫機1の動作について説明する。ねぎ収穫機1は、
ねぎを圃場から収穫するとき、クローラ3,3を収穫対
象ねぎ畝の畝間に位置させ、接地ホィール30,30を
ねぎ畝の傾斜両肩部に転接させて、掘取り・搬送コンベ
ヤ装置8の掘取り刃6部分を油圧シリンダ11により上
下動調節して掘取り深さを調節し、機体の前進により畝
崩しディスク32により畝を崩し、ねぎを畝土と共に下
方から掘取り刃6により掘り上げ、その根部をバーコン
ベヤ7上に載置して根茎部に付着している土を落下させ
ながら機体斜め上方に向け搬送させる。この搬送と同時
にねぎの茎葉部は第1の挟持搬送ベルト9に挟持されて
傷つくことなく搬送される。クローラ3,3が走行する
畝間に左右の傾きがあるときは、クローラ3,3の一方
を上下調節して機体を水平状態に保持して走行させる。
【0025】バーコンベヤ7及び第1の挟持搬送ベルト
9により縦姿勢で搬送されるねぎがバーコンベヤ7の終
端部に達したとき、土落しロ−タ13がねぎの根茎部に
転接して、根茎部に付着している土が落とされる。ねぎ
がさらに移動すると、根部の根が土落しドラム14によ
りほぐされ一部の根が切られ、また残っている土がさら
に除去される。そして、ねぎが第1の挟持搬送ベルト9
の終端から排出される直前に、茎葉部が第2の挟持搬送
ベルト10により挟持されて継送され、その葉部は葉部
搬送ベルト16により搬送されて、第2の挟持搬送ベル
ト10の終端部において横姿勢となって送りベルト15
上に排出される。
【0026】送りベルト15上に排出されたねぎは、作
業者用ステップ27に立った作業者、あるいは座席26
に座った(あるいは座席26位置に立った)操縦者(作
業者)により、根を揃えて押さえベルト18及び回転円
盤19に供給し、根及び葉が切断される。そして、排出
ベルト20により集束台22にほぼ所定量まとめられ、
載置台23に載置される。もちろん、集束台22や載置
台23のねぎを結束や袋詰めし、あるいはコンテナに収
容するようにしてもよい。ねぎ収穫機1の走行(あるい
は作業)を停止するか、後退させるために主変速レバー
33を中立・後進側にシフトすると、作動ロッド46に
よりプレート47が回動し、突起49が操作子34aに
接触してリミットスイッチ34がオンとなり、モータ3
5が半回転してカム36を半回転させ、連繋ロッド(ま
たはワイヤ)37を矢印A方向に引っ張ってテンション
ローラ41を強制的に伝動遮断側に移動させ、テンショ
ンベルト40の押圧が解除されてカッタ側プーリ38の
回転が停止する。これにより、送りベルト15、回転円
盤19、押さえベルト18、排出ベルト20への動力伝
達が停止され、安全となる。
【0027】ここで、ねぎ収穫機1は、クローラ3,3
の無段または有段変速走行と、各回転部分の無段または
有段変速回転とにより、圃場条件、作物条件に応じて適
切な移動速度及び回転速度を選択でき、作業精度が高
く、かつ能率のよい収穫作業が行われる。また、クロー
ラ3,3はスピン旋回(超信地旋回)が可能であり、油
圧シリンダ11により掘取り・搬送コンベヤ装置8、第
1の挟持搬送ベルト9、第2の挟持搬送ベルト10、葉
部搬送ベルト16、及び接地ホィール30、畝崩しディ
スク32等を上方に回動させ、機体2の全長を短くして
枕地等において安定よくスピン旋回して1回の旋回で次
の収穫畝に移動することができる。
【0028】さらに、掘取り・搬送コンベヤ装置8の前
方には、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って機体の移動
と共に追従する接地ホィール30,30を設け、掘取り
・搬送コンベヤ装置8に対し上下調節シリンダ31によ
り上下調節可能、かつ左右移動調節機構30aにより左
右移動調節可能に支持しているので、両ホィール30は
収穫対象のねぎ畝に対し正確に追従して機体を自動操向
し、掘取り・搬送コンベヤ装置8及び第1の挟持搬送ベ
ルト9、第2の挟持搬送ベルト10による自動掘取り・
搬送が行われる。従って、操縦者は収穫対象ねぎ畝の畝
端における機体操向操作以外は、ほとんどの時間をねぎ
の調製作業に当てることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の農産物収
穫機におけるカッタの安全装置によれば、以下の効果を
奏することができる。
【0030】.主変速レバーを中立・後進側にシフト
したとき、そのシフト動作によりカッタの駆動を停止さ
せるよう連動させたので、主変速レバーを中立・後進側
にシフトすると、そのシフト動作と連動してカッタの駆
動が停止され、作業者の安全が確保される。また、主変
速レバーの中立・後進側へのシフト動作と連動してカッ
タの駆動が停止されるから、カッタへの動力の接・断忘
れがなく、作業性を良好とすることができる。
【0031】.主変速レバーを中立・後進側にシフト
したとき、その動作によりリミットスイッチを介してカ
ムが半回転し、カッタに動力を伝達するテンションクラ
ッチを強制的に伝動遮断側に移動させるので、主変速レ
バーを中立・後進側にシフトしたとき、その動作により
リミットスイッチを介してカムが半回転し、カッタに動
力を伝達するテンションクラッチのテンションアームを
強制的に伝動遮断側に移動させ、簡単な構成で確実な動
作を行うことができる。 .リミットスイッチを作動させるプレートを、主変速
レバーのシフト動作と連動して回動するように支持し、
該プレートの回動周面に、主変速レバーを中立・後進側
にシフトしたときにリミットスイッチを作動させる突起
を設けたので、主変速レバーのシフト動作と連動してリ
ミットスイッチを作動させるプレートが回動し、プレー
トの回動周面の突起により、主変速レバーが中立・後進
側にシフトされているときは、リミットスイッチが作動
しカッタの駆動を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による農産物収穫機におけるカッタの安
全装置の説明図である。
【図2】カッタへの伝動クラッチの側面図である。
【図3】主変速レバー及びカッタの安全装置の側面図で
ある。
【図4】カッタへの伝動クラッチの側面図である。
【図5】カッタの安全装置の部分側面図である。
【図6】カッタの安全装置の部分側面図である。
【図7】本発明を適用したねぎ収穫機の右側面図であ
る。
【図8】本発明を適用したねぎ収穫機の左側面図であ
る。
【図9】本発明を適用したねぎ収穫機の平面図である。
【図10】本発明を適用したねぎ収穫機の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 ねぎ収穫機 2 機体 3 クローラ 3a 駆動輪 3b 履帯 3c 接地
用転輪 3d 転輪フレーム 3e リンク部材 3f
シリンダ機構 4 エンジン 5 トランスミッション 6 掘取り刃 7 無端バーコンベヤ 8 掘取り・搬送コンベヤ装置 9 第1の挟持搬送ベルト 10 第2の挟持搬送ベルト 11 油圧シリンダ 12 リンクアーム 13 土落しロ−タ 14 土落しドラム 15 作業台を兼ねる送りベルト 16 葉部搬送ベルト 17 根・葉切り装置 18 押さえベルト 19 回転円盤(カッタ) 20 排出ベルト 21 支持台 22 集束台 23 載置台 24 操縦部 25 操縦者用ステップ 26 座席 24a 支持腕 27 作業者用ステップ 28 補助ステップ 29 車輪支持アーム 30 接地ホィール 30a 左右移動調節機構 31 上下調節シリンダ 32 畝崩しディスク 32a 上下左右移動調節機構 33 主変速レバー 34 リミットスイッチ 34a 操作子 35 モータ 36 カム 37 連繋ロッド(またはワイヤ) 38 原動機側プーリ 39 カッタ側プーリ 40 テンションベルト 41 テンションローラ 42 テンションアーム 43 バネ 44 カッタクラッチレバー 45 ワイヤ 46 作動ロッド 47 プレート 48 支軸 49 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 幸治 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株式 会社内 (72)発明者 阿部 徹 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株式 会社内 Fターム(参考) 2B072 AA08 DA12 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主変速レバーにより前進・中立・後進が
    切り換えられる走行部を備えた自走機体に、該走行部に
    動力を伝達する伝動系とは別の伝動系により動力を受け
    るカッタを設けた農産物収穫機において、 上記主変速レバーを中立・後進側にシフトしたとき、そ
    のシフト動作によりカッタの駆動を停止させるよう連動
    させたことを特徴とする農産物収穫機におけるカッタの
    安全装置。
  2. 【請求項2】 上記主変速レバーを中立・後進側にシフ
    トしたとき、その動作によりリミットスイッチを介して
    カムが半回転し、カッタに動力を伝達するテンションク
    ラッチを強制的に伝動遮断側に移動させることを特徴と
    する請求項1記載の農産物収穫機におけるカッタの安全
    装置。
  3. 【請求項3】 上記リミットスイッチを作動させるプレ
    ートを、主変速レバーのシフト動作と連動して回動する
    ように支持し、該プレートの回動周面に、主変速レバー
    を中立・後進側にシフトしたときにリミットスイッチを
    作動させる突起を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の農産物収穫機におけるカッタの安全装置。
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