JP2002191213A - ねぎ収穫機におけるカッタ装置 - Google Patents

ねぎ収穫機におけるカッタ装置

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JP2002191213A
JP2002191213A JP2000398587A JP2000398587A JP2002191213A JP 2002191213 A JP2002191213 A JP 2002191213A JP 2000398587 A JP2000398587 A JP 2000398587A JP 2000398587 A JP2000398587 A JP 2000398587A JP 2002191213 A JP2002191213 A JP 2002191213A
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cutter
leaf
blade
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JP2000398587A
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Minoru Oda
稔 小田
Yasuki Matsuo
泰樹 松尾
Toru Abe
徹 阿部
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Kobashi Industries Co Ltd
Original Assignee
Kobashi Industries Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場から掘り取ったねぎを搬送帯で搬送する
過程で根部及び葉部をカッタ装置により切断するように
し、葉部切断用カッタ刃にガイド板を設ける。 【解決手段】 .ねぎを一定方向に向けて幅方向に載
置し搬送する搬送帯15を設け、この搬送帯15の幅方
向両端部に、ねぎの根部及び葉部を切断するカッタ装置
19,19aを設けた。.カッタ装置の回転円盤から
なる葉部切断用カッタ刃19aに、合成樹脂からなるガ
イド板35を、葉部切断用カッタ刃19aの側面に傾斜
して接し、かつ搬送されてくるねぎの葉部を葉部切断用
カッタ刃19aの切断位置に案内するよう傾斜して設け
た。.ガイド板35は、先端側が低く、後端側が高く
なるように傾斜している。.葉部切断用カッタ刃19
a及びガイド板35を、搬送帯15の幅方向に移動可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場から掘り取っ
たねぎを搬送帯で搬送する過程で根部及び葉部をカッタ
装置により切断するようにし、特に、葉部切断用カッタ
刃にガイド板を設けてカッタ刃の切断精度を向上させる
ようにしたねぎ収穫機におけるカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体に、圃場に植生している
ねぎを掘り取る掘り取り装置と、掘り取られたねぎを搬
送する搬送装置と、搬送されたねぎを調製して収容する
収容装置とを備えたねぎ収穫機が本出願人により提案さ
れている。また、ねぎ収穫機とは別に、圃場から掘り取
ったねぎから根部及び葉部を切断・調製するようにした
ねぎの調製装置(例えば、特開平11−075798
号)が提案されている。さらに、ねぎ以外の農産物収穫
機において、葉部を切断する切断刃として、2枚の回転
円盤の切断部分を重ね合わせて高速回転させるものがあ
り、また、切断刃に葉部を案内するガイドとして面状、
または丸棒状のものを設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のねぎ収穫機
においては、搬送装置により搬送されてきたねぎを、作
業者が人力で調製して収容装置に収容するようにしてお
り、ねぎの根部及び葉部を切断するカッタ装置を設けて
はおらず、人力により調製するために多くの労力と時間
を要する、という問題点があった。また、上記ねぎの調
製装置における葉切断刃は、一枚の回転円盤を設けただ
けなので葉部の切断が不安定である、という問題点があ
った。さらに、2枚の回転円盤を高速回転させるもので
は構成が複雑となり、また、切断刃に葉部を案内する面
状、または丸棒状ガイドは、作業精度が不十分である、
という問題点があった。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点を解決すべ
く、搬送装置により搬送されてきたねぎから根部及び葉
部を切断し、葉部切断用カッタ刃に合成樹脂製のガイド
板を設けることで、カッタ刃の切断精度を向上させるよ
うにしたねぎ収穫機におけるカッタ装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有すること特徴とする。
【0006】A.走行機体に、圃場に植生しているねぎ
を掘り取る掘り取り装置と、掘り取られたねぎを搬送す
る搬送装置と、搬送されたねぎを調製して収容する収容
装置とを備えたねぎ収穫機において、上記搬送装置とし
て、ねぎを一定方向に向けて幅方向に載置し搬送する搬
送帯を設け、この搬送帯の幅方向両端部に、ねぎの根部
及び葉部を切断するカッタ装置を設けた。
【0007】B.上記カッタ装置の回転円盤からなる葉
部切断用カッタ刃に、合成樹脂からなるガイド板を、葉
部切断用カッタ刃の側面に傾斜して接し、かつ搬送され
てくるねぎの葉部を葉部切断用カッタ刃の切断位置に案
内するよう傾斜して設けた。 C.上記ガイド板は、先端側が低く、後端側が高くなる
ように傾斜している。 D.上記葉部切断用カッタ刃及びガイド板を、搬送帯の
幅方向に移動可能とした。
【0008】
【作用】このような構成を採用することにより本発明の
ねぎ収穫機におけるカッタ装置においては、以下の作用
を行う。
【0009】.上記A.の構成により、搬送帯上に一
定方向に向けて載置されて搬送されてくるねぎから、カ
ッタ装置により根部及び葉部が能率よく、かつ精度よく
切断される。
【0010】.上記B.の構成により、葉部切断用カ
ッタ刃に設けたガイド板により、搬送帯によって搬送さ
れてくるねぎの葉部が、葉部切断用カッタ刃の切断位置
に対して確実に案内し、ねぎの葉部が精度よく切断され
る。 .上記C.の構成により、搬送帯によって搬送されて
くるねぎの葉部は、ガイド板により、葉部切断用カッタ
刃の切断位置に確実に案内され、精度よく切断する。 .上記D.の構成により、葉部切断用カッタ刃及びガ
イド板を搬送帯の幅方向に任意に移動させることで、ね
ぎの葉部の切断長さが容易に調節される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図8ないし図11
において、符号1はねぎ収穫機で、機体2に、左右対を
なしスピン(超信地)旋回を可能にしたクローラ3,3
を装備している。機体2の一側やや後側にエンジン4を
搭載し、その近傍に、図示しないがエンジン4により駆
動される油圧装置を装着している。クローラ3,3間
で、機体2の後部寄り下部位置に図示しないHST(油
圧自動変速装置)を備えたトランスミッション5を設
け、クローラ3,3を変速駆動するようにしている。
【0012】上記クローラ3,3は、機体2の前進方向
後部において駆動輪3aにより履帯3bを駆動して走行
するようにし、該履帯3bを接地側に押圧するようにし
て転接する複数の接地用転輪3cを支持する転輪フレー
ム3dを、機体2のフレームに対して前後一対のリンク
部材3eにより上下移動可能に支持し、上記転輪フレー
ム3dと機体2のフレームとの間に伸縮可能のシリンダ
機構3fを設け、該シリンダ機構3fの伸縮により履帯
3bの接地部分を駆動輪3aを中心に上下移動可能に構
成している。
【0013】クローラ3,3間の機体2の下部前方から
機体2の中央下部を通って機体2の後方に向け、先端に
掘取り刃6を有し、この掘取り刃6に連続して該掘取り
刃6により掘り取られたねぎの根部を縦姿勢に載置して
揚上しながら搬送する無端バーコンベヤ7を有する掘取
り・搬送コンベヤ装置8を斜設している。この掘取り・
搬送コンベヤ装置8の上方に位置して、この掘取り・搬
送コンベヤ装置8より長さが長く、掘取り刃6により圃
場から掘取られたねぎの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送
する,左右一対の第1の挟持搬送ベルト9を設けてい
る。この第1の挟持搬送ベルト9の搬送終端部下側に
は、第1の挟持搬送ベルト9により搬送されたねぎを受
け、その茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送する過程で横姿
勢に変換して排出する第2の挟持搬送ベルト10を配設
している。
【0014】上記掘取り・搬送コンベヤ装置8の後端部
は、機体2に対して、軸を介して上下方向に回動可能に
枢支され、掘取り・搬送コンベヤ装置8と機体2との間
に介装された油圧シリンダ11の伸縮作動により掘取り
・搬送コンベヤ装置8は軸を中心に上下に回動するよう
になっている。上記第1の挟持搬送ベルト9の前端部は
リンクアーム12の先端部に枢支され、後端部がリンク
アームを介して機体2に枢支されている。そして、上記
油圧シリンダ11により掘取り・搬送コンベヤ装置8の
基部が回動して先端側が上動するとき、これと連動して
リンクアーム12により第1の挟持搬送ベルト9も後方
に移動するようになっている。また、掘取り・搬送コン
ベヤ装置8の下側にはねぎの土を落とす土落しロ−タ1
3が配設され、この土落しロ−タ13の後方に、ねぎの
根部の根をほぐし、また、土を取り除く土落しドラム1
4が設けられている。
【0015】そして、油圧シリンダ11により掘取り・
搬送コンベヤ装置8を上方に回動させると、これと連動
してリンクアーム12により第1の挟持搬送ベルト9が
後方に移動し、掘取り・搬送コンベヤ装置8と第1の挟
持搬送ベルト9は接触することがない。リンクアーム1
2の先端部と第1の挟持搬送ベルト9の間には長穴が設
けられ、この長穴に対するリンクアーム12の支持位置
を調節することにより、第1の挟持搬送ベルト9の支持
高さが調節される。
【0016】第2の挟持搬送ベルト10は、その始端部
でねぎの茎葉部を縦姿勢で挟持して搬送し、その搬送過
程でねぎを縦姿勢から横姿勢側へ順次捻り状態にして斜
め横姿勢(ほぼ45度)に姿勢変更し、搬送終端部から
排出するようにしている。その排出位置下方には作業台
を兼ねる送りベルト15が設けられ、第2の挟持搬送ベ
ルト10から排出されたねぎを作業者が調製するように
している。第2の挟持搬送ベルト10の始端部一側上方
には、第1の挟持搬送ベルト9及び第2の挟持搬送ベル
ト10により挟持搬送されるねぎの葉部を支持して搬送
する葉部搬送ベルト16が、第2の挟持搬送ベルト10
と同軸に設けられている。この葉部搬送ベルト16は、
その姿勢が支持アームを中心に回動調節機構により調節
可能である。
【0017】上記送りベルト15は、機体2の長さ方向
に延びる無端ベルトとねぎの根部側に設けられた根送り
スクリュードラム15aを備え、作業者側を低く、反対
側が高くなるように約20度傾斜している。また、この
送りベルト15では、第2の挟持搬送ベルト10の終端
部から排出されたねぎを作業者が前後に揃え、送りベル
ト15の後端部に設けた根・葉切り装置17に供給して
根及び葉を切断する。根・葉切り装置17には、図1な
いし図7に示すように、押さえベルト18,18aと回
転円盤(カッタ)19,19aとが設けられ、この根・
葉切り装置17に続いて排出ベルト20、支持台21に
支持された集束台22、載置台23等が設けられてい
る。上記送りベルト15、回転円盤19,19a、押さ
えベルト18,18a、排出ベルト20には、前記クロ
ーラ3、掘取り・搬送コンベヤ装置8、第1の挟持搬送
ベルト9、第2の挟持搬送ベルト10等に動力伝達する
伝動系とは異なる伝動系により動力が伝達される。
【0018】上記押さえベルト18及び回転円盤(カッ
タ)19は、送りベルト15及び根送りスクリュードラ
ム15aにより送られてくるねぎの根部を切断するため
のもので、根部切断用カッタ19は高速伝動装置34に
より動力伝達されて高速に回転する。また、根部切断用
カッタ19は、送りベルト15及び根送りスクリュード
ラム15aに対してわずかに傾斜して支持されており、
また、送りベルト15の幅方向に移動調節可能である
(図6参照)。そして、根部の切断深さが調節される。
【0019】上記押さえベルト18a及び回転円盤(カ
ッタ)19aは、送りベルト15により送られてくるね
ぎの葉部Aを切断するためのもので、葉部切断用カッタ
19aは低速伝動装置34aにより動力伝達されて低速
で回転する。葉部切断用カッタ19aには、合成樹脂か
らなるガイド板35が、葉部切断用カッタ19aの側面
にθ2 度あるいはθ3 度傾斜して接し、かつ搬送されて
くるねぎの葉部Aを葉部切断用カッタ19aの切断位置
に案内するように設けられている。また、ガイド板35
は、先端側が低く、後端側が高くなるようθ1 度傾斜し
て設けられている。葉部切断用カッタ19a及びガイド
板35は、送りベルト15の幅方向に移動可能である。
そして、葉部の切断長さが調節される。
【0020】上記エンジン4と反対側の機体2の側部に
は、操縦部24、操縦者用ステップ25、座席26、作
業者用ステップ27、補助ステップ28等が設けられて
いる。このうちの作業者用ステップ27には作業者が乗
って作業するが、座席26に座った操縦者が作業するこ
ともできるように、座席26はその支持腕26aが、操
縦者(作業者)が操縦部24に向かったり、あるいは作
業台15に向かったりすることができるように、自由に
旋回可能になっている。また、座席26のシートは、操
縦者(作業者)が座った状態で、あるいは立った状態で
作業ができるように前後に起倒できる構造になってい
る。
【0021】上記掘取り・搬送コンベヤ装置8の左右の
フレームから前方に向けて、左右一対の支持アーム2
9,29が突出しており、この支持アーム29,29の
先端に、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に転接する一対の
接地ホィール30,30を対向させて軸支している。こ
のホィール30,30は、掘取り・搬送コンベヤ装置8
の上下調節と共に、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って
機体の移動と共に追従する畝追従装置としての機能も果
たすもので、掘取り・搬送コンベヤ装置8に対して上下
調節シリンダ31により上下調節可能、かつ左右移動調
節機構30aにより左右移動調節可能に支持されてい
る。また、一対のホィール30,30は、キャンバー角
を有しており、収穫対象ねぎ畝の傾斜両肩部に接して回
転し、機体を収穫対象ねぎ畝に追従して操向,移動させ
るようにしている。ホィール30と掘取り・搬送コンベ
ヤ装置8の先端部との間に、収穫畝の肩部を崩すための
畝崩しディスク32が支持アーム29に支持され、上下
左右移動調節機構32aにより上下左右移動調節可能に
設けられている。
【0022】上記エンジン4から動力を受けて変速する
トランスミッション5においては、油圧無段変速装置
(HST)により無段変速されるが、無段変速とトラン
スミッション5のギヤ変速とを組み合わせて無段と有段
とに変速出力できるようにしている。そして、サイドク
ラッチ、デファレンシャル装置を介して動力伝達を接,
断してクローラ3,3を無段と有段とに変速走行させ、
またスピン旋回(超信地旋回)を可能にしている。ま
た、トランスミッション5から、変速された動力が各作
業部に伝達され、その回転速度が無段と有段とに変速調
節可能であり、この変速とクローラ3,3の無段または
有段走行と組合せることにより、掘取り作業速度が自在
に設定可能である。
【0023】上記操縦部24には、クローラ3,3の前
進・中立・後進を切り換える主変速レバー33が設けら
れている。この主変速レバー33は、中立・後進側にシ
フトしたとき、そのシフト動作により送りベルト15、
根送りスクリュードラム15a、押さえベルト18,1
8a、カッタ19,19a、排出ベルト20の駆動を停
止させるよう連動するよう構成されている。
【0024】次に、上記のように構成された実施例のね
ぎ収穫機1の動作について説明する。ねぎ収穫機1は、
ねぎを圃場から収穫するとき、クローラ3,3を収穫対
象ねぎ畝の畝間に位置させ、接地ホィール30,30を
ねぎ畝の傾斜両肩部に転接させて、掘取り・搬送コンベ
ヤ装置8の掘取り刃6部分を油圧シリンダ11により上
下動調節して掘取り深さを調節し、機体の前進により畝
崩しディスク32により畝を崩し、ねぎを畝土と共に下
方から掘取り刃6により掘り上げ、その根部をバーコン
ベヤ7上に載置して根茎部に付着している土を落下させ
ながら機体斜め上方に向け搬送させる。この搬送と同時
にねぎの茎葉部は第1の挟持搬送ベルト9に挟持されて
傷つくことなく搬送される。クローラ3,3が走行する
畝間に左右の傾きがあるときは、クローラ3,3の一方
を上下調節して機体を水平状態に保持して走行させる。
【0025】バーコンベヤ7及び第1の挟持搬送ベルト
9により縦姿勢で搬送されるねぎがバーコンベヤ7の終
端部に達したとき、土落しロ−タ13がねぎの根茎部に
転接して、根茎部に付着している土が落とされる。ねぎ
がさらに移動すると、根部の根が土落しドラム14によ
りほぐされ一部の根が切られ、また残っている土がさら
に除去される。そして、ねぎが第1の挟持搬送ベルト9
の終端から排出される直前に、茎葉部が第2の挟持搬送
ベルト10により挟持されて継送され、その葉部は葉部
搬送ベルト16により搬送されて、第2の挟持搬送ベル
ト10の終端部において横姿勢となって送りベルト15
上に排出される。
【0026】送りベルト15上に排出されたねぎは、作
業者用ステップ27に立った作業者、あるいは座席26
に座った(あるいは座席26位置に立った)操縦者(作
業者)により、根を揃えて押さえベルト18,18a及
びカッタ19,19aに供給し、根及び葉が切断され
る。そして、排出ベルト20により集束台22にほぼ所
定量まとめられ、載置台23に載置される。もちろん、
集束台22や載置台23のねぎを結束や袋詰めし、ある
いはコンテナに収容するようにしてもよい。ねぎ収穫機
1の走行(あるいは作業)を停止するか、後退させるた
めに主変速レバー33を中立・後進側にシフトすると、
送りベルト15、根送りスクリュードラム15a、押さ
えベルト18,18a、カッタ19,19a、排出ベル
ト20への動力伝達が停止され、安全となる。
【0027】ここで、ねぎ収穫機1は、クローラ3,3
の無段または有段変速走行と、各回転部分の無段または
有段変速回転とにより、圃場条件、作物条件に応じて適
切な移動速度及び回転速度を選択でき、作業精度が高
く、かつ能率のよい収穫作業が行われる。また、クロー
ラ3,3はスピン旋回(超信地旋回)が可能であり、油
圧シリンダ11により掘取り・搬送コンベヤ装置8、第
1の挟持搬送ベルト9、第2の挟持搬送ベルト10、葉
部搬送ベルト16、及び接地ホィール30、畝崩しディ
スク32等を上方に回動させ、機体2の全長を短くして
枕地等において安定よくスピン旋回して1回の旋回で次
の収穫畝に移動することができる。
【0028】さらに、掘取り・搬送コンベヤ装置8の前
方には、収穫対象ねぎ畝の長さ方向に沿って機体の移動
と共に追従する接地ホィール30,30を設け、掘取り
・搬送コンベヤ装置8に対し上下調節シリンダ31によ
り上下調節可能、かつ左右移動調節機構30aにより左
右移動調節可能に支持しているので、両ホィール30は
収穫対象のねぎ畝に対し正確に追従して機体を自動操向
し、掘取り・搬送コンベヤ装置8及び第1の挟持搬送ベ
ルト9、第2の挟持搬送ベルト10による自動掘取り・
搬送が行われる。従って、操縦者は収穫対象ねぎ畝の畝
端における機体操向操作以外は、ほとんどの時間をねぎ
の調製作業に当てることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のねぎ収穫
機におけるカッタ装置によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。
【0030】.搬送装置として、ねぎを一定方向に向
けて幅方向に載置し搬送する搬送帯を設け、この搬送帯
の幅方向両端部に、ねぎの根部及び葉部を切断するカッ
タ装置を設けたので、搬送帯上に一定方向に向けて載置
されて搬送されてくるねぎから、カッタ装置により根部
及び葉部を能率よく、かつ精度よく切断することができ
る。
【0031】.カッタ装置の回転円盤からなる葉部切
断用カッタ刃に、合成樹脂からなるガイド板を、葉部切
断用カッタ刃の側面に傾斜して接し、かつ搬送されてく
るねぎの葉部を葉部切断用カッタ刃の切断位置に案内す
るよう傾斜して設けたので、葉部切断用カッタ刃に設け
たガイド板により、搬送帯によって搬送されてくるねぎ
の葉部を、葉部切断用カッタ刃の切断位置に対して確実
に案内して、ねぎの葉部を精度よく切断することができ
る。 .ガイド板は、先端側が低く、後端側が高くなるよう
に傾斜しているので、搬送帯によって搬送されてくるね
ぎの葉部を、ガイド板により、葉部切断用カッタ刃の切
断位置に確実に案内して、精度よく切断することができ
る。 .葉部切断用カッタ刃及びガイド板を、搬送帯の幅方
向に移動可能としたので、葉部切断用カッタ刃及びガイ
ド板を搬送帯の幅方向に任意に移動させることで、ねぎ
の葉部の切断長さを容易に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による要部の部分側面図である。
【図2】本発明によるカッタ装置全体の右側面図であ
る。
【図3】同左側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】同背面図である。
【図6】同部分平面図である。
【図7】(a)は要部の斜視図、(b)は要部の側面
図、(c)及び(d)は要部の部分正面図である。
【図8】本発明を適用したねぎ収穫機の右側面図であ
る。
【図9】本発明を適用したねぎ収穫機の左側面図であ
る。
【図10】本発明を適用したねぎ収穫機の平面図であ
る。
【図11】本発明を適用したねぎ収穫機の背面図であ
る。
【符号の説明】
1 ねぎ収穫機 2 機体 3 クローラ 3a 駆動輪 3b 履帯 3c 接
地用転輪 3d 転輪フレーム 3e リンク部材 3
f シリンダ機構 4 エンジン 5 トランスミッション 6 掘取り刃 7 無端バーコンベヤ 8 掘取り・搬送コンベヤ装置 9 第1の挟持搬送ベルト 10 第2の挟持搬送ベルト 11 油圧シリンダ 12 リンクアーム 13 土落しロ−タ 14 土落しドラム 15 送りベルト 15a 根送りスクリュードラム 16 葉部搬送ベルト 17 根・葉切り装置 18 根部押さえベルト 18a 葉部押さえベルト 19 根部切断用カッタ 19a 葉部切断用カッタ 20 排出ベルト 21 支持台 22 集束台 23 載置台 24 操縦部 25 操縦者用ステップ 26 座席 24a 支持腕 27 作業者用ステップ 28 補助ステップ 29 車輪支持アーム 30 接地ホィール 30a 左右移動調節機構 31 上下調節シリンダ 32 畝崩しディスク 32a 上下左右移動調節機構 33 主変速レバー 34 高速伝動装置 34a 低速伝動装置 35 合成樹脂からなるガイド板 A ねぎの葉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 徹 岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株式 会社内 Fターム(参考) 2B072 AA08 BA01 BA30 CA12 DA02 DA12 DA18 EA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に、圃場に植生しているねぎを
    掘り取る掘り取り装置と、掘り取られたねぎを搬送する
    搬送装置と、搬送されたねぎを調製して収容する収容装
    置とを備えたねぎ収穫機において、 上記搬送装置として、ねぎを一定方向に向けて幅方向に
    載置し搬送する搬送帯を設け、この搬送帯の幅方向両端
    部に、ねぎの根部及び葉部を切断するカッタ装置を設け
    たことを特徴とするねぎ収穫機におけるカッタ装置。
  2. 【請求項2】 上記カッタ装置の回転円盤からなる葉部
    切断用カッタ刃に、合成樹脂からなるガイド板を、葉部
    切断用カッタ刃の側面に傾斜して接し、かつ搬送されて
    くるねぎの葉部を葉部切断用カッタ刃の切断位置に案内
    するよう傾斜して設けたことを特徴とする請求項1記載
    のねぎ収穫機におけるカッタ装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイド板は、先端側が低く、後端側
    が高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項
    1又は2記載のねぎ収穫機におけるカッタ装置。
  4. 【請求項4】 上記葉部切断用カッタ刃及びガイド板
    を、搬送帯の幅方向に移動可能としたことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のねぎ収穫機におけるカッタ装
    置。
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