JP4395962B2 - コンバイン - Google Patents

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利彦 岡田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンバインにおいては、走行装置の上側に穀粒貯留装置と脱穀装置とを並設し、該脱穀装置の前側に刈取装置を昇降自在に設けている。また、穀粒貯留装置には内部に貯留した穀粒を適宜排出するために穀粒排出筒が設けられている。この穀粒排出筒の先端部には穀粒排出口が下向きに所定長さ延出して設けられており、このように構成される穀粒排出筒は、刈取作業中等の非穀粒排出時には、刈取装置に平面視で重合する収納位置に位置付けられる。
【0003】
しかして、このような従来のコンバインは、穀粒排出筒を刈取装置に平面視で重合する収納位置に位置付け且つ刈取装置を最上位置に上昇させても、該刈取装置の上端部が穀粒排出筒の穀粒排出口部の下端より下側の位置までしか至らないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のコンバインにおいては、穀粒排出筒を刈取装置に平面視で重合する収納位置に位置付け且つ刈取装置を最上位置に上昇させても、該刈取装置の上端部が穀粒排出筒の穀粒排出口部の下端より下側の位置までしか至らない。
【0005】
従って、刈取装置の上昇位置を枕地での旋回等に適した充分な高さに設定しようとすると、穀粒排出筒の収納位置を高くせざるを得なくなり、コンバインの全高が高くなる。この結果、コンバインの重心位置が高くなって機体の安定性が低下したり、機体のコンパクト感を損なって外観上の商品価値が低下する問題が生じる。また、機体を覆うシ−トが掛けにくくなるような付随的な支障も生じ得る。
【0006】
一方、穀粒排出筒の収納位置を低く設定しようとすると、刈取装置の上昇位置が低く規制され、枕地での旋回等に必要な上昇量を確保することが困難となり、この枕地での旋回を円滑に行えなくなる問題がある。
また、従来、穀粒排出筒を穀粒排出筒支持部材に支持して収納した状態において、穀粒排出筒の伸縮駆動機構は穀粒貯留装置の上面より高い位置に配置されていたため、コンバインを倉庫に格納する際、穀粒排出筒の伸縮駆動機構が倉庫の天井などに衝突して破損するおそれがあった。
また、従来、刈取装置の上部を覆う防塵カバ−は樹脂材によって一体成形されており、このような防塵カバ−は、コンバインが、3条刈、4条刈、5条刈と大きくなるに伴って左右幅の広いものが必要となるため、コンバインの刈取条数に応じて幅の異なるものを各別に製造していた。しかしながら、このような従来技術では、幅の異なる防塵カバ−を成形するための型が各別に必要であり、製造コストが高くなる欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。
すなわち、走行装置(1)の上側の機台フレーム(2)上に脱穀装置(3)と穀粒貯留装置(4)と左右にべてけ、前記脱穀装置(3)の前側に刈取装置(5)刈取上下シリンダ(31)で昇降自在に設け、前記穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(6)を設けて機体を構成したコンバインにおいて、前記穀粒貯留装置(4)を主タンク(4a)と該主タンク(4a)の上部に螺子で連結した増量タンク(4b)とで構成し、前記機台フレーム(2)上における穀粒貯留装置(4)の後側の部位に、穀粒貯留装置(4)の底部に設けた排出螺旋に連通する揚穀螺旋筒(14)を旋回モータ(15)で縦軸回動自在に立設し、該揚穀螺旋筒(14)の上端部に穀粒排出筒(16)の基部を連通して昇降用シリンダ(17)で起伏回動自在に設け、該穀粒排出筒(16)を、一体螺旋を内装した固定側筒体(16d)と多数の分割螺旋体を内装した移動側筒体(16b)とで構成し、前記固定側筒体(16d)に対して移動側筒体(16b)を軸芯方向に摺動自在に嵌合させ、該固定側筒体(16d)と移動側筒体(16b)との間に設けた伸縮駆動機構(47)で移動側筒体(16b)を軸芯方向に摺動させることによって穀粒排出筒(16)を伸縮自在な構成とし、該穀粒排出筒(16)の先端部には筒状の穀粒排出口部(18)を下向きに所定長さ延出して設け、該穀粒排出筒(16)を脱穀装置(3)の上面に立設した穀粒排出筒支持部材(16a)に嵌合させて刈取装置(5)に平面視で重合する収納位置で支持する構成とし、前記刈取装置(5)側に設ける複数の引起装置(22)の上側に引起しカバー(25)を設け、該刈取装置(5)側に設ける供給搬送装置(24)の上側に防塵カバー(27)を配置し、該防塵カバー(27)を構成する部材として、上面を凸状に膨出させると共に前面に前照灯(26)を内蔵した主カバー体(27a)と左側副カバー体(27b)と、右側副カバー体(27c)と、第1延長カバー体(27d)と、該第1延長カバー体(27d)よりも広幅の第2延長カバー体(27e)を設け、前記主カバー体(27a)の機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで直接締結すると3条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成され、前記主カバー体(27a)機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に第1延長カバー体(27d)をリベットで締結すると共に該第1延長カバー体(27d)の機体外側の側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで締結すると4条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成され、前記主カバー体(27a)機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に第2延長カバー体(27e)をリベットで締結すると共に該第2延長カバー体(27e)の機体外側となる側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで締結すると5条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成される構成とし、前記穀粒排出筒(16)を穀粒排出筒支持部材(16a)に支持した状態で、前記伸縮駆動機構(47)が増量タンク(4b)の上面よりも低い位置となるように該伸縮駆動機構(47)と増量タンク(4b)の上面との位置関係を設定し、刈取装置(5)を最上位置に上昇させた状態で、前記引起カバー(25)の上端部及び防塵カバー(27)の上端部の前照灯(26)部分が、穀粒排出筒支持部材(16a)に支持された穀粒排出筒(16)の穀粒排出口部(18)の下端よりも上側にまで位置するように刈取装置(5)の最上位置と穀粒排出筒支持部材(16a)による穀粒排出筒(16)の収納位置での支持高さを設定したことを特徴とするコンバインの構成としたものである。
【0008】
刈取作業においては、走行装置を駆動して機体を前進させながら刈取装置によって植立穀稈を刈り取り、脱穀装置へ供給して脱穀処理し、収穫した穀粒を、穀粒貯留装置へ投入して一時貯留する。このようにして貯留された穀粒は、穀粒排出筒16により、この先端部から下向きに所定長さ延出して設けた穀粒排出口部18を介して運搬車の荷台等へ適宜排出可能である。
【0009】
そして、このような刈取作業中、穀粒排出筒16は刈取装置に平面視で重合する収納位置に位置付けられている。そして、圃場の一辺を刈り終え、次辺へ回行する場合には、植立穀稈の穂部を切断してしまわないよう、刈取装置を最上位置まで上昇させる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】
【0014】
【0015】
この発明によると、刈取装置(5)を最上位置に上昇させた際、該刈取装置(5)の引起装置(22)上側を覆う引起カバ−(25)の上端部及び該刈取装置(5)上側を覆う防塵カバ−(27)の上端部の前照灯(26)部分が穀粒排出筒(16)の穀粒排出口部(18)の下端よりも上側にまで位置する。これにより、穀粒排出筒(16)の収納位置を低く設定することが可能となる。一方、刈取装置(5)の上昇位置を高く設定することも可能である。
これにより、穀粒排出筒16の収納位置を低く設定してコンバインの重心位置を低くし機体の安定性を向上させることができると共に機体のコンパクト感を増して外観上の商品価値を向上させることができる。また、刈取装置の上昇位置を高くして枕地での旋回等を円滑に行うことができる。また、防塵カバ−27に設ける前照灯26を機体の前部で高い位置に配置することができ、機体前方への投光性能が向上し、夜間作業の能率を向上させることができる。
また、穀粒排出筒(16)を穀粒排出筒支持部材(16a)に支持した状態で伸縮駆動機構(47)が増量タンク(4b)の上面よりも低い位置となるため、この増量タンク(4b)を目安としてコンバインを移動させることによって穀粒排出筒(16)の伸縮駆動機構(47)を衝突させることが少なくなり、また、仮に衝突を起こしたとしてもこの増量タンク(4b)によって穀粒排出筒(16)の伸縮駆動機構(47)が保護される。これによって、穀粒排出筒(16)の伸縮駆動機構(47)の破損を少なくすることができる。
また、複雑な形状をした主カバ−体(27a)と左側副カバ−体(27b)と右側副カバ−体(27c)とを3〜5条刈のコンバインに共用できるため、成形に必要な型の数を減らし、製造コストを下げて安価に提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図により説明する。
図1〜3に示すように、走行装置1上側の機台フレ−ム2上に脱穀装置3と穀粒貯留装置4とを左右に並設して搭載し、前記脱穀装置3の前側に刈取装置5を設け、前記穀粒貯留装置4の前側に操縦部6を設けてコンバインの機体を構成する。
【0017】
前記走行装置1は、前記機台フレ−ム2の下方に設けた左右の転輪フレ−ム7,7と、該転輪フレ−ム7,7に軸支した多数の遊転輪8,8と、機台フレ−ム2側に固定したミッションケ−ス9によって駆動される駆動輪10,10と、これら遊転輪8,8及び駆動輪10,10とにわたって巻回したクロ−ラ11,11によって構成する。
【0018】
また、前記脱穀装置3は、扱胴を内装し外側にフィ−ドチェン12を備えた扱室と揺動選別装置を内装した選別室とから構成する。
また、前記穀粒貯留装置4は、箱型に形成し、その機体奥側上部に前記脱穀装置3の一番螺旋に連通した一番揚穀筒13の上端部を接続する。該一番揚穀筒13によって穀粒貯留装置4の内部へ穀粒が投入される構成である。そして、前記機台フレ−ム2上における穀粒貯留装置4の後側部位には、穀粒貯留装置4底部の排出螺旋(図示省略)に連通した揚穀螺旋筒14を旋回用モ−タ15により縦軸回動自在に立設する。そして、該揚穀螺旋筒14の上端部に、穀粒排出筒16の基部を昇降用シリンダ17により起伏回動自在に連通して取り付ける。また、前記穀粒排出筒16の先端部には、筒状の穀粒排出口部18を下向きに所定長さ延出して設ける。尚、前記旋回用モ−タ15と昇降用シリンダ17との作動は、前記操縦部6に設ける穀粒排出筒旋回操作レバ−19の操作によって行われる。尚、上記のように構成される穀粒排出筒16は、非穀粒排出作業時において、前記脱穀装置3上面に立設した穀粒排出筒支持部材16aに嵌合する状態で収納支持される。
【0019】
また、前記刈取装置5は、最前方部の分草体20及び分草ガイド杆21と、該分草体20及び分草ガイド杆21によって分草した穀稈を引起すラグ式の引起装置22と、該引起装置22によって引起した穀稈の株元部を切断する刈刃装置23と、該刈刃装置23によって刈り取った穀稈を脱穀装置3へ向けて搬送する供給搬送装置24と、前記複数の引起装置22の上側を一体的に覆う引起カバ−25と、前記供給搬送装置24の上側を覆い上面を凸状としてその前面に前照灯26を内蔵した防塵カバ−27とを刈取フレ−ム28に一体的に取り付けて構成する。そして、該刈取フレ−ム28を縦支持フレ−ム29の先端に取付け、該縦支持フレ−ム29の後端部を前記ミッションケ−ス9の上側に固定した懸架台30に上下回動自在に支持させる。これにより、前記刈取装置5は刈取上下シリンダ31により昇降自在に構成される。
【0020】
尚、前記刈取装置5を最上位置に上昇させた際、該刈取装置5の引起装置22上側を覆う引起カバ−25の上端部及び該刈取装置5上側を覆う防塵カバ−27の上端部(前照灯26部分)が穀粒排出筒16の穀粒排出口部18の下端より、夫々、寸法l1,l2だけ上側にまで位置するように、刈取装置5の最上位置と穀粒排出筒16の収納位置(穀粒排出筒支持部材16aの支持高さ)を設定する。
【0021】
また、前記操縦部6は、エンジン32部を覆うエンジンカバ−33の上部に操縦席34を設け、該操縦席34の前側に操向レバ−35等を有した前部操作パネル36を設ける一方、該操縦席34の側部に異常表示モニタ−37、スロットルレバ−38、主変速レバ−39、副変速レバ−40、刈脱クラッチレバ−41、カッタノッタ切換レバ−42、穀粒排出クラッチレバ−43、穀粒排出筒旋回操作レバ−19等を配置した側部操作パネル44を設けて構成する。
【0022】
次に上記構成による作用を述べる。
操縦席34に着座する操縦者が、刈脱クラッチレバ−41を入り操作し、操向レバ−35を操作しながら主変速レバ−39及び副変速レバ−40を操作して走行装置1を駆動して機体を前進させると、圃場に植立する穀稈は分草体20及び分草ガイド杆21によって分草され、分草された穀稈は引起装置22により引起され、引起された穀稈は刈刃装置23により株元部を切断され、株元部を切断された穀稈は供給搬送装置24によって後方へ搬送されてフィ−ドチェン12に引き継がれ、脱穀装置3へ供給されて脱穀処理される。このようにして収穫された穀粒は、一番揚穀筒13から穀粒貯留装置4へ投入されて一時貯留される。
【0023】
しかして、このような刈取作業中、穀粒排出筒16は、穀粒排出筒支持部材16aに嵌合し、刈取装置5に平面視で重合する収納位置に位置付けられている。そして、圃場の一辺を刈り終え、次辺へ回行する場合には、操縦者による手動ないし自動制御により、刈取上下シリンダ31を伸長作動させて、植立穀稈の穂部を切断してしまわないよう、刈取装置5を最上位置まで上昇させる。
【0024】
しかして、このように刈取装置5を最上位置に上昇させた際、該刈取装置5の引起装置22上側を覆う引起カバ−25の上端部及び該刈取装置5上側を覆う防塵カバ−27の上端部(前照灯26部分)が穀粒排出筒16の穀粒排出口部18の下端より、夫々、寸法l1,l2だけ上側にまで位置する。これにより、穀粒排出筒16の収納位置を低く設定することが可能となる。一方、刈取装置5の上昇位置を高く設定することも可能である。
【0025】
これにより、穀粒排出筒16の収納位置を低く設定してコンバインの重心位置を低くし機体の安定性を向上させることができると共に機体のコンパクト感を増して外観上の商品価値を向上させることができる。また、刈取装置5の上昇位置を高くして枕地での旋回等を円滑に行うことができる。また、防塵カバ−27に設ける前照灯26を機体の前部で高い位置に配置することができ、機体前方への投光性能が向上し、夜間作業の能率を向上させることができる。
(一部別実施例)
図4〜図7に示すように、前記防塵カバ−27を左右方向に複数に分割された樹脂材によって構成してもよい。
【0026】
即ち、上面を前後方向の凸条に膨出させ前面に前照灯26を内蔵した主カバ−体27aに対して、その機体奥側となる側縁に左側副カバ−体27bをリベット45締結して取り付ける。
そして、図5に示すように、前記主カバ−体27aに対して、その機体外側となる側縁に、直接、右側副カバ−体27cをリベット45締結して、3条刈コンバイン用の防塵カバ−27を形成する。
【0027】
また、図6に示すように、前記主カバ−体27aに対して、その機体外側となる側縁に狭幅の延長カバ−体(小)27d(第1延長カバー体27d)をリベット45締結し、該延長カバ−体(小)27dの機体外側となる側縁に右側副カバ−体27cをリベット45締結して、4条刈コンバイン用の防塵カバ−27を形成する。
【0028】
また、図7に示すように、前記主カバ−体27aに対して、その機体外側となる側縁に広幅の延長カバ−体(大)27e(第2延長カバー体27e)をリベット45締結し、該延長カバ−体(大)27eの機体外側となる側縁に右側副カバ−体27cをリベット45締結して、5条刈コンバイン用の防塵カバ−27を形成する。
【0029】
従来、刈取装置の上部を覆う防塵カバ−は樹脂材によって一体成形されており、このような防塵カバ−は、コンバインが、3条刈、4条刈、5条刈と大きくなるに伴って左右幅の広いものが必要となるため、コンバインの刈取条数に応じて幅の異なるものを各別に製造していた。しかしながら、このような従来技術では、幅の異なる防塵カバ−を成形するための型が各別に必要であり、製造コストが高くなる欠点があった。
【0030】
しかしながら、上記のように構成することにより、複雑な形状をした主カバ−体27aと左側副カバ−体27bと右側副カバ−体27cとを3〜5条刈のコンバインに共用できるため、成形に必要な型の数を減らし、製造コストを下げて安価に提供することができる。
(一部別実施例)
前記穀粒貯留装置4及び穀粒排出筒16を次のように構成してもよい。
【0031】
即ち、図8〜10に示すように、穀粒貯留装置4を主タンク4aと該主タンク4aの上部に螺子46止め連結した増量タンク4bとによって構成し、全高を高く構成する。
一方、前記穀粒排出筒16を、一体螺旋を内装した固定側筒体16と多数の分割螺旋体を内装した移動側筒体16bとによって構成し、前記固定側筒体16に対して移動側筒体16bを軸芯方向に摺動自在に嵌合する。そして、両筒体16a,16bの間に設ける伸縮駆動機構47により前記移動側筒体16bを軸芯方向に摺動させ、これによって穀粒排出筒16を伸縮自在に構成する。尚、前記伸縮駆動機構47は、雄螺子軸を出力軸とする電動モ−タと、該雄螺子軸に螺合する雌螺子部材とを、両筒体16,16bに振り分け配置した構成とするとよい。
【0032】
そして、穀粒排出筒16を穀粒排出筒支持部材16aに支持して収納した状態において、前記穀粒排出筒16の伸縮駆動機構47が前記穀粒貯留装置4の増量タンク4bの上面より低い位置となるように両者の位置関係を設定する。
従来、穀粒排出筒を穀粒排出筒支持部材に支持して収納した状態において、穀粒排出筒の伸縮駆動機構は穀粒貯留装置の上面より高い位置に配置されていた。このため、コンバインを倉庫に格納する際、穀粒排出筒の伸縮駆動機構が倉庫の天井などに衝突して破損するおそれがあった。
【0033】
しかしながら、上記のように構成することにより、増量タンク4bを目安としてコンバインを移動させることによって穀粒排出筒16の伸縮駆動機構47を衝突させることが少なくなり、また、仮に衝突を起こしたとしてもこの増量タンク4bによって穀粒排出筒16の伸縮駆動機構47が保護される。これによって、穀粒排出筒16の伸縮駆動機構47の破損を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの右側面図。
【図2】 コンバインの平面図。
【図3】 コンバインの左側面図。
【図4】 一部別実施例におけるコンバインの平面図。
【図5】 一部別実施例における3条刈コンバイン用の防塵カバ−の正断面図。
【図6】 一部別実施例における4条刈コンバイン用の防塵カバ−の平面図及び正断面図。
【図7】 一部別実施例における5条刈コンバイン用の防塵カバ−の正断面図。
【図8】 一部別実施例における穀粒貯留装置部の説明用側面図。
【図9】 一部別実施例における穀粒貯留装置部の説明用正面図。
【図10】 一部別実施例における穀粒貯留装置の説明用平面図。
【符号の説明】
1 走行装置
機台フレーム
3 脱穀装置
4 穀粒貯留装置
4a 主タンク
4b 増量タンク
5 刈取装置
操縦部
14 揚穀螺旋筒
15 旋回モータ
16 穀粒排出筒
16a 穀粒排出筒支持部材
16b 移動側筒体
16d 固定側筒体
17 昇降用シリンダ
18 穀粒排出口部
22 引起装置
24 供給搬送装置
25 引起カバ−
26 前照灯
27 防塵カバ−
27a 主カバー体
27b 左側副カバー体
27c 右側副カバー体
27d 延長カバー体(小)(第1延長カバー体)
27e 延長カバー体(大)(第2延長カバー体)
31 刈取上下シリンダ
47 伸縮駆動機構

Claims (1)

  1. 走行装置(1)の上側の機台フレーム(2)上に脱穀装置(3)と穀粒貯留装置(4)と左右にべてけ、前記脱穀装置(3)の前側に刈取装置(5)刈取上下シリンダ(31)で昇降自在に設け、前記穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(6)を設けて機体を構成したコンバインにおいて、前記穀粒貯留装置(4)を主タンク(4a)と該主タンク(4a)の上部に螺子で連結した増量タンク(4b)とで構成し、前記機台フレーム(2)上における穀粒貯留装置(4)の後側の部位に、穀粒貯留装置(4)の底部に設けた排出螺旋に連通する揚穀螺旋筒(14)を旋回モータ(15)で縦軸回動自在に立設し、該揚穀螺旋筒(14)の上端部に穀粒排出筒(16)の基部を連通して昇降用シリンダ(17)で起伏回動自在に設け、該穀粒排出筒(16)を、一体螺旋を内装した固定側筒体(16d)と多数の分割螺旋体を内装した移動側筒体(16b)とで構成し、前記固定側筒体(16d)に対して移動側筒体(16b)を軸芯方向に摺動自在に嵌合させ、該固定側筒体(16d)と移動側筒体(16b)との間に設けた伸縮駆動機構(47)で移動側筒体(16b)を軸芯方向に摺動させることによって穀粒排出筒(16)を伸縮自在な構成とし、該穀粒排出筒(16)の先端部には筒状の穀粒排出口部(18)を下向きに所定長さ延出して設け、該穀粒排出筒(16)を脱穀装置(3)の上面に立設した穀粒排出筒支持部材(16a)に嵌合させて刈取装置(5)に平面視で重合する収納位置で支持する構成とし、前記刈取装置(5)側に設ける複数の引起装置(22)の上側に引起しカバー(25)を設け、該刈取装置(5)側に設ける供給搬送装置(24)の上側に防塵カバー(27)を配置し、該防塵カバー(27)を構成する部材として、上面を凸状に膨出させると共に前面に前照灯(26)を内蔵した主カバー体(27a)と左側副カバー体(27b)と、右側副カバー体(27c)と、第1延長カバー体(27d)と、該第1延長カバー体(27d)よりも広幅の第2延長カバー体(27e)を設け、前記主カバー体(27a)の機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで直接締結すると3条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成され、前記主カバー体(27a)機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に第1延長カバー体(27d)をリベットで締結すると共に該第1延長カバー体(27d)の機体外側の側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで締結すると4条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成され、前記主カバー体(27a)機体奥側の側縁に左側副カバー体(27b)をリベットで締結し主カバー体(27a)の機体外側の側縁に第2延長カバー体(27e)をリベットで締結すると共に該第2延長カバー体(27e)の機体外側となる側縁に右側副カバー体(27c)をリベットで締結すると5条刈のコンバイン用の防塵カバーが形成される構成とし、前記穀粒排出筒(16)を穀粒排出筒支持部材(16a)に支持した状態で、前記伸縮駆動機構(47)が増量タンク(4b)の上面よりも低い位置となるように該伸縮駆動機構(47)と増量タンク(4b)の上面との位置関係を設定し、刈取装置(5)を最上位置に上昇させた状態で、前記引起カバー(25)の上端部及び防塵カバー(27)の上端部の前照灯(26)部分が、穀粒排出筒支持部材(16a)に支持された穀粒排出筒(16)の穀粒排出口部(18)の下端よりも上側にまで位置するように刈取装置(5)の最上位置と穀粒排出筒支持部材(16a)による穀粒排出筒(16)の収納位置での支持高さを設定したことを特徴とするコンバイン。
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