JP4393644B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検者の被検眼に対して観察、撮影、眼圧測定などの検眼を行うためのアライメント機能を備えた眼科装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非接触型の眼圧測定装置、眼底カメラ装置、眼屈折力測定装置などのような眼科装置においては、被検者の被検眼に対して観察、撮影、眼圧測定などを行うための検眼ユニットなどを収納した装置本体の光軸(装置光軸)と被検眼の間で位置合わせが必要である。従って、検者は、ファインダやモニタを見て被検眼の前眼部像を観察しながら、ジョイスティックなどの操作レバーにより装置本体を水平方向および垂直方向に移動させることにより、装置光軸と被検眼の間のアライメントを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような眼科装置、例えば非接触型の眼圧測定装置では、被検眼に空気を吹き付けるために装置本体に設けられている空気吹き付けノズルの先端を被検眼の角膜に近づける必要がある。そのため、空気吹き付けノズルの先端を角膜の頂点から十分に離すことができないという制約がある。また、例えば眼底カメラ装置では、被検眼の眼底の観察や撮影のためには対物レンズなどを収納した装置本体を被検眼に近づける必要がある。そのため、対物レンズの先端を角膜の頂点から十分に離すことができないという制約がある。
【0004】
従って、このような眼科装置によるアライメント中において、検者が誤ってジョイスティックに接触したために生じる意図しない方向への装置本体の移動や、検者によるジョイスティックの操作ミスなどにより、装置本体、特に空気吹き付けノズルや対物レンズの先端などが被検眼の角膜に衝突する危険性が高く、これにより被検眼の角膜が損傷する場合があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、検者によるアライメント実行中において装置本体が被検眼に衝突するのを防止することが可能な眼科装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、前記装置本体の移動速度を検出する検出手段と、前記装置本体を固定する固定手段と、前記検出手段の検出結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明の眼科装置において、請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が予め設定された基準移動速度以上である場合には、前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、前記装置本体の移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記装置本体の位置を検出する位置検出手段と、前記装置本体を固定する固定手段と、前記移動速度検出手段の検出結果と前記位置検出手段の検出結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明の眼科装置において、請求項4に記載の発明は、前記装置本体の位置に対応して複数の基準移動速度を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記位置検出手段により検出された前記装置本体の位置に対応して記憶されている基準移動速度を前記記憶手段から読み出し、前記移動速度検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が前記記憶手段から読み出した基準移動速度以上である場合には前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、予め設定された可動範囲内で移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、前記装置本体の移動速度を検出する検出手段と、前記装置本体が前記可動範囲内の所定の領域内に位置しているかどうかを判断する判断手段と、前記装置本体を固定する固定手段と、前記検出手段の検出結果および前記判断手段の判断結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明の眼科装置において、請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が予め設定された基準移動速度以上であり、前記判断手段により前記装置本体が前記可動範囲内ではあるが前記所定の領域外に位置していると判断された場合には、前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、移動可能に設けられた架台と、この架台上に移動可能に設けられた検眼ユニットとを備えた眼科装置において、前記架台の移動速度を検出する検出手段と、前記検眼ユニットを移動させる移動手段と、前記検出手段の検出結果を基にして前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明の眼科装置において、請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記架台の移動速度が予め設定された基準移動速度以上である場合には、前記移動手段の動作を制御して前記検眼ユニットを被検眼から離れる方向に移動させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態では、眼科装置の一例である眼圧測定装置において、被検眼と装置本体の間のアライメント実行中に装置本体が予め設定された基準移動速度以上の移動速度で移動する時、移動中のこの装置本体を固定(ロック)して停止させる場合について説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を検者側から見た図、図2は本発明の第1の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を被検者側から見た図、図3は本発明の第1の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を示す側面図である。
【0018】
図1、図2、および図3に示すように、本発明の第1の実施の形態の眼科装置は、図示しないテーブルなどに設置される固定基台1と、固定基台1上に移動可能に設けられ、被検者の被検眼に対する観察、撮影、眼圧測定などを行うための装置本体2と、被検者の顔を固定するために設けられ、垂直方向(上下方向、Y方向)に移動可能な顎受け7aおよび額当て7bを有する顎受け部7とによって構成されている。
【0019】
装置本体2は、被検眼との間の概略的なアライメント(粗アライメント)のために固定基台1上で水平方向(前後左右方向、Z方向およびX方向)に移動(粗動)可能に設けられている架台2aと、被検眼に対する観察、撮影、眼圧測定などを行い、眼圧測定時に被検眼に空気を吹き付けるための空気吹き付けノズル2dを有し、架台2a上に設けられ、被検眼との間の精細なアライメント(微アライメント)のために移動(微動のことであり、粗動よりもゆっくりとした移動)可能に構成されている検眼ユニット2bと、検眼ユニット2bにより撮影された被検眼の前眼部像などを表示するモニタ2cとを備えている。
【0020】
架台2a上には、装置本体2を挟んで顎受け部7と反対側に、検者によるマニュアル操作により検眼ユニット2bを移動させるための操作レバーとして用いられるジョイスティック4と、顎受け7aを垂直方向に移動させるための顎受けスイッチ5とが設けられている。また、架台2aは、架台2aを水平方向に粗動させるための図4に示す架台移動機構10と、架台2aを固定基台1に固定するための図5に示す架台固定機構20と、ジョイスティック4を動作させるための図6に示すジョイスティック機構30と、架台移動機構10、架台固定機構20、およびジョイスティック機構30を覆うための架台カバー3とを備えている。
【0021】
架台移動機構10は、図4に示すように、左右方向に貫通している貫通孔11aを有する架台本体11と、貫通孔11aを摺動可能に貫通して配置されるシャフト12と、シャフト12に設けられている車輪13a、13bと、固定基台1上で前後方向に延びて設けられているガイドレール14a、14bとによって構成されている。検者がジョイスティック4を握って任意の方向に力を加えると、その任意の方向に応じて、車輪13a、13bがガイドレール14a、14bにガイドされながら前後方向に移動するとともに、シャフト12がその摺動によって左右方向にも移動する。これにより、架台2aが水平方向に移動(粗動)することになる。
【0022】
架台固定機構20は、架台2aを機械的作用により固定するための固定手段として用いられ、図5に示すように、ソレノイド21と、ソレノイド21に対する電流の供給の有無に応じて矢印25に示す方向に沿ってソレノイド21から進出またはソレノイド21に後退するアクチュエータロッド22と、アクチュエータロッド22のソレノイド21とは反対側の端部に設けられ、アクチュエータロッド22の進出により固定基台1に押し付けられる固定部材23とにより構成されている。従って、架台固定機構20においては、ソレノイド21に対して電流を供給することによりアクチュエータロッド22が進出し、固定部材23を固定基台1に押し付ける。これにより、粗動中の架台2aを固定基台1に固定して停止させる。
【0023】
ジョイスティック機構30は、図6に示すように、ジョイスティック4の下方に形成されている球体部31と、球体部31の下方に形成されている下端部32と、球体部31を保持する球軸受け33と、下端部32と連結する摺動板34とによって構成されている。ジョイスティック4は、球体部31の中心を支点として旋回可能である。なお、固定基台1上には摺動板34が摺動するための摩擦面を有する固定板35が形成されている。
【0024】
従って、検者によるジョイスティック4の操作により、下端部32が摺動板34を動かし、摺動板34が固定板35上を摺動するので、これにより、検眼ユニット2bが水平方向に微動することになる。なお、ジョイスティック4の操作速度に応じて検眼ユニット2bの微動速度が変化し、例えば、ジョイスティック4の操作速度が早くなると、検眼ユニット2bの微動速度も早くなる。
【0025】
図7は本発明の第1の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。図7に示すように、本発明の第1の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニット50は、モニタ2cと、ジョイスティック4と、ジョイステック4の動作状態(回転速度や回転角など)を検出するためのエンコーダ40と、ソレノイド21に対して電流を供給する電流供給回路41と、粗動中の架台2aを固定するかどうかの判断基準となる基準移動速度に関する情報などを記憶するメモリ42と、架台移動機構10に設けられている車輪13a、13bの回転速度を検出するエンコーダ43と、顎受けスイッチ5と、顎受けスイッチ5の操作により顎受け7aを上下方向に移動させる駆動回路44と、顎受け部7に設けられ、被検者が顎を顎受け7aに適切に載せ、さらに額を額当て7bに適切に当てているかどうかを検出する検出ユニット8と、検眼ユニット2bを左右方向に微動させるためのX方向アライメント機構45と、検眼ユニット2bを前後方向に微動させるためのZ方向アライメント機構46と電気的にそれぞれ接続されており、これら各ユニットの動作を制御する。
【0026】
検出ユニット8は、光センサ(発光素子および受光素子)またはマイクロスイッチなどによって構成されており、検出ユニット8の出力を基にして被検眼との間のアライメントの実行が可能かどうかが判断される。
【0027】
制御処理ユニット50は、エンコーダ43の出力を基にして粗動中の架台2aの移動速度(粗動速度)を計算し、計算した架台2aの移動速度をメモリ42に記憶されている基準移動速度と比較する。この比較の結果、架台2aの現在の移動速度が基準移動速度以上である場合、制御処理ユニット50は、電流供給回路41を制御してソレノイド21に対して電流を供給させる。ここで、基準移動速度とは、検者が意図しない架台の粗動により装置本体が被検眼に衝突する可能性があるまたは高いと判断されるような移動速度である。
【0028】
なお、車輪13a、13bの回転速度を検出し、この回転速度を基にして計算される架台2aの移動速度は、前後方向における架台2aの移動速度に対応している。従って、左右方向における架台2aの移動速度についても計算を行う場合には、シャフト72にその摺動速度を検出するための検出器を設ければよい。
【0029】
次に、本発明の第1の実施の形態の眼科装置の作用について説明する。
【0030】
図8は本発明の第1の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートにおいて、まず、被検眼と装置本体2の間でアライメントの実行が可能であるかどうかを判断する(ステップA1)。この判断は、例えば、被検者が顎を顎受け7aに最適に載せ、さらに額を額当て7bに最適に当てているかどうかを検出する検出ユニット8の出力を基にして行われる。また、この判断は、例えば、眼科装置の電源(図示しない)がオンされたかどうかによって行われる。
【0031】
ステップA1においてアライメントの実行が可能であると判断された場合、移動(粗動)中の架台2aの現在の移動速度を計算する(ステップA2)。具体的には、架台2aに設けられている車輪13a、13bの回転速度がエンコーダ43により検出され、この検出された回転速度を示す回転速度情報がエンコーダ43から制御処理ユニット50に出力される。従って、エンコーダ43から出力されたこの回転速度情報を基にして架台2aの現在の移動速度を計算する。
【0032】
ステップA3では、ステップA2において計算した架台2aの移動速度とメモリ42に記憶されている基準移動速度を比較する。その比較の結果、ステップA4において、計算した架台2aの移動速度が基準移動速度よりも遅い場合には、架台固定機構20により架台2aを固定基台1に固定する必要はないので、ステップA2の処理に戻る。
【0033】
一方、ステップA4において、計算した架台2aの移動速度が基準移動速度以上である場合には、検者の意図しない架台2aの移動が生じている可能性が高く、装置本体2が被検眼に衝突することが考えられるので、電流供給回路41を制御して架台固定機構20のソレノイド21に電流を供給する。これにより、アクチュエータロッド22を進出させて固定部材23を固定基台1に押し付け、粗動中の架台2aを固定基台1に固定して停止させる(ステップA5)。
【0034】
なお、架台2aを被検眼から離れる方向、例えば検者が架台2aを手前方向に移動させる場合には、装置本体2が被検眼に衝突する可能性はない。従って、この場合には、架台2aはその移動速度にかかわらず(基準移動速度以上になっても)固定しない。
【0035】
上述したような粗アライメントが完了した後、ジョイスティック4を操作することによりX方向アライメント機構45およびZ方向アライメント機構46によって微アライメントが行われるが、この微アライメントにおいても粗アライメントの場合と同様な動作が行われる。
【0036】
すなわち、微アライメント中に検者が誤ってジョイスティック4に接触してその操作速度が早くなると、これに応じて検眼ユニット2bの移動速度(微動速度)も早くなり、装置本体2の検眼ユニット2bが被検眼に衝突することが考えられる。従って、検者によるジョイスティック4の操作により微動する検眼ユニット2bの移動速度を検出し、検出したこの移動速度が予め設定された基準移動速度(架台2aの場合の基準移動速度とは異なる基準移動速度であり、メモリ42に別に記憶されている)以上である場合には、X方向アライメント機構45およびZ方向アライメント機構46を電磁ロックすることにより検眼ユニット2bを固定しその微動を停止させる。この電磁ロックは、検眼ユニット2bを電気的作用により固定するための固定手段である電磁ロック機構(図示しない)によって行われる。
【0037】
なお、被検眼に対するアライメントを検者によるマニュアル操作で行う眼科装置においては、架台2aが固定された場合でも検眼ユニット2bを上下方向については移動させることが可能である。
【0038】
上述のようにして固定された架台2aや検眼ユニット2bについては、例えば予め設定された所定時間経過後にその固定を解除して再移動可能にし、また、図示しない解除スイッチを検者が押すことによりその固定を解除して再移動可能にしている。この解除スイッチは、ジョイスティックに設けられる図示しない測定/撮影スイッチで兼用するようにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態では、眼科装置の一例である眼圧測定装置の装置本体と被検眼の間のアライメント実行中において、装置本体が被検者から離れた位置に設けられている第1の可動領域で移動中であり、その時の移動速度が予め設定された第1の基準移動速度以上である時には装置本体を固定し、また、装置本体が第1の可動領域よりも被検眼に近い位置に設けられている第2の可動領域で移動中であり、その時の移動速度が第1の基準移動速度よりも遅く設定されている第2の基準移動速度以上である時にも装置本体を固定する場合について説明する。
【0039】
図9は本発明の第2の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。図9に示すように、本発明の第2の実施の形態の眼科装置は、本発明の第1の実施の形態の眼科装置とほぼ同様な構成を有するが、さらに粗動中の架台2aの位置を検出するための位置検出スイッチ47と、粗動中の架台2aの位置に対応して架台2aを固定するかどうかの判断基準となる複数の基準移動速度に関する情報を記憶するメモリ42aとを備えている。
【0040】
図10および図11は本発明の第2の実施の形態の眼科装置の外観構成を上から見た図である。なお、図10は粗アライメント実行開始時における架台の状態を示し、図11は粗アライメント実行中において架台が第1の可動領域から第2の可動領域に移動した状態を示している。
【0041】
図10に示すように、本発明の第2の実施の形態の眼科装置においては、被検眼Eから離れた位置に第1の可動領域AR1を設定し、さらに第1の可動領域AR1よりも被検眼Eに近い位置に第2の可動領域AR2を設定し、架台2aの位置、すなわち架台2aがどちらの可動領域まで移動(進出)しているかを位置検出スイッチ47により検出する。
【0042】
位置検出スイッチ47は、第1の可動領域AR1と第2の可動領域AR2の境界部分ABに設けられ、架台2aの被検眼側の端部2eが第1の可動領域AR1に位置している時にはオフ状態であり、図11に示すように、架台2aの端部2eが第2の可動領域AR2に移動(進出)した時にオンされるように構成されている。
【0043】
制御処理ユニット50aは、位置検出スイッチ47のオン/オフ状態を検出することにより架台2aが第1の可動領域AR1または第2の可動領域AR2のどちらの可動領域に位置しているかを判断する。また、制御処理ユニット50aは、車輪13a、13bの回転速度を検出するエンコーダ43の出力を基にして粗動中の架台2aの移動速度を計算する。
【0044】
なお、メモリ42aには、架台2aが第1の可動領域AR1に位置している場合に用いられる第1の基準移動速度に関する情報と、架台2aが第2の可動領域AR2に位置している場合に用いられる第2の基準移動速度に関する情報とが記憶されている。このように、本発明の第2の実施の形態では、架台が2つの可動領域のどちらかに位置しているかによって粗動中の架台を固定するかどうかの判断基準となる基準移動速度を変えている。
【0045】
すなわち、架台が第1の可動領域で移動している場合には、検者が誤ってジョイスティックに接触などして架台の移動速度が早くなっても、装置本体と被検眼の間には距離的にある程度の余裕があり、装置本体が衝突する可能性は非常に低い。従って、このような場合には架台の基準移動速度を相対的に早い値に設定する。
【0046】
一方、装置本体と被検眼が接近して架台が第2の可動領域で移動している場合において、検者が誤ってジョイスティックに接触などして架台の移動速度が早くなると、距離的には余裕がないのでその移動速度を検出して架台を固定するまでの間に装置本体が被検眼に衝突してしまう可能性がある。従って、このような場合には架台の基準移動速度を第1の可動領域で架台が移動している場合に用いられる基準移動速度と比較して相対的に遅い値に設定する。
【0047】
制御処理ユニット50aは、位置検出スイッチ47のオン/オフ状態を基にして対応する基準移動速度に関する情報をメモり42aから読み出し、計算した架台2aの移動速度を読み出した基準移動速度と比較する。なお、位置検出スイッチ47がオフ状態である場合には、第1の基準移動速度に関する情報がメモリ42aから読み出され、位置検出スイッチ47がオン状態である場合には、第1の基準移動速度よりも遅い第2の基準移動速度に関する情報がメモリ42aから読み出される。
【0048】
この比較の結果、粗動中の架台2aの現在の移動速度が読み出された基準移動速度以上であると判断された場合、電流供給回路41からソレノイド21に対して電流が供給され、これにより、架台2aが固定されることになる。
【0049】
次に、本発明の第2の実施の形態の眼科装置の作用について説明する。
【0050】
図12は本発明の第2の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートにおいて、まず、被検眼と装置本体2の間でアライメントの実行が可能であるかどうかを判断する(ステップB1)。この判断は、例えば、検出ユニット8の出力を基にしてまたは眼科装置の電源がオンされたかどうかによって行われる。
【0051】
ステップB1においてアライメントの実行が可能であると判断された場合、ステップB2において粗動中の架台2aの現在の位置を検出する。具体的には、位置検出ユニット47のオン/オフ状態を検出することにより架台2aが第1の可動領域AR1と第2の可動領域AR2のうちのどちらの可動領域に位置しているかを判断する。
【0052】
さらに、ステップB3では、架台2aの現在の移動速度を計算する。
【0053】
ステップB4では、ステップB2で検出した架台2aの位置を基にして対応する基準移動速度をメモリ42aから読み出す。その後、ステップB3において計算した架台2aの移動速度とこの読み出した基準移動速度を比較する。
【0054】
この比較の結果、ステップB5において、計算した架台2aの移動速度が読み出した基準移動速度よりも遅い場合には、架台固定機構20により架台2aを固定基台1に固定する必要はないので、ステップB2の処理に戻る。
【0055】
一方、ステップB5において計算した架台2aの移動速度が読み出した基準移動速度以上である場合には、検者の意図しない架台2aの移動が生じている可能性が高く、装置本体2が被検眼Eに衝突することが考えられる。従って、この場合には、電流供給回路41を制御して架台固定機構20のソレノイド21に電流を供給する。これにより、アクチュエータロッド22を進出させて固定部材23を固定基台1に押し付け、粗動中の架台2aを固定基台1に固定して停止させる(ステップB6)。
【0056】
なお、架台2aを被検眼Eから離れる方向、例えば検者が架台2aを手前方向に移動させる場合には、装置本体2が被検眼Eに衝突する可能性はない。従って、この場合には、架台2aはその移動速度にかかわらず固定しない。
【0057】
上述のような粗アライメントが完了した後、X方向アライメント機構45およびZ方向アライメント機構46によって微アライメントが行われるが、この微アライメントにおいても、粗アライメントの場合と同様な動作が行われる。
【0058】
すなわち、検者によるジョイスティック4の操作により微動する検眼ユニット2bの位置および移動速度を検出する。検出したこの移動速度が架台2aの検出した位置に対応して予め設定されている基準移動速度(架台2aの場合の基準移動速度とは異なる基準移動速度であり、メモリ42aに別に記憶されている)以上である場合には、X方向アライメント機構45およびZ方向アライメント機構46を電磁ロックすることにより検眼ユニット2bの微動を停止させる。
【0059】
ここでは、装置本体(架台、検眼ユニット)の可動領域を2つに分け、それぞれ異なる基準移動速度を予め設定し、装置本体の位置に応じて異なる基準移動速度を用いて装置本体の移動速度との比較を行っているが、装置本体の可動領域を3つ以上に分け、それぞれの可動領域で異なる基準移動速度を予め設定しておくようにすることも可能である。
【0060】
なお、被検眼に対するアライメントを検者によるマニュアル操作で行う眼科装置においては、架台2aが固定された場合でも検眼ユニット2bを上下方向については移動させることが可能である。
【0061】
また、上述のようにして固定された架台や検眼ユニットについては、本発明の第1の実施の形態の場合と同様に、所定時間経過後にまたは解除スイッチを押すことによりその固定が解除されて再移動可能にしている。この解除スイッチは、ジョイスティックに設けられる測定/撮影スイッチで兼用するようにしてもよい。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態では、眼科装置の一例である眼底カメラ装置の装置本体と被検眼の間のアライメント実行中において、装置本体の可動範囲内の予め設定された所定の領域内に装置本体が位置している場合には装置本体を固定せず、装置本体がその可動範囲内であってもその所定の領域外に移動しかつその時の装置本体の移動速度が予め設定された基準移動速度以上になった時、移動中のこの装置本体を固定して停止させる場合について説明する。
【0062】
図13は本発明の第3の実施の形態の眼科装置の一例である眼底カメラ装置の外観構成を検者側から見た図である。図13に示すように、本発明の第3の実施の形態の眼科装置は、図示しないテーブルなどに設置される固定基台61と、固定基台61上に設けられ、被検眼に対する観察や撮影などを行うための装置本体62と、被検者の顔を固定するために設けられ、垂直方向に移動可能な顎受けおよび額当て(それぞれ図示しない)を有する顎受け部67とによって構成されている。
【0063】
装置本体62は、被検眼との間の粗アライメントのために固定基台61上で水平方向に粗動可能に設けられている架台62aと、架台62a上に設けられ、被検眼に対する観察や撮影などを行い、被検眼との間の微アライメントのために微動可能に構成されている検眼ユニットとして用いられる眼底カメラ62bと、架台62a上に設けられ、眼底カメラ62bを支持するための支持部62cと備えている。
【0064】
なお、眼底カメラ62bには、対物鏡筒62dと、接眼鏡筒62eと、撮影カメラ62fとが取り付けられている。
【0065】
さらに、架台62a上には、本発明の第1の実施の形態の眼科装置の場合と同様に、ジョイスティック64および顎受けスイッチ65が設けられている。また、架台62aは、図4と同様に構成されている架台移動機構と、図5と同様に構成されている架台固定機構と、図6と同様に構成されているジョイスティック機構とを備えている。
【0066】
図14は本発明の第3の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。図14に示すように、本発明の第3の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニット57は、ジョイスティック64と、ジョイステック64の動作状態を検出するためのエンコーダ51と、粗動中の架台62aを固定するためにソレノイドに対して電流を供給する電流供給回路52と、架台62aを固定するかどうかの判断基準となる基準移動速度に関する情報などを記憶するメモリ53と、図4に示すような架台移動機構に設けられている車輪の回転速度を検出するエンコーダ54と、顎受けスイッチ65と、顎受けスイッチ65の操作により顎受けを上下方向に移動させる駆動回路66と、顎受け部67に設けられ、被検者が顎を顎受けに適切に載せ、さらに額を額当てに適切に当てているかどうかを検出する検出ユニット69と、眼底カメラ62bを左右方向に微動させるためのX方向アライメント機構55と、眼底カメラ62bを前後方向に微動させるためのZ方向アライメント機構56と、架台62aの位置を検出するための位置検出スイッチ68と電気的にそれぞれ接続されており、これら各ユニットの動作を制御する。
【0067】
本発明の第3の実施の形態の眼科装置においては、架台62aの可動範囲内に所定の領域を設定し、架台62aがこの所定の領域の外に移動したかどうかを位置検出スイッチ68により検出する。すなわち、位置検出スイッチ68は、架台62aの被検眼側の端部がこの所定の領域内に位置している時にはオフ状態であり、架台62aの被検眼側の端部がこの所定の領域の外に移動(進出)した時にオンされるように構成されている。
【0068】
制御処理ユニット57は、位置検出スイッチ68のオン/オフ状態を検出することにより粗動中の架台62aが所定の領域内に位置しているかまたは所定の領域外に位置しているかを判断する。また、制御処理ユニット57は、エンコーダ54の出力を基にして移動(粗動)中の架台62aの移動速度を計算する。
【0069】
さらに、制御処理ユニット57は、計算した架台62aの移動速度をメモリ53に記憶されている基準移動速度と比較する。この比較の結果、架台62aが所定の領域の外に移動し、かつ架台62aの現在の移動速度が基準移動速度以上である場合、制御処理ユニット57は、電流供給回路52を制御してソレノイドに電流を供給させ、これにより、架台62aを固定する。
【0070】
次に、本発明の第3の実施の形態の眼科装置の作用について説明する。
【0071】
図15は本発明の第3の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートにおいて、まず、被検眼と装置本体62の間でアライメントの実行が可能であるかどうかを判断する(ステップD1)。この判断は、例えば、検出ユニット69の出力を基にしてまたは眼科装置の電源がオンされたかどうかによって行われる。
【0072】
ステップD1においてアライメントの実行が可能であると判断された場合、ステップD2において粗動中の架台62aの現在の位置を検出する。具体的には、位置検出スイッチ68のオン/オフ状態を検出する。
【0073】
ステップD3では、ステップD2において検出された位置検出スイッチ68のオン/オフ状態を基にして架台62aが所定の領域の内外のどちらに位置しているかを判断する。ステップD3において、架台62aが所定の領域内に位置している場合には、ステップD2の処理に戻る。
【0074】
一方、ステップD3において、架台62aが所定の領域の外に位置している場合には、架台62aの現在の移動速度を計算する(ステップD4)。
【0075】
ステップD5では、ステップD4において計算した架台62aの移動速度とメモリ53に記憶されている基準移動速度を比較する。その比較の結果、ステップD6において、計算した架台62aの移動速度が基準移動速度よりも遅い場合には、架台固定機構により架台62aを固定基台61に固定する必要はないので、ステップD2の処理に戻る。
【0076】
一方、ステップD6において、計算した架台62aの移動速度が基準移動速度以上である場合には、検者の意図しない架台62aの移動が生じている可能性が高く、装置本体62が被検眼Eに衝突することが考えられるので、電流供給回路52を制御して架台固定機構のソレノイドに電流を供給する。これにより、粗動中の架台62aを固定基台61に固定して停止させる(ステップD7)。
【0077】
なお、架台62aを被検眼から離れる方向、例えば検者が架台62aを手前方向に移動させる場合には、装置本体62が被検眼に衝突する可能性はない。従って、この場合には、架台62aはその移動速度にかかわらず固定しない。
【0078】
上述のような粗アライメントが完了した後、X方向アライメント機構55およびZ方向アライメント機構56によって微アライメントが行われるが、この微アライメントにおいても粗アライメントの場合と同様な動作が行われる。
【0079】
すなわち、検者によるジョイスティック64の操作により微動する眼底カメラ62bの位置を検出することにより眼底カメラ62bがその可動領域内の所定の領域に位置するかどうかを判断する。眼底カメラ62bが所定の領域外に位置していると判断した場合には眼底カメラ62bの移動速度を検出して予め設定されている基準移動速度(架台62aの場合の基準移動速度とは異なる基準移動速度であり、メモリ53に別に記憶されている)と比較する。検出した眼底カメラ62bの移動速度が基準移動速度以上である場合には、X方向アライメント機構55およびZ方向アライメント機構56を電磁ロックすることにより眼底カメラ62bの微動を停止させる。
【0080】
なお、被検眼に対するアライメントを検者によるマニュアル操作で行う眼科装置においては、架台62aが固定された場合でも眼底カメラ62bを上下方向については移動させることが可能である。
【0081】
また、上述のようにして固定された架台や眼底カメラは、本発明の第1の実施の形態の場合などと同様に、所定時間経過後にまたは解除スイッチを押すことによりその固定が解除されて再移動可能にしている。この解除スイッチは、ジョイスティックに設けられる測定/撮影スイッチで兼用するようにしてもよい。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態では、眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置において、被検眼と装置本体の間のアライメント実行中に本発明の第1から第3までの実施の形態のいずれかと同様な判断処理により架台を固定するが、さらにこのアライメント実行中にアライメント視標像が自動アライメントエリア内に入った場合にも架台を固定して移動させないようにし、その後に、自動アライメントによって検眼ユニットを移動させる場合について説明する。
【0082】
図16は本発明の第4の実施の形態の眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置の外観構成を検者側から見た図、図17は本発明の第4の実施の形態の眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置の外観構成を被検者側から見た図である。
【0083】
図16および図17に示すように、本発明の第4の実施の形態の眼科装置は、図示しないテーブルなどに設置される固定基台71と、固定基台71上に設けられ、被検者の被検眼に対する観察、撮影、眼圧測定などを行うための装置本体72と、被検者の顔を固定するために設けられ、垂直方向に移動可能な顎受け77aおよび額当て77bを有する顎受け部77とによって構成されている。
【0084】
装置本体72は、被検眼との間の粗アライメントのために固定基台71上で水平方向に粗動可能に設けられた架台72aと、被検眼に対する観察、撮影、眼圧測定などを行い、被検眼に空気を吹き付けるための空気吹き付けノズル72dを有し、架台72a上に設けられ、被検眼との間の自動アライメントのために微動可能に構成されている検眼ユニット72bと、検眼ユニット72bにより撮影された被検眼の前眼部像やアライメントのために用いられるアライメント視標像などを表示するモニタ72cとを備えている。
【0085】
架台72aは、図4と同様に構成されている架台移動機構と、図5と同様に構成されている架台固定機構と、図6と同様に構成されているジョイスティック機構とを備えている。なお、架台72a上には、ジョイスティック74および顎受けスイッチ75とが設けられている。
【0086】
図18は本発明の第4の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。図18に示すように、本発明の第4の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニット79は、モニタ72cと、ジョイスティック74と、ジョイスティック74の動作状態を検出するためのエンコーダ78と、粗動中の架台72aを固定するかどうかの判断基準となる基準移動速度に関する情報などを記憶するメモリ80と、顎受けスイッチ75と、顎受けスイッチ75の操作により顎受け77aを上下方向に移動させる駆動回路82と、顎受け部77に設けられ、被検者が顎を顎受け77aに適切に載せ、さらに額を額当て77bに適切に当てているかどうかを検出する検出ユニット88と、検眼ユニット72bを左右方向(X方向)に微動させるためのX方向アライメント機構83と、検眼ユニット72bを上下方向(Y方向)に微動させるためのY方向アライメント機構84と、検眼ユニット72bを前後方向(Z方向)に微動させるためのZ方向アライメント機構85と、架台72aを固定するためにソレノイドに電流を供給する電流供給回路91と、図4に示すような架台移動機構に設けられている車輪の回転速度を検出するエンコーダ92と電気的にそれぞれ接続されており、これら各ユニットの動作を制御する。
【0087】
制御処理ユニット79は、上述した本発明の第1から第3までの実施の形態のいずれかの場合と同様に架台固定判断処理を行い、架台72aを固定する必要があると判断した場合には、電流供給回路91を制御して架台固定機構のソレノイドに電流を供給させる。これにより、粗動中の架台72aを固定して粗アライメントを強制的に中止させる。
【0088】
また、制御処理ユニット79は、図19に示すように、モニタ72cの表示画面に表示されている被検眼Eの前眼部像100上に、アライメント視標像101と、自動アライメントが可能なエリアである自動アライメントエリア102と、自動アライメントエリア102内に設けられ、自動眼圧測定が可能なエリアである自動測定エリア103とを表示させる。
【0089】
検者は、粗アライメントにおいてジョイスティック74を操作してアライメント視標像101を移動させ、アライメント視標像101が自動アライメントエリア102内に入るようにする。アライメント視標像101が自動アライメントエリア102内に入ると自動アライメントが開始され、自動測定エリア103内に被検眼Eがアライメントされて自動的に眼圧が測定される。
【0090】
次に、本発明の第4の実施の形態の眼科装置の作用について説明する。
【0091】
図20は本発明の第4の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。図20に示すフローチャートにおいて、まず、被検眼と装置本体72の間でアライメントの実行が可能であるかどうかを判断する(ステップE1)。この判断は、例えば、検出ユニット88の出力を基にしてまたは眼科装置の電源がオンされたかどうかによって行われる。
【0092】
ステップE1においてアライメントの実行が可能であると判断された場合、ステップE2において上述した架台固定判断処理のいずれかの処理を行う。これにより、装置本体72が被検眼に衝突する可能性がある場合には架台72aを固定して停止させる。
【0093】
ステップE3では、モニタ72cの表示画面に表示されている被検眼Eの前眼部像100上に、アライメント視標像101と、自動アライメントエリア102とが表示される。なお、この場合、自動測定エリア103も自動アライメントエリア102内に表示される。
【0094】
ステップE4では、アライメント視標像101が自動アライメントエリア102内に入ったかどうかが判断される。ステップE4において、アライメント視標像101が自動アライメントエリア102内に入っていない場合には、自動アライメントを開始することができないので、ステップE2の処理に戻る。
【0095】
一方、ステップE4において、アライメント視標像101が自動アライメントエリア102内に入った場合には、電流供給回路91を制御して架台固定機構のソレノイドに電流を供給する。これにより、粗動中の架台72aを固定基台71に固定して停止させ(ステップE5)、粗アライメントを完了する。
【0096】
上述のようにして固定された架台72aは、本発明の第1の実施の形態の場合と同様に、所定時間経過後にまたは解除スイッチを押すことによりその固定が解除されて再移動可能にしている。この解除スイッチは、ジョイスティックに設けられる測定/撮影スイッチで兼用するようにしてもよい。
【0097】
架台72aを被検眼Eから離れる方向、例えば検者が架台72aを手前方向に移動させる場合には、装置本体72が被検眼Eに衝突する可能性はない。従って、この場合には、架台72aはその移動速度にかかわらず固定しない。
【0098】
粗アライメントが完了して架台72aが固定された後、自動アライメントを開始する。制御処理ユニット79の制御の下でX方向アライメント機構83、Y方向アライメント機構84、およびZ方向アライメント機構85により検眼ユニット72bを微動させ、これによりアライメント視標像101が自動測定エリア103内に入った場合には、自動的に眼圧測定が開始される。眼圧測定が終了した後、架台72aの固定を解除する。
【0099】
なお、自動アライメントを解除スイッチなどを用いて解除してもよい。この場合には、架台72aを固定しておく必要がないので、その固定も解除するようにする。
【0100】
また、眼圧測定が終了した場合、解除スイッチなどを用いることにより架台72aの固定を解除するようにしてもよい。さらに、眼圧測定が終了した場合、検眼ユニット72bを元の位置(例えば、自動アライメントを開始するイニシャル位置)に移動させた後に架台72aの固定を解除するようにしてもよい。
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態では、眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置において、被検眼と装置本体の間のアライメント実行中に架台が予め設定された基準移動速度以上の移動速度で移動する時、自動アライメントされる検眼ユニットを被検眼に衝突しない方向(被検眼から離れる方向、退避方向)に移動(退避)させる場合について説明する。
【0101】
図21は本発明の第5の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。図21に示すように、本発明の第5の実施の形態の眼科装置は、本発明の第4の実施の形態の眼科装置とほぼ同様な構成を有するが、粗動中の架台72aの移動速度に応じて検眼ユニット72bを被検眼Eに衝突しないような方向(退避方向)に移動(退避)させるための移動距離(退避距離)に関する情報などを記憶するメモリ80aと、検眼ユニット72bが被検眼Eに衝突する可能性がある場合に検眼ユニット72bを被検眼Eとの衝突を回避する方向に退避させるように例えばZ方向アライメント機構85の動作の制御をも行う制御ユニット79aとを備えている。
【0102】
図22は本発明の第5の実施の形態の眼科装置の外観構成を示す側面図である。なお、図22(a)は粗アライメント実行開始時における検眼ユニットの状態を示し、図22(b)は粗アライメント実行中において検眼ユニットが被検眼に衝突しない位置に移動(退避)した状態を示している。なお、図22(a)、(b)において、本発明の第5の実施の形態の眼科装置と被検眼の位置関係を明らかにするため、顎受け部の図示を省略している。
【0103】
図22(a)に示すように、本発明の第5の実施の形態の眼科装置において、空気吹き付けノズル72dは、眼圧測定のために被検眼Eに接近させる必要があり、装置本体72から被検者側に突出している。従って、図22(b)に示すように、粗アライメント中において架台72aを移動方向MD1に早く移動(粗動)させた場合には、空気吹き付けノズル72dが被検眼Eに衝突する可能性がある。
【0104】
そのため、制御処理ユニット79aでは、エンコーダ92の出力を基にして粗動中の架台72aの移動速度を計算する。次に、メモリ80aに予め記憶されている基準移動速度に関する情報を読み出し、計算した架台72aの移動速度を読み出した基準移動速度と比較する。
【0105】
この比較の結果、粗動中の架台72aの現在の移動速度が読み出した基準移動速度以上であると判断した場合には、空気吹き付けノズル72dが被検眼Eに衝突する可能性がある。従って、制御処理ユニット79aは、例えばZ方向アライメント機構85を動作させて検眼ユニット72bを退避方向MD2(ここでは、検者に近づく方向)に退避させる。ここで、退避方向は、空気吹き付けノズル72dが被検眼Eに衝突しないような方向である。
【0106】
次に、本発明の第5の実施の形態の眼科装置の作用について説明する。
【0107】
図23は本発明の第5の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる検眼ユニット退避判断処理を示すフローチャートである。図23に示すフローチャートにおいて、まず、被検眼Eと装置本体72の間でアライメントの実行が可能であるかどうかを判断する(ステップF1)。この判断は、例えば、検出ユニット88の出力を基にしてまたは眼科装置の電源がオンされたかどうかによって行われる。
【0108】
ステップF1においてアライメントの実行が可能であると判断された場合、移動(粗動)中の架台72aの現在の移動速度を計算する(ステップF2)。
【0109】
ステップF3では、ステップF2において計算した架台72aの移動速度とメモリ80aに記憶されている基準移動速度を比較する。その比較の結果、ステップF4において、計算した架台72aの移動速度が基準移動速度よりも遅い場合には、検眼ユニット72bが被検眼Eに衝突する可能性はないと判断でき、検眼ユニット72aを被検眼Eから離れる方向に退避させる必要はないので、ステップF2の処理に戻る。
【0110】
一方、ステップF4において、計算した架台72aの移動速度が基準移動速度以上である場合には、検者の意図しない架台72aの移動が生じている可能性が高く、装置本体72の検眼ユニット72b(特に空気吹き付けノズル72d)が被検眼Eに衝突することが考えられる。従って、メモリ80aに記憶されている移動距離(退避距離)に関する情報を読み出し、読み出した移動距離だけ検眼ユニット72bを退避方向MD2に移動させてその位置で固定するために例えばZ方向アライメント機構85を動作させる(ステップF5)。
【0111】
架台72aを被検眼Eから離れる方向、例えば検者が架台72aを手前方向に移動させる場合には、装置本体72の検眼ユニット72bが被検眼Eに衝突する可能性はない。従って、この場合には、架台72aはその移動速度にかかわらず固定しない。
【0112】
上述したような架台72aの移動による粗アライメントが完了した後、架台72aを架台固定機構によって固定してから自動アライメントを開始する。制御処理ユニット79aの制御の下でX方向アライメント機構83、Y方向アライメント機構84、およびZ方向アライメント機構85により検眼ユニット72bを微動させ、これによりアライメント視標像101が自動測定エリア103内に入った場合には、自動的に眼圧測定が開始される。眼圧測定が終了した後、架台72aの固定を解除する。
【0113】
固定された架台72aは、本発明の第1の実施の形態の場合と同様に、所定時間経過後にまたは解除スイッチを押すことによりその固定が解除されて再移動可能にしている。この解除スイッチは、ジョイスティックに設けられる測定/撮影スイッチで兼用するようにしてもよい。
【0114】
自動アライメントを解除スイッチなどを用いて解除する場合には、架台72aを固定しておく必要がないので、その固定も解除するようにする。
【0115】
また、眼圧測定が終了した場合、検眼ユニット72bを元の位置(例えば、自動アライメントを開始するイニシャル位置)に移動させた後に架台72aの固定を解除するようにしてもよい。
【0116】
なお、固定が解除された架台72aを被検眼Eから離して元の位置に戻す時には、検眼ユニット72bが退避距離だけ移動していれば、検眼ユニット72bをその退避距離だけ逆方向に移動させる。
【0117】
上述したように、本発明の第5の実施の形態においては、架台72aの移動速度が基準移動速度以上である場合に、検眼ユニット72bを退避方向に退避させて被検眼Eとの衝突を回避するようにしている。しかし、例えば、粗アライメントを開始して架台72aが移動し始めた場合、架台72aの移動速度が基準移動速度に達していなくても、検眼ユニット72aを退避方向に退避させるようにしてもよい。
【0118】
または、空気吹き付けノズル72dが装置本体72の被検眼側に突出しないように、検眼ユニット72bを予め所定距離だけ退避方向に移動させておくようにしてもよい。例えば、眼科装置の電源がオンされた場合には検眼ユニット72bを所定距離だけ退避方向に移動させ、眼科装置の電源がオフされた場合には検眼ユニット72bを所定距離だけ退避方向と逆の方向に移動させて元の位置に戻すようにする。
【0119】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、眼圧測定装置、眼底カメラ装置、眼屈折力測定装置などの種々の眼科装置において、装置本体の移動速度などを基にして装置本体を固定し、または架台の移動速度を基にして検眼ユニットを被検眼から離れる方向に退避させているので、装置本体(特に検眼ユニット)が被検眼に衝突することを防止でき、眼科装置の被検眼に対する安全性を向上させて検眼を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を検者側から見た図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を被検者側から見た図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の眼科装置の一例である眼圧測定装置の外観構成を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の眼科装置における架台移動機構の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の眼科装置における架台固定機構の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の眼科装置におけるジョイスティック機構の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の眼科装置の外観構成を上から見た図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の眼科装置の外観構成を上から見た図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態の眼科装置の一例である眼底カメラ装置の外観構成を検者側から見た図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態の眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置の外観構成を検者側から見た図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態の眼科装置の一例である自動アライメント機能を有する眼圧測定装置の外観構成を被検者側から見た図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態の眼科装置のモニタの表示画面の一例を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる架台固定判断処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第5の実施の形態の眼科装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態の眼科装置の外観構成を示す側面図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態の眼科装置の制御処理ユニットによる検眼ユニット退避判断処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
E 被検眼
1、61、71 固定基台
2、62、72 装置本体
2a、62a、72a 架台
2b、72b 検眼ユニット
2c、72c モニタ
2d、72d 空気吹き付けノズル
3 架台カバー
4、64、74 ジョイスティック
5、65、75 顎受けスイッチ
7、67、77 顎受け部
7a、77a 顎受け
7b、77b 額当て
8、69、88 検出ユニット
10 架台移動機構
11 架台本体
13a、13b、車輪
20 架台固定機構
21 ソレノイド
30 ジョイスティック機構
40、43、51、54、78、92 エンコーダ
41、52、91 電流供給回路
42、42a、53、80、80a メモリ
44、66、82 駆動回路
45、55、83 X方向アライメント機構
84 Y方向アライメント機構
46、56、85 Z方向アライメント機構
47、68 位置検出スイッチ
50、50a、57、79、79a 制御処理ユニット
62b 眼底カメラ

Claims (8)

  1. 移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、
    前記装置本体の移動速度を検出する検出手段と、
    前記装置本体を固定する固定手段と、
    前記検出手段の検出結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする眼科装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が予め設定された基準移動速度以上である場合には、前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、
    前記装置本体の移動速度を検出する移動速度検出手段と、
    前記装置本体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記装置本体を固定する固定手段と、
    前記移動速度検出手段の検出結果と前記位置検出手段の検出結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする眼科装置。
  4. 前記装置本体の位置に対応して複数の基準移動速度を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記位置検出手段により検出された前記装置本体の位置に対応して記憶されている基準移動速度を前記記憶手段から読み出し、前記移動速度検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が前記記憶手段から読み出した基準移動速度以上である場合には前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 予め設定された可動範囲内で移動可能に設けられた検眼を行うための装置本体を備えた眼科装置において、
    前記装置本体の移動速度を検出する検出手段と、
    前記装置本体が前記可動範囲内の所定の領域内に位置しているかどうかを判断する判断手段と、
    前記装置本体を固定する固定手段と、
    前記検出手段の検出結果および前記判断手段の判断結果を基にして前記固定手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする眼科装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記装置本体の移動速度が予め設定された基準移動速度以上であり、前記判断手段により前記装置本体が前記可動範囲内ではあるが前記所定の領域外に位置していると判断された場合には、前記固定手段の動作を制御して前記装置本体を固定することを特徴とする請求項5に記載の眼科装置。
  7. 移動可能に設けられた架台と、この架台上に移動可能に設けられた検眼ユニットとを備えた眼科装置において、
    前記架台の移動速度を検出する検出手段と、
    前記検眼ユニットを移動させる移動手段と、
    前記検出手段の検出結果を基にして前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする眼科装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記架台の移動速度が予め設定された基準移動速度以上である場合には、前記移動手段の動作を制御して前記検眼ユニットを被検眼から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項7に記載の眼科装置。
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