JP4392916B2 - Fmラジオ受信機の信号処理回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FMラジオ放送波を受信し、受信信号を中間周波数信号に周波数変換した後、デジタル信号に変換し復調処理するFMラジオ受信機の信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、FMラジオ受信機には、アナログ回路が用いられ、この回路においては、アンテナで受信された放送波を増幅器で増幅し、この増幅RF信号に対し希望局の周波数と中間周波数だけ異なる局部発振信号を混合する。そして、混合後の信号から中間周波数の成分のみを抽出することで希望局の信号を得、この中間周波数に周波数変換された希望局の信号についてFM復調処理を行い、復調信号をスピーカに供給して音声を出力している。
【0003】
ここで、CD(コンパクト・ディスク)プレーヤのように、オーディオ信号をDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)によりデジタル処理するシステムが普及してきており、FMラジオ受信機においても、DSPを利用して信号処理が行われる場合も増えてきている。
【0004】
このようなDSPによるオーディオ信号の処理では、グラフィックイコライザ機能、バス・トレブル、ラウドネス、ローブースト機能、サラウンド機能などを達成することが容易であり、アナログ処理に比べて幅広い処理が可能になる。
【0005】
ここで、DSPを用いるFMラジオ受信機においては、中間周波数信号をデジタル信号に変換し、得られたデジタル信号をDSPで処理して音声信号を得、得られた音声信号をD/A変換してスピーカに供給している。
【0006】
特に、FM信号においては、搬送波の周波数変位の情報が欲しいため、中間周波数信号について、リミッタアンプにより矩形波に増幅する。そして、この矩形波の中間周波数信号をA/D変換器でデジタルデータに変換する。そこで、デジタルデータの変化状態からFM復調を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、A/D変換器におけるサンプリング周波数が十分大きい(例えば、搬送波の周波数の10倍以上)場合には、変換して得たデジタルデータから正確な復調が行える。ところが、デジタル処理において実用上超高周波のクロックで動作する回路を構成することは困難であるため、サンプリング周波数を低くしたいという要求がある。しかし、サンプリング周波数を低くすれば、それだけデジタル信号が不正確になり、正確な復調ができないという問題点があった。
【0008】
本発明は、サンプリング周波数を低くしても比較的正確な復調が行えるFMラジオ受信機の信号処理回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、FMラジオ放送波を受信し、受信信号を中間周波数信号に周波数変換した後、デジタル信号に変換し復調処理するFMラジオ受信機の信号処理回路であって、中間周波数信号を増幅するアンプと、このアンプの出力をアナログデジタル変換するA/D変換回路と、A/D変換回路から出力されるデジタル信号からその波形としてレベル及び歪み率を検出し、この検出結果に基づくデジタル制御信号を出力する処理回路と、前記デジタル制御信号をアナログ制御信号に変換するD/A変換回路とを有し、前記処理回路からのデジタル制御信号により、前記アンプの出力において歪みが少なく、かつレベルが所定以上となるように、前記アンプの増幅率を制御し、アンプの出力がほぼ正弦波となるように調整することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】
「第1実施形態」
図1は、第1実施形態の回路を示す図であり、アンテナ10によって受信されたRF信号は、フロントエンド12に供給される。フロントエンド12では、受信信号を増幅した後、局部発振信号を混合し、フィルタリングして所定の中間周波数(IF)信号を得る。ここで、局部発振信号は、希望局周波数に対し中間周波数分だけ異なった周波数となるように調整されており、中間周波数信号として希望局の信号が得られる。なお、FMラジオ受信機において、通常は中間周波数信号は10.7MHzであるが、本実施形態では、搬送波の周波数を460kHz程度まで周波数を落としておく。これにより、中間周波数を実用上のDSPの動作速度に依存させることができる。
【0015】
このフロントエンド12からの中間周波数信号は、アンプ14に供給され、ここで増幅される。ここで、このアンプ14の出力は、積分器16に供給され、この積分器16の出力に基づいてアンプ14の増幅率(ゲイン)が制御されるようになっている。すなわち、積分器16において、アンプ14の出力の信号レベルが検出され、これによってアンプ14のゲインをコントロールするAGC(オート・ゲイン・コントロール)回路が形成されている。特に、このAGCにより、アンプ14のゲインをコントロールして、アンプ14の出力がほぼ正弦波となるようにしている。
【0016】
アンプ14からの正弦波は、A/D変換器18に供給され、デジタル信号に変換される。ここで、このA/D変換器18におけるサンプリング周波数は、1MHz程度とかなり低い周波数としている。
【0017】
得られたデジタル信号は、DSP20に供給され、ここでFM復調処理が行われる。このFM復調処理は、位相を180°遅らせた信号を乗算することで行われる。これによって、L+R信号が得られ、ここから38kHzの副搬送波にのったL−R信号を分離し、これらを、加減算して、L信号およびR信号を得る。そして、これらL信号およびR信号をそれぞれD/A変換器22a、22bを介しスピーカへ出力することで、音声が出力される。ここで、DSPにおいて、音声信号をデジタル処理しているため、サラウンドや、各種のエフェクト処理を行うことが容易であり、周波数帯域毎の音量調整やグラフィックイコライザ機能などを達成することも容易である。
【0018】
このように、本実施形態においては、AGC回路を有し、アンプ14から出力される信号が正弦波となるようにしている。これによって、A/D変換器18において、A/D変換される信号は正弦波となる。A/D変換器18は、8ビットのデジタル信号を出力するものであり、サンプリング周波数が低くても、波形を表現できる。すなわち、従来のようにリミッタアンプにより搬送波がクリップするまで増幅すると、これを表現するデジタル信号のサンプリング周波数はかなり高いものが必要であり、正確な復調を行うためには、搬送波の周波数の10倍のサンプリング周波数が必要であった。つまり、クリップされた信号は1倍から10倍程度までの高周波が含まれており、これらをすべてサンプリングするには、高いサンプリング周波数が必要となる。本実施形態のように、A/D変換する信号の搬送波を正弦波とすることで、サンプリング周波数を搬送波の2〜3倍程度でも十分な復調を行うことができる。この際、正弦波は1倍から2倍程度の高周波だけが含まれているので、搬送波の2〜3倍のサンプリング周波数で復調ができるのである。そして、サンプリング周波数を低くすることでDSP20における処理を容易することができ、さらに消費電力の節約も可能となる。
【0019】
「第2実施形態」
図2は、第2実施形態の回路を示す図であり、DSP20の内部に波形検出部24が設けられている。この波形検出部24は、デジタル信号のレベルおよび歪み率をデータの変化から検出する。そして、検出したレベルおよび歪み率に応じてなるべく歪みがなく、かつレベルが所定以上となるように、アンプ14のゲインを決定する。そして、この決定されたゲインをD/A変換器26により、アナログ信号に変換してアンプ14に供給し、アンプ14のゲインをコントロールする。なお、レベルのみの検出によりアンプ14のゲインをコントロールしてもよいが、歪み率もみた方が正弦波を得るための精度の高い制御が行える。
【0020】
このようなDSP20におけるデジタルデータから波形を検出することで、より精度の高いアンプ14のゲインコントロールができ、アンプ14の出力に正弦波が得られる。そこで、低いサンプリング周波数において波形を十分に表すデジタル信号を得、これに基づいて正確な復調が可能となる。
【0021】
「第3実施形態」
図3は、第3実施形態の回路を示す図であり、従来例と同様に、フロントエンド12の出力について、リミッタアンプ30によって、信号がクリップするまで増幅する。これによって、リミッタアンプ30の出力に、矩形波が得られる。そして、このリミッタアンプ30の出力をローパスフィルタ32に供給する。このローパスフィルタ32は、波形を鈍らせるものであり、これによって、ローパスフィルタ32の出力に正弦波が得られる。そして、この正弦波がA/D変換器18においてA/D変換されるため、低いサンプリング周波数において波形を十分に表すデジタル信号を得、これに基づいて正確な復調が可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アンプの出力を正弦波状とすることができ、A/D変換回路におけるサンプリング周波数が比較的低くても、DSPにおいて正確な復調を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】 第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 アンテナ、12 フロントエンド、14 アンプ、16 積分器、18A/D変換器、20 DSP、22a,22b D/A変換器、24 波形検出部、26 D/A変換器、30 リミッタアンプ、32 ローパスフィルタ。

Claims (1)

  1. FMラジオ放送波を受信し、受信信号を中間周波数信号に周波数変換した後、デジタル信号に変換し復調処理するFMラジオ受信機の信号処理回路であって、
    中間周波数信号を増幅するアンプと、
    このアンプの出力をアナログデジタル変換するA/D変換回路と、
    A/D変換回路から出力されるデジタル信号からその波形としてレベル及び歪み率を検出し、この検出結果に基づくデジタル制御信号を出力する処理回路と、
    前記デジタル制御信号をアナログ制御信号に変換するD/A変換回路と、
    を有し、
    前記処理回路からのデジタル制御信号により、前記アンプの出力において歪みが少なく、かつレベルが所定以上となるように、前記アンプの増幅率を制御し、アンプの出力がほぼ正弦波となるように調整することを特徴とするFMラジオ受信機の信号処理回路。
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