JP4392124B2 - クォーターウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の後部座席の窓などに用いられるクォータウインドを開閉駆動するためのクォータウインドレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
サッシュレスタイプのクォータウインド用のガラスを全開させようとする場合、ガラスとタイヤハウスの干渉を防ぐため、ガラスの下降に伴って次第に角度を変化させるように、ガラスを回転させる軌跡をとることがほとんどである。その場合、互いの間隔が変化するように並列的に配置される2本のガイドレールと、それらに案内されるガイドローラと、それらのガイドローラで支持されるキャリアプレートが必要になる。さらに車幅方向にある程度の剛性が必要であることから、図9に示すような3本のガイドレール101を用いる構造、あるいは2本のガイドレール101に1本のサブガイドレール102を加える構造がとられている。それらの場合、ガラス103は3点で支持されるので、車幅方向の剛性が高くなる。なお図9の符号104はキャリアプレートであり、符号105はタイヤハウスである。
【0003】
また、図10に示すような、2本ガイドレール101のほかに、ドアパネルにガラス103と摺接するスタビライザ106を取り付けて、ガラス103の車幅方向の剛性を高める方法も知られている。この場合、スタビライザ106は常時ガラス103と摺接する必要はなく、ガラス103が上昇して窓を閉じるときに当接するか、あるいはその近辺で摺接するようにすればよい。
【0004】
他方、クォーターウインドでなく、通常の窓ガラスの昇降をガイドする昇降ガイド装置として、3本ガイドレールとスタビライザとを組み合わせたものが知られている(実開平4−11886号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9の3本ガイドレールのタイプのウインドレギュレータは、3本目のガイドレール101、102を設けるためのスペースが必要で、とくに小面積のクォーターウインドの場合は、ボディ内に設けるのがスペース的に困難で、部品コストおよび組み付け工数が高くなる。他方、図10のスタビライザー106を用いるウインドレギュレータは、スペース的には楽になるが、スタビライーザー106と2本のガイドレール101のドアパネルへの取り付け精度を高くする必要があり、取り付け調整作業が煩雑である。本発明は、余分なスペースが不要で、しかも部品代および組み付け工数を大幅に削減しうるクォーターウインドレギュレータを提供することを技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のクォーターウインドレギュレータは(請求項1)、位置によって間隔が変化するように並列的に配置される2本のガイドレールと、それらのガイドレールによってそれぞれ案内される2個の移動要素を所定の間隔に保持するキャリアプレートと、そのキャリアプレートを往復駆動するケーブルユニットとを備え、前記キャリアプレートその裏側で移動要素の下方側にスライドピースを備えており、そのスライドピースが、前記キャリアプレートが前記移動要素を案内するガイドレールの上端近辺に移動したときに前記ガイドレールの車幅方向の外向きの表面と摺接する位置に来ると共に、前記キャリアプレートが前記ガイドレールの中間位置あるいは下端近辺に移動したときにガイドレールと摺接しない位置に来ることを特徴としている。
このようなウインドレギュレータでは、前記キャリアプレートが昇降時に角度が変わることによりスライドピースがガイドレールと摺接する位置に来たり、摺接しない位置に来たりするものが好ましい(請求項2)。
また、前記ガイドレールが金属製であり、前記キャリアプレートが金属製のプレートと、そのプレートの裏面側に嵌合係止されている合成樹脂製のスライドピースとを備えているものが好ましい(請求項3)
【0007】
【作用および発明の効果】
前記のように構成されるクォーターウインドレギュレータでは、ケーブルユニットが駆動されて、キャリアプレートが上昇側に駆動されると、ガラスが上昇する。そのとき、各移動要素が対応するガイドレールで案内されており、ガイドレール同士の間隔が変化するので、ガラスはその面内でいくらか回転しながら上昇する。その状態ではキャリアはほぼ2点支持であるが、ガラスは、窓枠のシール材によって内側から所定のシール圧で支持されている。そしてガラスが上昇端近辺に達すると、スライドピースがガイドレールの表面と摺接する。そのため、ガラスの上端側を外向きに浮かせようとする外力に対しては、スライドピースとガイドレールの当接により支持される。また、内向きへの外力に対しては、シール材が抵抗する。そのため、車幅方向の剛性が高い。
【0008】
そしてこのクォーターウインドレギュレータでは、3本目のガイドレールやサブガイドが不要であり、また、スタビライザーの機構も不要であるので、取り付けスペースおよび窓ガラスの運動スペースが小さくて済み、部品点数および組立工数が少なくて済む。さらにガイドレールが金属製の場合は、スライドピースを合成樹脂製とする場合は、摺動がスムーズである。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明のクォータウインドレギュレータ(以下、単にウインドレギュレータという)の実施の形態を説明する。図1は本発明のウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図、図2はそのウインドレギュレータに用いられているキャリアプレートの正面図、図3および図4はそれぞれ図2のIII-III 線断面図およびIV-IV 線断面図、図5は本発明に関わるスライドピースの一実施形態をキャリアプレートの一部と共に示す斜視図、図6は図5のスライドピースの取り付けた状態を示す一部断面側面図、図7および図8はそれぞれ図1のウインドレギュレータの作動状態を示す概略正面図および概略側面図である。
【0010】
図1に示すウインドレギュレータ10は、自動車に取り付けたとき、その内部側から見た状態で示している。このウインドレギュレータ10は、2本のガイドレール11、12と、それらを一体に結合して自動車のドアパネルに取り付けるための上下のブラケット13、14と、ガイドレール11、12によって案内されて昇降するキャリアプレート15と、そのキャリアプレート15を昇降駆動するためのケーブルユニットUとを備えている。
【0011】
ケーブルユニットUは、一般的なケーブル駆動式のウインドレギュレータに用いられているものとほぼ同じであり、モータMで駆動されるケーブル巻き取り用のドラムを備えた駆動機構16と、その駆動機構と上側のブラケット13とを連結する第1導管17と、駆動機構と下側のブラケット14とを連結する第2導管18と、駆動機構16とキャリアプレート15との間で動力を伝達するケーブル19、20とを備えている。一方のケーブル19は、一端がキャリアプレート15の係止部21に係止され、上向きに延びてプーリ22によって方向転換され、第1導管17内を通って駆動機構16まで案内され、他端が駆動機構のドラムに巻き付けられて係止されている上昇用のケーブルである。他方のケーブル20は、一端がキャリアプレート15の係止部21に係止されて下向きに延び、ガイド23によって方向転換され、第2導管18内を通って駆動機構16まで案内され、他端が駆動機構のドラムに巻き付けられて係止されている下降用のケーブルである。導管17、18は引きコントロールケーブル用の導管が好適に用いられ、ケーブル19、20には、引きコントロールケーブルの内索が好適に用いられる。
【0012】
前記プーリ22は上側のブラケット13に回転自在に取り付けられ、周囲にケーブルが係合されるガイド溝を備えた従来公知のものである。ガイド23は円弧状の形態を有し、ケーブルを係合するガイド溝を備えた従来公知のものである。駆動機構16は、モータMと、減速機と、その減速機の出力側に設けられる、前述のドラムとを備えており、さらに導管17、18の端部を保持する保持部24を備えている。保持部には、導管の端部に固着されたホルダー25が軸方向移動時材に収容され、かつ、ホルダー25を常時外向きに付勢するバネ26が設けられている。
【0013】
前記ガイドレール11、12は、それぞれ断面C字状(図6参照)に折り曲げられた金属板で構成されており、斜め方向に互いに並列的に配置されている。上側の第1ガイドレール11は、その下側では下向きに大きく湾曲している。また、下側の第2ガイドレール12も、その下側ではいくらか下向きに湾曲している。そのため第1ガイドレールと下側の第2ガイドレールの間隔は、上側では広く、下に行くに従って狭くなっている。さらに両方のガイドレール11、12は、ウインドレギュレータで昇降させる窓ガラス(以下、単にガラスという)が外側に向かって凸となるように湾曲しているのに伴って、たとえば図8に示すように三次元的に外側に凸に湾曲している。
【0014】
上側のブラケット13は、ガイドレール11、12の上端近辺に、ピンで位置決めした上で、スポット溶接などで固定されている。同様に下側のブラケット14も、ピンで位置決めした上で、スポット溶接などで固定している。各ブラケット13、14には、導管17、18の端部を固定するための導管固定部を備えており、さらにドアパネルに固定するためのナットピース27がスポット溶接などで固着されている。ブラケット13、14は、ガイドレール11、12の端部を固定するための平坦部や、ドアパネルに取り付けるための平坦部が形成されており、そのため、金属板で立体的にプレス成形することにより製造される。さらにブラケット13、14の周囲には強度保持のためのリブが形成されると共に、重量を軽減するための抜き穴が部分的に形成されている。
【0015】
図2に示すように、キャリアプレート15は、金属板をプレス成形したベース31と、そのベースに対して回転自在に取り付けられる上下一対ローラ33、34とを備えている。各ローラ33、34は、図3に示すように、シャフト35によってベース31に取り付けられている。さらにベース31には、ガラスを固定するための3個所の平坦部36が設けられ、それらの平坦部36には、ガラスを取り付けるための角形の孔37が形成されている。なお平坦部36はローラ33、34が突出する側と反対側、すなわち図3の右側に突出している。
【0016】
さらにベース31の中央部には、図4に示すような、ケーブル係止用の金属製の係止部21が固着されている。係止部21は、ケーブル19、20の端部に固着したケーブルエンドを係止する空所39および溝40を備えた従来公知のものと実質的に同じものである。係止部21は、ベース31に形成した小孔にピン41を挿入して、そのピンの端部をカシメたり、熱変形させたりすることにより、ベース31に取り付けられる。
【0017】
このキャリアプレート15の特徴は、右側の側縁に沿って取り付けられたスライドピース42である。このスライドピース42は、図5に示すように、ほぼ直方体の形態の本体43を有する。本体43の上面側には、平坦な摺接面44と、その摺接面と連続する傾斜面45と、その傾斜面と連続する下側平坦面46とが形成されている。そして本体43の下面側の端部近辺には、下向きに突出する2本の係止ピン47が設けられており、下面側の中央部には、位置決め用の嵌合突起48が設けられている。なお、係止ピン47が突設されている本体43の下面側の端部近辺は、係止ピン47を長くしてその弾力的な変形を容易にするため、段部49が形成されている。
【0018】
係止ピン47の根元部50は外側が円柱面となるように配置される半円柱の形態を有し、その上部に半円錘状の係合部51が設けられている。係合部51の下端の半径と根元部50の変形よりもいくらか大きく、それによりベース31の係合孔54の内縁と係合することができる。係合部51の上部には、係合孔54と摺接してガイドするための半円柱状の先端案内部52が設けられている。なお、係合部51の側面は、本体43の側面43aと平行に切り欠かかれており、それによりベース31の係合孔54とスムーズに係合するようにしている。
【0019】
ベース31には、係止ピン47の係合部51と係合するための前述の係合孔54が2個設けられている。そしてその間に、嵌合突起48が嵌合する長円状の嵌合孔55が開口している。嵌合突起48の上端の周囲には、嵌合を容易にするため、テーパー面が形成されている。
【0020】
上記のように構成されるスライドピース42は、嵌合突起48を嵌合孔55のに挿入し、両端の係止ピン47のテーパー状の係合部51を係合孔54の外側の内周縁に当接させて弾力的に内向きに撓めながら嵌合孔54に挿入すると、係合部51がベース31の係合孔54を通り抜けたときに係止ピン47の先端側がその弾力性で外向きに戻る。それにより図6に示すように、係合部51が係合孔54の周囲と係合し、スライドピース42がベース31に固定される。
【0021】
なお、このスライドピース42も、前記ケーブル用の係止部21と同様な方法あるいはボルトなどでベース31にしっかりと固着してもよい。しかし後述するようにスライドピース42にはベース31から抜き取る方向の力が加わらず、ベース側に押圧する力しか加わらないので、このような係止構造で充分である。
【0022】
上記のように構成されるキャリアプレート15は、図1に示すように、2個のローラ33、34をガイドレール11、12に挿入して、係止部21に2本のケーブル19、20のケーブルエンドを係止することにより、ガイドレール11、12に取り付けられる。そのときスライドピース42は、上側の第1ガイドレール11と対応する状態となり、ガラスが上昇したときは第1ガイドレール11の表面と当接するようになる(図6参照)。
【0023】
つぎに図1、図7および図8を参照して、上記のように構成されるウインドレギュレータ10の作用を説明する。まず、図1を参照して、キャリアプレート15の昇降作用を説明する。駆動機構17のモータMが一方向に回転すると、ドラムが一方向に回転し、たとえば上昇用のケーブル19を巻き取り、下降用のケーブル20を送り出す。それによりケーブル19、20により構成される閉ループが一方向に循環し、上昇用のケーブル19がキャリアプレート15を引き上げるると共に、下降用のケーブル20はキャリアプレートによって引き上げられる。それによりキャリアプレート15は、ローラ33、34がガイドレール11、12内を転動するため、ガイドレール11、12によって案内されながら上昇する。モータMが逆方向に回転すると、下降用のケーブル20はドラムに巻き取られ、キャリアプレート15を引き下ろす。そのとき上昇用のケーブル19はドラムから送り出され、キャリアプレート15によって引き上げられる。
【0024】
ところが2本のガイドレール11、12は、下側では間隔が狭いので、2個のローラ33、34は縦方向に並ぼうとする。それによりキャリアプレート15およびそれに取り付けられているガラス60は、実線Iのように、タイヤハウスと干渉しないほぼ水平状態の角度を呈している。そのとき、スライドピース42は第1ガイドレール11から離れた位置にあり、当接していない。そのため、スライドピース42の摺動による抵抗がなく、昇降操作がスムーズである。そしてキャリアプレート15が上昇していくと、2本のガイドレール11、12の間隔が拡がるため、ローラ33、34同士は互いにいくらか横方向に並ぶように強制的に案内される。それにより、キャリアプレート15およびガラス60は、破線IIおよび想像線III に示すように、窓の開口部の形状に合致するように次第に斜めに傾いていく。そしてその途中で、スライドピース42が第1ガイドレール11に近づき、最初に低い下側平坦面46が第1ガイドレール11と係合する。
【0025】
ついで傾斜面が第1ガイドレール11の表面と係合し、キャリアプレート11がガイドレール11、12の上端近辺に達すると、スライドピース42の摺接面44が第1ガイドレール11の表面に乗り上げ、締め切り位置では、図6に示すように、第1ガイドレール11の表面とキャリアプレート15のベース31の間にスライドピース42がしっかりと介在することになる。
【0026】
この状態では、図8に示すように、走行中の風圧などにより、ガラス60に外向きに引き出そうとする外力(矢印P)が加わっても、スライドピース42が第1ガイドレール11の表面に当接する。そのため、その外力に充分に耐えうる剛性が確保される。なお、上記の支持構造では、ガラス60の上端を矢印Pと反対側に押し込む力が加わったときは、スライドピース42が第1ガイドレール11から浮き上がろうとするため、剛性が充分でない。しかし一般にガラス60はシール材により内側から支えられており、組み付け時にはあらかじめシール材で外向きに弾力的に付勢された状態となっている。そのため、全体としてガラスの支持の剛性は充分に高い。
【0027】
キャリアプレート15が下降していくときは、上記と逆に最初はスライドピース42が第1ガイドレール11と摺接しており、途中からは第1ガイドレール11から離れていく。このように、このウインドレギュレータの実施形態では、キャリアプレートが上端近辺にきたときだけスライドピースが第1ガイドレールと摺接して支持剛性が高くなる。そして中間位置あるいは下端近辺ではスライドピース42が第1ガイドレール11と摺接しないので、キャリアプレート15の昇降動作がスムーズである。
【0028】
また上記のようにキャリアプレート15の一部にスライドピース42を設けるだけであるので、3本のガイドレールを用いる従来例(図9参照)、あるいはスタビライザーを用いる従来例(図10参照)のような、大きいスペースが不要で、しかも部品点数が少なく、組立工数が少ない。
【0029】
前記実施形態では、スライドピース42はキャリアプレート15が上昇端の近辺に来たときに第1ガイドレール11と摺接するようにしているが、中間近辺から摺接するように構成することもできる。またスライドピース42はキャリアプレート15の側縁近辺に設けているが、いくらか内側でもよい。ただしできるだけローラ33から離すほうが、剛性を高める点で好ましい。またスライドピース42は第1ガイドレール11と摺接するようにしているが、これはスライドピース42の位置をガラス60の領域の範囲にとどめて余分なスペースをとらず、しかもスライドピース42とローラ33の距離をできるだけ離して剛性を高くするためである。したがって余裕があれば、第2ガイドレール12と摺接するスライドピースを設けることもできる。
【0030】
また前記実施形態ではキャリアプレート15にローラ33、34を回転自在に設けているが、回転しないスライドシューを設けてもよく、両者を併用してもい。ただしスライドシューとガイドレールの内面との摺接部は、キャリアプレート15の面内での回転を妨げない程度の点接触とする。さらに前記実施形態では、キャリアプレート15側に合成樹脂製のスライドピース42を設けているが、ガイドレール側に合成樹脂製のライナーを設け、キャリアプレート15のベース31の一部にそのライナーと摺接可能な部分、たとえば突出部を設けてスライドピースとすることもできる。なお、その場合はライナーを「スライドピース」ということもできる。ライナーはガイドレールの上端近辺のみに設けるのが好ましく、その場合は下側は傾斜面にするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。
【図2】 そのウインドレギュレータに用いられているキャリアプレートの正面図である。
【図3】 図2のIII-III 線断面図である。
【図4】 図2のIV-IV 線断面図である。
【図5】 本発明に関わるスライドピースの一実施形態をキャリアプレートの一部と共に示す斜視図である。
【図6】 図5のスライドピースの取り付けた状態を示す一部断面側面図である。
【図7】 図1のウインドレギュレータの作動状態を示す概略正面図である。
【図8】 図1のウインドレギュレータの作動状態を示す概略側面図である。
【図9】 従来のウインドレギュレータの一例を示す概略正面図である。
【図10】 従来のウインドレギュレータの他の例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
10 ウインドレギュレータ
11 第1ガイドレール
12 第2ガイドレール
13、14 ブラケット
15 キャリアプレート
U ケーブルユニット
M モータ
16 駆動機構
17、18 導管
19、20 ケーブル
21 係止部
22 プーリ
23 ガイド
24 保持部
25 ホルダー
26 バネ
27 ナットピース
28 ボルト
31 ベース
33、34 ローラ
35 シャフト
36 平坦部
37 角形の孔
39 空所
40 溝
41 ピン
42 スライドピース
43 本体
43a 側面
44 摺接面
45 傾斜面
46 下側平坦面
47 係止ピン
48 嵌合突起
49 段部
50 根元部
51 係合部
52 先端案内部
54 係合孔
55 嵌合孔
60 ガラス
P 外力

Claims (3)

  1. 位置によって間隔が変化するように並列的に配置される2本のガイドレールと、
    それらのガイドレールによってそれぞれ案内される2個の移動要素を所定の間隔に保持するキャリアプレートと、
    そのキャリアプレートを往復駆動するケーブルユニットとを備え、
    前記キャリアプレートその裏側で移動要素の下方側にスライドピースを備えており、
    そのスライドピースが、前記キャリアプレートが前記移動要素を案内するガイドレールの上端近辺に移動したときに前記ガイドレールの車幅方向の外向きの表面と摺接する位置に来ると共に、前記キャリアプレートが前記ガイドレールの中間位置あるいは下端近辺に移動したときにガイドレールと摺接しない位置に来るクォータウインドレギュレータ。
  2. 前記キャリアプレートが昇降時に角度が変わることによりスライドピースがガイドレールと摺接する位置に来たり、摺接しない位置に来たりする請求項1記載のクォータウインドレギュレータ。
  3. 前記ガイドレールが金属製であり、前記キャリアプレートが金属製のプレートと、
    そのプレートの裏面側に嵌合係止されている合成樹脂製のスライドピースとを備えている請求項1または2記載のクォーターウインドレギュレータ。
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