JP4390613B2 - 光制御システム - Google Patents

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Description

本発明は光制御システムに関し、詳しくは、就寝から心地良く目覚めさせるための光制御システムに関する。
従来、覚醒のための光制御に関しては、設定された起床時刻よりも所定時間だけ前の時点で照明手段を自動的に消灯状態から減光点灯状態に切り換え、その後、設定起床時刻に至るまでの間に照明手段の出力(すなわち、照射光の明るさ)を自動的に漸次増大させるようにした目覚まし装置や照明装置が提案されている(特許文献1,2参照)。………従来例A
また、光源の明るさや色の調整により、日の出とともに明るさや色が変化していく状況を寝室内に自動的に再現するようにし、そして、その照明の開始時間を設定できるようにした覚醒装置も提案されている(特許文献3参照)。………従来例B
また一方、目覚まし時計の動作に連動して、窓の採光面を自動的に開放し室内に自然光を採り入れるようにした目覚装置や、設定された起床時刻以前の時刻からシャッターを自動的かつ段階的に開いて、部屋に入光する自然光を段階的に増大させるようしたシャッター装置も提案されている(特許文献4,5参照)。………従来例C
特開平7−318670号公報 特開2000−348875号公報 特開2001−217084号公報 実用新案登録3054046号公報 特開2002−180771号公報
しかし、従来例A,Bの装置では、照明手段の漸次的出力増大の過程を経て目覚めた後、人間がブラインドやカーテンなどの遮光手段を開いて初めて屋外の自然光を受けることができ、この為、遮光手段の開き操作が面倒であるばかりでなく、床上での目覚めの際に爽快な自然光を受けることができない点で、目覚め時の心地良さに欠ける問題があった。
また、出力の小さな照明手段では、ブラインドやカーテンが閉じられた状況下で実施する漸次的出力増大の最終段階で得られる室内照度が限られるため、目覚まし効果が低くなるとともに、目覚めたときに室内が薄暗くて、その薄暗さが目覚め時の心地良さを減じる一因ともなり、かと言って、照明手段の出力を自動的に漸次増大させることにおいて、その最終段階で十分な室内照度を確保しようとすれば、最大出力の大きな照明手段が必要になって、起床時以外の照明手段の使用で費やす電力量まで往々に増大することでランニングコストが高く付く問題もあった。
一方、従来例Cの装置では、爽快な自然光を受けて目覚めることができ、また、設定起床時刻以前の時刻からシャッターを段階的に開くものでは、室内照度が段階的に高くなる過程を経て覚醒に至ることによる目覚め時の心地良さも得ることができるものの、このようにシャッターやブラインドあるいはカーテンなどの遮光手段を漸次的に開くことで室内を徐々に明るくする方式では、遮光手段を開き始めて室内を明るくし始める装置始動時点から就寝中の長時間にわたって遮光手段が開かれた状態になるため、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け易く、そのことが目覚め時の心地良さを減じる問題があり、また、室内状況を外部から見られてしまう可能性も高くなる問題があった。
そしてまた、シャッターやブラインドあるいはカーテンなどの遮光手段を徐々に開くだけでは、日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を室内に現出させるのは難しく、この点からも目覚め時の心地良さを得る上で不十分な面があった。
以上の実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な照度上昇方式を採ることで、上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
〔1〕本発明の第1特徴構成は、対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
起床時刻を設定する時刻設定手段、及び、この時刻設定手段により設定された起床時刻に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
この制御手段を、前記時刻設定手段による設定起床時刻よりも第1設定時間だけ前の点灯時刻に至ったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、設定起床時刻よりも第2設定時間だけ前の採光時刻に至ったとき、又は、設定起床時刻に至ったとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある点に特徴がある。
この第1特徴構成によれば、点灯時刻から採光時刻又は設定起床時刻に至るまでの間は照明手段による照射光だけで室内を明るくし、その後、採光時間又は設定起床時間に至った後は照明手段による照射光とガラス張り開口部からの採り入れ自然光とで室内をさらに明るくするから、徐々に明るくなる過程を経て覚醒に至ることによる目覚め時の心地良さと、爽快な自然光を受けて目覚めることによる目覚め時の心地良さとを合わせて得ることができ、遮光手段を手動操作で採光状態にする手間もなくなる。
また、出力の小さな照明手段を用いて、起床時以外も含めた照明手段の使用で費やす電力量を極力抑えるようにしながらも、ガラス張り開口部からの採り入れ自然光と照明手段の照射光とをもって目覚め時の室内照度を十分に確保でき、このことからも目覚め時の心地良さを高めることができる。
しかも、最初は照明手段の照射光だけで室内を明るくし始めて採光時刻又は設定起床時刻に至るまでは照明手段の照射光だけで明るさを得るから、室内を明るくし始めるシステム始動時点から目覚めに至るまでの時間を十分に確保しながらも、遮光手段が採光状態にある時間を短くすることができて、その分、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け難くすることができ、この点からも目覚め時の心地良さを一層高めることができ、また、室内状況を外部から見られてしまう可能性も低くすることができる。
さらに、照明手段を併用することで、日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を室内で現出させることも容易になり、この点からも目覚め時の心地良さをさらに高めることが可能になる。
そしてまた、この第1特徴構成では、採光時刻又は設定起床時刻において自然光が得られる時間帯であれば、時刻設定手段による起床時刻の設定変更により、任意の時間帯でシステムを使用して上記の各効果を得ることができ、このことから汎用性に優れたシステムにすることができる。
なお、第1特徴構成の実施においては、第1設定時間や第2設定時間を設定変更できるようにしておくのが望ましい。
〔2〕本発明の第2特徴構成は、対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
屋外の照度を検出する屋外照度センサ、及び、この屋外照度センサにより検出される屋外照度に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
この制御手段を、前記屋外照度センサによる検出屋外照度が設定点灯照度まで上昇したとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、検出屋外照度が設定採光照度まで上昇したとき、又は、設定待機時間を経過したとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある点に特徴がある。
この第2特徴構成によれば、屋外照度が設定点灯照度から設定採光照度に上昇するまでの間、又は、屋外照度が設定点灯照度に上昇した時点から設定待機時間を経過するまでの間は、照明手段による照射光だけで室内を明るくし、その後、屋外照度が設定採光照度に上昇した後、又は、設定待機時間が経過した後は、照明手段による照射光とガラス張り開口部からの採り入れ自然光とで室内をさらに明るくするから、第1特徴構成と同様、徐々に明るくなる過程を経て覚醒に至ることによる目覚めの心地良さと、爽快な自然光を受けて目覚めることによる目覚めの心地良さとを合わせて得ることができ、遮光手段を手動操作で採光状態にする手間もなくなる。
また、出力の小さな照明手段を用いて、起床時以外も含めた照明手段の使用で費やす電力量を極力抑えるようにしながらも、ガラス張り開口部からの採り入れ自然光と照明手段の照射光とをもって目覚め時の室内照度を十分に確保でき、このことからも目覚めの心地良さを高めることができる。
しかも、最初は照明手段の照射光だけで室内を明るくし始めて屋外照度が設定採光照度に至るまで、又は、設定待機時間が経過するまでは、照明手段の照射光だけで明るさを得るから、室内を明るくし始めるシステム始動時点から目覚めに至るまでの時間を十分に確保しながらも、遮光手段が採光状態にある時間を短くすることができて、その分、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け難くすることができ、この点からも目覚め時の心地良さを一層高めることができ、また、室内状況を外部から見られてしまう可能性も低くすることができる。
さらに、照明手段を併用することで、日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を室内で現出させることも容易になり、この点からも目覚め時の心地良さをさらに高めることが可能になる。
そしてまた、この第2特徴構成によれば、屋外照度の上昇に応じて室内を明るくし始めるから、日の出とともに起床するといった自然のリズムでの起床を望む場合に好適なシステムにすることができる。
なお、第2特徴構成の実施においては、設定点灯照度や設定採光照度又は設定待機時間を設定変更できるようにしておくのが望ましく、また、第2特徴構成の実施において、設定点灯照度及び設定採光照度は夫々、具体的な照度値の選定をもって設定する照度に限られるものではなく、場合によっては、室内照度との差が設定差となるときの屋外照度を設定点灯照度や設定採光照度とする方式を採用してもよい。
〔3〕本発明の第3特徴構成は、対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
室内就寝者の就寝状態を検出する対人検出手段、及び、この対人検出手段による検出就寝状態に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
この制御手段を、前記対人検出手段による検出就寝状態が設定覚醒傾向状態になったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になったとき、又は、設定待機時間を経過したとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある点に特徴がある。
この第3特徴構成によれば、就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態から第2の設定覚醒傾向状態になるまでの間、又は、就寝状態が設定覚醒傾向状態になった時点から設定待機時間を経過するまでの間は、照明手段による照射光だけで室内を明るくし、その後、就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になった後、又は、設定待機時間が経過した後は、照明手段による照射光とガラス張り開口部からの採り入れ自然光とで室内をさらに明るくするから、第1,第2特徴構成と同様、徐々に明るくなる過程を経て覚醒に至ることによる目覚め時の心地良さと、爽快な自然光を受けて目覚めることによる目覚め時の心地良さとを合わせて得ることができ、遮光手段を手動操作で採光状態にする手間もなくなる。
また、出力の小さな照明手段を用いて、起床時以外も含めた照明手段の使用で費やす電力量を極力抑えるようにしながらも、ガラス張り開口部からの採り入れ自然光と照明手段の照射光とをもって目覚め時の室内照度を十分に確保でき、このことからも目覚め時の心地良さを高めることができる。
しかも、最初は照明手段の照射光だけで室内を明るくし始めて就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になるまで、又は、設定待機時間が経過するまでは、照明手段の照射光だけで明るさを得るから、室内を明るくし始めるシステム始動時点から目覚めに至るまでの時間を十分に確保しながらも、遮光手段が採光状態にある時間を短くすることができて、その分、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け難くすることができ、この点からも目覚め時の心地良さを一層高めることができ、また、室内状況を外部から見られてしまう可能性も低くすることができる。
さらに、照明手段を併用することで、日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を室内で現出させることも容易になり、この点からも目覚め時の心地良さをさらに高めることが可能になる。
そしてまた、この第3特徴構成によれば、室内就寝者の状態変化に応じて室内を明るくし始めるから、体調や身体のリズムに応じて起床するといった起床を望む場合に好適なシステムにすることができる。
なお、第3特徴構成の実施において、対人検出手段により検出する就寝者の就寝状態は、脈拍状態、脳波状態、体温状態、身体の動きなど、覚醒傾向にあるか否かを判定し得るものであれば、どのようなものであってもよく、また、第3特徴構成の実施においては、設定覚醒傾向状態や第2の設定覚醒傾向状態を設定変更できるようにしておくのが望ましい。
第1〜第3特徴構成の実施において、照明手段は、天井に配備するもの、壁に配備するもの、卓上に置くもの、就寝者の頭部近くに配備するものなど、どのような形式のものであってもよく、また、複数の形式を組み合わせて使用するものにしてもよい。
第1〜第3特徴構成の実施において、遮光手段は、ブラインド、カーテン、シャッターなど、遮光状態と採光状態との切り換えが可能なものであれば、どのようなものであってもよく、ガラス張り開口部のガラスの透明度を変化させることで遮光するものであってもよい。
ちなみに、照明手段と遮光手段とを連係動作させる技術としては、室内照度を設定照度に保つようにブラインドの開度を自動調整し、そして、ブラインドの開度を全開にしても設定照度に満たないときには室内照明器具を自動的に点灯制御するといった技術(特開昭61−146992号公報参照)や、タイマー動作に基づいてブラインドのスラットの昇降及び角度調整、蛍光灯の点灯及び消灯を制御するプログラムを設定し得るようにする技術(特開平1−192991号参照)も提案されているが、これらの提案技術は、照明手段の出力を漸次的に増大させるだけの先述の従来例1,2の装置や、遮光手段の開度を漸次的に大きくするだけの先述の従来例3の装置に比べ、照明手段と遮光手段との連係動作により室内照度を徐々に高めることで、目覚め時の心地良さを一層効果的に高めるといった課題,思想の存在するものではない。
また、照明手段と遮光手段とを連係動作させて室内を徐々に明るくするには、照明手段の出力を漸次的に増大させることと、遮光手段の採光率を漸次的に高めることとを同時に開始して併行させるシステム、あるいは、先に遮光手段を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にし、その後、照明手段を点灯状態にするシステムも考えられ、各システムとも照明手段と遮光手段とを併用することによる効果を期待できるが、これらのシステムでは、室内を明るくし始めるシステム始動時点から目覚めに至るまでの時間を長く確保しながらも、遮光手段が採光状態にある時間を短くするといったことができず、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け易くなり、また、室内状況を外部から見られてしまう可能性も高くなり、この点において上記第1、第2、第3特徴構成を採るシステムの方が有利になる。
〔4〕本発明の第4特徴構成は、屋外の照度を検出する屋外照度センサを設け、前記制御手段は、前記採光状態への切り換え時において前記屋外照度センサによる検出屋外照度が設定下限照度よりも低いとき、前記採光状態への切り換えを中止する構成にしてあることにある。
この第4特徴構成によれば、前記採光状態への切り換え時に、その日の天候やそのときの時刻などにより屋外照度が低くて、遮光手段を採光状態に切り換えても十分な自然光を室内に採り入れることができず、遮光手段を採光状態に切り換える方が却って、外部の騒音や外部の冷気などの影響を受け易くなる分だけ、また、室内状況を屋外から見られてしまう可能性が高くなる分(この場合、先行する照明手段の点灯状態への切り換えにより室内が明るく屋外が暗い状況にあることから屋外から室内状況を見られてしまう可能性は特に高くなる)だけ不利になるような場合に、そのような不利な状態を招くことを自動的に回避することができる。そして、この機能は第1特徴構成又は第3特徴構成の実施において特に有用なものになる。
なお、第4特徴構成の実施においては、設定下限照度を設定変更できるようにしておくのが望ましく、また、第4特徴構成の実施において、設定下限照度は、具体的な照度値の選定をもって設定する照度に限られるものではなく、室内照度との差が設定差(設定差=0を含む)となるときの屋外照度を設定下限照度にする方式を採用してもよく、採光状態への不要な切り換えを回避する意味では後者の方式を採る方が望ましい場合もある。
〔5〕本発明の第5特徴構成は、屋外の温度を検出する屋外温度センサを設け、前記制御手段は、前記採光状態への切り換え時において前記屋外温度センサによる検出屋外温度が設定下限温度よりも低いとき、又は、設定上限温度よりも高いとき、前記採光状態への切り換えを中止する構成にしてある点に特徴がある。
この第5特徴構成において、検出屋外温度が設定下限温度よりも低いときに採光状態への切り換えを中止する構成を採れば、前記採光状態への切り換え時に、その日の気候により屋外温度がかなり低くて、遮光手段を採光状態に切り換えた場合、自然光は室内に採り入れられるものの、外部の強い冷気の影響で却って目覚め時の心地良さを減じるようなときに、そのような事態を招くことを自動的に回避することができる。
また、この第5特徴構成において、検出屋外温度が設定上限温度よりも高いときに採光状態への切り換えを中止する構成を採れば、前記採光状態への切り換え時に、その日の気候により屋外温度がかなり高くて、遮光手段を採光状態に切り換えた場合、自然光は室内に採り入れられるものの、外部の強い暑気の影響で却って目覚め時の心地良さを減じるようなときに、そのような事態を招くことを自動的に回避することができる。
なお、第5特徴構成の実施においては、検出屋外温度が設定下限温度よりも低いときに採光状態への切り換えを中止する構成と、検出屋外温度が設定上限温度よりも高いときに採光状態への切り換えを中止する構成とのいずれか一方のみを実施する形態、あるいは、両方を実施する形態のいずれを採ってもよい。
また、第5特徴構成の実施においては、設定下限温度や設定上限温度を設定変更できるようにしておくのが望ましく、さらに、第5特徴構成の実施において、設定下限温度や設定上限温度は、具体的な温度値の選定をもって設定する温度に限られるものではなく、室内温度との差が設定差となるときの屋外温度を設定下限温度や設定上限温度にする方式を採用してもよく、冷気や暑気が室内就寝者に及ぼす悪影響を防ぐ意味では後者の方式を採る方が望ましい場合もある。
〔6〕本発明の第6特徴構成は、前記制御手段は、前記点灯状態への切り換えにおいて、前記照明手段を最大出力状態よりも出力の低い減光点灯状態にする構成にしてある点に特徴がある。
この第6特徴構成によれば、消灯状態にある照明手段を点灯状態に切り換えて室内を明るくし始める際、その時の照明手段の照射光が明るすぎて、却って後の目覚め時の心地良さを減じることや、その時点で就寝者を半ば強制的に目覚めさせてしまうことを回避することができ、これにより、室内を徐々に明るくすることで心地良く目覚めさせるという所期の目的の達成を一層確実にすることができる。
なお、第6特徴構成の実施においては、点灯状態への切り換えで実施する減光点灯状態において採る照明手段の出力(照射光の明るさ)を設定変更できるようにしておくのが望ましい。
〔7〕本発明の第7特徴構成は、前記制御手段は、前記点灯状態への切り換えで前記照明手段を減光点灯状態にした後、前記照明手段の出力を漸次的に増大させる構成にしてある点に特徴がある。
この第7特徴構成によれば、減光点灯状態から照明手段の出力(照射光の明るさ)を漸次的に増大させることで、日の出の際の自然の明るさ変化に一層近い明るさ変化を室内に現出させることができ、これにより、目覚め時の心地良さを一層高めることができる。
なお、第7特徴構成の実施において、照明手段の出力を漸次的に増大させるにあたっては、出力を段階的に増大させる形態、あるいは、連続的に増大させる形態のいずれを採ってもよい。
また、その漸次的な出力増大の増大パターン(換言すれば、室内照度の上昇パターン)も種々のパターンを採用でき、その増大パターンを設定変更できるようにしてもよい。
〔8〕本発明の第8特徴構成は、前記制御手段は、前記点灯状態への切り換え後、前記照明手段の照射光の色温度を漸次的に高くする構成にしてある点に特徴がある。
この第8特徴構成によれば、照明手段の照射光の色温度を漸次的に高くすることで、日の出の際の自然の色温度変化に近い色温度変化を室内に現出させることができ、これにより、目覚め時の心地良さを一層高めることができる。
なお、第8特徴構成の実施において、照明手段の照射光の色温度を漸次的に高くするにあたっては、色温度を段階的に高くする形態、あるいは、連続的に高くする形態のいずれを採ってもよい。
また、その漸次的な色温度上昇の上昇パターンも種々のパターンを採用でき、場合によっては、その上昇パターンを設定変更できるようにしてもよい。
〔9〕本発明の第9特徴構成は、前記制御手段は、前記採光状態への切り換えにおいて、前記遮光手段を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にする構成にしてある点に特徴がある。
この第9特徴構成によれば、遮光状態にある遮光手段を採光状態に切り換えて室内に自然光を採り入れる際、その時の自然光の採り入れ量が多すぎて、却って目覚め時の心地良さを減じることや、その時点で就寝者を半ば強制的に目覚めさせてしまうことを回避することができ、これにより、室内を徐々に明るくすることで心地良く目覚めさせるという所期の目的の達成を一層確実にすることができる。
なお、第9特徴構成の実施においては、採光状態への切り換えで実施する制限採光状態において採る遮光手段の採光率(自然光の採り入れ程度)を設定変更できるようにしておくのが望ましい。
〔10〕本発明の第10特徴構成は、前記制御手段は、前記採光状態への切り換えで前記遮光手段を制限採光状態にした後、前記遮光手段の採光率を漸次的に高くする構成にしてある点に特徴がある。
この第10特徴構成によれば、制限採光状態から遮光手段の採光率(自然光の採り入れ程度)を漸次的に増大させることで、日の出の際の自然の明るさ変化に一層近い明るさ変化を室内に現出させることができ、これにより、目覚め時の心地良さを一層高めることができる。
なお、第10特徴構成の実施において、遮光手段の採光率を漸次的に増大させるにあたっては、採光率を段階的に増大させる形態、あるいは、連続的に増大させる形態のいずれを採ってもよい。
また、その漸次的な最効率増大の増大パターン(換言すれば、室内照度の上昇パターン)も種々のパターンを採用でき、場合によっては、その増大パターンを設定変更できるようにしてもよい。
〔11〕本発明の第11特徴構成は、前記照明手段の光照射部は、前記遮光手段の遮光部よりも室内内方側における前記ガラス張り開口部の近傍箇所から前記ガラス張り開口部に向けて光照射する状態に配置してある点に特徴がある。
この第11特徴構成によれば、遮光手段(特に採光状態への切り換えに至るまでの遮光状態にある遮光手段)の遮光部をスクリーンとして利用し、照明手段の光照射部からの照射光を遮光手段の遮光部で反射させる形態で室内を照明することができ、これにより、全体がボンヤリと明るくなる自然の日の出時の明るさに近い明るさを室内に効果的に現出させることができ、また、遮光手段を採光状態に切り換えてガラス張り開口部から自然光を採り入れる前と後との連続性も一層良好にすることができ、これにより、目覚め時の心地良さを一層高めることができる。
〔12〕本発明の第12特徴構成は、対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
照明手段の光照射部を、前記遮光手段の遮光部よりも室内内方側における前記ガラス張り開口部の近傍箇所から前記ガラス張り開口部に向けて光照射する状態に配置し、
時刻設定手段より設定された起床時刻よりも設定時間だけ前の点灯時刻に至ったとき、又は、屋外照度センサにより検出される屋外の照度が設定点灯照度まで上昇したとき、又は、対人検出手段により検出される室内就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態になったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段とのうちの照明手段のみを切り換えて最大出力状態よりも出力の低い減光点灯状態にし、その後、前記照明手段の出力を漸次的に増大させ、更に、その照明手段の漸次的な出力増大に続き、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える制御手段を設けてある点に特徴がある。
この第12特徴構成によれば、遮光状態にした遮光手段の遮光部をスクリーンとして利用し、照明手段の光照射部からの照射光を遮光手段の遮光部で反射させる形態で室内を照明することができ、この照明形態において、消灯状態にある照明手段を最大出力状態よりも出力の低い減光点灯状態に切り換え、その後、照明手段の出力(照射光の明るさ)を漸次的に増大させることにより、全体がボンヤリと明るくなっていく日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を室内に効果的に現出させることができる。
したがって、消灯状態にある照明手段の減光点灯状態への上記切り換えを、時刻設定手段より設定された起床時刻よりも設定時間だけ前の点灯時刻に至ったとき、又は、屋外照度センサにより検出される屋外の照度が設定点灯照度まで上昇したとき、又は、対人検出手段により検出される室内就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態になったときに行う形態で、その減光点灯状態への切り換え、及び、それに続く照明手段の漸次的な出力増大を制御手段に自動的に実行させることにより、全体がボンヤリと明るくなっていく日の出の際の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を経て室内就寝者を覚醒に至らせることができ、これにより、就寝者を心地良く目覚めさせることができる。
また、遮光手段は遮光状態のままにしながら上記の如く日の出時の自然の明るさ変化に近い明るさ変化を経て就寝者を覚醒に至らせることができるから、外部の騒音や外部の冷気あるいは外部の暑気や強い日差しなどの影響を受け難くすることができ、この点からも目覚め時の心地良さを一層高めることができ、さらに、室内状況を外部から見られてしまう可能性も低くすることができる。
そしてまた、照明手段の漸次的な出力増大に続き、遮光手段を遮光状態から採光状態に自動的に切り換えるようにすれば、遮光手段を採光状態に切り換えてガラス張り開口部から自然光を採り入れる前と後との連続性も良好にしながら、最終的に室内就寝者を爽快な自然光を受けた状態で目覚めさせることができて、目覚め時の心地良さを一層効果的に高めることができる。
なお、第12特徴構成の実施において、照明手段の減光点灯状態への切り換えを、時刻設定手段より設定された起床時刻よりも設定時間だけ前の点灯時刻に至ったときに制御手段に実行させる構成を採れば、時刻設定手段による起床時刻の設定変更により、任意の時間帯でシステムを使用して上記の各効果を得ることができ、このことから汎用性に優れたシステムにすることができる。
また、照明手段の減光点灯状態への切り換えを、屋外照度センサにより検出される屋外の照度が設定点灯照度まで上昇したときに制御手段に実行させる構成を採れば、屋外照度の上昇に応じて室内を明るくし始めることから、日の出とともに起床するといった自然のリズムでの起床を望む場合に好適なシステムにすることができる。
また、照明手段の減光点灯状態への切り換えを、対人検出手段により検出される室内就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態になったときに制御手段に実行させる構成を採れば、室内就寝者の状態変化に応じて室内を明るくし始めることから、体調や身体のリズムに応じて起床するといった起床を望む場合に好適なシステムにすることができる。
第12特徴構成の実施においては、時刻設定手段より設定された起床時刻よりも設定時間だけ前の点灯時刻に至ったときに照明手段の減光点灯状態への切り換えを制御手段に実行させる形態と、屋外照度センサにより検出される屋外の照度が設定点灯照度まで上昇したときに照明手段の減光点灯状態への切り換えを制御手段に実行させる形態と、対人検出手段により検出される室内就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態になったときに照明手段の減光点灯状態への切り換えを制御手段に実行させる形態とのうち、少なくとも二者の形態について、いずれの形態を採用するかを選択できるようにしてもよい。
第12特徴構成の実施においては、設定時間、設定点灯照度、設定覚醒傾向状態を設定変更できるようにしておくのが望ましく、また、設定点灯照度は、具体的な照度値をもって設定する照度に限られるものではなく、室内照度との差が設定値となるときの屋外照度を設定点灯照度とする方式を採用してもよい。
第12特徴構成の実施において、対人検出手段により検出する就寝者の就寝状態は、脈拍状態、脳波状態、体温状態、身体の動きなど、覚醒傾向にあるか否かを判定し得るものであれば、どのようなものであってもよい。
第12特徴構成の実施において、遮光手段は、ブラインド、カーテン、シャッターなど、遮光状態と採光状態との切り換えが可能なものであれば、どのようなものであってもよく、ガラス張り開口部のガラスの透明度を変化させることで遮光するものであってもよい。
第12特徴構成の実施においては、消灯状態から切り換える減光点灯状態において採る照明手段の出力を設定変更できるようにしておくのが望ましい。
第12特徴構成の実施において、照明手段の出力を漸次的に増大させるにあたっては、出力を段階的に増大させる形態、あるいは、連続的に増大させる形態のいずれを採ってもよく、また、その漸次的な出力増大の増大パターン(換言すれば、室内照度の上昇パターン)も種々のパターンを採用でき、その増大パターンを設定変更できるようにしてもよい。
第12特徴構成の実施において、照明手段の出力を漸次的に増大させるのに併行して、照明手段の照射光の色温度を漸次的に高くするようにすれば、日の出の際の自然の色温度変化に近い色温度変化を室内に現出させることができて、目覚め時の心地良さを一層高めることができる。
〔13〕本発明の第13特徴構成は、前記照明手段の光照射部は、前記遮光手段の遮光部とそれよりも室内内方側で前記ガラス張り開口部に対して配備された透光性の薄地カーテンとの間において、前記ガラス張り開口部の開口縁部に配置してある点に特徴がある。
この第13特徴構成によれば、遮光手段の遮光部をスクリーンとして利用し、照明手段の光照射部からの照射光を遮光手段の遮光部で反射させる形態で室内を照明することにおいて、その反射光を透光性の薄地カーテンを透して室内側に放散させることができ、これにより、全体がボンヤリと明るくなる自然の日の出時の明るさに近い明るさを一層効果的に現出させることができる。
そしてまた、夕方から夜にかけて屋外が暗くなると、遮光手段を遮光状態にせず薄地カーテンだけを閉じている状態では、照明状態にある室内が薄地カーテンを透して屋外から見通せるようになるが、第13特徴構成によれば、屋外が暗くなってきたとき、遮光手段を遮光状態に切り換えずとも、照明手段を点灯状態に切り換えて光照射部から光照射させれば、薄地カーテンの屋外側の面の照りにより薄地カーテンのみが外部から見える状態にすることができて、外部からの室内の見通しを防ぐことができるとともに、外部からみてガラス張り開口部が明るい状態にあることで、室内に人がいるかの如く外部の者に思わせることができて防犯上の効果も得ることができる。
なお、第13特徴構成の実施にあたり、照明手段の光照射部として、複数の小さな照射部をガラス張り開口部の開口周方向に分散させて配置すれば、ボンヤリとした明るさを一層効果的に現出させることができる。
また、このように複数の光照射部を分散配置する場合、照明手段の光源部から延出させた複数の光ファイバーの各先端を光照射部の各々に接続して、光源部で発生させた光を光ファイバーを通じて各光照射部から照射させる構成を採れば、例えば、複数の光照射部として各々独立した複数の光源器をガラス張り開口部の開口縁部に分散配置するのに比べ、装置構造を簡単にし得るとともに、複数の光照射部からの照射光の明るさを均一にして、その均一さを保った状態で照射光の明るさを漸次的に変化させることができる。
〔第1実施形態〕
図1,図2は寝室におけるガラス窓部を示し、このガラス窓部1には、窓ガラス2を取付けた窓扉3を設けるとともに、その窓扉3の室内側の面に近接させてブラインド4を設け、また、そのブラインド4の室内内方側の面に近接させてレース地カーテン5を設けてある。
ブラインド4は、多数の羽根4aの角度調整による開度の調整及びそれら羽根4aの昇降による開閉を電動により行う電動式ブラインドにしてあり、室内に設けたリモコン6を手動操作することによるブラインド操作を可能にするとともに、後述する目覚まし制御では、多数の羽根4aの角度調整による開度の調整(つまり、採光率の調整)を制御器7により自動的に行うようにしてある。
ガラス窓部1における枠部の下辺部分には、ブラインド4の羽根4a(すなわち、ブラインドの遮光部)とレース地カーテン5との間において上向きに光照射する複数の埋め込み状の光照射部8をガラス窓部1の幅方向に並べて一列状に配置してあり、これら光照射部8から光照射することで、降下させた状態にあるブラインド4の多数の羽根4aの室内内方側の面、及び、レース時カーテン5の屋外側の面の夫々を均一に照らすようにしてある。
ガラス窓部1の近傍における天井裏空間など、適当な隠蔽スペースには、光照射部8から照射させる光Lを発生する照明器本体9を設置してあり、この照明器本体9のケース9a内には、HIDを光源とする光源器10、光の明るさと色温度を調整する光調整器11、及び、制御器7を設け、この照明器本体9から延出させた複数の光ファイバー12の各先端を光照射部8の各々に接続してある。
つまり、光源器10で発生させた光を光ファイバー12を通じて各光照射部8から照射させるようにしてあり、また、光ファイバー12を通じて各光照射部8から照射させる光Lの明るさ及び色温度を光調整器11により調整するようにしてある。
図3,図4に示す如く、光調整器11は、互いの回転軸芯p1,p2が平行な二枚の回転盤11a,11bをそれらの周方向の一部分どうしが重なる状態に、かつ、その重なり部が光源器10とファイバー入光部13との間の光路r上に位置する状態に配置して構成してあり、一方の回転盤11aには、日の出時の自然光の色変化を模すための複数の色温度の光色フィルタ14a〜14hを周方向に色温度順に並べて設けてある。
また、他方の回転盤11bには、開口率を段階的に異ならせた通過光量調整用の複数の多孔部15a〜15h(開口率の最も大きな多孔部15hについては実質的に遮光部分がない一つの開口)を周方向に開口率順に並べて設けてあり、これら回転盤11a,11bを光源器10による光発生下で所定角度ずつ間歇的に回転させて、光色フィルタ14a〜14hを色温度の低いものから順に光路r上に位置させ、かつ、通過光量調整用の多孔部15a〜15hを開口率の小さいものから順に光路rに位置させることにより、光照射部8からの照射光Lの明るさ及び色温度を、日の出時の自然光の明るさ変化及び色温度変化に似させて漸次的に変化させるようにしてある。
ガラス窓部1の近くで屋外には屋外センサユニット16を設け、室内には室内センサユニット17を設けてあり、屋外センサユニット16には、屋外の照度soを検出する屋外照度センサ16aと屋外の温度toを検出する屋外温度センサ16bとを装備し、一方、室内センサユニット17には、室内の照度siを検出する室内照度センサ17aと室内の温度tiを検出する室内温度センサ17bとを装備してある。
また、リモコン6には、羽根4aの角度調整によるブラインド4の開度の調整、及び、羽根4aの昇降によるブラインド4の開閉を手動操作で行うためのブラインド操作用キー18a,18bとともに、テンプレートキー19、入力モードを切り換えるモード選択キー20、並びに、選択した入力モードの内容や設定した時間・時刻などを表示する液晶モニター21を設けてあり、モード選択キー20により入力モードを選択した状態でテンプレートキー19を操作することにより、目覚まし制御のON/OFF、起床時刻Tw、第1時間ΔT1,第2時間ΔT2、夕暮点灯制御のON/OFFを照明器本体9の制御器7に対して設定できるようにしてある。
そして、制御器7は、この設定操作で目覚まし制御のONが設定された場合、次の(イ)〜(ニ)の目覚まし制御を実行する構成にしてある(図5、図6参照)。
(イ)ブラインド4を遮光状態(本例では、羽根4aを降下させて羽根4aをほぼ鉛直姿勢に角度調整した状態)するとともに、室内照明をOFFにして室内者が就寝している状況において、時刻が室内者により設定された起床時刻Twよりも第1設定時間ΔT1(室内者により設定された第1時間)だけ前の点灯時刻Tx(=Tw−ΔT1)に至ったとき、光調整器11における色温度の最も低い光色フィルタ14a及び開口率の最も小さい多孔部15aを光路rに位置させる状態にして光源器10を起動し、これにより、それまで消灯状態にあった光照射部8を照射光Lの色温度が低い状態での小出力の減光点灯状態に切り換える。
(ロ)減光点灯状態へ切り換えた後、光色調器11における二枚の回転盤11a,11bを、第1設定時間ΔT1と第2設定時間ΔT2(室内者により設定された第2時間)との差に応じて演算決定した時間間隔ΔTa〜ΔTgで所定角度ずつ間歇的に回転させ、これにより、光照射部8からの照射光Lの明るさ(出力)及び色温度を上記時間間隔ΔTa〜ΔTgで段階的に高める。
(ハ)その後、光調整器11における色温度の最も高い光色フィルタ14h及び開口率の最も大きな多孔部15hを光路rに位置させた状態で、光照射部8から最も明るく最も高い色温度の光Lを照射している状況において、設定起床時刻Twよりも第2設定時間ΔT2だけ前の採光時刻Ty(Tw−ΔT2)に至ったとき、それまで遮光状態にあったブラインド4の制限採光状態への切り換えとして、ブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始する。
但し、採光時刻Tyに至った時点において、室内照度センサ17aにより検出される室内照度siを設定下限照度ssaとし、この設定下限照度ssa(=採光時刻のsi)よりも屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soが低い場合(so<ssa)には、ブラインド4の採光状態への切り換え、及び、後述するブラインド4の漸次的な開度増大を中止する。
また同様に、採光時刻Tyに至った時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtaだけ低い温度を設定下限温度ttaとし、この設定下限温度tta(=採光時刻のti−Δta)よりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが低い場合(to<tta)、及び、採光時刻Tyに至った時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtbだけ高い温度を設定上限温度ttbとし、この設定上限温度ttb(=採光時刻のti+Δtb)よりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが高い場合(to>ttb)には、ブラインド4の採光状態への切り換え、及び、後述するブラインド4の漸次的な開度増大を中止する。
(ニ)ブラインド4の採光状態への切り換えとして上記採光時刻Tyにブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始した場合、それに続き、第2設定時間ΔT2に応じて演算決定した速度で、ブラインド4の羽根4aを水平姿勢側へ連続的に角度変化させ、これにより、設定起床時刻Twに至った時点でブラインド4の開度(採光率)が最大になるようにブラインド4の開度を漸次的に増大させる。
つまり、上記の如く、設定起床時刻Twよりも以前の点灯時刻Txで光照射部8を消灯状態から減光点灯状態にし、その後、点灯時刻Txから採光時刻Tyにかけて光照射部8からの照射光Lの明るさ及び色温度を漸次的に高めるとともに、それに続き、採光時刻Tyにブラインド4を遮光状態から制限採光状態に切り換えて、その後、ブラインド4の開度(採光率)を設定起床時刻Twにおいて最大開度になるように漸次的に増大させることにより、図6に示す如く、設定起床時刻Twに向けて室内の照度si及び色温度ctを徐々に高めるようにし、これにより、日の出時の自然の明るさ変化を室内で擬似的に現出して、室内就寝者を心地良く目覚めさせるようにしてある(なお、図6において細い破線は日の出時における自然光の明るさ変化を示す)。
また、ブラインド4の羽根4aをスクリーンに利用して光照射部8からの照射光Lをブラインド4の羽根4で反射させる形態で、さらには、その反射光を透光性のレース地カーテン5を透して室内側に放散させる形態で室内を照明することにより、全体がボンヤリと明るくなる自然の日の出時の様子が一層効果的に現出されるようにしてある。
そしてまた、採光時刻Tyに至った時点において、屋外照度soが設定下限照度ssa(=採光時刻の室内照度si)よりも低い場合や、屋外温度toが設定下限温度tta(=採光時刻の室内温度ti−Δta)よりも低い場合、あるいは、屋外温度toが設定上限温度ttb(=採光時刻の室内温度ti+Δtb)よりも高い場合には、ブラインド4の採光状態への切り換えを自動的に中止することにより、ブラインド4の採光状態への切り換えのために屋外の騒音や冷気あるいは暑気の影響で却って目覚めの心地良さが減じるのを防止するようにしてある。
また一方、制御器7は前記の設定操作で夕暮点灯制御のONが設定された場合、次の(ホ)の夕暮点灯制御を実行する。
(ホ)室内照度センサ17aにより検出される室内照度siを設定閾照度sscとし、この設定閾照度ssc(=室内照度si)よりも屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soが低くなったとき(so<ssc)、光調整器11における複数の光色フィルタ14a〜14h及び複数の多孔部15a〜15hのうち各々、所定のものを光路rに位置させた状態で光源器10を起動し、これにより、それまで消灯状態にあった光照射部8を点灯状態に切り換える。
つまり、夕方から夜にかけて屋外が暗くなると、ブラインド4を遮光状態にせずレース地カーテン5だけを閉じている状態では、室内(特に照明状態にある室内)がレース地カーテン5を透して屋外から見通せるようになるが、上記の如く、屋外照度soが設定閾照度ssc(=同時点の室内照度si)よりも低くなったとき、光照射部8を自動的に点灯状態に切り換えることにより、光照射部8からの光照射Lによるレース地カーテン5の屋外側の面の照りでレース地カーテン5のみが外部から見える状態にして、ブラインド4を遮光状態に切り換えずとも外部からの室内の見通しを防げるように、また、外部からみてガラス窓部1が明るい状態にあることで、室内に人がいるかの如く外部の者に思わせ得るようにしてある。
以上要するに、ガラス窓部1は対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部であり、ブラインド4は外光を遮断する遮光状態と外光を取り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段であり、光照射部8及び照明器本体9は対象室の室内を照明する照明手段であり、この照明手段の光照射部8は、遮光手段4の遮光部(羽根4a)とそれよりも室内内方側でガラス張り開口部1に対して配備された透光性の薄地カーテン(レース地カーテン5)との間において、ガラス張り開口部1に向けて光照射する状態にガラス張り開口部1の開口縁部に配置してある。
そして、本第1実施形態において、リモコン6は起床時刻Twを設定する時刻設定手段を構成し、制御器7は、時刻設定手段6により設定された起床時刻Twに基づき照明手段8,9及び遮光手段4を自動操作する制御手段を構成し、この制御手段7は、前記目覚まし制御として、設定起床時刻Twよりも第1設定時間ΔT1だけ前の点灯時刻Txに至ったとき、消灯状態にある照明手段8,9を点灯状態に切り換え、その後、設定起床時刻Twよりも第2設定時間ΔT2だけ前の採光時刻Tyに至ったとき、遮光状態にある遮光手段4を採光状態に切り換える構成にしてある。
また、この制御手段7は、点灯状態への切り換えにおいて、照明手段8,9を最大出力状態よりも出力(照射光Lの明るさ)の低い減光点灯状態にし、その後、照明手段8,9の出力を段階的に増大させ、さらに、採光状態への切り換えにおいて、遮光手段4を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にし、その後、遮光手段4の採光率を連続的に高くする構成にしてある。
なお、本第1実施形態では、第1設定時間ΔT1及び第2設定時間ΔT2の夫々を使用者による人為的な設定変更が可能な時間にしたが、これら第1設定時間ΔT1や第2設定時間ΔT2を固定的な時間にしてもよい。
また、本第1実施形態では、検出室内照度siを設定下限照度ssaとし、検出室内温度tiから設定温度差Δtaを減じた温度を設定下限温度ttaとし、検出室内温度tiに設定温度差Δtbを加えた温度を設定上限温度ttbとしたが、これら設定下限照度ssa,設定下限温度tta,設定上限温度ttbは、この例に限らず他の設定形態を採るものにしてもよく、固定的なものであってもよい。
そしてまた、採光時刻Tyにおいて、検出屋外照度soが設定上限照度ssbよりも高い場合、遮光手段4の採光状態の切り換えを中止する、又は、その切り換え後における採光率の増大側の調整をある程度までに制限するなどしてもよい。
さらに、本第1実施形態では、設定起床時刻Twよりも第2設定時間ΔT2だけ前の採光時刻Tyに至ったとき遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしたが、これに代え、設定起床時刻Twに至ったときに遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
本第2実施形態においては、第1実施形態で示した(イ)〜(ニ)の制御に代え、目覚まし制御として次の(イ′)〜(ニ′)の制御を制御器7に実行させる(図7参照)。
(イ′)ブラインド4を遮光状態にするとともに室内照明をOFFにして室内者が就寝している状況において、屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soが設定点灯照度ssa′まで上昇したとき(so≧ssa′)、光調整器11における色温度の最も低い光色フィルタ14a及び開口率の最も小さい多孔部15aを光路rに位置させる状態にして光源器10を起動し、これにより、それまで消灯状態にあった光照射部8を照射光Lの色温度が低い状態での小出力の減光点灯状態に切り換える。
(ロ′)減光点灯状態へ切り換えた後、光色調器11における二枚の回転盤11a,11bを、屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soの上昇に同調させた状態で所定角度ずつ間歇的に回転させ、これにより、光照射部8からの照射光Lの明るさ(出力)及び色温度を段階的に高める。
(ハ′)その後、光調整器11における色温度の最も高い光色フィルタ14h及び開口率の最も大きな多孔部15hを光路rに位置させて、光照射部8から最も明るく最も高い色温度の光Lを照射している状況において、屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soが設定採光照度ssb′まで上昇したとき(so≧ssb′)、それまで遮光状態にあったブラインド4の制限採光状態への切り換えとして、ブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始する。
但し、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′まで上昇した時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtaだけ低い温度を設定下限温度ttaとし、この設定下限温度ttaよりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが低い場合(to<tta)、及び、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′まで上昇した時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtbだけ高い温度を設定上限温度ttbとし、この設定上限温度ttbよりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが高い場合(to>ttb)には、ブラインド4の採光状態への切り換え、及び、後述するブラインド4の漸次的な開度増大を中止する。
(ニ′)ブラインド4の採光状態への切り換えとして、ブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始した場合、それに続き、所定の速度でブラインド4の羽根4aを水平姿勢側へ連続的に角度変化させて、ブラインド4の開度(採光率)を漸次的に増大させる。
つまり、上記の如く、屋外照度soが設定点灯照度ssa′まで上昇したとき光照射部8を消灯状態から減光点灯状態にし、その後、屋外照度soの上昇に併行して光照射部8からの照射光Lの明るさ及び色温度を漸次的に高めるとともに、それに続き、ブラインド4を遮光状態から制限採光状態に切り換えて、その後、ブラインド4の開度(採光率)を漸次的に増大させることにより、前述の第1実施形態と同様、日の出時の自然の明るさ変化を室内で擬似的に現出して、室内就寝者を心地良く目覚めさせる。
以上要するに、本第2実施形態において、制御器7は、屋外照度センサ16aにより検出される屋外照度soに基づき照明手段8,9及び遮光手段4を自動操作する制御手段を構成し、この制御手段7は、目覚まし制御として、検出屋外照度soが設定点灯照度ssa′まで上昇したとき、消灯状態にある照明手段8,9を点灯状態に切り換え、その後、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′まで上昇したとき、遮光状態にある遮光手段4を採光状態に切り換える構成にしてある。
また、この制御手段7は、点灯状態への切り換えにおいて、照明手段8,9を最大出力状態よりも出力(照射光Lの明るさ)の低い減光点灯状態にし、その後、照明手段8,9の出力を段階的に増大させ、さらに、採光状態への切り換えにおいて、遮光手段4を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にし、その後、遮光手段4の採光率を連続的に高くする構成にしてある。
なお、本第2実施形態では、点灯状態への切り換えの後、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′まで上昇したとき、遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしたが、これに代え、点灯状態への切り換えの後、設定待機時間ΔTtが経過したときに、遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしてもよい。
また、遮光手段4の採光状態への切り換えを、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′に至ったときに実行させるか、あるいは、点灯状態への切り換えの後、設定経過時間ΔTtが経過したときに実行させるかを使用者が選択できるようにしてもよく、さらにまた、検出屋外照度soが設定採光照度ssb′に至ったときか、あるいは、点灯状態への切り換えの後、設定経過時間ΔTtが経過したときかのいずれか早い方(又は遅い方)の時点で、遮光手段4の採光状態への切り換えを実行させるようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
本第3実施形態においては、第1実施形態で示した(イ)〜(ニ)の制御や、第2実施形態で示した(イ′)〜(ニ′)の制御に代え、目覚まし制御として次の(イ″)〜(ニ″)の制御を制御器7に実行させる(図8参照)。
(イ″)ブラインド4を遮光状態するとともに室内照明をOFFにして室内者が就寝している状況において、脈拍センサ22により検出される室内就寝者の脈拍状態(例えば,脈拍数や脈拍の強さなど)が設定覚醒傾向状態なったとき、光調整器11における色温度の最も低い光色フィルタ14a及び開口率の最も小さい多孔部15aを光路rに位置させる状態にして光源器10を起動し、これにより、それまで消灯状態にあった光照射部8を照射光Lの色温度が低い状態での小出力の減光点灯状態に切り換える。
(ロ″)減光点灯状態へ切り換えた後、光調整器11における二枚の回転盤11a,11bを、脈拍センサ22による検出脈拍状態の覚醒傾向側への変化に応じて所定角度ずつ間歇的に回転させ、これにより、光照射部8からの照射光Lの明るさ(出力)及び色温度を段階的に高める。
(ハ″)その後、光調整器11における色温度の最も高い光色フィルタ14h及び開口率の最も大きな多孔部15hを光路rに位置させて、光照射部8から最も明るく最も高い色温度の光Lを照射している状況において、脈拍センサ22による検出脈拍状態が第2の設定覚醒傾向状態まで変化したとき、それまで遮光状態にあったブラインド4の制限採光状態への切り換えとして、ブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始する。
但し、検出脈拍状態が第2の設定覚醒傾向状態まで変化した時点において、室内照度センサ17aにより検出される室内照度siを設定下限照度ssaとして、この設定下限照度ssaよりも屋外照度センサ16aによる検出屋外照度soが低い場合(so<ssa)、及び、検出脈拍状態が第2の設定覚醒傾向状態まで変化した時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtaだけ低い温度を設定下限温度ttaとして、この設定下限温度ttaよりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが低い場合(to<tta)、及び、検出脈拍状態が第2の設定覚醒傾向状態まで変化した時点において、室内温度センサ17bにより検出される室内温度tiよりも設定温度差Δtbだけ高い温度を設定上限温度ttbとして、この設定上限温度ttbよりも屋外温度センサ16bによる検出屋外温度toが高い場合(to>ttb)には、ブラインド4の採光状態への切り換え、及び、後述するブラインド4の漸次的な開度増大を中止する。
(ニ″)ブラインド4の採光状態への切り換えとして、ブラインド4の羽根4aの水平姿勢側への角度調整を開始した場合、それに続き、所定の速度でブラインド4の羽根4aを水平姿勢側へ連続的に角度変化させて、ブラインド4の開度(採光率)を漸次的に増大させる。
つまり、上記の如く、室内就寝者の脈拍状態が設定覚醒傾向状態になったとき光照射部8を消灯状態から減光点灯状態にし、その後、脈拍状態の覚醒傾向側への変化に応じて光照射部8からの照射光Lの明るさ及び色温度を漸次的に高めるとともに、それに続き、ブラインド4を遮光状態から制限採光状態に切り換えて、その後、ブラインド4の開度(採光率)を漸次的に増大させることにより、前述の第1,第2実施形態と同様、日の出時の自然の明るさ変化を室内で擬似的に現出して、室内就寝者を心地良く目覚めさせる。
以上要するに、本第3実施形態において、脈拍センサ22は室内就寝者の就寝状態を検出する対人検出手段を構成し、制御器7は、対人検出手段22による検出就寝状態に基づき照明手段8,9及び遮光手段4を自動操作する制御手段を構成し、この制御手段7は、目覚まし制御として、検出就寝状態が設定覚醒傾向状態になったとき、消灯状態にある照明手段8,9を点灯状態に切り換え、その後、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になったとき、遮光状態にある遮光手段4を採光状態に切り換える構成にしてある。
また、この制御手段7は、点灯状態への切り換えにおいて、照明手段8,9を最大出力状態よりも出力(照射光Lの明るさ)の低い減光点灯状態にし、その後、照明手段8,9の出力を段階的に増大させ、さらに、採光状態への切り換えにおいて、遮光手段4を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にし、その後、遮光手段4の採光率を連続的に高くする構成にしてある。
なお、本第3実施形態では、点灯状態への切り換えの後、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になったとき、遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしたが、これに代え、点灯状態への切り換えの後、設定待機時間ΔTtが経過したときに、遮光手段4を採光状態に切り換えるようにしてもよい。
また、遮光手段4の採光状態への切り換えを、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態に至ったときに実行させるか、あるいは、点灯状態への切り換えの後、設定経過時間ΔTtが経過したときに実行させるかを使用者が選択できるようにしてもよく、さらにまた、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態に至ったときか、あるいは、点灯状態への切り換えの後、設定経過時間ΔTtが経過したときかのいずれか早い方(又は遅い方)の時点で、遮光手段4の採光状態への切り換えを実行させるようにしてもよい。
そしてまた、本第3実施形態では、室内就寝者の脈拍状態を検出するようにしたが、これに代え、室内就寝者の脳波や身体の動きあるいは体温などを検出するようにして、その検出情報に基づき照明手段8,9及び遮光手段4を自動操作するようにしてもよい。
〔別の実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
本発明の実施において、照明手段は、前述の各実施形態で示した如き光ファイバー使用のものに限られるものではなく、一般的な天井照明器具や壁照明器具あるいは卓上照明器具であってもよい。
本発明の実施において、遮光手段は、ブラインドに限られるものではなく、カーテンやシャッター、あるいは、ガラスの透明度を変化させる方式のものなどであってもよい。
本発明の実施において、ガラス張り開口部は、ガラス窓部に限られるものではなく、ガラス張りの扉を備える掃出開口部や、ガラスを嵌め殺しにした採光用開口部など、どのような形式のものであってもよい。
前述の各実施形態では、複数の多孔部15a〜15hを設けた回転板11bを回転させることで照明手段8,9による照射光Lの明るさを段階的に変化させるようにしたが、周波数制御や位相角制御などにより照明手段における発光部の発光出力そのものを変化させることで、照射光Lの明るさを連続的ないし段階的に変化させる方式を採るようにしてもよい。
また、前述の各実施形態では、照明手段を消灯状態から減光点灯状態に切り換えたのち、照明手段の出力(照射光の明るさ)を段階的ないし連続的に増大させるようにしたが、場合によっては、消灯状態から点灯状態に切り換えた照明手段の出力を一定に保った状態において遮光手段の採光状態への切り換えに至るようにしてもよい。
前述の各実施形態では、遮光手段の採光率を連続的に変化させる例を示したが、遮光手段の採光率を段階的に変化させるようにしてもよく、また、採光状態への切り換えにおいて、遮光手段を遮光状態から所定の採光状態(例えば、最大採光状態)へ一段階で切り換えるようにしてもよい。
本発明による光制御システムは、マンション、ホテル、一般家屋など、種々の建屋の部屋に利用することができる。
システム構成を示すガラス窓部の側面視断面図 ガラス窓部の室内側からの一部破断正面図 照明器本体の構造を示す平面図 照明器本体における光調整部の斜視図 制御形態を説明するためのガラス窓部の側面視断面図 第1実施形態における室内照度の変化を示すグラス 第2実施形態のシステム構成を示す照明器本体の平面図 第3実施形態のシステム構成を示す照明器本体の平面図
符号の説明
8,9 照明手段
1 ガラス張り開口部
4 遮光手段
Tw 設定起床時刻
6 時刻設定手段
7 制御手段
ΔT1 第1設定時間
Tx 点灯時刻
ΔT2 第2設定時間
Ty 採光時刻
so 屋外照度
16a 屋外照度センサ
ssa′ 設定点灯照度
ssb′ 設定採光照度
ΔTt 設定待機時間
22 対人検出手段
ssa 設定下限照度
to 屋外温度
16b 屋外温度センサ
tta 設定下限温度
ttb 設定上限温度
8 光照射部
4a 遮光部
5 薄地カーテン

Claims (13)

  1. 対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
    起床時刻を設定する時刻設定手段、及び、この時刻設定手段により設定された起床時刻に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
    この制御手段を、前記時刻設定手段による設定起床時刻よりも第1設定時間だけ前の点灯時刻に至ったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、設定起床時刻よりも第2設定時間だけ前の採光時刻に至ったとき、又は、設定起床時刻に至ったとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある光制御システム。
  2. 対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
    屋外の照度を検出する屋外照度センサ、及び、この屋外照度センサにより検出される屋外照度に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
    この制御手段を、前記屋外照度センサによる検出屋外照度が設定点灯照度まで上昇したとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、検出屋外照度が設定採光照度まで上昇したとき、又は、設定待機時間を経過したとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある光制御システム。
  3. 対象室の室内を照明する照明手段を設け、前記対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
    室内就寝者の就寝状態を検出する対人検出手段、及び、この対人検出手段による検出就寝状態に基づき前記照明手段及び前記遮光手段を自動操作する制御手段を設け、
    この制御手段を、前記対人検出手段による検出就寝状態が設定覚醒傾向状態になったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段のうちの照明手段のみを切り換えて点灯状態にし、その後、検出就寝状態が第2の設定覚醒傾向状態になったとき、又は、設定待機時間を経過したとき、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える構成にしてある光制御システム。
  4. 屋外の照度を検出する屋外照度センサを設け、前記制御手段は、前記採光状態への切り換え時において前記屋外照度センサによる検出屋外照度が設定下限照度よりも低いとき、前記採光状態への切り換えを中止する構成にしてある請求項1又は3記載の光制御システム。
  5. 屋外の温度を検出する屋外温度センサを設け、前記制御手段は、前記採光状態への切り換え時において前記屋外温度センサによる検出屋外温度が設定下限温度よりも低いとき、又は、設定上限温度よりも高いとき、前記採光状態への切り換えを中止する構成にしてある請求項1〜4のいずれか1項に記載の光制御システム。
  6. 前記制御手段は、前記点灯状態への切り換えにおいて、前記照明手段を最大出力状態よりも出力の低い減光点灯状態にする構成にしてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の光制御システム。
  7. 前記制御手段は、前記点灯状態への切り換えで前記照明手段を減光点灯状態にした後、前記照明手段の出力を漸次的に増大させる構成にしてある請求項6記載の光制御システム。
  8. 前記制御手段は、前記点灯状態への切り換え後、前記照明手段の照射光の色温度を漸次的に高くする構成にしてある請求項1〜7のいずれか1項に記載の光制御システム。
  9. 前記制御手段は、前記採光状態への切り換えにおいて、前記遮光手段を最大採光状態よりも採光率の低い制限採光状態にする構成にしてある請求項1〜8のいずれか1項に記載の光制御システム。
  10. 前記制御手段は、前記採光状態への切り換えで前記遮光手段を制限採光状態にした後、前記遮光手段の採光率を漸次的に高くする構成にしてある請求項9記載の光制御システム。
  11. 前記照明手段の光照射部は、前記遮光手段の遮光部よりも室内内方側における前記ガラス張り開口部の近傍箇所から前記ガラス張り開口部に向けて光照射する状態に配置してある請求項1〜10のいずれか1項に記載の光制御システム。
  12. 対象室に自然光を採り入れるガラス張り開口部に、自然光を遮断する遮光状態と自然光を採り入れる採光状態とに切り換え可能な遮光手段を設け、
    照明手段の光照射部を、前記遮光手段の遮光部よりも室内内方側における前記ガラス張り開口部の近傍箇所から前記ガラス張り開口部に向けて光照射する状態に配置し、
    時刻設定手段より設定された起床時刻よりも設定時間だけ前の点灯時刻に至ったとき、又は、屋外照度センサにより検出される屋外の照度が設定点灯照度まで上昇したとき、又は、対人検出手段により検出される室内就寝者の就寝状態が設定覚醒傾向状態になったとき、消灯状態にある前記照明手段と遮光状態にある前記遮光手段とのうちの照明手段のみを切り換えて最大出力状態よりも出力の低い減光点灯状態にし、その後、前記照明手段の出力を漸次的に増大させ、更に、その照明手段の漸次的な出力増大に続き、遮光状態にある前記遮光手段を採光状態に切り換える制御手段を設けてある光制御システム。
  13. 前記照明手段の光照射部は、前記遮光手段の遮光部とそれよりも室内内方側で前記ガラス張り開口部に対して配備された透光性の薄地カーテンとの間において、前記ガラス張り開口部の開口縁部に配置してある請求項11又は12記載の光制御システム。
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