JP5130017B2 - 光量制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、屋外光を屋内に採り入れる光量制御システムに関するものである。
従来、寝ている人間を目覚まし時計などによって覚醒させた場合、急な刺激によって不快に感じることがあった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1では、照度を低照度から中照度へと緩やかに増加させ、中照度から高照度へと急速に増加させることによって、夜明け前後の自然光を再現し、心地よい目覚めをもたらすことが開示されている。
また、特許文献2では、はじめに照明手段によって室内を明るくし、その後、照明手段と開口部からの採り入れ自然光とによって室内をさらに明るくするため、目覚め時の心地よさを得ることができる。
特開平7−318670号公報 特開2005−310438号公報
しかしながら、上記した特許文献1,2では、始めから照明手段を用いることを前提としているため、屋外が明るいときでも照明手段を用いることとなり、屋外光を十分に利用できないという問題があった。
そこで、本発明は、屋外光を十分に利用することによって、心地よい目覚めをもたらすことができる光量制御システム及び光量制御方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本発明は、屋外光を採り入れる採光手段と、明るさを計測する計測手段と、屋内を照明する照明手段と、該採光手段と該計測手段と該照明手段とを制御する制御手段と、を備えるとともに、前記制御手段は、あらかじめ定められた設定時刻に、前記採光手段によって屋外光を採り入れさせ、屋外光を採り入れた屋内の明るさを前記計測手段によって計測させ、光量が不足する場合に前記照明手段によって屋内を照明させる光量制御システムであって、前記制御手段は、前記設定時刻に前記採光手段を一度全開にすることにより、前記屋外光を前記屋内に最大限に取り入れた後、前記計測手段によって計測された屋内の照度が前記設定照度になるまで、前記採光手段を閉じる制御を行うことを特徴とする。
そして、前記設定時刻は、利用者が入力した起床時刻より前に段階的に複数定められるとともに、該設定時刻ごとに段階的に前記設定照度が定められることができる。
また、前記計測手段を複数備えることが好ましい。
そして、前記制御手段は、前記採光手段が手動で開かれた場合には、前記設定時刻より前に前記採光手段を閉じさせることが好ましい。
このように、本発明の光量制御システムは、屋内の明るさを調整する光量制御システムであって、制御手段は、あらかじめ定められた設定時刻に、採光手段によって屋外光を採り入れさせ、屋外光を採り入れた屋内の明るさを計測手段によって計測させ、光量が不足する場合に照明手段によって屋内を照明させることを特徴とする。
したがって、屋外光を十分に利用することによって、心地よい目覚めをもたらすことができる。
そして、設定時刻は、利用者が入力した起床時刻より前に段階的に複数定められるとともに、設定時刻ごとに段階的に設定照度が定められることで、屋外光を利用しつつ、段階的に照度を高めて、心地よい目覚めをもたらすことができる。
さらに、前記制御手段は、前記設定時刻に前記採光手段を一度全開にし、その後、前記計測手段によって計測された屋内の照度を前記設定照度に合わせることで、単純な漸増光だけでなく強い光も入るため、刺激になってより目覚めやすい状態になる。
また、計測手段を複数備えることで、迷光による誤動作を防止できるうえに、計測手段の設置場所による計測誤差を低減することができる。
そして、制御手段は、採光手段が手動で開かれた場合には、設定時刻より前に採光手段を閉じさせることで、採光手段が開かれたままになって、設定照度を超える屋外光が屋内に入り込んでしまうことを防止できる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて本発明の光量制御システム1を備える建物6の全体構成を説明する。
本発明の建物6は、図2に示すように、壁61,61と、屋根63と、床64と、を備えている。
このうち、一方の壁61は、日の出の際に太陽8が昇ったときに太陽8からの日射である屋外光PSを直に受けることができるように南に向いている。
なお、この壁61の向きは、南向きの他、東向きであってもよいし、北向きであっても、反射光などによって屋外91の屋外光PSを受けることができればよい。
また、この一方の壁61には、窓62が形成されていることで、屋外91の屋外光PSの一部を屋内92に採り入れることができる。
そして、本実施の形態の光量制御システム1は、図1に示すように、屋内92に、計測手段としての照度センサ3,3と、照明手段としての蛍光灯4と、採光手段としてのブラインド2と、制御手段としてのリモコン5と、を備えている。
この照度センサ3,3は、屋内92の照度を計測するために屋内92の壁61に設置されるもので、PN接合に光が入射した際の起電力を利用するフォトダイオードや、このフォトダイオードの微電流を増幅する増幅回路を有するフォトトランジスタなどによって形成されている。
そして、照度センサ3,3は、ケーブル13,13によってリモコン5に接続されているため、計測した照度をリモコン5に送信することができる。
また、蛍光灯4は、屋内92を照明光PLによって照明するためのもので、リモコン5に接続されるケーブル14の途中には、電圧や電流を変えることで蛍光灯4の明るさを調整する調光器42が設けられており、リモコン5からの指令を受信して明るさを調整できる。
そして、ブラインド2は、図3に示すように、窓62の上部の窓枠62aに取り付けられるもので、窓から入り込む屋外光PSを採光又は遮蔽する羽21,・・・と、最上部のボックス24と、羽21,・・・を昇降させるコード26,26が接続されたレール25と、利用者が手動で羽21,・・・の角度を調整したり羽21,・・・を昇降させたりするための紐27と、を備えている。
このボックス24は、内部にモータ22を備えることで、羽21,・・・を昇降させるコード26,26を巻き取ったり羽21,・・・の角度を変えたりできる。加えて、ボックス24の下面には、羽21,・・・の開閉具合を感知する開度センサ23が取り付けられている。
この開度センサ23は、最上部の羽21と接触することによって羽21,・・・の角度を感知するもので、物理的な機構を有するものであれば、接触以外でも磁力を用いたものなどでもよい。
そして、このモータ22や開度センサ23は、ケーブル12によって制御手段としてのリモコン5に接続されているため、モータ22の回転数や羽21,・・・の開度などをリモコン5に送信することができるとともに、リモコン5からの指令を受信してモータ22を回転して羽21,・・・を昇降・開閉することができる。
また、リモコン5は、設定状態などを表示する表示部(不図示)と、手動でブラインド2を昇降・開閉する操作部(不図示)と、を備えるもので、屋内92の人間72が寝るベッド71の脇に設置される。
そして、このリモコン5は、照度センサ3,3とケーブル13,13によって、蛍光灯4とケーブル14によって、ブラインド2とケーブル12によって、それぞれ接続されてこれらを制御している。
なお、リモコン5と照度センサ3,3や蛍光灯4やブラインド2との接続は、ケーブル13,14,12を用いる方式でなくても赤外線などの無線方式でもよい。
この制御手段としてのリモコン5は、内部に現在時刻が設定されたタイマ(不図示)を備えており、利用者の操作によって入力された起床時刻Tiや、この起床時刻Tiを基準として内部計算された設定時刻T1,T2,T3が設定されている。
なお、この設定時刻T1,T2,T3は、起床時刻Tiを基準として内部計算されるほか、利用者の操作によって入力されるものであってもよい。
そして、リモコン5は、設定時刻T1,T2,T3になると、ブラインド2を開閉・昇降させるとともに、照度センサ3,3によって屋内92の照度を計測させて、この計測された照度と設定照度L1,L2,L3とを比較した上で、必要ならモータ22を駆動させてブラインド2を開閉・昇降させたり、調光器42を調整して蛍光灯4を調光させたりする指令を与える。
さらに、このリモコン5は、上記の目覚まし機能をON/OFFに切り替え可能なスイッチを有しているため、利用者の都合に応じて、目覚まし機能を作動させないようにすることもできる。
次に、本実施の形態の光量制御システム1による光量制御方法について、図4〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図4に示すフローチャートによって、全体の流れを説明する。
本実施の形態の光量制御システム1による光量制御方法では、はじめに、手動によって、制御手段としてのリモコン5に内蔵されたタイマに起床時刻Tiを設定する(ステップS100)。
例えば、前日の夜にリモコン5のボタン(不図示)を操作するなどして、翌日の朝の起床時刻Tiとして7時を設定する。
次に、翌朝の起床時刻Tiよりも前に羽21,・・・を閉じることで、ブラインド2を初期化する(ステップS110)。
すなわち、ブラインド2は、設定された時刻に自動的に開閉・昇降される他、利用者によって任意時刻に開閉されることがある。
しかしながら、翌朝の始動時にブラインド2が完全に閉じていないと、始動時よりも前に屋外光PSが屋内92に入り込んでしまう。
そこで、以上のような不具合を防止するため、設定された起床時刻Tiの1時間前などにブラインド2の羽21,・・・を完全に閉じておく。
なお、このブラインド2を初期化する時刻は、起床時刻Tiの4時間前など、起床時刻Tiよりも前で、かつ、前日の就寝前のブラインド2の使用を妨げないような時刻であればどのような時間に設定されるものでもよい。
次に、起床時刻Tiよりも前の第1の設定時刻T1に、屋内92の照度を設定照度L1に調整する(ステップS120)。
同様に、第1の設定時刻T1よりも後で起床時刻Tiよりも前の第2の設定時刻T2に、屋内92の照度を設定照度L2に調整する(ステップS130)。
最後に、第2の設定時刻T2よりも後で起床時刻Tiよりも前の第3の設定時刻T3に、屋内92の照度を設定照度L3に調整する(ステップS140)。
以下、図5のフローチャートを用いて、ブラインド2の羽21を閉じて初期化するステップS110の具体的な流れについて説明する。
なお、以下で説明するステップS110,S120においては、例として、起床時刻Tiとして7時00分、初期化する時刻として6時00分、設定時刻T1として6時30分の場合について説明する。
まず、ある一定の時間間隔をおいて、制御手段としてのリモコン5の内部に設定されたタイマから現在時刻を取得し(ステップS1101)、起床時刻Tiとして設定された7時の1時間前の6時かどうかを判定する(ステップS1102)。
判定の結果、6時になっていれば、ブラインド2のモータ22を駆動させることで、羽21,・・・を下降させるとともに角度を変化させ、ブラインド2を完全に閉じさせて(ステップS1103)、初期化の処理を終了する。
一方、6時になっていなければ、ある一定の時間間隔をおいて時刻の読み込みを繰り返す(ステップS1101〜ステップS1102)。
次に、図6のフローチャートを用いて、屋内92の照度を設定照度L1に調整するステップS120について説明する。
まず、ある一定の時間間隔をおいて、制御手段としてのリモコン5の内部に設定されたタイマから現在時刻を取得し(ステップS1201)、起床時刻Tiとして設定された7時の30分前の6時30分かどうかを判定する(ステップS1202)。
判定の結果、6時30分になっていれば、ブラインド2のモータ22を駆動させて、羽21,・・・を1段階開かせる(ステップS1203)。
一方、6時30分になっていなければ、ある一定の時間間隔をおいて時刻の読み込みを繰り返す(ステップS1201〜ステップS1202)。
そして、照度センサ3,3によって、屋内92の照度を計測し、計測された照度をリモコン5に送信する(ステップS1204)。
リモコン5では、この計測された照度と、あらかじめ設定された設定照度L1と、を比較して、これらの大小を判定する(ステップS1205)。
この判定の結果、計測された照度が設定照度L1より大きければ(ステップS1205のNO)、羽21,・・・を1段階閉じさせて(ステップS1208)、再び照度を計測する(ステップS1204)。
一方、計測された照度が設定照度L1以下であれば(ステップS1205のYES)、羽21,・・・を閉じたことがあるかどうか判定し(ステップS1206)、閉じたことがなければ羽21を1段階開いたうえで(ステップS1209)再び照度を計測し(ステップS1204)、閉じたことがあれば蛍光灯4を点灯して調光器42によって照度をL1に調整して(ステップS1207)調整処理を終了する。
次に、図7のフローチャートを用いて、屋内92の照度を設定照度L2に調整するステップS130について説明する。
なお、このステップS130は、上記したステップS120と略同様の処理となるため全体の説明は省略する。
このステップS130では、上記したステップS120と異なり、羽21,・・・を閉じたことがない場合に(ステップS1306のNO)、羽21,・・・が全開かどうか判定するステップS1310を有することを特徴としている。
すなわち、設定照度L2がある程度大きい場合には、羽21,・・・を全開にしても、設定照度L2以下となってしまう場合がある。このような場合に羽21,・・・を開こうとしても、羽21,・・・を開くことはできない。
したがって、羽21,・・・が全開の場合、これ以上に羽21,・・・が開かないようにするために、羽21,・・・が全開かどうか判定するステップS1310を設けている。
そして、上記したステップS130の処理は、ステップS140についても略同様であるため、ステップS140の説明を省略する。
次に、本実施の形態の光量制御システム1の作用について説明する。
このように、本発明の光量制御システム1は、制御手段としてのリモコン5は、あらかじめ定められた設定時刻T1,T2,T3に、採光手段としてのブラインド2によって屋外光PSを採り入れさせ、屋外光PSを採り入れた屋内92の明るさを計測手段としての照度センサ3,3によって計測させる。
そして、光量として計測された照度が不足する場合に、照明手段としての蛍光灯4によって屋内92を照明させることを特徴とする。
したがって、屋外光PSを十分に利用することによって、心地よい目覚めをもたらすことができる。
つまり、従来のように、はじめから照明手段によって屋内92を明るくするのではなく、採光手段としてのブラインド2によって屋外光PSを採り入れたうえで、不足分を照明手段としての蛍光灯4によって補っている。
したがって、太陽8が昇るのにつれて漸増する屋外光PSを利用した自然で心地よい目覚めを得ることができるうえに、照明手段によって消費する電力を削減することもできる。
また、設定時刻T1,T2,T3における設定照度L1,L2,L3が定められるとともに、制御手段としてのリモコン5は、計測手段としての照度センサ3,3によって計測された屋内の照度が、設定照度L1,L2,L3よりも小さいときに、照明手段としての蛍光灯4を点灯させて不足する照度を補わせることで、屋外光PSを利用しつつ、年間を通じて略同等の照度によって、心地よい目覚めをもたらすことができる。
すなわち、設定時刻T1,T2,T3に対応する設定照度L1,L2,L3を人為的に定めてやることで、雨の日などの日照が少ない朝や、日の出時刻の変化などによっても、屋外光PSを利用しつつ、常に略同一の照度によって目覚めをもたらすことができる。
同様に、設定時刻T1,T2,T3における設定照度L1,L2,L3が定められるとともに、制御手段としてのリモコン5は、計測手段としての照度センサ3,3によって計測された屋内92の照度が、設定照度L1,L2,L3よりも大きいときに、採光手段としてのブラインド2を閉じて余分な照度を減少させることで、屋外光PSを利用しつつ、年間を通じて略同等の照度によって、心地よい目覚めをもたらすことができる。
すなわち、設定時刻T1,T2,T3に対応する設定照度L1,L2,L3を人為的に定めてやることで、晴れた夏の朝などの日照が強く屋外光PSが多い朝などでも、屋外光PSを利用しつつ、常に略同一の照度によって目覚めをもたらすことができる。
そして、設定時刻T1,T2,T3は、利用者が入力した起床時刻Tiより前に段階的に複数定められるとともに、設定時刻T1,T2,T3ごとに段階的に設定照度L1,L2,L3が定められることで、屋外光PSを利用しつつ、段階的に照度を高めて、心地よい目覚めをもたらすことができる。
例えば、設定時刻T1の時点で設定照度L1を得るようにすれば、設定時刻T2までの間には太陽8が昇って屋外光PSが漸増するため、この屋外光PSをブラインド2から採り入れることで屋内92の照度もこれに伴って漸増することとなる。
加えて、設定時刻T2になって、屋内92の照度を設定照度L2になるように調整する際には、屋内92の照度がこの設定照度L2に近づいていることとなるため、急激な照度の変化によって不快に感じることもない。
また、計測手段としての照度センサ3を複数備えることで、迷光による誤動作を防止できるうえに、計測手段としての照度センサ3,3の設置場所による計測誤差を低減することができる。
つまり、照度センサ3を1つしか備えていないと、窓枠62aなどに反射した屋外光PSがたまたま照度センサ3に入射してしまうことで、制御手段としてのリモコン5は、屋内92の全体が反射した屋外光PSと略同一の照度になっていると判定することとなる。
これに対して、照度センサ3を2つ以上備えるものであれば、反射した屋外光PSがたまたま複数の照度センサ3,・・・に入射する確率が極めて低くなるため、上記したような誤動作の発生を抑制することができる。
そして、制御手段としてのリモコン5は、採光手段としてのブラインド2が手動で開かれた場合には、設定時刻T1より前にブラインド2を閉じさせることで、ブラインド2が開かれたままになって、設定照度L1を超える屋外光PSが屋内92に入り込んでしまうことを防止できる。
つまり、ブラインド2は、リモコン5を操作することによって手動で開閉・昇降することもできるが、ブラインド2が全開になっていたような場合には、屋外光PSによって設定時刻T1よりも前に設定照度L1を超えてしまう可能性がある。
このような事態の発生を防止するためには、最初にブラインド2を作動させる設定時刻T1よりも前に、ブラインド2を完全に閉じさせる必要がある。そこで、ブラインド2が手動で開かれた場合には、リモコン5がこれを記憶しておき、設定時刻T1よりもある程度前の時刻にブラインド2を閉じさせることとしている。
以下、図8,9を用いて、前記実施の形態とは別の光量制御システム1の光量の調整方法について説明する。
なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、本実施例の光量制御システム1は、図2に示した実施の形態の光量制御システム1と略同一である。
次に、図8に示すフローチャートを用いて、屋内92の照度を設定照度L1に調整するステップS160について説明する。
ここにおいて、全体の流れは、図4に示すフローチャートと略同一であるから説明は省略するが、本実施例では、説明の便宜上、ステップS120をステップS150、ステップS130をステップS160、ステップS140をステップS170に代えて説明する。
まず、ある一定の時間間隔をおいて、制御手段としてのリモコン5の内部に設定されたタイマから現在時刻を取得し(ステップS1601)、起床時刻Tiとして設定された7時の10分前の6時50分かどうかを判定する(ステップS1602)。
判定の結果、6時50分になっていれば、ブラインド2のモータ22を駆動させて、羽21,・・・を全開する(ステップS1603)。
一方、6時50分になっていなければ、ある一定の時間間隔をおいて時刻の読み込みを繰り返す(ステップS1601〜ステップS1602)。
そして、照度センサ3,3によって、屋内92の照度を計測し、計測された照度をリモコン5に送信する(ステップS1604)。
リモコン5では、この計測された照度と、あらかじめ設定された設定照度L2と、を比較して、これらの大小を判定する(ステップS1605)。
この判定の結果、計測された照度が設定照度L2より大きければ(ステップS1605のNO)、羽21,・・・を1段階閉じさせて(ステップS1607)、再び照度を計測する(ステップS1604)。
一方、計測された照度が設定照度L2以下であれば(ステップS1605のYES)、蛍光灯4を点灯して調光器42によって照度をL2に調整して(ステップS1606)調整処理を終了する。
次に、本実施例の光量制御システム1の作用について説明する。
このように、本実施例の光量制御システム1は、制御手段としてのリモコン5は、設定時刻に採光手段としてのブラインド2を一度全開にし、0.5秒から2.0秒この状態を保った後、計測手段としての照度センサ3によって計測された屋内92の照度を設定照度に合わせている。
したがって、単純な漸増光だけでなく強い光も入るため、刺激になってより目覚めやすい状態になる。
つまり、本実施例の光量制御システム1では、図9に示すように、それぞれの時刻T1,T2,T3において、屋内92の設定照度L1,L2,L3が定められていることとは別に、各時刻においてブラインド2が一度全開にされて屋外光PSを最大限に採り入れている。
したがって、設定照度L1,L2,L3のように単純に照度が増加するのではなく、瞬間的に強い光が入ってくることで、軽い刺激になってより目覚めやすい状態に導きやすくなる。
この刺激は、例えば、木陰で寝ている状況で、風などによって木の葉が揺れることで瞬間的に木洩れ陽が射すような効果を人為的に創り出すもので、人間にとって心地よい目覚めをもたらすことができる。
加えて、本実施例の光量制御システム1の制御方法は、図6,7と図8とを比べるとわかるように、採光手段としてのブラインド2を一度全開にした後に徐々に閉じていくというきわめて簡単な制御方法となるため、制御手段などを簡素化することができる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、本実施の形態及び実施例では、採光手段としてブラインド2を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、カーテン、スクリーン、シャッター、ガラスの透明度を変化させる方式、など、屋外光PSを採り入れる量を変えることができるものであればどのようなものであってもよい。
また、本実施の形態及び実施例では、照明手段として蛍光灯4を天井に設置する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、白熱灯やダイオードなどの照明できるものであればよく、設置位置も天井でなくてよい。
さらに、本実施の形態及び実施例では、設定時刻T1,T2,T3として、利用者が入力した起床時刻Tiを基準として内部計算する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、あらかじめ入力された日の出の時刻を基準に定めることもできる。
そして、本実施の形態及び実施例では、計測手段としての照度センサ3,3を屋内92に設置する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、一部の照度センサ3を屋外91に備えて屋外91の照度を計測すれば、計測誤差を抑え、誤動作を防止できる。
また、本実施の形態及び実施例では、制御手段としてのリモコン5の制御によって、光量を制御する場合について説明したが、リモコン5にON/OFF切り替えスイッチをOFFにして、光量制御システム1が作動しなくなるようにすることも可能である。
さらに、本実施の形態及び実施例では、リモコン5に設定された起床時刻Tiとして代表して7時に設定する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、曜日ごとに起床時刻Tiを変えることができるものであってもよい。
本発明の最良の実施の形態の光量制御システムの構成を説明する斜視図である。 本発明の最良の実施の形態の光量制御システムを備える建物の全体構成を説明する断面図である。 本発明の最良の実施の形態の光量制御システムに用いるブラインドの構造を説明する斜視図である。 光量制御方法の全体を示すフローチャートである。 光量制御方法の採光手段の初期化方法を示すフローチャートである。 光量制御方法の始動時の光量の調整方法を示すフローチャートである。 光量制御方法の始動時以後の光量の調整方法を示すフローチャートである。 実施例の光量制御システムの光量の調整方法を示すフローチャートである。 実施例の光量制御システムを用いた場合の屋内照度を示すグラフである。
符号の説明
L1,L2,L3 設定照度
T1,T2,T3 設定時刻
Ti 起床時刻
PS 屋外光
PL 照明光
1 光量制御システム
2 ブラインド(採光手段)
3 照度センサ(計測手段)
4 蛍光灯(照明手段)
42 調光器
5 リモコン(制御手段)
62 窓
72 人間
8 太陽

Claims (4)

  1. 屋外光を採り入れる採光手段と、明るさを計測する計測手段と、
    屋内を照明する照明手段と、該採光手段と該計測手段と該照明手段とを制御する制御手段と、を備えるとともに、前記制御手段は、あらかじめ定められた設定時刻に、前記採光手段によって屋外光を採り入れさせ、屋外光を採り入れた屋内の明るさを前記計測手段によって計測させ、光量が不足する場合に前記照明手段によって屋内を照明させる光量制御システムであって、
    前記制御手段は、前記設定時刻に前記採光手段を一度全開にすることにより、前記屋外光を前記屋内に最大限に取り入れた後、前記計測手段によって計測された屋内の照度が前記設定照度になるまで、前記採光手段を閉じる制御を行うことを特徴とする光量制御システム。
  2. 前記設定時刻は、利用者が入力した起床時刻より前に段階的に複数定められるとともに、
    該設定時刻ごとに段階的に前記設定照度が定められることを特徴とする請求項1に記載の光量制御システム。
  3. 前記計測手段を複数備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光量制御システム。
  4. 前記制御手段は、前記採光手段が手動で開かれた場合には、前記設定時刻より前に前記採光手段を閉じさせることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光量制御システム。
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