JP4390216B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
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Description

本発明は、少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
従来、スタッドレスタイヤには、ブロックやリブなどの陸部にサイプと呼ばれる切り込みが設けられており、このサイプによって摩擦係数が低い路面でもエッジ効果が発揮されるため、アイス路面での安定した走行が可能となる。かかるサイプとしては、深さ方向で形状が変化しない、いわゆる2次元サイプが知られており、サイプ内壁面が平坦な平面サイプや、図5に示すように凹凸列が踏面の法線方向NDに延びた波形サイプ40が実用化されている。
近年、エッジ効果を高めるためにサイプの本数は増加する傾向にあったが、サイプの本数を増やし過ぎると、エッジ数は増えるものの、陸部の剛性が低下して過度に倒れ込んでしまい、逆にエッジ効果が小さくなってアイス性能が低下するという問題が生じる。このため、サイプの形状を深さ方向で変化させて倒れ込みを抑制した、いわゆる3次元サイプが注目されている。
3次元サイプの形状としては種々のものが提案されており、例えばサイプ内壁面の凹凸列を踏面の法線方向に対して傾斜させたもの(下記特許文献1参照)や、図6に示すサイプ50のように、サイプ内壁面の凹凸列をサイプ長手方向側に傾斜させてジグザグ状をなすもの(下記特許文献2、3参照)が存在する。これらは何れも、陸部が倒れ込む際に、斜め方向に延びたサイプ内壁面の凸条と凹条とが係合する作用によって、過度の倒れ込みを抑制するものである。
しかしながら、下記特許文献1記載のサイプのように、凹凸列がサイプ内壁面内で一方向にのみ傾斜したものでは、その逆傾斜方向からの負荷に対して陸部が剪断的に変形し易く、これによりアイス路面での制動性能などが十分に改善できないという問題がある。また、下記特許文献2、3記載のサイプでは、凸条と凹条とが係合するための斜め成分が小さく、陸部の倒れ込みを十分に抑制するには更に改善する余地がある。
下記特許文献4には、サイプの最深部に向かうほど波長が小さくなる波形サイプが記載されている。しかしながら、かかるサイプでは、凹凸列を全体的に傾斜させることが難しいために係合作用が小さく、陸部の倒れ込みを十分に抑制することができないという問題がある。また、本発明者らが研究したところ、摩擦係数が比較的高い路面では、陸部の端部近傍の接地圧が中央部に比べて高くなる傾向にあり、上記のようなサイプでは端部近傍での係合作用を大きくできないことから、陸部の倒れ込みが助長され、ドライ路面での制動性能や耐偏摩耗性能についても改善する余地があることが分かった。
特開平10−258615号公報 特許第3504632号明細書 特開2006−27558号公報 特開平11−208223号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、陸部の倒れ込みを十分に抑制してアイス性能やドライ性能を改善することができる空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明の空気入りタイヤは、少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイプのサイプ内壁面に、最深部の略中央位置を中心として放射状に延びるとともに、前記サイプ内壁面の側端に達する凹凸列が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤによると、サイプのサイプ内壁面に、最深部の略中央位置を中心として放射状に延びる凹凸列が設けられていることから、陸部が倒れ込む際に凸条と凹条とが係合するための斜め成分が大きくなり、陸部の倒れ込みを十分に抑制してアイス性能を改善することができる。しかも、この凹凸列には、互いに逆傾斜方向となる斜め成分が含まれるため、陸部の剪断的な変形を抑えて倒れ込み抑制効果を十分に発揮することができる。更に、本発明では、凹凸列がサイプ内壁面の側端にまで達することから、陸部の端部近傍では凹凸列の傾斜角度が大きくなって係合作用が高められ、摩擦係数が比較的高い路面での陸部の倒れ込みを十分に抑制して、ドライ性能をも改善することができる。
また、本発明の空気入りタイヤは、少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイプのサイプ内壁面に、最深部からタイヤ径方向内側にある略中央位置を中心として放射状に且つ直線状に延びるとともに、前記サイプ内壁面の側端に達する凹凸列が設けられており、前記中心から前記最深部までの距離が、サイプ深さをDとする場合に0.7D以内であり、前記サイプ内壁面の踏面側部分が、サイプ深さ方向で形状が変化しない2次元サイプで形成されていることを特徴とするものである。
この空気入りタイヤは、放射状をなす凹凸列の中心が最深部よりもタイヤ径方向内側にある点で、上述した空気入りタイヤと異なるものであるが、かかる凹凸列の形状により上述したサイプと同様の作用効果を奏して、アイス性能やドライ性能を改善することができる。また、上記構成によれば、凹凸列の中心が最深部よりもタイヤ径方向内側にあることにより、最深部の近傍にある凸条部分及び凹条部分の太さを確保して係合作用を高めることができ、陸部の倒れ込み抑制効果をより改善できるという利点がある。かかる構成において、凹凸列の中心から最深部までの距離が0.7Dを超えた位置にある場合には、凹凸列の傾斜角度が小さくなり、陸部の倒れ込み抑制効果が低下する傾向にある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る空気入りタイヤの陸部の一例を示す斜視図であり、陸部としてのブロックの一部を拡大して示している。図2は、そのブロックに形成されたサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図である。図中の「+」は凸条を、「−」は凹条を示しており、これらの凹凸はサイプの基準面F(振幅の中央を通る仮想面)を基準としている(他図についても同じ。)。
本発明の空気入りタイヤは、少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えるものである。本実施形態では、図1に示すように、ブロック1に3本のサイプ10が形成された例を示す。サイプ10は、踏面1aにてタイヤ幅方向WDに沿って波状に延在しており、その両端がブロック1の側壁面1bで開口した両側オープンサイプとして形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、サイプ10のサイプ内壁面1cに、点P1を中心として放射状に延びる凹凸列が設けられている。点P1は、サイプ10の最深部1dのサイプ長手方向の略中央位置にある点である。これにより、凸条と凹条とが係合するための斜め成分が大きくなり、タイヤ周方向PDに沿った前後力が生じた際には、ブロック1の倒れ込みを十分に抑制してアイス性能を改善することができる。しかも、サイプ内壁面1cにおいては、図2の右側と左側とで凹凸列が互いに逆傾斜方向に延びており、それによってブロック1の剪断的な変形を抑えて倒れ込み抑制効果を十分に発揮することができる。
凹凸列は、サイプ内壁面1cの側端(図2において左右方向の端部)に達しており、本実施形態ではブロック1の側壁面1bにまで達して、サイプ10は図1に示すように側壁面1bにて波状に開口している。そのため、ブロック1の端部近傍では、凹凸列の傾斜角度が大きく、凸条と凹条との係合作用が高められる。その結果、摩擦係数が比較的高い路面でのブロック1の倒れ込みを十分に抑制して、ドライ性能をも改善することができる。
点P1は、ブロック1の倒れ込み抑制効果をサイプ長手方向にバランス良く発揮する観点から、本実施形態のように最深部1dの中央位置にあることが好ましいが、多少ずれていても構わない。かかる場合、点P1は、サイプ長さをLとして、最深部1dの中央位置からサイプ長手方向に±0.1Lの範囲内にあることが好ましい。
本実施形態では、放射状に延びる凹凸列が踏面1aに達しておらず、サイプ内壁面1cの踏面側部分1eは、凹凸列が踏面1aの法線方向NDに延びた波形サイプ(2次元サイプの一例)で形成されている。そのため、ブロック1が比較的倒れ込み易い摩耗初期状態において、ブロック片に鋭角部を形成することなく、優れた耐偏摩耗性能を発揮することができる。なお、サイプ10が踏面1aにて直線状に延在する場合に、踏面側部分1eを平面サイプで形成してもよく、かかる構成は夏用タイヤとして有用になる。
本発明では、上記のようにサイプ内壁面1cの踏面側部分1eが2次元サイプで形成されていることが好ましいが、ブロック1の倒れ込み抑制効果をより十分に発現する観点から、放射状に延びる凹凸列を踏面1aにまで達するように設定して、サイプ内壁面1cの全面に設けても構わない。本発明では、放射状に延びる凹凸列が、少なくとも踏面1aから0.1D〜0.9Dとなる領域の全面に設けられていることが好ましい。なお、Dはサイプ深さである。
図3は、本発明の別実施形態に係る空気入りタイヤであって、ブロックに形成されたサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図である。このサイプ20は、サイプ内壁面2cに設けられた凹凸列が以下の通りの構成である他は、上述したサイプ10と同様の構成・作用であるので、共通点を省略して主に相違点について説明する。
このサイプ20では、サイプ内壁面2cに、点P2を中心として放射状に延びる凹凸列が設けられている。この点P2は、サイプ20の最深部2dからタイヤ径方向内側(図3において下側)の略中央位置にある点である。これによって、最深部2dの近傍にある凸条部分及び凹条部分がサイプ10の場合に比べて太くなり、係合作用を高めてブロック1の倒れ込み抑制効果をより向上することができる。点P2から最深部2dまでの距離xは、凹凸列の傾斜角度を適度に大きくしてブロック1の倒れ込み抑制効果を確保する観点から、0.7D以内に設定されている。
放射状に延びる凹凸列の振幅(両側頂部の高さの和)は、ブロック1の倒れ込み抑制効果を十分に発現する上で1〜2mmが好ましい。サイプの溝幅は、各部において同じ幅でも、多少異なっていてもよいが、十分なエッジ効果を発現する上で0.2〜0.7mmが好ましい。また、サイプ深さDは、主溝深さの20〜80%が好ましい。
トレッドパターンのブロック1以外の部分は何れのパターンでもよく、例えばブロック1の左右にブロックやリブを設けたものが例示される。ブロック1は、上述のような平面視矩形をなすものに限られず、平行四辺形、V字型、多角形又は曲線基調をなすものなど何れでもよい。
本発明では、陸部としてのブロックの代わりに、タイヤ周方向PDに沿って直線状又はジグザグ状に延びるリブを採用してもよく、そのリブに形成されたサイプのサイプ内壁面に、上記の如き凹凸列を設けることで、倒れ込み抑制効果を十分に発揮してアイス性能やドライ性能を改善することができる。
本発明では、ブロック1の倒れ込み抑制効果が大きいため、サイプ10の本数を増やしてサイプ密度を高めることで、エッジ数を増やしてエッジ効果を更に高めることができる。このような観点から本発明では、サイプ密度が0.05〜0.2mm/mmであることが好ましい。なお、サイプ密度とは、全サイプの長さの総和を踏面の面積で除した値である。
通常、1つのブロック又は1本のリブに対して複数本のサイプが形成されるが、隣接するサイプ同士は、同一形状でも異なる波形状、傾斜角度、凹凸の周期、振幅であってもよい。但し、加硫成型後の脱型性を良好にするうえで、隣接するサイプ同士が同一形状であることが好ましい。
本発明では、上記の如きサイプ構造を、トレッドパターン内の全ての陸部に対して適用することができるが、トレッドパターン内の一部の陸部に対してだけ適用しても構わない。
本発明の空気入りタイヤは、ブロックやリブなどの陸部に上記の如きサイプが形成されること以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
本発明は、陸部の倒れ込み抑制効果が大きいことから、ブロック基調のトレッドパターンを備えたタイヤに有用であり、アイス性能を改善可能であることから、特にスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)として有用である。
[他の実施形態]
(1)本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であり、例えばサイプを片側オープンサイプや両側クローズドサイプで形成しても構わない。但し、陸部の端部近傍での係合作用を高める観点から、前述の実施形態のように放射状に延びる凹凸列が陸部の側壁面に達することが好ましく、中でも両側オープンサイプであることが好ましい。
(2)前述の実施形態では、放射状に延びる凹凸列がサイプ内壁面の踏面側部分を除いた全面に設けられた例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば図4に示すサイプ30は、最深部3dの略中央位置にある半円形領域3eを平面サイプで形成しており、これによって最深部3dでの局部的な応力集中を防いで、クラックの発生或いはブロック片のチャンクアウト(破断、脱落)を防止することができる。このサイプ30では、放射状をなす凹凸列が、最深部3dの中央位置にある点P3を中心として延びるとともに、ブロックの側壁面に達しており、上述した本発明の作用効果が発現される。
(3)前述の実施形態では、サイプ10の基準面Fが、踏面1aの法線に対して略平行になるように形成された例を示したが、本発明はこれに限られず、サイプの基準面が踏面の法線に対して若干(例えば15°以下)傾斜していても構わない。
(4)前述の実施形態では、サイプ長手方向がタイヤ幅方向に対して略平行になるように形成された例を示したが、本発明はこれに限られず、サイプ長手方向がタイヤ幅方向に対して傾斜していてもよく、その場合の傾斜角度は45°以内が好ましい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)アイス制動性能
タイヤを実車(国産3000ccクラスのFRセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にてアイス路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてABSを作動させた際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は、従来品(比較例1)を100としたときの指数で示し、数値が大きいほどアイス制動性能が良好であることを示す。
(2)耐偏摩耗性能
舗装道路を8000km走行したときの段差摩耗量(摩耗によるサイプとサイプとの段差)を測定し、指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数で示し、数値が大きいほど耐偏摩耗性能が良好であることを示す。
(3)ドライ制動性能
タイヤを実車(国産3000ccクラスのFRセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にてドライ路面(舗装道路)を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてABSを作動させた際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は、従来品(比較例1)を100としたときの指数で示し、数値が大きいほどドライ制動性能が良好であることを示す。
比較例1
図5に示す波形サイプを有する正方形ブロック(縦30mm、横30mm、両側オープンサイプ)を全面(5列)に有するトレッドパターンを備えたラジアルタイヤ(サイズ205/65R15)を比較例1とした。なお、サイプ深さを8mm、溝幅を0.3mm、サイプ間隔を5mm、サイプ振幅を1.2mmとした。
比較例2
図6に示すサイプ50のように、サイプ長手方向側に傾斜してジグザグ状をなす凹凸列を設けたこと以外は、比較例1と同じであるラジアルタイヤを比較例2とした。なお、踏面の法線方向NDに対する凹凸列の傾斜角度を45度とした。
実施例1、2
図2、3に示すような凹凸列を設けたこと以外は、比較例1と同じであるラジアルタイヤを、それぞれ実施例1、2とした。なお、実施例2では、凹凸列の中心となる点から最深部までの距離xを1.2mm(0.15Dに相当)とした。
比較例3
図7に示すサイプ60のように、サイプ内壁面6cの両側部分6eを平面サイプで形成したこと以外は、実施例2と同じであるラジアルタイヤを比較例3とした。各例の評価結果を表1に示す。
Figure 0004390216
表1より、実施例1、2では、アイス制動性能、耐偏摩耗性能及びドライ制動性能が比較例1〜3に比べて改善されており、サイプ内壁面の凹凸列を上記の如く構成することによって、ブロックの倒れ込みを十分に抑制できることが分かる。なお、比較例3では、ブロックの端部近傍での係合作用を大きくできないことから、倒れ込み抑制効果が十分ではないために各性能が改善されていない。
本発明の空気入りタイヤに係る陸部の一例を示す斜視図 本発明の空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図 本発明の別実施形態に係る空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図 本発明の別実施形態に係る空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図 従来の空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図 従来の空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図 本発明との比較のために例示した空気入りタイヤに係るサイプの平面図とサイプ内壁面の正面図
符号の説明
1 ブロック(陸部)
1a 踏面
1b 側壁面
1c サイプ内壁面
1d 最深部
1e 踏面側部分
10 サイプ
D サイプ深さ
L サイプ長さ

Claims (2)

  1. 少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイプのサイプ内壁面に、最深部の略中央位置を中心として放射状に延びるとともに、前記サイプ内壁面の側端に達する凹凸列が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 少なくとも1本のサイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイプのサイプ内壁面に、最深部からタイヤ径方向内側にある略中央位置を中心として放射状に且つ直線状に延びるとともに、前記サイプ内壁面の側端に達する凹凸列が設けられており、前記中心から前記最深部までの距離が、サイプ深さをDとする場合に0.7D以内であり、前記サイプ内壁面の踏面側部分が、サイプ深さ方向で形状が変化しない2次元サイプで形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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