JP4389711B2 - 多相交流モータ制御装置 - Google Patents
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Description
多相交流モータにより発生する回転トルクを変更するための電流を同多相交流モータの各相の巻線にそれぞれ通電するモータ通電制御部と、
前記モータ通電制御部により前記各相の巻線のうちの任意の相の巻線に通電される電流に基づいて同任意の相の巻線の発熱量を求めるとともに、現時点にて推定されている同任意の相の巻線の温度と同任意の相と異なる他の相の巻線の温度とに基づいて同任意の相の巻線と同他の相の巻線との間の移動熱量を求め、同任意の相の巻線の発熱量及び同任意の相の巻線と同他の相の巻線との間の移動熱量に基づいて同任意の相の巻線の温度を新たに推定する動作を各相の巻線に対して行う温度推定部とを備えている。
前記多相交流モータに要求される回転トルクに応じた指令電流値を演算する指令電流演算部と、
前記温度推定部により新たに推定された各相の巻線の温度のうちの最高値が所定温度以上とならないように前記指令電流値の大きさを所定の値以下に制限して最終的な指令電流値を決定する指令電流制限部と、
前記決定された最終的な指令電流値の大きさが大きいほど前記各相の巻線に通電する電流の大きさが大きくなるように同各相の巻線に通電する電流を決定する電流変換部とを含むように構成されていることが好適である。
up RAMは必要なデータを保持しておく記憶領域である。また、入出力回路は電気制御装置40へ入出力される入出力データを制御するインターフェースである。
回転角センサ52は、3相ブラシレスモータ10の回転角(機械角)θmに応じた信号を検出するようになっている。
外気温度センサ53は、3相ブラシレスモータ10の近傍であって、3相ブラシレスモータ10の各相の巻線に通電される電流Iu、電流Iv及び電流Iwの影響を受けて温度上昇する部分以外の部分に配設されていて、3相ブラシレスモータ10の近傍の外気温度tempに応じた信号を検出するようになっている。
車速センサ54は、車輪の回転速度または変速機の出力軸の回転速度を検出することにより車両の速度(車速V)に応じた信号を出力するようになっている。
まず、指令電流演算部31aは、入力された操舵トルクTR及び車速Vに基づいて3相ブラシレスモータ10に要求される回転トルクに応じた2相指令電流値(即ち、d軸指令電流値Id*及びq軸指令電流値Iq*)を演算する。q軸指令電流値Iq*は、操舵トルクTRの増加に従って増加するとともに車速Vの増加に従って減少する操舵アシストトルク(即ち、3相ブラシレスモータ10の回転トルク)を発生するために必要な実効電流に対応する。また、d軸指令電流値Id*は、モータの磁束を制御するための無効電流に対応し、本実施形態では「0」の値に設定される。
一方、モータ制御装置30は、巻線の温度が所定温度以上となることにより巻線が損傷する事態を回避するために各相の巻線に通電する電流を制限する。このため、まず、温度推定部33は、図4に示したように、以下に説明する各種熱量(Qu、Qv、Qw、Quv、Qvw、Qwu及びQtemp;図1を参照)を求め、求められた熱量に基づいて各相の巻線の温度を所定時間の経過毎に推定(更新)する。
U相温度推定部33bは、U相の巻線10b12に通電される電流Iu(2相/3相変換部31cからPWM制御回路31dに入力されるU相電流Iu)の2乗値Iu2を下記(1)式に代入することによりU相の巻線の発熱量Quを演算する。
Qu=Iu2・R1 ・・・(1)
なお、R1はU相の巻線10b12の抵抗である。
Qyx=B(Ty−Tx)
にて表されることが知られている。
Quv=B1(Tu−Tv) ・・・(2)
Qwu=B2(Tw−Tu) ・・・(3)
Qtemp=A(temp−temp(old)) ・・・(4)
その後、外気温度変化熱量演算部33aは、入力された外気温度tempを前回入力された外気温度temp(old)としてRAMに一時記憶する。
Tu=Tu+C1(Qu−Quv+Qwu+Qtemp) ・・・(5)
V相温度推定部33cは、V相の巻線10b22に通電される電流Iv(2相/3相変換部31cからPWM制御回路31dに入力されるV相電流Iv)の2乗値Iv2を下記(6)式に代入することによりV相の巻線の発熱量Qvを演算する。
Qv=Iv2・R2 ・・・(6)
なお、R2はV相の巻線10b22の抵抗である。
Qvw=B3(Tv−Tw) ・・・(7)
Tv=Tv+C2(Qv−Qvw+Quv+Qtemp) ・・・(8)
W相温度推定部33dは、W相の巻線10b32に通電される電流Iw(2相/3相変換部31cからPWM制御回路31dに入力されるW相電流Iw)の2乗値Iw2を下記(9)式に代入することによりW相の巻線の発熱量Qwを演算する。
Qw=Iw2・R3 ・・・(9)
なお、R3はW相の巻線10b32の抵抗である。
Tw=Tw+C3(Qw−Qwu+Qvw+Qtemp) ・・・(10)
なお、(1)〜(10)式中のA、B1〜B3及びC1〜C3は所与の定数である。また、R1〜R3のそれぞれ、B1〜B3のそれぞれ及びC1〜C3のそれぞれは同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
上述したように各相の巻線の温度Tu、温度Tv及び温度Twは、各相毎に独立して精度良く推定される。図3に示した温度選択部34は、このように推定された各相の巻線の温度Tu、温度Tv及び温度Twのうちの最高値Tmaxを選択する(図5を参照)。
Claims (3)
- 多相交流モータにより発生する回転トルクを変更するための電流を同多相交流モータの各相の巻線にそれぞれ通電するモータ通電制御部を備えた多相交流モータ制御装置であって、
前記モータ通電制御部により前記各相の巻線のうちの任意の相の巻線に通電される電流に基づいて同任意の相の巻線の発熱量を求めるとともに、現時点にて推定されている同任意の相の巻線の温度と同任意の相と異なる他の相の巻線の温度とに基づいて同任意の相の巻線と同他の相の巻線との間の移動熱量を求め、同任意の相の巻線の発熱量及び同任意の相の巻線と同他の相の巻線との間の移動熱量に基づいて同任意の相の巻線の温度を新たに推定する動作を各相の巻線に対して行う温度推定部を備えた多相交流モータ制御装置。 - 請求項1に記載の多相交流モータ制御装置であって、
前記モータ通電制御部は、
前記多相交流モータに要求される回転トルクに応じた指令電流値を演算する指令電流演算部と、
前記温度推定部により新たに推定された各相の巻線の温度のうちの最高値が所定温度以上とならないように前記指令電流値の大きさを所定の値以下に制限して最終的な指令電流値を決定する指令電流制限部と、
前記決定された最終的な指令電流値の大きさが大きいほど前記各相の巻線に通電する電流の大きさが大きくなるように同各相の巻線に通電する電流を決定する電流変換部と、
を含む多相交流モータ制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の多相交流モータ制御装置であって、
前記多相交流モータとしての車両の電動パワーステアリング装置用モータに適用された多相交流モータ制御装置。
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