JP4386378B2 - テンショナレバー - Google Patents

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Description

本発明は、伝動チェーンにより駆動側から従動側へ動力を伝達する自動車エンジン等の駆動装置に内蔵されて、テンショナと協動しながら伝動チェーンに適切な張力を付与するテンショナレバーに関するものであって、特に、レバー長手方向の先端側を上方に向けて配置するとともにレバー長手方向の基端側となる軸支用ボス部を下方に向けて配置するテンショナレバーに関するものである。
駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に捲回されて循環走行する伝動チェーンにより動力を伝達するエンジン等の駆動装置には、エンジン内壁Eにショルダーボルト等で揺動自在に取り付けてテンショナTと協動しながら伝動チェーンCに摺接して適切な張力を付与するテンショナレバーが用いられている。
従来、このようなテンショナレバー500は、図6で示すように、走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って摺接させるシュー510と、このシュー510の裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体520と、このレバー本体520のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部530とを備えており、図7乃至図8で示すように、この軸支用ボス部530に挿通するショルダーボルトSBでエンジン内壁Eに取り付けられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−356252号公報 (第1頁、図1)
しかしながら、このような従来のテンショナレバー500は、レバー長手方向の先端側を上方に向けて配置するとともにレバー長手方向の基端側となる軸支用ボス部530を下方に向けて配置するエンジン内壁E内への取り付け状態において、図7に示す軸支用ボス部530がエンジン内壁Eに密着しているような場合、あるいは、図8に示すショルダーボルトSBのフランジ部Sfに密着しているような場合、レバー本体510に凝集付着したエンジンオイルOがショルダーボルトSBの片側から一部露出しているボルト軸支外周部Srへ流れ込む余地はあるが、軸支用ボス部530と密着している他側のボルト軸支外周部SrへエンジンオイルOが流れ込む十分な余地はないため、このような軸支用ボス部530と密着している他側のボルト軸支外周部Srにおいてオイル切れに起因するカジリ、焼き付き、偏摩耗を生じて耐久性を損なうという問題があった。
また、従来のテンショナレバー500は、前述した軸支用ボス部530とショルダーボルトSBのボルト軸支外周部Srとの間にフリクションロスが発生するため、伝動チェーンCの張力変動に対応するための迅速かつ的確な追従性を損なうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消するものであって、エンジン内壁内のエンジンオイルを潤滑油として最大限に有効利用するとともに、レバー本体に凝集付着したミスト状態のエンジンオイルが少なくても確実に捕獲収集して液状化して軸支用ボス部のボルト挿通領域内に流入させてショルダーボルトに生じがちなカジリ、焼き付き、偏摩耗、フリクションロスを抑制して優れた耐久性を発揮し、テンショナと協動しながら円滑に揺動追従して伝動チェーンに適切な張力を付与するテンショナレバーを提供することである。
まず、本請求項1に係る発明は、走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って摺接させるシューと該シューの裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体と該レバー本体のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部とを備え、該軸支用ボス部に挿通するショルダーボルトでエンジン内壁に取り付けられるテンショナレバーにおいて、前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルを軸支用ボス部のボルト挿通領域へ誘導するオイル誘導溝が、前記軸支用ボス部において外周側から内周側の旋回中心軸に向けて漏斗状に一部切り欠いた状態で形成されているとともに、前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルをオイル誘導溝に流入案内させるオイル案内壁が、前記オイル誘導溝の外周側に連続して形成されていることにより、前述した課題を解決するものである。
そして、本請求項2に係る発明のテンショナレバーは、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記オイル誘導溝が前記軸支用ボス部の両側面に形成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
また、本請求項3に係る発明のテンショナレバーは、請求項1または請求項2に係る発明の構成に加えて、前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルを先端側から基端側へ向けて連通させるオイル連通路が前記レバー本体に一体成形された補強リブの根幹部分にそれぞれ形成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
さらに、本請求項4に係る発明のテンショナレバーは、請求項1乃至請求項3に係る発明の構成に加えて、前記補強リブが前記エンジンオイルをオイル連通路に向けて流動させるようにそれぞれ傾斜配置されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明のテンショナレバーは、走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って接触摺動させるシューと、このシューの裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体と、該レバー本体のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部とを備えていることにより、軸支用ボス部に挿通するショルダーボルトでエンジン内壁に取り付けられてテンショナと協動しながら伝動チェーンに適切な張力を付与できるとともに、以下のような格別の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係るテンショナレバーは、オイル誘導溝が軸支用ボス部の一部分を外周側から内周側の旋回中心軸に向けて切り欠いた状態で形成されていることにより、レバー長手方向の先端側を上方に向けて配置するとともにレバー長手方向の基端側となる軸支用ボス部を下方に向けて配置するエンジン内壁への取り付け状態において、軸支用ボス部がエンジン内壁に密着しているような場合やショルダーボルトのフランジ部に密着しているような場合のいずれであっても、エンジン内壁内の凝集付着したエンジンオイルが軸支用ボス部の一部切り欠いた部分からショルダーボルトのボルト軸支外周部で構成されるボルト挿通領域へ確実に誘導されるため、エンジン内壁内のエンジンオイルを円滑な軸支機能を奏するための潤滑油として有効利用するとともに、ショルダーボルトに生じがちなカジリ、焼き付き、偏摩耗、フリクションロスを抑制して優れた耐久性を発揮することができる。
また、オイル誘導溝が軸支用ボス部の外周側から内周側の旋回中心軸に向けて漏斗状に形成されていることにより、エンジンオイルの凝集付着量が少ない場合であっても、この漏斗状のオイル誘導溝に沿って凝集付着したミスト状態のエンジンオイルを確実に捕獲収集して液状化するため、この液状化されたエンジンオイルを確実にボルト挿通領域内に流入させることができる。
オイル案内壁がオイル誘導溝の外周側に連続して形成されていることにより、このオイル案内壁に沿ってレバー本体のレバー表面に凝集付着したエンジンオイルをオイル誘導溝内に何ら抵抗の無い状態で円滑に効率よく流入案内させることができる。
そして、本請求項2に係るテンショナレバーは、請求項1に係るテンショナレバーが奏する効果に加えて、オイル誘導溝が軸支用ボス部の両側面に形成されていることにより、軸支用ボス部がエンジン内壁に密着しているような場合やショルダーボルトのフランジ部に密着しているような場合のいずれであっても、エンジン内壁内の凝集付着したエンジンオイルがレバー本体の表裏両側から軸支用ボス部のボルト挿通領域に亙って確実に誘導されるため、軸支用ボス部のボルト挿通領域内において潤滑油となるエンジンオイルが偏在することなく隈無く流入浸透し、ショルダーボルトに生じがちなカジリ、焼き付き、偏摩耗、フリクションロスをさらに抑制して優れた耐久性を発揮することができる。
また、本請求項3に係るテンショナレバーは、請求項1または請求項2に係るテンショナレバーが奏する効果に加えて、オイル連通路がレバー本体に一体成形された補強リブの根幹部分にそれぞれ形成されていることにより、レバー本体の全面で凝集付着したエンジンオイルの流れが補強リブにより遮断されることなく先端側から基端側へ向けて連通して滑らかな流れとなるため、レバー本体の全面に凝集付着するエンジンオイルを歩留まりよく基端側のオイル誘導溝内へ供給することができる。
さらに、本請求項4に係るテンショナレバーは、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るテンショナレバーが奏する効果に加えて、補強リブが凝集付着したエンジンオイルをオイル連通路に向けて流動させるようにそれぞれ傾斜配置されていることにより、この傾斜配置した補強リブに沿って凝集付着したエンジンオイルが補強リブの根幹部分に向けて滑らかに流れ落ちるため、エンジンオイルを歩留まりよくオイル連通路へ供給することができる。
本発明のテンショナレバーは、走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って摺接させるシューとこのシューの裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体と該レバー本体のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部とを備え、軸支用ボス部がショルダーボルトのフランジ部あるいはエンジン内壁に密着して取り付けられてもレバー本体に凝集付着したエンジンオイルを軸支用ボス部のボルト挿通領域へ誘導するオイル誘導溝が、軸支用ボス部の両側面において外周側から内周側の旋回中心軸に向けて漏斗状に一部切り欠いた状態で形成され、レバー本体に凝集付着したエンジンオイルをオイル誘導溝に流入案内させるオイル案内壁がオイル誘導溝の外周側に連続して形成され、エンジン内壁に旋回自在に取り付ける軸支用ボス部がショルダーボルトのフランジ部あるいはエンジン内壁に密着して取り付けられてもエンジン内壁内のエンジンオイルを潤滑油として最大限に有効利用するとともに、レバー本体に凝集付着したミスト状態のエンジンオイルが少なくても確実に捕獲収集して液状化して軸支用ボス部のボルト挿通領域内に流入させてショルダーボルトに生じがちなカジリ、焼き付き、偏摩耗、フリクションロスを抑制して優れた耐久性を発揮し、テンショナと協動しながら円滑に揺動追従して伝動チェーンに適切な張力を付与するものであれば、その具体的なレバー形態は、如何なるものであっても良い。
すなわち、本発明のテンショナレバーは、走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って摺接させるシューとこのシューの裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体とが、これらの組み付け作業を必要とする金属部材とプラスチック部材とで構成されるようなそれぞれ別体のものであっても良く、また、これらの組み付け作業を必要としないプラスチック成形加工からなる一体型のものであっても良い。
また、本発明のテンショナレバーは、伝動チェーンにより駆動側から従動側へ動力を伝達する自動車エンジンに内蔵されるものであるが、クランク軸とカム軸との間に掛け回されたタイミングチェーンからなる伝動チェーンに当接してテンショナと協動しながら適切な張力を付与するものであっても良く、また、このようなタイミングチェーンの近傍に配置されて給油ポンプなどの補機駆動機構を駆動する伝動チェーンに当接して適切な張力を付与するものであっても良い。
本発明の一実施例であるテンショナレバーを図1乃至図5を参照して説明する。
なお、図1は、本発明の一実施例であるテンショナレバーの使用態様図であり、図2は、図1に示すテンショナレバーの要部を拡大した斜視図であり、図3は、図1に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がエンジン内壁に密着した状態の一部断面図であり、図4は、図1に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がショルダーボルトのフランジ部に密着した状態の一部断面図であり、図5の(a)、(b)、(c)は、本発明であるテンショナレバーの変形例を示す図である。
まず、図1に示すように、本発明の一実施例であるテンショナレバー100は、自動車エンジン内のクランク軸S1とカム軸S2との間に掛け回されるタイミングチェーンからなる伝動チェーンCに当接して油圧式テンショナTのプランジャと協動しながら適切な張力を付与するものであって、走行する伝動チェーンCをレバー長手方向に沿って接触摺動させる合成樹脂製のシュー110と、このシュー110の裏側をレバー長手方向に沿って支持する金属製のレバー本体120と、該レバー本体120のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部130とを備え、この軸支用ボス部130を貫通してエンジン内壁Eにねじ込まれるショルダーボルトSBによってレバー長手方向の先端側を上方に向けて配置されるとともにレバー長手方向の基端側となる軸支用ボス部130を下方に向けて配置される取り付け状態でエンジン内壁Eに取り付けられるように構成されている。
ここで、図1における符号Gは、自動車エンジン内の所定チェーン軌道に沿って伝動チェーンCに当接して走行案内する固定ガイドであり、符号Oは、エンジンオイルであり、矢印は、クランク軸S1とカム軸S2の回転方向である。
また、図1には、本実施例であるテンショナレバー100の軸支用ボス部130を明示するため、前記軸支用ボス部130に挿通してエンジン内壁Eに取り付けるショルダーボルトSBを便宜上、省略されている。
さらに、本実施例であるテンショナレバー100をエンジン内壁Eに取り付けるためのショルダーボルトSBの具体的形態については、図2に示すように、前述したテンショナレバー100の軸支用ボス部130を抜け止めするフランジ部Sfと、テンショナレバー100の軸支用ボス部130に挿通するボルト軸支外周部Srと、このボルト軸支外周部Srの先端に連続配置されたエンジン内壁Eにねじ込まれるネジ部Ssとで構成されている。
そこで、本実施例のテンショナレバー100が特徴する具体的な構造について、図2乃至図5に基づいて以下に詳しく説明する。
まず、前述した軸支用ボス部130の両側面において外周側から内周側の旋回中心軸に向けて一部分を切り欠いた状態でオイル誘導溝131が形成されている。
そして、この両側面に設けられたオイル誘導溝131によって、図3に示すような軸支用ボス部130がエンジン内壁Eに密着している場合や図4に示すようなショルダーボルトSBのフランジ部Sfに密着している場合のいずれであっても、エンジン内壁E内の凝集付着したエンジンオイルOが、レバー本体120の表裏両側から軸支用ボス部130のボルト挿通領域132に亙って確実に誘導され、軸支用ボス部130のボルト挿通領域132内において潤滑油として偏在することなく隈無く流入浸透するようになっている。
また、前述したオイル誘導溝131が軸支用ボス部130の外周側から内周側に向けて漏斗状に形成されていることにより、エンジンオイルOの凝集付着量が少ない場合であっても、この漏斗状オイル誘導溝131に沿って凝集付着したミスト状態のエンジンオイルOを捕獲収集して液状化し、この液状化されたエンジンオイルOが確実にボルト挿通領域132内に流入する。
さらに、前記レバー本体120の表裏両側には、オイル誘導溝131の外周側に連続して配置されたオイル案内壁121が形成されている。
これにより、このオイル案内壁121に沿って、レバー本体120のレバー表面に凝集付着したエンジンオイルOが、オイル誘導溝131内に何ら抵抗の無い状態で円滑に効率よく流入案内される。
加えて、前記レバー本体120の表裏両側には、レバー耐久性レバー強度を発揮させるための多数の補強リブ122が一体成形されており、これらの補強リブ122の根幹部分にオイル連通路123がそれぞれ形成されている。
これにより、レバー本体120の全面で凝集付着したエンジンオイルOの流れが、補強リブ122により遮断されることなく先端側から基端側へ向けて連通して滑らかな流れとなり、歩留まりよく基端側のオイル誘導溝131内へ供給される。
また、前述した補強リブ122は、凝集付着したエンジンオイルOをオイル連通路123に向けて流動させるようにそれぞれ傾斜配置されている。
これにより、この傾斜配置した補強リブ122に沿って凝集付着したエンジンオイルOが、補強リブ122の根幹部分に向けて滑らかに流れ落ちた後、歩留まりよくオイル連通路123へ供給される。
ここで、前述した補強リブ122の傾斜配置形態については、図5の(a)、(b)、(c)に示すような本発明の変形例であるテンショナレバー200、300、400がある。なお、図5における矢印は、エンジンオイルOの流れを示している。
このようにして得られた本発明の一実施例であるテンショナレバー100は、レバー本体120に凝集付着したエンジンオイルOを軸支用ボス部130のボルト挿通領域132へ誘導する漏斗状のオイル誘導溝131が軸支用ボス部130の両側面でその一部分を外周側から内周側に向けて切り欠いた状態で形成されるため、レバー長手方向の先端側を上方に向けて配置するとともにレバー長手方向の基端側となる軸支用ボス部130を下方に向けて配置するエンジン内壁Eへの取り付け状態において、軸支用ボス部130がエンジン内壁Eに密着している場合やショルダーボルトSBのフランジ部Sfに密着している場合のいずれであっても、エンジン内壁E内の凝集付着したエンジンオイルOが、レバー本体120の表裏両側から軸支用ボス部130のボルト挿通領域132に隈無く流入浸透し、エンジン内壁E内のエンジンオイルOを潤滑油として最大限に有効利用してショルダーボルトSBに生じがちなカジリ、焼き付き、偏摩耗、フリクションロスを抑制して優れた耐久性を発揮できるとともに、テンショナTと協動しながら円滑に揺動追従して伝動チェーンCに適切な張力を付与でき、また、オイル連通路123がレバー本体120に一体成形されるとともに傾斜配置された補強リブ122の根幹部分にそれぞれ形成されていることにより、レバー本体120の全面で凝集付着したエンジンオイルOの流れが補強リブ122により遮断されることなく先端側から基端側へ向けて連通して滑らかな流れとなるため、レバー本体120の全面に凝集付着するエンジンオイルOを歩留まりよく基端側のオイル誘導溝131内へ供給することができるなど、その効果は甚大である。
本発明の一実施例であるテンショナレバーの使用態様図。 図1に示すテンショナレバーの要部を拡大した斜視図。 図1に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がエンジン内壁と密着状態の一部断面図。 図1に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がショルダーボルトのフランジ部と密着状態の一部断面図。 本発明であるテンショナレバーの変形例を示す図。 従来のテンショナレバーの使用態様図。 図6に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がエンジン内壁と密着状態の一部断面図。 図6に示すテンショナレバーの軸支用ボス部がショルダーボルトのフランジ部と密着状態の一部断面図。
100,200,300,400 ・・・ テンショナレバー
110 ・・・ シュー
120 ・・・ レバー本体
121,221,321,421 ・・・ オイル案内壁
122,222,322,422 ・・・ 補強リブ
123,223,323,423 ・・・ オイル連通路
130 ・・・ 軸支用ボス部
131,231,331,431 ・・・ オイル誘導溝
132 ・・・ ボルト挿通領域
C ・・・ 伝動チェーン
S1 ・・・ クランク軸
S2 ・・・ カム軸
T ・・・ テンショナ
E ・・・ エンジン内壁
O ・・・ エンジンオイル
G ・・・ 固定ガイド
SB ・・・ ショルダーボルト
Sf ・・・ フランジ部
Sr ・・・ ボルト軸支外周部
Ss ・・・ ネジ部

Claims (4)

  1. 走行する伝動チェーンをレバー長手方向に沿って摺接させるシューと該シューの裏側をレバー長手方向に沿って支持するレバー本体と該レバー本体のレバー長手方向の基端側に設けられて先端側を揺動自在に旋回させる軸支用ボス部とを備え、該軸支用ボス部に挿通するショルダーボルトでエンジン内壁に取り付けられるテンショナレバーにおいて、
    前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルを軸支用ボス部のボルト挿通領域へ誘導するオイル誘導溝が、前記軸支用ボス部において外周側から内周側の旋回中心軸に向けて漏斗状に一部切り欠いた状態で形成されているとともに、
    前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルをオイル誘導溝に流入案内させるオイル案内壁が、前記オイル誘導溝の外周側に連続して形成されていることを特徴とするテンショナレバー。
  2. 前記オイル誘導溝が、前記軸支用ボス部の両側面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のテンショナレバー。
  3. 前記レバー本体に凝集付着したエンジンオイルを先端側から基端側へ向けて連通させるオイル連通路が、前記レバー本体に一体成形された補強リブの根幹部分にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のテンショナレバー。
  4. 前記補強リブが、前記エンジンオイルをオイル連通路に向けて流動させるようにそれぞれ傾斜配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載のテンショナレバー。
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