JP4384913B2 - コア−シェルフルオロポリマー分散液 - Google Patents
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Description
Log10Mn = 31.83−11.58×SSG
式中、Mnは平均分子量である。これらの式を用いた場合、同一のSSG値に対して異なる分子量が得られる。
R(OCH2CH2)nOH
〔式中、Rは、8〜18個の炭素原子を有する分枝状アルキル、分枝状アルケニル、シクロアルキル、またはシクロアルケニル炭化水素基であり、nは、5〜18の平均値である。〕
で示されるアルコールエトキシレートまたはアルコールエトキシレートの混合物を含む。たとえば、本発明によるエトキシレートは、(1)分枝状アルキル、分枝状アルケニル、シクロアルキル、もしくはシクロアルケニルから選択される炭化水素基で構成される第一級アルコール、または(2)第二級もしくは第三級アルコールから作製されると考えることができる。いずれにせよ、本発明によるエトキシレートは芳香族基を含有しない。分子の親水性部分のエチレンオキシド単位の数は、典型的に供給されるような広いまたは狭い単一モード分布をなすものであってもよいし、ブレンディングにより得られるより広いまたは二モードの分布をなすものであってもよい。
(未加工分散液の性質:)
分散液の秤量されたアリコートを蒸発乾固させ、乾燥固体を秤量することにより、PTFEの未加工(重合されたままの)分散液の固形分含量を重量測定法で求める。固形分含量は、PTFEと水の合計重量を基準にして重量%で記載してある。そのほかに、浮き秤を用いて分散液の比重を測定してから比重と固形分含量とを関連づける表を参照することにより、固形分含量を求めることもできる。(この表は、水の密度および重合されたままのPTFEの密度から誘導される代数式から作成される。)未加工分散液の粒径(RDPS)は、光子相関分光法により測定される。
分散液の少量の秤量されたアリコートを一般的にはASTM D−4441に準拠して(ただし、水は蒸発するが界面活性剤は蒸発しない時間および温度を用いる)蒸発乾固させることにより、安定化された分散液の界面活性剤および固形分の含量を重量測定法で求める。次に、このサンプルを380℃まで加熱して界面活性剤を除去し、再秤量する。界面活性剤含量は、通常、PTFE固体を基準にして重量%で記載されている。
PTFE微粉末樹脂の標準比重(SSG)は、ASTM D−4895の方法により測定される。界面活性剤が存在する場合、ASTM D−4895によりSSGを決定する前に、ASTM−D−4441の抽出手順により除去することができる。
変性PTFE樹脂のコモノマー含量は、米国特許公報(特許文献7)に開示されている方法を用いてフーリエ変換赤外分光法により決定される。PPVE変性PTFEの場合、検量線から誘導される0.97の乗法因子を用いて、995cm-1における吸光度と2365cm-1における吸光度との比を重量%単位のPPVE含量に変換する。
臨界亀裂厚さおよび剪断安定性の両方を決定するために、重合されたままの未加工分散液(本発明による実施例では固形分約45%)を濃縮する。未加工分散液の比重を測定する。比重と固形分%との関係から、1キログラムの分散液中の水およびPTFE固体の重量を計算する。クエン酸の10重量%水溶液1.0ミリリットルを1キログラムの未加工分散液に添加する。分散液を緩やかに攪拌してクエン酸を混合する。次に、5ミリリットルの濃水酸化アンモニウム(28%)を添加し、続いて攪拌する。次に、非イオン性界面活性剤を添加する。本発明による実施例で使用される非イオン性界面活性剤は、別段の記載がないかぎり、ダウ・ケミカル(Dow Chemical)により供給されるトリトン(Triton(登録商標))X−100である。この界面活性剤は、オクチルフェノールエトキシレートとして記載される。ニートな界面活性剤は、室温で液体であり、240cpsの粘度を有する。使用量は、1キログラムのサンプル中に存在する水の重量を基準にして6.0%または8.0%である。分散液を約40℃まで加熱し、次に、攪拌して界面活性剤を分散させる。1片のアルミニウム箔で分散液を覆い、80℃まで加熱する。濃縮が完了するまで、通常1時間、分散液を80℃に保持する。分散液を室温まで冷却させ、上側の透明上澄相を水流吸引器で除去する。濃縮された下側相を攪拌し、固形分%および界面活性剤%を先に記載した方法により決定する。次に、固形分%および界面活性剤%を、所望のレベルに、通常、PTFE固体の重量を基準にして固形分60%および界面活性剤6.0%または8.0%に調整する。
実施例で使用されるCCT試験手順は、ガラス基材上にPTFE分散液をコーティングすることにより得られる最大フィルム厚さを試験する手順である。マイヤーロッドアプリケーターおよび固定パスアプリケーター(いずれも、フロリダ州ポンパノビーチのポール・ガードナー・アンド・カンパニー(Paul Gardner and Company of Pompano Beach Florida)から入手可能)を用いてプレートに分散液を適用する。
体積=L×W×T
T=CCT
V=測定フィルムのmg数/フィルムの比重
比重推定値=2.16g/mL=2.16×10-9mg/立方マイクロメートル
L=2.54×104マイクロメートル
W=2.54×104マイクロメートル
濃縮分散液の剪断安定性は、ゲル化時間試験により決定される。先に述べたように分散液を濃縮し、200mlの分散液をワーリング(Waring)製の商用耐爆発性ブレンダー(モデル707SB、1クオートサイズ、2段速、空気必要量−10scfm@10psi、コネチカット州ニューハートフォードのワーリング(Waring of New Hartford,Connecticut)から入手可能)中に配置し、分散液がゲル化するまで最高速度で攪拌する。ゲル化時間を秒単位で記録する。分散液がゲル化しない場合、30分後に試験を終了する。各ゲル化時間試験ごとに、ブレンダーを解体し十分に洗浄する。
日立(Hitachi)S−4700電界放出走査型電子顕微鏡を用いて700ボルトの加速電圧で分散液画像を得る。分散液の1000倍水希釈により、サンプルを作製する。VCRGroup IBS/TM2005イオンビームスパッタラーを用いて、希薄分散液の1液を1つの被研磨シリコンウェーハ上に配置し、水を蒸発させ、次に、15分間かけて2ナノメートルのイリジウムでゆっくりとコーティングする。画像を視覚的に検査し、粒子を手作業でカウントする。カウントされた粒子を高さが長軸で直径が短軸である円柱としてモデリングする。定規を用いて粒子寸法をmm単位で測定し、SEM画像に示された目盛を用いてnm単位に変換する。
試験方法は、ASTM D−2176(MIT試験機による紙の耐折強度の標準試験法)の変法である。分散液コーテッドガラス布の屈曲寿命を求めるように試験を適合化する。試験により、屈曲、折曲、および折畳の繰返しに耐える布の能力がわかる。ガラス糸の平織基布(たて糸−EC3 408テックス(34×4×3)、8.1エンド/cm;よこ糸−EC3 408テックス(34×4×3)、7.5エンド/cm)のロール上に分散液をコーティングする。布は、約650g/m3の重量および約0.027インチ(0.68mm)の厚さを有する。(記号表記EC3において、Eは、電気グレードガラスを示し、C3は、3マイクロメートルのフィラメント直径を有する連続フィラメント糸を示す。)基布は、サウジアラビア国ジュバイル・インダストリアル・シティー(Jubail Industrial City,Saudi Arabia)に位置するファイバーテック・カンパニー(Fibertech Company)からC1028原布として入手可能である。布はまた、ニューハンプシャー州メリマック(Merrimack,NH)に位置するセイント・ゴバイン(Saint Gobain)からも入手可能である。1500g/m2のコーティング重量になるように基布に浸漬コーティングする。コーテッド布を200°F(93℃)の温度で乾燥させ、次に、750°F(399℃)の温度でベーキングして焼結させる。
熱および圧力により融着一体化されたテフロン(Teflon(登録商標))FEPフィルムの中間層を有する分散液コーテッドガラス布の2つの基材間でマシーン方向およびクロスマシーン方向の両方について結合の強度を測定する。ASTM−D4851(布へのコーティングの固着試験)に記載されているように50±3mm/分(2.0±0.1インチ/分)で操作される定速伸長型引張試験機インストロン・モデル(Instron Model)No.4532(マサチューセッツ州カントンのインストロン・コーポレーション(Instron Corporation,Canton,MA))を用いて、結合ラミネートを冷却状態のときに180°剥離で引き剥がす。試験結果は、0.2N/cm(0.1lbf/インチ幅)として報告されている。記録された最初の1インチの結合サンプル分離は無視する。剥離強度は、次の3インチのサンプル分離における5つの最高ピークおよび5つの最低ピークの平均である。
この実施例では、PTFEの高分子量コアとPTFEの低分子量シェルとを併せ持つ本発明によるフルオロポリマー粒子を作製するためのTFEの重合について示す。水平攪拌機および240重量部の水容量を有するポリケットルに、123.5部の脱塩水およびエクソン(Exxon)により供給される5.82部のパラフィンワックスを仕込む。排気されたポリケットル中に、0.0616部のペルフルオロオクタン酸アンモニウムを含有する溶液3.24部を仕込む。ポリケットルの内容物を50rpmで攪拌する。温度を90℃まで上昇させる。次に、圧力が2.72MPaになるまで、TFEを添加する。次に、水1部あたり0.01部のジスクシニルペルオキシド(DSP)および0.00005部の過硫酸アンモニウム(APS)を含む新たな開始剤溶液1.29部を0.129部/分の速度で添加する。圧力が0.1MPaだけ低下したら、バッチは反応開始したとみなされる。圧力を2.72MPaに保持するのに十分な速度でTFEを添加する。開始時点から8.81部のTFEが反応したら、2.46重量%のアンモニウムペルフルオロオクトネート溶液6.47部を毎分0.324部の速度で添加する。最初にTFEで加圧してから88.1部のTFEを添加した後、水1部あたり0.005部のAPSおよび0.06部のメタノールを含む追加の3.24部の溶液を0.647部/分の速度で添加する。96.9部のTFEを添加した後、TFEの供給を停止し、ポリケットル圧力を0.79MPaまで減少させ、その後、攪拌を停止する。開始から第2の開始剤添加までの時間は68分間であり、攪拌停止までの時間は87分間である。未加工分散液の固形分含量は45.8重量%であり、平均RDPSは263nmである。未加工分散液粒子の典型的な粒子形状は、末端が丸みを帯びた円柱の形状として記述することができる。ごく小数の粒子は球状である。あるいは、起こりうることとして、粒子が直立して配置されれば、見かけの外観が球状になる。未加工分散液から得られるサンプルのSEM画像の230個の粒子を手作業でカウントし、長軸および短軸の分布を明らかにする。いくつかの粒子は100nm未満の短軸を有するが、長軸が5〜20倍の長さであり、ロッド形として記述することができる。軸比が5よりも大きい粒子は、数換算で、カウントした粒子の10%を含む。カウントした粒子を高さが長軸で直径が短軸である円柱としてモデリングすれば、これらの粒子の重量パーセントは2.8%である。手作業の測定によれば、ロッド形の粒子は、長さ900nmおよび直径68nmの平均寸法を有する。全粒子の平均長さは413nmであり、平均直径は183nmである。樹脂粒子のコアの平均溶融クリープ粘度は、2.13×1010Pa・sであり、樹脂粒子のシェルの平均溶融クリープ粘度は、9.3×109Pa・sである。コアは、88.3重量%の粒子を含み、シェルは、11.7重量%を含む。得られたPTFE樹脂は、2.1917のSSGおよび19.5×109Pa・sの溶融クリープ粘度を有する。6重量%のトリトン(Triton(登録商標))の濃縮分散液は、29.1マイクロメートルのCCTおよび991秒のゲル化時間を有する。8重量%のトリトン(Triton(登録商標))では、CCTは42.5マイクロメートルに改良される。
最初に仕込まれるペルフルオロオクタン酸アンモニウムの濃度を水1部あたり0.1部に増大させ、ポンプ移送されるペルフルオロオクタン酸アンモニウム溶液の濃度を1重量%に減少させること以外は実施例1のときと同一の手順および本質的に等しい量の成分を使用する。未加工分散液の固形分含量は45.5%であることがわかり、RDPSは268nmであることがわかる。SEM画像から得られる328個の粒子の手作業による測定から、平均長さ325および直径195のピル形およびロッド形の粒子であることがわかる。長さが直径の5倍よりも長い粒子は、770nmの平均長さおよび78nmの直径を有する。ロッド形の粒子の部分は、4.9%を含み、円柱幾何学形状を仮定すれば、重量基準で1.9%である。得られるPTFE樹脂は、2.2217のSSGを有する。乾燥樹脂は、自由流動性粉末である。1600:1の絞り比および29.4MPaの押出圧力で樹脂をペースト押出しすると、連続押出物が得られる。ビード品質は、視覚的に2に等級づけされる。6重量%のトリトン(Triton(登録商標))の濃縮分散液は、23.9マイクロメートルのCCTおよび1800秒のゲル化時間を有する。8重量%のトリトン(Triton(登録商標))では、CCTは42.3マイクロメートルに改良される。
最初に仕込まれるペルフルオロオクタン酸アンモニウムの濃度を水1部あたり0.08部に減少させ、ポンプ移送されるペルフルオロオクタン酸アンモニウム溶液の濃度を2重量%に増大させること以外は実施例2のときと同一の手順および本質的に等しい量の成分を使用する。未加工分散液の固形分含量は45.3%であることがわかり、RDPSは283nmであることがわかる。得られるPTFE樹脂は、2.209のSSGを有する。6重量%のトリトン(Triton(登録商標))の濃縮分散液は、22.9マイクロメートルのCCTおよび1800秒よりも長いゲル化時間を有する。8重量%のトリトン(Triton(登録商標))では、CCTは34.5マイクロメートルに改良される。
この実施例では、PTFEの高分子量コアと変性PTFEの低分子量シェルとを併せ持つ本発明によるフルオロポリマー粒子を作製するためのTFEの重合について示す。高剪断安定性および良好なCCTを有する分散液が生成される。第2の開始剤に加えて0.097部のPPVEを0.097部/分の速度で同時に添加すること以外は実施例1のときと同一の手順および本質的に等しい量の成分を使用する。未加工分散液の固形分含量は45.5重量%であることがわかり、RDPSは260nmであることがわかる。図5のSEM画像から得られる92個の粒子の手作業による測定から、5.4%がロッド形の粒子であり、円柱幾何学形状を用いると重量基準で14.6重量%のサンプルを含むことがわかる。ロッド形の粒子の平均長さは1242nmであり、直径は125nmである。全粒子の平均長さは308nmであり、直径は177nmである。得られるPTFE樹脂は、2.1889のSSG、14.0×109Pa・sの溶融クリープ粘度、および0.025重量%PPVEのPPVE含量を有する。6重量%のトリトン(Triton(登録商標))の濃縮分散液は、21.6マイクロメートルのCCTおよび1380秒のゲル化時間を有する。8重量%のトリトン(Triton(登録商標))におけるCCTは、21マイクロメートルであることがわかる。
この実施例では、PTFEの高分子量コアとPTFEの低分子量シェルとを併せ持つフルオロポリマー粒子を、分枝状第一級アルコール界面活性剤から作製されるアルコールエトキシレートの好ましい界面活性剤で濃縮することについて示す。コンデア・ビスタ・コーポレーション(Condea Vista Corporation)から入手可能なノーベル(Novel)II TDA 9.4を用いて未加工分散液を熱的に濃縮すること以外は実施例1の手順に従って分散液を作製する。ニートな界面活性剤は、室温で液体であり、100cpsの粘度を有する。固形分を60%に調整し、かつPTFE固体を基準にして界面活性剤を6%に調整した後、1597秒のゲル化時間が測定される。
この実施例では、建築用途でコーティングおよびラミネート構造体に使用したときの本発明による分散液の性能特性を示す。実施例では、本発明による分散液が市販のPTFE分散液と比較したとき高分子量PTFE分散液に関連づけられる卓越した性能特性を有することを示す。
各分散液を用いてガラス布にコーティングを施し、先に記載したMIT屈曲寿命試験に付す。結果を表2に報告する。
(1) 約2.225未満のSSGを有する非溶融加工可能なフルオロポリマー粒子を水性媒質中に含む分散液であって、前記フルオロポリマー粒子が、約1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有する高分子量のポリテトラフルオロエチレンのコアと、より低分子量のポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンのシェルとを含み、前記シェルが、約9×109Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有しかつ約5〜約30重量%の前記粒子を含み、前記フルオロポリマーがフィブリル化するものであることを特徴とする分散液。
(2) 前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度が、前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.1×1010Pa・s小さいことを特徴とする(1)に記載の分散液。
(3) 前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度が、前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.2×1010Pa・s小さいことを特徴とする(1)に記載の分散液。
(4) より低分子量のポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの前記シェルが、約9×109Pa・s〜約1.3×1010Pa・sの平均溶融クリープ粘度を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(5) 前記粒子の前記シェルがポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする(1)に記載の分散液。
(6) 前記粒子が約250〜約300nmの数平均粒径を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(7) 約60重量%のフルオロポリマーおよび約6重量%の界面活性剤で約700秒よりも長いゲル化時間を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(8) 前記フルオロポリマーが約1.4×1010Pa・sよりも大きい溶融クリープ粘度を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(9) 前記シェルが約5〜約25重量%の前記粒子を含むことを特徴とする(1)に記載の分散液。
(10) 前記シェルが約5〜約20重量%の前記粒子を含むことを特徴とする(1)に記載の分散液。
(11) たて方向に10,000サイクルよりも長いコーテッドガラス布のMIT屈曲寿命を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(12) よこ方向に10,000サイクルよりも長いコーテッドガラス布のMIT屈曲寿命を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(13) たて方向に10,000サイクルよりも長いコーテッドガラス布のMIT屈曲寿命を有しかつよこ方向に10,000サイクルよりも長いコーテッドガラス布のMIT屈曲寿命を有することを特徴とする(1)に記載の分散液。
(14) (1)に記載の水性分散液を凝結し乾燥させることにより得られることを特徴とする非溶融加工可能なフルオロポリマー粉末。
(15) 界面活性剤を含有する水性媒質中の2.225未満のSSGを有する非溶融加工可能なフルオロポリマー粒子の濃縮分散液を含むコーティング組成物であって、前記分散液が約30〜約70重量%のフルオロポリマーを含有し、前記フルオロポリマー粒子が、約1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有するフィブリル化可能な高分子量ポリテトラフルオロエチレンのコアと、より低分子量のフィブリル化可能なポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンのシェルとを含み、前記シェルが、約9×109Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有しかつ約5〜約30重量%の前記粒子を含み、前記フルオロポリマーがフィブリル化するものであることを特徴とするコーティング組成物。
(16) 前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度が、前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.1×1010Pa・s小さいことを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(17) 前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度が、前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.2×1010Pa・s小さいことを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(18) より低分子量のポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの前記シェルが、約9×109Pa・s〜約1.3×1010Pa・sの平均溶融クリープ粘度を有することを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(19) 前記粒子の前記シェルがポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(20) 前記粒子が約250〜約300nmの数平均粒径を有することを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(21) 約60重量%のフルオロポリマーおよび約6重量%の界面活性剤で約700秒よりも長いゲル化時間を有することを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(22) 前記フルオロポリマー粒子が約1.4×1010Pa・sよりも大きい溶融クリープ粘度を有することを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(23) 前記シェルが約5〜約25重量%の前記粒子を含むことを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(24) 前記シェルが約5〜約20重量%の前記粒子を含むことを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(25) ベーキングされた層の形態であることを特徴とする(15)に記載のコーティング組成物。
(26) (25)に記載の組成物でコーティングされていることを特徴とする基材。
(27) 前記基材が金属であることを特徴とする(26)に記載の基材。
(28) 前記基材がガラス布であることを特徴とする(26)に記載の基材。
(29) (1)に記載の分散液からキャスティングされたものであることを特徴とする自立性フィルム。
(30) 非溶融加工可能なフルオロポリマー分散液を作製するためのバッチ法であって、水性媒質中、分散剤の存在下でテトラフルオロエチレンを重合して、2.225未満のSSGを有するフルオロポリマーを生成させる工程を含み、前記重合工程が、第1の量のフリーラジカル開始剤が添加される間の第1の段階ならびに第2の量のフリーラジカル開始剤およびテロゲン性試剤が添加される間の第2の段階で行われ、前記第1の量の開始剤が、約1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンを生成させ、前記第2の量の開始剤が、前記第1の量の少なくとも約10倍でありかつ全テトラフルオロエチレンの約95%が重合される前に添加され、前記第2の量の開始剤が、約9×109Pa・sよりも大きくかつ前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも小さい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンを生成させることを特徴とするバッチ法。
(31) 前記第2の量の開始剤が、前記第1の段階間に生成されるポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.1×1010Pa・s小さい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンを生成させることを特徴とする(30)に記載の方法。
(32) 前記第2の量の開始剤が、前記第1の段階の間に生成されるポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも少なくとも0.2×1010Pa・s小さい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンを生成させることを特徴とする(30)に記載の方法。
(33) 前記第2の量の開始剤が、約9×109Pa・s〜約1.3×1010Pa・sの平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンを生成させることを特徴とする(30)に記載の方法。
(34) 前記第1の量の開始剤が、全テトラフルオロエチレンの約30%が重合される前に約1.0×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンを生成させることを特徴とする(30)に記載の方法。
(35) 生成される前記フルオロポリマーがフィブリル化するものであることを特徴とする(30)に記載の方法。
(36) 前記第2の段階の重合がポリテトラフルオロエチレンを生成することを特徴とする(30)に記載の方法。
(37) 全テトラフルオロエチレンの少なくとも約70%が重合されたときに前記第2の量の開始剤および前記テロゲン性試剤が添加されることを特徴とする(30)に記載の方法。
(38) 全テトラフルオロエチレンの少なくとも約75%が重合されたときに前記第2の量の開始剤および前記テロゲン性試剤が添加されることを特徴とする(30)に記載の方法。
(39) 全テトラフルオロエチレンの少なくとも約80%が重合されたときに前記第2の量の開始剤および前記テロゲン性試剤が添加されることを特徴とする(30)に記載の方法。
(40) 前記第1の段階の前記重合工程が、テロゲン性試剤を添加することなく行われることを特徴とする(30)に記載の方法。
(41) 前記分散剤が、6〜10個の炭素原子を含有するペルフルオロカルボン酸を含むことを特徴とする(30)に記載の方法。
(42) 前記第2の量の開始剤が、前記第1の量の少なくとも約25倍であることを特徴とする(30)に記載の方法。
(43) 前記第2の量の開始剤が、前記第1の量の少なくとも約50倍であることを特徴とする(30)に記載の方法。
Claims (6)
- 2.225未満の標準比重(以下、「SSG」と表示)を有する非溶融加工可能なフルオロポリマー粒子を水性媒質中に含む分散液であって、前記フルオロポリマー粒子が、1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有する高分子量のポリテトラフルオロエチレンのコアと、より低分子量のポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンのシェルとを含み、前記シェルが、9×109Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有し、前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度は前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも小さく、かつ、前記シェルが、前記粒子の5〜30重量%を占め、前記フルオロポリマーがフィブリル化するものであることを特徴とする分散液。
- 請求項1に記載の水性分散液を凝結し乾燥させることにより得られることを特徴とする非溶融加工可能なフルオロポリマー粉末。
- 界面活性剤を含有する水性媒質中の2.225未満のSSGを有する非溶融加工可能なフルオロポリマー粒子の濃縮分散液を含むコーティング組成物であって、前記分散液が30〜70重量%のフルオロポリマーを含有し、前記フルオロポリマー粒子が、1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有するフィブリル化可能な高分子量ポリテトラフルオロエチレンのコアと、より低分子量のフィブリル化可能なポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンのシェルとを含み、前記シェルが、9×109Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有し、前記シェルのポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度は前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも小さく、かつ、前記シェルが、前記粒子の5〜30重量%を占め、前記フルオロポリマーがフィブリル化するものであることを特徴とするコーティング組成物。
- ベーキングされた層の形態である請求項3に記載のコーティング組成物でコーティングされていることを特徴とする基材。
- 請求項1に記載の分散液からキャスティングされたものであることを特徴とする自立性フィルム。
- 非溶融加工可能なフルオロポリマー分散液を作製するためのバッチ法であって、水性媒質中、分散剤の存在下でテトラフルオロエチレンを重合して、2.225未満のSSGを有するフルオロポリマーを生成させる工程を含み、前記重合工程が、第1の量のフリーラジカル開始剤が添加される間の第1の段階ならびに第2の量のフリーラジカル開始剤およびテロゲン性試剤が添加される間の第2の段階で行われ、前記第1の量の開始剤が、1.5×1010Pa・sよりも大きい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンのコアを生成させ、前記第2の量の開始剤が、前記第1の量の少なくとも10倍でありかつ全テトラフルオロエチレンの95%が重合される前に添加され、前記第2の量の開始剤が、9×109Pa・sよりも大きくかつ前記コアのポリテトラフルオロエチレンの平均溶融クリープ粘度よりも小さい平均溶融クリープ粘度を有するポリテトラフルオロエチレンまたは変性ポリテトラフルオロエチレンであって、前記粒子の5〜30重量%を占めるシェルを生成させることを特徴とするバッチ法。
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