JP4381736B2 - スロットマシン - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特には、可変表示装置の表示結果が導出される以前に入賞の発生を許容するか否かが決定されるスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスロットマシンでは、可変表示装置に導出表示された表示結果が、予め定められた入賞態様となった場合に入賞が発生する。これら入賞が発生するか否かは、表示結果が導出表示される以前に行われる内部抽選により決定される。詳しくは、この内部抽選に当選することでその旨を示す内部当選フラグ(決定情報)を設定するとともに、内部当選フラグが設定されていることを条件に、この内部当選フラグにより許容された入賞が発生可能とされている。
【0003】
近年においては、特定の内部当選フラグが設定されたことを条件に、異なる種類の入賞を発生させることができるスロットマシン、すなわち同一の内部当選フラグに対して異なる種類の入賞を発生させることができるスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、内部当選フラグが当選してもリールの停止順や停止タイミングが入賞条件に一致しないと揃えられない入賞の入賞条件が報知されるアシストタイム等、遊技者にとって有利な遊技状態を発生させることが可能なスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、可変表示装置の表示結果が特定の結果となることに対する特典として前述したような遊技者にとって有利なAT等の遊技状態を発生させるスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−794号公報(第13−18頁、第7図)
【特許文献2】
特許第3302976号公報(第4−7頁、第3図)
【特許文献3】
特開2002−291975号公報(第1頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように可変表示装置の表示結果が特定の結果となることに対する特典として遊技者にとって有利なAT等の遊技状態を発生させるスロットマシン等、可変表示装置の表示結果として遊技者にとっての有利度が高い表示結果を備えるものにおいては、有利度が高い表示結果となることが許容されていてもその表示結果を導出させられない場合が生じてしまい、遊技者の期待感が損なわれてしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、可変表示装置の表示結果として遊技者にとって有利な表示結果となることが許容され、かつ該表示結果が導出されないときでも、遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに、前記可変表示装置の表示結果として第1の表示結果を導出させることが可能な第1の導出制御及び前記第1の表示結果よりも遊技者にとって有利な第2の表示結果を導出させることが可能であり前記第1の導出制御よりも選択比率の低い第2の導出制御を含む複数の導出制御から当該ゲームおける前記可変表示装置の導出制御を選択する導出制御選択手段と、
前記導出制御選択手段により選択された導出制御に基づいて前記可変表示装置に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
を備え、
前記導出制御選択手段は、前記第2の導出制御を選択し、かつ前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果とならなかったときに、それ以後のゲームにおいて前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに前記第2の表示結果となるまで前記第2の導出制御を該第2の導出制御以外の導出制御よりも高い選択比率で選択する導出制御再選択手段を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、事前決定手段により特定の決定がなされて第1の導出制御よりも選択比率の低い第2の導出制御が選択されたにも関わらず、第1の表示結果よりも遊技者にとって有利な第2の表示結果を導出させることができなかったときには、それ以後のゲームにおいて第2の表示結果が導出されるまで事前決定手段により特定の決定がなされたときに第2の導出制御が他の導出制御よりも高い割合で選択される。すなわち第2の表示結果を導出させることができない場合でも、特定の決定がなされたときには第2の表示結果が導出されるまで第2の表示結果を導出させる機会が与えられるため、遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
また、前記導出制御再選択手段が第2の導出制御を選択する割合は100%を含む。
また、第2の表示結果とは、該表示結果が導出されたときに、第1の表示結果が導出されたときには付与されない遊技価値、すなわち遊技に関連する特典が付与される表示結果や、第1の表示結果が導出されたときに付与される遊技価値よりも価値の高い遊技価値が付与される表示結果である。
【0010】
また、上記では、前記導出制御再選択手段が、前記第2の導出制御を選択し、かつ前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果とならなかったときに、それ以後のゲームにおいて前記第2の表示結果となるまで前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに前記第2の導出制御を該第2の導出制御以外の導出制御よりも高い割合で選択する構成としているが、例えば、前記導出制御再選択手段が、前記第2の導出制御を選択し、かつ前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果とならなかったときに、それ以後のゲームにおいて前記第2の表示結果となるまで前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに前記第2の導出制御を選択する構成としても良く、このような構成とした場合でも、事前決定手段により特定の決定がなされて第2の導出制御が選択されたにも関わらず、第2の表示結果を導出させることができなかったときには、それ以後のゲームにおいて事前決定手段により特定の決定がなされたときに第2の表示結果が導出されるまで第2の導出制御が選択される。すなわち、第2の表示結果を導出させることができない場合に、特定の決定がなされたときには第2の表示結果が導出されるまで第2の表示結果を導出させる機会が与えられるため、遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できる。
【0011】
本発明のスロットマシンの前記導出制御選択手段は、前記複数の導出制御のうち前記第2の導出制御を最も低い選択比率にて選択することが好ましい。
このようにすれば、第2の表示結果の出現率が相対的に低くなることで第2の表示結果の希少性が高まるため、第2の表示結果が導出されたときの遊技者の満足感を高めることができる。
【0012】
本発明のスロットマシンの前記可変表示装置の表示結果に応じた大きさの遊技用価値を付与する価値付与手段を備え、
前記価値付与手段は、前記第1の表示結果となったときに該第1の表示結果に応じた大きさの遊技用価値を付与するとともに、前記第2の表示結果となったときに前記第1の表示結果に応じて付与する遊技用価値よりも大きい遊技用価値を付与することが好ましい。
このようにすれば、第1の表示結果となったときでも遊技用価値が付与されるので興趣を高められるうえに、第2の表示結果となったときには第1の表示結果となることで付与される遊技用価値よりも大きい遊技用価値が付与されるため、更に興趣を高めることができる。
尚、遊技用価値とは、例えば、ゲームに使用されるメダルやパチンコ球等の遊技媒体、クレジット等のデータとして記憶される遊技者所有の有価価値、等が該当する。
【0013】
本発明のスロットマシンは、前記事前決定手段による特定の決定は、該特定の決定がなされたゲームにおいてのみ有効であることが好ましい。
このようにすれば、事前決定手段による特定の決定を次ゲーム以降に持ち越せる場合に比較して射幸性を抑制することができる。
【0014】
本発明のスロットマシンは、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための導出操作手段と、
前記事前決定手段により、所定の導出条件が満たされることで発生する報知対象入賞の発生を許容する決定がなされたときに、該所定の導出条件を満たす前記導出操作手段の操作手順を報知する導出条件報知手段と、
前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果となったことを契機として前記導出条件報知手段による報知が行われる報知遊技状態を発生させる報知遊技状態発生手段と、
を備えることが好ましい。
このようにすれば、第2の表示結果となったことを契機として報知遊技状態が発生するため、報知遊技状態の発生契機を分かりやすくできる。
【0015】
本発明のスロットマシンは、前記事前決定手段により前記入賞のうち遊技者にとって有利な特別入賞の発生を許容する決定がなされて該特別入賞が発生しないときに、当該特別入賞の発生を許容する決定を次ゲーム以降に持ち越すとともに、前記特別入賞の発生を許容する決定を複数個持ち越すことが可能な決定持越手段と、
前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、
前記不可状態において前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果となったことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段と、
を備えることが好ましい。
このようにすれば、第2の表示結果となったことを契機として不可状態が解除されるため、不可状態が解除される契機を分かりやすくできる。
尚、特別入賞とは、例えば、通常に比較して入賞の発生確率が高い遊技状態や入賞の発生により通常よりも高い価値が付与される遊技状態等の特別遊技状態の発生契機となる入賞が該当する。
また、特別入賞の発生が困難な不可状態とは、特別入賞が発生する確率が極めて低くなるように制御されている状態である。
また、不可状態解除手段は、不可状態において特別入賞の発生が不可能に制御されている場合に、不可状態が解除されることで特別入賞の発生が可能な可状態とし、不可状態において特別入賞の発生が困難に制御されている場合に、不可状態が解除されることで特別入賞の発生が容易な可状態とする。
また、上記では決定持越手段が段前記特別入賞の発生を許容する決定を複数個持ち越すことが可能とされているが、決定持越手段が特別入賞の発生を許容する決定を1個のみ持ち越すことが可能とされていても良い。
【0016】
本発明のスロットマシンは、遊技の制御を行うとともに、前記事前決定手段と前記導出制御選択手段と前記導出制御手段とを含むメイン制御手段と、
該メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段と、
を備え、
前記メイン制御手段は、前記導出制御選択手段の選択結果を特定可能な導出制御情報を前記制御情報として送信する導出制御情報送信手段を含み、
前記サブ制御手段は、前記導出制御情報により特定される前記導出制御選択手段の選択結果に応じた演出の制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、サブ制御手段側で導出制御選択手段の選択結果、すなわち導出制御選択手段により選択された導出制御に応じてそれに適した演出を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
【0019】
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
【0020】
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
【0021】
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では少なくとも賭数として1が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であり、2以上の賭数が設定されたとき、例えば、賭数として最大賭数(3)が設定されたときにゲームが開始可能な状態となるようにしても良い。
【0022】
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
【0023】
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技用価値として遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
【0024】
また、特に予め定められた特別図柄の組合せが揃って後述するビッグボーナス入賞やレギュラーボーナス等の特別入賞が発生した場合には、メダルに加えて遊技者にとって有利な、すなわち大量のメダルを獲得できるビッグボーナスやレギュラーボーナスが遊技者に対して遊技価値として付与されるようになっている。
【0025】
尚、このように入賞することにより遊技者に対して付与される遊技価値は、メダル及びクレジット等の有価価値に限らず、遊技者にとって有利なビッグボーナスやレギュラーボーナス、アシストタイム、更には、後述するリプレイゲームや遊技者にとって有利なシングルボーナスゲーム等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0026】
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
【0027】
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
【0028】
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0029】
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
【0030】
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、遊技効果LED52、スピーカ53、54、リールランプ55が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0031】
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、遊技効果LED52及びリールランプ55の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドや、演出制御基板90に接続されたスイッチ、センサからの検出信号を受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
【0032】
図3は、各リール2L、2C、2Rの図柄配列を示す図であり、各リール2L、2C、2Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」の図柄が21個配列されている。
【0033】
本実施例では、図4に示すように、通常遊技状態において「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、「BAR−BAR−BAR」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、15枚のメダルが払い出されるBAR入賞が発生する。また、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、6枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、8枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。本実施例では、チェリー入賞、スイカ入賞、BAR入賞、ベル入賞を小役入賞ともいう。また、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
【0034】
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の図柄の組合せが揃えば、RB入賞が発生し、その対価として15枚のメダルが払い出されるとともに、遊技者にとって有利なレギュラーボーナス(RB)が発生し、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃って、1枚のメダルが払い出されるJac入賞が高確率で発生するレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が遊技者に対して付与される。
【0035】
また、通常遊技状態において有効化された入賞ライン上に、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の図柄の組合せが揃えば、特別入賞であるBB入賞が発生し、その対価として15枚のメダルが払い出されるとともに、遊技者にとって有利なビッグボーナス(BB)が発生し、通常遊技状態よりも小役入賞の発生確率が高いビッグボーナスゲーム(BBゲーム)と前述したRBが遊技者に対して付与される。
【0036】
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。
【0037】
内部当選フラグは、図4に示すように、各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが設定されたことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
【0038】
通常遊技状態において対象となる入賞のうちチェリー入賞、リプレイ入賞、BB入賞、RB入賞の組合せは、該当する入賞の発生を許容する旨を示す内部当選フラグ(チェリーフラグ、リプレイフラグ、BBフラグ、RBフラグ)が設定され、かつ各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた際に該当する図柄が引込範囲(本実施例では停止された際の図柄を除き最大4図柄)内にあれば有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
【0039】
また、スイカ入賞の組合せは、内部抽選処理によりスイカ入賞及びBAR入賞の発生を許容する旨を示すグループ小役フラグが当選した際にスイカ入賞の組合せを揃えることが可能な制御が選択され、かつ各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた際に該当する図柄が引込範囲内にあれば有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
【0040】
また、BAR入賞の組合せは、内部抽選処理により前述したグループ小役フラグが当選した際にBAR入賞の組合せを揃えることが可能な制御が選択され、かつ各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた際に該当する図柄が引込範囲内にあれば有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
【0041】
グループ小役フラグが当選した際にスイカ入賞の組合せを揃えられるかBAR入賞の組合せを揃えられるかは、後述するリール制御振分処理によりスイカ入賞の組合せを優先的に引き込む制御パターンが定められたリール制御テーブルが選択されるか、BAR入賞の組合せを優先的に引き込む制御パターンが定められたリール制御テーブルが選択されるか、により決まる。
【0042】
また、ベル入賞の組合せは、内部抽選処理によりベル入賞の発生を許容する旨の内部当選フラグ(ベルフラグ)が当選し、かつその際選択された入賞条件に一致する操作方法にて各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われたときに有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
【0043】
ベル入賞の入賞条件は、6通りの停止順(左−中−右、左−右−中、中−左−右、中−右−左、右−左−中、右−中−左)であり、これら入賞条件は、後述するリール制御振分処理によって、6通りの入賞条件に応じた制御パターンが別個に定められたリール制御テーブルのうち、どのテーブルが選択されるか、によって決まるようになっており、ベルフラグが当選したゲームでは、当該ゲームにおいて選択されたリール制御テーブルの入賞条件に一致する停止順にて各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われることでベル入賞の組合せが揃うこととなる。このため、通常遊技状態におけるベル入賞の組合せの出現率は、平均してベルフラグの内部当選確率の1/6程度となる。
【0044】
また、通常遊技状態において対象となる入賞の内部当選フラグのうち、チェリーフラグ、グループ小役フラグ、ベルフラグ、リプレイフラグは、当該内部当選フラグが当選したゲームにおいてのみ有効とされており、そのゲームの終了後にクリアされる。
【0045】
これに対してBBフラグまたはRBフラグは、当該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞が発生するまで次ゲーム以降に持ち越され、BB入賞またはRB入賞が発生することでクリアされる。尚、これらBBフラグまたはRBフラグが当選した後、BB入賞またはRB入賞が発生するまでの状態をBBフラグまたはRBフラグの成立状態ともいう。
【0046】
メイン制御部41は、前述した内部抽選処理の実行後、内部抽選処理の結果に応じて当該ゲームにおいて適用されるリール制御テーブルを選択するためのリール制御振分処理を行う。リール制御テーブルとは、各リール2L、2C、2Rの停止操作がなされた際にメイン制御部41が行うリール停止処理の制御パターンを定めたテーブルであり、具体的には、各リール2L、2C、2Rの停止タイミング毎に引込図柄数が定められている。本実施例では、図5に示すように、通常遊技状態においてテーブル番号01〜07、08−01〜06のリール制御テーブルが適用される。
【0047】
これらリール制御テーブルのうち、テーブル番号01のリール制御テーブルは、「チェリー−any−any」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、チェリーフラグ当選時に選択される。
【0048】
また、テーブル番号02のリール制御テーブルは、「BAR−BAR−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、グループ小役フラグ当選時の1/100の割合で選択される。また、テーブル番号03のリール制御テーブルは、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、グループ小役フラグ当選時の69/100の割合で選択される。
【0049】
また、テーブル番号04のリール制御テーブルは、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、リプレイフラグ当選時に選択される。
【0050】
また、テーブル番号05のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−BAR」または「白7−白7−BAR」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、RBフラグの成立状態において内部抽選処理の結果がハズレの時(以下ハズレ時と称す)及びRBフラグの成立状態におけるベルフラグ当選時に選択される。
【0051】
また、テーブル番号06のリール制御テーブルは、「黒7−黒7−黒7」「白7−白7−白7」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むためのテーブルであり、BBフラグの成立状態におけるハズレ時及びBBフラグの成立状態におけるベルフラグ当選時に選択される。
【0052】
また、テーブル番号07のリール制御テーブルは、いずれの入賞図柄の組合せも引き込まないようにするためのテーブルであり、ハズレ時及びグループ小役フラグ当選時の30/100の割合で選択される。
【0053】
また、テーブル番号08−01〜06のリール制御テーブルは、前述した6通りのベル入賞の入賞条件に応じた制御パターンが別個に定められたテーブルであり、各テーブルに対応する入賞条件に一致する停止操作が行われたときに「ベル−ベル−ベル」の組合せをいずれかの入賞ラインに優先的に引き込むとともに、各テーブルに対応する入賞条件に一致しない停止操作が行われたときにはいずれの入賞図柄の組合せも引き込まないようにするためのテーブルであり、これらテーブル番号08−01〜06のリール制御テーブルは、BBフラグまたはRBフラグの成立状態以外におけるベルフラグの当選時の1/6の割合で各々均等に選択される。
【0054】
図6は、本実施例のスロットマシン1において、通常遊技状態において行われるリール制御振分処理の制御内容を示すフローチャートである。
【0055】
リール制御振分処理では、まず、チェリーフラグ、リプレイフラグのいずれかが当選しているか否かを判定する(S1)。
【0056】
S1のステップにおいてチェリーフラグ、リプレイフラグのいずれかが当選していると判定した場合には、チェリーフラグが当選しているか、リプレイフラグが当選しているかに応じて、テーブル番号01、04のリール制御テーブルのうち対応するリール制御テーブルを選択する(S6)。
【0057】
また、S1のステップにおいてチェリーフラグ、リプレイフラグのいずれも当選していないと判定した場合には、グループ小役フラグが当選しているか否かを判定し(S2)、グループ小役フラグが当選していると判定した場合には、テーブル番号02のリール制御テーブルの選択を持ち越す旨を示す持越フラグがセットされているか否かを確認し(S7)、持越フラグがセットされている場合には、テーブル番号02、03、07のリール制御テーブルを100:0:0の割合で選択する(S8)。すなわち100%の割合でテーブル番号02のリール制御テーブルを選択する。
【0058】
また、S7のステップにおいて持越フラグが設定されていない場合には、テーブル番号02、03、07のリール制御テーブルを1:69:30の割合で選択する(S9)。そしてS9のステップにおいてテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されたか否かを確認し(S10)、テーブル番号02のリール制御テーブルが選択された場合には、前述した持越フラグをセットする(S11)。また、持越フラグは、テーブル番号02のリール制御テーブルが選択されることによって揃えることができるBAR入賞の組合せが揃わないときには、当該持越フラグのセットされた状態が維持され、その後BAR入賞の組合せが入賞ラインに揃うことでクリアされる。
【0059】
また、S2のステップにおいてグループ小役フラグが当選していないと判定した場合には、BBフラグまたはRBフラグが当選しているか否か、すなわちBBフラグまたはRBフラグの成立状態か否かを判定し(Sb3)、BBフラグまたはRBフラグが当選していると判定した場合には、BBフラグが当選しているか、RBフラグが当選しているかに応じて、テーブル番号05、06のリール制御テーブルのうち対応するリール制御テーブルを選択する(S12)。
【0060】
また、S3のステップにおいて、BBフラグ、RBフラグのいずれも当選していないと判定した場合には、ベルフラグが当選しているか否かを判定し(S4)、ベルフラグが当選していると判定した場合には、テーブル番号08−01〜06のいずれかのリール制御テーブルを各々1/6の割合にて均等に選択する(S13)。また、S4のステップにおいて、ベルフラグが当選していないと判定した場合には、テーブル番号07のリール制御テーブルを選択する(S5)。
【0061】
このように本実施例のリール制御振分処理では、グループ小役フラグが当選したときに、当該グループ小役フラグに対応するBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブル、スイカ入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号03のリール制御テーブル、いずれの入賞の組合せも引き込まないテーブル番号07のリール制御テーブル、のうち、最も選択比率の低いテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されたときには、持越フラグがセットされるとともに、当該ゲームにおいてBAR入賞の組合せが揃わなかったときには持越フラグはクリアされず、その後のゲームにおいてグループ小役フラグが当選したときに、持越フラグがセットされている場合には、100%の選択比率にてテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されるようになっている。すなわちグループ小役フラグが当選したときにテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されてBAR入賞が発生しないときには、BAR入賞が発生するまでの間、グループ小役フラグが当選したときにBAR入賞を発生させることができる状態が維持される。
【0062】
本実施例のスロットマシン1では、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により、ベル入賞の入賞条件に適合する各リール2L、2C、2Rの停止順が報知される入賞条件報知状態、いわゆるアシストタイム(以下ATと称す)を発生させることが可能とされている。AT中のゲームでは、ベルフラグが当選したとき、すなわちベル入賞の発生が許容されたときに、液晶表示器51及びリールランプ55を用いてその際適用されるリール制御テーブルに応じた入賞条件に適合する停止順が報知される。これにより、AT以外の状態では、ベルフラグの当選により許容されたベル入賞を1/6程度しか発生させることができないのに対して、ATが発生することで、ベル入賞の入賞条件に適合する停止順が報知されるため、その停止順に従って各リール2L、2C、2Rの停止操作を行うことにより、ベルフラグの当選により許容されたベル入賞を取りこぼすことなく全て発生させることができるようになる。
【0063】
また、本実施例においてサブ制御部91は、BAR入賞が発生したことを契機にATを発生させるようになっている。すなわち本実施例では、BAR入賞の発生により15枚のメダルが付与されるうえに、ベル入賞の入賞条件が所定期間にわたり報知されるATが付与されるようになっている。
【0064】
また、本実施例のサブ制御部91には、図7に示すように、リール2L、2C、2Rのリール制御テーブルのテーブル番号に対応する演出パターン及びその選択率が定められた演出パターンテーブルが設けられており、サブ制御部91は、メイン制御部41がリール制御振分処理にて選択したリール制御テーブルに基づいて演出パターンテーブルの対応する演出パターンを選択し、選択した演出パターンに応じた演出を実行するための処理を行う。特に本実施例では、演出パターンBのパターンがリール制御テーブルとして前述したBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号04が選択されたときにのみ選択されるため、演出パターンBに基づく演出が行われることでBAR入賞の組合せを揃えることが可能である旨が報知されるようになっている。
【0065】
以上説明したように、本実施例のスロットマシン1では、内部抽選処理によりグループ小役フラグが当選して、遊技者にとって有利なBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されたにも関わらず、BAR入賞の組合せを揃えることができなかったときには、それ以後のゲームにおいてBAR入賞の組合せが揃うまで内部抽選処理によりグループ小役フラグが当選したときにテーブル番号02のリール制御テーブルが選択される。すなわちBAR入賞の組合せを導出させることができない場合でも、その後グループ小役フラグが当選したときにはBAR入賞の組合せが揃うまでBAR入賞の組合せを揃えられる機会が与えられるため、BAR入賞の発生に対する遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できる。
【0066】
尚、本実施例では、内部抽選処理によりグループ小役フラグが当選してテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されたにも関わらず、BAR入賞の組合せを揃えることができなかったときには、それ以後のゲームにおいてBAR入賞の組合せが揃うまで内部抽選処理によりグループ小役フラグが当選したときにテーブル番号02のリール制御テーブルが選択される構成とされているが、少なくともBAR入賞の組合せが揃うまで内部抽選処理によりグループ小役フラグが当選したときにテーブル番号02のリール制御テーブルが他のリール制御テーブルが選択される割合よりも高い割合で選択されるようにすれば良く、この場合でも同様の効果が得られる。
【0067】
また、本実施例では、グループ小役フラグが当選した際に選択されるリール制御テーブルのうち、BAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブルの選択率が最も低く、これによりBAR入賞の出現率が他の表示結果の出現率に対して相対的に低くなり、BAR入賞の希少性が高まるため、BAR入賞の組合せが揃ったときの遊技者の満足感を高めることができる。更に、希少性の高いBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されたときには、その後グループ小役フラグが当選したときにBAR入賞の組合せが揃うまでBAR入賞の組合せを揃えられる機会が与えられるため、希少性の高いBAR入賞の組合せが揃えられないことに伴う遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できる。
【0068】
また、本実施例では、グループ小役フラグが当選した際に、BAR入賞の組合せではなくスイカ入賞の組合せが揃った場合にも5枚のメダルが付与されるので興趣を高められるうえに、BAR入賞の組合せが揃った場合には、15枚のメダル、すなわちスイカ入賞の組合せが揃ったときに付与されるメダル枚数よりも多い枚数のメダルが付与されるとともに、これらメダルに加えてATも付与されるため、更に興趣を高めることができる。
【0069】
また、本実施例では、グループ小役フラグが当選した場合に、当該ゲームにおいてのみ有効とされており、グループ小役フラグにより許容されるスイカ入賞またはBAR入賞が発生したか否かに関わらず次ゲーム以降に持ち越されることがない。このためグループ小役フラグを次ゲーム以降に持ち越せる構成とした場合に比較して射幸性を抑制することができる。詳しくは、グループ小役フラグを次ゲーム以降に持ち越せる場合に、一度グループ小役フラグが当選し、かつBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されてBAR入賞の組合せが揃わないときには、そのゲーム以降チェリーフラグ及びリプレイフラグが当選した場合を除いて常にBAR入賞の組合せを揃えられる状態が継続するのに対して、本実施例のようにグループ小役フラグを当選したゲームにおいてのみ有効とすることで、グループ小役フラグが当選し、かつBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号02のリール制御テーブルが選択されてBAR入賞の組合せが揃わないときには、その後グループ小役フラグが当選したゲームにおいてのみBAR入賞の組合せを揃えられるようになる。すなわちグループ小役フラグを持ち越す場合に比較してグループ小役フラグを持ち越さない場合の方が、BAR入賞の組合せを揃えられる確率が下がることで射幸性を抑制することが可能となる。
【0070】
また、本実施例では、BAR入賞の組合せが揃うことを契機としてATが発生することとなるため、ATの発生契機を分かりやすくできる。
【0071】
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、BBフラグまたはRBフラグが当選しても、当該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞を発生させることが不可能または困難な状態(以下不可状態と称す)に制御することでストックし、当該不可状態が解除されることでストックされたBBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易となる構成とし、BAR入賞の組合せが揃うことを契機として不可状態が解除されるようにしても良く、これにより、不可状態が解除される契機、すなわちBB入賞またはRB入賞を発生させることが可能または容易となる契機を分かりやすくできる。尚、この場合には、BBフラグまたはRBフラグを複数持ち越せる構成としても良いし、1つのみ持ち越せる構成としても良い。
【0072】
また、本実施例では、サブ制御部91が、メイン制御部41にて選択されたリール制御テーブルに応じて演出パターンを選択し、選択した演出パターンに応じて演出を実行するようになっており、サブ制御部91は、メイン制御部41によるリール2L、2C、2Rの制御パターンに応じてそれに適した演出を行うことができる。特に本実施例では、演出パターンBのパターンがリール制御テーブルとして前述したBAR入賞の組合せを優先的に引き込むテーブル番号04が選択されたときにのみ選択されるため、演出パターンBに基づく演出が行われることでBAR入賞の組合せを揃えることが可能である旨が報知されることとなるため、BAR入賞の発生、更にはBAR入賞の組合せが揃うことを契機に発生するATに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
【0073】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0074】
例えば、前述した実施例では、ATによる入賞条件の報知対象となる報知対象入賞として各リール2L、2C、2Rの停止順が入賞条件に一致することで発生するベル入賞を適用しているが、例えば、少なくともいずれか1つのリールの停止タイミングが入賞条件に一致することで発生する報知対象入賞や、少なくともいずれか1つのリールの停止タイミング及び各リールの停止順が入賞条件に一致することで発生する報知対象入賞を適用しても良い。
【0075】
また、前述した実施例では、メダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
【0076】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0077】
本発明の請求項1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2C、2L、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))と、前記事前決定手段により特定の決定(グループ小役フラグの当選)がなされたときに、前記可変表示装置の表示結果として第1の表示結果(スイカ入賞の組合せ)を導出させることが可能な第1の導出制御(テーブル番号03のリール制御テーブル)及び前記第1の表示結果よりも遊技者にとって有利な第2の表示結果(BAR入賞の組合せ)を導出させることが可能であり前記第1の導出制御よりも選択比率の低い第2の導出制御(テーブル番号02のリール制御テーブル)を含む複数の導出制御(リール制御テーブル)から当該ゲームおける前記可変表示装置の導出制御を選択する導出制御選択手段(メイン制御部41(リール制御振分処理))と、前記導出制御選択手段により選択された導出制御に基づいて前記可変表示装置に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(メイン制御部41(リール停止処理))と、を備え、前記導出制御選択手段は、前記第2の導出制御を選択し、かつ前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果とならなかったときに、それ以後のゲームにおいて前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに前記第2の表示結果となるまで前記第2の導出制御を該第2の導出制御以外の導出制御よりも高い選択比率(100%)で選択する導出制御再選択手段(メイン制御部41(リール制御振分処理))を含む。
【0078】
本発明の請求項2は、前記導出制御選択手段(メイン制御部41(リール制御振分処理))は、前記複数の導出制御のうち前記第2の導出制御(テーブル番号02のリール制御テーブル)を最も低い選択比率(1%)にて選択する。
【0079】
本発明の請求項3は、前記可変表示装置(リール2C、2L、2R)の表示結果に応じた大きさの遊技用価値(メダル(クレジット))を付与する価値付与手段(メイン制御部41)を備え、前記価値付与手段は、前記第1の表示結果(スイカ入賞の組合せ)となったときに該第1の表示結果に応じた大きさの遊技用価値(5枚のメダル)を付与するとともに、前記第2の表示結果(BAR入賞の組合せ)となったときに前記第1の表示結果に応じて付与する遊技用価値よりも大きい遊技用価値(15枚のメダル)を付与する。
【0080】
本発明の請求項4は、前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))による特定の決定(グループ小役フラグの当選)は、該特定の決定がなされたゲームにおいてのみ有効である。
【0081】
本発明の請求項5は、前記可変表示装置(リール2C、2L、2R)の表示結果を導出表示させるための導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))により、所定の導出条件(入賞条件)が満たされることで発生する報知対象入賞(ベル入賞)の発生を許容する決定がなされたときに、該所定の導出条件を満たす前記導出操作手段の操作手順(停止順)を報知する導出条件報知手段(液晶表示器51、リールランプ55)と、前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果(BAR入賞の組合せ)となったことを契機として前記導出条件報知手段による報知が行われる報知遊技状態(AT)を発生させる報知遊技状態発生手段(サブ制御部91)と、を備える。
【0082】
本発明の請求項6は、前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))により前記入賞のうち遊技者にとって有利な特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生を許容する決定(BBフラグ、RBフラグの当選)がなされて該特別入賞が発生しないときに、当該特別入賞の発生を許容する決定を次ゲーム以降に持ち越すとともに、前記特別入賞の発生を許容する決定を複数個持ち越すことが可能な決定持越手段(メイン制御部41(内部当選フラグの持越処理))と、前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段(メイン制御部41(不可状態への移行制御))と、前記不可状態において前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果(BAR入賞の組合せ)となったことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段(メイン制御部41(不可状態の解除))と、を備える。
【0083】
本発明の請求項7は、遊技の制御を行うとともに、前記事前決定手段(内部抽選処理)と前記導出制御選択手段(リール制御振分処理)と前記導出制御手段(リール停止処理)とを含むメイン制御手段(メイン制御部41)と、該メイン制御手段から送信された制御情報(コマンド)の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段(サブ制御部91)と、を備え、前記メイン制御手段は、前記導出制御選択手段の選択結果(リール制御テーブル)を特定可能な導出制御情報を前記制御情報として送信する導出制御情報送信手段(コマンドの送信制御)を含み、前記サブ制御手段は、前記導出制御情報により特定される前記導出制御選択手段の選択結果に応じた演出の制御を行う。
【0084】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0085】
請求項1項の発明によれば、事前決定手段により特定の決定がなされて第1の導出制御よりも選択比率の低い第2の導出制御が選択されたにも関わらず、第1の表示結果よりも遊技者にとって有利な第2の表示結果を導出させることができなかったときには、それ以後のゲームにおいて第2の表示結果が導出されるまで事前決定手段により特定の決定がなされたときに第2の導出制御が他の導出制御よりも高い割合で選択される。すなわち第2の表示結果を導出させることができない場合でも、特定の決定がなされたときには第2の表示結果が導出されるまで第2の表示結果を導出させる機会が与えられるため、遊技者の期待感が損なわれてしまうことを防止できる。
【0086】
請求項2項の発明によれば、第2の表示結果の出現率が相対的に低くなることで第2の表示結果の希少性が高まるため、第2の表示結果が導出されたときの遊技者の満足感を高めることができる。
【0087】
請求項3項の発明によれば、第1の表示結果となったときでも遊技用価値が付与されるので興趣を高められるうえに、第2の表示結果となったときには第1の表示結果となることで付与される遊技用価値よりも大きい遊技用価値が付与されるため、更に興趣を高めることができる。
【0088】
請求項4項の発明によれば、事前決定手段による特定の決定を次ゲーム以降に持ち越せる場合に比較して射幸性を抑制することができる。
【0089】
請求項5項の発明によれば、第2の表示結果となったことを契機として報知遊技状態が発生するため、報知遊技状態の発生契機を分かりやすくできる。
【0090】
請求項6項の発明によれば、第2の表示結果となったことを契機として不可状態が解除されるため、不可状態が解除される契機を分かりやすくできる。
【0091】
請求項7項の発明によれば、サブ制御手段側で導出制御選択手段の選択結果、すなわち導出制御選択手段により選択された導出制御に応じてそれに適した演出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。
【図2】本実施例のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図3】リールの図柄配列を示す図である。
【図4】通常遊技状態において入賞の対象となる図柄の組合せ等を示す図である。
【図5】通常遊技状態におけるリール制御テーブルの制御内容を示す図である。
【図6】通常遊技状態におけるリール制御振分処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図7】サブ制御部が備える演出パターンテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
51 液晶表示器
55 リールランプ
91 サブ制御部

Claims (7)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに、前記可変表示装置の表示結果として第1の表示結果を導出させることが可能な第1の導出制御及び前記第1の表示結果よりも遊技者にとって有利な第2の表示結果を導出させることが可能であり前記第1の導出制御よりも選択比率の低い第2の導出制御を含む複数の導出制御から当該ゲームおける前記可変表示装置の導出制御を選択する導出制御選択手段と、
    前記導出制御選択手段により選択された導出制御に基づいて前記可変表示装置に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
    を備え、
    前記導出制御選択手段は、前記第2の導出制御を選択し、かつ前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果とならなかったときに、それ以後のゲームにおいて前記事前決定手段により特定の決定がなされたときに前記第2の表示結果となるまで前記第2の導出制御を該第2の導出制御以外の導出制御よりも高い選択比率で選択する導出制御再選択手段を含むことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記導出制御選択手段は、前記複数の導出制御のうち前記第2の導出制御を最も低い選択比率にて選択する請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記可変表示装置の表示結果に応じた大きさの遊技用価値を付与する価値付与手段を備え、
    前記価値付与手段は、前記第1の表示結果となったときに該第1の表示結果に応じた大きさの遊技用価値を付与するとともに、前記第2の表示結果となったときに前記第1の表示結果に応じて付与する遊技用価値よりも大きい遊技用価値を付与する請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記事前決定手段による特定の決定は、該特定の決定がなされたゲームにおいてのみ有効である請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための導出操作手段と、
    前記事前決定手段により、所定の導出条件が満たされることで発生する報知対象入賞の発生を許容する決定がなされたときに、該所定の導出条件を満たす前記導出操作手段の操作手順を報知する導出条件報知手段と、
    前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果となったことを契機として前記導出条件報知手段による報知が行われる報知遊技状態を発生させる報知遊技状態発生手段と、
    を備える請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 前記事前決定手段により前記入賞のうち遊技者にとって有利な特別入賞の発生を許容する決定がなされて該特別入賞が発生しないときに、当該特別入賞の発生を許容する決定を次ゲーム以降に持ち越すとともに、前記特別入賞の発生を許容する決定を複数個持ち越すことが可能な決定持越手段と、
    前記特別入賞の発生を許容する決定がなされたときに、前記特別入賞の発生が不可能または困難な不可状態に制御する不可状態制御手段と、
    前記不可状態において前記可変表示装置の表示結果が前記第2の表示結果となったことを契機として該不可状態を解除し、前記特別入賞の発生が可能または容易な可状態とする不可状態解除手段と、
    を備える請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
  7. 遊技の制御を行うとともに、前記事前決定手段と前記導出制御選択手段と前記導出制御手段とを含むメイン制御手段と、
    該メイン制御手段から送信された制御情報の受信に基づき演出の制御を行うサブ制御手段と、
    を備え、
    前記メイン制御手段は、前記導出制御選択手段の選択結果を特定可能な導出制御情報を前記制御情報として送信する導出制御情報送信手段を含み、
    前記サブ制御手段は、前記導出制御情報により特定される前記導出制御選択手段の選択結果に応じた演出の制御を行う請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。
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