JP4381503B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧皿を交換可能とした化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の化粧料容器としては特開平8−52025号公報に開示されるものが存在し、化粧料を詰めた化粧皿を容器本体に対して脱着可能として、1つのコンパクトで複数種類の化粧料の交換が可能となっている。
【0003】
このコンパクトでは、有底短筒状に形成された本体内には、仕切り壁片によって化粧皿を収納する中皿収納部が区画形成されるとともに、本体は蝶番結合される蓋体により開閉されるようになっている。そして、中皿収納部内周には前記仕切り壁片の一方側面に係止片が突設され、かつ、この一方側面に対向する一方側側壁に弾片等の可撓片が横設状に形成されるとともに、この一方側側壁の両端の角部内周面に係止突片が突設される。この弾片は、コ字状のスリットにより一方側側壁から可撓可能に形成されて弾発力を備えており、その先端部に突き当たり片が突設される。
【0004】
一方、前記化粧皿の外周面には、前記係止片が係止する係止溝が、また前記係止突片が係止する係止凹部がそれぞれ設けられる。そして、化粧皿の装着時には前記係止溝に係止片を係止させるとともに、係止凹部に係止突片を係止させた状態で、一方側外周面に前記弾片の突き当たり片が押接されるようになっている。このように突き当たり片が化粧皿の一方側外周面に押接されることにより、化粧皿は仕切り壁片方向に押圧されてガタ付きが防止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の化粧皿を脱着可能としたコンパクトにあっては、化粧皿のガタ付きを防止する弾片等の可撓片は、上述したようにコ字状のスリットにより一方側側壁に形成されたものであり、この弾片の付け根部分を支点とし、かつスリットで切り欠かれた先端部を自由端部としてたわみ変形される。このとき、弾片を連結する一方側側壁は本体の周壁を構成するために高い剛性を備えるので、弾片の先端部の弾発力はこれの付け根部分の剛性のみによって決定される。
【0006】
従って、化粧皿の着脱時やコンパクトを落とした場合には、化粧皿の外周面で弾片の先端部の突き当たり片が押圧されて先端部がたわみ変形されるが、このたわみ変形による応力が弾片の付け根部分の一箇所に集中することになる。このため、弾片の付け根部分に亀裂が入るなどして破損し易く、延いてはコンパクトの耐久性が低下されてしまうというおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、弾発力をもった可撓片を形成した壁面に変形機能を付加して、化粧皿の着脱時等にあってこの可撓片がたわみ変形される際の応力を分散させることにより、可撓片の破壊強度を高めるようにした化粧料容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は、容器本体と、この容器本体に開閉自在に蝶着される蓋体とを備え、容器本体内に化粧皿を収納するようにした化粧料容器において、前記化粧皿の外周に係合溝を形成し、前記容器本体の化粧皿収納部の第1内面に、前記化粧皿の係合溝に係合可能な第1係合突起を形成するとともに、該第1内面に対向する化粧皿収納部の第2内面に、上下方向に延びる縦スリットを両側に形成して下端を自由端とする可撓可能な複数の爪を形成し、これら爪の下端部内面に、前記化粧皿の係合溝に係合可能な第2係合突起を形成するとともに、これら爪間の第2内面を、下端を自由端として前記爪より大きなバネ力をもって可撓可能な保持壁とし、この保持壁の内面に、前記第2係合突起より少ない突出量に設定されて前記化粧皿を第1係合突起方向に押圧する凸部を形成し、かつ前記第2内面の、ともに可撓可能な前記保持壁および前記爪の上方に、それらの形成領域の全幅に亘って横スリットを形成したことを特徴とする。
【0009】
以上の構成により本発明の化粧料容器にあっては、化粧皿を上方から化粧皿収納部に挿入することにより、化粧皿の下端部で可撓機能を備えた爪を押し開きつつこの化粧皿の係合溝が、第1内面に形成した第1係合突起に係合するとともに、前記爪に形成した第2係合突起が係合溝に位置した時点で爪が復帰してこの第2係合突起が係合溝に係合する。このとき、前記爪間の可撓機能を備えた保持壁に形成した凸部で化粧皿が第1係合突起方向に押圧されて、この第1係合突起と前記係合溝との係合状態が保持されるとともに、前記凸部は前記第2係合突起より少ない突出量に設定されているので、この第2係合突起と係合溝との係合状態も保持され、化粧皿の自然離脱が防止される。従って、化粧皿を上方から化粧皿収納部に単に押し込むことによって、係合溝が第1,第2係合突起にそれぞれ係合されて化粧皿の装着が可能となり、化粧皿の装着作業を著しく簡単に行うことができる。次に、前記化粧皿を取り外す際には、化粧皿を第2内面方向に押すことで、この化粧皿で前記凸部を押圧して保持壁をたわませつつ第1係合突起から係合溝を離脱させ、そして、化粧皿の第1係合突起側が上方となるように斜めにしてこの化粧皿を上方に持ち上げて第2係合突起から係合溝を離脱する。
【0010】
ところで、化粧皿を装着する際にこれの下端部で爪を外方に押し開くが、このとき、第2内面の、ともに可撓可能な保持壁および爪の上方に、それらの形成領域の全幅に亘って横スリットが形成されているので、爪を押し開くときの押圧力がこの爪の付け根部分を介して第2内面に伝達された際に、この第2内面の前記横スリットより下方部分はねじれを伴って外方に湾曲される。従って、化粧皿を装着する際に爪を押圧することによって発生する応力は、爪が押し開かれるときの曲げ変形部分と、前記第2内面の湾曲部分とに分散される。このため、爪の曲げ変形部分に応力が集中して破壊されるのを防止し、化粧料容器の耐久性を向上することができる。また、化粧皿を取り外す際に保持壁をたわませるが、この場合にあっても保持壁をたわませる時の押圧力が前記第2内面の横スリットより下方部分に入力されて、保持壁のたわみとともに第2内面がねじれを伴って外方に湾曲され、応力を分散させることができる。このため、保持壁のたわみ変形部分に応力が集中するのを防止できるため、保持壁が破損されるのを防止できる。更に、化粧料容器を落下させて衝撃が入力された場合にも、落としたショックによる化粧皿の移動により保持壁や爪がたわませられるが、この場合にも第2内面の下方部分が湾曲することにより応力を分散させてこれら保持壁および爪の破損を防止でき、化粧料容器の耐久性を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図6は本発明にかかる化粧料容器の一実施形態を示し、図1は化粧皿を取り出して蓋体を開放した状態の化粧料容器の斜視図、図2は蓋体を開放した化粧料容器の平面図、図3は蓋体を閉止した状態の図2中A−A線に対応する断面図、図4は蓋体を閉止した状態の図2中B−B線に対応する断面図、図5は化粧皿の装着状態を示す拡大要部断面図、図6は化粧皿を離脱する状態を示す拡大要部断面図である。
【0012】
本発明の化粧料容器10の基本構成は、容器本体12と、この容器本体12に開閉自在に蝶着される蓋体14とを備え、容器本体12内に化粧皿24を収納するようになっており、前記化粧皿24の外周に係合溝24aを形成し、前記容器本体12の化粧皿収納部20の第1内面20aに、前記化粧皿24の係合溝24aに係合可能な第1係合突起28を形成するとともに、該第1内面20aに対向する化粧皿収納部20の第2内面20bに、上下方向に延びる縦スリット30aを両側に形成して下端を自由端とする可撓可能な複数の爪30を形成し、これら爪30の下端部内面に、前記化粧皿24の係合溝24aに係合可能な第2係合突起32を形成するとともに、これら爪30間の第2内面20bを、下端を自由端として前記爪30より大きなバネ力をもって可撓可能な保持壁34とし、この保持壁34の内面に、前記第2係合突起32より少ない突出量に設定されて前記化粧皿24を第1係合突起28方向に押圧する凸部36を形成し、かつ前記第2内面20bの、ともに可撓可能な前記保持壁34および前記爪30の上方に、それらの形成領域の全幅に亘って横スリット38を形成する。
【0013】
即ち、本実施形態にかかる化粧料容器10は、図1,図2に示すように容器本体12の後方端部(図1中X方向を前方、Y方向を後方とする。)に蓋体14が蝶番16を介して開閉可能に蝶着される。前記容器本体12内は略中央部に設けられる隔壁18によって左右2つの収納部に隔成され、一方(図1中右方)の収納部が化粧皿収納部20として形成され、かつ、他方(図1中左方)の収納部をパフ等を入れる小物入れ22として用いる。そして、前記化粧皿収納部20には、前記容器本体12とは別体に形成される図1に示した化粧皿24が脱着可能に収納される。
【0014】
前記化粧皿24は前記化粧皿収納部20の内周形状に沿って矩形状に形成され、その内部に化粧料26が充填されるとともに、この化粧皿24の前後両側には係合溝24aが形成されている。一方、前記隔壁18の化粧皿収納部20側の第1内面20aには、前記化粧皿24の係合溝24aに係合可能な一対の第1係合突起28,28が形成される。また、前記隔壁18の第1内面20aに対向する化粧皿収納部20の第2内面20bに、前記第1係合突起28,28に対向して一対の爪30,30を形成する。これら爪30,30は前記第2内面20bの下端部を分離して上下方向に延びる縦スリット30aを両側に形成することによって、上端部の付け根部分を中心として可撓可能となっている。そして、前記爪30,30の下端部内面には前記化粧皿24の係合溝24aに係合可能な第2係合突起32,32が形成される。前記隔壁18の中央部には装着した化粧皿24を押圧するための凹設部18aが形成されている。
【0015】
また、前記一対の爪30,30間の第2内面20bの下端部を分離して、保持壁34が形成される。この保持壁34は下端部を自由端として、上端部の付け根部分を中心としてたわみ可能となる。このとき、図3に示すように前記保持壁34の幅W1 を前記爪30の幅W2 より広くして、保持壁34のバネ力が爪30より大きく設定される。前記保持壁34の内面の下端部中央には、前記化粧皿24の装着状態でこの化粧皿24を前記第1係合突起28方向に押圧する凸部36が形成される。この凸部36の突出量は前記第2係合突起32より少なく(図2に示す突出量差δ)設定され、この凸部36で化粧皿24を押圧した状態で第2係合突起32が化粧皿24の係合溝24aに係合した状態が保持される。
【0016】
更に、前記第2内面20bの化粧皿収納部20に面した上端部に、前記保持壁34および前記爪30,30の形成領域の全幅に亘って水平方向に延びる横スリット38が形成される。従って、前記保持壁34および前記爪30の形成領域の第2内面20bは、これの上下端部が分離されることになる。
【0017】
本実施形態の化粧料容器10は、蓋体14の裏面にバニティミラー40が取付けられるとともに、図4に示すように蓋体14の先端部中央に突設したフック42が、容器本体12の前端部中央に形成した突起44に係止されることにより、蓋体14の閉止状態が保持されるようになっている。また、蓋体14を開放する際には、前記フック42を押し上げて突起44との係止を解除するようになっている。
【0018】
以上の構成により本実施形態の化粧料容器10にあっては、化粧皿24を装着する際には、この化粧皿24を上方から化粧皿収納部20に挿入することにより、この化粧皿24の下端部が第2係合突起32に当接し、この当接した状態から更に化粧皿24を押し込むことにより、一対の爪30,30を押し開きつつ化粧皿24の係合溝24aが、図5に示すように第1内面20aに形成した一対の第1係合突起28,28に係合する。これととともに前記爪30,30に形成した第2係合突起32,32が係合溝24aに位置した時点で、爪30,30が復帰してこの第2係合突起32,32が係合溝24aに係合する。このように第1,第2係合突起28,30が係合溝24aに係合されることにより、化粧皿24の離脱が防止されて装着が完了される。
【0019】
このとき、同図に示したように前記爪30,30間の保持壁34に形成した凸部36で化粧皿24が第1係合突起28,28方向に押圧されて、この第1係合突起28,28と前記係合溝24aとの係合状態が保持される。また、前記凸部36は前記第2係合突起32,32より少ない突出量に設定されているので、この第2係合突起32,32と係合溝24aとの係合状態も保持され、化粧皿の離脱が確実に防止される。従って、本実施形態では化粧皿24を上方から化粧皿収納部20に単に押し込むことによって、係合溝24aが第1,第2係合突起28,32にそれぞれ係合されて化粧皿24の装着が可能となり、化粧皿24の装着作業を著しく簡単に行うことができる。
【0020】
次に、前記化粧皿24を化粧皿収納部20から取り外す際には、隔壁18の凹設部18aから指を差し込んで化粧皿24を第2内面20bに押圧して移動することにより、図6に示すように化粧皿24で前記凸部36を押圧して保持壁34をたわませつつ第1係合突起28,28から係合溝24aを離脱させる。そして、化粧皿24の第1係合突起28,28側が上方となるように斜めにして化粧皿24を上方に持ち上げて、第2係合突起32から係合溝24aを離脱することになる。
【0021】
ところで、上述したように化粧皿24を装着する際にこれの下端部で爪30,30を外方に押し開くが、このとき、第2内面20bの上端部に保持壁34および爪30,30の形成領域の全幅に亘って横スリット38が形成されているため、この第2内面20bは横スリット38より下方部分が上下で分離された状態となり、この上下分離された第2内面20bは両側部分のみで連結支持されている。このため、爪30,30を押し開くときの押圧力がこの爪30,30の付け根部分を介して第2内面20bに伝達されると、この第2内面20bの前記横スリット38より下方部分は、これの両端部の連結部分を基点として中央部が外方に突出するように湾曲される。
【0022】
また、前記第2内面20bが湾曲されるとき、化粧皿24で第2係合突起32,32を押圧した際に、爪30,30の下端部に発生するモーメントが第2内面20bに同時に入力されるため、この第2内面20bは上方部分に比較して下方部分が大きく外方に移動するねじれ変形が伴うことになる。従って、化粧皿24を装着する際に爪30,30を押圧することによって発生する応力は、爪30,30が押し開かれるときの曲げ変形部分と、前記第2内面20bの湾曲変形部分およびねじれ変形部分とに分散される。このため、爪30,30の曲げ変形部分、つまり爪30,30の付け根部分に応力が集中して破壊されるのを防止し、化粧料容器10の耐久性を向上することができる。
【0023】
また、化粧皿24を取り外す際に保持壁34をたわませるが、この場合にあっても保持壁34をたわませる時の押圧力が前記第2内面20bの横スリット38より下方部分に入力されて、保持壁34のたわみとともに第2内面20bがねじれを伴って外方に湾曲され、保持壁34に入力される応力を分散させることができる。このため、保持壁34のたわみ変形部分に応力が集中するのを防止できるため保持壁34が破損されるのを防止して、化粧料容器10の耐久性を向上することができる。
【0024】
更に、化粧料容器10を落下させて衝撃が入力された場合には、ショックによる化粧皿24の移動により保持壁34や爪30,30を押圧してたわませるが、このように保持壁34や爪30,30がたわみ変形されると、前記化粧皿24の取り外し時と同様に第2内面20bの下方部分が湾曲することにより応力を分散させて保持壁34および爪30,30の破損を防止でき、化粧料容器10の耐久性を向上することができる。
【0025】
図7から図9は他の実施形態を示す化粧料容器10を示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。図7は化粧皿を取り出して蓋体を開放した状態の化粧料容器の斜視図、図8は図3に対応した断面図、図9は図4に対応した断面図である。
【0026】
即ち、この実施形態の化粧料容器10は、横スリット38を第2内面20bの上端面に形成したもので、この横スリット38は第2内面20bの化粧皿収納部20側端面からこの第2内面20bの肉厚分だけ後方に寄った位置に形成される。勿論、この実施形態の横スリット38は、保持壁34および爪30,30の形成領域の全幅に亘って形成される。
【0027】
従って、この実施形態にあっても、上記実施形態に示したように横スリット38を第2内面20bの化粧皿収納部20に面した上端部に形成した場合と同様に、化粧皿24の着脱時および化粧料容器10の落下時に、第2内面20bは横スリット38aおよび分離された下端部との間でねじれを伴って湾曲して応力を分散できるため、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
【0028】
ところで、前記各実施形態に示した横スリット38は水平方向に直線状に形成した場合を開示したが、これに限ることなく横スリット38は波形や鋸歯形若しくは山形等自由な形状として形成することができ、また、傾斜させて形成することもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の化粧料容器にあっては、化粧皿は、第2内面に形成した爪のたわみ変形を伴って容器本体の化粧皿収納部に装着されるとともに、該第2内面に設けた保持壁のたわみ変形を伴って化粧皿収納部から取り外されるようになっており、かつ第2内面の、ともにたわみ変形する保持壁および爪の上方に、それらの形成領域の全幅に亘って横スリットが形成されているので、化粧皿の脱着時や化粧料容器を落下させた場合に、爪または保持壁のたわみ変形部分に応力が集中することなく、第2内面の前記横スリットより下方部分のねじれを伴う湾曲変形により応力を分散して爪および保持壁の破損を防止することができ、化粧料容器の耐久性を高めることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す化粧皿を取り出して蓋体を開放した状態の化粧料容器の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す蓋体を開放した化粧料容器の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す蓋体を閉止した状態の図2中A−A線に対応する断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す蓋体を閉止した状態の図2中B−B線に対応する断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す化粧皿の装着状態の拡大要部断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す化粧皿を離脱する状態の拡大要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す化粧皿を取り出して蓋体を開放した状態の化粧料容器の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す図3に対応した断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す図4に対応した断面図である。
【符号の説明】
10 化粧料容器 12 容器本体
14 蓋体 16 蝶番
20 化粧皿収納部 20a 第1内面
20b 第2内面 24 化粧皿
24a 係合溝 26 化粧料
28 第1係合突起 30 爪
32 第2係合突起 34 保持壁
36 凸部 38 横スリット

Claims (1)

  1. 容器本体と、この容器本体に開閉自在に蝶着される蓋体とを備え、容器本体内に化粧皿を収納するようにした化粧料容器において、
    前記化粧皿の外周に係合溝を形成し、前記容器本体の化粧皿収納部の第1内面に、前記化粧皿の係合溝に係合可能な第1係合突起を形成するとともに、該第1内面に対向する化粧皿収納部の第2内面に、上下方向に延びる縦スリットを両側に形成して下端を自由端とする可撓可能な複数の爪を形成し、これら爪の下端部内面に、前記化粧皿の係合溝に係合可能な第2係合突起を形成するとともに、これら爪間の第2内面を、下端を自由端として前記爪より大きなバネ力をもって可撓可能な保持壁とし、この保持壁の内面に、前記第2係合突起より少ない突出量に設定されて前記化粧皿を第1係合突起方向に押圧する凸部を形成し、かつ前記第2内面の、ともに可撓可能な前記保持壁および前記爪の上方に、それらの形成領域の全幅に亘って横スリットを形成したことを特徴とする化粧料容器。
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