JP4380461B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、装置の動作状態の異常等を検知する機能を有する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像形成装置においては、外部からの操作に基づいて、この画像形成装置の動作モードを、被記録媒体に画像形成を行う画像形成モードと、この画像形成装置を構成する各構成要素の自己診断を行なう自己診断モードとの切り替えを行なうよう構成されている。
実開平6−87963号公報
しかしながら、上記画像形成装置よれば、外部操作に基づいて動作モードを切り替えるよう構成されているので、この画像形成装置の使用者が誤った外部操作を行なった場合には、使用者の意図に反して動作モードが切り替わってしまうという問題点があった。そのため、偶然による動作モードの移行が行なわれてしまわないように、外部操作の順序や組み合わせを複雑にすることにより対応していたが、このような対応では、自己診断モードへの移行操作が煩雑になってしまうという不具合もあった。
そこで、このような問題点を鑑み、操作の煩雑化を招くことなく、各構成要素の自己診断を行なう自己診断機能を有する画像形成装置において、使用者の誤操作により動作モードが切り替わってしまうことを防止できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するため成された請求項1に記載の発明は、感光体の表面を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電された感光体に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、前記現像剤により現像された可視像を被記録媒体に転写する転写手段と、を利用して画像形成動作を行う画像形成装置画像形成装置であって、画像形成装置は、検査用カートリッジを着脱可能に構成されており、前記帯電手段、前記現像手段、および前記転写手段の少なくとも何れか1つの手段を駆動対象手段として駆動する駆動手段と、前記検査用カートリッジが画像形成装置に装着されたか否かに基づいて、画像形成装置の動作モードを、前記画像形成動作を行う通常モードから画像形成装置の状態を自ら診断する自己診断モードに切り替える切替手段と、前記切替手段により画像形成装置の動作モードが自己診断モードに切り替えられると、前記駆動手段に自己診断用の駆動指令を出力することで、前記駆動手段に対して駆動対象手段を駆動させる駆動指令手段と、前記駆動指令手段からの駆動指令に基づく前記駆動手段の動作状態が、正常であるか否かを診断する診断手段と、を備えたことを特徴としている。
すなわち、切替手段は、検査用カートリッジが画像形成装置に装着されたか否かに基づいて、画像形成装置の動作モードを、画像形成動作を行う通常モードから画像形成装置の状態を自ら診断する自己診断モードに切り替え、診断手段は、駆動指令手段からの駆動指令に基づく駆動手段の動作状態が、正常であるか否かを診断する。
従って、このような画像形成装置によれば、検査用カートリッジが装着されたか否かで動作モードを切り替えることができるので、使用者による誤操作を防止することができる。また、面倒な外部操作や指令入力をする手間を省くことができる。
また、請求項1に記載の画像形成装置においては、駆動対象手段の少なくとも1つを備えた画像形成用カートリッジを着脱可能に構成されており、駆動手段は、画像形成装置の本体に備えられ、画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されたときに、画像形成用カートリッジに備えられた駆動対象手段と通電可能になるよう構成されている。
このような画像形成装置によれば、診断モードにおいて、画像形成用カートリッジと画像形成装置本体との接点における電気的接続の良し悪しを診断することができる。
さらに、請求項1に記載の画像形成装置において、画像形成用カートリッジに換えて、検査用カートリッジが装着可能に構成されており、画像形成装置に装着されたカートリッジの種類を識別する識別手段を備えている。そして、切替手段は、識別手段により、検査用カートリッジが装着されていると識別された場合には、自己診断モードを選択し、画像形成用カートリッジが装着されていると識別された場合には、通常モードを選択する。
従って、このような画像形成装置によれば、駆動対象手段のうち画像形成用カートリッジに搭載された手段の代わりに、検査用カートリッジが装着された状態で自己診断モードを実行することができるので、画像形成用カートリッジが装着されているときにはできない診断(例えば、より高電圧を出力する診断など)を行うことができる。
また、検査用カートリッジが装着されたときのみ自己診断モードを選択するので、この画像形成装置の量産現場で検査を実施する際等、複数の画像形成装置が存在する場合に、この検査用カートリッジを複数の画像形成装置に使い回しすることができる。
なお、検査用カートリッジには、画像形成用カートリッジに備えられた駆動対象手段を備えている必要はない。つまり、検査用カートリッジが装着されているときには、被記録媒体に画像を形成できない構成としてもよい。
加えて、請求項1に記載の画像形成装置において、検査用カートリッジは、請求項2に記載のように、画像形成用カートリッジに備えられた駆動対象手段の電気抵抗よりも、抵抗値が小さくなるよう設定されていることが好ましい。
このような画像形成装置によれば、検査用に多くの電流を流し易くすることができるので、通電テストを行なうときには、検査の感度を向上させることができる。
また、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、請求項3に記載のように、検査用カートリッジは、画像形成用カートリッジとは異なる内部状態を有し、識別手段は、画像形成装置に装着されたカートリッジの内部状態を検知することにより、カートリッジの種類を識別することが望ましい。
このような画像形成装置によれば、識別手段によりカートリッジの種類毎に異なる内部状態を検知することができるので、確実にカートリッジの種類を判定することができる。
さらに請求項3に記載の画像形成装置において、請求項4に記載のように、識別手段は、画像形成装置に装着されたカートリッジが新品であるか否かを検知する新品検知手段と、画像形成装置に装着されたカートリッジに現像剤が充填されているか否かを検知する現像剤検知手段と、を備え、新品検知手段によりカートリッジが新品であると検知され、且つ、現像剤検知手段によりカートリッジに現像剤が充填されていないと検知されたときに、検査用カートリッジが装着されたものと判断し、画像形成用カートリッジは、新品検知手段および現像剤検知手段によりこのカートリッジの内部状態が検知されたときに、このカートリッジの使用状態に応じた検知結果が検知され、検査用カートリッジは、新品検知手段および現像剤検知手段によりこのカートリッジの内部状態が検知されたときに、このカートリッジの使用状態に拘らず、このカートリッジが新品であり、且つこのカートリッジに現像剤が充填されていない旨の検知結果が検知されるよう構成されていることが望ましい。
つまり、この画像形成装置では、画像形成用カートリッジの内部状態を検知する新品検知手段と、現像剤検知手段とによる検知結果に基づいて、装着されたカートリッジの種類を判別するのである。
従って、このような画像形成装置によれば、画像形成用カートリッジの内部状態を検知する新品検知手段と、現像剤検知手段とを、カートリッジの種類を識別するための手段に使用しているので、カートリッジを識別するための手段を新たに設けることなく、カートリッジの種類を識別することができる。
次に、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、識別手段は、請求項3に記載のように、カートリッジの内部状態を検知するよう構成してもよいが、識別手段は、請求項5に記載のように、画像形成用カートリッジおよび検査用カートリッジのうちの一方が画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化する第1カートリッジ検知手段と、画像形成用カートリッジおよび検査用カートリッジのうちの少なくとも他方が画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化する第2カートリッジ検知手段と、を備え、各カートリッジ検知手段による検知結果に基づいて、画像形成装置に装着されたカートリッジの種類を識別するよう構成してもよい。
このような画像形成装置によれば、各カートリッジの形状をカートリッジの種類毎に変更するだけで各カートリッジ検知手段によりカートリッジの種類を判別することができるので、より簡単な構成でカートリッジの種類を識別することができる。
また、請求項5に記載の画像形成装置において、請求項6に記載のように、各カートリッジ検知手段は、被記録媒体の搬送経路上に配置され、被記録媒体が搬送経路上のある位置を通過したときに、検知状態が変化することにより被記録媒体の位置を検知可能に構成され、第1カートリッジ検知手段は、第2カートリッジ検知手段よりも被記録媒体の搬送方向に対して下流側に配置されていると共に、画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化するよう構成されており、識別手段は、第2カートリッジ検知手段による検知状態が変化することなく、第1カートリッジ検知手段による検知状態が変化した場合に、画像形成装置に装着されたカートリッジの種類が検査用カートリッジであると識別することが望ましい。
このような画像形成装置によれば、各カートリッジ検知手段を被記録媒体の位置を検知する手段としても使用しているので、被記録媒体の位置を検知する手段を新たに設けることなく、被記録媒体の位置を検知することができる。
次に、請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置において、請求項7に記載のように、駆動手段は、駆動対象手段に対して駆動用の電圧を印加する電圧印加手段を備え、駆動指令手段は、自己診断用の駆動指令として、通常モードの時には出力しない大きさの電圧を電圧印加手段から出力させるための駆動指令を出力することが望ましい。
また、請求項7に記載の画像形成装置において、駆動手段は複数の駆動対象手段の駆動を行う場合には、駆動指令手段は、請求項8に記載のように、電圧印加手段が各駆動対象手段に対して出力する電圧が、通常モードの時には出力しない組み合わせの電圧となるような駆動指令を、電圧印加手段に出力することが望ましい。
具体的には、駆動指令手段は、例えば、電圧印加手段に、画像形成装置の動作モードが通常モードのときには出力しないような高電圧を発生させたり、駆動手段が複数の駆動対象手段の駆動を行う場合には、ある駆動対象手段に対する出力を通常モードのときには使用しない一定電位に固定しながら、他の駆動対象手段に対する出力を発生させたりする。
従って、このような画像形成装置によれば、通常モードのときには使用しない電圧を出力して診断をすることができるので、診断手段により測定し易い条件で、診断を行うことができる。このため、診断手段による測定精度を向上させることができる。
さらに、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置においては、診断手段による診断結果を画像形成装置の内部に記憶しておき、外部装置によりこの診断結果を取得するよう構成してもよいが、請求項9に記載のように、診断手段による診断結果を外部に報知する報知手段を備えていることが望ましい。
このような画像形成装置によれば、外部装置を用いることなく診断結果を報知することができる。
また、請求項1〜請求項9の何れかに記載の画像形成装置においては、請求項10に記載のように、診断手段による診断結果を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された診断結果を外部に送信する送信手段と、を備えていることが望ましい。
このような画像形成装置によれば、送信手段により送信された診断結果を外部で確認することができるので、診断結果に対する幅広い対処を行うことができる。また、この診断結果を多数集めることが容易になるので、診断結果の統計を取ることを容易に行うことができる。
また、請求項1〜請求項10の何れかに記載の画像形成装置において、感光体の表面をクリーニングするためのクリーニング手段を備えている場合には、請求項11に記載のように、駆動対象手段には、クリーニング手段が含まれていることが望ましい。
このような画像形成装置によれば、動作モードが自己診断モードのときに、クリーニング手段についても自己診断を行うことができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、実施例1におけるレーザプリンタ1を示す斜視図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、給紙トレイ6と、排紙トレイ128と、通気孔132a,132bと、レーザプリンタ1の状態を表示する表示部130(本発明でいう報知手段)と、レーザプリンタ1の動作設定等を行う操作部131と、レーザプリンタ1の電源スイッチ133と、を備えている。
給紙トレイ6は、本体フレーム2内の底部に着脱可能に装着されており、この中に用紙3(本発明でいう被記録媒体:図2参照)を積層して収納するために用いられる。
また、排紙トレイ128は、レーザプリンタ1により画像形成され、排出された用紙3を保持するために用いられる。
そして、通気孔132a,132bは、本体フレーム2内の熱を放出し易くするためのものであり、多数の長孔により構成されている。
また、本体フレーム2の背面側(図1の紙面に対して奥側)の面には、パーソナルコンピュータ等の外部装置とこのレーザプリンタ1とを接続するためのネットワークインターフェイス154(図13参照)が配置されている。このネットワークインターフェイス154には、例えば、LANケーブル、USBケーブルのほか、IEEE1394規格のケーブル等が接続可能に構成されている。
次に、本体フレーム2の内部について図2を用いて説明する。図2は、レーザプリンタ1の要部側断面図である。
図2において、このレーザプリンタ1は、非磁性1成分の現像方式によって画像を形成する電子写真方式のレーザプリンタである。このレーザプリンタ1は、本体フレーム2内において、用紙3を給紙するためのフィーダ部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5を備えている。
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一端側端部(以下、この一端側を前側、その反対側を後側とする。)に設けられる給紙機構部7と、給紙機構部7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる搬送ローラ8、9および10と、これら搬送ローラ8、9および10に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ11とを備えている。
給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容可能な上面が開放されたボックス形状をなし、本体フレーム2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。この給紙トレイ6内には、用紙押圧板12が設けられている。用紙押圧板12は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙機構部7に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙機構部7に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされる。用紙押圧板12の下方には、図示しないバネが配置され、そのバネによって用紙押圧板12が上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板12は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、バネの付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙機構部7は、給紙ローラ13と、その給紙ローラ13に対向する分離パッド14と、分離パッド14の裏側に配置されるバネ15とを備えている。給紙機構部7では、バネ15の付勢力によって、分離パッド14が給紙ローラ13に向かって押圧されている。
そして、用紙押圧板12がバネによって上方に付勢されると、用紙押圧板12上の最上位にある用紙3は、給紙ローラ13に向かって押圧される。給紙ローラ13の回転によって用紙3の先端は、給紙ローラ13と分離パッド14とで挟まれ、給紙ローラ13と分離パッド14との協動により、用紙3が1枚毎に分離される。分離された用紙3は、搬送ローラ8、9および10によってレジストローラ11に送られる。
レジストローラ11は、1対のローラから構成されており、用紙3の斜行を矯正して、画像形成位置(後述する感光体ドラム99と転写ローラ101との接触部分)に送るようにしている。
また、レジストローラ11は、給紙ローラ13の近傍に配置された検知部140による用紙3の検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が後述する制御装置150(図13参照)により制御される。
また、用紙3の搬送経路において、レジストローラ11と画像形成位置との間の位置にも検知部141が配置されている。この検知部141においても、前述の検知部140と同様に、用紙3を検知するよう設定されている。
また、検知部140および141は、機械式のものであり、検知部140および141を構成するレバー142は用紙3と接触し、用紙3に押されると、用紙3が接触する前の所定の位置から変位するよう構成されている。この検知部140および141については、後に詳述する。
なお、このレーザプリンタ1のフィーダ部4は、さらに、任意のサイズの用紙3を積層可能とするマルチパーパストレイ16と、マルチパーパストレイ16に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ17と、そのマルチパーパス給紙ローラ17に対向するマルチパーパス分離パッド18とを備えている。マルチパーパストレイ16は、後述する前カバー32内に折り畳まれた状態で収容されている。
画像形成部5は、スキャナ部20(本発明でいう露光手段)、プロセスカートリッジ21(本発明でいう画像形成用カートリッジ)および定着部22を備えている。
スキャナ部20は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー23、レンズ24および25、反射鏡26、27および28を備えている。
画像データに基づいて変調され、レーザ発光部から発光されるレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー23、レンズ24、反射鏡26および27、レンズ25、反射鏡28の順に通過あるいは反射して、後述するプロセスカートリッジ21の感光体ドラム99の表面に照射される。
プロセスカートリッジ21は、スキャナ部20の下方に設けられ、本体フレーム2に対して着脱自在に装着されている。また、プロセスカートリッジ21に換えて、検査用カートリッジ180(図15参照)も脱着自在に構成されている。すなわち、検査用カートリッジ180は、プロセスカートリッジ21と比較して、ほとんど同一形状に形成されている。ただし、この検査用カートリッジ180の内部構造は、プロセスカートリッジ21の内部構造とは全く異なり、感光体ドラム99や転写ローラ101等は設けられておらず、後述するように抵抗180a〜180dのみを備えている。
ここでは、まず、プロセスカートリッジ21が装着されたレーザプリンタ1について詳述し、後に検査用カートリッジ180について説明することとする。
本体フレーム2は、プロセスカートリッジ21を収容するための本体収容部30と、プロセスカートリッジ21を本体フレーム2に対して着脱させるための本体収容部30へ通じる開口31と、開口31を被覆または開放するための前カバー32とを備えている。
本体収容部30は、スキャナ部20の下方において、プロセスカートリッジ21を収容できる空間として設けられている。開口31は、本体収容部30から前カバー32に至る通路として形成されている。また、前カバー32は、本体フレーム2の前側の前面および上面にわたって設けられている。この前カバー32は、閉位置と開位置との間を揺動して、開位置において開口31を開放し、閉位置において開口31を被覆する。
そして、プロセスカートリッジ21は、前カバー32を開位置に位置させた状態で、開口31を介して、本体収容部30に対して着脱される。
プロセスカートリッジ21は、図3に示すように、本体フレーム2に対して着脱されるドラムカートリッジ33と、ドラムカートリッジ33に着脱自在に収容される現像カートリッジ34とを備えている。
現像カートリッジ34は、図2に示すように、筐体35、その筐体35内に設けられるアジテータ36、供給ローラ37、現像ローラ38(本発明でいう現像手段)および層厚規制ブレード39を備えている。
筐体35は、前壁42と、前壁42の下端部から後方に湾曲する底壁43と、底壁43の後端部から後方に延びる下壁44と、下壁44の上方に形成されるブレード支持壁45とを備えている。
これら前壁42、底壁43、下壁44およびブレード支持壁45と、これらの幅方向(前後方向と直交する方向であって筐体35の幅方向、以下同じ。)両側に設けられる両側壁46および47とが、一体成形されている。また、下壁44、ブレード支持壁45、両側壁46および47で形成される筐体35の後側は、後述する現像ローラ38の後側の一部が露出するように開口されている。
そして、この筐体35は、前側において、前壁42、底壁43、および、両側壁46および47で囲まれる空間が、トナー収容室40として形成されている。また、後側において、下壁44、ブレード支持壁45および両側壁46および47で囲まれる空間が現像室41として形成されている。
また、筐体35は、この筐体35の上方開口部を被覆する上カバー48を備えている。この上カバー48は、筐体35とは別部材として形成されており、筐体35の上方開口部を被覆する上板49と、上板49における後端部側から下方に向かって延びる上側仕切板50とが、一体形成されている。
トナー収容室40には、トナーが収容されている。トナーとしては、正帯電性の非磁性1成分のトナーであって、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体に代表される重合性単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。重合トナーは、平均粒径は、約6〜10μm程度の略球形状をなし、流動性が極めて良好である。なお、重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合される。さらに、トナーの流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加される。
また、このトナー収容室40内には、アジテータ36が設けられている。アジテータ36は、可撓性を有するABS樹脂などの樹脂材料からなり、軸51と、軸51に設けられる羽根部材52と、羽根部材52に設けられる可撓性のフィルム部材53と、軸51に設けられるワイパ支持部54とが、一体成形されている。なお、このアジテータ36は、トナー収容室40内において、図2における時計回りにのみ回転されるように設けられている。
軸51は、トナー収容室40の側面視略中央において、筐体35の幅方向に沿って配置され、両側壁46および47の間に架設されている。この軸51は、直径3〜8mmの丸棒状をなし、可撓性を有し、両側壁46および47の間の長さよりも、長く形成されている。そして、一方の側壁46側における軸51の一方端部は、一方の側壁46を貫通して、トナー収容室40の外側に突出しており、一方の側壁46において回転可能に支持されている。また、他方の側壁47側における軸51の他方端部は、トナー収容室40内における他方の側壁47において回転可能に支持されている。
羽根部材52は、各側壁46および47と接触することなく、トナー収容室40におけるアジテータ36の軸方向全域にわたって設けられている。
また、フィルム部材53は、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂フィルムからなり、羽根部材52の長手方向にわたって貼着されている。なお、フィルム部材53は、トナーを攪拌できるように、底壁43と接触して撓む長さとして設定されている。
また、ワイパ支持部54は、軸51の軸方向両端部において、羽根部材52の突出方向と反対方向に突出するように設けられている。各ワイパ支持部54には、次に述べるトナー残量検知用窓56を払拭するためのワイパ部材55がねじ止めされている。なお、各ワイパ部材55は、トナー残量検知用窓56を払拭するために、各側壁46および47と弾性的に接触するように配置されている。
また、このトナー収容室40内の両側壁46および47には、トナー残量検知用窓56が設けられている。
トナー残量検知用窓56は、トナー収容室40の後方下側において、両側壁46および47に、それぞれ対向するように設けられている。また、このトナー残量検知用窓56には、図4に示すように、両側壁46および47における外側表面に、円筒状の光透過部57が設けられている。
ここで、レーザプリンタ1の本体に配置されたトナーセンサ165(本発明でいう現像剤検知手段:図13参照)は、図示しない発光部と受光部とを備え、発光部から射出される光を光透過部57に透過させ、この光が受光部により受光できるか否かに基づいて、トナー収容室40におけるトナーの有無を判定する。すなわち、このレーザプリンタ1(制御装置150)においては、トナーセンサ165の受光部が発光部からの光を検知したときに、トナーなしと判断する。
また、このトナー収容室40の一方の側壁46には、トナー充填口58が設けられている。
トナー充填口58は、一方の側壁46の厚さ方向を貫通する円形状に形成されている。このトナー充填口58には、トナーがトナー収容室40に収容された状態において、キャップ59が被覆されている。
現像室41には、図2に示すように、供給ローラ37、現像ローラ38および層厚規制ブレード39が設けられている。
供給ローラ37は、トナー収容室40の後方において、筐体35の幅方向に沿って設けられ、両側壁46および47において回転可能に支持されている。この供給ローラ37は、アジテータ36の回転方向と逆方向に回転可能に設けられている。供給ローラ37は、金属製のローラ軸に、導電性のウレタンスポンジが被覆されている。
現像ローラ38は、供給ローラ37の後方において、筐体35の幅方向に沿って設けられ、その一部が筐体35の後方に設けられた開口から露出するように、両側壁46および47において回転可能に支持されている。この現像ローラ38は、供給ローラ37の回転方向と同方向に回転可能に設けられている。
現像ローラ38は、金属製のローラ軸の表面に、導電性の弾性材料、カーボン微粒子を含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムを被覆し、その弾性材料の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層を被覆して形成される。また、現像ローラ38のローラ軸には、図示しない電源が接続され、現像時には現像バイアスが印加される。
そして、これら供給ローラ37と現像ローラ38とは、互いに対向配置され、現像ローラ38に対して供給ローラ37がある程度圧縮するような状態で接触されている。供給ローラ37と現像ローラ38とは、それらの対向接触部分において、互いに逆方向に回転する。
層厚規制ブレード39は、供給ローラ37の上方であって、現像ローラ38の回転方向における供給ローラ37との対向位置と感光体ドラム99との対向位置との間において、筐体35のブレード支持壁45に支持されている。
この層厚規制ブレード39は、現像ローラ38の軸方向に沿って現像ローラ38と対向配置されており、板バネ部材61と、その板バネ部材61の先端部に設けられ、現像ローラ38と接触される絶縁性のシリコーンゴムからなる圧接部62とを備えている。層厚規制ブレード39は、板バネ部材61がブレード支持壁45に支持された状態で、圧接部62が板バネ部材61の弾性力によって、現像ローラ38の表面に圧接されている。
また、この現像カートリッジ34には、図5に示すように、アジテータ36、供給ローラ37、現像ローラ38を回転駆動するギヤ機構部63と、図4に示すように、このギヤ機構部63を覆うカバー部材64とが設けられている。
ギヤ機構部63は、図5に示すように、現像カートリッジ34の一方の側壁46の外側壁に設けられており、入力ギヤ65、供給ローラ駆動ギヤ66、現像ローラ駆動ギヤ67、第1中間ギヤ68、第2中間ギヤ69、第3中間ギヤ70、アジテータ駆動ギヤ71および検知ギヤ72を備えている。
入力ギヤ65は、一方の側壁46の外側壁における現像ローラ38とアジテータ36との間において回転可能に設けられている。この入力ギヤ65には、図示しないモータからの動力が入力される。
供給ローラ駆動ギヤ66は、入力ギヤ65の下方において、入力ギヤ65と噛み合う状態で、供給ローラ37のローラ軸の軸端部に設けられている。
現像ローラ駆動ギヤ67は、入力ギヤ65の後方側方において、入力ギヤ65と噛み合う状態で、現像ローラ38のローラ軸の軸端部に設けられている。
第1中間ギヤ68は、入力ギヤ65の前方側方において、入力ギヤ65と噛み合うように一方の側壁46の外側壁に回転可能に設けられている。また、第1中間ギヤ68は、入力ギヤ65と噛み合う外歯と、次に述べる第2中間ギヤ69と噛み合う内歯(図には表れない。)とが、同軸で一体成形される2段ギヤとされている。
第2中間ギヤ69は、第1中間ギヤ68の上方において、第1中間ギヤ68の内歯と噛み合うように一方の側壁46の外側壁に回転可能に設けられている。
第3中間ギヤ70は、第2中間ギヤ69の前方側方において、第2中間ギヤ69の内歯(後述)と噛み合うように一方の側壁46の外側壁に回転可能に設けられている。また、第3中間ギヤ70は、後述する検知ギヤ72と噛み合う外歯と、第2中間ギヤ69と噛み合う内歯(図には表れない。)とが、同軸で一体成形される2段ギヤとされている。
アジテータ駆動ギヤ71は、第3中間ギヤ70の前方斜め下方において、第3中間ギヤ70の内歯と噛み合う状態で、一方の側壁46を貫通して外側に突出しているアジテータ36の軸51の一方端部側に設けられている。
検知ギヤ72は、アジテータ駆動ギヤ71に対して、アジテータ36の軸方向外側であって、アジテータ駆動ギヤ71と幅方向に重なるような状態で、アジテータ36の軸51の端部に設けられている。この検知ギヤ72は、アジテータ36の軸51の回転に従って、一体で回転するように設けられている。
また、この検知ギヤ72は、検知ギヤ本体部73、ガイド部材74、欠歯ギヤ部75、および、当接部材76を備えており、これらは一体成形されている。
検知ギヤ本体部73は、側面視略円形状の側板部77と、側板部77の周端縁からアジテータ駆動ギヤ71に向かって屈曲される略円筒形状の筒部78とが一体成形されている。
側板部77には、その中心部に、側板部77を厚さ方向に貫通する円形状の孔79が設けられている。この孔79には、アジテータ36の軸51の端部が挿入され、この孔79を介して、側板部77が軸51の端部において固定されている。これにより、アジテータ36の軸51の回転に従って、検知ギヤ72が一体的に回転される。また、この孔79には、カバー部材64の後述する支持軸88も挿嵌されている。
筒部78には、その円周方向の一部が切り欠かれた切欠部80が形成されている。
ガイド部材74は、筒部78において、孔79に対して、切欠部80の反対側に設けられている。このガイド部材74は、切欠部80の切欠き幅と略同じ幅の側面視略円弧状をなし、筒部78において、側板部77の径方向外方に膨出するように形成されている。
欠歯ギヤ部75は、その一端部が、筒部78の切欠部80における一端部に連続し、その一端部から筒部78の円周方向に沿って他端部に向かって円弧状に形成されている。この欠歯ギヤ部75は、検知ギヤ72が後述する動力伝達位置にあるときにのみ、第3中間ギヤ70と噛み合う長さで形成されている。なお、欠歯ギヤ部75の他端部は、筒部78の切欠部80における他端部とは連続しない遊端部とされている。
当接部材76は、筒部78の円周方向において、ガイド部材74と欠歯ギヤ部75との間に設けられており、支持部81と、支持部81によって支持される当接部82とを備えている。
支持部81は、筒部78から径方向外方に突出形成されている。
当接部82は、平面視略矩形板状をなし(図6参照)、その一方側端部が、支持部81の遊端部に連続して形成され、その他方側端部が、一方側端部からアジテータ36の軸51の軸方向外側に向かって延びるように形成されている。
そして、この検知ギヤ72は、現像カートリッジ34の一方の側壁46から突出するアジテータ36の軸51の一方端部側において、検知ギヤ72の欠歯ギヤ部75が、第3中間ギヤ70と噛み合わない位置であって、かつ、第3中間ギヤ70に対して軸51の回転方向上流側の新品位置に配置されるように、取り付けられている。
カバー部材64は、図4に示すように、ギヤ機構部63を覆うように、現像カートリッジ34の一方の側壁46の外側壁側に設けられている。このカバー部材64は、入力ギヤ65、供給ローラ駆動ギヤ66、現像ローラ駆動ギヤ67、第1中間ギヤ68、第2中間ギヤ69および第3中間ギヤ70を覆う後側カバー部83と、アジテータ駆動ギヤ71および検知ギヤ72を覆う前側カバー部84とを一体的に備えている。
後側カバー部83は、入力ギヤ65、供給ローラ駆動ギヤ66、現像ローラ駆動ギヤ67、第1中間ギヤ68、第2中間ギヤ69および第3中間ギヤ70の外側に配置される後側板部85と、その後側板部85の周端縁から現像カートリッジ34の一方の側壁46に向かって屈曲される後側脚部86(図6参照)とが一体成形されている。また、後側カバー部83には、入力ギヤ65および現像ローラ駆動ギヤ67の各軸が露出されるように、各軸に対応する軸孔91が形成されている。
前側カバー部84は、アジテータ駆動ギヤ71および検知ギヤ72の外側に配置される側面視略円板形状の円板部87と、その円板部87の周端縁から現像カートリッジ34の一方の側壁46に向かって屈曲される前側脚部89(図6参照)とが一体成形されている。円板部87には、その一端部93が後側上部に配置され、その他端部94が前端下部に配置される円弧状の孔部92が形成されている。
孔部92は、より具体的には、円板部87において、当接部82を露出させ、その移動軌跡に沿った形状として側面視略円弧状に形成されており、孔部92の一端部93は、検知ギヤ72の欠歯ギヤ部75が新品位置にあるときの当接部82の位置に対応し、孔部92の他端部94は、検知ギヤ72の欠歯ギヤ部75が後述する旧品位置にあるときの当接部82の位置に対応するように形成されている。また、この孔部92には、その周囲に沿ったガイド壁95と、ガイド壁95に連続する膨出部97と、抵抗付与部96とが設けられている。
ガイド壁95は、円板部87において、孔部92の周囲を覆い、当接部82の移動軌跡に沿って、当接部82をガイドするように設けられている。このガイド壁95は、孔部92の一端部93側から他端部94側の次に述べる膨出部97に至るまでの間にわたって、当接部82が円板部87から外側に向かって所定長さ(円板部87から外側に露出する当接部82の遊端部までの長さ)露出するように、当接部82の突出方向と同方向に突出するように形成されている(図6参照)。また、ガイド壁95には、孔部92の他端部94側において、膨出部97が設けられている。
膨出部97は、孔部92の他端部94側のガイド壁95において、側面視略U字状に形成されている。また、膨出部97は、図6に示すように、所定の長さだけ円板部87から外側に露出する当接部82の長さと略等しい長さとして、設けられている。
抵抗付与部96は、図4に示すように、孔部92の上側周縁部において、孔部92の一端部93近傍と他端部94近傍との間において、孔部92の内側に向かってやや膨出するように形成されている。この抵抗付与部96は、当接部82の移動時に当接部82に抵抗を付与しうるように、孔部92の開口幅を規制している。
また、円板部87には、その中心において、現像カートリッジ34の一方の側壁46に対向する内側壁に、検知ギヤ72を支持する支持軸88が設けられている。
この支持軸88は、検知ギヤ72の孔79に挿嵌され、検知ギヤ72を回転可能に支持している。
前側脚部89は、円板部87の周端縁から現像カートリッジ34の一方の側壁46に向かって、アジテータ駆動ギヤ71および検知ギヤ72を覆うように屈曲形成されている(図6参照)。この前側脚部89は、検知ギヤ72が、アジテータ36の軸51の回転に従って、一体に回転されるときに、検知ギヤ72のガイド部材74をガイドし、また、検知ギヤ72の欠歯ギヤ部75を保護するように設けられている。
なお、カバー部材64には、上方後端部、上方前端側および下方中央部において、ねじ孔64aが穿孔されている。また、現像カートリッジ34の一方の側壁46には、カバー部材64の各ねじ孔64aに対応して、ねじ孔64bが設けられている。
そして、このようにして形成されたカバー部材64は、入力ギヤ65および現像ローラ駆動ギヤ67の各軸が、カバー部材64の各軸孔91に挿嵌され、検知ギヤ本体部73の側板部77に設けられた孔79に、カバー部材64の支持軸88が挿嵌され、さらに、検知ギヤ72の当接部82が、カバー部材64の孔部92から露出される状態で、各ねじ孔64aおよび64bを介して、一方の側壁46にねじ止めされることにより、現像カートリッジ34の一方の側壁46側に取り付けられている。
このようにカバー部材64が取り付けられた状態において、当接部82は、孔部92の一端部93から露出するように配置される。
ドラムカートリッジ33は、図2に示すように、ドラムフレーム98と、そのドラムフレーム98内に設けられる感光体ドラム99と、スコロトロン型帯電器100(本発明でいう帯電手段)と、転写ローラ101(本発明でいう転写手段)と、クリーニング部102(本発明でいうクリーニング手段)とを備えている。
ドラムフレーム98は、図3に示すように、後方が、感光体ドラム99、スコロトロン型帯電器100、転写ローラ101およびクリーニング部102を収容するドラム収容部103として形成されている。また、ドラムフレーム98は、その前方が、上方が開放され、現像カートリッジ34を着脱自在に収容するプロセス収容部104として形成されている。また、このドラムフレーム98の一方側壁105には、入力ギヤ65および現像ローラ駆動ギヤ67の各軸を導入可能な導入部106と、導入部106よりも前側に設けられる受入部107とが形成されている。
導入部106は、ドラムフレーム98の一方側壁105の上端から下方後側に向かって湾曲状に延びる側面視略扇状の切り欠きとして形成されている。
受入部107は、ドラムフレーム98の一方側壁105において、上端から下方に向かって凹状に窪む切り欠きとして形成されており、現像カートリッジ34をドラムカートリッジ33に装着したときに、現像カートリッジ34の孔部92に対応し、膨出部97および当接部82を受け入れることができる大きさとして形成されている。
感光体ドラム99は、図2に示すように、現像ローラ38の後方において、その現像ローラ38と対向配置されている。感光体ドラム99は、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられ、ドラムフレーム98の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この感光体ドラム99は、円筒状のアルミにウム素管の表面にポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層を形成したものであり、円筒状の素管は電気的に接地されている。
スコロトロン型帯電器100は、感光体ドラム99の上方において、感光体ドラム99と接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置され、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられている。このスコロトロン型帯電器100は、タングステン製の放電ワイヤ100b(図14参照)からコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム99の表面を一様に正極性に帯電させる。なお、スコロトロン型帯電器100は、グリッド電極100a(図14参照)の電位を制御することにより、放電ワイヤ100bによる感光体ドラム99の表面の帯電量が制御される。
転写ローラ101は、感光体ドラム99の下方において、この感光体ドラム99に対向配置され、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられ、ドラムフレーム98の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この転写ローラ101は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて形成され、ローラ軸には図示しない電源が接続されている。トナーを用紙3へ転写する時には、ローラ軸に転写バイアスが印加される。
クリーニング部102は、ドラム収容部103内の後方において、感光体ドラム99に対して現像ローラ38の反対側に設けられており、1次クリーニングローラ108と、2次クリーニングローラ109と、掻取スポンジ110と、紙粉貯留部111とを備えている。
1次クリーニングローラ108は、感光体ドラム99と対向配置され、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられ、ドラムフレーム98の幅方向両端部において回転可能に支持されている。この1次クリーニングローラ108には、クリーニング時に、クリーニングバイアスが印加されている。
2次クリーニングローラ109は、1次クリーニングローラ108と対向配置され、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられ、ドラムフレーム98の幅方向両端部において回転可能に支持されている。
掻取スポンジ110は、2次クリーニングローラ109の上方において、2次クリーニングローラ109と接触するように対向配置され、ドラムフレーム98の幅方向に沿って設けられ、ドラムフレーム98の幅方向両端部において回転可能に支持されている。
紙粉貯留部111は、1次クリーニングローラ108よりも後方のドラム収容部103内の空間として形成されている。
そして、このレーザプリンタ1では、まず、ドラムカートリッジ33に、現像カートリッジ34が装着される。より具体的には、現像カートリッジ34をドラムカートリッジ33のドラムフレーム98のプロセス収容部104に、その上方から装着する。すると、カバー部材64の各軸孔91から突出した入力ギヤ65および現像ローラ駆動ギヤ67の各軸が、導入部106の上側から導入され、導入部106の最深部に配置される。また、カバー部材64の孔部92の他端部94に設けられた膨出部97が、ドラムフレーム98に形成された受入部107に受け入れられる。このようにして、現像カートリッジ34がドラムカートリッジ33に装着されて、プロセスカートリッジ21が構成される。
そして、このプロセスカートリッジ21は、開位置とされた前カバー32によって開口される開口31を介して、本体フレーム2の本体収容部30に収容される。
一方、本体フレーム2には、プロセスカートリッジ21が本体収容部30に収容されたときに、現像カートリッジ34の新旧を判別するための新旧判別部112が設けられている。
新旧判別部112は、本体収容部30における本体フレーム2の一方側壁側に設けられ、図7に示すように、アクチュエータ113、バネ部114および新品センサ115(本発明でいう新品検知手段)を備えている。なお、トナーセンサ165と新品センサ115は、本発明でいう識別手段に相当する。
アクチュエータ113は、杆状をなし、その前側に押圧部116と、その押圧部116の後側にガイド部117とを一体的に備えている。
押圧部116は、側面視略矩形状をなし、その前端に被当接面118が、その後端に被押圧面119がそれぞれ形成されている。
ガイド部117は、細長杆状をなし、押圧部116の後端部上側から後側に向かって延びるように形成されている。このガイド部117には、前後方向に沿って、ガイド溝117aが形成されている。
一方、本体フレーム2には、このガイド溝117aに嵌合するガイド突起117bが形成されている。そして、アクチュエータ113は、ガイド突起117bにガイド溝117aが嵌合されることにより、前後方向にスライド移動可能に、本体フレーム2に取り付けられている。
バネ部114は、本体フレーム2に固定された固定板121と、その固定板121に他方端部が固定されたバネ122とを備えている。バネ122の一方端部は、押圧部116の被押圧面119に当接されており、バネ122の付勢力によって、アクチュエータ113が、常には、前方に付勢され、第1位置に位置されている。
新品センサ115は、ガイド部117の後端上方に設けられ、前後方向に揺動可能な検知レバー115aを備えている。この検知レバー115aは、ガイド部117のガイド溝117aに係止され、アクチュエータ113の前後方向への移動に伴って、前後方向に移動される。この新品センサ115では、検知レバー115aが前側に揺動したときに、現像カートリッジ34の旧品を、後側に揺動したときに、現像カートリッジ34の新品を検知する。
そして、プロセスカートリッジ21が、本体フレーム2の本体収容部30に装着されると、検知ギヤ72の当接部82が、アクチュエータ113の被当接面118に当接して押圧される。すると、検知ギヤ72の当接部82が、孔部92の一端部93から現像カートリッジ34の装着方向と反対方向(本体フレーム2の前側)の他端部94側へ少し移動され、図8に示すように、検知ギヤ72の欠歯ギヤ部75が、第3中間ギヤ70と噛み合わない新品位置から、第3中間ギヤ70と噛み合う動力伝達位置に位置される。
また、このとき、アクチュエータ113は、当接部82に当接した反力により、バネ122の付勢力に抗して、後側に移動して第2位置に位置される。すると、新品センサ115の検知レバー115aが、アクチュエータ113の後側への移動に伴って後側に揺動され、これによって、現像カートリッジ34の新品が検知される。
そして、このレーザプリンタ1では、プロセスカートリッジ21が本体収容部30に装着されると、ウォーミングアップ動作が開始され、アジテータ36が回転駆動されるガラ回し動作が実行される。
すると、動力伝達位置において第3中間ギヤ70と噛み合っている検知ギヤ72には、アジテータ駆動ギヤ71に、入力ギヤ65から第1中間ギヤ68、第2中間ギヤ69および第3中間ギヤ70を介して動力が伝達されるのと同時に、入力ギヤ65から第1中間ギヤ68、第2中間ギヤ69および第3中間ギヤ70を介して動力が伝達され、アジテータ36の軸51の回転に従って検知ギヤ72が一体に回転され、動力伝達位置から、図10に示すように、再び、第3中間ギヤ70と噛み合わない旧品位置へと移動される。
また、このとき、当接部82は、図7に示す孔部92の一端部93から少し他端部94側に移動した位置から、孔部92に沿って、抵抗付与部96からの抵抗を受けながら、図9に示すように、孔部92の他端部94に移動される。孔部92の他端部94に移動された当接部82は、その当接部82と同じ長さで形成されている膨出部97によって、その周りが囲まれる。
また、この当接部82の移動に伴って、アクチュエータ113は、バネ122の付勢力に従って、再び、前側に移動され、第1位置に位置される。すると、新品センサ115の検知レバー115aが、アクチュエータ113の前側への移動に伴って前側に揺動され、これによって、現像カートリッジ34の旧品が検知される。
また、アジテータ36は時計回りの一方向にのみ回転されるので、旧品位置へと回転された検知ギヤ72は、それ以後、再び逆回転して新品位置側へと回転することはなく、すなわち、検知ギヤ72は、新品位置から旧品位置へと不可逆的に回転された状態となる。なお、検知ギヤ72は、旧品位置に位置された状態で、軸51の回転駆動を許容するように、軸51に対して摺動される。
そして、ウォーミングアップ動作が終了すると、次いで、通常の印刷動作が実行され、図2に示すように、アジテータ36の回転により、トナー収容室40内に収容されるトナーが、フィルム部材53によって掻き上げられ、現像室41に搬送される。
現像室41内に搬送されてきたトナーは、供給ローラ37の回転によって、現像ローラ38に供給される。この供給ローラ37から現像ローラ38へのトナーの供給時において、供給ローラ37と現像ローラ38との間においてトナーが摺擦され正極性に帯電される。
そして、帯電されたトナーは、現像ローラ38の表面上に担持され、現像ローラ38の回転に伴って、現像ローラ38と層厚規制ブレード39の圧接部62との間に進入する。トナーは現像ローラ38と圧接部62との間を通過するときに、さらに摩擦によって帯電され、その層の厚さが規制されて、現像ローラ38の表面上に薄層として担持される。
一方、ドラムカートリッジ33では、感光体ドラム99の回転に伴って、感光体ドラム99の表面は、スコロトロン型帯電器100により一様に正帯電され、画像データに基づいてスキャナ部20から発光されたレーザビームが照射されることにより露光され、静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光体ドラム99に対向して接触する時に、感光体ドラム99の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム99の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
そして、感光体ドラム99の回転に伴い、レジストローラ11から搬送されてくる用紙3が感光体ドラム99の表面と接触しながら、感光体ドラム99と転写ローラ101との間を通る間に、感光体ドラム99の表面に担持されたトナーが、用紙3に転写される。トナーが転写された用紙3は、定着部22に向けて搬送される。
また、用紙3に転写されずに、感光体ドラム99に残存するトナーは、クリーニング部102において回収される。すなわち、クリーニング部102では、トナーを用紙3へ転写する時には、1次クリーニングローラ108に低バイアスが印加され、感光体ドラム99に残存するトナーが、1次クリーニングローラ108に一時的に捕捉される。
一方、トナーが用紙3へ転写されない時、つまり、連続して送られる用紙3と用紙3との間隔に相当する間には、1次クリーニングローラ108に高バイアスが印加され、1次クリーニングローラ108に一時的に捕捉されているトナーが感光体ドラム99に戻され、転写時に用紙3から感光体ドラム99に付着した紙粉が、1次クリーニングローラ108に捕捉される。感光体ドラム99に戻されたトナーは、現像ローラ38によって回収される。1次クリーニングローラ108に捕捉された紙粉は、2次クリーニングローラ109と対向した時に、その2次クリーニングローラ109に捕捉される。2次クリーニングローラ109に捕捉された紙粉は、掻取スポンジ110と対向した時に、その掻取スポンジ110によって掻き取られ、紙粉貯留部111に溜められる。
定着部22は、プロセスカートリッジ21の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられており、加熱ローラ123と、加圧ローラ124と、搬送ローラ125とを備えている。加熱ローラ123は、金属製の素管内にヒータとしてハロゲンランプを備えている。加圧ローラ124は、加熱ローラ123の下方に対向配置され、その加熱ローラ123を下方から押圧するように設けられている。また、搬送ローラ125は、加熱ローラ123および加圧ローラ124に対して、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。
用紙3に転写されたトナーは、加熱ローラ123と加圧ローラ124との間を通る間に、熱によって溶融し、用紙3に固着する。用紙3は、搬送ローラ125によって、搬送ローラ125の後方において上下方向に配置されるガイド板126に案内されて、排紙ローラ127に向けて搬送される。
排紙ローラ127によって搬送されてきた用紙3は、その後、排紙ローラ127によって、排紙トレイ128上に排紙される。
次に、検知部140について図11を用いて説明する。図11は検知部140の動作を模式的に示す説明図である。
図11(a)に示すように、検知部140は、レバー142と光学式センサ144とから構成されている。
光学式センサ144は、発光部と受光部とを備えた公知のセンサであって、センサ用基板146に固設されている。そして、この光学式センサ144は、発光部から射出された光を受光部が検知するとON状態(レバー142を検知不能な位置)になり、レバー142の後端部142cにより発光部から受光部までの光路が遮断され、発光部から射出された光を受光部が検知できなくなるとOFF状態(レバー142を検知可能な位置)になる。
レバー142は回転軸142aを中心として、回転可能に構成されており、先端部142bが用紙3の移動方向を規制するガイド部材147よりも上部(つまり用紙3の搬送経路を横切る位置)に突出している。
さて、このレバー142は、プロセスカートリッジ21が装着されていないときには、図11(a)に示すような位置にある。すなわち、レバー142の先端部142bが回転軸142aよりも用紙3の搬送方向上流側に位置し、レバー142の後端部142cは光学式センサ144により検知不能な位置にある。
そして、プロセスカートリッジ21が装着されると、レバー142の先端部142bはプロセスカートリッジ21の一部分と接触し、レバー142は、図11(b)に示すような位置に変位する。すなわち、プロセスカートリッジ21が装着方向(図11(b)の矢印方向)に移動して装着されると、レバー142の先端部142bがプロセスカートリッジ21により押され、後端部142cは光学式センサ144により検知可能な位置(発光部と受光部との間の位置)に変位する。この状態になると、後述する制御装置150は、何れかのカートリッジが装着されているものと判断し、装着されたカートリッジの種類を識別する。
そして、図11(b)に示す状態において、搬送経路内に用紙3が搬送されて、この用紙3がレバー142の先端部142bと接触すると、レバー142は、図11(c)に示すような位置に変位する。すなわち、用紙3によりレバー142の先端部142bは、さらに用紙3の搬送方向に押され、レバー142の後端部142cは、光学式センサ144により検知不能な位置まで移動する。
ところで、レバー142は、先端部142bがプロセスカートリッジ21に接触していないときには、図11(a)に示すような位置にあることは既に述べたが、レバー142には、レバー142がこの位置を保つために、図12に示すようなバネ142dが備えられている。なお、図12以外の図においては、このバネ142dの表記を省略する。
このバネ142dは、一端がレバー142に形成された孔142eに挿通されており、レバー142の回転軸142aに巻回された状態で、他端がガイド部材147の下側面に固定されている。このため、レバー142は、バネ142dの付勢力により、常に定位置(図11(a)に示す位置)に戻ろうとするため、プロセスカートリッジ21が装着されていない状態においては、図11(a)に示す位置を維持する。また、プロセスカートリッジ21が装着された状態において、用紙3と接触していない状態においては、図11(b)に示す状態を維持する。
なお、検知部141においては、検知部140と同様の構成であるため、説明を省略する。但し、検知部141は、プロセスカートリッジ21等を検知せずに、用紙3のみを検知するよう構成されている。このため、検知部141が用紙3を検知していない状態においては、検知部141を構成するレバー142は、後端部142cが光学式センサ144により検知可能な位置(図11(b)に示す状態)にある。また、この検知部141におけるバネ142dは、用紙3と接触していない状態のときに、後端部142cが光学式センサ144により検知可能な位置(図11(b)に示す状態)に戻るような付勢力をレバー142に与えている。
次にレーザプリンタ1における制御系について図13を用いて説明する。図13は、レーザプリンタ1に内蔵された制御装置150を中心として、その周辺に位置する各部との電気的な結合関係を示すブロック図である。
この制御装置150には、前述の画像形成部5や操作部131、検知部140,141、レーザプリンタ1の用紙搬送系の動力源となるメインモータ等の各種モータ163等が接続されている。そして、この制御装置150は、各種モータ163等を介して入力される使用者からの指令、もしくは、ネットワークを介して入力される各種情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)からの指令に従い画像形成部5や表示部130を制御する。
また、この制御装置150は、CPU151、ROM152、RAM153(本発明でいう記憶手段)、および、これら各部を接続するバスライン156を中心とする周知のマイクロコンピュータにて構成されている。
さらに、制御装置150は、画像形成制御部159、モータ駆動部158、信号入力部161、ネットワークインターフェイス154(ネットワークI/F)等を備えている。
画像形成制御部159は、CPU151からの指令に従い画像形成部5を制御する。
モータ駆動部158は、CPU151からの指令に従い、各種モータ163のそれぞれに駆動パルスを送信し、各種モータ163を駆動させる。
信号入力部161は、操作部131を介して入力される使用者からの指令信号や、検知部140,141からの検出信号を制御装置150内に取り込み、これらの入力信号をCPU151により処理可能な信号に変換する。
ネットワークインターフェイス154は、ネットワークを介して外部の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)との間でデータ通信を行うために使用される。
そして、画像形成制御部159、モータ駆動部158、表示制御部160、信号入力部161、ネットワークインターフェイス154の各部は、バスライン156を介して、CPU151、ROM152、RAM153に接続されている。
このようなレーザプリンタ1において、CPU151は、外部の情報処理装置からネットワークを介してプリント要求を受けると、その後ネットワークを介して送信されてくるプリントデータ(画像形成データ)に従い、画像形成制御部159や各種モータ163を駆動制御し、用紙3を搬送しつつ用紙3上にプリントデータに基づく画像を形成する。
そして、CPU151は、レーザプリンタ1の状態(トナーの有無や、検査結果等)をネットワークインターフェイス154を介して外部の装置に送信する(本発明でいう送信手段に相当)。
また、画像形成中において、検知部140,141は、各センサ位置において用紙3の有無を検出し、CPU151は、モータ駆動部158が各種モータ163に送信する駆動パルスと、検知部140,141による検知とを関連付けて、用紙3が存在すべき位置に用紙3が存在しない場合や、用紙3が存在しないはずの位置に用紙3が存在する場合に、紙詰まり(用紙ジャム)として報知する。
また、CPU151は、紙詰まりを含むエラーや後述する検査処理(図18参照)の際に、表示制御部160に表示指令を送信することにより、エラーの内容や検査結果を表示部130に表示させる。
さらに、CPU151は、検知部140,141による検知等に基づいて、各種エラーを検出した場合には、画像形成部5の動作を停止させて、画像形成動作を禁止する処理を実行する。
特に、上述の画像形成部5は、スコロトロン型帯電器100による感光体ドラム99の表面の帯電量や、転写ローラ101による転写バイアスを制御するための電荷量補正部170(本発明でいう電圧印加手段および駆動手段:図13参照)を備えており、CPU151は、電荷量補正部170より入力される信号に応じて、画像形成制御部159に対して、電荷量補正部170にデューティ比が制御された信号を送るように指令を送る。
次に、この電荷量補正部170について、図14を用いて詳しく説明する。図14は、電荷量補正部170およびその周辺に位置する各部を模式的に示す説明図である。
電荷量補正部170は、PWM信号平滑回路171a〜171c、トランスドライブ回路172a〜172c、昇圧・整流回路173a〜173c、定電圧回路174、グリッド出力回路176、クリーニング出力回路177を備えている。
そして、電荷量補正部170とプロセスカートリッジ21とは、プロセスカートリッジ21がレーザプリンタ1の所定の位置に装着されたときに、電荷量補正部170とプロセスカートリッジ21とのそれぞれに配置された6つの端子(図14に示す、CHG、GRID、DEV、VCLN、DRM.B、TRの6端子)が接触し、通電可能に構成されている。
以下に電荷量補正部170を構成する各部について詳しく説明する。
各PWM信号平滑回路171a〜171cは、制御装置150からデューティ比が制御された信号を入力し、この信号を平滑し、この信号のデューティ比に比例した直流信号を出力する。
各トランスドライブ回路172a〜172cは、各PWM信号平滑回路171a〜171cから出力された直流信号を入力し、この直流信号の電圧に応じた電流をトランスドライブ回路172a〜172cに交流出力する。
各昇圧・整流回路173a〜173cは、各トランスドライブ回路172a〜172cから出力された交流出力を入力し、この交流出力を昇圧すると共に、昇圧後の交流出力を整流および平滑することにより、高電圧(例えば7000V程度)を生成する。このようにして昇圧・整流回路173aにより生成された高電圧は、放電ワイヤ100bに供給され、昇圧・整流回路173b,173cにより生成された高電圧は、転写ローラ101に転写バイアスとして印加される。なお、転写ローラ101に電圧を印加するためのPWM信号平滑回路171b,171c、トランスドライブ回路172b,172c、および昇圧・整流回路173b,173cは、順転写出力(−出力)および逆転写出力(+出力)を発生することができるように、専用の回路(それぞれ1つずつの回路)が設けられている。
また、放電ワイヤ100bに高電圧を供給する昇圧・整流回路173aにより生成された高電圧の一部は、定電圧回路174に対して出力され、生成された高電圧の大部分は、スコロトロン型帯電器100の放電ワイヤ100bに放電電圧として印加される。
定電圧回路174は、公知の定電圧回路であって、この定電圧回路174により生成された定電圧(帯電前の感光体ドラム99の表面電位よりも高電圧)は、現像ローラ31に現像バイアスとして印加される。
グリッド出力回路176は、グリッド電極100a、クリーニング出力回路177、および制御装置150に接続されている。そして、このグリッド出力回路176は、グリッド電極100aに流れる電流の一部をクリーニング出力回路177側に分流し、クリーニング出力を生成する。
クリーニング出力回路177は、グリッド出力回路176および1次クリーニングローラ108に接続されている。このクリーニング出力回路177は、1次クリーニングローラ108側からグリッド出力回路176側に電流が流れることを防止する。
すなわち、電荷量補正部170は、PWM信号平滑回路171a〜171c、トランスドライブ回路172a〜172c、昇圧・整流回路173a〜173c、および定電圧回路174により、放電ワイヤ100b、転写ローラ101および現像ローラ31に印加するバイアスを生成している。そして、電荷量補正部170は、放電ワイヤ100bから放電される電流のうち、感光体ドラム99の表面に流れる電流を除く電流(以下、グリッド電極100aを流れる電流(Ig)という)を、制御装置150に帰還する電圧を生成するための電流(If)と、1次クリーニングローラ108に流される電流(Ic)とに分流する。そして、制御装置150は、制御装置150に帰還する電圧(Vgf)が一定になるよう放電ワイヤ100bにバイアスを印加するPWM信号平滑回路171aに入力する信号を制御する。
また、制御装置150は、転写ローラ101にバイアスを印加する昇圧・整流回路173bおよび173cからの出力が、予め設定された定電圧または定電流となるように、PWM信号平滑回路171bおよび171cに入力する信号を制御する。
なお、前述のクリーニング出力回路177は、このクリーニング出力回路177から出力されるクリーニングバイアスの電圧値に応じたフィードバック信号(Vvf)を制御装置150に送信するよう構成されている。
また、転写ローラ101にバイアスを印加するための昇圧・整流回路173b、173cは、クリーニング出力回路177と同様に、この昇圧・整流回路173b、173cから出力される転写バイアスの電圧値に応じたフィードバック信号(Vtvf,Vtcf)を制御装置150に送信するよう構成されている。
ここで、これらのフィードバック信号(Vgf,Vvf,Vtvf,Vtcf)は、後述する検査処理にて、各回路が正常なバイアスを生成しているか否かを検査する際に使用される。
次に、検査用カートリッジ180について図15を用いて説明する。図15は検査用カートリッジ180の内部構造を模式的に示す説明図である。
検査用カートリッジ180は、図15に示すように、プロセスカートリッジ21と同数の端子を備えているが、その内部構造は全く異なるものとなっている。
すなわち、検査用カートリッジ180は、プロセスカートリッジ21が有するスコロトロン型帯電器100の代わりに抵抗180aを備え、感光体ドラム99、現像ローラ38、クリーニングローラ108、および転写ローラ101の代わりに抵抗180b〜180dを備えている。
なお、検査用カートリッジ180がレーザプリンタ1の本体に装着されたときにおいて、各端子間の抵抗値(たとえば、VCLN‐DRM.B、DEV‐DRM.B、TR‐DRM.B等)は、プロセスカートリッジ21が装着されたときの抵抗値よりも小さくなるように、各抵抗180a〜180dが設定されている。
このように検査用カートリッジ180の各端子間の抵抗値をプロセスカートリッジ21が装着されたときの抵抗値よりも小さくなるようにしているのは、各端子間における負荷と出力(電圧)との関係(出力特性)が予め調査されており、その調査結果を参照しながら出力検査を行えば、任意の抵抗値であっても、出力検査を良好に行うことができるからである。
すなわち、図16および図17に示すように、各端子間、DEV‐DRM.B(図16(a)参照)、VCLN‐DRM.B(図16(b)参照)、TR‐DRM.B(図17参照)には、各端子間の負荷抵抗が増加すると、各端子間の出力電圧が高くなり、ある程度負荷抵抗が増加すると、負荷抵抗が変化しても各端子間の出力電圧はほぼ一定になるという特徴がある。
そして、プロセスカートリッジ21の各端子間の抵抗値は、負荷抵抗が変化しても各端子間の出力電圧はほぼ一定になる領域(負荷抵抗100MΩ以上の領域)となるよう設定されている。
ここで、検査カートリッジ180において、DEV‐DRM.B間に配置された抵抗180bは、例えば、10MΩに設定されており、この場合には、図16(a)に示すように、250V程度の出力(プロセスカートリッジ21が装着されているときよりも小さな出力)が得られればよいことが分かる。
なお、検査カートリッジ180において、VCLN‐DRM.B間に配置された抵抗180cは5MΩ、TR‐DRM.B間に配置された抵抗180dは50MΩに設定されている。
このような検査用カートリッジ180を用いて検査を行った結果、組み付け時の電極の欠品や接触不良等の不具合があった場合には、例えば、全く出力が得られなかったり、プロセスカートリッジ21が装着されたときと同等の出力値が得られたりすることになる。
このため、これらの出力値をフィードバック信号として制御装置150に入力することにより、この信号の値に基づいて、組み付け不良や電極部品の異常を検出することができる。
また、検査用カートリッジ180は、プロセスカートリッジ21と同様に検知ギヤ72を備えているが、検査用カートリッジ180における検知ギヤ72は、新品位置に固定されている。また、光透過部57も設けられている。
すなわち、検査用カートリッジ180が装着されたときには、トナーセンサ165はトナーなしの状態を検知し、新品センサ115はカートリッジが新品である旨を検知する。
ここで、プロセスカートリッジ21が装着されたときには、トナーセンサ165はトナーなしの状態を検知し、新品センサ115はカートリッジが新品である旨を検知すること(トナーなしであるにもかかわらず新品カートリッジの状態)はあり得ない。このため、制御装置150のCPU151は、トナーセンサ165がトナーなしの状態を検知し、新品センサ115が、カートリッジが新品である旨を検知したときに、検査用カートリッジ180が装着されたものとみなし、レーザプリンタ1の動作モードを用紙3に画像形成を行う画像形成モードから自己診断モードに切り替え、後述の検査処理を開始するよう設定されている(本発明でいう切替手段に相当)。
なお、制御装置150のCPU151は、プロセスカートリッジ21が装着された(すなわち、トナーセンサ165がトナーなしの状態を検知し、且つ、新品センサ115が、カートリッジが新品である旨を検知した状態ではない)と判断すると、画像形成モードに復帰する。
次に、検査用カートリッジ180がレーザプリンタ1の本体に装着された場合に、制御装置150のCPU151が実行する検査処理について、図18を用いて説明する。図18は検査処理を示すフローチャートである。なお、検査処理において、S120、S160、S200、およびS240の処理は、本発明でいう駆動指令手段に該当し、S130〜S150、S170〜S190、S210〜S230、およびS250〜S270の処理は、本発明でいう診断手段に該当する。
図18に示す検査処理は、まず、S110にて、RAM153に記憶されている各検査1〜4がNGである旨を示すフラグ(以下、NGフラグという)をクリアする。すなわち、RAM153の各検査1〜4のNGフラグに割り当てられているビットを0にする。
次に、S120に移行し、検査1の出力を開始する。ここで、検査1は、端子DEVを0Vにし、昇圧・整流回路173cから端子TRに流される電流が−15μAとなるような定電流制御を行ないつつ(電流は端子TRから昇圧・整流回路に流れる)、グリッド出力回路176から制御装置150に帰還する電流が260μAとなるよう端子CHGに印加する電圧を制御する。この検査1により、レーザプリンタ1が正常に組み付けされているか否かを検査することができる。また、転写ローラ101に印加するバイアスの定電流制御を行うことができるか否かを検査することができる。
そして、S130にて、各端子の電位が許容範囲内であるか否かを演算する。
さらに、S140にて、検査1の検査結果が正常であったか否かを判定する。検査1の検査結果が正常であれば、S160に移行し、S140にて検査1の検査結果が異常であれば、S150にて検査1のNGフラグをセットし、S160に移行する。すなわち、S150においては、RAM153の検査1のNGフラグに割り当てられているビットを1にする。
次に、S160に移行し、検査2の出力を開始する。ここで、検査2は、端子DEVを500Vにし、昇圧・整流回路173cから端子TRに印加される電圧が−800Vとなるような定電圧制御を行ないつつ、グリッド出力回路176から制御装置150に帰還する電流が260μAとなるよう端子CHGに印加する電圧を制御する。この検査2により、定電圧回路174が正常に機能しているか否か、および転写ローラ101に印加するバイアスのうち、順転写出力が正常に行なえるか否かを検査することができる。
そして、S170にて、各端子の電位が許容範囲内であるか否かを演算する。
さらに、S180にて、検査2の検査結果が正常であったか否かを判定する。検査2の検査結果が正常であれば、S200に移行し、S180にて検査2の検査結果が異常であれば、S190にて検査2のNGフラグをセットし、S200に移行する。
次に、S200に移行し、検査3の出力を開始する。ここで、検査3は、端子DEVを0Vにし、昇圧・整流回路173bから端子TRに印加される電圧が+1600Vとなるような定電圧制御を行なう。このとき、端子CHGには電圧の印加を行なわない。この検査3により、転写ローラ101に印加するバイアスのうち、逆転写出力が正常に行なえるか否かを検査することができる。
そして、S210にて、各端子の電位が許容範囲内であるか否かを演算する。
さらに、S220にて、検査3の検査結果が正常であったか否かを判定する。検査3の検査結果が正常であれば、S240に移行し、S220にて検査3の検査結果が異常であれば、S230にて検査3のNGフラグをセットし、S240に移行する。
次に、S240に移行し、検査4の出力を開始する。ここで、検査4は、端子DEVを0Vにする。このとき、端子TRおよび端子CHGには電圧の印加を行なわない。この検査4により、電源OFFが正常に行なえるか否かを検査することができる。
そして、S250にて、各端子の電位が許容範囲内であるか否かを演算する。
さらに、S260にて、検査4の検査結果が正常であったか否かを判定する。検査4の検査結果が正常であれば、S280に移行し、S260にて検査4の検査結果が異常であれば、S270にて検査4のNGフラグをセットし、S280に移行する。
S280では、検査1〜4のNGフラグに基づいて、表示部130に検査結果を表示させる。
そして、S290にて、検査1〜検査4の全ての検査に合格にしたか否かを判定する。全ての検査に合格していれば、S300にて検査合格フラグをセットし、検査処理を終了する。また、S290にて検査1〜4の何れかの検査が不合格であれば、そのまま検査処理を終了する。
なお、上記の検査処理において、各検査を開始してから、その出力検査を行うまでの間の時間、および各検査が終了してから次の検査を開始するまでの時間は、検査結果に悪影響を与えない程度の適切な時間間隔が設けられている。
また、レーザプリンタ1の動作モードが通常モードである場合には、例えば、検査処理における検査2(S160)にて印加される電圧の組み合わせにて画像形成動作が行われる。このため、検査処理における検査1、3および4においては、通常モードのときには使用しない条件(電圧、電流)にて検査を行うことにより、各端子において放電が起きていないかを検査する放電テスト、ノイズ等の悪条件に耐えられるかを検査する耐圧テスト、および正確に電源をOFFにすることができるかを検査する電源OFFテストを行っている。
以上のように詳述したレーザプリンタ1においては、検査用カートリッジ180を着脱可能に構成されており、スコロトロン型帯電器100、現像ローラ38、転写ローラ101、およびクリーニングローラ108,109の少なくとも何れか1つを駆動対象として駆動する電荷量補正部170とを備えている。そして、制御装置150のCPU151は、検査用カートリッジ180がレーザプリンタ1に装着されたか否かに基づいて、レーザプリンタ1の動作モードを、画像形成動作を行う通常モードからレーザプリンタ1の状態を自ら診断する自己診断モードに切り替える(切替手段)。さらに、制御装置150のCPU151は、レーザプリンタ1の動作モードが自己診断モードに切り替えた後に、電荷量補正部170に自己診断用の駆動指令を出力することで、電荷量補正部170に対して駆動対象を駆動させる(駆動指令手段)。そして、制御装置150のCPU151は、駆動指令手段からの駆動指令に基づく電荷量補正部170の動作状態が、正常であるか否かを診断する(診断手段)。
また、このレーザプリンタ1においては、プロセスカートリッジ21を着脱可能に構成されており、電荷量補正部170は、レーザプリンタ1の本体に備えられ、プロセスカートリッジ21がレーザプリンタ1に装着されたときに、プロセスカートリッジ21に備えられた駆動対象手段と通電可能になるよう構成されている。
さらに、レーザプリンタ1は、プロセスカートリッジ21に換えて、検査用カートリッジ180が装着可能に構成されており、レーザプリンタ1に装着されたカートリッジの種類を識別するためにも使用されるトナーセンサ165と新品センサ115とを備えている。また、制御装置150のCPU151は、トナーセンサ165と新品センサ115とによる検知結果に基づいて、検査用カートリッジ180が装着されていると識別した場合には、自己診断モードを選択し、プロセスカートリッジ21が装着されていると識別された場合には、通常モードを選択する。
従って、このようなレーザプリンタ1によれば、検査用カートリッジ180が装着されたか否かで動作モードを切り替えることができるので、使用者による誤操作を防止することができる。また、面倒な外部操作や指令入力をする手間を省くことができる。
また、自己診断モードにおいて、プロセスカートリッジ21とレーザプリンタ1本体との接点における電気的接続を診断することができる。
さらに、駆動対象のうちプロセスカートリッジ21に搭載されたものの代わりに、検査用カートリッジ180が装着された状態で自己診断モードを実行することができるので、プロセスカートリッジ21が装着されているときにはできない診断(例えば、より高電圧を出力する診断など)を行うことができる。
また、検査用カートリッジ180が装着されたときのみ自己診断モードを選択するので、このレーザプリンタ1の量産現場で検査を実施する際に、この検査用カートリッジ180を複数の画像形成装置に対して使い回しすることができる。
さらに、検査用カートリッジ180は、プロセスカートリッジ21に備えられた駆動対象手段の電気抵抗よりも、抵抗値が小さくなるよう設定されているので、検査用に多くの電流を流し易くすることができ、通電テストを行なうときには、検査の感度を向上させることができる。
また、検査用カートリッジ180は、プロセスカートリッジ21とは異なる内部状態を有し、制御装置150のCPU151は、トナーセンサ165と新品センサ115とを用いてレーザプリンタ1に装着されたカートリッジの内部状態を検知することにより、カートリッジの種類を識別する。すなわち、検査用カートリッジ180は、トナーセンサ165と新品センサ115とによりこのカートリッジの内部状態が検知されたときに、このカートリッジの使用状態に拘らず、このカートリッジが新品であり、且つこのカートリッジに現像剤が充填されていない旨の検知結果が検知されるよう構成されている。
従って、カートリッジの種類毎に異なる内部状態を検知することができるので、確実にカートリッジの種類を判定することができる。
また、プロセスカートリッジ21の内部状態を検知するトナーセンサ165と新品センサ115とを、カートリッジの種類を識別するためのセンサに使用しているので、カートリッジを識別するためのセンサを新たに設けることなく、カートリッジの種類を識別することができる。
さらに、このレーザプリンタ1において、電荷量補正部170は複数の駆動対象の駆動を行い、制御装置150のCPU151は、電荷量補正部170が各駆動対象に対して出力する電圧が、通常モードの時には出力しない組み合わせの電圧および通常モードの時には出力しない大きさの電圧となるような駆動指令を、電荷量補正部170に出力する。
具体的には、駆動指令手段は、例えば、電圧印加手段に、レーザプリンタ1の動作モードが通常モードのときには出力しないような高電圧を発生させたり、電荷量補正部170が複数の駆動対象手段の駆動を行う場合には、ある駆動対象手段に対する出力を通常モードのときには使用しない一定電位に固定しながら、他の駆動対象手段に対する出力を発生させたりする。
従って、このようなレーザプリンタ1によれば、通常モードのときには使用しない電圧を出力して診断をすることができるので、診断手段により測定し易い条件で、診断を行うことができる。このため、診断手段の測定精度を向上させることができる。
また、このレーザプリンタ1においては、診断手段による診断結果を外部に報知するための表示部130を備えている。さらに、このレーザプリンタ1においては、診断処理による診断結果を記憶するRAM153と、RAM153に記憶された診断結果を外部に送信するためのネットワークインターフェイス154と、を備えている。
従って、このようなレーザプリンタ1によれば、外部装置を用いることなく診断結果を報知することができる。また、外部装置を接続すれば、送信された診断結果を外部で確認することができるので、診断結果に対する幅広い対処を行うことができる。また、この診断結果を多数集めることが容易になるので、診断結果の統計を取ることを容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
たとえば、本発明の上記の実施例では、検知ギヤ72の当接部82の押圧またはその解除により、アクチュエータ113が第1位置または第2位置に位置されることを、新品センサ115によって検知するようにしたが、たとえば、検知ギヤ72の当接部82の位置を、直接、光センサによって検知してもよい。当接部82は、検知ギヤ72からアジテータ36の軸51の軸方向外側に向かって延びるように形成されているので、当接部82の位置を、光センサで直接検知することは、最も容易に実現することができる。
また、本実施例においては、クリーニングローラ108,109を備える構成としたが、このクリーニングローラ108,109を備えない構成としてもよい。また、クリーニングローラ108,109の代わりに、クリーニングブラシを備える構成にしてもよい。
さらに、本実施例において、検査用カートリッジ180には、プロセスカートリッジ21に備えられた駆動対象(転写ローラ101、現像ローラ38等)を備えないよう構成したが、これらの駆動対象の一部または全てを備える構成にしてもよい。
また、本実施例において、制御装置150のCPU151は、表示部130に診断結果を表示させるよう構成したが、検査処理における診断結果をレーザプリンタ1の内部に記憶しておき、外部装置によりこの診断結果を取得するよう構成してもよい。
また、本実施例においては、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、レーザプリンタに限らず、用紙3やOHPシート等の被記録媒体に画像を形成可能な画像形成装置に本発明を適用してもよい。
さらに、検査処理におけるS280では、検査1〜4のNGフラグに基づいて、表示部130に検査結果(NGとなった検査の内容)を表示させるよう構成したが、それぞれの検査における異常個所(異常内容)を検査結果として表示させるよう構成してもよい。この場合には、NGフラグをセットする際に、電荷量補正部170を構成する各部に対応したエラーフラグをセットするよう構成しておき、このエラーフラグに基づいて、異常個所(異常内容)を表示するようにすればよい。
このようにすれば、異常が発生している箇所(異常内容)を特定することができるので、修理や部品交換等を行い易くすることができる。
次に、別形態のレーザプリンタ1について説明する。本実施例(実施例2)にて説明するレーザプリンタ1は、検査用カートリッジ180の構成、および各カートリッジが装着されたときに装着されたときに、制御装置150のCPU151により行われる処理が異なるのみであって、その他の構成は実施例1のレーザプリンタ1と同様の構成である。従って、本実施例(実施例2)では、実施例1のレーザプリンタ1と異なる箇所のみを詳述し、実施例1のレーザプリンタ1と同様の箇所については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例(実施例2)のレーザプリンタ1においては、トナーセンサ165および新品センサ115による検知結果に基づいてカートリッジの種類を識別する実施例1のレーザプリンタ1とは異なり、検知部140,141の検知結果に基づいて、カートリッジの種類を識別する。
本実施例におけるカートリッジの識別方法について図19を用いて説明する。なお、図19は、レーザプリンタ1の検知部140,141付近における側断面図である。
本実施例において、検知部140,141のレバー142は、共に、カートリッジが装着されていない状態においては、実施例1の検知部140のレバー142と同様に、光学式センサ144により検知不能な場所に位置している(図11(a)に示す状態)。
ここで、プロセスカートリッジ21が装着された場合には、図19(a)に示すように、検知部140,141のレバー142は、共に、プロセスカートリッジ21と接触し、光学式センサ144により検知可能な位置まで移動する(図11(b)に示す状態)。つまり、プロセスカートリッジ21が装着された状態において、制御装置150のCPU151は、検知部140,141の両方から、光学式センサ144がレバー142を検知している旨の信号を受信する。
一方、検査用カートリッジ180が装着された場合には、図19(b)に示すように、検知部141のレバー142については、プロセスカートリッジ21が装着された場合と同様に、光学式センサ144により検知可能な位置まで移動するが、検知部140のレバー142については、光学式センサ144により検知可能な位置を通り越して、光学式センサ144により検知不能な位置まで移動する。すなわち、検知部140のレバー142は、用紙3を検知している状態の位置まで移動する(図11(c)に示す状態)。
このように検査用カートリッジ180が装着された状態においては、制御装置150のCPU151は、検知部141から光学式センサ144がレバー142を検知している旨の信号を受信し、検知部140からは光学式センサ144がレバー142を検知している旨の信号は受信しない。
このため、制御装置150のCPU151は、例えば、前カバー32が閉められたときにおける、各検知部140,141の検知状態に応じてレーザプリンタ1に装着されたカートリッジの種類を識別する。
なお、本実施例のレーザプリンタ1においては、前カバー32の開閉状態を検知し、検知結果を制御装置150に送信するセンサ(図示省略)が配置されている。
上記に説明したレーザプリンタ1においては、プロセスカートリッジ21および検査用カートリッジ180のうちの一方がレーザプリンタ1に装着されたときに検知状態が変化する検知部140と、プロセスカートリッジ21および検査用カートリッジ180のうちの少なくとも他方がレーザプリンタ1に装着されたときに検知状態が変化する検知部141と、を備え、制御装置150のCPU151は、各検知部140,141による検知結果に基づいて、レーザプリンタ1に装着されたカートリッジの種類を識別する。
また、各検知部140,141は、用紙3の搬送経路上に配置され、用紙3が搬送経路上のある位置を通過したときに、検知状態が変化することにより用紙3の位置を検知可能に構成され、検知部140は、検知部141よりも用紙3の搬送方向に対して上流側に配置されていると共に、プロセスカートリッジ21がレーザプリンタ1に装着されたときに検知状態が変化するよう構成されており、制御装置150のCPU151は、検知部140による検知状態が変化することなく、検知部141による検知状態が変化した場合に、レーザプリンタ1に装着されたカートリッジの種類が検査用カートリッジ180であると識別する
従って、このようなレーザプリンタ1によれば、各カートリッジの形状をカートリッジの種類により変更するだけで、各検知部140,141によりカートリッジの種類を判別することができるので、より簡単な構成でカートリッジの種類を識別することができる。
また、各カートリッジ検知手段を用紙3の位置を検知する手段としても使用しているので、用紙3の位置を検知する手段を新たに設けることなく、用紙3の位置を検知することができる。
なお、本実施例において、制御装置150のCPU151は、検知部140および141の両方がON状態となったときに、プロセスカートリッジ21が装着されたものと判断し、検知部141のみがON状態となったときに検査用カートリッジ180が装着されたものと判断するよう構成したが、特にこの構成に限られるものではない。
例えば、プロセスカートリッジ21は、レーザプリンタ1に装着されたときに、検知部140のみをON状態にするよう構成しておき、制御装置150のCPU151は、検知部140のみがON状態となったときに、プロセスカートリッジ21が装着されたものと判断してもよい。
或いは、検査用カートリッジ180は、図20に示すように、レーザプリンタ1に装着されたときに、検知部141ではなく、検知部140のみをON状態にするよう構成しておき、制御装置150のCPU151は、検知部140および141の両方がON状態となったときに(図20(a)に示す状態)、プロセスカートリッジ21が装着されたものと判断し、検知部140のみがON状態となったときに(図20(b)に示す状態)検査用カートリッジ180が装着されたものと判断するよう構成してもよい。
このようにしても、実施例2のレーザプリンタ1と同様に、各カートリッジの形状をカートリッジの種類により変更するだけで、各検知部140,141によりカートリッジの種類を判別することができるので、より簡単な構成でカートリッジの種類を識別することができる。
また、各カートリッジ検知手段を用紙3の位置を検知する手段としても使用しているので、用紙3の位置を検知する手段を新たに設けることなく、用紙3の位置を検知することができる。
実施例1のレーザプリンタを示す斜視図である。 レーザプリンタを示す要部側断面図である。 プロセスユニットを示す側面図である。 現像カートリッジ(検知ギヤ:新品位置)を示す側面図である。 現像カートリッジのカバー部材が取り外された状態を示す側面図である。 現像カートリッジの平面図である。 現像カートリッジ(検知ギヤ:動力伝達位置)を示す側面図である。 現像カートリッジのカバー部材が取り外された状態を示す側面図である。 プロセスユニットの現像カートリッジ(検知ギヤ:旧品位置)を示す側面図である。 現像カートリッジのカバー部材が取り外された状態を示す側面図である。 検知部の動作を模式的に示す説明図である。 検知部の構成を示す説明図である。 レーザプリンタを構成する各部における電気的な結合関係を示すブロック図である。 電荷量補正部およびその周辺に位置する各部を模式的に示す説明図である。 検査用カートリッジの内部構造を模式的に示す説明図である。 DEV‐DRM.B間における負荷抵抗と、出力との関係を示す説明図(a)、VCLN‐DRM.Bにおける負荷抵抗と、出力との関係を示す説明図(b)である。 TR‐DRM.Bにおける負荷抵抗と、出力との関係を示す説明図である。 検査処理を示すフローチャートである。 レーザプリンタの検知部付近における側断面図である。 レーザプリンタの検知部付近における側断面図(変形例)である。
1…レーザプリンタ、2…本体フレーム、3…用紙、4…フィーダ部、5…画像形成部、6…給紙トレイ、7…給紙機構部、20…スキャナ部、21…プロセスカートリッジ、22…定着部、32…前カバー、56…トナー残量検知用窓、57…光透過部、72…検知ギヤ、99…感光体ドラム、100…スコロトロン型帯電器、100a…グリッド電極、100b…放電ワイヤ、101…転写ローラ、102…クリーニング部、108…1次クリーニングローラ、109…2次クリーニングローラ、112…新旧判別部、113…アクチュエータ、115…新品センサ、115a…検知レバー、116…押圧部、130…表示部、131…操作部、132a,132b…通気孔、133…電源スイッチ、140,141…検知部、142…レバー、144…光学式センサ、150…制御装置、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…ネットワークインターフェイス、165…トナーセンサ、170…電荷量補正部、171a〜171c…PWM信号平滑回路、172a〜c…トランスドライブ回路、173a〜c…昇圧・整流回路、174…定電圧回路、176…グリッド出力回路、177…クリーニング出力回路、180…検査用カートリッジ、180a〜180d…抵抗。

Claims (11)

  1. 感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された感光体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、
    前記現像剤により現像された可視像を被記録媒体に転写する転写手段と、
    を利用して画像形成動作を行う画像形成装置であって、
    画像形成装置は、前記帯電手段、前記現像手段、および前記転写手段の少なくとも何れか1つの手段を表す駆動対象手段のうちの少なくとも1つを備えた画像形成用カートリッジが着脱可能に構成されるとともに、前記画像形成用カートリッジに換えて、検査用カートリッジが装着可能に構成されており
    前記駆動対象手段を駆動する駆動手段と、
    画像形成装置に装着されたカートリッジの種類を識別する識別手段と、
    前記検査用カートリッジが画像形成装置に装着されたか否かに基づいて、画像形成装置の動作モードを、前記画像形成動作を行う通常モードから画像形成装置の状態を自ら診断する自己診断モードに切り替える切替手段と、
    前記切替手段により画像形成装置の動作モードが自己診断モードに切り替えられると、前記駆動手段に自己診断用の駆動指令を出力することで、前記駆動手段に対して駆動対象手段を駆動させる駆動指令手段と、
    前記駆動指令手段からの駆動指令に基づく前記駆動手段の動作状態が、正常であるか否かを診断する診断手段と、
    を備え
    前記駆動手段は、画像形成装置の本体に備えられ、前記画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されたときに、前記画像形成用カートリッジに備えられた駆動対象手段と通電可能になり、
    前記切替手段は、前記識別手段により、前記検査用カートリッジが装着されていると識別された場合には、前記自己診断モードを選択し、前記画像形成用カートリッジが装着されていると識別された場合には、前記通常モードを選択すること
    特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検査用カートリッジは、前記画像形成用カートリッジに備えられた駆動対象手段の電気抵抗よりも、抵抗値が小さくなるよう設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検査用カートリッジは、前記画像形成用カートリッジとは異なる内部状態を有し、
    前記識別手段は、画像形成装置に装着されたカートリッジの内部状態を検知することにより、前記カートリッジの種類を識別すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記識別手段は、
    画像形成装置に装着されたカートリッジが新品であるか否かを検知する新品検知手段と、
    画像形成装置に装着されたカートリッジに現像剤が充填されているか否かを検知する現像剤検知手段と、
    を備え、
    前記新品検知手段によりカートリッジが新品であると検知され、且つ、前記現像剤検知手段によりカートリッジに現像剤が充填されていないと検知されたときに、前記検査用カートリッジが装着されたものと判断し、
    前記画像形成用カートリッジは、前記新品検知手段および前記現像剤検知手段によりこのカートリッジの内部状態が検知されたときに、このカートリッジの使用状態に応じた検知結果が検知され、
    前記検査用カートリッジは、前記新品検知手段および前記現像剤検知手段によりこのカートリッジの内部状態が検知されたときに、このカートリッジの使用状態に拘らず、このカートリッジが新品であり、且つこのカートリッジに現像剤が充填されていない旨の検知結果が検知されるよう構成されていること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記識別手段は、
    前記画像形成用カートリッジおよび前記検査用カートリッジのうちの一方が画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化する第1カートリッジ検知手段と、
    前記画像形成用カートリッジおよび前記検査用カートリッジのうちの少なくとも他方が画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化する第2カートリッジ検知手段と、を備え、
    前記各カートリッジ検知手段による検知結果に基づいて、画像形成装置に装着されたカートリッジの種類を識別すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記各カートリッジ検知手段は、被記録媒体の搬送経路上に配置され、被記録媒体が搬送経路上のある位置を通過したときに、検知状態が変化することにより被記録媒体の位置を検知可能に構成され、
    前記第1カートリッジ検知手段は、前記第2カートリッジ検知手段よりも被記録媒体の搬送方向に対して下流側に配置されていると共に、前記画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されたときに検知状態が変化するよう構成されており、
    前記識別手段は、前記第2カートリッジ検知手段による検知状態が変化することなく、前記第1カートリッジ検知手段による検知状態が変化した場合に、画像形成装置に装着されたカートリッジの種類が検査用カートリッジであると識別すること
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動手段は、前記駆動対象手段に対して駆動用の電圧を印加する電圧印加手段を備え、
    前記駆動指令手段は、自己診断用の駆動指令として、通常モードの時には出力しない大きさの電圧を前記電圧印加手段から出力させるための駆動指令を出力すること
    を特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動手段は複数の駆動対象手段の駆動を行い、
    前記駆動指令手段は、前記電圧印加手段が前記各駆動対象手段に対して出力する電圧が、通常モードの時には出力しない組み合わせの電圧となるような駆動指令を、前記電圧印加手段に出力すること
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記診断手段による診断結果を外部に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 前記診断手段による診断結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された診断結果を外部に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の画像形成装置。
  11. 前記感光体の表面をクリーニングするためのクリーニング手段を備え、
    前駆駆動対象手段には、前記クリーニング手段が含まれていること
    を特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載の画像形成装置。
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