JP2024018275A - 画像形成装置 - Google Patents

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千晴 柴田
Chiharu Shibata
啓太 鈴木
Keita Suzuki
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Abstract

Figure 2024018275000001
【課題】トナーカートリッジに起因するエラーをカウントしないことにより、帯電器に起因するエラーの回数を精度よくカウントできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部40は、帯電器33に印加される電圧が閾値以上となった場合、または、帯電器33における異常放電の発生を検知した場合に、エラーを出力する。そして、エラーの出力時に、トナーメモリ23から読み出した寿命情報に応じて、エラー回数を更新する。これにより、トナーカートリッジ20に起因するエラーをカウントしない。したがって、帯電器33に起因するエラーの回数を精度よくカウントできる。
【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
従来、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジを有する。トナーカートリッジは、ドラムカートリッジに装着可能である。また、トナーカートリッジが装着されたドラムカートリッジは、画像形成装置の本体フレームに装着可能である。ドラムカートリッジは、感光体ドラムと、感光体ドラムを帯電させる帯電器と、を有する。
従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2021-056354号公報
この種の画像形成装置では、帯電器にトナーなどの汚れが付着すると、帯電器の抵抗値が大きくなるため、帯電器に印加される電圧値が高くなる。そして、帯電器に印加される電圧値が高くなると、異常放電が発生しやすくなる。
画像形成装置の制御部は、帯電器の電圧値が閾値よりも高くなったとき、または、帯電器において異常放電を検知したときに、エラーを出力する。制御部は、エラーの回数をカウントする。そして、制御部は、エラーの回数が所定回数に到達すると、ドラムカートリッジの使用を禁止する。
しかしながら、帯電器に問題がなくても、トナーカートリッジの問題に起因して、上記のエラーが発生する場合がある。例えば、トナーカートリッジからトナー漏れが発生している場合、帯電器にトナーが付着しやすくなるため、帯電器のエラーが頻発する。
本開示の目的は、トナーカートリッジに起因すると推定されるエラーをカウントしないことにより、帯電器に起因するエラーの回数を精度よくカウントできる画像形成装置を提供することである。
本願の第1開示は、画像形成装置であって、ドラムカートリッジであって、感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面を帯電させる帯電器と、前記帯電器に関するエラーの回数を表すエラー回数を記憶するドラムメモリと、を有するドラムカートリッジと、前記ドラムカートリッジとともに使用されるトナーカートリッジであって、トナーを収容する筐体と、現像ローラと、前記トナーカートリッジの寿命に関する寿命情報を記憶するトナーメモリと、を有するトナーカートリッジと、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジを用いた印刷処理を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記帯電器に印加される電圧が閾値以上となった場合、または、前記帯電器における異常放電の発生を検知した場合に、前記エラーを出力し、前記エラーの出力時において、前記トナーメモリから読み出した前記寿命情報に応じて、前記エラー回数を更新することを特徴とする。
本願の第2開示は、第1開示の画像形成装置であって、前記エラーの出力時において、前記トナーメモリから読み出した前記寿命情報が第1閾値以上の場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする。
本願の第3開示は、第1開示または第2開示の画像形成装置であって、前記寿命情報は、前記現像ローラが回転した回数、前記トナーカートリッジを使用して印刷した用紙の枚数、および、前記トナーカートリッジを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかであることを特徴とする。
本願の第4開示は、第1開示から第3開示までのいずれか一開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記エラー回数が予め設定された基準値に到達した場合、前記ドラムカートリッジの交換を促す情報をディスプレイに表示することを特徴とする。
本願の第5開示は、第2開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記エラーの出力時において、前記寿命情報が前記第1閾値以上の場合、前記帯電器のクリーニングを促す情報をディスプレイに表示することを特徴とする。
本願の第6開示は、第2開示の画像形成装置であって、温度センサをさらに備え、前記制御部は、前記エラーの出力時において、前記寿命情報が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上であり、かつ、前記温度センサの計測値が所定値以上の場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする。
本願の第7開示は、第1開示から第6開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記エラーの出力時において、前記感光体ドラムが回転した回数、前記感光体ドラムを使用して印刷した用紙の枚数、および前記感光体ドラムを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかを表すドラムカウント値の前回のエラー出力時からの増加量が、第1カウント以下である場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする。
本願の第8開示は、第7開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記エラーの出力時において、前記ドラムカウント値の前記増加量が、前記第1カウントよりも大きい第2カウントを超えている場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする。
本願の第9開示は、第1開示または第2開示の画像形成装置であって、前記制御部は、前記エラーの出力時において、前記感光体ドラムが回転した回数、前記感光体ドラムを使用して印刷した用紙の枚数、および前記感光体ドラムを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかを表すドラムカウント値が、所定の寿命カウント値よりも小さい場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする。
本願の第10開示は、第1開示または第2開示の画像形成装置であって、前記帯電器は、帯電ワイヤーと、帯電グリッドと、を有するスコロトロン型帯電器であることを特徴とする。
本願の第1開示~第10開示によれば、トナーメモリから読み出した寿命情報に応じてエラー回数を更新する。これにより、トナーカートリッジに起因すると推定されるエラーをカウントしない。したがって、帯電器に起因するエラーの回数を精度よくカウントできる。
また、本願の第2開示によれば、寿命情報が第1閾値以上の場合は、トナー漏れによるエラーと推定されるため、エラー回数を更新しない。これにより、慢性的な帯電器の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
また、本願の第6開示によれば、寿命情報が第2閾値以上であり、かつ、温度センサの計測値が所定値以上の場合は、トナー漏れによるエラーと推定されるため、エラー回数を更新しない。これにより、慢性的な帯電器の汚れに起因するエラーの回数を、より精度よくカウントできる。
また、本願の第7開示によれば、前回のエラー出力時からのドラムカウント値の増加量が、第1カウント以下である場合は、前回のエラー出力時に帯電器のクリーニングが実施されなかったと推定されるため、エラー回数を更新しない。これにより、慢性的な帯電器の汚れに起因するエラーの回数を、より精度よくカウントできる。
また、本願の第8開示によれば、前回のエラー出力時からのドラムカウント値の増加量が、第2カウントを超えている場合は、使用に伴う通常の帯電器汚れによるエラーであると推定されるため、エラー回数を更新しない。これにより、慢性的な帯電器の汚れに起因するエラーの回数を、より精度よくカウントできる。
また、本願の第9開示によれば、ドラムカウント値が寿命カウント値よりも小さい場合は、慢性的な帯電器の汚れが発生している可能性が低いため、エラー回数を更新しない。これにより、慢性的な帯電器の汚れに起因するエラーの回数を、より精度よくカウントできる。
画像形成装置の概要図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 電圧印加回路の回路図である。 初期処理の流れを示すフローチャートである。 ラッチ処理の流れを示すフローチャートである。 電圧監視処理の流れを示すフローチャートである。 放電監視処理の流れを示すフローチャートである。 エラー出力処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像形成装置の構成>
図1は、画像形成装置1の概要図である。画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタである。具体的には、画像形成装置1は、レーザプリンタまたはLEDプリンタである。図1に示すように、画像形成装置1は、ケーシング10、4つのトナーカートリッジ20、ドラムカートリッジ30、制御部40、ディスプレイ50、および温度センサ60を備える。
ケーシング10は、箱状の本体フレーム11と、カバー12とを有する。4つのトナーカートリッジ20、ドラムカートリッジ30、および制御部40は、本体フレーム11の内部に収容される。
本体フレーム11は、開口13を有する。カバー12は、図1中に二点鎖線で示した閉鎖位置と、図1中に実線で示した開放位置との間で、回動可能である。カバー12が閉鎖位置に配置されたときには、本体フレーム11の開口13が、カバー12により覆われる。カバー12が開放位置に配置されたときには、本体フレーム11の開口13が開放される。
4つのトナーカートリッジ20は、ドラムカートリッジ30に対して、着脱可能である。図1に示すように、トナーカートリッジ20は、筐体21、現像ローラ22、およびトナーメモリ23を有する。筐体21の内部には、現像剤であるトナーが収容されている。4つのトナーカートリッジ20は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)のトナーを収容する。現像ローラ22は、現像軸に沿って延びる円筒状の部品である。現像ローラ22は、現像軸について回転可能である。筐体21内に収容されたトナーは、現像ローラ22の外表面に担持される。
トナーメモリ23は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。トナーメモリ23は、例えば、フラッシュROMまたはEEPROMである。トナーメモリ23は、筐体21に取り付けられている。トナーメモリ23は、トナーカートリッジ20に関する情報を記憶する。具体的には、トナーメモリ23は、トナーカートリッジ20を識別するための識別情報を記憶している。識別情報は、例えば、シリアルナンバーである。
図2は、画像形成装置1の制御ブロック図である。図2に示すように、トナーメモリ23は、トナーカートリッジ20の寿命に関する寿命情報Lを記憶している。寿命情報Lは、トナーカートリッジ20の使用量を表すカウント値である。寿命情報Lは、例えば、現像ローラ22が回転した回数、トナーカートリッジ20を使用して印刷した用紙の枚数、および、トナーカートリッジ20を使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかである。寿命情報Lは、識別情報により特定される1つのトナーカートリッジ20において、印刷の度に更新される値である。
図1に戻る。ドラムカートリッジ30は、本体フレーム11に対して着脱可能である。より具体的には、ドラムカートリッジ30は、4つのトナーカートリッジ20が装着された状態で、本体フレーム11に装着可能である。すなわち、4つのトナーカートリッジ20は、ドラムカートリッジ30と共に使用される。図1に示すように、ドラムカートリッジ30は、ドラムフレーム31、4つの感光体ドラム32、4つの帯電器33、およびドラムメモリ34を有する。
ドラムフレーム31は、4つのトナーカートリッジ20に対応する4つのスロット311を有する。1つのトナーカートリッジ20は、1つのスロット311に装着される。
感光体ドラム32は、スロット311ごとに設けられる。感光体ドラム32は、ドラム軸に沿って延びる円筒状の部品である。感光体ドラム32は、ドラム軸について回転可能である。感光体ドラム32の外表面は、感光材料に覆われている。
スロット311にトナーカートリッジ20が装着されると、現像ローラ22の外表面が、感光体ドラム32の外表面に接触する。トナーカートリッジ20内のトナーは、現像ローラ22の外表面から感光体ドラム32の外表面に供給される。そして、感光体ドラム32の外表面に担持されたトナーが、印刷用紙に転写される。
帯電器33は、スロット311ごとに設けられる。帯電器33は、感光体ドラム32の外表面を帯電させる装置である。本実施形態の帯電器33は、帯電ワイヤーと帯電グリッドとを有する、スコロトロン型帯電器である。帯電器33は、帯電ワイヤーに印加される電圧によって発生するコロナ放電により、感光体ドラム32の外表面を帯電させる。
ドラムメモリ34は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。ドラムメモリ34は、例えば、フラッシュROMまたはEEPROMである。ドラムメモリ34は、ドラムフレーム31に取り付けられている。ドラムメモリ34は、ドラムカートリッジ30に関する情報を記憶する。具体的には、ドラムメモリ34は、ドラムカートリッジ30を識別するための識別情報を記憶している。識別情報は、例えば、シリアルナンバーである。
図2に示すように、ドラムメモリ34は、ドラムカートリッジ30の使用量を表すドラムカウント値Zを記憶している。ドラムカウント値Zは、例えば、感光体ドラム32が回転した回数、感光体ドラム32を使用して印刷した用紙の枚数、および、感光体ドラム32を使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかである。ドラムカウント値Zは、識別情報により特定される1つのドラムカートリッジ30において、印刷の度に更新される値である。
また、ドラムメモリ34は、エラー回数Nを記憶している。エラー回数Nは、帯電器33に関するエラーの回数を表す。具体的には、ドラムメモリ34に記憶されたエラー回数Nは、そのドラムメモリ34が搭載されたドラムカートリッジ30の帯電器33に関するエラーの回数を表す。より具体的には、エラー回数Nは、帯電器33に関するエラーのうち、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を表す。慢性的な帯電器33の汚れは、クリーニングにより除去できない汚れである。慢性的な帯電器33の汚れは、例えば、ドラムカートリッジ30の使用に伴い、帯電器33にトナーの外添成分が固着した汚れなどである。
制御部40は、ドラムカートリッジ30およびトナーカートリッジ20を用いた印刷処理を制御する。図2に示すように、制御部40は、プロセッサ41、本体メモリ42、電圧印加回路43、および異常放電検知回路44を有する。
プロセッサ41は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。本体メモリ42は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。本体メモリ42は、例えばフラッシュROMまたはEEPROMである。本体メモリ42は、プロセッサ41と同一の基板上に配置されていてもよく、他の箇所に配置されていてもよい。
本体メモリ42は、画像形成装置1の動作を制御するためのコンピュータプログラムを記憶している。プロセッサ41は、本体メモリ42に記憶されたコンピュータプログラムに従って、種々の処理を実行する。具体的には、プロセッサ41は、後述する初期処理、ラッチ処理、電圧監視処理、放電監視処理、およびエラー出力処理を実行可能である。
図2に示すように、ドラムカートリッジ30が本体フレーム11に装着された状態において、制御部40は、ドラムメモリ34と電気的に接続される。これにより、プロセッサ41は、ドラムメモリ34からの情報の読み出しおよびドラムメモリ34への情報の書き込みが可能となる。また、トナーカートリッジ20が装着されたドラムカートリッジ30が本体フレーム11に装着された状態において、制御部40は、トナーメモリ23と電気的に接続される。これにより、プロセッサ41は、トナーメモリ23からの情報の読み出しおよびトナーメモリ23への情報の書き込みが可能となる。
電圧印加回路43は、帯電器33に電圧を印加するための電気回路である。図3は、電圧印加回路43の回路図である。上述の通り、本実施形態の帯電器33は、帯電ワイヤー331と、帯電グリッド332とを有する。帯電ワイヤー331および帯電グリッド332は、感光体ドラム32の外表面の近傍に位置する。帯電ワイヤー331および帯電グリッド332は、感光体ドラム32の外表面と間隔を空けて位置する。また、帯電グリッド332は、感光体ドラム32の外表面と、帯電ワイヤー331との間に位置する。
電圧印加回路43は、電源431、抵抗器432、および電流計433を有する。電源431の+極は、帯電ワイヤー331に接続されている。電源431の-極は、接地されている。これにより、電源431は、帯電ワイヤー331に電圧を印加できる。抵抗器432の一端は、帯電グリッド332に接続されている。抵抗器432の他端は、接地されている。抵抗器432には、帯電ワイヤー331の電位に応じた電流が流れる。電流計433は、抵抗器432に流れる電流値を計測する。
制御部40は、帯電グリッド332の電圧値が一定となるように、帯電ワイヤー331の電圧値を制御する。抵抗器432の抵抗値は一定であるため、帯電グリッド332の電圧値と、抵抗器432に流れる電流値は、比例する。より詳しくは、帯電グリッド332の電圧値が大きくなると、抵抗器432に流れる電流値も帯電グリッド332の電圧値に比例して大きくなり、帯電グリッド332の電圧値が小さくなると、抵抗器432に流れる電流値も、帯電グリッド332の電圧値に比例して小さくなる。したがって、制御部40は、電流計433により計測される電流値が一定となるように、電源431が帯電ワイヤー331に印加する電圧値をフィードバック制御する。帯電ワイヤー331に埃やトナーの外添成分が付着し、堆積すると、帯電ワイヤー331の抵抗値が上がるため、上記のフィードバック制御により、電源431から帯電ワイヤー331に印加される電圧値が上昇する。
異常放電検知回路44は、帯電器33における異常放電の発生を検知するための電気回路である。異常放電とは、通常のコロナ放電とは異なる、火花放電等の異常な放電である。異常放電検知回路44は、電圧印加回路43に流れる電流値に基づいて、異常放電の発生を検知する。より具体的には、電圧印加回路43は、図示を省略したトランス(transformer,変圧器)を有する。異常放電検知回路44は、トランスに流れる電流値が、予め設定された許容範囲を超えた場合に、異常放電が発生したと検知する。
ディスプレイ50は、画像形成装置1の動作に関する種々の情報を表示する。ディスプレイ50は、本体フレーム11の外表面に位置する。ディスプレイ50には、例えば、液晶ディスプレイが使用される。ディスプレイ50は、制御部40と電気的に接続されている。ディスプレイ50は、制御部40から出力される情報に基づいて、画像形成装置1の動作状況やエラー等を表示する。
温度センサ60は、画像形成装置1内の温度を計測するセンサである。温度センサ60は、ケーシング10の内部に位置する。温度センサ60は、制御部40と電気的に接続されている。温度センサ60は、ケーシング10内の温度を計測し、得られた計測値を、制御部40へ出力する。
制御部40は、印刷処理の実行時に、図示を省略したモータを駆動させる。現像ローラ22および感光体ドラム32は、このモータから伝達される駆動力によって、回転する。また、制御部40は、上述した電圧印加回路43により、帯電器33に電圧を印加する。これにより、感光体ドラム32の外表面が帯電する。
さらに、制御部40は、図示を省略した光源ユニットの光源を発光させる。光源ユニットから出射された光は、感光体ドラム32の外表面に照射される。これにより、感光体ドラム32の外表面に、静電潜像が形成される。トナーカートリッジ20から供給されるトナーは、現像ローラ22を介して、感光体ドラム32の静電潜像上に供給される。これにより、感光体ドラム32の外表面に、トナー像が形成される。続いて、印刷用紙が、感光体ドラム32と、図示を省略した転写ベルトとの間へ搬送される。これにより、感光体ドラム32の外表面から印刷用紙へ、トナー像が転写される。その後、画像形成装置1内の定着ユニットにおいて、印刷用紙にトナー像が熱定着される。その結果、印刷用紙に画像が印刷される。
<2.初期処理について>
続いて、画像形成装置1の動作について説明する。図4は、画像形成装置1が印刷可能となるまでの初期処理の流れを示すフローチャートである。
制御部40は、まず、画像形成装置1のカバー12が閉鎖された状態で、電源がOFFからONに切り替えられたか、または、電源がONの状態でカバー12が開放位置から閉鎖位置へ回動されたかを判定する(ステップS11)。制御部40は、ステップS11の条件を満たさないと判定した場合(ステップS11:No)、引き続き、ステップS11の判定処理を繰り返す。
制御部40は、画像形成装置1のカバー12が閉鎖された状態で、電源がOFFからONに切り替えられたか、または、電源がONの状態でカバー12が開放位置から閉鎖位置へ回動されたと判定した場合(ステップS11:Yes)、ドラムメモリ34に記憶された情報を読み出すラッチ処理を行う(ステップS12)。
図5は、ラッチ処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、ラッチ処理では、制御部40は、トナーメモリ23に記憶された寿命情報Lの読み出し(ステップS21)、ドラムメモリ34に記憶されたドラムカウント値Zの読み出し(ステップS22)、およびドラムメモリ34に記憶されたエラー回数Nの読み出し(ステップS23)を行う。なお、ステップS21~S23の処理は、図5とは異なる順序で実行されてもよい。
図4に戻る。ラッチ処理が終了すると、制御部40は、エラー回数Nが予め設定された基準値Nerr以上であるか否かを判定する(ステップS13)。制御部40は、エラー回数Nが基準値Nerr以上であると判定した場合(ステップS13:Yes)、印刷処理を実行不能とする(ステップS14)。この場合、制御部40は、印刷ジョブの入力を受け付けない。
一方、制御部40は、エラー回数Nが基準値Nerr未満であると判定した場合(ステップS13:No)、印刷処理を実行可能とする(ステップS15)。この場合、制御部40は、印刷ジョブの入力を待つ。
<3.電圧監視処理について>
続いて、印刷処理の実行時に、帯電器33に印加される電圧値を監視する電圧監視処理について、説明する。図6は、電圧監視処理の流れを示すフローチャートである。
上述したステップS15の後、制御部40が印刷ジョブを受信すると、制御部40は、印刷処理を開始する(ステップS31)。その際、電圧印加回路43が、帯電器33に電圧を印加する。より具体的には、電源431から帯電ワイヤー331に、電圧が印加される。
印刷処理が開始されると、制御部40は、電圧印加回路43から帯電器33に印加される電圧値が、閾値Vth以上であるか否かを判定する(ステップS32)。そして、印刷処理の間、電圧印加回路43から帯電器33に印加される電圧値が、閾値Vth以上とならなかった場合(ステップS32:No)、制御部40は、エラーを出力することなく、印刷処理を終了する(ステップS33)。
帯電ワイヤー331に埃やトナーが付着すると、上述したフィードバック制御により、電圧印加回路43から帯電器33に印加される電圧値が上昇する。電圧印加回路43から帯電器33に印加される電圧値が、閾値Vth以上となった場合(ステップS32:Yes)、制御部40は、実行中の印刷処理が終了した後に(ステップS34)、エラーを出力する(ステップS35)。エラーを出力する処理の詳細については、後述する。
ステップS33またはステップS35の後、制御部40は、トナーカートリッジ20の寿命情報Lと、ドラムカートリッジ30のドラムカウント値Zとを、を更新する(ステップS36)。制御部40は、更新後の寿命情報Lを、トナーメモリ23に書き込む。また、制御部40は、更新後のドラムカウント値Zを、ドラムメモリ34に書き込む。
<4.放電監視処理について>
続いて、印刷処理の実行時に、帯電器33の異常放電を監視する放電監視処理について、説明する。図7は、放電監視処理の流れを示すフローチャートである。
上述したステップS15の後、制御部40が印刷ジョブを受信すると、制御部40は、印刷処理を開始する(ステップS41)。その際、電圧印加回路43が、帯電器33に電圧を印加する。より具体的には、電源431から帯電ワイヤー331に、電圧が印加される。
印刷処理が開始されると、制御部40は、帯電器33において異常放電が発生したか否かを判定する(ステップS42)。具体的には、異常放電検知回路44が、異常放電が発生したか否かを検知する。そして、印刷処理の間、異常放電検知回路44が、異常放電の発生を検知しなかった場合(ステップS42:No)、制御部40は、エラーを出力することなく、印刷処理を終了する(ステップS43)。
一方、制御部40が、異常放電検知回路44において異常放電の発生が検知されたと判定した場合(ステップS42:Yes)、制御部40は、印刷ジョブを最後まで印刷することなく、実行中の印刷処理を停止させる(ステップS44)。そして、制御部40は、エラーを出力する(ステップS45)。エラーを出力する処理の詳細については、後述する。
<5.エラー出力処理について>
続いて、上述したステップS35およびステップS45において実行されるエラー出力処理について、説明する。図8は、エラー出力処理の流れを示したフローチャートである。
<5-1.前回クリーニングしたか否かを判定>
図8に示すように、制御部40は、まず、前回のエラー出力時から現在までのドラムカウント値Zの増加量が、第1カウントZ1以下であるか否かを判定する(ステップS51)。第1カウントZ1は、ドラムカウント値Zの増加量の閾値である。第1カウントZ1は、本体メモリ42に予め記憶されている。ドラムカウント値Zが、印刷した用紙の枚数を表す場合、第1カウントZ1は、例えば50枚とされる。
制御部40が、ドラムカウント値Zの増加量が第1カウントZ1以下であると判定した場合(ステップS51:Yes)、制御部40は、後述するステップS52~S58の処理を行うことなく、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
前回のエラー出力時からのドラムカウント値Zの増加量が、第1カウント以下である場合は、ユーザが、前回のエラー出力時に帯電器33のクリーニングを実施しなかったと推定される。すなわち、この場合は、慢性的な帯電器33の汚れ(クリーニングにより除去できない汚れ)に起因するエラーではないと推定される。このため、制御部40は、後述するステップS56におけるエラー回数Nの更新を行わない。これにより、制御部40は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
<5-2.寿命内であるか否かを判定>
一方、ステップS51において、制御部40が、ドラムカウント値Zの増加量が第1カウントZ1よりも大きいと判定した場合(ステップS51:No)、次に、制御部40は、ドラムカウント値Zが、所定の寿命カウント値Zlimよりも小さいか否かを判定する(ステップS52)。寿命カウント値Zlimは、ドラムカウント値Zの閾値である。寿命カウント値Zlimは、本体メモリ42に予め記憶されている。ドラムカウント値Zが、印刷した用紙の枚数を表す場合、寿命カウント値Zlimは、例えば100,000枚とされる。
制御部40が、ドラムカウント値Zが寿命カウント値Zlimよりも小さいと判定した場合(ステップS52:Yes)、制御部40は、後述するステップS53~S58の処理を行うことなく、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
ドラムカウント値Zが寿命カウント値Zlimよりも小さい場合は、慢性的な帯電器33の汚れが発生している可能性が低い。このため、制御部40は、後述するステップS56におけるエラー回数Nの更新を行わない。これにより、制御部40は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
<5-3.通常の帯電器汚れか否かを判定>
一方、ステップS52において、制御部40が、ドラムカウント値Zが寿命カウント値Zlim以上であると判定した場合(ステップS52:No)、次に、制御部40は、前回のエラー出力時から現在までのドラムカウント値Zの増加量が、第2カウントZ2を超えているか否かを判定する(ステップS53)。第2カウントZ2は、ドラムカウント値Zの増加量の閾値である。第2カウントZ2は、本体メモリ42に予め記憶されている。第2カウントZ2は、第1カウントZ1よりも大きい。ドラムカウント値Zが、印刷した用紙の枚数を表す場合、第2カウントZ2は、例えば500枚とされる。
制御部40が、ドラムカウント値Zの増加量が第2カウントZ2を超えていると判定した場合(ステップS53:Yes)、制御部40は、後述するステップS54~S58の処理を行うことなく、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
前回のエラー出力時からのドラムカウント値Zの増加量が、第2カウントZ2を超えている場合は、使用に伴う帯電器33の通常の汚れ(クリーニングにより除去できる汚れ)に起因するエラーであると推定される。すなわち、この場合は、慢性的な帯電器33の汚れ(クリーニングにより除去できない汚れ)に起因するエラーではないと推定される。このため、制御部40は、後述するステップS56におけるエラー回数Nの更新を行わない。これにより、制御部40は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
<5-4.トナー漏れか否かを判定>
一方、ステップS53において、制御部40が、ドラムカウント値Zの増加量が第2カウントZ2を超えていないと判定した場合(ステップS53:No)、次に、制御部40は、トナーカートリッジ20の寿命情報Lが、第1閾値L1以上であるか否かを判定する(ステップS54)。第1閾値L1は、寿命情報Lの閾値である。第1閾値L1は、本体メモリ42に予め記憶されている。寿命情報Lが、現像ローラ22が回転した回数を表す場合、第1閾値L1は、例えば100,000回とされる。
制御部40が、寿命情報Lが第1閾値L1以上であると判定した場合(ステップS54:Yes)、制御部40は、後述するステップS55~S58の処理を行うことなく、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
トナーカートリッジ20の寿命情報Lが第1閾値L1以上である場合は、トナーカートリッジ20からのトナーの漏れに起因するエラーであると推定される。すなわち、この場合は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーではないと推定される。このため、制御部40は、後述するステップS56におけるエラー回数Nの更新を行わない。これにより、制御部40は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
一方、ステップS54において、制御部40が、寿命情報Lが第1閾値L1よりも小さいと判定した場合(ステップS54:No)、次に、制御部40は、トナーカートリッジ20の寿命情報Lが第2閾値L2以上であり、かつ、温度センサ60の計測値Tが所定値Tth以上であるか否かを、判定する(ステップS55)。第2閾値L2は、寿命情報Lの閾値である。第2閾値L2は、本体メモリ42に予め記憶されている。第2閾値L2は、第1閾値L1よりも小さい。寿命情報Lが、現像ローラ22が回転した回数を表す場合、第2閾値L2は、例えば50,000回とされる。所定値Tthは、温度センサ60の計測値Tの閾値である。所定値Tthは、本体メモリ42に予め記憶されている。所定値Tthは、例えば32℃とされる。
制御部40が、トナーカートリッジ20の寿命情報Lが第2閾値L2以上であり、かつ、温度センサ60の計測値Tが所定値Tth以上であると判定した場合(ステップS55:Yes)、制御部40は、後述するステップS56~S58の処理を行うことなく、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
寿命情報Lが第2閾値L2以上であり、かつ、温度センサ60の計測値Tが所定値Tth以上である場合は、トナーカートリッジ20からのトナーの漏れに起因するエラーであると推定される。すなわち、この場合は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーではないと推定される。このため、制御部40は、後述するステップS56におけるエラー回数Nの更新を行わない。これにより、制御部40は、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーの回数を、精度よくカウントできる。
<5-5.慢性的な帯電器汚れと推定される場合>
一方、ステップS55において、制御部40が、トナーカートリッジ20の寿命情報Lが第2閾値L2よりも小さいか、または、温度センサ60の計測値Tが所定値Tthよりも小さいと判定した場合(ステップS55:No)、慢性的な帯電器33の汚れに起因するエラーであると推定される。この場合、制御部40は、エラー回数Nを更新する(ステップS56)。具体的には、制御部40は、エラー回数Nをインクリメントする。より具体的には、制御部40は、エラー回数Nを1カウント増加させる。そして、制御部40は、更新後のエラー回数Nを、ドラムメモリ34に書き込む。
このように、制御部40は、ドラムカートリッジ30に関する情報だけではなく、トナーカートリッジ20のトナーメモリ23から読み出した寿命情報Lに応じて、エラー回数Nを更新する。これにより、トナーカートリッジ20に起因すると推定されるエラー(例えば、上述したトナー漏れに起因するエラー)をカウントしない。したがって、帯電器33に起因するエラーを、精度よくカウントできる。
次に、制御部40は、エラー回数Nが、基準値Nerrに到達したか否かを判定する(ステップS57)。基準値Nerrは、エラー回数Nの閾値である。基準値Nerrは、本体メモリ42に予め記憶されている。基準値Nerrは、例えば3回とされる。
制御部40が、エラー回数Nが基準値Nerrに到達していないと判定した場合(ステップS57:No)、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電器33のクリーニングを促す情報を表示する(ステップS59)。より詳細には、制御部40は、ディスプレイ50に、帯電ワイヤー331のクリーニングを促す情報を表示する。
エラー回数Nが、基準値Nerrに到達していない場合は、上述したステップS51~S55における判定処理の誤差により、ドラムカートリッジ30がまだ使用可能な状態である可能性がある。このため、制御部40は、後述するステップS58のようなドラムカートリッジ30の交換を促す情報を表示しない。これにより、ドラムカートリッジ30の交換を促す情報を、適切な時期に表示できる。
一方、ステップS57において、制御部40が、エラー回数Nが基準値Nerrに到達したと判定した場合(ステップS57:Yes)、制御部40は、ディスプレイ50に、ドラムカートリッジ30の交換を促す情報を表示する(ステップS58)。この場合、制御部40は、このドラムカートリッジ30を使用した印刷処理を禁止する。
<6.変形例>
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、制御部40が、ステップS51~S55の判定処理を、S51→S52→S53→S54→S55の順で実行していた。しかしながら、制御部40は、ステップS51~S55の判定処理を、他の順序で実行してもよい。また、制御部40は、ステップS51~S55の判定処理のうちの一部の処理を省略してもよい。
上記のステップS54,S55において使用される寿命情報Lは、ローラが回転した回数には限られない。ステップS54,S55において使用される寿命情報Lは、例えば、トナーカートリッジ20を使用して印刷した用紙の枚数、または、トナーカートリッジ20を使用して印刷したドットの数であってもよい。
上記のステップS51,S52,S53において使用されるドラムカウント値Zは、感光体ドラム32を使用して印刷した用紙の枚数には限られない。ステップS51,S52,S53において使用される寿命情報Lは、例えば、感光体ドラム32が回転した回数、または、感光体ドラム32を使用して印刷したドットの数であってもよい。
上記の基準値Nerrは、3回には限られない。基準値Nerrは、1回、2回、または4回以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、帯電器33が、スコロトロン型の帯電器である場合について、説明した。しかしながら、帯電器33は、帯電ローラ等の他方式の帯電器であってもよい。
また、上記の実施形態では、ドラムカートリッジ30が、4つの感光体ドラム32を備えていた。しかしながら、ドラムカートリッジ30が備える感光体ドラム32の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、ドラムカートリッジ30が、4つの帯電器33を備えていた。しかしながら、ドラムカートリッジ30が備える帯電器33の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、ドラムカートリッジ30に、4つのトナーカートリッジ20を装着可能であった。しかしながら、ドラムカートリッジ30に装着可能なトナーカートリッジ20の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
例えば、ドラムカートリッジ30は、1つの感光体ドラム32と1つの帯電器33とを備えていてもよい。そして、1つのトナーカートリッジが装着されたドラムカートリッジが、本体フレーム11に複数装着可能であってもよい。
また、トナーカートリッジ20は、現像ローラ22を有していなくてもよい。その場合、ドラムカートリッジ30が、現像ローラ22を有していてもよい。
また、上記の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 画像形成装置
10 ケーシング
20 トナーカートリッジ
23 トナーメモリ
30 ドラムカートリッジ
33 帯電器
34 ドラムメモリ
40 制御部
43 電圧印加回路
44 異常放電検知回路
50 ディスプレイ
60 温度センサ

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    ドラムカートリッジであって、
    感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムの表面を帯電させる帯電器と、
    前記帯電器に関するエラーの回数を表すエラー回数を記憶するドラムメモリと、
    を有するドラムカートリッジと、
    前記ドラムカートリッジとともに使用されるトナーカートリッジであって、
    トナーを収容する筐体と、
    現像ローラと、
    前記トナーカートリッジの寿命に関する寿命情報を記憶するトナーメモリと、
    を有するトナーカートリッジと、
    前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジを用いた印刷処理を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記帯電器に印加される電圧が閾値以上となった場合、または、前記帯電器における異常放電の発生を検知した場合に、前記エラーを出力し、
    前記エラーの出力時において、前記トナーメモリから読み出した前記寿命情報に応じて、前記エラー回数を更新することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記エラーの出力時において、前記トナーメモリから読み出した前記寿命情報が第1閾値以上の場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記寿命情報は、前記現像ローラが回転した回数、前記トナーカートリッジを使用して印刷した用紙の枚数、および、前記トナーカートリッジを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかであることを特徴とする、画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記エラー回数が予め設定された基準値に到達した場合、前記ドラムカートリッジの交換を促す情報をディスプレイに表示することを特徴とする、画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記エラーの出力時において、前記寿命情報が前記第1閾値以上の場合、前記帯電器のクリーニングを促す情報をディスプレイに表示することを特徴とする、画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    温度センサ
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記エラーの出力時において、前記寿命情報が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以上であり、かつ、前記温度センサの計測値が所定値以上の場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする、画像形成装置。
  7. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記エラーの出力時において、前記感光体ドラムが回転した回数、前記感光体ドラムを使用して印刷した用紙の枚数、および前記感光体ドラムを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかを表すドラムカウント値の前回のエラー出力時からの増加量が、第1カウント以下である場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記エラーの出力時において、前記ドラムカウント値の前記増加量が、前記第1カウントよりも大きい第2カウントを超えている場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする、画像形成装置。
  9. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記エラーの出力時において、前記感光体ドラムが回転した回数、前記感光体ドラムを使用して印刷した用紙の枚数、および前記感光体ドラムを使用して印刷したドットの数の少なくともいずれかを表すドラムカウント値が、所定の寿命カウント値よりも小さい場合、前記エラー回数を更新しないことを特徴とする、画像形成装置。
  10. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記帯電器は、
    帯電ワイヤーと、
    帯電グリッドと、
    を有するスコロトロン型帯電器であることを特徴とする、画像形成装置。
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