JPH09197943A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH09197943A
JPH09197943A JP8020405A JP2040596A JPH09197943A JP H09197943 A JPH09197943 A JP H09197943A JP 8020405 A JP8020405 A JP 8020405A JP 2040596 A JP2040596 A JP 2040596A JP H09197943 A JPH09197943 A JP H09197943A
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JP
Japan
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developer
developing
process cartridge
image forming
forming apparatus
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JP8020405A
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English (en)
Inventor
Kazue Sakurai
和重 櫻井
Keiji Okano
啓司 岡野
Hiroshi Sato
博 佐藤
Seishi Yamaguchi
誠士 山口
Kazumi Yamauchi
和美 山内
Hideki Matsumoto
英樹 松本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップ要因となる機械的構造部品なし
にカートリッジ有無検知を行う。また、現像剤供給ロー
ラの異常を検知して画像不良の発生を防ぐ。 【解決手段】 現像スリーブ3に当接した導電性の現像
剤供給ローラ9と現像スリーブの間に流れる電流を検知
してカートリッジの有無検知を行う。また耐久前後での
電流値を比較することによって現像剤供給ローラの劣化
を検知して、画像不良の発生前にユーザーに警言を報知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成に用いる
プロセスカートリッジ及びこれを装着して画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述する従来
の技術を発展させたものである。
【0003】本発明の基本的な発明の目的は、磁性一成
分現像剤を好適に採用できるプロセスカートリッジを提
供することにある。
【0004】本発明に係る第一の発明の目的はコストア
ップとなる部品を用いることなくプロセスカートリッジ
の装着有無の検出が可能であり、かつ小型化が可能なプ
ロセスカートリッジ及びこれを装着することが可能な画
像形成装置を提供することにある。
【0005】本発明に係る第二の発明の目的は長期間大
量にプリントを行った場合などに現像供給ローラと現像
スリーブの密着性の悪化を検知し、ユーザーに報知して
カートリッジ交換を促すことにより画像不良の発生を未
然に防止することが可能なプロセスカートリッジ及びこ
れを装着することが可能な画像形成装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体と、現像剤を収容する現像容器
と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するた
めの、電子写真感光体の現像領域へ現像剤を搬送する回
転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤
の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に
弾性的に当接して回動し、前記現像剤担持体への現像剤
の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給ローラと、を
有し、前記現像剤が磁性一成分現像剤であり、かつ、前
記現像剤担持体が前記電子写真感光体に対して、微小な
隙間を有して対向していることを特徴とするプロセスカ
ートリッジである。
【0007】本発明の第2発明は画像形成装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光
体と、現像剤を収容する現像容器と、前記電子写真感光
体に形成された潜像を現像するための、電子写真感光体
の現像領域へ現像剤を搬送する回転可能な現像剤担持体
と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤
規制部材と、前記現像剤担持体に弾性的に当接して回動
し、前記現像剤担持体への現像剤の供給及び現像剤の剥
離を行う現像剤供給ローラと、前記現像剤担持体と前記
現像剤供給ローラの間に流れる電流を検出する検出部材
と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジで
ある。
【0008】本発明の第3の発明は前記検出部材が前記
現像剤供給ローラに接続された検出用電極であり、か
つ、プロセスカートリッジを画像形成装置本体へ装着時
には、画像形成装置本体の検出回路に接続される検出用
電極であることを特徴とする第2の発明に記載のプロセ
スカートリッジである。
【0009】本発明第4の発明は前記現像剤供給ローラ
の体積抵抗が109Ω・cm以下であることを特徴とす
る第2の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0010】本発明の第5の発明は現像剤残量検出機構
及び現像剤補給機構を有し、前記現像剤収容容器内に収
納された現像剤が消費された後に現像剤を新たに補給可
能であることを特徴とする第1から第4の発明の何れか
1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0011】本発明の第6の発明はプロセスカートリッ
ジを装着可能であって、記録媒体に画像を形成する画像
形成装置において、電子写真感光体と、現像剤を収容す
る現像容器と、前記電子写真感光体に形成された潜像を
現像するための、電子写真感光体の現像領域へ現像剤を
搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像
剤担持体に弾性的に当接して回動し、前記現像剤担持体
への現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給ロ
ーラと、前記現像剤担持体と前記現像剤供給ローラの間
に流れる電流を検出する検出部材と、を有するプロセス
カートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段
と、前記電流を検出するための検出手段と、前記検出手
段の出力により、前記プロセスカートリッジの画像形成
装置本体への装着の有無を判別するための判別手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0012】本発明の第7の発明はプロセスカートリッ
ジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する画像
形成装置において、電子写真感光体と、現像剤を収容す
る現像容器と、前記電子写真感光体に形成された潜像を
現像するための、電子写真感光体の現像領域へ現像剤を
搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持体
上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像
剤担持体に弾性的に当接して回動し、前記現像剤担持体
への現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給ロ
ーラと、前記現像剤担持体と前記現像剤供給ローラの間
に流れる電流を検出する検出部材と、を有するプロセス
カートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段
と、前記電流を検出するための検出手段と、前記検出手
段の出力により、前記現像剤供給ローラの異常を判別す
るための判別手段と、前記判別手段の結果によってユー
ザーに前記供給ローラの異常を報知する表示手段と、を
有することを特徴とする画像形成装置である。
【0013】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行うことができるので、格段に操作性を向上させること
ができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0014】このようなプロセスカートリッジは画像形
成装置本体に対して着脱の機会が多いため、画像形成に
あたって画像形成装置本体内にプロセスカートリッジが
装着されているか否かを検出して確認する必要が生ず
る。そして従来よりプロセスカートリッジの装着有無の
検出はタクトスイッチやアクチュエータといった機械的
構造部品によって行われていた。
【0015】即ち、プロセスカートリッジが画像形成装
置本体に装着されるとアクチュエータによりタクトスイ
ッチをオンし、またプロセスカートリッジが画像形成装
置本体から取り出されるとアクチュエータによりタクト
スイッチをオフする。そして前記タクトスイッチからの
信号がコントローラに送られて、プロセスカートリッジ
の装着の有無を判定するようにしている。
【0016】なお、画像形成装置における現像装置の一
つとして、小型で低コストな乾式非磁性1成分現像装置
が実用化されている。乾式非磁性1成分現像装置にはポ
リウレンタンフォームやファーブラシによって構成され
た現像剤供給ローラを設置した現像装置が考案されてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な実施の形態は画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光ドラムと、現像剤を収容する現像容
器と、電子写真感光ドラムに対向した現像領域へ現像剤
を搬送する回転可能な現像スリーブと、前記現像スリー
ブ上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現
像スリーブに弾性的に当接して回動し、前記現像スリー
ブへの現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給
ローラと、を有し、前記現像剤が磁性一成分現像剤であ
り、かつ、前記現像スリーブが前記感光ドラムに対し
て、微小な隙間を有して対向しているプロセスカートリ
ッジである。
【0018】第1の代表的な発明(請求項2及び請求項
6)の実施の形態は、プロセスカートリッジを装着可能
であって、記録紙に画像を形成する画像形成装置におい
て、電子写真感光ドラムと、現像剤を収容する現像容器
と、電子写真感光ドラムに対向した現像領域へ現像剤を
搬送する回転可能な現像スリーブと、前記現像スリーブ
上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像
スリーブに弾性的に当接して回動し、前記現像スリーブ
への現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給ロ
ーラと、前記現像スリーブと前記現像剤供給ローラの間
に流れる電流を検出する検出部材の電極と、を有するプ
ロセスカートリッジを着脱可能に備える。そしてこのプ
ロセスカートリッジを装着するための装着手段と、前記
電流を検出するための検出手段と、前記検出手段の出力
により、前記プロセスカートリッジの画像形成装置本体
への装着の有無を判別するための判別手段と、を有する
画像形成装置である。
【0019】第2の代表的な発明(請求項2及び請求項
7)の実施の形態はプロセスカートリッジを着脱可能で
あって、記録紙に画像を形成する画像形成装置におい
て、電子写真感光体と、現像剤を収容する現像容器と、
電子写真感光体に対向した現像領域へ現像剤を搬送する
回転可能な現像スリーブと、前記現像スリーブ上の現像
剤の量を規制する現像剤規制部材と、前記現像スリーブ
に弾性的に当接して回動し、前記現像スリーブへの現像
剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像剤供給ローラと、
前記現像スリーブと前記現像剤供給ローラの間に流れる
電流を検出する検出部材の電極と、を有するプロセスカ
ートリッジを着脱可能に備える。そしてこのプロセスカ
ートリッジを装着するための装着手段と、前記電流を検
出するための検出手段と、前記検出手段の出力により、
前記現像剤供給ローラの異常を判別するための判別手段
と、前記判別手段の結果によってユーザーに前記供給ロ
ーラの異常を報知する表示手段と、を有する画像形成装
置である。
【0020】尚、上述の各実施の形態に対する更なる態
様は以下の説明中に述べる。
【0021】〔実施の形態の詳細な説明〕以下に本発明
を実施の形態を図面によって詳しく説明する。
【0022】(実施の形態イ)ここで図1にプロセスカ
ートリッジを取り外し可能に装着した電子写真画像形成
装置の側断面図、図2にプロセスカートリッジの側断面
図で示す。
【0023】先ず、電子写真画像形成装置について説明
する。図1に示すように、電子写真画像形成装置は、レ
ーザ、ポリゴンミラー補正系レンズを含むスキャナユニ
ット101から画像信号に応じて変調されたレーザ光が
出力される。そして、このレーザ光は折り返しミラー1
02で反射して像担持体の電子写真感光体である感光ド
ラム1上に照射される。感光ドラム1は一次帯電器であ
る帯電ローラ2により予め均一に帯電されており、レー
ザ光の照射に応じて表面に静電潜像が形成される。
【0024】一方、現像装置51背面のトナーユニット
6に貯蔵されているトナー7は、現像剤供給ローラ9に
よって現像スリーブ3に供給された後に、現像スリーブ
3周面を帯電しながら搬送され、現像スリーブ3上に現
像可能なトナー層が形成される。上記の静電潜像はこの
トナー層によって現像して、トナー像として可視化され
る。
【0025】他方、給紙カセット103内に収容された
記録材104例えば紙は、給紙ローラ105によって感
光ドラム1での潜像の形成と同期して供給され、図示さ
れない搬送手段により感光ドラム1上のトナー像の先端
と同期してローラ形状の転写手段107に搬送され、該
転写手段107によって前記のトナー像が記録材104
上に転写される。トナー像を転写された記録材104
は、定着器109まで搬送され、そこでトナー像を定着
して永久像とされ、その後機外に排出される。
【0026】感光ドラム1上に残留したトナーは弾力で
もって接するクリーニングブレード5aを有するクリー
ニング手段5により除去される。なお、112はプロセ
スカートリッジ100を取り外し可能に装着する装着手
段であり、模式的に示す。
【0027】図2に示すプロセスカートリッジ100は
前記の感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置51、ク
リーニング手段5、及びカバー52を一括してユニット
化している。これらの感光ドラム1等はプロセスカート
リッジ100内で所定の相互配置関係をもって組み付け
られており、該プロセスカートリッジ100は画像形成
装置本体120内の所定部(装着手段112)に対して
所定の要領で挿入装着され、また反対に画像形成装置本
体120から抜き外しできるようになっている。
【0028】さて、前記説明したプロセスカートリッジ
100(以下、カートリッジと称する)は、トナーユニ
ット6に貯蔵されているトナー7が消耗した場合や、感
光ドラム1が寿命となった場合や、クリーニング手段5
の廃トナー容器内に回収トナーが満たんになった場合な
どにおいて、ユーザー自身が新しいカートリッジ100
と交換することで新たなプリントを行うことができる。
【0029】本発明の特徴は、上記説明したカートリッ
ジ100の現像装置として、現像剤供給ローラ9を配置
した現像装置51を使用し、かつ、現像スリーブ3と現
像剤供給ローラ51の間に流れる電流を電流検出回路2
0によって測定し、判別手段21によって、カートリッ
ジ有無の検知及び現像剤供給ローラの異常を検知するも
のである。
【0030】次に、図3を使用して、本発明のカートリ
ッジ100の現像装置51について詳細に説明する。
【0031】図3において現像剤を収容するトナーユニ
ット6には磁性1成分トナー7が収容されている。トナ
ー7を担持して電子写真感光体である感光ドラム1に対
向した現像領域にトナーを搬送する現像スリーブ3は、
固定配置された例えば永久磁石のような磁界発生手段4
を内包している。また、現像スリーブ3上に担持された
トナーを規制して薄層のトナー層を形成する現像剤規制
部材8がトナーユニット6に設けてある。現像スリーブ
3に当接して配置され、現像スリーブ3上の現像残りト
ナー7を剥ぎ取り、現像スリーブ3上に新たなトナー7
を供給する現像剤供給ローラ9が回転自在に配設されて
いる。さらに、現像スリーブ3に接続された、現像バイ
アス印加用の電極10及び現像剤供給ローラ9に接続さ
れた電流検出用の電極部材11がトナーユニット6に設
けられている。
【0032】感光ドラム1、現像スリーブ3及び現像剤
供給ローラ9は夫々端部に互いにギア列をなすギアを備
えて、画像形成装置本体120側から駆動力を受け、感
光ドラム1が図示矢印a方向に回転し、現像スリーブ3
は感光ドラム1と反対方向の図示矢印b方向に回転し、
現像剤供給ローラ9は現像スリーブ3と同方向のC方向
に回転し、現像スリーブ3と現像剤供給ローラ9の周面
は互いに反対方向に移動して摺擦する。
【0033】まず、本発明における現像プロセスについ
て説明する。図3において、現像剤供給ローラ9である
弾性ローラが矢印c方向に回転し、現像剤供給ローラ9
の回転によりトナー7を担持して現像スリーブ3の近傍
に供給し、現像スリーブ3と現像剤供給ローラ9とが当
接する当接部(ニップ部)において、現像剤供給ローラ
9上のトナー7が現像スリーブ3と摺擦され、さらに、
現像スリーブ3内の磁界発生手段4によって引き寄せら
れて現像スリーブ3上に保持される。
【0034】その後現像スリーブ3の回転に伴い、現像
スリーブ3上に保持されたトナー7は、現像剤規制部材
8と現像スリーブ3との当接部でこれらの間に侵入し、
ここを通過する際に現像スリーブ3の表面と現像剤規制
部材8の両者により摺擦されて、十分な摩擦帯電を受け
る。以上のようにして帯電されたトナー7は、上記の現
像剤規制部材8と現像スリーブ3との当接部を抜け出し
て、現像スリーブ3上にトナー7の薄層を形成し、感光
ドラム1と微小間隙を開けて対向した現像部へと搬送さ
れる。そして現像部において現像スリーブ3と感光ドラ
ム1との間に、現像バイアスとして直流に交流を重畳し
た交互電圧を印加することにより、現像スリーブ3上の
トナー7が感光ドラム1の静電潜像に付着、現像してト
ナー像として可視化する。
【0035】現像部において現像に消費されずに現像ス
リーブ3上に残存したトナー7は、現像スリーブ3の回
転と共に現像スリーブ3の下部より現像容器形状のトナ
ーユニット6内に回収される。
【0036】上記のトナーユニット6内に回収されたト
ナー7は現像剤供給ローラ9によって現像スリーブ3と
の当接部で現像スリーブ3から剥ぎ取られる。同時に現
像剤供給ローラ9の回転により現像スリーブ3上に新た
なトナー7が供給され、新たなトナー7は、再び現像ス
リーブ3の回転に伴い、現像スリーブ3と現像剤規制部
材8との当接部へ搬送される。
【0037】一方、上記の剥ぎ取られたトナー7の大部
分は、現像剤供給ローラ9の回転に伴い現像容器内のト
ナー7と混ざり合い、剥ぎ取られたトナー7の帯電電荷
が分散される。
【0038】以上の説明はトナー7が磁性1成分トナー
の場合について説明したが、本発明では非磁性1成分ト
ナーでも同様に効果を得ることができる。非磁性1成分
トナーの場合は現像スリーブ3内の磁界発生手段4が不
要となる以外はほぼ同様の現像プロセスとなるため詳細
な説明は省略する。
【0039】次に現像装置51の構成部材について説明
する。
【0040】本発明に使用される現像スリーブ3は、例
えばアルミニウム、ステンレンスチールSUS等の材料
から構成される。現像スリーブ3表面はトナーの搬送性
を向上させる目的で、例えばアランダム砥粒やガラスビ
ーズ等によってサンドブラスト処理を行うことにより凹
凸化処理されても良い。或は、フェノール樹脂やフッ素
樹脂等の結着性樹脂にグラファイト、カーボン等の導電
性粒子を分散したコート層を設けても良い。現像スリー
ブ3は図3において左側の略半周面を現像容器外へ露出
して、感光ドラム1に対向するようにして、回転自在に
横設されている。現像スリーブ3と感光ドラム1間には
僅かな微小間隙が設けられる。現像スリーブ3は、感光
ドラム1の回転方向aに対して、矢印b方向に回転駆動
される。使用される現像剤が磁性1成分トナーの場合に
は現像スリーブ3内に固定された永久磁石等で構成され
た磁界発生手段4を設けても良い。
【0041】本発明に使用される現像剤規制部材8とし
ては、公知な現像スリーブ3と非接触の磁性ブレードや
現像スリーブ3に当接する弾性ブレードが使用される。
弾性ブレードの例としては例えばシリコーン、ウレタン
等のゴム部材(JIS−スプリング試験機A形に規定の
硬度が40°〜90°)やリン青銅、ステンレススチー
ルSUS等の金属薄板等の弾性体から形成されたものが
使用され、現像剤規制部材8の現像スリーブ3との対向
面の一部が面接触で現像スリーブ3に当接して、現像ス
リーブ3と圧接している。
【0042】本発明に使用される1成分トナー7につい
て説明する。本発明における現像剤としては、磁性1成
分現像剤及び非磁性1成分現像剤が共に使用できる。具
体的には磁性1成分現像剤としては、スチレン樹脂やア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂等の各種の熱可塑性樹脂
中に、着色剤とフェライト等の磁性体を分散してなって
いる。また、非磁性1成分現像剤としては前記磁性1成
分現像剤と同様な熱可塑性樹脂中にカーボン等の顔料を
分散してなっている。
【0043】本発明に使用される現像剤供給ローラ9に
ついて説明する。本発明の現像剤供給ローラ9としては
例えば、金属の芯体にポリウレタンフォーム、ゴムスポ
ンジ等のスポンジ体を設けた発泡骨格状スポンジ構造の
弾性ローラが使用され、現像スリーブ3に所定の位置関
係において当接してニップを形成している。本発明にお
いては、現像スリーブ3との間に流れる電流を測定する
ために導電化処理が必要であるが、ポリウレタンフォー
ムやゴムスポンジの場合は、これらの中に導電性のフィ
ラーをいれて発泡させることなどによって達成される。
本発明においては、現像スリーブ3と現像剤供給ローラ
9の間に流れる電流を安定して検出するために、体積抵
抗は109Ω・cm以下とすることが好ましい。
【0044】次に電流検出部材について説明する。本発
明の電流検出部材は、基本的には現像剤供給ローラ9の
金属の芯体に接続された導電性を持つ部材であり、カー
トリッジ100を画像形成装置本体120に装着時に
は、画像形成装置本体120の電流検出回路20の電極
に接続される構造のものであるならば特に制限は受け
ず、金属や導電性プラスチックなどの広い材料の中から
選択される。
【0045】次に、本発明におけるカートリッジ有無検
知の詳細を実施の形態イによって説明する。本発明のカ
ートリッジ有無検知は、基本的にはカートリッジ100
が画像形成装置本体120に装着された時点において、
現像スリーブ3と現像剤供給ローラ9の間に流れ電流を
検知して、電流が流れた場合にはカートリッジ100有
りと判断する判別手段21を設けたものであり、実際の
回路構成などは、以下に説明する例に限定されるもので
はない。
【0046】図4によって、カートリッジ有無検知の構
成を説明する。現像スリーブ3と現像剤供給ローラ9の
間に流す電流の電源として現像バイアス電源を使用した
ことを特徴とする。
【0047】図4はカートリッジ100が画像形成装置
本体120に装着された状態を表している。この時カー
トリッジ100の現像バイアス電極10は画像形成装置
本体120側の現像バイアス電源30に同本体120側
の電極31を介して、接続されている。また、カートリ
ッジ100の電極部材11は画像形成装置本体120側
の電流検出回路20に同本体120側の電極32を介し
て接続されている。本実施の形態イにおける現像剤供給
ローラ9としては体積抵抗として109Ω・cmのもの
を使用した。この状態で現像バイアスがオンされると現
像バイアス電極10から検出部材を通して流れる電流を
検出回路20によって検出し、判別手段21がカートリ
ッジ100有りと判断する。カートリッジ100が装着
されていない場合には、カートリッジ100の検出部材
そのものもが無いために、現像バイアスがオンされても
電流が流れずにカートリッジ無しと判断される。
【0048】次に電流検出回路20について説明する。
本発明の電流検出回路20は基本的には現像スリーブ3
と現像剤供給ローラ9の間に流れる電流を検出できる構
成のものであれば特に制限を受けるものではない。本実
施の形態イにおいては図4に示すように、抵抗33の両
端での電位差を検出する検知回路34によって構成し
た。
【0049】電流検知回路34において使用される抵抗
33は、現像バイアスの出力値や現像剤供給ローラ9の
体積抵抗によって適当な値が決められるが、1KΩ〜1
MΩ程度のものが好適である。また、リレー35は画像
形成時に現像剤供給部材をフロートにして、現像バイア
スが感光ドラム1と現像スリーブ3の間に適切に印加す
る目的で配置されている。
【0050】次に図5によってカートリッジ有無検知の
シーケンスについて説明する。本実施の形態イの画像形
成装置においては、画像形成装置本体120のメイン電
源投入時及びカートリッジ100挿入用の(不図示)ド
アの開閉が行われた時にカートリッジ100内のトナー
の撹拌及び転写手段107のクリーニングのためのイニ
シャル回転のモードにはいり、メインモーターが回転を
始める。本実施の形態イではこのイニシャル回転初期に
現像バイアス電源30のDC成分のみをオンとし約−5
00V程度の直流を印加して前記説明した電流検出回路
20によって現像スリーブ3と現像剤供給ローラ9の間
に流れる電流を検知する。この際、電流が流れた場合に
は判別手段21によってカートリッジ100有りと判断
し、電流が流れない場合にはカートリッジ100無しと
判断する。カートリッジ無しの場合には、画像形成装置
本体120の不図示のCPUに作用する別の制御手段及
び表示手段等(例えば、ランプの点滅、ブザー等)によ
ってカートリッジ100が入っていないことをユーザー
に報知し、以後のプリント信号を受け付けないなどの制
御を行っても良い。
【0051】図5について説明する。図5は本発明のカ
ートリッジ有無検知の反転現像系の画像形成装置に使用
した場合のイニシャル回転のシーケンスチャートを示し
ている。図5に示すように、メイン電源オンまたはカー
トリッジ100挿入用の不図示の画像形成装置本体ドア
が閉められた時点T0でメインモーターの回転が始ま
る。本実施の形態イでは検知のために現像バイアスをオ
ンするため、反転現像系では検知時に感光ドラム1に電
位がのっていない場合、感光ドラム1全面にトナーを現
像してしまう。従って、メインモーターの回転スタート
からモーターの立ち上がり時間t1の間隔をおいた後の
時点T1に帯電バイアスもオンさせて感光ドラム1を帯
電させる。さらに帯電バイアスがオンされた時点T1か
ら時間t2の間隔をおいた後の時点T2に現像バイアス
のDC成分のみをオンとしてカートリッジ100の有無
検出を始める。ここで、時間t2は帯電バイアスがオン
されて電位がのった感光ドラム1の表面が現像部に到達
する時間である。また、現像DCバイアスがオンされた
時点T2で電流検出回路20のリレー35がオンされ
て、電極部材11が接地され現像スリーブ3と現像剤供
給ローラ9の間に電流を流すことができるようになる。
また、現像DCバイアスがオンされると同時に転写手段
107にトナーの帯電極性とおなじ極性の直流高圧であ
るクリーニングバイアスを印加して、感光ドラム1上に
付着したトナーが転写手段107に付着することを防ぐ
とともに、画像形成装置本体120内でのトナー飛散等
によりすでに転写手段107に付着しているトナーを感
光ドラム1に付着させることにより転写手段107のク
リーニングを行う。
【0052】現像DCバイアスは時間t3の間オンされ
てカートリッジ100の有無検出を行う。カートリッジ
100有無検知が終了した時点T3で電流検出回路20
のリレー35はオフされて、その後の画像形成動作時に
備えて現像剤供給部材はフロートにされる。帯電バイア
スと転写ローラクリーニングバイアスはモーター回転が
終了する時点T4までオンされる。
【0053】以上説明したように、本実施の形態イによ
って特別な機械的構成部品を用いることなく、カートリ
ッジ100の有無検出を行うことができる。
【0054】(実施の形態ロ)図6によって本発明の第
2の実施の形態ロの説明を行う。
【0055】本実施の形態ロは、カートリッジ100有
無検出のための電源を現像バイアス電源以外に電流検出
回路20の中に別途設けたことを特徴とする。
【0056】本発明のカートリッジ100有無検出にお
いては、カートリッジ100に設けられた現像バイアス
電極10と検出部材電極11が正しく画像形成装置本体
120側の同電極31,32と接続されなければカート
リッジ100有りと判断されないため、ユーザーのカー
トリッジ100の画像形成装置本体120への装着が不
適切である場合にはカートリッジ100無しと判断され
る。カートリッジ100の画像形成装置本体120への
装着が不適切であるままの状態で画像形成動作を行うと
通常の品質のプリントが得られない場合があるばかりで
はなく、画像形成装置本体120またはカートリッジ1
00を破損する場合も考えられるため、このような場合
はユーザーにカートリッジ100の装着をやり直しても
らわなければならない。このような場合を考えると、画
像形成装置本体120の装着用ドアを開いて、カートリ
ッジ100を画像形成装置本体120内に装着した時点
で即座にカートリッジ100の有無検出が行われ、装着
に問題があった場合にはすぐにカートリッジ100を入
れ直すことができることが望ましい。従って、有無検出
に画像形成装置本体120の高圧電源を利用する場合で
は、安全性の問題から挿入用ドアを開けたまま検知を行
うことができないが、検出用の低圧電源を別途設けるこ
とにより装着用の本体ドアを開けたまま検知を行うこと
ができるため、ユーザーにとってより使い易い構成とす
ることができる。
【0057】図6は図4と同様に画像形成装置本体12
0にカートリッジ100が装着されている状態を示した
図である。図6において図4で説明したものと同じ働き
をするものは、図4と同一符号とし説明は援用する。図
6では電流検知回路20の中の検出用電源38を設け、
現像バイアス電極31に出力されるバイアスを現像バイ
アス電源30と検出用電源38をリレー37によって切
り替えることができる構成となっている。検出用電源3
8は5Vから30V程度の直流低圧電源であり、画像形
成装置本体120のカートリッジ100装着用ドアが開
いている状態でも出力可能な構成になっている。また検
出用電源38の印加する極性としては現像スリーブ3側
にトナーの帯電極性と逆の極性が印加されるように設定
される。本実施の形態ロにおいては、実施の形態イと同
様にトナー7としてネガ帯電性のトナーを使用している
ため、現像スリーブ3にプラスが印加される。
【0058】次に本実施の形態ロのカートリッジ100
有無検出の動作について説明する。本実施の形態ロの画
像形成装置においては通常の画像動作時においては、リ
レー37は現像バイアス電源30の現像バイアス電極3
1と現像スリーブ3の現像バイアス電極10を接続し
て、現像スリーブ3に現像バイアスの供給を行う。同様
に画像形成動作時においては、リレー35はオフされて
現像剤供給ローラ9をフロートに保ち、現像バイアスが
現像剤供給ローラ9を通じてリークすることを防ぐ。
【0059】画像形成装置本体120のメインスチッチ
オン時に画像形成装置本体120のカートリッジ100
装着用のドアが開けられると、リレー37は検出用電源
38に切り替わり、現像バイアス電極31に検出用の電
圧を供給する。同時にリレー35がオンされて検出用電
極32が接地される。この状態でカートリッジ100が
正しく装着されていれば電流検出回路20に電流が流
れ、判別手段21によって即座にカートリッジ100有
りを検出する。この時、カートリッジ100が停止した
状態で現像バイアス電極31に電圧が印加されるが、5
〜30V程度の低い電圧であり、かつ、トナーの帯電極
性と逆極性の電圧の印加であるため、感光ドラム1へト
ナー7を現像してしまったり、安全性に係わる問題が発
生することは無い。なお、本実施の形態ロで使用される
現像剤供給ローラ9の体積抵抗は、低電圧で電流検知を
行うため105Ω・cm以下程度のものが望ましい。ま
た、カートリッジ100有無検出用の電源として、例え
ば、本体制御用の5V電源などを使用しても良い。
【0060】このように本実施の形態ロでは、カートリ
ッジ100有無検出用に低圧電源を使用するために画像
形成装置本体120のカートリッジ100装着用のドア
が開けられた状態でカートリッジ100有無の検出を行
うことができるためユーザーにとってより使いやすいカ
ートリッジ100有無検出を行うことができた。
【0061】(実施の形態ハ)図7、図8および図9に
よって本発明の実施の形態ハの説明を行う。
【0062】本実施の形態ハでは現像スリーブ3と現像
剤供給ローラ9の間に流れる電流によって現像剤供給ロ
ーラ9の異常を検知して、不良画像が発生する以前にユ
ーザーに警告を行いカートリッジ100の交換を促し画
像不良の発生を未然に防止することを特徴とする。
【0063】図7に本実施の形態で使用されるカートリ
ッジ100の断面図を示す。図7においては、図2で説
明したものと同じ構成のものには同一符号をつけて説明
は援用する。
【0064】本実施の形態ハで使用されるカートリッジ
100はトナー残量検知手段13とトナーユニット6に
開閉自在に蓋12を有し、トナーユニット6に収納され
ているトナー7が消費された時には蓋12を開いてユー
ザー自身がトナー補給を行える構成となっている。
【0065】本発明者らによれば、図7に示したような
トナー補給可能なカートリッジ100において、大量の
プリントを行った場合に発生する弾性体の現像剤供給ロ
ーラ9の表面の摩耗や発泡セルのホツレによる現像スリ
ーブ3との密着性の悪化は現像スリーブ3との間に流れ
る電流値と相関があり、密着性が悪くなるほど流れる電
流値は少なくなっていく。従って、新品状態の電流値と
プリント後の電流値を比較することによって現像剤供給
ローラ9の劣化を検知することができる。
【0066】図8によって本実施の形態ハの構成につい
て説明する。図8は図4、図6と同様に画像形成装置本
体120にカートリッジ100が装着されている状態を
示した図である。本実施の形態ハの構成は基本的には図
4で説明した電流検出回路20に現像剤残量検知回路2
2、演算回路23、メモリー24、異常判別手段25を
加えたものである。
【0067】本発明に使用される現像剤残量検知回路2
2としては、公知の構成で特に制限を受けないが、本実
施の形態ハでは現像装置内壁にトナー残量検知手段13
としてピエゾ素子を配置して現像装置内のトナーの重さ
を検出する方式を使用した。
【0068】図9は本実施の形態の現像剤供給ローラの
異常検知の方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【0069】図8、図9を参照して本実施の形態ハの現
像剤供給ローラ9の異常検知の方法を順に説明する。 (1)画像形成装置本体120に新品のカートリッジ1
00を装着し(Step1)、現像スリーブ3と現像剤
供給ローラ9の間に流れる電流を検出する(Step
2)。この検出方法については実施の形態イで説明した
ものと同じであるため説明は援用する。この時、現像剤
供給ローラ9の全周にわたって流れる電流を電流検出回
路20により検出し、検出された電流の平均値および最
小値を演算回路23によって算出しメモリー24に記憶
しておく。(Step2) (2)現像剤残量検知回路22によってトナーユニット
6に収容されているトナー7が所定量以下と検出された
時(Step3)に強制的にイニシャル回転のシーケン
スに入り、再び現像剤供給ローラ9の全周にわたって流
れる電流を電流検出回路20により検出する。ここで検
出された電流の平均値および最小値を演算回路23によ
って算出してメモリー24に記憶されている初期の値と
比較する。(Step4) (3)初期の値との差が所定値以下の場合は異常判別手
段25によって異常無しと判断され不図示の表示手段に
よってユーザーにトナー補給要請が報知される。(St
ep5) (4)初期の値との差が所定値以上となった場合には異
常判別回路25によって現像剤供給ローラ9の異常と判
断され不図示の表示手段によってユーザーにカートリッ
ジ100交換要請が報知される。(Step6) (5)ユーザーが新品カートリッジ100に交換を行う
際にメモリー24をリセットし(Step7)その後
(1)から(4)を繰り返す。
【0070】本実施の形態ハの異常判別の基準は現像剤
供給ローラ9の材質や設定によっても異なるが平均値、
最小値のどちらかが初期電流値の70%以下程度になっ
た時点で異常と判断することが好適である。
【0071】このような構成にすることにより、本実施
の形態ハではカートリッジ100がトナー7無しになっ
た時点で現像剤供給ローラ9の異常を検出するため不良
画像の発生を防止するだけはなくユーザーが補給したト
ナーを無駄にすることもなくなった。
【0072】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第一
の代表的な構成(請求項2及び請求項6)によれば電子
写真感光体と、現像剤を収容する現像容器と、電子写真
感光体に対向した現像領域へ現像剤を搬送する回転可能
な現像剤担持体と、現像剤担持体上の現像剤の量を規制
する現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に弾性的に当
接して回動し、前記現像剤担持体への現像剤の供給及び
現像剤の剥離を行う現像剤供給ローラと、前記現像剤担
持体と現像剤供給ローラの間に流れる電流を検出する検
出部材と、を有するプロセスカートリッジを備える。そ
してこのプロセスカートリッジを装着するための装着手
段と、前記電流を検出するための検出手段と、前記検出
手段の出力により、前記プロセスカートリッジの装置本
体への装着の有無を判別するための判別手段とを設けて
画像形成装置を構成したことにより、コストアップの要
因となる機械的構造部品を用いることなくプロセスカー
トリッジの装着有無が可能となり、かつ小型化が可能な
プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供すること
ができた。
【0074】また、本発明に係る第二の代表的な構成
(請求項2及び請求項7)によれば、電子写真感光体
と、現像剤を収容する現像容器と、電子写真感光体に対
向した現像領域へ現像剤を搬送する回転可能な現像剤担
持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現
像剤規制部材と、前記現像剤担持体に弾性的に当接して
回動し、前記現像剤担持体への現像剤の供給及び現像剤
の剥離を行う現像剤供給ローラと、前記現像剤担持体と
前記現像剤供給ローラの間に流れる電流を検出する検出
部材と、を有するプロセスカートリッジを備える。そし
てこのプロセスカートリッジを装着するための装着手段
と、前記電流を検出するための検出手段と、前記検出手
段の出力により、前記現像剤供給ローラの異常を判別す
るための判別手段と、前記判別手段の結果によってユー
ザーに前記供給ローラの異常を報知する表示手段とを設
けて画像形成装置を構成したことにより、現像剤供給ロ
ーラと現像スリーブの密着性の悪化を検知し、画像不良
の発生を未然に防止することが可能なプロセスカートリ
ッジ及びこれを装着することが可能な画像形成装置を提
供することができた。
【0075】又、基本的な構成として、現像剤供給ロー
ラを有する場合、現像剤が磁性1成分現像剤であり、か
つ現像剤担持体が電子写真感光体に対して微小な間間隙
を有して対向していると、1成分現像剤を用いるプロセ
スカートリッジとして好適である。
【0076】又、上記第一の代表的な構成において検出
部材が現像供給ローラに接続された検出用電極であり、
しかもプロセスカートリッジの画像形成装置本体へ装着
時には、画像形成装置本体の検出回路に接続される検出
用電極とした場合は、プロセスカートリッジの電極を増
加させることなく、プロセスカートリッジが簡単であ
る。又、現像剤供給ローラの体積抵抗が109Ω・cm
以下であることにより好適な結果が得られる。
【0077】又、各プロセスカートリッジの構成におい
て現像剤残量検出機構及び現像剤補給機構を有し、現像
剤収容容器内に収納された現像剤を新たに補給可能であ
る場合においても、上記構成により現像剤供給ローラの
耐久性が検出されるので対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態イにおける画像形成装置に
側断面図である。
【図2】本発明の実施の形態イにおけるプロセスカート
リッジの側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態イにおける現像装置の側断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態イの構成を表す側断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態イのシーケンスを表すタイ
ムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態ロの構成を表す側断面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態ハにおけるプロセスカート
リッジの側断面図である。
【図8】本発明の実施の形態ハの構成を表す側断面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態ハにおけるフローチャート
である。
【符号の説明】
1…感光ドラム 2…帯電ローラ 3…現像スリーブ 4…磁界発生手段 5…クリーニング手段 5a…クリーニングブレード 6…トナーユニット 7…トナー 8…現像剤規制部材 9…現像剤供給ローラ 10…電極 11…電極部材 12…蓋 13…トナー残量検知手段 20…電流検出回路 21…判別手段 22…現像剤残量検知回路 23…演算回路 24…メモリ 25…異常判別手段 30…バイアス電源 31…電極 32…電極 33…抵抗 34…検知回路 35…リレー 37…リレー 38…検出用電源 51…現像装置 52…カバー 100…プロセスカートリッジ 101…スキャナーユニット 102…ミラー 103…給紙カセット 104…記録材 105…給紙ローラ 107…転写手段 109…定着器 112…装着手段 120…画像形成装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠士 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山内 和美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 英樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 現像剤を収容する現像容器と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するため
    の、電子写真感光体の現像領域へ現像剤を搬送する回転
    可能な現像剤担持体と、 前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制
    部材と、 前記現像剤担持体に弾性的に当接して回動し、前記現像
    剤担持体への現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像
    剤供給ローラと、 を有し、 前記現像剤が磁性一成分現像剤であり、かつ、前記現像
    剤担持体が前記電子写真感光体に対して、微小な隙間を
    有して対向していることを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 現像剤を収容する現像容器と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像するため
    の、電子写真感光体の現像領域へ現像剤を搬送する回転
    可能な現像剤担持体と、 前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制
    部材と、 前記現像剤担持体に弾性的に当接して回動し、前記現像
    剤担持体への現像剤の供給及び現像剤の剥離を行う現像
    剤供給ローラと、 前記現像剤担持体と前記現像剤供給ローラの間に流れる
    電流を検出する検出部材と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記検出部材が前記現像剤供給ローラに
    接続された検出用電9極であり、かつ、プロセスカート
    リッジを画像形成装置本体へ装着時には、画像形成装置
    本体の検出回路に接続される検出用電極であることを特
    徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記現像剤供給ローラの体積抵抗が10
    9Ω・cm以下であることを特徴とする請求項2に記載
    のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 現像剤残量検出機構及び現像剤補給機構
    を有し、前記現像剤収容容器内に収納された現像剤が消
    費された後に、現像剤を新たに補給可能であることを特
    徴とする請求項1から4の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 電子写真感光体と、現像剤を収容する現像容器と、前記
    電子写真感光体に形成された潜像を現像するための、電
    子写真感光体の現像領域へ現像剤を搬送する回転可能な
    現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を規
    制する現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に弾性的に
    当接して回動し、前記現像剤担持体への現像剤の供給及
    び現像剤の剥離を行う現像剤供給ローラと、 前記現像剤担持体と前記現像剤供給ローラの間に流れる
    電流を検出する検出部材と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、 前記電流を検出するための検出手段と、 前記検出手段の出力により、前記プロセスカートリッジ
    の画像形成装置本体への装着の有無を判別するための判
    別手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 電子写真感光体と、現像剤を収容する現像容器と、前記
    電子写真感光体に形成された潜像を現像するための、電
    子写真感光体の現像領域へ現像剤を搬送する回転可能な
    現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の量を規
    制する現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に弾性的に
    当接して回動し、前記現像剤担持体への現像剤の供給及
    び現像剤の剥離を行う現像剤供給ローラと、 前記現像剤担持体と前記現像剤供給ローラの間に流れる
    電流を検出する検出部材と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、 前記電流を検出するための検出手段と、 前記検出手段の出力により、前記現像剤供給ローラの異
    常を判別するための判別手段と、 前記判別手段の結果によってユーザーに前記供給ローラ
    の異常を報知する表示手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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