JP4380027B2 - シートクッション - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車用シートのシートクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシートクッションの構造は、例えば実開平2−36347号公報に開示されている技術が公知である。この技術ではシートクッションの両サイドに設けたシャフトにSバネが掛け渡されているとともに、一方のシャフトを回転操作することにより、連動機構の作動を通じて両シャフトの間隔が拡がったり狭まったりするように構成されている。この操作により前記Sバネに加わっているテンションが変化し、結果としてシートクッションにおける座面の固さ(バネ特性)が調整される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記の公報に開示されている技術では、座面のバネ特性を調整するために前記の両シャフト間の連動機構といった複雑で部品点数の多い機構が必要である。このためシートクッションの組み付け工数が増えるとともに、コストも増大する。
本発明は前記課題を解決しようとするもので、その目的は、簡単な構造によってシートクッションの座面のバネ特性を変更可能とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、座面からの荷重を受けるクッション体がシートフレーム側の固定部材に対しバネ部材によって連結されているシートクッションであって、前記クッション体に加わる荷重の変化に伴い、前記バネ部材がそれ自体の弾性により前記固定部材に対して撓むように構成されている。このバネ部材を前記クッション体と前記固定部材との間において下側から受け止め可能に配置された支持部材がロッド状をしており、この支持部材の両端部が前記シートフレームに形成されている支持孔に対し、前記バネ部材の受け止め位置を調整する方向へ移動可能に支持されている。さらに、この支持部材が、シートフレームに対して回転操作可能に設けられたハンドルの操作に連動して円弧に沿って移動するように設定されている。また、前記支持孔が支持部材の移動軌跡に対応した形状になっているとともに、その縁部に支持部材の両端部を複数の位置で規制する複数個の凹部がある。しかも支持部材は前記ハンドル側に設けられたスプリングにより、支持孔の縁部に向けて付勢されている。
【0005】
この構成によれば、前記座面への着座によって前記クッション体に加わる荷重が変化し、これに伴う前記バネ部材の撓みによって前記座面には所定のバネ特性が得られる。そして前記支持部材によるバネ部材の受け止め位置を調整することにより、このバネ部材の撓みの支点を調整することができ、簡単な構造で前記座面のバネ特性を変更できる。
また、支持部材によるバネ部材の受け止め位置を調整するとき、この支持部材がシートフレームの支持孔に対して位置規制されることから、バネ部材の撓みの支点が安定するとともに調整のための操作に節度感を持たせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は自動車用シートのシートクッションをその表皮やパッドなどを取り除いた状態で表した斜視図である。この図面で示すようにシートクッションのシートフレーム10には、その後部寄りの個所においてロッド12(固定部材)が両サイド間に掛け渡された状態に固定されている。このロッド12の軸上には、そのほぼ全長にわたってバネ部材14が取り付けられており、かつバネ部材14にはシートクッションのクッション体として機能するコンターマット16の後端部が連結されている。
【0009】
図2は前記バネ部材14とコンターマット16との関連部分を表した斜視図、図3は図2のロッド12を背面側からみた斜視図である。これらの図面から明らかなように前記バネ部材14は、連続するワイヤを前後方向に交互に折り曲げた格好に形成されている。そして前方側に形成されている各フック部14aには前記コンターマット16の後端部に位置するバー16aが連結されており、後方側に形成されているコーナ部14bはロッド12に固定されたピン12aに引っかけられている(図3)。つまりコンターマット16はバネ部材14を通じてシートフレーム10側の固定部材であるロッド12に連結されている。
したがってシートクッションの座面に人が着座したときのコンターマット16に加わる荷重により、前記バネ部材14がその弾性で撓み、この撓みによってシートクッションとしてのバネ特性が得られる。
【0010】
なお前記コンターマット16の中間部と前端部とに位置しているそれぞれのバー16b,16cは、前記シートフレーム10の所定個所に固定されている。また、このコンターマット16はシートクッションにおけるクッション体の一つであり、他のものに代えることができる。例えば図4はコンターマット16の代わりにSバネ18が使用されたタイプを表した斜視図である。このSバネ18についても、その後端部が前記バネ部材14を通じてロッド12に連結されている。
ただし、以下はコンターマット16をクッション体として用いた例によって説明する。
【0011】
図5は図1の一部を拡大して表した側面図、図6は図5のVI−VI矢視方向の断面図、図7は図5の一部を表した斜視図である。これらの図面で示すように前記シートフレーム10における後部寄りの側部には円形状のハンドル24が回転操作可能に設けられている。つまり図6で示すようにハンドル24の内側中心部に形成されているボス26が、シートフレーム10の側壁に対して軸部材28により回転可能に支持されている。そして前記ハンドル24の内側にはスプリング収納部30があり、その内部には圧縮スプリング32がハンドル24の半径方向に弾性力を発揮するように組み込まれている。またこのスプリング収納部30にはプッシュボタン34が、ハンドル24の外周側から押し込み操作できるように組み付けられている。
【0012】
しかもスプリング収納部30の内部には、つぎに説明するロッド状の支持部材36の端部が前記プッシュボタン34の内端面と前記圧縮スプリング32コイル端との間において支持されている。したがってこの支持部材36は、通常は図6(A)で示すように前記圧縮スプリング32の弾性力によりハンドル24の外周側(プッシュボタン34の側)に向けて付勢されている。そこで前記プッシュボタン34を圧縮スプリング32の弾性に抗して押し込むことにより、支持部材36を図6(B)に示すようにハンドル24の回転中心方向へ移動させることができる。
【0013】
前記支持部材36は、前記バネ部材14をその下側から受け止め可能な位置において、かつ図1から明らかなようにシートフレーム10の両サイドにわたって前記ロッド12とほぼ平行に配置されている。そして支持部材36の両端部は、シートフレーム10の両側壁に形成されている支持孔38を通って前記ハンドル24に前記のように支持されている。つまり前記ハンドル24とその関連部品は、シートフレーム10の両サイドにそれぞれ設けられているのであるが、図面ではシートフレーム10の前記支持孔38も含めて片側のみが示されている。
【0014】
前記支持孔38は前記ハンドル24の回転に対応する円弧に沿って長く形成されているとともに、この支持孔38の下側の縁部には複数個(3個)の凹部38a〜38cが形成されている。通常はこれらの各凹部38a〜38cのいずれか一つに前記支持部材36が位置している。例えば図5および図7での支持部材36は凹部38aに位置しており、かつ前記圧縮スプリング32の弾性によって凹部38aに押しつけられている。
【0015】
なお前記支持部材36の近くには、受け止めロッド20がシートフレーム10の両サイドにわたって配置されている。この受け止めロッド20は前記バネ部材14のフック部14aの近くを下側から受け止める位置に配置されており、その両端部はシートフレーム10の側壁に対してテンションスプリング22を介して支持されている。この支持構造についても図面では片側のみが示されている。
【0016】
このように前記支持部材36はシートフレーム10の前記支持孔38における各凹部38a〜38cの一つに位置し、そこに対して前記圧縮スプリング32の弾性により押しつけられているので、そのシートフレーム10に対する支持部材36の位置は安定している。ここで支持部材36を前記支持孔38の長さ方向に沿って移動させるための操作を主として図8によって説明する。
【0017】
いま支持部材36は図8(A)で示すように支持孔38の凹部38aに位置しているものとする。この状態において前記ハンドル24のプッシュボタン34を前記のように押し込むことにより、支持部材36をハンドル24の回転中心方向へ移動させながら、このハンドル24を反時計回り方向に回転操作する。そうすると支持部材36は前記凹部38aから隣の凹部38bに向かって図8(B)で示すように境の凸部を乗り越えて移動し、図8(C)で示すように凹部38bに安定した状態で位置する。同様にしてハンドル24をさらに反時計回り方向に回転操作することにより、支持部材36を凹部38bから凹部38cに移動させることができる。
【0018】
このようにして前記支持部材36を支持孔38の各凹部38a〜38cの位置へ選択的に移動させることにより、この支持部材36による前記バネ部材14の受け止め位置が調整される。この結果、前記コンターマット16に加わる荷重に伴って前記のようにバネ部材14が撓むときの支点が変化する。この撓み支点の変化を図9によって説明する。
【0019】
前記支持部材36が図9(A)で示すように前記支持孔38の凹部38aに位置決めされている状態において、すでに説明したようにシートクッションの座面への着座によって前記コンターマット16に荷重が加わると、前記バネ部材14が図面の実線位置から仮想線位置まで撓む。このときのバネ部材14は、ほとんど前記ロッド12を支点として撓み、仮想線位置において前記受け止めロッド20で受け止められる。
これに対して前記支持部材36が図9(B)で示すように前記支持孔38の凹部38cに位置決めされている状態においては、コンターマット16に加わる荷重によって前記バネ部材14は支持部材36を支点として図面の実線位置から仮想線位置まで撓み、前記受け止めロッド20で受け止められる。
【0020】
したがって図9(A)に示す状態よりも図9(B)に示す状態の方が前記バネ部材14のアーム長が短く、バネ特性としては硬くなる。また前記支持部材36を前記支持孔38の凹部38bに位置決めした場合は、前記バネ部材14のバネ特性が図9(A)に示す状態よりも硬く、図9(B)に示す状態寄りも柔らかくなる。このことから前記支持部材36の位置を調整して前記バネ部材14の撓みの支点を調整することにより、シートクッションの座面のバネ特性を調整することができる。そして前記支持孔38の凹部の数を増やして支持部材36の位置をさらに細かく調整できるようにすれば、座面のバネ特性をより微妙に調整することができる。
【0021】
なお前記支持部材36の位置を変更しても、前記バネ部材14の最大撓み量は前記受け止めロッド20で前記フック部14aの下面を受け止めることにより規制される。このため着座時における座面の高さは一定に保たれ、そのバネ特性のみが調整される。また前記受け止めロッド20はシートフレーム10に対して前記テンションスプリング22により支持されているので、着座した瞬間に座面が硬くなる感覚(いわゆる底つき感)が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートクッションをその表皮やパッドなどを取り除いた状態で表した斜視図。
【図2】バネ部材とコンターマットとの関連部分を表した斜視図。
【図3】図2のロッドを背面側からみた斜視図。
【図4】コンターマットに代えてSバネを使用した場合を表した斜視図。
【図5】図1の一部を拡大して表した側面図。
【図6】図5のVI−VI矢視方向の断面図。
【図7】図5の一部を表した斜視図。
【図8】支持部材を移動させる状態を表した説明図。
【図9】バネ部材の撓み支点の変化を表した説明図。
【符号の説明】
10 シートフレーム
12 ロッド(固定部材)
14 バネ部材
16 コンターマット(クッション体)
36 支持部材
38 支持孔

Claims (1)

  1. 座面からの荷重を受けるクッション体がシートフレーム側の固定部材に対しバネ部材によって連結されているシートクッションであって、
    前記クッション体に加わる荷重の変化に伴い、前記バネ部材がそれ自体の弾性により前記固定部材に対して撓むように構成されているとともに、このバネ部材を前記クッション体と前記固定部材との間において下側から受け止め可能に配置された支持部材がロッド状をしており、この支持部材の両端部が前記シートフレームに形成されている支持孔に対し、前記バネ部材の受け止め位置を調整する方向へ移動可能に支持され、かつ、この支持部材が、シートフレームに対して回転操作可能に設けられたハンドルの操作に連動して円弧に沿って移動するように設定され、前記支持孔が支持部材の移動軌跡に対応した形状になっているとともに、その縁部に支持部材の両端部を複数の位置で規制する複数個の凹部があり、しかも支持部材は前記ハンドル側に設けられたスプリングにより、支持孔の縁部に向けて付勢されているシートクッション。
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