JP4379246B2 - 光ディスク装置及びプリント回路基板のグランド構造 - Google Patents

光ディスク装置及びプリント回路基板のグランド構造 Download PDF

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本発明は、光ディスク装置に関し、特にそのプリント回路基板のグランドラインを金属製のベース部材などにグランドするグランド構造に関する。
DVDレコーダなどの光ディスク装置では、非常に高い周波数で半導体レーザ素子のオン/オフを制御しているため、半導体レーザ素子の駆動用ICの発信周波数に応じた高周波ノイズが発生する。一方、FCC(Federal Communications Commission)などによれば、光ディスク装置などの電子機器から外部に放出される電磁波ノイズのレベルを一定以下にすることが要求されている。そのため、従来から、光ディスク装置のプリント回路基板をベース部材などに固定するためのねじ止め用孔部の近傍にグランド用のランドを形成し、固定用のねじを介してプリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドすることが行われている。
一般的に、プリント回路基板を設計する場合、プリント回路基板をベース部材などに固定するために最適なねじの位置は、ベース部材の形状やプリント回路基板上に実装される電子部品の配置などによって決定される。一方、プリント回路基板のグランドラインをグランドする最適な位置は、電子部品の配置や回路パターンなどによって決定される。そのため、プリント回路基板をベース部材などに固定するためのねじの最適な位置と、プリント回路基板のグランドラインをグランドするための最適な位置とは、必ずしも一致していないのが現状である。
なお、プリント回路基板に関する先行技術としては、以下の特許文献1〜5などが挙げられる。特許文献1は、プリント基回路板のランドに電子部品の端子をはんだ付けする際の接触不良防止と接合強度向上に関するものである。特許文献2は、リード線の導体部分をプリント回路基板のランドにはんだ付けするのに適したリード線の取り付け方法及びプリント回路基板の構造に関するものである。特許文献3は、電子部品をプリント回路基板上に実装する際の電子部品の端子の位置決め方法に関するものである。特許文献4は、電子部品をプリント回路基板上に実装する際の電子部品の位置決め方法に関するものである。特許文献5は、プリント回路基板のランドにクリップ端子をはんだ付けする際の位置決めに関するものである。これら特許文献1〜5は、いずれもプリント回路基板に電子部品、リード線、クリップ端子などをはんだ付けするものに関し、これらの技術を用いても、プリント回路基板のグランドラインを最適な位置でグランドさせることはできない。
特開平9−298353号公報 特開2003−115676号公報 特開2001−332849号公報 特開2001−127419号公報 実開昭63−131147号公報
上記DVDレコーダなど、光ディスクにデータの記録が可能な光ディスク装置では、光ディスクにデータを記録する際に、光ディスクからデータを読み出す際よりも遙かに強度の高いレーザビームを出力しているため、半導体レーザ素子からの発熱量が多い。そのため、光ディスクにデータの記録が可能な光ディスク装置では、光ピックアップのベース部材として亜鉛ダイキャストによる成型品を用い、ベース部材自体の熱容量を大きくして放熱機能を持たせている。従って、このような金属製のベース部材を用いた光ディスク装置をはじめとする電子機器では、プリント回路基板の構成を工夫することによって、プリント回路基板をベース部材などに固定するためのねじの最適な位置とは異なる任意の位置で、プリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドすることも可能である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、プリント回路基板及びベース部材の部品コストを上昇させることなく、プリント回路基板をベース部材などに固定するためのねじの位置及びプリント回路基板のグランドラインをグランドに接続するための位置をそれぞれ最適な位置に設定することが可能な光ディスク装置及びプリント回路基板のグランド構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、
光ディスクに対してレーザビームを出力する半導体レーザ素子と、
前記光ディスクにより反射された反射ビームを受光する受光素子と、
前記レーザビームを前記光ディスクのデータ記録面に収束させると共に、前記光ディスクにより反射された反射ビームを前記受光素子の受光面に収束させる光学系と、
少なくとも前記半導体レーザ素子を駆動するためのICが実装されたプリント回路基板と、
前記半導体レーザ素子、前記受光素子、前記光学系及び前記プリント回路基板を保持するベース部材を備えた光ピックアップを用いた光ディスク装置において、
前記ベース部材は金属材料で形成され、第1所定位置に形成され、前記プリント回路基板を固定するための雄ねじが螺合される雌ねじ部と、前記第1所定位置とは異なる第2所定位置に形成され、前記プリント回路基板に設けられた位置決め用の突起が係合される凹部を有し、
前記プリント回路基板は、少なくとも硬質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第1基板と前記第1基板よりも軟質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第2基板で構成され、前記第2基板は、前記ベース部材に固定された状態で、少なくとも前記第2所定位置に対応する部分近傍に位置し、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であり、
前記第1基板は、前記第1所定位置に対応する位置に設けられ、前記雄ねじが貫通する貫通孔と、該貫通孔の周囲近傍に形成され、前記雄ねじを介して前記ベース部材にグランドされる第1グランド部とを有し、
前記第2基板は、略180度折り曲げた状態で、前記第2所定位置に対応する位置を含むように、前記第1グランド部とグランドラインを介して電気的に接続された金属導体によるランドと、前記ランドの前記第2所定位置に対応する位置にはんだを盛ることにより形成され、前記位置決め用の突起として機能する第1突起と、前記ランドの前記第2所定位置に対応する位置の近傍にはんだを盛ることにより形成され、前記ベース部材と電気的に接触することにより、グランドされる第2グランド部として機能する第2突起を有し、
前記第1所定位置は、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定するのに適した位置であり、前記第2所定位置は前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置であり、
前記プリント回路基板の前記第2基板の前記第2所定位置に対応する部分近傍を、前記第1基板を挟むように回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げた状態で、前記第1突起を前記ベース部材の凹部に係合させ、前記貫通孔に前記雄ねじを貫通させて前記雌ねじ部に螺合させることにより、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定し、前記第1グランド部及び前記第2突起による第2グランド部の2カ所で、前記プリント回路基板のグランドラインをグランドさせたことを特徴とする。
請求項2の発明は、
光ディスクに対してレーザビームを出力する半導体レーザ素子と、
前記光ディスクにより反射された反射ビームを受光する受光素子と、
前記レーザビームを前記光ディスクのデータ記録面に収束させると共に、前記光ディスクにより反射された反射ビームを前記受光素子の受光面に収束させる光学系と、
少なくとも前記半導体レーザ素子を駆動するためのICが実装されたプリント回路基板と、
前記半導体レーザ素子、前記受光素子、前記光学系及び前記プリント回路基板を保持するベース部材を備えた光ピックアップを用いた光ディスク装置において、
前記ベース部材は金属材料で形成され、前記プリント回路基板を固定するための雄ねじが螺合される雌ねじ部を有し、
前記プリント回路基板は、
少なくとも前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置の近傍部分が、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であり、
前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定するのに適した位置に設けられ、前記ベース部材に固定されるための雄ねじが貫通する貫通孔と、
前記貫通孔の周囲近傍に形成され、前記雄ねじを介して前記ベース部材にグランドされる第1グランド部と、
前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置に設けられ、略180度折り曲げた状態で、前記第1グランド部とグランドラインを介して電気的に接続された金属導体によるランドと、
前記ランドにはんだを盛ることにより形成され、前記ベース部材と電気的に接触することにより、グランドされる第2グランド部として機能する突起を有し、
前記プリント回路基板の前記突起の部分近傍を、回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げた状態で、前記突起を前記ベース部材に接触させ、前記貫通孔に前記雄ねじを貫通させて前記雌ねじ部に螺合させることにより、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定し、前記第1グランド部及び前記突起による第2グランド部の2カ所で、前記プリント回路基板のグランドラインをグランドさせたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、プリント回路基板を、少なくとも硬質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第1基板と第1基板よりも軟質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第2基板(いわゆるフレキシブルプリント回路基板)で構成し、プリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドするのに適した位置(第2グランド部)の近傍を第2基板で形成し、第2基板の第2グランド部近傍を、第1基板を挟むように回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げた状態で、プリント回路基板をベース部材に固定する。そのため、第2グランド部が硬質の第1基板とベース部材との間に挟まれ、雄ねじの締め付け力によって、ベース部材側に押しつけられる。また、第2グランド部(第2突起)は、ランドの上にはんだを盛って形成されているが、はんだは比較的柔らかい金属であり、雄ねじの締め付け力によって変形し、ベース部材との接触面積が増大する。そのため、プリント回路基板上のグランドラインのインピーダンスを低くすることが可能となる。
さらに、第1グランド部の近傍に位置決め用の突起(第1突起)が形成され、プリント回路基板をベース部材に雄ねじにより固定する際に、ベース部材の凹部と係合させて位置決めを行っているので、雄ねじを締め付ける際の回転力によってはプリント回路基板がベース部材に対して回転せず、プリント回路基板のベース部材への固定を容易に、かつ、正確に行うことができる。
さらに、雄ねじを雌ねじ部に螺合させる第1所定位置は、プリント回路基板をベース部材に固定するのに適した位置であり、第2グランド部が設けられている第2所定位置はプリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドするのに適した位置であり、第1所定位置及び第2所定位置をそれぞれ任意に決定することができるので、プリント回路基板の回路パターンやベース部材上の各構成要素の配置などを設計する際の自由度を大きくすることができる。
請求項2の発明によれば、プリント回路基板のうち、少なくともプリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドするのに適した位置の近傍部分が、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であればよく、全体をいわゆるフレキシブルプリント回路基板とすることも可能である。そして、プリント回路基板のうち、プリント回路基板をベース部材に固定するのに適した位置に、ベース部材に固定されるための雄ねじが貫通する貫通孔を設けると共に、プリント回路基板のグランドラインをベース部材にグランドするのに適した位置に、略180度折り曲げた状態で、前記第1グランド部とグランドラインを介して電気的に接続された金属導体によるランドと、ランドにはんだを盛ることにより形成された突起(第2グランド部)を設けているので、プリント回路基板の回路パターンやベース部材上の各構成要素の配置などを設計する際の自由度を大きくすることができる。その結果、プリント回路基板及びベース部材の部品コストを上昇させることなく、プリント回路基板をベース部材などに固定するためのねじの位置及びプリント回路基板のグランドラインをグランドに接続するための位置をそれぞれ最適な位置に設定することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置及びプリント回路基板のグランド構造について説明する。本実施の形態に係る光ディスク装置1の構成を図1に示す。光ディスク装置1は、光ディスク2が載置されるテーブル3と、テーブル3及びその上に載置された光ディスク2を回転駆動させるスピンドルモータ4と、光ディスク2のデータ記録面にレーザビームを照射させて光ディスクに記録されているデータを読み出し及び/又は光ディスクにデータを記録する光ピックアップ5と、光ピックアップ5を光ディスク2の半径方向に移動させるための光ピックアップ駆動機構6と、スピンドルモータ4、光ピックアップ5及び光ピックアップ駆動機構6を制御するための制御部7などで構成されている。
光ディスク装置1は、例えばDVDレコーダであり、再生専用のDVD(ROM)及びCD(ROM)からデータを読み出すと共に、記録可能なDVD−D、DVD−RW、DVD−RAM、CD−R、CD−RWなどに対してデータの読み出し及び記録が可能である。
光ディスク装置1における光ピックアップ5の構成を図2に示す。光ピックアップ5は、DVD(第1光ディスク)に適応する波長660nm(第1波長)の第1レーザビームを出力する第1レーザ光源51と、CD(第2光ディスク)に適応する波長797nm(第2波長)の第2レーザビームを出力する第2レーザ光源52を備えている。第1レーザ光源51と第2レーザ光源52は、約100μm離れて略平行に設けられ、1つの半導体レーザ素子50としてワンチップ化されている。
半導体レーザ素子50の光出射面に対向するように、レーザビームを回折させて0次回折光によるメインビームと±1次回折光によるサブビームの3つのビームに分離するための回折光学素子53が設けられている。半導体レーザ素子50と回折光学素子53とを結ぶ光軸の延長上には、回折光学素子53により分離されたレーザビームの一部を透過させると共に、残りを略直角方向に反射させるハーフミラー54が設けられている。ハーフミラー54により直角に曲げられた光軸上には、ハーフミラー54により反射されたレーザビームをそれぞれ平行ビーム化するコリメータレンズ55と、コリメータレンズ55による平行ビームを光ディスク2のデータ記録面上に収束させる対物レンズ56が設けられている。さらに、ハーフミラー54により直角に曲げられた光軸の光ディスク2とは反対側の延長上には、光ディスク2により反射され、対物レンズ56及びコリメータレンズ55により収束され、さらにハーフミラー54を透過した反射ビームを受光する受光素子57が設けられている。
次に、光ピックアップ5の具体的な構成について説明する。図3は光ピックアップ5の構成を示す正面図であり、図4はその側面図である。図5はプリント回路基板の構成を示す正面図である。図6はプリント回路基板をベース部材に固定する際の工程を示す図である。
前述のように、DVDレコーダなどの光ディスクにデータの記録が可能な光ディスク装置では、光ディスク2にデータを記録する際に、光ディスク2からデータを読み出す際よりも遙かに強度の高いレーザビームを出力しているため、半導体レーザ素子50からの発熱量が多い。そこで、光ピックアップ5のベース部材100として亜鉛ダイキャストによる成型品を用い、ベース部材100自体の熱容量を大きくして放熱機能を持たせている。
ベース部材100は、光ディスク2に対向する基準テーブル101と、基準テーブル101を囲むように設けられ、その上にプリント回路基板120が固定される基板固定部102と、光ピックアップ駆動機構6のガイドレール61と嵌合される軸受け部103などで構成されている。基準テーブル101上には、対物レンズ56をその光軸方向に上下動させるフォーカシングサーボ機構及び対物レンズ56をその光軸の周りに揺動させるトラッキングサーボ機構がユニット化されたアクチュエータユニット110が搭載されている。また、半導体レーザ素子50、回折光学素子53、ハーフミラー54、受光素子57などはこの基準テーブル101の下側に配置されており、コリメータレンズ55はこの基準テーブル101上に固定されている。これら光ピックアップ5を構成する各構成要素は、この基準テーブル101に対してそれぞれ位置決めされている。
プリント回路基板120は、硬質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第1基板121と、第1基板121よりも軟質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第2基板(いわゆるフレキシブルプリント回路基板)122などで構成されている。第1基板121には、半導体レーザ素子50を駆動するためのIC130や、制御部7とプリント回路基板120とをフレキシブルフラットケーブル131などを介して接続するためのコネクタ132などが実装されている。第2基板122は、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能である。
ベース部材100の基板固定部102上の第1所定位置、例えば図3中右上には、プリント回路基板120を固定するための雄ねじ133が螺合される雌ねじ部104が形成されている。また、ベース部材100の基板固定部102上の第1所定位置とは異なる第2所定位置、例えば図3中右下には、プリント回路基板120の第2基板122に設けられた位置決め用の突起が係合される凹部105が形成されている。
プリント回路基板120の第1基板121の上記第1所定位置に対応する位置には、雄ねじ133が貫通する貫通孔123が形成されている。また、貫通孔123の周囲近傍には、雄ねじ133を介してベース部材100の基板固定部102にグランドされる第1グランド部124が形成されている。また、第2基板122には、略180度折り曲げた状態で、上記第2所定位置に対応する位置を含むように、第1グランド部124とグランドライン125を介して電気的に接続された金属導体によるランド126が形成されている。さらに、ランド126には、第2所定位置に対応する位置にはんだを盛ることにより形成され、上記位置決め用の突起として機能する第1突起127と、ランド126の第2所定位置に対応する位置の近傍にはんだを盛ることにより形成され、ベース部材100の基板固定部102と電気的に接触することにより、グランドされる第2グランド部として機能する第2突起128が形成されている。
図5及び図6(a)に示すように、プリント回路基板120をベース部材100に固定していない状態では、第2基板122は、第1基板121から外向き(図5では右側)に突出するように設けられており、ランド126、第1突起127及び第2突起128は上向きに配置されている。そして、プリント回路基板120をベース部材100に固定する際、図6(b)に示すように、第2基板122の第2所定位置に対応する部分近傍、すなわちランド126、第1突起127及び第2突起128を含む部分を第1基板121を挟むように回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ、その状態で、第1突起127をベース部材100の凹部105に係合させる。そして、第1基板121の貫通孔123に雄ねじ133を貫通させて、ベース部材100の雌ねじ部104に螺合させ、プリント回路基板120をベース部材100に固定する。
第2グランド部として機能する突起128が硬質の第1基板121とベース部材100との間に挟まれ、雄ねじ133の締め付け力によって、ベース部材100側に押しつけられる。また、第2グランド部として機能する第2突起128は、ランド126の上にはんだを盛って形成されているが、はんだは比較的柔らかい金属であり、雄ねじ133の締め付け力によって若干変形し、ベース部材との接触面積が増大する。そのため、プリント回路基板120上のグランドライン125のインピーダンスを低くすることが可能となる。
さらに、第2グランド部として機能する第2突起128の近傍に位置決め用の第1突起127が形成され、プリント回路基板120をベース部材100に雄ねじにより固定する際に、ベース部材100の凹部105と係合させて位置決めを行っているので、雄ねじ133を締め付ける際の回転力によってはプリント回路基板120の第2基板121がベース部材100の基板固定部102に対して回転せず、プリント回路基板120のベース部材100への固定を容易に、かつ、正確に行うことができる。
さらに、雄ねじ133を雌ねじ部104に螺合させる第1所定位置は、プリント回路基板120の第1基板121をベース部材100に固定するのに適した位置であり、第2グランド部として機能する第2突起128が設けられている第2所定位置はプリント回路基板120のグランドライン125をベース部材100にグランドするのに適した位置であり、第1所定位置及び第2所定位置をそれぞれ任意に決定することができる。そのため、プリント回路基板120の回路パターンやベース部材100上の各構成要素の配置などを設計する際の自由度を大きくすることができる。なお、図示した第1所定位置及び第2所定位置は例示であって、個々の光ディスク装置の構造や回路パターンなどに応じて最適な位置が異なることは言うまでもない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、プリント回路基板120のうち、少なくともプリント回路基板120のグランドライン125をベース部材100にグランドするのに適した位置の近傍部分(例えば上記ランド126の近傍)が、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であればよく、全体をいわゆるフレキシブルプリント回路基板とすることも可能である。さらに、本発明は、光ディスク装置だけでなく、プリント回路基板上のグランドラインをベース部材にグランドする電子機器全般に適用可能であることは言うまでもない。さらに、ランド上には、必ずしもはんだを盛って突起を形成する必要はなく、ランド部を直接ベース部材に接触させても同様の効果が得られる。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図。 上記光ディスク装置における光ピックアップの構成を示す図。 上記一実施の形態における光ピックアップの構成を示す正面図。 上記光ピックアップの構成を示す側面図。 上記一実施の形態におけるプリント回路基板の構成を示す正面図。 プリント回路基板をベース部材に固定する際の工程を示す斜視図であり、(a)はプリント回路基板の第2基板を折り曲げる前の状態を示し、(b)は第2基板を折り曲げた後の状態を示す。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ディスク
5 光ピックアップ
50 半導体レーザ素子
53 回折光学素子
54 ハーフミラー
55 コリメータレンズ
56 対物レンズ
57 受光素子
100 ベース部材
104 雌ねじ部
105 凹部
120 プリント回路基板
121 第1基板
122 第2基板
123 貫通孔
124 第1グランド部
125 グランドライン
126 ランド
127 第1突起(位置決め用突起)
128 第2突起(第2グランド部)
130 (半導体レーザ素子を駆動するための)IC

Claims (2)

  1. 光ディスクに対してレーザビームを出力する半導体レーザ素子と、
    前記光ディスクにより反射された反射ビームを受光する受光素子と、
    前記レーザビームを前記光ディスクのデータ記録面に収束させると共に、前記光ディスクにより反射された反射ビームを前記受光素子の受光面に収束させる光学系と、
    少なくとも前記半導体レーザ素子を駆動するためのICが実装されたプリント回路基板と、
    前記半導体レーザ素子、前記受光素子、前記光学系及び前記プリント回路基板を保持するベース部材を備えた光ピックアップを用いた光ディスク装置において、
    前記ベース部材は金属材料で形成され、第1所定位置に形成され、前記プリント回路基板を固定するための雄ねじが螺合される雌ねじ部と、前記第1所定位置とは異なる第2所定位置に形成され、前記プリント回路基板に設けられた位置決め用の突起が係合される凹部を有し、
    前記プリント回路基板は、少なくとも硬質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第1基板と前記第1基板よりも軟質の樹脂製基板上に回路パターンが形成された第2基板で構成され、前記第2基板は、前記ベース部材に固定された状態で、少なくとも前記第2所定位置に対応する部分近傍に位置し、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であり、
    前記第1基板は、前記第1所定位置に対応する位置に設けられ、前記雄ねじが貫通する貫通孔と、該貫通孔の周囲近傍に形成され、前記雄ねじを介して前記ベース部材にグランドされる第1グランド部とを有し、
    前記第2基板は、略180度折り曲げた状態で、前記第2所定位置に対応する位置を含むように、前記第1グランド部とグランドラインを介して電気的に接続された金属導体によるランドと、前記ランドの前記第2所定位置に対応する位置にはんだを盛ることにより形成され、前記位置決め用の突起として機能する第1突起と、前記ランドの前記第2所定位置に対応する位置の近傍にはんだを盛ることにより形成され、前記ベース部材と電気的に接触することにより、グランドされる第2グランド部として機能する第2突起を有し、
    前記第1所定位置は、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定するのに適した位置であり、前記第2所定位置は前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置であり、
    前記プリント回路基板の前記第2基板の前記第2所定位置に対応する部分近傍を、前記第1基板を挟むように回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げた状態で、前記第1突起を前記ベース部材の凹部に係合させ、前記貫通孔に前記雄ねじを貫通させて前記雌ねじ部に螺合させることにより、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定し、前記第1グランド部及び前記第2突起による第2グランド部の2カ所で、前記プリント回路基板のグランドラインをグランドさせたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクに対してレーザビームを出力する半導体レーザ素子と、
    前記光ディスクにより反射された反射ビームを受光する受光素子と、
    前記レーザビームを前記光ディスクのデータ記録面に収束させると共に、前記光ディスクにより反射された反射ビームを前記受光素子の受光面に収束させる光学系と、
    少なくとも前記半導体レーザ素子を駆動するためのICが実装されたプリント回路基板と、
    前記半導体レーザ素子、前記受光素子、前記光学系及び前記プリント回路基板を保持するベース部材を備えた光ピックアップを用いた光ディスク装置において、
    前記ベース部材は金属材料で形成され、前記プリント回路基板を固定するための雄ねじが螺合される雌ねじ部を有し、
    前記プリント回路基板は、
    少なくとも前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置の近傍部分が、金属導体により回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げ可能であり、
    前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定するのに適した位置に設けられ、前記ベース部材に固定されるための雄ねじが貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の周囲近傍に形成され、前記雄ねじを介して前記ベース部材にグランドされる第1グランド部と、
    前記プリント回路基板のグランドラインを前記ベース部材にグランドするのに適した位置に設けられ、略180度折り曲げた状態で、前記第1グランド部とグランドラインを介して電気的に接続された金属導体によるランドと、
    前記ランドにはんだを盛ることにより形成され、前記ベース部材と電気的に接触することにより、グランドされる第2グランド部として機能する突起を有し、
    前記プリント回路基板の前記突起の部分近傍を、回路パターンが形成された面を外側にして略180度折り曲げた状態で、前記突起を前記ベース部材に接触させ、前記貫通孔に前記雄ねじを貫通させて前記雌ねじ部に螺合させることにより、前記プリント回路基板を前記ベース部材に固定し、前記第1グランド部及び前記突起による第2グランド部の2カ所で、前記プリント回路基板のグランドラインをグランドさせたことを特徴とする光ディスク装置。
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