JP2014093114A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学部品の位置決めを精度良く行うことが可能な光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光が照射される光学部品13と、前記光学部品が挿入されて位置決めされる部品設置孔25を有するハウジングと、端部に前記光学部品が接続されるとともに、前記部品設置孔と隣り合う前記ハウジングの載置面に一部が載置される可撓性基板7と、を備え、前記ハウジングは、前記載置面に対して前記可撓性基板を位置決めするための複数の突起211、212を有し、前記可撓性基板は、前記複数の突起に圧入される複数の圧入孔を有する。
【選択図】図12
【解決手段】光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光が照射される光学部品13と、前記光学部品が挿入されて位置決めされる部品設置孔25を有するハウジングと、端部に前記光学部品が接続されるとともに、前記部品設置孔と隣り合う前記ハウジングの載置面に一部が載置される可撓性基板7と、を備え、前記ハウジングは、前記載置面に対して前記可撓性基板を位置決めするための複数の突起211、212を有し、前記可撓性基板は、前記複数の突起に圧入される複数の圧入孔を有する。
【選択図】図12
Description
本発明は、光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置の光学部品として、レーザ光が照射される光検出器が知られている(例えば特許文献1)。
上記の光検出器は、特許文献1の光検出器も含め、例えば、ハウジングの載置面に一部が載置されているフレキシブルプリント基板に接続された状態で調整板と結合されて、ハウジングの部品設置孔の内部に挿入される。そして、この光検出器は、アームで調整板を挟持して位置調整を行う位置調整装置により、部品設置孔の内部で位置調整されて位置決めされる。例えば、ハウジングの載置面に対するフレキシブルプリント基板の位置ずれに基づいて、調整板が、予め定められている位置からずれることがある。この場合、位置調整装置のアームによる調整板の挟持が困難となり、位置調整装置による光検出器の位置調整を行えずに、当該光検出器の位置決めの精度が低下する虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光が照射される光学部品と、前記光学部品が挿入されて位置決めされる部品設置孔を有するハウジングと、端部に前記光学部品が接続されるとともに、前記部品設置孔と隣り合う前記ハウジングの載置面に一部が載置される可撓性基板と、を備え、前記ハウジングは、前記載置面に対して前記可撓性基板を位置決めするための複数の突起を有し、前記可撓性基板は、前記複数の突起に圧入される複数の圧入孔を有することを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、光学部品の位置決めを精度良く行うことが可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===光ピックアップ装置の光学系===
以下、図1、図2を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の光学系について説明する。図1は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。
以下、図1、図2を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の光学系について説明する。図1は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。
光ピックアップ装置100は、回転する光ディスク5(図3)にレーザ光を照射し、光ディスク5で反射されるレーザ光の反射光を検出する装置である。光ピックアップ装置100によって情報の記録又は再生が行われる光ディスク5は、DVD(Digital Versatile Disc)規格の光ディスク(以下、「第1光ディスク5A」と称する)、CD(Compact Disc)規格の光ディスク(以下、「第2光ディスク5B」と称する)等である。光ピックアップ装置100は、第1光ディスク5A、第2光ディスク5Bに照射されるレーザ光の光路に沿った光学系を有する。
光ピックアップ装置100の光学系は、DVD規格及びCD規格用の光学系であり、レーザ光源11、回折格子12、光検出器13(光学部品、第1光学部品)、非点収差発生板14、ビームスプリッタ15、1/4波長板16、コリメートレンズ17、立ち上げミラー18、フロントモニタダイオード19(光学部品、第2光学部品)、対物レンズ31(図2)(以下、「光ピックアップ装置100の光学部品」とも称する)から構成される。つまり、光ピックアップ装置100は、レーザ光源11(以下、「レーザダイオード」とも称する)から出射されたレーザ光の強度を検出するフロントモニタダイオード19(以下、「フロントモニタ検出器」とも称する)や光ディスク5の信号記録面により反射されたレーザ光を受光して種々のディスク情報を検出する光検出器13などの光電子部品(オプトデバイス)を有している。
レーザ光源11は、第1光ディスク5Aに照射する赤色波長帯(645nm〜675nm)のうち例えば655nmの波長と、第2光ディスク5Bに照射する赤外波長帯(765nm〜805nm)のうち例えば785nmの波長の、異なる2波長のレーザ光を選択的に出射する。レーザ光源11は、例えば655nmの波長のレーザ光を出射する第1レーザダイオード111と、例えば785nmの波長のレーザ光を出射する第2レーザダイオード112とを有する。
回折格子12は、レーザ光源11が出射したレーザ光から、0次光、+1次回折光、−1次回折光を生成する。また、回折格子12は、偏光方向を90度変換する1/2波長板機能も有する複合光学部品となっている。
ビームスプリッタ15は、例えば、S偏光のレーザ光を反射し、P偏光のレーザ光を透過する平板型のビームスプリッタである。ビームスプリッタ15は、回折格子12から入射するS偏光のレーザ光を1/4波長板16の方向へ反射する。このとき、ビームスプリッタ15は、レーザ光の強度を調整するために、レーザ光の一部をフロントモニタダイオード19の方向に透過するものとする。つまり、ビームスプリッタ15を透過したレーザ光がフロントモニタダイオード19に照射されることとなる。尚、フロントモニタダイオード19は、ビームスプリッタ15から入射された一部のレーザ光の強度に基づいて、レーザ光源11から出射されるレーザ光の強度を所定量に調整するための受光出力を発生する光電子部品である。又、1/4波長板16から入射するレーザ光の反射光は、例えば、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bで反射してP偏光のレーザ光となっている。よって、ビームスプリッタ15は、レーザ光の反射光を非点収差発生板14の方向へ透過する。
1/4波長板16は、ビームスプリッタ15から入射するレーザ光を、直線偏光光から円偏光光に変換する。又、1/4波長板16は、コリメートレンズ17から入射するレーザ光の反射光を、円偏光光から直線偏光光に変換する。
コリメートレンズ17は、1/4波長板16から入射する赤色波長帯のレーザ光を平行光に変換し、赤外波長帯のレーザ光を弱発散光に変換する。
立ち上げミラー18は、コリメートレンズ17から入射するレーザ光を、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録面に垂直な方向に反射する。又、立ち上げミラー18は、対物レンズ31から入射するレーザ光の反射光を、コリメートレンズ17の方向に反射する。
対物レンズ31は、立ち上げミラー18から入射したレーザ光を、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録面における信号記録層に集光する。
第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録層で反射したレーザ光の反射光は、対物レンズ31に戻り、立ち上げミラー18、コリメートレンズ17を介して1/4波長板16に入射し、1/4波長板16によって円偏光光から直線偏光光に変換される。直線偏光光となったレーザ光の反射光は、ビームスプリッタ15を介して非点収差発生板14に入射する。
非点収差発生板14は、ビームスプリッタ15から入射されるレーザ光の反射光にフォーカス制御に用いられる非点収差を発生させる。
光検出器13には、非点収差発生板14から入射されるレーザ光の反射光が照射される。光検出器13は、当該照射されたレーザ光の反射光に基づいて光電変換して、光ディスクの情報データ信号及びフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号が生成される受光出力を発生する。尚、フォーカスエラー信号とは、例えば、レンズホルダ300(図4)を対物レンズ31の光軸方向(図4のZ軸)に変位させる際に用いられる信号である。トラッキングエラー信号とは、例えば、レンズホルダ300をトラッキング方向(図4のY軸)に変位させる際に用いられる信号である。
===光ピックアップ装置===
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る光ピックアップ装置について説明する。図3は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータ(不図示)の回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。光ディスク5は、一部が省略された状態で、点線で示されている。尚、図3では、フレキシブルケーブル102が取り付けられた状態の光ピックアップ装置100が示されている。図4は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す分解斜視図である。
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る光ピックアップ装置について説明する。図3は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータ(不図示)の回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。光ディスク5は、一部が省略された状態で、点線で示されている。尚、図3では、フレキシブルケーブル102が取り付けられた状態の光ピックアップ装置100が示されている。図4は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す分解斜視図である。
本実施形態において、Z軸は、光ディスク5を回転させるスピンドルモータの回転軸50の長手方向(フォーカス方向、垂直方向)に沿う軸であり、光ピックアップ装置100から光ディスク5(上側)へ向かう方向を+Z方向とし、光ディスク5から光ピックアップ装置100(下側)へ向かう方向を−Z方向とする。尚、第1光ディスク5A、第2光ディスク5Bのうち、スピンドルモータによって回転される光ディスクを、説明の便宜上、光ディスク5と称する。Y軸は、光ディスク5の径方向(トラッキング方向、ラジアル方向)に光ピックアップ装置100が移動する方向に沿う軸であり、光ピックアップ装置100が回転軸50から離れる方向を−Y方向とし、光ピックアップ装置100が回転軸50に近づく方向を+Y方向とする。X軸は、光ディスク5のタンジェンシャル方向に沿う軸であり、一方の側壁21から他方の側壁22に向かう方向を+X方向とし、他方の側壁22から一方の側壁21に向かう方向を−X方向とする。
光ピックアップ装置100(図4)は、ハウジング2、光ピックアップ装置100の光学部品、アクチュエータ3、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6(リジッド基板)、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed circuit:FPC)7(可撓性基板)、FPC800、固定板500、カバー8を有する。
ハウジング2には、光ピックアップ装置100の光学部品、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6、FPC7、固定板500、FPC800、アクチュエータ3が載置される。アクチュエータ3は、レンズホルダ300を光ディスク5のフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させる装置である。回路基板6、FPC7、FPC800は、光ピックアップ装置100を制御するための回路及び配線を形成する基板である。固定板500は、FPC7が撓むのを防止するための板部材である。第1放熱板41は、レーザ光源11で発生する熱を放散するための金属製の板である。第2放熱板42は、レーザ光源11の発光を制御するためのドライバIC(不図示)で発生する熱を放散するための金属製の板である。カバー8は、ハウジング2を覆う金属製の蓋である。
===ハウジング===
以下、図4乃至図6を参照して、本実施形態におけるハウジングについて説明する。図5は、本実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータの回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。図6は、本実施形態におけるハウジングを示す平面図である。
以下、図4乃至図6を参照して、本実施形態におけるハウジングについて説明する。図5は、本実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータの回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。図6は、本実施形態におけるハウジングを示す平面図である。
ハウジング2は、光ピックアップ装置100の光学部品、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6、FPC7、固定板500、FPC800、アクチュエータ3が載置される例えば樹脂製のハウジングである。
ハウジング2は、タンジェンシャル方向(X軸)に延びた形状を呈する。トラッキング方向(Y軸)における回転軸50に近い側(+Y)の端部23は、例えば、スピンドルモータ(不図示)を回避するように所定の曲率をもって抉られた形状を呈する。トラッキング方向において回転軸50から遠い側(−Y)の端部24における、タンジェンシャル方向の幅は、例えば、光ピックアップ装置100を制御する制御装置(不図示)の筺体の形状に沿う様に、回転軸50から離れるにつれて短くなっている。
ハウジング2は、部品設置孔25(第1部品設置孔)、部品設置孔26(第2部品設置孔)、突起211、212、爪213、214、215、雌螺子27を有する。
部品設置孔25は、光検出器13を設置するための貫通孔である。部品設置孔25は、トラッキング方向に沿って延在した長孔である。部品設置孔25は、他方の側壁22側に設けられる。尚、部品設置孔25については、後述する。
部品設置孔26は、フロントモニタダイオード19を設置するための貫通孔である。部品設置孔26は、部品設置孔25と隣り合う位置に設けられる。部品設置孔26は、タンジェンシャル方向に沿って延在した長孔である。部品設置孔26は、部品設置孔25よりも回転軸50に近い側、且つ、部品設置孔25よりも一方の側壁21に近い側(−X)に設けられる。そして、部品設置孔26は、ハウジング2の載置面を介して部品設置孔25と隣り合うこととなる。尚、ハウジング2の載置面、部品設置孔26については、後述する。
突起211、212は、ハウジング2に対するFPC7及び固定板500の位置決め及び固定を行うために、ハウジング2の載置面に設けられる一対(複数)の突起である。尚、突起211、212については、後述する。
爪213、214は、ハウジング2に対する回路基板6の固定のために、ハウジング2に設けられる。爪213は、回路基板6(図7)の螺子孔61A側(−X)の端部61と対向する位置に設けられる。爪214は、回路基板6の螺子孔61A側とは反対側(+X)の端部62と対向する位置に設けられる。
爪215は、ハウジング2に対する第1放熱板41の位置決め及び固定のために、ハウジング2の端部24に設けられる。爪215は、第1放熱板41の係合孔41Aと対向する位置に設けられる。
雌螺子27は、ハウジング2に対するカバー8等の固定のために、固定螺子101と螺合する。雌螺子27は、第2放熱板42の螺子孔42A、回路基板6の螺子孔61A、カバー8の螺子孔83Aと対向する位置に設けられる。
===第1放熱板、第2放熱板===
以下、図4を参照して、本実施形態における第1放熱板、第2放熱板について説明する。
第1放熱板41は、レーザ光源11で発生する熱を放散するための金属板である。第1放熱板41は、レーザ光源11の一部と接触するように例えばタンジェンシャル方向(X軸)に沿って延在している。第1放熱板41の手前側(−Y)の端部は、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されるように、ハウジング2の手前側の縁に沿って下側(−Z)に向かって曲げられた形状を呈する。第1放熱板41の手前側の端部には、爪215を第1放熱板41に引っ掛けるための係合孔41Aが設けられている。
以下、図4を参照して、本実施形態における第1放熱板、第2放熱板について説明する。
第1放熱板41は、レーザ光源11で発生する熱を放散するための金属板である。第1放熱板41は、レーザ光源11の一部と接触するように例えばタンジェンシャル方向(X軸)に沿って延在している。第1放熱板41の手前側(−Y)の端部は、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されるように、ハウジング2の手前側の縁に沿って下側(−Z)に向かって曲げられた形状を呈する。第1放熱板41の手前側の端部には、爪215を第1放熱板41に引っ掛けるための係合孔41Aが設けられている。
第2放熱板42は、レーザ光源11の発光を制御するためのドライバIC(不図示)で発生する熱を放散するための金属板である。尚、ドライバICは、例えば回路基板6(図7)の下側の面(−Z)に設けられる。第2放熱板42は、ドライバICのパッケージと接触するように例えばタンジェンシャル方向に沿って延在している。第2放熱板42の一方側の端部(−X)には、固定螺子101が挿通される螺子孔42Aが設けられている。
===回路基板===
以下、図7を参照して、本実施形態における回路基板について説明する。図7は、本実施形態における回路基板を示す斜視図である。
以下、図7を参照して、本実施形態における回路基板について説明する。図7は、本実施形態における回路基板を示す斜視図である。
回路基板6は、光ピックアップ装置100を制御するための、例えばリジッドなプリント基板である。回路基板6は、ハウジング2に固定される。回路基板6は、ハウジング2の載置面と隣り合う位置に設けられる。回路基板6は、トラッキング方向(Y軸)における端部24(図6)側(−Y)に設けられる。尚、ハウジング2の載置面については、後述する。回路基板6は、タンジェンシャル方向(X軸)において延びた形状を呈する。タンジェンシャル方向における回路基板6の幅は、回路基板6がハウジング2の端部24に載置されるように、トラッキング方向(Y軸)における回転軸50(図3)から離れるにつれて短くなっている。
回路基板6は、コネクタ600、螺子孔61A、端子63A乃至63Cを有する。
螺子孔61Aは、ハウジング2に対する回路基板6の固定のための貫通孔である。螺子孔61Aには、固定螺子101が挿通される。螺子孔61Aは、ハウジング2の雌螺子27と対向する位置に設けられる。螺子孔61Aは、タンジェンシャル方向における一方側の端(−X)に設けられる。
コネクタ600は、光ピックアップ装置100を制御する制御回路(不図示)と、光ピックアップ装置100とを電気的に接続するのに用いられる。尚、光ピックアップ装置100を制御する制御回路とは、例えば、光検出器13(図4)及びフロントモニタダイオード19からの電気信号を受信したり、当該電気信号に基づいてアクチュエータ3の動作を制御したり、ドライバICを制御したりするための、光ピックアップ装置100の外部に設けられている電気回路であることとする。コネクタ600は、タンジェンシャル方向において延びた形状を呈する。コネクタ600は、回路基板6の上面(+Z)に設けられる。コネクタ600は、トラッキング方向において回転軸50から遠い側(−Y)の端部に設けられる。
端子63A乃至63Cは、回路基板6の配線(不図示)を介してコネクタ600の端子(不図示)に電気的に接続されている。尚、回路基板6の配線の一端は、端子63A乃至63Cと電気的に接続され、回路基板6の配線の他端は、コネクタ600の端子に電気的に接続されているものとする。コネクタ600の端子は、コネクタ600に対してフレキシブルケーブル102(図3)の一端が取り付けられたときに、フレキシブルケーブル102の一端に設けられている端子と電気的に接続されるものとする。尚、フレキシブルケーブル102の他端は、光ピックアップ装置100の制御回路と電気的に接続されているものとする。つまり、コネクタ600に対してフレキシブルケーブル102の一端が取り付けられたとき、光ピックアップ装置100の制御回路は、コネクタ600の端子、及び回路基板6の配線を介して、端子63A乃至63Cと電気的に接続されることとなる。
端子63A乃至63Cは、回路基板6の上面に設けられる。端子63A乃至63Cは、タンジェンシャル方向における螺子孔61Aとは反対側の一部(+X)に設けられる。端子63A乃至63Cは、回路基板6におけるFPC7の取付片76(図8)が固定される領域を取り囲む位置に設けられる。端子63Aは、例えばコネクタ600の近傍においてタンジェンシャル方向に沿って複数設けられる。端子63Bは、例えば端子63Aよりも端部62に近い側(+X)においてトラッキング方向に沿って複数設けられる。端子63Cは、例えば端子63A、及び端子63Bよりもコネクタ600から遠い側(+Y)においてタンジェンシャル方向に沿って複数設けられる。
===FPC===
以下、図8を参照して、本実施形態におけるFPCについて説明する。図8は、本実施形態におけるFPCを示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
以下、図8を参照して、本実施形態におけるFPCについて説明する。図8は、本実施形態におけるFPCを示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
FPC7は、光ピックアップ装置100を制御するための可撓性基板である。FPC7は、一体的に形成されている。FPC7には、光検出器13、調整板51、フロントモニタダイオード19が固定される。FPC7は、載置片71、挿入片72、挿入片73(第2端部)、連結片74、75、取付片76(第3端部)、折り返し片716を有する。尚、挿入片72、連結片74、75が第1端部に相当する。
載置片71は、ハウジング2の上部(+Z)に載置されるFPC7の一部である。載置片71は、トラッキング方向に沿って延在した平板形状を呈する。載置片71は、ハウジング2の側壁22側に設けられる。載置片71は、タンジェンシャル方向(X軸)において部品設置孔25と隣り合い、且つ、トラッキング方向(Y軸)において部品設置孔26と隣り合う位置に設けられる。
載置片71は、トラッキング方向において部品設置孔25の一方側(−X)の縁に沿って延在する第1縁713、及び、タンジェンシャル方向において部品設置孔26の回転軸50(図5)から遠い側(−Y)の縁に沿って延在する第2縁714を有する。尚、第1縁713は、部品設置孔25の近傍で部品設置孔25の周囲に沿って、トラッキング方向に沿って直線状に延びるように形成されていることとなる。又、第2縁714は、部品設置孔26の近傍で部品設置孔26の周囲に沿って、タンジェンシャル方向に沿って直線状に延びるように形成されていることとなる。載置片71は、ハウジング2に対してFPC7を固定するための圧入孔711、712を有する。尚、圧入孔711、712については、後述する。
挿入片72は、光検出器13及び調整板51が固定(接続)され、当該光検出器13及び調整板51とともに部品設置孔25の内部に挿入されるFPC7の一部である。挿入片72は、連結片74、75を介して載置片71の第1縁713から連続している。挿入片72は、例えば、トラッキング方向において延在している2辺と、フォーカス方向(Z軸)において延在している2辺とを有する略矩形形状を呈する。挿入片72の載置片71側の面(−X)には、基台52を介して光検出器13が例えば半田等を用いて固定される。挿入片72の光検出器13が固定されている面とは反対側の面(+X)には、光検出器13の位置調整及び放熱を行うためのアルミニウム製の調整板51が固定されている。つまり、調整板51は、光検出器13と結合されている。尚、光検出器13の位置調整については、後述する。
連結片74、75は、載置片71と挿入片72とを連結するためのFPC7の一部である。連結片74、75は、挿入片72とともに部品設置孔25に挿入される一対の片である。連結片74、75は、部品設置孔25内において光検出器13の位置調整が行われるように、撓んでいる。つまり、連結片74、75は、光検出器13を位置決めするための調整が行われるように、部品設置孔25の内部において撓んだ形状を呈している。この連結片74、75の撓みにより、載置片71がハウジング2に固定されている状態で、挿入片72を部品設置孔25の内部で移動させることが可能となる。連結片74、75は、挿入片72の上側(+Z)の辺と載置片71の第1縁713とを連結している。連結片74、75は、トラッキング方向において開口71Aを介して隣り合う位置に設けられる。連結片74は、例えばトラッキング方向において挿入片73から遠い側(−Y)に設けられる。連結片75は、例えばトラッキング方向における挿入片73に近い側(+Y)に設けられる。従って、連結片74、連結片75、第1縁713、挿入片72の上側の辺で取り囲まれる開口71Aが形成される。そして、この開口71Aによって、光検出器13の受光面13Aに照射されるレーザ光の光路が形成されることとなる。
ここで、トラッキング方向における部品設置孔25の長さD1(図6)は、部品設置孔25の内部で光検出器13の位置調整を行えるように、トラッキング方向における挿入片72の長さよりも長く設定されているものとする。又、タンジェンシャル方向における部品設置孔25の幅D2は、部品設置孔25の内部で光検出器13の位置調整を行えるように、タンジェンシャル方向における調整板51の載置片71とは反対側(+X)の面から第1縁713までの距離よりも長く設定されているものとする。
挿入片73は、フロントモニタダイオード19が固定(接続)され、当該フロントモニタダイオード19とともに部品設置孔26の内部に挿入されるFPC7の一部である。挿入片73は、載置片71の第2縁714の一部から連続して下側(−Z)に向かって曲げられている。従って、挿入片73は、連結片74、75、挿入片72と隣り合う位置に設けられている。挿入片73は、例えば、タンジェンシャル方向において延在している2辺と、フォーカス方向に沿って延在している2辺とを有する略矩形形状を呈する。挿入片73の載置片71側の面(−Y)には、フロントモニタダイオード19が例えば半田等を用いてに固定されている。
ここで、タンジェンシャル方向における部品設置孔26の長さD3(図6)は、部品設置孔26の内部に挿入片73及びフロントモニタダイオード19が挿入されるように、タンジェンシャル方向における挿入片73の長さよりも長く設定されているものとする。又、トラッキング方向における部品設置孔26の幅D4は、部品設置孔26の内部に挿入片73及びフロントモニタダイオード19が挿入されるように、トラッキング方向における挿入片73及びフロントモニタダイオード19の厚みも長く設定されているものとする。
折り返し片716は、取付片76が回路基板6(図11)と対向するように折り返されているFPC7の一部である。折り返し片716は、載置片71における挿入片73から遠い側(−Y)から連続している。折り返し片716は、タンジェンシャル方向において挿入片72から離れる側(−X)に延在した後、折り返されている。折り返し片716は、取付片76がフォーカス方向(Z軸)における折り返し片716の下側(−Z)で当該折り返し片716と対向するように、トラッキング方向に沿った軸を中心に折り返さている。つまり、折り返し片716は、ハウジング2の載置面から部品設置孔25の方向(+X)に折り返されている。
取付片76は、回路基板6に対してFPC7を固定(接続)するためのFPC7の一部である。取付片76は、トラッキング方向における挿入片73とは反対側(−Y)に設けられる。取付片76は、折り返し片716から連続してタンジェンシャル方向における挿入片72側(+X)に向かって延在している。取付片76は、回路基板6に対して固定されるときに回路基板6の端子63A乃至63Bに取り囲まれるような形状を呈する。取付片76は、端子76Aを有する。
端子76Aは、回路基板6に対してFPC7が固定されるときに端子63Aと隣接するように、取付片76の上面(+Z)における挿入片73から遠い側(−Y)の端に、タンジェンシャル方向に沿って複数設けられる。尚、取付片76の上面における、回路基板6の端子63B、63Cと隣接する位置にも、端子(不図示)が設けられている。尚、取付片76における、端子63Bと隣接する位置に設けられている端子を、端子76Bと称することとする。取付片76における、端子63Cと隣接する位置に設けられている端子を、端子76Cと称することとする。端子76A乃至76Cは、FPC7の配線(不図示)を介して光検出器13又はフロントモニタダイオード19に電気的に接続されている。尚、FPC7の配線の一端は、端子76A乃至76Cと電気的に接続され、FPC7の配線の他端は、光検出器13又はフロントモニタダイオード19と電気的に接続されているものとする。
取付片76の端子76A及び回路基板6の端子63Aは、例えば、半田64A(図12)によって相互に接続される。取付片76の端子76B及び回路基板6の端子63Bは、例えば、半田64Bによって相互に接続される。尚、取付片76の端子76C及び回路基板6の端子63Cも、例えば、半田(不図示)によって相互に接続されることとする。尚、端子76Cと端子63Cとを接続するための半田を、半田64Cと称することとする。そして、FPC7及び回路基板6は、相互に電気的に接続されることとなる。更に、上記の半田64A乃至64Cによって、FPC7が回路基板6に対して固定されることなる。
===突起、圧入孔===
以下、図6及び図8を参照して、本実施形態における突起及び圧入孔について説明する。
FPC7は、ハウジング2の載置面上に載置される。尚、ハウジング2の載置面とは、ハウジング2の上側(+Z)の面における、FPC7の載置片71が載置される一部の領域である。つまり、ハウジング2の載置面は、タンジェンシャル方向(X軸)において部品設置孔25と隣り合っており、且つ、トラッキング方向(Y軸)において部品設置孔26と隣り合っている。
以下、図6及び図8を参照して、本実施形態における突起及び圧入孔について説明する。
FPC7は、ハウジング2の載置面上に載置される。尚、ハウジング2の載置面とは、ハウジング2の上側(+Z)の面における、FPC7の載置片71が載置される一部の領域である。つまり、ハウジング2の載置面は、タンジェンシャル方向(X軸)において部品設置孔25と隣り合っており、且つ、トラッキング方向(Y軸)において部品設置孔26と隣り合っている。
例えば、ハウジング2の載置面上でFPC7の載置片71の位置ずれが発生した場合、挿入片72に固定されている調整板51が、当該載置片71の位置ずれに基いて、部品設置孔25内の予め定められた位置からずれることとなる。そして、位置調整装置33(図14)のアーム331、332による調整板51の挟持が困難となる虞がある。尚、部品設置孔25内の予め定められた位置とは、位置調整装置33(図14)のアーム331、332によって調整板51を挟持可能な位置であり、位置調整装置33におけるアーム331、332の可動範囲に基づいて定められている部品設置孔25の内部の位置であることとする。又、例えば、ハウジング2の載置面上でFPC7の載置片71の位置ずれが発生した場合、挿入片73が部品設置孔26内の予め定められた位置からずれる虞がある。尚、部品設置孔26内の予め定められた位置については、後述する。従って、ハウジング2の載置面に対してFPC7の載置片71を位置決め及び固定する必要がある。
突起211、212(図6)は、ハウジング2の載置面に対してFPC7を位置決め及び固定するための突起である。突起211、212は、例えば、ハウジング2と一体的に形成されることとしてもよいし、ハウジング2とは別体として形成された後、ハウジング2に対して接着剤等で固定されることとしてもよい。
突起211、212は、載置片71の位置ずれに基づく挿入片72の位置ずれ、及び載置片71の位置ずれに基づく挿入片73の位置ずれがともに抑えられるような位置に設けられる。更に、突起211、212は、突起211と突起212との間の距離D5が比較的長くなる位置に設けられる。距離D5は、例えば、ハウジング2に対して突起211、212を設ける際のハウジング2の製造時の突起211、212の位置精度に基づいて定められる。ここで、例えば、ハウジング2の製造の際に、トラッキング方向における同程度の突起211、212の位置ずれが生じた場合、距離D5が長くなるにつれて部品設置孔25内における挿入片72の位置ずれの程度、及び、部品設置孔26内における挿入片73の位置ずれの程度が小さくなる。従って、距離D5の長さは、比較的長くなるように定められることが望ましい。
突起211は、部品設置孔26よりも端部24側(−Y)における、部品設置孔26の近傍に設けられる。突起211は、例えば、部品設置孔26の長手方向における略中央よりも側壁22から遠い側(−X)に設けられる。突起212は、例えば、部品設置孔26の他方の側面22に近い側の端(+X)と、部品設置孔25の端部23に近い側の端(+Y)との間に設けられる。つまり、複数の突起211、212の内の突起212は、部品設置孔25、26の双方の近傍に設けられる。そして、突起211、212は、部品設置孔26が延在する部品設置孔26の長手方向に沿って、例えば部品設置孔26寄りの位置に設けられることとなる。
圧入孔711、712(図8)は、ハウジング2に対してFPC7を位置決め及び固定するための載置片71に設けられる孔である。圧入孔711、712は夫々、突起211、212が圧入されるように突起211、212と対向する位置に設けられる。圧入孔712は、載置片71の第1縁713及び第2縁714が交差する隅の近傍に設けられる。圧入孔711は、第2縁714の圧入孔712が設けられている側とは反対側(−X)の端の近傍に設けられる。
===載置片の撓み及び固定板===
以下、図8乃至図10を参照して、本実施形態における載置片の撓み固定板について説明する。図9は、本実施形態における固定板を示す斜視図である。図10は、本実施形態における固定板が固定された状態のFPCを示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
以下、図8乃至図10を参照して、本実施形態における載置片の撓み固定板について説明する。図9は、本実施形態における固定板を示す斜視図である。図10は、本実施形態における固定板が固定された状態のFPCを示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
FPC7の載置片71は、例えば、ハウジング2の載置面上で撓むことがある。例えば、載置片71が、トラッキング方向(Y軸)を軸に載置片71における挿入片72側(+X)の一部が上側(+Z)に曲がるように撓んだ場合、挿入片72が当該撓みにより上側に移動することなる。つまり、挿入片72に固定されている調整板51が、載置片71の撓みに基いて、部品設置孔25内の予め定められた位置からずれることとなる。そして、位置調整装置33(図14)のアーム331、332による調整板51の挟持が困難となる虞がある。又、例えば、載置片71が、タンジェンシャル方向(X軸)を軸に載置片71における挿入片73側(−Y)の一部が上側(+Z)に曲がるように撓んだ場合、挿入片73が当該撓みにより上側に移動することとなる。つまり、挿入片73が部品設置孔26内の予め定められた位置からずれることとなる。以上より、FPC7の載置片71が撓まないように、FPC7の硬度を増大させる必要がある。
固定板500は、FPC7が撓むのを防止するための、載置片71に固定される樹脂製、例えば0.3mm厚のポリイミド製の板部材である。固定板500は、FPC7が撓むのを防止できるような硬度を有していることとする。つまり、固定板500は、FPC7が撓むのを防止できるように、FPC7よりも硬い板部材であることとする。固定板500は、トラッキング方向に沿って延在している。固定板500は、載置片71の第1縁713に沿って延在する第1縁513、及び、載置片71の第2縁714に沿って延在する第2縁514を有する。尚、第1縁513は、部品設置孔25の近傍で部品設置孔25の周囲に沿って、トラッキング方向に沿って直線状に延びるように形成されていることとなる。又、第2縁514は、部品設置孔26の近傍で部品設置孔26の周囲に沿って、タンジェンシャル方向に沿って直線状に延びるように形成されていることとなる。そして、固定板500は、載置片71を上部(+Z)から覆うような形状を呈する。固定板500は、載置片71の上面(+Z)に対して例えば接着剤等を用いて固定される。つまり、固定板500は、ハウジング2の載置面の上部においてFPC7の載置片71に固定されることとなる。このとき、固定板500は、連結片74、75の載置片71から連続している端部(−X)に隣接する位置に固定されることとなる。更に、固定板500は、挿入片73における載置片71から連続している端部(+Z)に隣接する位置に固定されることとなる。つまり、固定板500は、ハウジング2の載置面における部品設置孔25寄りの位置に配置されることとなる。そして、FPC7の挿入片72、連結片74、75は、固定板500の第1縁513から部品設置孔25に向かって延在し、FPC7の挿入片73は、固定板500の第2縁514から部品設置孔26に向かって延在することとなる。
固定板500には、圧入孔511、512が設けられる。圧入孔511、512は夫々、ハウジング2に対して固定板500を位置決め及び固定するための、突起211、212が圧入される孔である。圧入孔511、512は夫々、載置片71の圧入孔711、712と対向する位置に設けられる。つまり、圧入孔511、512は夫々、ハウジング2の突起211、212と対向する位置に設けられていることとなる。圧入孔512は、固定板500の第1縁513及び第2縁514が交差する隅の近傍に設けられる。圧入孔511は、第2縁514の圧入孔512が設けられている側とは反対側(−X)の端の近傍に設けられる。
以上より、載置片71に対する固定板500の固定により載置片71の硬度が増大し、載置片71が撓むのが防止されることとなる。更に、固定板500は載置片71の上面に固定された状態で、ハウジング2に対して固定されるので、載置片71は、ハウジング2の載置面と固定板500との間に挟まれた状態となる。従って、載置片71が撓むのが更に確実に防止されることとなる。
===ハウジングに対する回路基板及びFPCの固定===
以下、図11乃至図13を参照して、本実施形態におけるハウジングに対する回路基板及びFPCの固定について説明する。図11は、本実施形態におけるFPCが固定された状態の回路基板を示す斜視図である。図12は、本実施形態におけるカバーが取り外された状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。図13は、本実施形態におけるカバーが取り外された状態の光ピックアップ装置の一部を示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
以下、図11乃至図13を参照して、本実施形態におけるハウジングに対する回路基板及びFPCの固定について説明する。図11は、本実施形態におけるFPCが固定された状態の回路基板を示す斜視図である。図12は、本実施形態におけるカバーが取り外された状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。図13は、本実施形態におけるカバーが取り外された状態の光ピックアップ装置の一部を示す斜視図である。尚、フロントモニタダイオード19は見えない状態となっているが、説明の便宜上、点線で示されている。
回路基板6の端部61、62が夫々、爪213、214に引っ掛けられて、回路基板6がハウジング2に対して固定される(図12)。
挿入片72、73が夫々、部品設置孔25、26の内部に挿入される。固定板500が固定された状態のFPC7の圧入孔711、712に対して、突起211、212が圧入される。このとき、FPC7における載置片71の上側(+Z)の面に固定されている固定板500の圧入孔511、512に対しても夫々、突起211、212が圧入される。つまり、突起211は圧入孔711とともに圧入孔511に圧入され、突起212は圧入孔512とともに圧入孔712に圧入されることとなる。この場合、FPC7に固定板500が固定されることにより圧入孔711、712に突起211、212が圧入されてもFPC7の圧入孔711、712の縁が切れること、あるいは前記圧入孔711、712の縁の切れが拡大されることが防止される。そして、FPC7及び固定板500は、ハウジング2に対して位置決めされて固定されることとなる。つまり、固定板500は、FPC7を介してハウジング2の載置面に固定されることとなる。尚、固定板500は、固定板500の載置片71と対向する面(−Z)に接着剤が塗布されて、当該接着剤によって載置片71に固定されることとする。
その後、FPC7が、回路基板6の上側の面に対して、例えば半田64A乃至64Cによって固定される。そして、部品設置孔26内でフロントモニタダイオード19の位置調整が行われた後、挿入片73がハウジング2に対して固定される。又、部品設置孔25内で光検出器13の位置調整が行われた後、挿入片72がハウジング2に対して固定されることとなる。尚、ハウジング2に対する挿入片72、73の固定については、後述する。
尚、例えば、回路基板6に対するFPC7の固定が行われた後、FPC7のハウジング2に対する位置決め及び固定が行われることとしてもよい。又、例えば、回路基板6に対するFPC7の固定が行われた後、回路基板6及びFPC7の位置決め及び固定が行われることとしてもよい。
===ハウジングに対する挿入片の固定===
以下、図13乃至図15を参照して、本実施形態におけるハウジングに対する挿入片の固定について説明する。図14は、本実施形態における光ピックアップ装置の一部と位置調整装置のアームの一部とを示す斜視図である。図15は、本実施形態における調整板が位置調整装置のアームに狭持されている状態の光ピックアップ装置の一部を示す斜視図である。
以下、図13乃至図15を参照して、本実施形態におけるハウジングに対する挿入片の固定について説明する。図14は、本実施形態における光ピックアップ装置の一部と位置調整装置のアームの一部とを示す斜視図である。図15は、本実施形態における調整板が位置調整装置のアームに狭持されている状態の光ピックアップ装置の一部を示す斜視図である。
<ハウジング2に対する挿入片72の固定>
挿入片72とともに部品設置孔25に挿入されている調整板51が、アーム331、332によって狭持される。尚、アーム331、332は、挿入片72とともに部品設置孔25に挿入されている光検出器13の位置調整を行うための、位置調整装置33の一部である。アーム331、332は、フォーカス方向(Z軸)における下側(−Z)及び上側(+Z)から調整板51を挟持する。アーム332における調整板51の上側の端部51Aと対向する対向面334は、調整板51の上側の端部51Aに沿った形状を呈する。アーム332における調整板51の下側の端部と対向する対向面333は、調整板51の下側の端部に沿った形状を呈する。
挿入片72とともに部品設置孔25に挿入されている調整板51が、アーム331、332によって狭持される。尚、アーム331、332は、挿入片72とともに部品設置孔25に挿入されている光検出器13の位置調整を行うための、位置調整装置33の一部である。アーム331、332は、フォーカス方向(Z軸)における下側(−Z)及び上側(+Z)から調整板51を挟持する。アーム332における調整板51の上側の端部51Aと対向する対向面334は、調整板51の上側の端部51Aに沿った形状を呈する。アーム332における調整板51の下側の端部と対向する対向面333は、調整板51の下側の端部に沿った形状を呈する。
ここで、前述したように、載置片71がハウジング2の載置面に対して位置決めされており、且つ、載置片71が撓むのが固定板500によって防止されているので、挿入片72に固定されている調整板51が、例えば部品設置孔25内の予め定められた位置に配置されることとなる。従って、調整板51は、アーム331、332によって確実に狭持されることとなる。
調整板51は、アーム331、332に挟持された状態で、光検出器13が位置決めされるように、例えばフォーカス方向、トラッキング方向、タンジェンシャル方向に移動される。つまり、光検出器13は、位置調整装置33によって部品設置孔25の内部で移動されて位置調整される。尚、光検出器13の位置決めは、例えば、光検出器13の受光面13Aにレーザ光が照射された際の光検出器13からの出力に基づいて行われる。そして、光検出器13の位置決めが行われた後、調整板51は、部品設置孔25の内部で調整板51と対向する対向面25Aに対して例えば接着剤等で固定される。このとき、挿入片72及び光検出器13は調整板51とともにハウジング2に対して固定されることとなる。以上より、光検出器13は、部品設置孔25の内部で位置調整された後、ハウジング2に対して固定されることとなる。
<ハウジング2に対する挿入片73の固定>
挿入片73は、例えば、対向面26A、26Bに当接した状態で、部品設置孔26内の所定の深さ位置まで挿入される。尚、対向面26A、26Bは、部品設置孔26に挿入されている挿入片73におけるフロントモニタダイオード19が設けられている側とは反対側(+Y)の面と対向する、部品設置孔26の内部の対向面である。所定の深さ位置とは、フロントモニタダイオード19の受光面に対してレーザ光が照射される位置であり、予め定められているものとする。
挿入片73は、例えば、対向面26A、26Bに当接した状態で、部品設置孔26内の所定の深さ位置まで挿入される。尚、対向面26A、26Bは、部品設置孔26に挿入されている挿入片73におけるフロントモニタダイオード19が設けられている側とは反対側(+Y)の面と対向する、部品設置孔26の内部の対向面である。所定の深さ位置とは、フロントモニタダイオード19の受光面に対してレーザ光が照射される位置であり、予め定められているものとする。
ここで、部品設置孔26の内部には、例えば、規制片(不図示)が設けられていることとする。規制片は、例えば、挿入片73が部品設置孔26内の所定の深さ位置まで挿入された際に、挿入片73の下側の端部の一部と当接する片である。つまり、挿入片73が規制片と当接するまで挿入されたとき、挿入片73は、部品設置孔26の所定の深さ位置(部品設置孔26内の予め定められた位置)まで挿入されたこととなる。
尚、前述したように、載置片71がハウジング2の載置面に対して位置決めされており、且つ、載置片71が撓むのが固定板500によって防止されているので、挿入片73は、部品設置孔26の所定の深さ位置まで確実に挿入されたこととなる。つまり、挿入片73は、部品設置孔26内の予め定められた位置に配置されることとなる。そして、このとき、挿入片73に接続されているフロントモニタダイオード19の受光面には、レーザ光が照射されることとなる。
所定の深さ位置まで挿入された挿入片73は、対向面26A、26Bに対して例えば接着剤等で固定される。以上より、フロントモニタダイオード19は、部品設置孔26の内部で位置調整された後、ハウジング2に対して固定されることとなる。
===光ピックアップ装置の組み立て===
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の組み立てについて説明する。
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の組み立てについて説明する。
ハウジング2(図4)に対して光ピックアップ装置100の光学部品が載置される。ハウジング2に対して第1放熱板41及び第2放熱板42が載置される。このとき、第1放熱板41は爪215と係合してハウジング2に対して固定されることとなる。その後、前述したよう、固定板500が固定されているFPC7及び回路基板6が、ハウジング2に対して固定される。このとき、FPC800が回路基板6に接続される。尚、FPC800は、アクチュエータ3を制御するための基板である。アクチュエータ3がハウジング2に載置される。
その後、前述したように、フロントモニタダイオード19が、部品設置孔26の内部で位置調整された後、ハウジング2に対して固定される。カバー8がハウジング2に載置される。そして、固定螺子101が、螺子孔83A、螺子孔61A、螺子孔42Aに挿通されて、雌螺子27と螺合される。雌螺子27に対する固定螺子101の螺合によって、カバー8、回路基板6、第2放熱板42はハウジング2に対して固定されることとなる。
その後、前述したように、光検出器13が、部品設置孔25の内部で位置調整された後、ハウジング2に対して固定される。
これらにより、光ピックアップ装置100が組み立てられることとなる。そして、光ピックアップ装置100のコネクタ600(図12)に対してフレキシブルケーブル102(図3)の一端が取り付けられて、光ピックアップ装置100と光ピックアップ装置100の制御回路とが電気的に接続されることとなる。
前述したように、光ピックアップ装置100は、光検出器13、フロントモニタダイオード19、ハウジング2、FPC7を備える。光検出器13及びフロントモニタダイオード19には、光ディスク5の信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザ光源11から出射されたレーザ光が照射される。ハウジング2は、光検出器13が挿入されて位置決めされる部品設置孔25、及び、フロントモニタダイオード19が挿入されて位置決めされる部品設置孔26を有する。FPC7の挿入片72には、光検出器13が接続される。FPC7の挿入片73には、フロントモニタダイオード19が接続される。FPC7の一部である載置片71は、部品設置孔25及び部品設置孔26に隣り合うハウジング2の載置面に載置される。つまり、FPC7の一部は、当該ハウジング2の載置面に載置される。そして、ハウジング2は、ハウジング2の載置面に対してFPC7を位置決めするための突起211、212を有する。FPC7は、突起211、212が圧入される圧入孔711、712を有する。これらの構成により、FPC7の載置片71がハウジング2の載置面に対して位置決めされて固定される。そして、例えば、光検出器13に結合されている調整板51が、部品設置孔25内の予め定められた位置に配置されることとなる。従って、調整板51を位置調整装置33のアーム331、332で挟持することが可能となり、位置調整装置33による光検出器13の位置調整が可能となる。挿入片73は、部品設置孔26の所定の深さ位置まで確実に挿入されたこととなる。よって、光検出器13の位置決め及びフロントモニタダイオード19の位置決めを精度良く行うことが可能な光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、突起211、212は、ハウジング2の載置面における例えば部品設置孔26寄りの位置に設けられる。FPC7の圧入孔711、712に対する突起211、212の圧入により、例えば、載置片71が、タンジェンシャル方向(X軸)を軸に載置片71における挿入片73側(−Y)の一部が上側(+Z)に曲がるように撓むのが防止されることとなる。従って、例えば、載置片71の撓みに基いて挿入片73が部品設置孔26内で上側に移動して、当該挿入片73が部品設置孔26内の予め定められた位置からずれるのを確実に防止することができる。よって、フロントモニタダイオード19の位置決めの精度を向上させることができる。
又、突起211、212の内の例えば突起212は、部品設置孔25及び部品設置孔26の近傍に設けられる。前述のように、FPC7の圧入孔711、712に対する突起211、212の圧入により、例えば、載置片71が、タンジェンシャル方向(X軸)を軸に載置片71における挿入片73側(−Y)の一部が上側(+Z)に曲がるように撓むのが防止される。従って、例えば、載置片71の撓みに基いて挿入片73が部品設置孔26内で上側に移動して、当該挿入片73が予め定められた位置からずれるのを確実に防止することができる。更に、例えば、載置片71(図8)が、トラッキング方向(Y軸)を軸に載置片71における挿入片72側(+X)の一部が上側(+Z)に曲がるように撓むのが防止される。よって、調整板51のアーム331、332での挟持が容易となり、位置調整装置33による光検出器13の位置調整を確実に行うことができる。以上より、光検出器13の位置決めの精度及びフロントモニタダイオード19の位置決め精度の双方を向上させることができる。
又、光ピックアップ装置100は、回路基板6を更に備える。回路基板6は、ハウジング2に固定される。回路基板6は、ハウジング2の載置面と隣り合う位置に固定される。FPC7の取付片76は、FPCの折り返し片716がハウジング2の載置面から部品設置孔25の方向へ折り返された状態で、回路基板6に接続される。以上より、ハウジング2に固定されている回路基板6に対するFPC7の接続により、FPC7の位置ずれを防止して、光検出器13の位置決めの精度及びフロントモニタダイオード19の位置決め精度を向上させることができる。又、折り返し片716がハウジング2の載置面から部品設置孔25の方向へ折り返されているので、取付片76は、部品設置孔25に比較的近い位置で回路基板6に接続されることとなる。よって、部品設置孔25に比較的近い位置でFPC7の位置ずれを確実に防止して、光検出器13及びフロンとモニタダイオード19の位置決めの精度を更に向上させることができる。又、FPC7の折り返し片716が折り返されているので、例えばハウジング2におけるFPC7を設けるための領域を比較的狭くすることができる。よって、コンパクトな光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、FPC7における連結片74、75は、光検出器13を位置決めするための調整が行われるように部品設置孔25の内部において撓んだ形状を呈する。この構成により、部品設置孔25の内部での光検出器13の位置調整が可能となるので、光検出器13の位置決めの精度を更に向上させることができる。
又、光ピックアップ装置100は、固定板500を更に備える。固定板500は、FPC7が撓まないように、ハウジング2の上部においてFPC7の載置片71に固定される。この構成により、FPC7の載置片71が撓むのが防止される。そして、例えば、光検出器13に結合されている調整板51が、予め定められた位置に配置されることとなる。従って、調整板51を位置調整装置33のアーム331、332で挟持することが可能となり、位置調整装置33による光検出器13の位置調整が可能となる。よって、光検出器13の位置決めを精度良く行うことが可能な光ピックアップ装置100を提供することができる。又、挿入片73は、部品設置孔26の所定の深さ位置まで確実に挿入されたこととなる。よって、フロントモニタダイオード19の位置決めを精度良く行うことが可能な光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、光ピックアップ装置100は、調整板51を更に有する。調整板51は、光検出器13と結合される。調整板51は、光検出器13の位置決めを行う際に部品設置孔25の内部において位置調整装置33によって調整される。この構成により、光検出器13が部品設置孔25の内部で位置調整されて、確実に位置決めされることとなる。よって、光検出器13の位置決めの精度を確実に向上させることができる。又、光検出器13の位置決めの際に、例えば、位置調整装置33のアーム331、332による光検出器13又は挿入片72の挟持により、光検出器13及びFPC7が損傷するのを防止することができる。
尚、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態においては、突起212(図6)が、部品設置孔26における他方の側面22に近い側の端(+X)と、部品設置孔25における端部23に近い側の端(+Y)との間に設けられる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、突起212が、部品設置孔25における部品設置孔26から遠い側の端(−Y)の近傍に設けられることとしてもよい。尚、このとき、FPC7の圧入孔711、固定板500の圧入孔511が、突起211と対向する位置に設けられ、FPC7の圧入孔712、固定板500の圧入孔が、突起212と対向する位置に設けられることとする。この場合、突起211と突起212との間の距離を比較的長くすることができる。従って、突起211、212の製造時の位置ずれに基づく、部品設置孔25内における挿入片72の位置ずれの程度、及び、部品設置孔26内における挿入片73の位置ずれの程度を比較的小さくすることができる。よって、フロントモニタダイオード19及び光検出器13の位置決めの精度の双方を向上させることがきることとなる。
又、本実施形態においては、突起211が部品設置孔26の近傍に設けられる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、突起211が、部品設置孔25における部品設置孔26から遠い側の端(−Y)の近傍に設けられることとしてもよい。尚、このとき、FPC7の圧入孔711、固定板500の圧入孔511が、突起211と対向する位置に設けられ、FPC7の圧入孔712、固定板500の圧入孔が、突起212と対向する位置に設けられることとする。この場合、突起211、212の双方が部品設置孔25寄りの位置に設けられることとなる。よって、載置片71が、部品設置孔25の近傍でハウジング2に対して位置決めされて固定される。従って、載置片71の位置ずれに基づく挿入片72の位置ずれを確実に防止して、光検出器13の位置決めを確実に行うことができる光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、本実施形態においては、ハウジング2の載置面に突起211、212の2つの突起を設けることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ハウジング2の突起211、212以外に、部品設置孔25における部品設置孔26から遠い側の端(−Y)の近傍に第3の突起を設けて、ハウジング2の載置面における所定位置に合計3個の突起が設けられることとしてもよい。このとき、FPC7の圧入孔711、712以外に、FPC7における前述の第3の突起と対向する位置に第3の圧入孔が設けられ、固定板500の圧入孔511、512以外に、固定板500における前述の第3の突起と対向する位置に第3の圧入孔が設けられることとしてもよい。この場合、ハウジング2に対するFPC7及び固定板500の位置決め及び固定が確実に行われて、フロントモニタダイオード19及び光検出器13の位置決めを更に確実に行うことができることとなる。
又、本実施形態においては、固定板500に圧入孔511、512が設けられる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、固定板500に対して圧入孔を設けずに、固定板500(図9)が載置片71に固定された際に載置片71の圧入孔711、712を避けるように、固定板500の形状を、トラッキング方向(Y軸)における手前側(+Y)の一部が取り除かれた形状としてもよい。この場合、載置片71に対して固定板を固定する際の、載置片71の圧入孔711、712と固定板500の圧入孔511、512とが対向するように比較的精度の高い固定板の位置決めを行う必要性がないために、載置片71に対する固定板の固定が容易となる。従って、組み立てが容易な光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、例えば、フロントモニタダイオード19は、部品設置孔26の内部でフロントモニタダイオード19用の位置調整装置によって位置調整された後、位置決めされることとしてもよい。この場合、FPC7の載置片71がハウジング2の載置面に位置決めされているので、例えば、当該位置調整装置によってフロントモニダイオード19の外形を挟持して、確実にフロントモニタダイオード19の位置調整を行い、フロントモニタダイオード19の位置決め精度を更に向上させることができる。
又、本実施形態においては、第1縁513及び第2縁514が直線形状を呈している構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1縁513及び第2縁514が曲線形状であっても、ぎざぎざに屈曲した形状であってもよい。この場合、例えば、第1縁513及び第2縁514を折り曲げ線としてFPC7が折れ曲がるのを防止することができる。よって、光検出器13及びフロントモニタダイオード19の位置決め精度を向上させることができる。
2 ハウジング
5 光ディスク
6 回路基板
7、800 FPC
11 レーザ光源
13 光検出器
19 フロントモニタダイオード
25、26 部品設置孔
33 位置調整装置
51 調整板
100 光ピックアップ装置
211、212 突起
500 固定板
511、512、711、712 圧入孔
5 光ディスク
6 回路基板
7、800 FPC
11 レーザ光源
13 光検出器
19 フロントモニタダイオード
25、26 部品設置孔
33 位置調整装置
51 調整板
100 光ピックアップ装置
211、212 突起
500 固定板
511、512、711、712 圧入孔
Claims (8)
- 光ディスクの信号記録面に対して信号の記録又は再生動作が行われるように、レーザダイオードから出射されたレーザ光が照射される光学部品と、
前記光学部品が挿入されて位置決めされる部品設置孔を有するハウジングと、
端部に前記光学部品が接続されるとともに、前記部品設置孔と隣り合う前記ハウジングの載置面に一部が載置される可撓性基板と、を備え、
前記ハウジングは、前記載置面に対して前記可撓性基板を位置決めするための複数の突起を有し、
前記可撓性基板は、前記複数の突起に圧入される複数の圧入孔を有する
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記複数の突起は、前記載置面の前記部品設置孔寄りの位置に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。 - 前記部品設置孔は、
前記可撓性基板の第1端部に接続される第1光学部品が位置決めされる第1部品設置孔と、
前記第1端部と隣り合う前記可撓性基板の第2端部に接続される第2光学部品が位置決めされる第2部品設置孔と、含み、
前記複数の突起の内の一の突起は、前記第1部品設置孔及び前記第2部品設置孔の近傍に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。 - 前記ハウジングの前記載置面と隣り合う位置に固定されるリジッド基板、を更に備え、
前記可撓性基板の第3端部は、前記可撓性基板が前記載置面から前記第1部品設置孔の方向へ折り返された状態で、前記リジッド基板に接続される
ことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。 - 前記第1端部は、前記第1光学部品を位置決めするための調整が行われるように、前記第1部品設置孔の内部において撓んだ形状を呈する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の光ピックアップ装置。 - 前記可撓性基板が撓まないように、前記載置面の上部において前記可撓性基板に固定される固定板、を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の光ピックアップ装置。 - 前記光学部品と結合され、前記光学部品の位置決めを行う際に前記部品設置孔の内部において位置調整装置によって調整される調整板、を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の光ピックアップ装置。 - 前記光学部品は、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を生成するための光検出器、を含んでいる
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012243773A JP2014093114A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012243773A JP2014093114A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014093114A true JP2014093114A (ja) | 2014-05-19 |
Family
ID=50937085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012243773A Pending JP2014093114A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014093114A (ja) |
-
2012
- 2012-11-05 JP JP2012243773A patent/JP2014093114A/ja active Pending
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