JP2014032717A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Kenichi Takeuchi
賢一 竹内
Minoru Sato
実 佐藤
Hideyuki Kato
英之 加藤
Takashi Akutsu
貴史 阿久津
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Abstract

【課題】アクチュエータの金属製フレームヨークの帯電を防止し、光ピックアップ装置の動作を良好にする。
【解決手段】金属製のフレームヨーク351、352を有し、対物レンズを保持するレンズホルダを光ディスクのフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させるアクチュエータと、前記アクチュエータが載置される樹脂製のハウジングと、前記アクチュエータが載置されている前記ハウジングを覆った際に前記フレームヨーク351、352に接触する突部871、872を有する接地されている金属製のカバー8とを備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関する。
例えば、対物レンズを保持するレンズホルダを変位させるためのアクチュエータを含んで構成される光ピックアップ装置が知られている(特許文献1)。
特開2009−37671号公報
例えば、特許文献1の光ピックアップ装置において、アクチュエータのフレームとして金属製のフレームヨークが用いられることがある。当該フレームヨークが帯電した場合、
光ピックアップ装置を制御する制御装置の誤動作に起因して、光ピックアップ装置の誤動作が引き起こされる虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、金属製のフレームヨークを有し、対物レンズを保持するレンズホルダを光ディスクのフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させるアクチュエータと、前記アクチュエータが載置される樹脂製のハウジングと、前記アクチュエータが載置されている前記ハウジングを覆った際に前記フレームヨークに接触する突部を有し、接地されている金属製のカバーと、を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、光ピックアップ装置の動作を良好にすることができる。
本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施形態における、光学素子及び第1及び第2放熱板が固定された状態のハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるレーザ光源を示す斜視図である。 本発明の実施形態における、回路基板が固定された状態のハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施形態における、光ディスク側から見た状態の回路基板とFPCとを示す図である。 本発明の実施形態における、光ディスク側とは反対側から見た状態の回路基板とFPCとを示す図である。 本発明の実施形態におけるレンズホルダとアクチュエータとを示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるカバーを示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるカバーとフレームヨークの一部とを示す断面図である。 本発明の実施形態における、光ディスクと対向する側とは反対側から見た状態の、光学素子が固定されたハウジングを示す斜視図である。 本発明の実施形態における、第1及び第2放熱板と回路基板とを示す斜視図である。 本発明の実施形態における、ケーブルが取り付けられた状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===光ピックアップ装置の光学系===
以下、図1、図2を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の光学系について説明する。図1は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系の一部の構成を示す図である。
光ピックアップ装置100は、回転する光ディスク5(図3)にレーザ光を照射し、光ディスク5で反射されるレーザ光の反射光を検出する装置である。光ピックアップ装置100によって情報の記録又は再生が行われる光ディスク5は、DVD(Digital Versatile Disc)規格の光ディスク(以下、「第1光ディスク5A」と称する)、CD(Compact Disc)規格の光ディスク(以下、「第2光ディスク5B」と称する)等である。光ピックアップ装置100は、第1光ディスク5A、第2光ディスク5Bに照射されるレーザ光の光路に沿った光学系を有する。
光ピックアップ装置100の光学系は、DVD規格及びCD規格用の光学系であり、レーザ光源11、回折格子12、光検出器13、非点収差発生板14、ビームスプリッタ15、1/4波長板16、コリメータレンズ17、立ち上げミラー18、フロントモニタダイオード19、対物レンズ611(図2)(以下、「光ピックアップ装置100の光学素子」とも称する)から構成される。
レーザ光源11は、第1光ディスク5Aに照射する赤色波長帯(645nm〜675nm)のうち例えば655nmの波長と、第2光ディスク5Bに照射する赤外波長帯(765nm〜805nm)のうち例えば785nmの波長の、異なる2波長のレーザ光を選択的に出射する。レーザ光源11は、例えば655nmの波長のレーザ光を出射する第1レーザダイオード111と、例えば785nmの波長のレーザ光を出射する第2レーザダイオード112とを有する。
回折格子12は、レーザ光源11が出射したレーザ光から、0次光、+1次回折光、−1次回折光を生成する。また、回折格子12は、偏光方向を90度変換する1/2波長板機能も有する
ビームスプリッタ15は、例えば、S偏光のレーザ光を反射し、P偏光のレーザ光を透過する平板型のビームスプリッタである。ビームスプリッタ15は、回折格子12から入射するS偏光のレーザ光を1/4波長板16の方向へ反射する。このとき、ビームスプリッタ15は、レーザ光の強度を調整するために、レーザ光の一部をフロントモニタダイオード19の方向に透過するものとする。尚、フロントモニタダイオード19は、ビームスプリッタ15から入射された一部のレーザ光の強度に基づいて、レーザ光の強度を調整するための光学部品である。又、1/4波長板16から入射するレーザ光の反射光は、例えば、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bで反射してP偏光のレーザ光となっている。よって、ビームスプリッタ15は、レーザ光の反射光を非点収差発生板14の方向へ透過する。
1/4波長板16は、ビームスプリッタ15から入射するレーザ光を、直線偏光光から円偏光光に変換する。又、1/4波長板16は、コリメートレンズ17から入射するレーザ光の反射光を、円偏光光から直線偏光光に変換する。
コリメートレンズ17は、1/4波長板16から入射するレーザ光を平行光に変換する。
立ち上げミラー18は、コリメートレンズ17から入射するレーザ光を、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録面に垂直な方向に反射する。又、立ち上げミラー18は、対物レンズ611から入射するレーザ光の反射光を、コリメートレンズ17の方向に反射する。
対物レンズ611は、立ち上げミラー18から入射したレーザ光を、第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録面における信号記録層に集光する。
第1光ディスク5A又は第2光ディスク5Bの信号記録層で反射したレーザ光の反射光は、対物レンズ611によって平行光に変換された後、立ち上げミラー18、コリメートレンズ17を介して1/4波長板16に入射し、1/4波長板16によって円偏光光から直線偏光光に変換される。直線偏光光となったレーザ光の反射光は、ビームスプリッタ15を介して非点収差発生板14に入射する。
非点収差発生板14は、ビームスプリッタ15から入射されるレーザ光の反射光に非点収差を発生させてフォーカスエラー信号を生成する。尚、フォーカスエラー信号とは、例えば、レンズホルダ300(図4)を対物レンズ611の光軸方向(図4のZ軸)に変位させる際に用いられる信号である。
光検出器13は、非点収差発生板14から入射されるレーザ光の反射光を光電変換する。
===光ピックアップ装置===
以下、図3、図4を参照して、本実施形態に係る光ピックアップ装置について説明する。図3は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータ(不図示)の回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。光ディスク5は、一部が省略された状態で、点線で示されている。図4は、本実施形態に係る光ピックアップ装置を示す分解斜視図である。
本実施形態において、Z軸は、光ディスク5を回転させるスピンドルモータの回転軸50の長手方向(フォーカス方向、垂直方向)に沿う軸であり、光ピックアップ装置100から光ディスク5(上側)へ向かう方向を+Z方向とし、光ディスク5から光ピックアップ装置100(下側)へ向かう方向を−Z方向とする。尚、第1光ディスク5A、第2光ディスク5Bのうち、スピンドルモータによって回転される光ディスクを、説明の便宜上、光ディスク5と称する。X軸は、光ディスク5の径方向(トラッキング方向、ラジアル方向)に光ピックアップ装置100が移動する方向に沿う軸であり、光ピックアップ装置100が回転軸50から離れる方向を+X方向とし、光ピックアップ装置100が回転軸50に近づく方向を−X方向とする。Y軸は、光ディスク5のタンジェンシャル方向に沿う軸であり、ハウジング2における一方の側面21から他方の側面22に向かう方向を+Y方向とし、ハウジング2における他方の側面22から一方の側面21に向かう方向を−Y方向とする。
光ピックアップ装置100(図4)は、ハウジング2、光ピックアップ装置100の光学素子、アクチュエータ3、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed circuit:FPC)7、700、カバー8を有する。
アクチュエータ3は、レンズホルダ300を光ディスク5のフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させる装置である。回路基板6、FPC7、700は、光ピックアップ装置100を制御するための基板である。第1放熱板41は、レーザ光源11で発生する熱を放散するための金属製の板である。第2放熱板42は、ドライバIC61(図10)で発生する熱を放散するための金属製の板である。カバー8は、ハウジング2を覆う金属製の蓋である。ハウジング2には、光ピックアップ装置100の光学素子、及び、アクチュエータ3が載置される。
===ハウジング===
以下、図4、図5を参照して、本実施形態におけるハウジングについて説明する。図5は、本実施形態におけるハウジングを示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータの回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。
ハウジング2は、光ピックアップ装置100の光学素子、アクチュエータ3が載置される例えば樹脂製のハウジングである。更に、ハウジング2には、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6、FPC7、700、カバー8が取り付けられる。
ハウジング2は、タンジェンシャル方向(Y軸方向)に延びた形状を呈する。トラッキング方向における回転軸50に近い側(−X)の端部23は、例えば、スピンドルモータ(不図示)を回避するように所定の曲率をもって抉られた形状を呈する。トラッキング方向において回転軸50から遠い側(+X)の端部24のタンジェンシャル方向の幅は、例えば、光ピックアップ装置100を制御する制御装置(不図示)の筺体の形状に沿う様に、回転軸50から離れるにつれて短くなっている。
ハウジング2は、窪み231乃至233、複数の突起251乃至253爪261乃至264、孔265、溝255乃至258、軸受210、220、221、雌ネジ25(第3螺子孔)を有する。
窪み233内には、アクチュエータ3が載置される。窪み233は、トラッキング方向における回転軸50から近い側(−X)、且つ、タンジェンシャル方向における側面22側(+Y)に設けられる。
窪み232内には、第2放熱板42が載置される。窪み232は、トラッキング方向において窪み233よりも回転軸50から遠い側(+X)に設けられる。窪み232は、タンジェンシャル方向に沿って延びた形状を呈する。タンジェンシャル方向における窪み232の一方側(−Y)の深さは、窪み232の他方側(+Y)の深さよりも深くなっている。よって、窪み233は、窪み233の底が第2放熱板42の下側(−Z)の面に沿うような形状を呈することとなる。
窪み231内には、レーザ光源11が載置される。尚、レーザ光源11については、後述する。窪み231は、トラッキング方向において窪み233よりも回転軸50から遠い側、且つ、タンジェンシャル方向において窪み232よりも−Y側に設けられる。窪み231内の+X側の底には、孔25Aが設けられる。孔25Aは、窪み231の底に載置されたレーザ光源11の端子111乃至113を、光ディスク5と対向する側とは反対側(−Z)に露出させるように形成される。
複数の突起251乃至253は、ハウジング2に対する回路基板6の位置決めを行うのに用いられる。突起253は、ハウジング2に対する第2放熱板42の位置決めを行うのに用いられる。突起253は、ハウジング2に対して第2放熱板42が固定されるときに、第2放熱板42の孔421(図4)と対向する位置に設けられる。突起251乃至突起253は夫々、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、回路基板6の孔651乃至653(図10)と対向する位置に設けられる。
溝255乃至258には、ハウジング2に対してレーザ光源11が固定されるときに接着剤が塗布される。尚、ハウジング2に対するレーザ光源11の固定については、後述する。溝255乃至258は、窪み231の底にレーザ光源11が載置されたときに、レーザ光源11の金属板114(図7)の四隅と対向する位置に形成される。
爪262は、ハウジング2に対して第1放熱板41を固定するための部材である。爪262は、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されるときに、第1放熱板41の孔411と対向する位置に設けられる。爪262は、孔411に挿通されて第1放熱板41と係合するような形状を呈する。
爪263、264は、ハウジング2に対して回路基板6を固定するための一対の部材である。爪263は、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、回路基板6の一方の端部(−Y)と対向する壁体215に設けられる。爪264は、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、回路基板6の他方の端部(+Y)と対向する壁体225に設けられる。爪263は、壁体215の内側(+Y)の面と、爪263の+Y側の面との間のタンジェンシャル方向の距離が、上側(+Z)から下側(−Z)に向かうにつれて長くなるような形状を呈する。つまり、爪263は、爪263の+Y側の面が+Y側且つ下側に向かって傾斜するような形状を呈する。爪264は、壁体225の内側(−Y)の面と、爪264の−Y側の面との間のタンジェンシャル方向の距離が、上側から下側に向かうにつれて長くなるような形状を呈する。つまり、爪264は、爪264の−Y側の面が−Y側且つ下側に向かって傾斜するような形状を呈する。例えば、ハウジング2に対して回路基板6が取り付けられるとき、回路基板6の一方側及び他方側の端部は夫々、爪263の+Y側の面、爪264の−Y側の面に沿って、爪263、264の上側から爪263、264の下側に移動されることとなる。爪263、264は夫々、回路基板6の一方側及び他方側の端部が夫々爪263、264の下側に配置されたときに、回路基板6がフォーカス(Z軸)方向においてハウジング2の底板における上面と爪263、264との間に挟まれるような位置に設けられているものとする。このとき、回路基板6のフォーカス方向の移動が規制されて、ハウジング2に対して固定されることとなる。
爪261、孔265はハウジング2に対してカバー8を固定するのに用いられる。爪261、孔265は夫々、ハウジング2に対してカバー8が固定されるときに、カバー8(図13)の取付片81、取付片82と対向する位置に設けられる。爪261は、取付片81の孔81Aに挿通されて取付片81と係合するような形状を呈する。孔265の内部には、孔265内に挿入された取付片82と係合するような係合部が形成される。更に、ハウジング2における、回転軸50に近い側(−X)の端部23には、爪261と同様な爪(以下、「端部23の爪」と称する)が設けられる。端部23の爪は、ハウジング2に対してカバー8が固定されるときに、カバー8の取付片83と対向する位置に設けられる。端部23の爪は、取付片83の孔83Aに挿通されて取付片83と係合するような形状を呈する。
雌ネジ25には、ハウジング2に対してカバー8を固定するための金属製の雄ネジ101(螺子)(図4)が螺合される。雌ネジ25は、ハウジング2に対してカバー8が固定されるときに、カバー8の取付片84の孔84A(第1螺子孔)と対向する位置に設けられる。
軸受210、220、221は、光ピックアップ装置100をラジアル方向(X軸)に移動させるための一対のシャフト(不図示)を支持するための部材である。軸受210は、一方の側面21に設けられる。軸受210には、シャフトを支持するためのU溝21Aが形成される。軸受220、221は、他方の側面22に設けられる。軸受220、221には夫々、シャフトを支持するための孔22A、22Bが形成される。
===第1放熱板、第2放熱板===
以下、図4、図6を参照して、本実施形態における第1放熱板、第2放熱板について説明する。図6は、本実施形態における、光学素子及び第1及び第2放熱板が固定された状態のハウジングを示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータの回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。
第1放熱板41は、レーザ光源11で発生する熱を放散するための金属板である。第1放熱板41は、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されたときに、窪み231(図5)を避けるように抉られた形状を呈する。第1放熱板41(図4)の手前側(+X)の端部412は、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されたときにハウジング2の手前側(+X)の縁に沿って下側(−Z)に向かって折り曲げられた形状を呈する。端部412におけるハウジング2の爪262と対向する位置には、爪262が挿通される孔411が設けられる。孔411に対して爪262が挿通されて、爪262と第1放熱板41とが係合することによって、ハウジング2に対して第1放熱板41が固定されることとなる。
第2放熱板42は、ドライバIC61で発生する熱を放散するための金属板である。第2放熱板42は、ハウジング2の窪み232内に配設されるように、タンジェンシャル方向(Y軸)に沿って延びた形状を呈する。第2放熱板42は、窪み232内に配設されたときに、第2放熱板42が窪み232の底に沿うに折り曲げられた形状を呈する。
第2放熱板42には、孔421、422が設けられる。孔421、422は夫々、第2放熱板42が窪み232内に配設されたときに、突起253、雌ネジ25と対向する位置に設けられる。孔421に対して突起253が挿通されるように、第2放熱板42を窪み232内に配設することによって、ハウジング2に対する第2放熱板42の位置決めが行われることとなる。更に、孔422を介して雌ネジ25に対して雄ネジ101が螺合されることによって、ハウジング2に対して第2放熱板42が固定されることとなる。
===レーザ光源===
以下、図7を参照して、本実施形態におけるレーザ光源について説明する。図7は、本実施形態におけるレーザ光源を示す斜視図である。
レーザ光源11は、端子111乃至113、金属板114、壁体115、支持部材116、収容体117を有する。
収容体117には、第1レーザダイオード111と第2レーザダイオード112とがレーザ光を−X方向に向かって出射できるように、収容される。収容体117は、取付部材(不図示)を介して、金属板114の一方(−Z)の面に固定される。
金属板114には、収容体117が搭載される平板である。金属板114は、第1レーザダイオード111及び第2レーザダイオード112で発生する熱を放散するための放熱板としても機能する。
壁体115は、収容体117を保護するための絶縁性のフレームである。壁体115は、金属板114における収容体117が取り付けられている一方の面に設けられる。壁体115は、収容体117の周囲におけるレーザ光を出射される方向(−X)の一部を除いて、収容体117の周囲を取り囲むように設けられる。
支持部材116は、壁体115が金属板114に固定されるように壁体115を支持する絶縁性の部材である。支持部材116は、壁体115の+X側の端部から、金属板114の他方(+Z)の面まで連続的に形成される。支持部材116は、壁体115と一体的に形成される。レーザ光源11の上側の一部は、支持部材116の厚み分だけ隆起することとなる。尚、支持部材116及び壁体115と、金属板114とは、例えば接着剤等を用いて固定される。
端子111乃至113は、支持部材116のレーザ光が出射される方向とは反対側(+X)から、+X方向に向かって突出している。端子111、113には夫々、例えば、第1レーザダイオード111のアノード、第2レーザダイオード112のアノードが接続されている。端子112には、例えば、第1レーザダイオード111のカソード、第2レーザダイオード112のカソードが共通に接続されている。
===回路基板、FPC===
以下、図8乃至図10を参照して、本実施形態における回路基板、FPCについて説明する。図8は、本実施形態における、回路基板が固定された状態のハウジングを示す斜視図である。尚、光ディスク5を回転させるためのスピンドルモータの回転軸50は、説明の便宜上、一点鎖線で示されている。図9は、本実施形態における、光ディスク側から見た状態の回路基板とFPCとを示す図である。図10は、本実施形態における、光ディスク側とは反対側から見た状態の回路基板とFPCとを示す図である。
回路基板6は、光ピックアップ装置100を制御するための、例えばリジッド基板である。回路基板6は、ハウジング2に対してハウジング2の上側(+Z)から取り付けられる。回路基板6は、ハウジング2に設けられた窪み231、232を覆うように、タンジェンシャル方向(Y軸)において延びた形状を呈する。ハウジング2の壁体215、225(図5)の間に回路基板6が配設されるように、タンジェンシャル方向における回路基板6の長さは、タンジェンシャル方向における壁体215と壁体225との間の距離よりも短く設定されている。
回路基板6には、コネクタ66、孔651乃至653、655、孔65(第2螺子孔)、端子621乃至623、ドライバIC61が設けられる。
孔651乃至653(図10)は、ハウジング2に対する回路基板6の位置決めを行うのに用いられる。孔651乃至653は夫々、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、ハウジング2の突起251乃至253と対向する位置に設けられる。
孔65は、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、雌ネジ25と対向する位置に設けられる螺子孔である。ここで、回路基板6は、例えば、接地パターンを有している多層基板であるものとする。又、孔65の内部には回路基板6の接地パターンに接続される端子が設けられているものとする。孔65に対して例えば金属製の雄ネジ101が螺合されたとき、雄ネジ101と当該端子とが電気的に接続されて、雄ネジ101が接地されることとする。つまり、孔65は、雄ネジ101が螺合されるとともに、雄ネジ101が回路基板6の接地パターンと電気的に接続されるように回路基板6に穿設されていることとなる。尚、回路基板6の接地パターンは、例えば、コネクタ66の接地端子(不図示)と電気的に接続されており、フレキシブルケーブル102(図16)を介して接地されているものとする。
孔655は、ハウジング2に対して回路基板6が固定されるときに、レーザ光源11の支持部材116と回路基板6とが干渉するのを防止するために設けられる。孔655は、ハウジング2の窪み231の一部と対向する位置に設けられる。孔655は、ハウジング2に対して固定されたレーザ光源11の支持部材116と対向する位置に設けられる。孔655の大きさは、孔655内に支持部材116が配設されるような大きさに設定される。
端子621乃至623は、レーザ光源11からレーザ光を出射するための駆動電流を出力する端子である。尚、当該駆動電流は、ドライバIC61によって制御されるものとする。端子621乃至623は夫々、レーザ光源11の端子111乃至113と電気的に接続される。端子621乃至623は、回路基板6におけるハウジング2と対向する側(−Z)の面に設けられる。端子621乃至623は夫々、ハウジング2に固定されたレーザ光源11の端子621乃至623と対向する位置に設けられる。
ドライバIC61は、レーザ光源11を制御するための集積回路である。ドライバIC61は、レーザ光を出射するための駆動電流を制御する。ドライバIC61は、回路基板6におけるハウジング2と対向する側の面に設けられる。ドライバIC61は、回路基板6がハウジング2に固定されたときに、ハウジング2の窪み232内で第2放熱板42と接触されて配置される。更に、ドライバIC61は、コネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、回路基板6の配線に対して、例えば半田等で電気的に接続される。尚、当該回路基板6の配線は、コネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、コネクタ66の端子と電気的に接続されているものとする。
コネクタ66は、光ピックアップ装置100と光ピックアップ装置100を制御する制御装置(不図示)(以下、「光ピックアップ装置100の制御装置」とも称する)とを電気的に接続するのに用いられる。コネクタ66は、トラッキング方向(X軸)において回転軸50から遠い側(+X)の端部6Aの上側(+Z)側の面に設けられる。尚、コネクタ66については、後述する。
FPC7(図4)には、フロントモニタダイオード19、光検出器13が接着剤等で固定される。フロントモニタダイオード19、光検出器13と光ピックアップ装置100の制御装置とが電気的に接続されるように、フロントモニタダイオード19、光検出器13は、FPC7の配線に対して例えば半田等を用いて電気的に接続される。FPC7は、回路基板6の一方側(−Y)の端部に、例えば接着剤等で固定される。更に、フロントモニタダイオード19、光検出器13がコネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、FPC7の配線は、回路基板6の配線に対して、例えば半田等で電気的に接続される。尚、当該回路基板6の配線は、コネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、コネクタ66の端子と電気的に接続されているものとする。
FPC700には、アクチュエータ3における制御基板31の制御回路(不図示)(以下、「アクチュエータ3の回路」とも称する)が電気的に接続される。尚、アクチュエータ3の回路は、アクチュエータ3の動作を制御するときに用いられる電気回路であるものとする。アクチュエータ3の回路と光ピックアップ装置100の制御装置とが電気的に接続されるように、制御基板31の端子には、FPC700の配線が例えば半田等を用いて電気的に接続される。FPC700は、回路基板6の他方側(+Y)の端部に、例えば接着剤等で固定される。更に、アクチュエータ3の回路がコネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、FPC700の配線は、回路基板6の配線に対して、例えば半田等で電気的に接続される。尚、当該回路基板6の配線は、コネクタ66を介して光ピックアップ装置100の制御装置と電気的に接続されるように、コネクタ66の端子と電気的に接続されているものとする。
===レンズホルダ、アクチュエータ===
以下、図11を参照して、本実施形態におけるレンズホルダ、アクチュエータについて説明する。図11は、本実施形態におけるレンズホルダとアクチュエータとを示す斜視図である。図11における、レンズホルダ300の奥側(−X)には、サスペンションワイヤ33Aと同様な機能を有するサスペンションワイヤ(以下、「サスペンションワイヤ33C」と称する)が、サスペンションワイヤ33A、33Bと共に、更に1本設けられている。尚、サスペンションワイヤ33A、33B、33Cについては、後述する。
レンズホルダ300は、対物レンズ611を保持する。レンズホルダ300は、例えば、トラッキング方向(X軸)におけるレンズホルダ300の中心を通るYZ平面を基準に対称な形状を呈する。レンズホルダ300は、トラッキング方向において延びた形状を呈する。レンズホルダ300の光ディスク5と対向する保持面303には、対物レンズ611が光ディスク5の信号記録面と対向するように取り付けられる。
アクチュエータ3は、レンズホルダ300をフォーカス方向(Z軸)及びトラッキング方向(X軸)に変位させる装置である。アクチュエータ3は、第1トラッキングコイル391、392、第2トラッキングスコイル393、394、フォーカスコイル(不図示)、サスペンションワイヤ33A、33B、33C(不図示)、34A、34B、34C、マグネット381乃至384、フレームヨーク35、支持体32、制御基板31を有する。
第1トラッキングコイル391、392、第2トラッキングコイル393、394は、レンズホルダ300をトラッキング方向に変位させる電磁力を発生するためのコイルである。第1トラッキングコイル391、392、第2トラッキングコイル393、394は、例えば、レンズホルダ300をトラッキング方向に変位させるためのトラッキング信号が供給される一本の導電線を、レンズホルダ300の4つの各ボビン部にタンジェンシャル方向(Y軸)を軸に順次巻回して形成された一対のコイルである。
ここで、レンズホルダ300をフォーカス方向に変位させる電磁力を発生させるための、例えば、2個のフォーカスコイル(不図示)がレンズホルダ300に対して取り付けられているものとする。2個のフォーカスコイルは夫々、例えば、レンズホルダ300をフォーカス方向に変位させるためのフォーカス信号が供給される導電線を、夫々独立してフォーカス方向に沿ったヨーク301、302に接触しない間隙を持たせ巻回したコイルであるものとする。このような構成により各フォーカスコイルに供給するフォーカス信号にチルト信号を重畳することにより対物レンズ611をラジアル方向のチルト制御可能にレンズホルダ300をラジアル方向のチルト変位させる電磁力を発生させることができる。尚、ヨーク301は、タンジェンシャル方向において、第1トラッキングコイル391、392の間に設けられており、ヨーク302は、第2トラッキングコイル393、394の間に設けられている。ヨーク301、302は、フレームヨーク35と一体的に形成される。
フレームヨーク35は、金属製、例えば冷間圧延鋼板製のフレームヨークである。フレームヨーク35には、マグネット381乃至384、支持体32が取り付けられる。フレームヨーク35は、支持体32、サスペンションワイヤ33A、33B、34A、34B、34Cを介して、レンズホルダ300を支持する。フレームヨーク35は、例えば、一枚の金属板の折り曲げ加工によって形成される。フレームヨーク35は、第1折曲片353、第2折曲片354、第3折曲片355、第4折曲片356、上記のヨーク301、302を有する。
第1折曲片353は、例えばXZ平面と平行となるような形状を呈する。
第2折曲片354は、第1折曲片353の下側(−Z)側の端部から、タンジェンシャル方向における支持体32側(+Y)に向かって折り曲げられた形状を呈する。第2折曲片354は、アクチュエータ3がハウジング2における窪み233内に配設されたときに、窪み233内の底に沿うような形状を呈する。タンジェンシャル方向における第2折曲片354の長さは、第1折曲片353、第2折曲片354、第3折曲片355で囲まれる領域に、レンズホルダ300が配設されるように、タンジェンシャル方向におけるレンズホルダ300の長さよりも長く設定される。
第3折曲片355は、第2折曲片354の支持体32側の端部から、上側(+Z)に向かって折り曲げられた形状を呈する。第3折曲片355は、例えば、第1折曲片353と平行になるように折り曲げられているものとする。
第4折曲片356は、第3折曲片355の上側の端部から、支持体32側に向かって折り曲げられた形状を呈する。第4折曲片356おける第3折曲片355から連続している一部には、孔358が設けられている。よって、第4折曲片356には、第3折曲片355から連続している一対の突出部351、352(以下、「フレームの一部351、352」とも称する)が形成されることとなる。突出部351、352を、トラッキング方向に沿って一対設けられている。突出部351は、上側(+Z)に向かって突出した形状を呈する。突出部351の上面(+Z)は、略平面となるように形成されている。つまり、突出部351、352は、例えば、ハウジング2に対してアクチュエータ3及びカバー8が固定されたときに、カバー8と対向するように突出することとなる。第4折曲片356におけるレンズホルダ300から遠い側(+Y)の端部357は、支持体32及び制御基板31の挿通孔に挿通されて、タンジェンシャル方向においてレンズホルダ300から離れるように突出した形状を呈する。尚、支持体32及び制御基板31における第4折曲片356の端部357が挿通される位置には、挿通孔が形成されているものとする。
マグネット381乃至384は、レンズホルダ300をフォーカス方向及びトラッキング方向に変位させるための磁束を発生する磁性体である。マグネット381、382は夫々、タンジェンシャル方向において第1トラッキングコイル391、392と対向するように、第1折曲片353、第3折曲片355に設けられる。マグネット383、384は夫々、タンジェンシャル方向において第2トラッキングコイル393、394と対向するように、第1折曲片353、第3折曲片355に設けられる。つまり、タンジェンシャル方向におけるマグネット381、382の間には、第1トラッキングコイル391、392、一方のフォーカスコイルが設けられることとなる。又、タンジェンシャル方向におけるマグネット383、384の間には、第2トラッキングコイル393、394、他方のフォーカスコイルが設けられることとなる、
制御基板31は、レンズホルダ300の各側面側に夫々3本ずつ配置されるサスペンションワイヤ33A、33B、33C、34A、34B、34Cを支持するための部材であり、これら全てのサスペンションワイヤの一方の端が夫々半田付けにより固定される。支持体32は、フレームヨーク35の端部357が支持体32の挿通孔に挿通されて、フレームヨーク35の第4折曲片356に対して例えば接着剤等で接着される。そして、支持体32は、レンズホルダ300の各側面側の3本のサスペンションワイヤが夫々挿入される孔を備え、それらの孔に充填されるダンプ剤により各サスペンションワイヤを制振させる役割を担っている。
制御基板31は、フォーカス信号及びトラッキング信号を出力する基板であり、タンジェンシャル方向において支持体32のレンズホルダ300から離れる側(+Y)に取り付けられる。制御基板31は、フレームヨーク35の端部357が制御基板31の挿通孔に挿通されて、フレームヨーク35の第4折曲片356に対して例えば接着剤等で接着される。更に、制御基板31は、支持体32に対して例えば接着剤等で接着される。
サスペンションワイヤ33A、33B、33C、34A、34B、34Cは、レンズホルダ300がトラッキング方向及びフォーカス方向に変位できるように、レンズホルダ300の各側面に配置されてレンズホルダ300を弾性支持する。サスペンションワイヤ33A、33B、33C、34A、34B、34Cは、レンズホルダ300をトラッキング方向及びフォーカス方向に変位させるためのフォーカス信号及びトラッキング信号を送信する信号線としても機能する。サスペンションワイヤ34A、34B、34Cは、レンズホルダ300の手前側(+X)に設けられる。サスペンションワイヤ33A、33B、33Cは、レンズホルダ300の奥側(−X)に設けられる。サスペンションワイヤ33A、33B、33C、34A、34B、34Cの一端は、支持体32に対して例えばダンプ剤等を用いて制振支持されると共に、制御基板31に例えば半田等を用いて電気的に接続される。サスペンションワイヤ33A、33B、33C、34A、34B、34Cの他端は夫々、レンズホルダ300に対して例えば接着剤で固定される。更に、サスペンションワイヤ33A、33Cの他端は夫々、例えば、一方のフォーカスコイルを形成するためにヨーク301に巻回されている導電線の両端に半田等で接続される。サスペンションワイヤ34A、34Cの他端は夫々、例えば、他方のフォーカスコイルを形成するためにヨーク302に巻回されている導電線の両端に半田等で接続される。サスペンションワイヤ33B、34Bの他端は夫々、例えば、第1トラッキングコイル391、392、第2トラッキングコイル393、394を形成する一本の導電線の両端に接続される。
===カバー===
以下、図12、図13を参照して、本実施形態におけるカバーについて説明する。
図12は、本実施形態におけるカバーを示す斜視図である。図13は、本実施形態におけるカバーとフレームヨークの一部とを示す断面図である。尚、図13では、図3のC1−C2断面から−Y方向に向かって見た状態のカバーとフレームヨークの一部が示されている。
カバー8は、ハウジング2を上側(+Z)から覆う金属製のカバーである。カバー8は、例えば、ステンレスにより構成される1枚の金属板を折り曲げ加工して成型される。尚、カバー8は、アルミニウムにより構成される1枚の金属板を折り曲げ加工して成型されることとしてもよい。カバー8は、取付片81乃至84、窪み860、孔870、接触片861、862、接触片871、872(突片、突部)、第1の切り欠き851、第2の切り欠き852を有する。
取付片81乃至84は、ハウジング2に対してカバー8を固定するための部材である。取付片81乃至84は夫々、ハウジング2の爪261、孔265、端部23の爪、雌ネジ25と対向する位置に設けられる。取付片81乃至83は、カバー8から光ディスク5(図3)側とは反対側(−Z)に向かって、折り曲げられた形状を呈する。取付片84は、カバー8から光ディスク5側とは反対側に向かって、折り曲げられた後、ハウジング2の雌ネジ25が設けられている面と平行となるように+X側に向かって折り曲げられた形状を呈する。取付片81には、孔81Aが設けられる。孔81Aには、爪261に対して取付片81が固定されるように、爪261が挿通される。そして、取付片81と爪261とが係合されることとなる。取付片82は、孔265に挿入されてハウジング2に固定されるように、例えば略コ字形状を呈する。孔265内に取付片82を挿入した際に、取付片82と孔265内の係合部とが係合されることとなる。取付片83には、孔83Aが設けられる。孔83Aには、端部23の爪に対して取付片83が固定されるように、端部23の爪が挿通される。そして、取付片83と端部23の爪とが係合されることとなる。取付片84には、雄ネジ101が螺合される螺子孔として機能する孔84Aが設けられる。取付片84は、雄ネジ101がハウジング2の雌ネジ25に螺合されることによって、ハウジング2に固定されることとなる。
孔870は、ハウジング2に対してカバー8が固定された際に、対物レンズ611(図4)が露出するように、レンズホルダ300と対向する位置に形成される。
窪み860は、カバー8の上側の面における、第2の切り欠き852、孔863が設けられている位置に形成される。尚、孔863については、後述する。窪み860内の底には、第2の切り欠き852の一部及び孔863を上側(+Z)側から塞ぐための、シール881(図16)が貼付される。窪み860は、シール881の厚み分だけ窪んでいるものとする。
接触片861、862は、ハウジング2に対してカバー8が固定された際に、回路基板6に塗布された放熱ゲル552と対向する位置に設けられる。尚、放熱ゲル552については、後述する。接触片861、862は、接触片861、862の先端が、放熱ゲル552と接触するように、下側に向かって折り曲げられた形状を呈する。接触片861、862は、接触片861、862の先端が、タンジェンシャル方向において互いに対向するように、折り曲げられる。よって、接触片861、862が設けられるカバー8の一部には、孔863が形成されることなる。
第1の切り欠き851は、ハウジング2に対してカバー8が固定された際にコネクタ66が露出するように、カバー8の+X側の端部に設けられる。
第2の切り欠き852は、コネクタ66のレバー662を操作できるように、第1の切り欠き851によって抉られたカバー8の+X側の端部893に設けられる。
接触片871、872は、カバー8の一部を折り曲げて形成される一対の片である。接触片871、872は夫々、ハウジング2に対してカバー8が固定された際に、アクチュエータ3のフレームの一部351、352と対向する位置に設けられる。接触片871、872は、フレームの一部351、352に接触するように、カバー8におけるフレームの一部351、352と対向する箇所を切り切り抜き加工して形成される。接触片871、872は、トラッキング方向に沿って隣り合うように設けられる。つまり、接触片871、872は、複数設けられている。接触片871、872は、接触片871、872の先端夫々が、フレームの一部351、352と接触するように、下側(−Z)側に向かって折り曲げられている。接触片871、872は、トラッキング方向において接触片871の折り曲げ線873と接触片872の折り曲げ線874とが対向するように、折り曲げられる。トラッキング方向における接触片871、872夫々の折り曲げ線873、874から先端までの長さD1、D2(図13)は、ハウジング2に対してカバー8が固定された際に接触片871、872の先端が夫々フレームの一部351、352に当接するような長さに設定される。つまり、接触片871の長さD1、接触片872の長さD2は、ハウジング2に対してカバー8が固定されたときの、フォーカス方向におけるフレームの一部351、352とカバー8との間の距離よりも長くなるように設定される。そして、接触片871、872の先端が夫々フレームの一部351、352に当接したとき、接触片871、872の弾性力に基づいて、フレームの一部351、352は押下されることとなる。尚、例えば、フレームの一部351、352が相互に同様な大きさの弾性力で押下されるように、接触片871の長さD1と接触片872の長さD2とを、相互に同様な長さとなるように設定してもよい。
===光ピックアップ装置の組み立て===
以下、図4、図6、図8、図14乃至図16を参照して、本実施形態における光ピックアップ装置の組み立てについて説明する。図14は、本実施形態における、光ディスクと対向する側とは反対側から見た状態の、光学素子が固定されたハウジングを示す斜視図である。図15は、本実施形態における、第1及び第2放熱板と回路基板とを示す斜視図である。図16は、本実施形態における、ケーブルが取り付けられた状態の光ピックアップ装置を示す斜視図である。
光ピックアップ装置100の光学素子が、ハウジング2に載置される(図6)。光ピックアップ装置100の光学素子は、例えば、接着剤等を用いてハウジング2に固定される。レーザ光源11は、溝255乃至258に塗布される接着剤によって、ハウジング2に固定される。
第1放熱板41、第2放熱板42が、ハウジング2に対して位置決めされる。第1放熱板41は、孔411に対して爪262が挿通されて、爪262と第1放熱板41とが係合することによって、ハウジング2に対して固定される。
回路基板6(図8)が、ハウジング2に対して位置決めされる。更に、回路基板6が、ハウジング2の爪263、264によって、ハウジング2に対して固定(仮止め)される。ここで、回路基板6には孔655が形成されているので、回路基板6とレーザ光源11の支持部材116(図7)とが干渉せずに、ハウジング2に対して回路基板6が固定されることとなる。この後、FPC7、700が、例えば半田等を用いて回路基板6に対して固定される。ハウジング2(図14)の裏側(−Z)から孔25Aを介して、レーザ光源11の端子111乃至113が夫々、回路基板6の端子621乃至623と、例えば半田等を用いて電気的に接続される。更に、端子111乃至113(図15)は、例えば、放熱ゲル553を介して第1放熱板41に接続される。尚、放熱ゲル553は、端子111乃至113と第1放熱板41とが電気的に接続されないような絶縁性のゲルである。更に、放熱ゲル553は、レーザ光源11で発生する熱が放熱ゲル553を介して第1放熱板41に伝達されるような、熱伝導率の比較的高いゲルである。更に、回路基板6の上側の面(図8)には、放熱ゲル553と同様な放熱ゲル551、552が塗布される。放熱ゲル551は、例えば、ハウジング2に対してカバー8が固定されたときにカバー8と接触するように塗布される。放熱ゲル552は、ハウジング2に対してカバー8が固定されたときに接触片861、862(図12)の先端が接触するように、孔863と対向する位置に塗布される。
アクチュエータ3が、ハウジング2(図8)に載置される。アクチュエータ3は、窪み233内に配設される。このとき、フレームヨーク35の端部357(図11)は、ハウジング2の窪み200内に配設される。尚、ハウジング2には、窪み233と連続した窪み200が形成されている。窪み200は、アクチュエータ3が窪み233内に配設されたときに、窪み357の底が端部357と対向するように形成されている。アクチュエータ3は、例えば、フレームヨーク35が窪み233内の底に接着剤等で接着されるとともに、端部357が窪み200の底に接着剤等で接着されることによって、ハウジング2に対して固定される。このとき、フレームヨーク35は、接地されていない状態となる。
カバー8が、ハウジング2に対して固定される。例えば、ハウジング2に対して、カバー8の取付片81乃至83が係合される。その後、雄ネジ101が、カバー8の孔84A、回路基板6の孔65、第2放熱板42の孔422とともにハウジング2の雌ネジ25に螺合される。このとき、回路基板6、FPC7、700は、カバー8とハウジング2との間に挟持されることとなる。又、前述したように、カバー8の接触片871、872夫々が、フレームの一部351、352に対して接触することとなる。更に、カバー8は、雄ネジ101を介して回路基板6の接地パターンと電気的に接続されて、接地されることとなる。従って、アクチュエータ3のフレームヨーク35は、カバー8、雄ネジ101、回路基板6の接地パターンを介して接地されることとなる。又、フレームの一部351、352は夫々、接触片871の先端、接触片872の先端によって下側に押下されている。そして、ハウジング2に対して、光ピックアップ装置100の光学素子、アクチュエータ3、第1放熱板41、第2放熱板42、回路基板6、FPC7、700、カバー8が固定される。
カバー8の孔863(図12)が塞がれるように、シール881(図16)がカバー8の上側(+Z)の面に、例えば接着剤等で貼付される。そして、光ピックアップ装置100が組み立てられることとなる。
前述したように、アクチュエータ3は、対物レンズ611を保持するレンズホルダ300を光ディスク5のフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させる。アクチュエータ3は、金属製のフレームヨーク35を有している。樹脂製のハウジング2には、アクチュエータ3が載置される。金属製のカバー8は、接地されている。カバー8は、アクチュエータ3が載置されているハウジング2を覆った際に、フレームヨーク35に接触する接触片871、872を有している。フレームヨーク35と接触片871、872とが接触するので、アクチュエータ3のフレームヨーク35はカバー8を介して接地されることとなる。フレームヨーク35が接地されているので、例えば、光ピックアップ装置100の周囲の静電気等の影響でフレームヨーク35が帯電するのが抑制されることとなる。よって、フレームヨーク35の帯電に基づいて、例えば、FPC700及びコネクタ66を介してアクチュエータ3から光ピックアップ装置100を制御する制御装置に対して、当該帯電に基づく電荷が供給されるのを防止することができる。従って、フレームヨーク35の帯電に基づく、光ピックアップ装置100を制御する制御装置(不図示)の誤動作を防止して、光ディスク5に対する信号の再生又は記録動作を確実に行えるように、光ピックアップ装置の動作を良好にすることができる。
又、回路基板6は、カバー8とハウジング2との間に挟持される。カバー8は、回路基板6の接地パターンと接続されて接地される。カバー8が回路基板6の接地パターンと接続されているので、カバー8は、確実に接地されることとなる。よって、フレームヨーク35を確実に接地して、光ピックアップ装置100の動作を良好にさせることができる。更に、回路基板6がカバー8とハウジング2との間に挟持されているので、例えば、回路基板6に対する光ピックアップ装置100の外部からの接触を防止して、当該接触に基づいて回路基板6が劣化するのを防止することができる。よって、回路基板6の劣化に基づいて、カバー8の接地が不十分となるのを防止して、フレームヨーク35を確実に接地することができる。従って、光ピックアップ装置100の動作を更に良好にさせることができる。
又、カバー8は、金属製の雄ネジ101が螺合する孔84Aを有する。回路基板6は、雄ネジ101が孔84Aとともに螺合するとともに、雄ネジ101が回路基板6の接地パターンと電気的に接続されるように穿設される孔65を有する。ハウジング2は、雄ネジ101が孔84A及び孔65とともに螺合される雌ネジ25を有する。カバー8の孔84A及び回路基板6の孔65に対して雄ネジ101が螺合されることにより、カバー8は回路基板6の接地パターンと接続されて接地されることとなる。更に、雄ネジ101は、孔84A、孔65とともにハウジング2の雌ネジ25に螺合される。ハウジング2に対して回路基板6及びカバー8を固定するための雄ネジ101を用いて、カバー8と回路基板6の接地パターンとを電気的に接続することができる。よって、カバー8と回路基板6の接地パターンとの電気的な接続を確実にして、フレームヨーク35を確実に接地することができる。従って、光ピックアップ装置100の動作を良好させることができる。又、例えば、カバー8を接地するための導電線等を別途設ける必要がないので、光ピックアップ装置100の部品点数を減らしたり、光ピックアップ装置100の製造工程を減らしたりして、光ピックアップ装置100を低コストで提供することができる。
又、接触片871、872は、カバー8におけるフレームヨーク35と対向する箇所を切り抜き加工して形成される。フレームヨーク35は、接触片871、872によって押下されることとなる。よって、例えば、ハウジング2に対するアクチュエータ3の位置ずれを防止して、フレームヨーク35に対してカバー8を確実に接触させることができる。従って、良好に動作する光ピックアップ装置100を提供することができる。
又、接触片871、872は、複数設けられる。よって、アクチュエータ3が載置されているハウジング2をカバー8が覆ったとき、フレームヨーク35に対してカバー8を更に確実に接触させて、光ピックアップ装置100の動作を更に良好にさせることができる。
尚、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
2 ハウジング
3 アクチュエータ
5 光ディスク
6 回路基板
7、700 FPC
8 カバー
25 雌ネジ
35 フレームヨーク
41 第1放熱板
42 第2放熱板
50 回転軸
65、84A 孔
100 光ピックアップ装置
101 雄ネジ
871、872 接触片

Claims (5)

  1. 金属製のフレームヨークを有し、対物レンズを保持するレンズホルダを光ディスクのフォーカス方向又はトラッキング方向に変位させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータが載置される樹脂製のハウジングと、
    前記アクチュエータが載置されている前記ハウジングを覆った際に前記フレームヨークに接触する突部を有し、接地されている金属製のカバーと、
    を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記カバーと前記ハウジングとの間に挟持される回路基板、を更に備え、
    前記カバーは、前記回路基板の接地パターンと接続されて接地される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記カバーは、金属製の螺子が螺合する第1螺子孔を有し、
    前記回路基板は、前記螺子が前記第1螺子孔とともに螺合するとともに、前記螺子が前記接地パターンと電気的に接続されるように穿設される第2螺子孔を有し、
    前記ハウジングは、前記螺子が前記第1及び第2螺子孔とともに螺合する第3螺子孔を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記突部は、前記カバーにおける前記フレームヨークと対向する箇所を切り抜き加工して形成される突片である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記突片は、複数設けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
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