JP2015167056A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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加藤 英之
Hideyuki Kato
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貴史 阿久津
Takashi Akutsu
貴史 阿久津
賢一 竹内
Kenichi Takeuchi
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Abstract

【課題】薄型の光ピックアップ装置においてもリジッド基板を用いる。
【解決手段】底面及び前記底面を囲む側面を有し、上面が開放されたハウジングと、前記ハウジング内に装着され、光ディスクに対する情報の記録及び読み出しを行なうためのレーザ光を前記底面に沿った方向に発光するレーザユニットと、前記ハウジング内に装着され、前記レーザ光の光路上に配置される光学部品と、前記レーザユニットに前記上面の側から重なるように前記ハウジングに装着され、前記レーザユニットを駆動するための駆動信号を前記レーザユニットに伝達する導電路が形成されたリジッド基板と、を備え、前記リジッド基板は、前記底面に相対する面が前記レーザユニットの上端部よりも前記底面に近接するように前記ハウジングに装着されることを特徴とする光ピックアップ装置。
【選択図】図8

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作を行う光ピックアップ装置に関する。
近年の技術進歩に伴って、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の光ディスクに対してレーザ光を用いて光学的に信号の記録再生を行う光ピックアップ装置の薄型化が進んでいる。
例えば、一般的にスリムタイプと呼ばれる光ピックアップ装置の場合は、厚さが12.7mmであり、ウルトラスリムタイプと呼ばれる光ピックアップ装置の場合は、厚さが9.5mmである。
また薄型の光ピックアップ装置に関して様々な技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−073229号公報
スリムタイプやウルトラスリムタイプのようないわゆる薄型の光ピックアップ装置では、所定高さ(12.7mmや9.5mm)のハウジング内に、レンズやミラー等の光学部品の他、これらの光学部品を用いて光ディスクに対する情報の記録や読み出しを行なうためのレーザユニット等の電子部品、さらに、各電子部品を電気的に接続するための導電路が形成されたプリント基板等が高密度に収納されて構成される。
そしてこれらの薄型の光ピックアップ装置では、ミリ単位の厚さを有するリジッド基板を用いることは困難であり、厚さ数十マイクロメートル程度のフレキシブルプリント基板(以下、FPC(Flexible Printed Circuit)とも記載する)が用いられている。
ところがFPCは、リジッド基板に比べて傷や破損を生じやすく、コストも割高であるため、スリムタイプやウルトラスリムタイプのような薄型の光ピックアップ装置においてもリジッド基板を用いることを可能にする技術が望まれている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、スリムタイプやウルトラスリムタイプのような薄型の光ピックアップ装置においても、リジッド基板を用いることを可能にすることを一つの目的とする。
一つの側面に係る光ピックアップ装置は、底面及び前記底面を囲む側面を有し、上面が開放されたハウジングと、前記ハウジング内に装着され、光ディスクに対する情報の記録及び読み出しを行なうためのレーザ光を前記底面に沿った方向に発光するレーザユニットと、前記ハウジング内に装着され、前記レーザ光の光路上に配置される光学部品と、前記レーザユニットに前記上面の側から重なるように前記ハウジングに装着され、前記レーザユニットを駆動するための駆動信号を前記レーザユニットに伝達する導電路が形成されたリジッド基板と、を備え、前記リジッド基板は、前記底面に相対する面が前記レーザユニットの上端部よりも前記底面に近接するように前記ハウジングに装着される。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
スリムタイプやウルトラスリムタイプのような薄型の光ピックアップ装置においても、リジッド基板を用いることが可能になる。
光ピックアップ装置の外観構成を示す図である。 光ピックアップ装置の内部構成を示す図である。 光ピックアップ装置の内部構成を示す図である。 光ピックアップ装置の光学系を説明するための図である。 光ピックアップ装置の光学系を説明するための図である。 レーザユニットの外観構成を示す図である。 レーザユニットがハウジングに収容される様子を示す図である。 レーザユニットがハウジングに収容される様子を示す図である。 レーザユニットがハウジングに収容される様子を示す図である。 光ピックアップ装置の内部構成を示す図である。 レーザユニットがリジッド基板に半田付けされる様子を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
==光ピックアップ装置の全体構成==
本発明の実施形態における光ピックアップ装置1000の外観構成を図1に示す。また光ピックアップ装置1000の分解斜視図を図2に示す。また光ピックアップ装置1000の内部構成を図3に示す。また光ピックアップ装置1000の光学系の構成を図4及び図5に示す。
光ピックアップ装置1000は、光ディスク5に所定波長のレーザ光を照射することにより、光ディスク5に記録されている信号の読み出し動作や光ディスク5に信号の記録動作を行う装置である。
光ディスク5は、例えばBD(Blu-ray(登録商標、以下同様))規格の光ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)規格の光ディスク、CD(Compact Disc)規格の光ディスク等である。
詳細は後述するが、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000は、図1及び図2に示すように、底面と、底面を囲む側面と、を有すると共に、上面が開放されたハウジング300内の所定位置に、レーザ光を発光するレーザユニット100や、複合光学素子210、偏光ビームスプリッタ220、1/4波長板230、コリメートレンズ240、反射ミラー250、AS(AStigmatism)板270、対物レンズ駆動装置400、第1放熱板500、第2放熱板600、プリント基板700等を収容した上で、ハウジング300の上面にカバー800を装着し、カバー800とハウジング300とをビス301で固定して構成される。
第1放熱板500及び第2放熱板600は、レーザユニット100等の発熱源から発生する熱を効果的に放熱するための金属板である。
またプリント基板700は、図2に示されるように、リジッド基板で構成されるリジッド基板部710と、フレキシブルプリント基板(FPC)で構成されるフレキシブル基板部720とを有して構成されている。リジッド基板部710及びフレキシブル基板部720は、それぞれに導電路が形成されているが、各導電路は電気的に適宜接続されており、プリント基板700全体で統一的な導電路となるように形成されている。
またリジッド基板部710にはコネクタ730が装着されている。コネクタ730には、プリント基板700に形成される各導電路とそれぞれ結合される端子が設けられている。図1に示すように、コネクタ730には、光ピックアップ装置1000の制御回路が形成される光ディスク装置内のリジッド型プリント基板のメイン基板2000に電気的に接続されるフレキシブルプリント基板である制御回路用FPC2100が着脱自在に接続される。
またフレキシブル基板部720には、図2に示すように、後述する光検出器280やフロントモニタ受光検出器290が接続される。光検出器280及びフロントモニタ受光検出器290は、レーザユニット100から出射されたレーザ光を受光する光センサを有して構成されている。光検出器280及びフロントモニタ受光検出器290は、検出したレーザ光の強度に応じた信号を、コネクタ730に接続された制御回路用FPC2100を介して、メイン基板2000に伝達する。
また詳細は後述するが、リジッド基板部710には、レーザユニット100と対面する部分に基板開口部(貫通穴)711が形成されている。
ハウジング300は、底面と、底面を囲む側面と、を有すると共に、上面が開放されており、例えばマグネシウム合金等の金属、あるいはPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の合成樹脂により形成される。
なお図1において、Z軸は光ディスク5の回転中心軸50の方向に沿う軸であり、光ピックアップ装置1000から光ディスク5に向かう向きを+Z方向とする。X軸は光ディスク5の中心から外周に向かう向きのうち、光ピックアップ装置1000が光ディスク5のトラッキング方向に移動する方向に沿う軸であり、光ディスク5の中心から離れる方向を+X方向とする。Y軸は、Z軸及びX軸に直交する軸であり、光ディスク5のタンジェンシャル方向に沿った軸である。
==光学系==
本実施形態における光ピックアップ装置1000の光学系について、図3〜図5を参照しながら説明する。
本実施形態の光ピックアップ装置1000は、一例として、DVD規格の光ディスク5及びCD規格の光ディスク5に対して記録や再生を行う。
そのため、レーザユニット100は、DVD規格の光ディスク5に対する記録、再生を行なう場合には、DVD規格に対応した赤色波長帯(645nm〜675nm)のうち例えば655nmの波長のレーザ光(第1レーザ光とも記す)を出射し、CD規格の光ディスク5に対する記録、再生を行なう場合には、CD規格に対応した赤外波長帯(765nm〜805nm)のうち例えば785nmの波長のレーザ光(第2レーザ光とも記す)を出射する。つまりレーザユニット100は、波長が異なる2種類のレーザ光(第1レーザ光、第2レーザ光)のうちのいずれか一方を選択的に出射する。
レーザユニット100は、メイン基板2000から出力される駆動信号に従って、第1レーザ光あるいは第2レーザ光のいずれか一方を選択的に出力する。
レーザユニット100から出射されたレーザ光は、光ピックアップ装置1000のハウジング300内に収容される各種光学部品200(210〜290)により、対物レンズ260から光ディスク5に照射された後、その反射光が光検出器280に導かれる。
本実施形態における光ピックアップ装置1000の光学系を構成する光学部品200がハウジング300に収容される様子を図3に示す。
具体的には、図3には、ハウジング300内に、レーザユニット100、複合光学素子210、偏光ビームスプリッタ220、1/4波長板230、コリメートレンズ240、反射ミラー250(図3には不図示)、対物レンズ260、AS板270、光検出器280、及びフロントモニタ受光検出器290が装着されている様子が示されている。
本実施形態における光ピックアップ装置1000の光学系を図4、図5を参照しながら説明する。
レーザユニット100は、上述したように、DVD規格の光ディスク5に照射する赤色波長帯(645nm〜675nm)のうち例えば655nmの波長と、CD規格の光ディスク5に照射する赤外波長帯(765nm〜805nm)のうち例えば785nmの波長のように、波長が異なる2種類のレーザ光のうちのいずれか一方を選択的に発生する。
レーザユニット100は、後述するレーザチップ110を有して構成されている。そしてレーザチップ110に、第1レーザ光を発生する第1発光部を有する第1レーザダイオード111と、第2レーザ光を発生する第2発光部を有する第2レーザダイオード112とが形成されている。
レーザユニット100から選択的に出射された第1あるいは第2レーザ光は、複合光学素子210に入射される。複合光学素子210は、1/2波長板211と回折格子212とを備える。
1/2波長板211は、レーザユニット100から出射されたレーザ光を、例えば偏光ビームスプリッタ220に対してS偏光の直線偏光に変換する。
回折格子212は、レーザユニット100から出射されたレーザ光を、0次光ビームと、+1次回折光ビームと、−1次回折光ビームとの3ビームに分離する。
偏光ビームスプリッタ220は、例えば、赤色波長帯及び赤外波長帯のS偏光のレーザ光の大部分を反射し、赤色波長帯及び赤外波長帯のS偏光のレーザ光の一部を透過する。また偏光ビームスプリッタ220は、例えば、赤色波長帯及び赤外波長帯のP偏光のレーザ光の大部分を透過する。
そのため、偏光ビームスプリッタ220は、複合光学素子210から入射する赤色波長帯又は赤外波長帯のS偏光のレーザ光の大部分を1/4波長板230の方向に反射し、一部をフロントモニタ受光検出器290の方向に透過する。
フロントモニタ受光検出器290は、偏光ビームスプリッタ220を透過したレーザ光を受光して、レーザユニット100から出射されるレーザ光の強度を調整するために用いられる光学部品である。フロントモニタ受光検出器290は、検出したレーザ光の強度に応じて変化するモニタ信号を、フレキシブル基板部720及びリジッド基板部710に形成される導電路を経由してコネクタ730の所定の端子に出力する。そしてモニタ信号は、コネクタ730に接続された制御回路用FPC2100を経由して、メイン基板2000に伝達される。
メイン基板2000の制御回路は、このモニタ信号に基づいて、レーザユニット100から出力されるレーザ光が所定強度になるように駆動信号を出力する。この駆動信号は、メイン基板2000から制御回路用FPC2100を経由してコネクタ730の所定端子に入力され、リジッド基板部710に装着されているレーザドライバ(不図示)を経由してレーザユニット100に入力される。
1/4波長板230は、偏光ビームスプリッタ220から入射するレーザ光を、S偏光の直線偏光から円偏光に変換する。又1/4波長板230は、コリメータレンズ240から入射するレーザ光の戻り光を、円偏光からP偏光の直線偏光に変換する。
コリメートレンズ240は、1/4波長板230から拡散光として入射するレーザ光を平行光に変換する。
反射ミラー250は、コリメートレンズ240から入射するレーザ光を、対物レンズ260の方向に反射する。又、反射ミラー250は、対物レンズ260から入射するレーザ光の戻り光をコリメートレンズ240の方向に反射する。
対物レンズ260は、反射ミラー250から入射したレーザ光を、光ディスク5の記録面における信号記録層に集光する。
対物レンズ260は、図2に示すように、対物レンズ駆動装置400に保持されている。対物レンズ駆動装置400は、アクチュエータ410及びレンズホルダ420を備えており、光ピックアップ装置1000を制御するメイン基板2000の制御回路から送信される制御信号に基づいて、アクチュエータ410がレンズホルダ420の位置や向きを制御することで、レンズホルダ420に装着される対物レンズ260を通過するレーザ光が光ディスク5の信号記録層に適切に照射されるようにフォーカシング制御やトラッキング制御等の制御を行なう。
光ディスク5の信号記録層で反射したレーザ光の戻り光は、対物レンズ260によって平行光に変換された後、反射ミラー250を介してコリメートレンズ240を透過し、1/4波長板230によって円偏光からP偏光の直線偏光に変換される。
P偏光となったレーザ光の戻り光は、偏光ビームスプリッタ220を透過してAS板270に入射する。
AS板270は、偏光ビームスプリッタ220を透過したレーザ光の戻り光に非点収差を発生させて光検出器280に集光させる。AS板270は、例えば平行平板を非点収差の発生方向を考慮した所定方向に傾けて構成されている。
光検出器280は、AS板270から入射されるレーザ光の戻り光を検出する。光検出器280は、回折格子212により3ビームに分離されたレーザ光の戻り光をそれぞれ受光する受光部を備えて構成されており、光ディスク5の信号記録層に記録されている情報の読み取りを行うための再生信号や、フォーカシング制御を行うためのフォーカスエラー信号、トラッキング制御を行うためのトラッキングエラー信号の生成を行う。これらの再生信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号は、メイン基板2000に伝達される。
以上のようにして、本実施形態の光ピックアップ装置1000は、DVDの記録及び再生に対応すると共に、CDの記録及び再生にも対応することができる。
==レーザユニット==
次に、図6を参照して本実施形態に係るレーザユニット100について詳細に説明する。
本実施形態に係るレーザユニット100は、図6に示すように、フレーム部120と、樹脂モールド部130と、レーザチップ110と、サブマウント150と、第1端子141と、第2端子142と、第3端子143と、を有して構成されている。
なお、フレーム部120と、樹脂モールド部130と、レーザチップ110と、サブマウント150と、をまとめて本体部とも記す。この場合、レーザユニット100は、本体部からレーザ光が発光されると共に、本体部から第1端子141、第2端子142、第3端子143が延伸する構造となる。
フレーム部120は金属製の略平板状の板により構成されており、誘電体により構成されるサブマウント150が貼付されている。そしてこのサブマウント150にはレーザチップ110が固定される。なおフレーム部120は、第2端子142を介して接地されている。
レーザチップ110は、例えばGaAs(ガリウム砒素)の結晶基板上に、第1レーザ光を発光する第1レーザダイオード111と、第2レーザ光を発光する第2レーザダイオード112とが形成されて構成される。
第1端子141及び第3端子143は、メイン基板2000から出力されるレーザユニット100の駆動信号を入力する入力端子である。第2端子142は接地されている。
また第1端子141、第2端子142、及び第3端子143は、樹脂モールド部130から、レーザ光の発光方向とは反対方向にそれぞれ延伸している。
また詳細は後述するが、レーザユニット100がハウジング300に装着され、その後にリジッド基板部710がレーザユニット100に重なるようにハウジング300に装着される際に、レーザユニット100の第1端子141、第2端子142及び第3端子143は、それぞれリジッド基板部710に形成されている導電路に半田付けされる。そして第1端子141及び第3端子143は、制御回路用FPC2100を介してメイン基板2000と導電可能に接続され、第2端子142は接地される。
レーザユニット100は、メイン基板2000から所定の駆動信号が第1端子141に入力されると、第1レーザダイオード111から赤色波長帯の第1レーザ光を出射する。またレーザユニット100は、メイン基板2000から所定の駆動信号が第3端子143に入力されると、第2レーザダイオード112から赤外波長帯の第2レーザ光を出射する。
樹脂モールド部130は、フレーム部120の両面の一部を覆うように形成される合成樹脂である。樹脂モールド部130は、第1端子141及び第3端子143を固定すると共に、第1端子141とフレーム部120との間、第3端子143とフレーム部120との間をそれぞれ絶縁する。
また樹脂モールド部130は、レーザチップ110の周囲において、レーザ光が発光される方向を除く3方を囲むように壁面を形成している。
なお上述したように、第2端子142とフレーム部120との間は導電可能に接続されており、例えば第2端子142とフレーム部120とは一体的に形成される。
==レーザユニットの装着==
次に、図7A、図7B、図7Cを参照して、本実施形態に係るレーザユニット100がハウジング300に装着される様子について詳細に説明する。
図7Aは、ハウジング300にレーザユニット100及びリジッド基板部710が装着された際の様子を、ハウジングの上面側から見た場合について示す図である。図7Bは、ハウジング300にレーザユニット100及びリジッド基板部710が装着された際の様子を、レーザチップ110の第1レーザダイオード111、第2レーザダイオード112に向かって見た場合について示す図である。図7Cは、ハウジング300にレーザユニット100及びリジッド基板部710が装着された際の様子を、レーザ光が図7Cの左向きに発光される方向から見た場合について示す図である。
上述したように、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000は、スリムタイプ、あるいはウルトラスリムタイプでありながら、リジッド基板から構成されるリジッド基板部710をハウジング300に収容可能に構成されている。
まず図7Aに示すように、レーザユニット100のフレーム部120が搭載されるハウジング300の底面の所定位置(2箇所)に形成された基準用突部303の近傍の所定位置(例えば4箇所)に、接着剤170が塗布される。
基準用突部303は、例えばハウジング300を形成する際に一体的に形成される凸部であってもよいし、樹脂製や金属製の平板を接着剤等によりハウジング300に固定することにより形成されたものであってもよい。
そして図7B、図7Cに示すように、レーザユニット100のフレーム部120を上記接着剤170に接触させるようにして、レーザユニット100を、ハウジング300の底面302に装着する。このときレーザユニット100は、レーザ光がハウジング300の底面302に沿った方向(例えば−X方向)に発光するように装着されると共に、第1端子141、第2端子142、第3端子143がハウジング300の底面302に沿った方向(例えば+X方向)に延伸するように装着される。
ここで、レーザユニット100を、ハウジング300の底面302に装着する際、レーザユニット100のフレーム部120の下面が当接されるハウジング300の当接面にレーザユニット100の高さ方向の基準用突部303が形成されることによりレーザユニット100は、図7Bに示すように、ハウジング300の下端部から光軸の中心までの距離がh2に設定される。
次に、リジッド基板部710を、レーザユニット100に重ねるように、ハウジング300の上面側から装着する。このとき、リジッド基板部710に開口する基板開口部711をレーザユニット100の樹脂モールド部130の位置にあわせ、樹脂モールド部130の上端部131が基板開口部711を貫通するようにして、リジッド基板部710をハウジング300に装着する。
本実施形態に係る光ピックアップ装置1000は、このように、リジッド基板部710に基板開口部711を設け、そしてこの基板開口部711にレーザユニット100を挿入するようにして、リジッド基板部710をハウジング300に装着するので、図7Bに示すように、ハウジング300の下端部からリジッド基板部710の上端部までの高さh1を抑制することができる。
つまり、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000は、リジッド基板を用いてもハウジング300の高さ方向に高さを増大させないようにすることができるので、スリムタイプ、あるいはウルトラスリムタイプの光ピックアップ装置1000であっても、リジッド基板を用いることが可能となる。
なおこのとき、図7Cに示すように、リジッド基板部710は、レーザユニット100の第1端子141、第2端子142、第3端子143に接続されるようにハウジング300に装着される。より詳しくは、レーザユニット100の第1端子141、第2端子142、第3端子143のそれぞれが、リジッド基板部710上に形成されている3本の導電路にそれぞれ接続可能に、リジッド基板部710がハウジング300に装着される。例えば、リジッド基板部710の導電路と第1端子141、第2端子142、第3端子143とが、コネクタを用いて接続、あるいは半田付けにより接続される。
本実施形態に係る光ピックアップ装置1000では、第1端子141、第2端子142、第3端子143は、それぞれの導電路と半田160により半田付けされる。この半田付けの詳細については後述する。
この後、ハウジング300内に別途それぞれ装着される偏光ビームスプリッタ220やコリメータレンズ240等の対物レンズ260及び反射ミラー250を除く光学部品は、ハウジング300に形成される設置部によってハウジングの成型精度で所定位置に接着剤により接着固定され、前記反射ミラー250はハウジング300に接着固定する位置や角度が調整されて、対物レンズ260に入射されるレーザ光の光軸を微調整する。すなわち、反射ミラー250の取付位置を調整することによりハウジング300の下端部から光軸の中心までの距離h2の公差分を吸収するように調整され、また、対物レンズ260に入射されるレーザ光に傾きが無いように調整される。
図8に、本実施形態における光ピックアップ装置1000において、リジッド基板部710がハウジング300に装着されている様子を示す。図8に示すように、リジッド基板部710の基板開口部711は、レーザユニット100と対面する部分に、レーザユニット100の樹脂モールド部130の上端部131を貫通可能に形成されている。そしてレーザユニット100の樹脂モールド部130は、リジッド基板部710に形成された基板開口部711を貫通している。
またリジッド基板部710は、ハウジング300の底面302に相対する面とは反対側の面(すなわち+Z軸方向に向かう面)にコネクタ730を備えている。このコネクタ730には、図1にも示したように、メイン基板2000に接続される制御回路用FPC2100が着脱自在に接続される。
このように、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000は、リジッド基板部710を備える構成とすることによって、制御回路用FPC2100を着脱自在に接続可能なコネクタ730を搭載することが可能となる。これにより、例えば光ピックアップ装置1000に接続されるメイン基板2000が複数種類存在する場合であっても、コネクタ730に共通に結合可能な複数種類の制御回路用FPC2100を各メイン基板2000に合わせて作成しておくことにより、光ピックアップ装置1000を共通化することが可能となる。これにより、光ピックアップ装置1000の量産効果により、コストダウンを図ることが可能となる。
また、例えば制御回路用FPC2100が損傷した場合であっても、制御回路用FPC2100のみを交換するだけで、光ピックアップ装置1000はそのまま使用し続けることができるため、修理作業を容易化できると共に、修理コストも低下させることが可能となる。
なお、ハウジング300にリジッド基板部710を装着する際には、図8に示すように、例えば、ハウジング300の内壁面に形成されている一対のリジッド基板固定爪320にリジッド基板部710の端部をそれぞれ合わせ、そのままリジッド基板部710をハウジング300の底面302の方向(−Z軸方向)に押し込んで、はめ込むようにする。その後リジッド基板部710の上からカバー800等を装着した後、ビス301で固定する。
次に、本実施形態に係るレーザユニット100の第1端子141、第2端子142、第3端子143を、リジッド基板部710の導電路と半田付けする様子を図9に示す。
図9に示すように、本実施形態に係るハウジング300の底面302には、レーザユニット100の第1端子141、第2端子142、第3端子143を外部から視認し、これらの端子をそれぞれリジッド基板部710の導電路に半田付けするためのハウジング開口部310が形成されている。
光ピックアップ装置1000の製造時に、このハウジング開口部310を介して、レーザユニット100の第1端子141、第2端子142、第3端子143に半田付けを行なう。
このように、ハウジング300の底面302にハウジング開口部310を設けることにより、レーザユニット100とリジッド基板部710との半田付け作業を容易化することが可能となる。
またレーザユニット100をリジッド基板部710に直接半田付けする構造であるため、図7B、図7Cに示したように、ハウジング300の下端部からリジッド基板部710の上端部までの高さh1を抑制することが可能となる。
これにより、リジッド基板を用いてもハウジング300の高さ方向に高さを増大させないようにすることができるので、スリムタイプ、あるいはウルトラスリムタイプの光ピックアップ装置1000であっても、リジッド基板を用いることが可能となる。
以上、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000について説明したが、本実施形態に係る光ピックアップ装置1000によれば、スリムタイプやウルトラスリムタイプのような薄型の光ピックアップ装置においても、リジッド基板を用いることが可能になる。
なお上記実施形態では、リジッド基板部710に基板開口部711を開口させ、この基板開口部711にレーザユニット100の上端部131を貫通させる構成を一例として説明したが、リジッド基板部710のハウジング300の底面302に相対する側の面712(−Z軸方向を向いた面)が、レーザユニット100の上端部131よりもハウジング300の底面302に近接可能なように構成されていれば、他の構成でもよい。
例えば、リジッド基板部710のレーザユニット100と対面する部分に、レーザユニット100の上端部131が挿入可能なくぼみ(凹部)を形成するようにしてもよい。この場合リジッド基板部710は、レーザユニット100の上端部131がこのくぼみに挿入された状態で固定されるようにハウジング300に装着される。
これにより、レーザユニット100の上端部131がくぼみの内部に入り込んだ分だけ、リジッド基板部710をハウジング300の底面302に近接させて装着することが可能になり、光ピックアップ装置1000を薄型化することが可能になる。
あるいは、リジッド基板部710がハウジング300に装着される際に、レーザユニット100を迂回するような切れ込み部を、リジッド基板部710に形成するようにしてもよい。
このような構成によれば、リジッド基板部710とレーザユニット100とを干渉させることなく、リジッド基板部710を、レーザユニット100の上端部131よりもハウジング300の底面302に近接させて装着することが可能となり、光ピックアップ装置1000を薄型化することが可能になる。
また上記実施形態では、レーザユニット100の一例として、DVD及びCDに対応した2波長レーザの場合について説明したが、レーザユニット100は、青紫色波長帯395nm〜420nmのレーザ光(例えば405nm)を用いたBlu-ray Disc(登録商標)規格にも適合させた3波長レーザでも良いし、それらのうちのいずれか1つあるいは2つに対応した1波長レーザあるいは2波長レーザでも良い。
また上記実施形態では、一例としてスリムタイプ(高さ12.7mm)またはウルトラスリムタイプ(高さ9.5mm)の光ピックアップ装置1000について説明したが、それ以外の厚さ(例えばより薄型)の光ピックアップ装置1000であっても良い。
以上、前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
5 光ディスク
50 回転軸
100 レーザユニット
110 レーザチップ
111 第1レーザダイオード
112 第2レーザダイオード
120 フレーム部
130 樹脂モールド部
140 入力端子
141 第1端子
142 第2端子
143 第3端子
150 サブマウント
160 はんだ
170 接着剤
200 光学部品
210 複合光学素子
211 1/2波長板
212 回折格子
220 偏光ビームスプリッタ
230 1/4波長板
240 コリメートレンズ
250 反射ミラー
260 対物レンズ
270 AS板
280 光検出器
290 フロントモニタ受光検出器
300 ハウジング
301 ビス
310 ハウジング開口部
320 リジッド基板固定爪
400 対物レンズ駆動装置
410 アクチュエータ
420 レンズホルダ
500 第1放熱板
600 第2放熱板
700 プリント基板
710 リジッド基板部
711 基板開口部
720 フレキシブル基板部
730 コネクタ
800 カバー
1000 光ピックアップ装置
2000 メイン基板
2100 制御回路用FPC

Claims (7)

  1. 底面及び前記底面を囲む側面を有し、上面が開放されたハウジングと、
    前記ハウジング内に装着され、光ディスクに対する情報の記録及び読み出しを行なうためのレーザ光を前記底面に沿った方向に発光するレーザユニットと、
    前記ハウジング内に装着され、前記レーザ光の光路上に配置される光学部品と、
    前記レーザユニットに前記上面の側から重なるように前記ハウジングに装着され、前記レーザユニットを駆動するための駆動信号を前記レーザユニットに伝達する導電路が形成されたリジッド基板と、
    を備え、
    前記リジッド基板は、前記底面に相対する面が前記レーザユニットの上端部よりも前記底面に近接するように前記ハウジングに装着される
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記リジッド基板は、前記レーザユニットと対面する部分に、前記レーザユニットの上端部を貫通可能に開口された貫通穴が形成され、前記レーザユニットの前記上端部が前記貫通穴を貫通した状態で前記ハウジングに固定される
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記リジッド基板は、前記レーザユニットと対面する部分に、前記レーザユニットの上端部が挿入可能な凹部が形成され、前記レーザユニットの前記上端部が前記凹部に挿入された状態で前記ハウジングに固定される
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記リジッド基板は、前記ハウジングに装着される際に前記レーザユニットを迂回するような切れ込み部が形成されてなる
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光ピックアップ装置であって、
    前記レーザユニットは、前記駆動信号が入力される入力端子を有し、前記入力端子が前記ハウジングの前記底面に沿った方向に延伸するように前記ハウジングに装着され、
    前記リジッド基板が前記ハウジングに装着される際に、前記リジッド基板の前記導電路と前記レーザユニットの前記入力端子とが半田付けされてなる
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項5に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記ハウジングには、前記入力端子を前記導電路に半田付けするために開口された開口部が前記底面に形成されてなる
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光ピックアップ装置であって、
    前記リジッド基板は、前記底面に相対する面とは反対側の面に、前記駆動信号を出力する制御回路に接続されるフレキシブルプリント基板を着脱自在に接続可能なコネクタを備えてなる
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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