JP4377809B2 - 化粧板用紙及びその製造方法 - Google Patents

化粧板用紙及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4377809B2
JP4377809B2 JP2004380903A JP2004380903A JP4377809B2 JP 4377809 B2 JP4377809 B2 JP 4377809B2 JP 2004380903 A JP2004380903 A JP 2004380903A JP 2004380903 A JP2004380903 A JP 2004380903A JP 4377809 B2 JP4377809 B2 JP 4377809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
decorative board
base paper
sbr latex
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004380903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006183219A (ja
Inventor
誠 大河
秀樹 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2004380903A priority Critical patent/JP4377809B2/ja
Publication of JP2006183219A publication Critical patent/JP2006183219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4377809B2 publication Critical patent/JP4377809B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、建材や家具等の基材に貼合わさせることで基材を装飾する化粧板用紙に関する。
化粧板用紙は、基材に貼合わされてリビング、キッチン、サニタリールーム等の壁面板やドア用パネル等に用いられる化粧板を構成する。化粧板は、キッチン、サニタリールーム等の結露、水濡れしやすい場所にも設けられるため、耐水性、耐湿性を必要とするが、基材として用いるパーチクルボードや中質繊維板はいずれも耐水性、耐湿性に乏しく、水分を吸収すると膨潤し、反り返ってしまう。また、カビも発生しやすい。
このため、結露や水濡れしやすい場所に用いる化粧板には、合板、パーチクルボード、MDF等からなる基材に塩化ビニル等からなる化粧板フィルムを貼合わせたものや原紙の主面にSBR(スチレンブタジエンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、MBR(メチルメタクリレートブタジエンゴム)等のラテックス類からなる樹脂層が形成された化粧板用紙を基材に貼合わせて、基材に耐水性や耐湿性をもたせたものがある(例えば、特許文献1)。
しかしながら、塩化ビニル等からなる化粧板フィルムを用いた場合には、素材経費が割高となり、印刷に使用できるインク等も制約が生じる。
また、ラテックス類からなる樹脂層が形成された化粧板用紙は、使用するラテックス類の特性により原紙に均一且つ薄くラテックス類を塗工することが難しく、樹脂層が不均一となったり、厚さが厚くなってしまう。樹脂層の厚さが不均一な化粧板用紙では、基材に十分な耐水性を付与することができなくなってしまう。また、樹脂層が厚くなってしまった場合には、模様等を印刷する際にインクが染み込みにくくなり、グラビヤ印刷適性が不適切となる。
特公第2955697号公報
そこで、本発明は、樹脂層の厚さが均一で薄く、優れた耐水性を有し、樹脂層を形成する材料の削減を図ることができる化粧板用紙を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明に係る化粧板用紙は、基材に貼り合わされ、木材パルプからなり、JAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上である原紙の少なくとも一方の主面に樹脂層が形成され、樹脂層は、乾燥後の乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下となるように乳化重合SBRラテックスが塗工されて形成され、乳化重合SBRラテックスには、中心部とこの中心部の外表面を覆う外殻部との2層構造からなり、外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散されている。
また、本発明に係る化粧板用紙の製造方法は、基材に貼り合わされ、原料に木材パルプを用い、JAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上の原紙を抄造機で抄造し、中心部とこの中心部の外表面を覆う外殻部との2層構造からなり、外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックスを乾燥後の乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下となるように、原紙の少なくとも一方の主面に塗工して樹脂層を形成することを特徴とする。
本発明では、原紙の少なくとも一方の主面に形成される樹脂層に、中心部とこの中心部の外表面を覆う外殻部との2層構造からなり、外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックスを用いることによって、乳化重合SBRラテックスの乾燥後の乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下と乳化重合SBRラテックスの塗工量が極めて少量であっても、原紙の主面に乳化重合SBRラテックスを均一且つ薄く塗工することができる。本発明では、均一に薄く形成された樹脂層によって、安定した耐水性を得ることができる。
また、本発明では、原紙の表面に均一且つ薄く樹脂層を形成することができるため、優れた印刷適性を得ることができる。また、本発明では、表面強度が12A以上の原紙を用いることによって、樹脂層が剥がれにくくなる。
以下、本発明を適用した化粧板用紙1について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す化粧板用紙1は、所定の模様が印刷された後に、壁面板等の基材2に貼り合わされて化粧板を構成する。このように所定の模様が印刷された化粧板用紙1が貼り合わされた化粧板は、キッチンやサニタリールーム等の壁面板やドア用パネルとなる。
化粧板用紙1は、原紙3の少なくとも一方の主面に耐水性を有する樹脂層4が形成されている。
原紙3は、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)や針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP)を単独、又は混合したものからなり、L−BKPとN−BKPとの混合割合(L−BKP:N−BKP)が80%:20%〜100%:0%の範囲となっている。N−BKPの混合割合を20%より多くした場合には、地合が悪くなり、模様等をグラビヤ印刷する際に印刷むらが生じやすくなる。
また、原紙3において、L−BKP及びN−BKPのフリーネス(叩解度)は、180cc〜400ccの範囲とされ、特に200cc〜310ccの範囲が好ましい。フリーネスを180cc〜400ccの範囲とすることによって、原紙3の主面に樹脂層4を形成する際の塗工性及び樹脂層4の強度が良好となる。フリーネスが180cc未満の場合には、抄紙する際に水切れや乾燥性が悪く、乾燥後の光沢にむらが生じやすくなる。逆に、フリーネスが400ccを超えた場合には、十分な強度が得られなくなってしまう。
このような構成から原紙3では、JAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上となっている。原紙3は、表面強度を12A以上となっていることから、例えば主面に形成した樹脂層4の表面をクロスカットし、カットした部分に接着性を有するテープを貼合わせ、このテープを剥離したときに樹脂層4が剥がれてしまったりすることがなく、剥離強度に対しても十分な強度が得られる。したがって、この原紙3では、表面に形成された樹脂層4が剥がれにくくなる。また、このような原紙3では、ラッピングマシンのロールによって押圧されても破れたり、裂けたりするといった不具合が生じることも防止できる。
なお、上述した構成からなる原紙3には、L−BKPやN−BKPの他に紙力増強剤や硫酸バンド等のサイズ定着剤、ピッチ除去剤、ロジンサイズ剤(ケン化型、エマルジョン型)、消泡剤、酸化チタン等の填料を添加するようにしてもよい。紙力増強剤としては、例えばカチオン化デンプン、ポリアクリルアマイド樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂等を用いることができる。特に、カチオン化デンプンは、紙力増強剤としての機能の他にワイヤー剥離促進剤としても機能する。
この原紙3の少なくとも一方の主面に形成される樹脂層4は、原紙3に耐水性を付与するものであり、乳化重合SBRラテックスを塗工して形成される。この乳化重合SBRラテックスは、中心に位置する中心部と、この中心部の外表面を覆うように形成された外殻部との2層構造からなるSBR粒子が分散されている。乳化重合SBRラテックスは、2層構造からなるSBR粒子が分散されているため、特許文献1に記載されているような2層構造を有していない乳化重合SBRラテックスを用いた場合よりも、適度な硬さを有している。これにより、この乳化重合SBRラテックスは、原紙3上に均一に薄く塗工することができ、塗工後に高い耐水性を持たせることができる。
SBR粒子の中心部は、スチレンブタジエン重合体で形成され、外殻部は、スチレンの重量比率が50%〜80%の範囲とされたスチレンブタジエン重合体で形成されている。SBR粒子の外殻部に含有されるスチレンの重量比率を50%〜80%にすることによって、このSBR粒子が分散されている乳化重合SBRラテックスの硬さが適切となる。これにより、原紙3の主面に樹脂層4を形成する際には、乳化重合SBRラテックスを均一で薄く塗工することができ、緻密な樹脂層4を形成することができる。原紙3の主面にこの乳化重合SBRラテックスを均一で薄く塗工することができることから、高い耐水性を得ることができる。
一方、SBR粒子の外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%未満の場合には、ブタジエンの含有量が多いため、乳化重合SBRラテックスが軟らかくなり、スチレンの重量比率が80%よりも多い場合、スチレンの含有量が多くなるため、乳化重合SBRラテックスが硬くなってしまう。このため、スチレンの重量比率が50%未満、又は80%よりも多い場合には、原紙3の主面に乳化重合SBRラテックスを均一に薄く塗工することができず、高い耐水性を得ることができなくなることから、スチレンの重量比率を50%〜80%とする。また、乳化重合SBRラテックスの硬さが軟らかかったり、硬いことにより、樹脂層4の表面に凹凸やざらつきが生じてしまう。
また、樹脂層4は、乳化重合SBRラテックスを乾燥させた後の重量(以下、乾燥重量)が2g/m以上となるように塗工して形成する。乳化重合SBRラテックスは、原紙3の主面に均一に薄く塗工することができるため、乾燥重量が2g/m以上あれば高い耐水性を有する樹脂層4を形成することができ、例えば原紙3の主面に塗工する乳化重合SBRラテックスの乾燥重量が2g/m〜5g/mの少量であっても高い耐水性を有する樹脂層4を形成することができる。これより、化粧板用紙1では、樹脂層4を少量の乳化重合SBRラテックスで形成することができるため、コストが削減される。また、原紙3に乳化重合SBRラテックスを乾燥重量2g/m以上となるように塗工することによって、樹脂層4上に所定の模様等をグラビヤ印刷する際に、インクの染み込みが良好となり、白抜けが生じたりや網点の形状が拡大したりすることが防止される。
次に、乳化重合SBRラテックスの製造方法について説明する。乳化重合SBRラテックスは、水性媒体中でSBR粒子を構成するスチレン及びブタジエンの単量体を乳化剤やラジカル重合開始剤、その他添加剤を用いて、乳化重合させることによって得られる。
具体的に、乳化重合SBRラテックスは、複数の重合工程からなる多段乳化重合させることによって、水性溶媒中に2層構造からなるSBR粒子が分散されて得られる。各重合温度は、通常5〜120℃であるが特にこの温度に限定されるものではなく、各段階での重合温度は同じであっても、異なっていてもよい。
乳化重合SBRラテックスは、先ず第1段階目の乳化重合で水性媒体中にスチレン及びブタジエンの単量体を添加し、スチレンとブタジエンとを乳化重合させて、スチレンブタジエン重合体からなりSBR粒子の中心部を生成する。
次に、第2段階目において、スチレンブタジエン重合体からなるSBR粒子の中心部が存在する水性媒体中に、スチレン及びブタジエンの単量体をスチレンの重量比率が上述した範囲になるように調整した混合物を添加する。具体的に、スチレン及びブタジエンの単量体の混合物を添加して、中心部の外表面に所定の重量比率でスチレンが含有されているスチレンブタジエン重合体を乳化重合させて外殻部を形成し、2層構造からなるSBR粒子を生成する。
このように複数の重合工程から乳化重合方法により水性媒体中で2層構造からなるSBR粒子を生成することによって、2層構造からなるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックスが得られる。
乳化重合の際に用いる乳化剤としては、例えば脂肪族石鹸、ロジン酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩及びポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸塩などのアニオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル及びポリオキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマーなどのノニオン性乳化剤など公知のものを単独、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
その他の添加剤としては、pH調整剤として水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム等を添加することができる。
なお、SBR粒子の中心部は、一段階でスチレンブタジエン重合体を乳化重合させる他に多段階で重合させて生成するようにしてよい。また、外殻部を構成するスチレンとブタジエンとの混合物を添加する方法としては、一括添加方法、連続的或いは断続的に添加する方法及びこれらの方法を組み合わせた方法等を用いてもよい。また、上述した乳化重合SBRラテックスは、ソープフリー乳化重合SBRラテックスでも、ソープフリー乳化重合していない乳化重合SBRラテックスでもよく、ソープフリー乳化重合SBRラテックスを用いた場合では、スチレンブタジエン重合体中に乳化剤が取り込まれるため、より高い耐水性の向上が図られる。
以上のような構成からなる化粧板用紙1は、次のように作製される。L−BKPとN−BKPとを所定の割合で混合し、これに適量の紙力増強剤を内添したものを紙料として、この紙料を抄紙機でJAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上の原紙3を抄造する。原紙3を抄造する際に用いる抄紙機の形式としては、ヤンキードライヤを有し、このヤンキードライヤで原紙3を乾燥させる片艶マシン(ヤンキーマシン)や多筒式乾燥設備を伴う両更マシン等を用いる。なお、原紙3を抄造する際に、紙料を挟み、水を搾るサイズプレス部分において、原紙3の表面に適当なサイズ剤を塗布するようにしてもよい。
次に、得られた原紙3の例えば一方の主面に、原紙3の抄造機とオフラインとなっている塗工機(コーター)を用いて乾燥重量が2g/m以上となるように乳化重合SBRラテックスを塗布し、乾燥させる。乳化重合SBRラテックスを原紙3に塗布する方法としては、一般的なブレード塗工方法、ロッド塗工方法、エアナイフ塗工方法、カーテン塗工方法等を用いる。なお、乳化重合SBRラテックスは、原紙3の両面に塗工するようにしてもよい。
また、化粧板用紙1を作製する際に、原紙3の抄造機と乳化重合SBRラテックスを塗工するコーターとが一連に接続されたオンラインとなっている設備を用いてもよい。このような設備を用いた場合には、サイズプレス部分において、乳化重合SBRラテックスを原紙3の主面に直接塗布するようにしてもよい。
以上のように、化粧板用紙1では、乳化重合SBRラテックスに含有されているSBR粒子が中心部と外殻部の2層構造からなり、外殻部に含有されているスチレンの重量比率が50%〜80%であることから、乳化重合SBRラテックスの乾燥重量が2g/mとなるように塗工しても原紙3の主面に均一で厚さが薄く、緻密な樹脂層4を形成することができる。化粧板用紙1では、乳化重合SBRラテックスが原紙3の主面に均一で薄く、緻密に塗布されることによって、原紙3に安定した耐水性を付与することができる。
また、化粧板用紙1は、表面強度が12A以上の原紙3の主面に、乾燥重量が2g/m以上となるように乳化重合SBRラテックスが塗工されていることによって、模様等をグラビヤ印刷した際にインクの染み込み等が良好であり、白抜き等がない優れた印刷適性を有する。
なお、化粧板用紙1では、乳化重合SBRラテックス中に外殻部のスチレンの重量比率が50〜80%の範囲にされた2層構造のSBR粒子が分散されているため、上記特許文献1のような2層構造のSBR粒子が含有されていない乳化重合SBRラテックスを用いた場合と比べて、乾燥重量が2〜5g/mとなる少量の塗工量であっても、均一に薄く塗工でき、高い耐水性を得ることができる。化粧板用紙1では、乳化重合SBRラテックスの塗工量が少なくても高い耐水性を得ることができるため、コストを削減することができる。
上述した構成からなる化粧板用紙1では、JIS P 8140に準じた規定するコブサイズ度が3g/m以下となる。化粧板用紙1では、コブサイズ度が3g/m以下となることによって、吸水性が低くなり、優れた耐水性を得ることができる。これにより、化粧板用紙1では、例えば合板等の基材2に貼り合わされて化粧板を構成した場合、化粧板が水を吸収して膨潤してしまったり、反り返ることが防止され、カビ等の発生も抑えられる。
以下、本発明の好適な実施例を実験結果に基づいて説明する。
〈実施例1〉
実施例1では、先ず、L−BKP100%、フリーネス350ccの紙料を長網抄紙機で抄速200m/分の条件で抄紙し、表面強度18A、米坪37.1g/mの原紙を抄造した。次に、中心部と外殻部との2層構造からなり、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が50%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を原紙の片面にオフマシンを用いてブレード塗工方法により乾燥後の乾燥重量が2.0g/mとなるように塗工して乾燥させ、樹脂層を形成し、米坪39.2g/m、コブサイズ度3g/mの化粧板用紙を作製した。
なお、コブサイズ度は、130mm角に裁断した化粧板用紙を2枚重ね合わせ、原紙の乳化重合SBRラテックスを塗布していない面が水に濡れるように、JIS P 8140に準じて化粧板用紙を水に120秒間接触させる。そして、水に直接触れていない側の面の増加した重量を測定して得られた値である。以下、実施例2〜実施例4、参考例5及び比較例1〜比較例6においても同様の方法でコブサイズ度を測定した。
〈実施例2〉
実施例2では、L−BKP100%、フリーネス400ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪37.2g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が80%であるSBR粒子を分散させた乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が2.0g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪39.3g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈実施例3〉
実施例3では、先ず、L−BKP100%、フリーネス350ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪37.1g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が80%であるSBR粒子を分散させた乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が4.0g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪41.1g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈実施例4〉
実施例4では、先ず、L−BKP100%、フリーネス300ccの紙料を用いて、表面強度12A、米坪37.0g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が80%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が4.1g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪41.1g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
参考例5〉
参考例5では、先ず、L−BKP100%、フリーネス300ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪30.1g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が80%であるSBR粒子が含有された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が10.2g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪40.3g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。なお、この参考例5は、乳化重合SBRラテックスの乾燥重量が4.1g/m よりも多い10.2g/m であり、本発明の参考例となるものである。
〈比較例1〉
比較例1では、先ず、L−BKP100%、フリーネス250ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪30.2g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、2層構造からなるSBR粒子が含有されていない乳化重合SBRラテックス(商品名パテラコールVW111、大日本インク化学工業(株)製)を乾燥重量が3.1g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪33.3g/m、コブサイズ度12g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈比較例2〉
比較例2では、先ず、L−BKP100%、フリーネス450ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪30.1g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、2層構造からなるSBR粒子が含有されていない乳化重合SBRラテックス(商品名パテラコールVW111、大日本インク化学工業(株)製)を乾燥重量が10.2g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪40.3g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈比較例3〉
比較例3では、先ず、L−BKP100%、フリーネス450ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪37.1g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が50%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が1.1g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪38.2g/m、コブサイズ度9g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈比較例4〉
比較例4では、先ず、L−BKP100%、フリーネス250ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪37.2g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が20%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が4.0g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪41.2g/m、コブサイズ度10g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈比較例5〉
比較例5では、先ず、L−BKP100%、フリーネス350ccの紙料を用いて、表面強度18A、米坪37.1g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が90%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が4.0g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪41.1g/m、コブサイズ度10g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
〈比較例6〉
比較例6では、先ず、L−BKP100%、フリーネス350ccの紙料を用いて、表面強度11A、米坪37.2g/mの原紙を実施例1の原紙と同様に抄造した。次に、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が80%であるSBR粒子が含有された乳化重合SBRラテックス(旭化成ケミカルズ(株)製)を乾燥重量が4.1g/mとなるように原紙の片面に塗工して樹脂層を形成し、米坪41.3g/m、コブサイズ度3g/mとなるようにすること以外は実施例1と同様にして化粧板用紙を作製した。
以上のようにして作製した実施例1〜実施例4、参考例5及び比較例1〜比較例6の化粧板用紙に対して、樹脂層の表面の状態、即ち塗工面の状態、耐水性、グラビヤ印刷適性、クロスカット適性について評価した。評価結果を以下の表1に示す。
Figure 0004377809
表1において、塗工面の状態については、原紙の主面に乳化重合SBRラテックスを塗工して塗工面の凹凸やざらつきの有無を目視により観察し、評価を行った。塗工面の状態の評価について、塗工面に凹凸やざらつきがなかった場合には、表1中に○印で示し、塗工面に凹凸やざらつきが多少生じ、化粧板用紙として適用することがやや困難な場合には、表1中に△印で示し、塗工面に凹凸やざらつきが生じ、化粧板用紙として適用できない場合には、表1中に×印で示した。
また、耐水性の評価は、次のようにして行った。先ず、基材となるパーチクルボードの片面に各実施例及び各比較例で作製した化粧板用紙を酢酸ビニル等の接着剤で貼合わせる。次に、貼り合わせた化粧板用紙上に水を20g湿らせた布を置き、更にその布の上に85℃の熱水が入った容器を置く。20分後に布を取り除き、化粧板用紙の一部にカッターで切り込みを入れ、パーチクルボードと化粧板用紙との接着状態の変化を観察して行った。耐水性の評価において、パーチクルボードと化粧板用紙との接着面の接着性及びパーチクルボードの紙質に影響がなければ耐水性が良好であるとして、表1中に○印で示し、接着性や紙質に多少影響があり、化粧板用紙として適用することがやや困難な場合には、表1中に△印で示し、接着性が低下し、紙質に影響があり、化粧板用紙として適用できない場合には、表1中に×印で示した。
グラビヤ印刷適性の評価は、次のようにして行った。各化粧板用紙にグラビヤ印刷機でグラデーション印刷を施し、白抜けが生じたり、網点の大きさが拡大したり、インクの滲み込み具合を観察して評価した。グラビヤ印刷適性の評価において、グラデーション印刷されている場合には、表1中に○印で示し、白抜けや網点の大きさがやや小さく、インクの染み込みもやや少なく、化粧板用紙として適用することがやや困難な場合には、表1中に△印で示し、白抜けや網点の大きさが大きく、インクが十分に染み込まず、化粧板用紙として適用できない場合には、表1中に×印で示した。
クロスカット適性の評価は、次のようにして行った。乳化重合SBRラテックスを塗工して形成した樹脂層の表面にカッターでクロスカットし、セロファンテープ(商標登録)を強く貼り付けた後、すばやくセロファンテープを剥がして原紙と乳化重合SBRラテックスの樹脂層との間の剥がれ具合を観察して評価した。クロスカット適性の評価において、剥がれが生じなかった場合には、表1中に○印で示し、一部分剥がれが生じ、化粧板用紙として適用することがやや困難な場合には、表1中に△印で示し、多くの部分で剥がれが生じて化粧板用紙として適用できない場合には、表1中に×印で示した。
表1に示す結果から、塗工面の状態について、実施例1〜実施例4、参考例5は良好であり、化粧板用紙に適しているが、比較例1及び比較例4、比較例5は凹凸やざらつきが生じ、化粧板用紙に用いることはやや困難であるか、化粧板用紙として適用できない。
比較例1は、乳化重合SBRラテックス中に2層構造からなるSBR粒子が分散されていないため、乳化重合SBRラテックスの硬さが適切とならず、樹脂層の表面に凹凸やざらつきが生じた。
比較例4では、乳化重合SBRラテックスに分散されているSBR粒子の外殻部に含有されるスチレンの重量比率が20%であり、含有されているスチレンの重量比率が少ないため、ブタジエンの重量比率が大きくなり、乳化重合SBRラテックスが軟らかくなった。また、比較例5では、乳化重合SBRラテックスに分散されているSBR粒子の外殻部に含有されるスチレンの重量比率が90%であり、スチレンが多く含まれているので、乳化重合SBRラテックスが硬くなり過ぎた。これらのことから、比較例4及び比較例5では、乳化重合SBRラテックスの硬さが軟らかかったり、硬いため、原紙の表面に均一に塗布されず、樹脂層の表面に凹凸やざらつきが生じた。
これら比較例1及び比較例4、比較例5に対して、実施例1〜実施例4、参考例5は、乳化重合SBRラテックス中に2層構造からなり、外殻部に含有されているスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散されているため、乳化重合SBRラテックスが適切な硬さとなった。これにより、実施例1〜実施例4、参考例5は、原紙の表面に乳化重合SBRラテックスが均一に薄く塗工されるため、樹脂層の表面に凹凸やざらつきが生じることが防止された。
また、表1に示す結果から、耐水性について、実施例1〜実施例4、参考例5は良好であり、化粧板用紙に適しているが、比較例1及び比較例3〜比較例5は耐水性が低く、化粧板用紙に用いることはやや困難であるか、化粧板用紙として適用できない。
比較例1及び比較例3〜比較例5のうち、比較例1は、上述したように原紙に塗工する乳化重合SBRラテックス中に2層構造からなるSBR粒子が分散されていないため、乳化重合SBRラテックスを原紙の主面に均一に塗布することができず、耐水性が低下した。
比較例3は、原紙の主面に塗工した乳化重合SBRラテックスの乾燥重量が1.1g/mであり塗工量が少ないため、コブサイズ度が9g/mと高くなり、十分な耐水性が得られず、耐水性が低下した。比較例4及び比較例5は、上述したように原紙の主面に乳化重合SBRラテックスが均一で薄くに塗布されず、コブサイズ度が10g/mと高くなったため、耐水性が低下した。
これら比較例1及び比較例3〜比較例5に対して、実施例1〜実施例4、参考例5は、乳化重合SBRラテックスに2層構造からなるSBR粒子が含有されており、且つこのSBR粒子の外殻部に含まれるスチレンの重量比率が50%以上、80%未満であることから、原紙の主面に均一に薄く乳化重合SBRラテックスが塗工された。実施例1〜実施例4、参考例5では、均一に薄く塗布された乳化重合SBRラテックスによって、コブサイズ度が3g/mと低くなり、安定した耐水性が得られた。
また、表1に示す結果から、グラビヤ印刷適性について、実施例1〜実施例4、参考例5は良好であり、化粧板用紙に適しているが、比較例2は白抜けや網点の形状の拡大が生じたり、インクの染み込みが不十分であり、化粧板用紙に用いることはやや困難であるか、化粧板用紙として適用できない。
比較例2では、乳化重合SBRラテックス中に2層構造からなるSBR粒子が含有されていないことから、耐水性を原紙に付与するために乳化重合SBRラテックスの塗工量を多くしているため、乾燥重量が大きくなっている。比較例2では、乾燥重量が大きいため、網点の形状の拡大や樹脂層の厚み方向へインクの染み込みが悪くなり、グラビヤ印刷適性が低下した。
この比較例2に対して、実施例1〜実施例4では、乳化重合SBRラテックス中に2層構造からなるSBR粒子が含有されているため、乳化重合SBRラテックスの乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下であっても均一に薄く塗工された。実施例1〜実施例4では、インクの染み込みが十分であり、白抜けや網点の形状の拡大が抑えられ、グラビヤ印刷特性が良好であった。また、参考例5においても同様の結果が得られた。
また、表1に示す結果から、クロスカット適性について、実施例1〜実施例4、参考例5は良好であり、化粧板用紙に適しているが、比較例6は原紙と樹脂層とが剥がれやすく、化粧板用紙として適用できない。
比較例6は、原紙の表面強度が11Aであり、表面強度が低いため原紙から樹脂層が剥がれやすくなった。
これに対して、実施例1〜実施例4、参考例5は、原紙の表面強度が12A以上であり、表面強度が適切であるため、原紙と樹脂層との間で剥がれにくくなった。
以上のことから、化粧板用紙を作製する際には、塗工面の凹凸やざらつきをなくし、少ない塗工量でも耐水性が得られ、インクの滲み等がなく、樹脂層の剥がれを防止することができることから、原紙の表面強度が12A以上であり、原紙に塗工する乳化重合SBRラテックス中に中心部と外殻部との2層構造からなり、外殻部に含まれるスチレンの重量比率が50〜80%のSBR粒子を分散させ、この乳化重合SBRラテックスを乾燥重量2g/m以上、4.1g/m 以下となるように塗工し、コブサイズ度を3g/mとすることは、塗工面の状態、耐水性評価、グラビヤ印刷適性、クロスカット適性を良好にする。
本発明を適用した化粧板用紙の断面図である。
1 化粧板用紙、2 基材、3 原紙、4 樹脂層

Claims (4)

  1. 基材に貼り合わされる化粧板用紙において、
    JAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上である原紙の少なくとも一方の主面に樹脂層が形成され、
    上記樹脂層は、乾燥後の乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下となるように乳化重合SBRラテックスが塗工されて形成され、
    上記乳化重合SBRラテックスには、中心部とこの中心部の外表面を覆う外殻部との2層構造からなり、外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散されていることを特徴とする化粧板用紙。
  2. JIS P 8140に準じて規定するコブサイズ度が3g/m以下であることを特徴とする請求項1記載の化粧板用紙。
  3. 基材に貼り合わされる化粧板用紙の製造方法において、
    JAPAN TAPPI No.1にて規定されている表面強度が12A以上の原紙を抄造し、
    中心部とこの中心部の外表面を覆う外殻部との2層構造からなり、外殻部に含有されるスチレンの重量比率が50%〜80%であるSBR粒子が分散された乳化重合SBRラテックスを乾燥後の乾燥重量が2g/m以上、4.1g/m 以下となるように、原紙の少なくとも一方の主面に塗工して樹脂層を形成することを特徴とする化粧板用紙の製造方法。
  4. JIS P 8140に準じて規定するコブサイズ度が3g/m以下となるように原紙の少なくとも一方の主面に上記乳化重合SBRラテックスを塗工することを特徴とする請求項3記載の化粧板用紙の製造方法。
JP2004380903A 2004-12-28 2004-12-28 化粧板用紙及びその製造方法 Active JP4377809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004380903A JP4377809B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 化粧板用紙及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004380903A JP4377809B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 化粧板用紙及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006183219A JP2006183219A (ja) 2006-07-13
JP4377809B2 true JP4377809B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=36736533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004380903A Active JP4377809B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 化粧板用紙及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4377809B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006183219A (ja) 2006-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7192653B2 (en) Prepreg
JP2010531376A (ja) 予備含浸された生成物
JP4377809B2 (ja) 化粧板用紙及びその製造方法
JP2008081898A (ja) 化粧シート
JP2009133028A (ja) 塗工紙
JP4693144B2 (ja) 高剥離壁紙用裏打ち紙
JP3459841B2 (ja) 化粧板用コート紙
JP3974283B2 (ja) ビニル壁紙用基紙
JP3816333B2 (ja) 剥離紙
JP2550936B2 (ja) 張り替え易い壁紙用難燃紙の製造方法
JP2955697B2 (ja) 化粧板用防水コート紙
JP4436417B2 (ja) 工程紙
JP6473427B2 (ja) 塗工白板紙及びその製造方法
JP2990876B2 (ja) アルミ箔貼合用塗工紙の製造方法
JP3525229B2 (ja) 化粧板用貼合紙
JP2005146457A (ja) 艶消し軽塗工量印刷用塗工紙
JP4741879B2 (ja) 化粧板原紙
JP4436418B2 (ja) 工程紙
JP4311578B2 (ja) 化粧板用紙
JP6870963B2 (ja) 壁紙用裏打ち紙及びその製造方法
JP2005248394A (ja) コート紙
JP3001650B2 (ja) 印刷光沢に優れる化粧板用コート紙
JP3532017B2 (ja) ビニル壁紙裏打ち用無機シートの製造方法
JPH0742097A (ja) 化粧板用コート紙
JPH0742092A (ja) 化粧板用コート紙

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4377809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250