JP4376671B2 - ベントキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、外壁に形成された通風口に装着される換気用のベントキャップに係り、より詳しくは、屋内へのゴミ等の侵入を有効に防止可能なベントキャップに関する。
一般的に、建造物等の場合には、建物内の換気のために、建物の外壁に通風口を設けられており、また、この通風口には、建物内に雨水等が浸入することを防止するためにベントキャップが装着されることが行われている。
ここで、図4は、従来から一般的に用いられているベントキャップであり、図において31がベントキャップである。そして、このベントキャップ31は、換気口35が形成された取付ベース32を備えており、この取付ベース32は、建物の外壁に形成された通風孔を閉鎖するようにして、外壁の屋外側に装着され、これにより通風口と換気口35とは連通状態とされる。
また、この取付ベース32には、通風口への雨水等の侵入を防止するための中空のキャップ部33が連設されており、このキャップ部33には、下側に向けて開口部34が形成されている。
そして、キャップ部33に形成した開口部34を介して、建物内に外気を取り込むことを可能としており、その際に、開口部34を下側に向けているために雨水等の侵入を防止することを可能としている。
特開2000−310436号公報
ところで、前述した従来のベントキャップでは、開口部34より取り入れた外気をそのまま建物内に導入しているために、外気とともにゴミ等をも取り入れてしまうという問題点が指摘されている。
この点、図4において36で示すように、換気口35の近傍にフィルタ36を具備することも行われているが、その一方、換気を十分に行うためには粗いフィルタを用いる必要があるため、このフィルタ36によって外気に混入するゴミ等を十分に除去することは困難である。
また、フィルタを備えた場合には、定期的にフィルタの清掃等を行う必要があり、あるいは目詰まり等がひどい場合にはフィルタの交換が必要であり、メンテナンスが面倒であるとともに、メンテナンスに要するコストも大きくなってしまう。
そこで、本発明は、フィルタ等を用いることなく、外気に混入しているゴミ等を除去しつつ建物内に外気を取り入れることを可能としたベントキャップを提供することを課題としている。
本発明のベントキャップは、建物の外壁に形成した通風口を閉鎖する配置で前記外壁に装着される取付側ベースと、側壁部を介して前記取付側ベースに連設される正面側ベースと、前記取付側ベースにおける、取付側ベースを外壁に取り付けた際に通風口に対応した箇所に形成された換気口と、前記側壁部の下端部近傍に形成した排出口と、を備えた無底のベントキャップ本体と、
前記ベントキャップ本体内に配設された、前記ベントキャップ本体内に略渦巻き状の換気路を形成するとともに、換気路の任意の箇所を前記排出口に連通させて排出路を形成した、長手方向に沿った両端部を前記取付側ベース及び正面側ベースに連設させた遮蔽板と、
前記換気口と前記正面側ベース間に、下端部を取付側ベースに連設しつつ先端部と正面側ベースとの間に空隙が形成されるように配設された、中空かつ下端部及び先端部を開口とした換気部と、を具備したことを特徴としている。
本発明のベントキャップにおいては、無底としたベントキャップ本体下部からベントキャップ本体内に取り入れられた外気は、略渦巻き状とした換気路を通った後にベントキャップ本体の中央部分に導入される。そしてその後、換気部の先端部と正面側ベースとの間に形成された空隙を介して換気部内に入り込んだ後に、取付側ベースに形成した換気口、及び外壁の通風口を通って建物内に取り入れられる。
そして、このとき、本発明のベントキャップでは、ベントキャップ本体内に略渦巻き状の換気路を形成するとともに、換気路の任意の箇所を前記排出口に連通させて排出路を形成しているため、外気が換気路を通過する際に、外気とともにベントキャップ内に入り込んだゴミ等は、遠心力によって排出路上に落下し、その後排出口から排出される。
このように、本発明のベントキャップでは、ベントキャップ本体内に略渦巻き状の換気路を形成するとともにこの換気路に連通した排出路を設け、これにより、ベントキャップ内において外気を渦巻き状に移動させ、外気のみを建物内に取り入れ、外気に混入したゴミ等は遠心力により排出可能としているため、フィルタを用いることなく、外気に混入したゴミ等を除去しつつ、外気を直接的に建物内に取り入れることが可能である。
本発明のベントキャップでは、無底の略箱型形状としたベントキャップ本体を備えており、このベントキャップ本体における外壁に取り付けられる側には、外壁に形成した通風口と連通可能な配置で換気口が形成されている。
また、ベントキャップ本体内には2枚の遮蔽板が配設されており、この2枚の遮蔽板により、ベントキャップ本体内には、略渦巻き状の換気路が形成されるとともに、この換気路に連通した排出路が形成され、排出路は、ベントキャップ本体における側壁の下端部近傍に形成した排出口に連通されている。
更に、ベントキャップ本体内には、換気口に連通した略円筒形状の換気部が配置されており、この換気部における反換気口側端部とベントキャップ本体との間には僅かに空隙が形成されている。
本発明のベントキャップの実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例のベントキャップを示す斜視図であり、図1においては一部を切り欠いて示している。また、図2は本実施例のベントキャップの縦断正面を示す図であり、更に、図3は図1におけるA−A線断面図である。そして、そして、図において1が本実施例のベントキャップであり、このベントキャップ1は、無底の略箱型形状としたベントキャップ本体を備えている。
即ち、図において2がベントキャップ本体であり、本実施例においてこのベントキャップ本体2は、任意の形状とした板状の取付側ベース3を備えており、この取付側ベース3の略中央部近傍部分には換気口301が形成され、使用に際しては、外壁に形成された通風口と前記換気口301とが連通可能な配置で、前記取付側ベース201が建物の外壁に装着される。
次に、この取付側ベース3における左右側縁部及び上側縁部には、取付側ベース3の面に立設するような配置で、略逆U字形状に変形させた長板状の側壁部4が連設されており、この側壁部4における一方の下端部近傍には排出口401が形成されている。
そして、前記側壁部4の反取付側ベース端部には、前記取付側ベース3とほぼ同一の形状寸法を有する正面側ベース5が連設されており、これにより、本実施例において前記ベントキャップ本体2は、底部を開口とした、無底の略箱型形状としている。なお、図1においては、ベントキャップ本体2内の構造を理解容易にするために、正面側ベース5の一部を切り欠いて示している。
次に、ベントキャップ本体2内には2枚の遮蔽板6a、6bが備えられており、この2枚の遮蔽板6a、6bによって、前記ベントキャップ本体2内には略渦巻き状の換気路7が形成されている。
即ち、第1の遮蔽板6aは、前記排出口401の下方側から立ち上がって、前記換気口301を周回するような曲線状を描きながら、換気口301の上方部分を覆った後に、換気口301の斜め上近傍で終端とされている。
次に、第2の遮蔽板6bは、前記排出口401の上方側から、下側に凸とした湾曲面を描きながら前記第1の遮蔽板6a側に向かって下がっていき、第1の遮蔽板6aとの間に空隙を残した位置で終端とされている。
また、第1の遮蔽板6a、第2の遮蔽板6bともに、その長手方向に沿った両端は、取付側ベース3及び正面側ベース5に連設している。
そしてこれにより、ベントキャップ本体2内には、第1の遮蔽板6aと第2の遮蔽板6bとにより、密閉された略渦巻き状の空間(「換気路7」)が形成され、更に、第1の遮蔽板6aにおける立ち上がり部分近傍の上面と第2の遮蔽板6bの下面とにより、前記換気路7に連通するとともに前記側壁部4に形成した排出口401に連通した排出路8が形成されている。
次に、ベントキャップ本体2内には排気部9が備えられており、この排気部9は、略円筒形状としており、その一端部が前記換気口301に連通するような配置で前記取付側ベース2に連設されている。そして、他端は、前記正面側ベース5との間に僅かに空隙10が形成されるように配置されている。そのため、この空隙10介して、前記換気路7より導入された外気を換気部9内に取り込むとともに、この取り込んだ外気を、換気口301及び外壁に形成された通風口を介して建物内に取り入れることが可能となる。
次に、このように構成される本実施例のベントキャップ1の作用について図2を参照して説明すると、本実施例のベントキャップ1では、ベントキャップ本体2の底部の開口から外気が入り込んでくると、まずこの外気は、矢印Bに示すようにして、換気路7を通って渦巻き状に移動しつつ、ベントキャップ本体2の中央部分に到達し、換気部9と正面側ベース5との間の空隙10を通って換気部9内に入り込み、その後は、換気口301を通って建物内に入っていく。
一方、外気にゴミ等が混入している場合において、この外気に混入しているゴミ等は、外気とともに渦巻き状に換気路7内を移動するとともに、遠心力によって、換気路7の外側へ移動しつつ換気路7内を移動していく。即ち、まず、側壁部4の内側に当接しつつ移動し、その後、矢印Cで示すように、第2の遮蔽板6b上に落下しつつ移動していき、第2の遮蔽板6bの終端部を越えた後に、排出路8の下側を形成している第1の遮蔽板6aの立ち上がり部分上に落下しつつ排出口301より排出される。あるいは、排気部9の周りを周回した後に再び第2の遮蔽板6b上に落下するとともに、第2の遮蔽板6bの終端部を越えた後に、排出路8の下側を形成している第1の遮蔽板6aの立ち上がり部分上に落下しつつ排出口301より排出される。そのため、本実施例のベントキャップ1では、フィルタを具備すること無く、ゴミを除去しつつ外気のみを建物内に取り入れることができる。
このように、本実施例のベントキャップでは、ベントキャップ本体内に略渦巻き状の換気路を形成するとともに、この換気路の一部を排出路に連通し、外気が換気路を通過する際の遠心力を利用してゴミ等を除去可能としているため、特にフィルタ等を用いることなくゴミ等を除去することが可能であり、ベントキャップのメンテナンスが容易であるとともにメンテナンスのコストを抑えることも可能である。
なお、前述の実施例では、2枚の遮蔽板6a、6bを用いてベントキャップ本体2内に略渦巻き状の換気路を形成した場合について説明したが、遮蔽板は必ずしも2枚用いる必要は無く、ベントキャップ本体内に略渦巻き状の換気路を形成するとともにこの換気路に連通した排出路を形成可能であれば、1枚あるいは3枚以上の遮蔽板を用いてもよい。
また、ベントキャップ本体の形状寸法は特に限定されず、いずれの形状寸法としてもよい。
本発明は、建物内の換気の際に、ゴミを除去しつつ外気を取り入れることを可能としているために、換気に用いるベントキャップのすべてに適用可能である。
ベントキャップの実施例を示した一部切欠斜視図である。 ベントキャップの実施例の縦断正面を示した図である。 図1におけるA−A線断面図である。 従来のベントキャップを説明するための図である。
符号の説明
1 ベントキャップ
2 ベントキャップ本体
3 取付側ベース
301 換気口
4 側壁部
401 排出口
5 正面側ベース
6a、6b 遮蔽板
7 換気路
8 排出路
9 排気部
10 空隙

Claims (2)

  1. 建物の外壁に形成した通風口を閉鎖する配置で前記外壁に装着される取付側ベース(3)と、側壁部(4)を介して前記取付側ベース(3)に連設される正面側ベース(5)と、前記取付側ベース(3)における、取付側ベース(3)を外壁に取り付けた際に通風口に対応した箇所に形成された換気口(301)と、前記側壁部(4)の下端部近傍に形成した排出口(401)と、を備えた無底のベントキャップ本体(2)と、
    前記ベントキャップ本体(2)内に配設された、前記ベントキャップ本体(2)内に略渦巻き状の換気路(7)を形成するとともに、換気路(7)の任意の箇所を前記排出口(401)に連通させて排出路(8)を形成した、長手方向に沿った両端部を前記取付側ベース(3)及び正面側ベース(5)に連設させた遮蔽板(6)と、
    前記換気口(301)と前記正面側ベース(5)間に、下端部を取付側ベース(3)に連設しつつ先端部と正面側ベース(5)との間に空隙(10)が形成されるように配設された、中空かつ下端部及び先端部を開口とした換気部(9)と、を具備したことを特徴とするベントキャップ。
  2. 前記遮蔽板(6)は、換気路(7)の一部を形成するとともに排出路(8)の下側を形成した第1の遮蔽板(6a)と、換気路(7)の一部を形成するとともに排出路(8)の上側を形成した第2の遮蔽板(6b)とにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のベントキャップ。
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