JP5426471B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
前記内壁に設けられた前記防水部内と前記基板配設部の基板側とを連通する内壁孔と、前記閉塞部材の第2閉塞部に設けられた前記送気通路の外側と前記防水部内とを連通する連通孔と前記基板配置部の底面に設けられた前記防水部に向けて傾斜する傾斜部と、を備える。
この構成によれば、閉塞部材内の防水部に浸入した水を連通孔を通して排出できる。また、連通孔を送気通路の外側と連通するように設けることにより空気の漏れを防止できる。
この構成によれば、水が、基板配設部の周囲から基板側へ浸入しても、内壁孔から防水部側へ排出できる。また、送気通路から内側通気孔、内壁孔を通って基板側へ送られる空気の流れにより、防水部内および基板配設部内の湿気を含む水分を効果的に除去できる。したがって、基板配設部内のプリント基板を乾燥させることができる。
図4は、ベース11とフィルタホルダ14と基板カバー15を示す。ベース11は、外壁部21、および、第1閉塞部22を備えている。
ファン12は、複数の縦長フィンを円筒状に配設してなるシロッコファンである。ファン12は、ベース11の外壁部21の内側で開口側部25側に偏って取り付けられている。
モータ13は、図3に示すように、ベース11の後側から回転軸28を貫通孔30に挿入して、ベース11に対して位置決めされている。モータ13の回転軸28には、ベース11の外壁部21の内側に位置するようにファン12が固定されている。
フィルタホルダ14は、図4に示すように、ベース11の外壁部21の他側縁を鉛直面上で閉塞する第2閉塞部35を備えている。第2閉塞部35は、開口側部25,26の外側まで延びている。第2閉塞部35は、外壁部21の一部を支持し、凹部81の周囲を取り囲むように形成された支持部37を備えている。第2閉塞部35は、ベース11の外壁部21および第1閉塞部22により送気通路38を構成している。そして、送気通路38には、第2閉塞部35、ベース11の外壁部21の開口側部25,26、および、第1閉塞部22により、上側に吹出口27が形成されている。図5に示すように、フィルタホルダ14の上側には、第2閉塞部35を一壁とする基板配設部36が設けられている。すなわち、基板配設部36は、第2閉塞部35によって送気通路38と区画されている。
基板カバー15は、フィルタホルダ14の基板配設部36に取り付けられる。図3に示すように、基板カバー15の上面には、表示部65が設けられている。表示部65には、複数の貫通孔が形成され、表面は透光性を有する保護カバー66で覆われている。図8および図9に示すように、基板カバー15の上面の裏側には、下方に突出しフィルタホルダ14の被係合部53と係合する基板カバー側係合部67が設けられている。基板カバー15の基板カバー側係合部67は、フィルタホルダ14の前壁39、側壁40,40、および、内壁41の被係合部53に対して、全周にわたってオーバーラップしている。この構造により、内部に閉塞空間を形成し、該閉塞空間外部から内側への水の直接的な浸入が防止される。基板カバー15には、図2に示すように、前記閉塞空間の基板カバー側係合部67より高い所に位置するようにプリント基板70が取り付けられている。プリント基板70には各種電子部品が実装され、表示部65に形成した貫通孔に、表示部65であるLED、スイッチ等(図示せず)が位置決めされる。基板カバー15上面の前側には、図2および図3に示すように、フロントパネル18の内側の平坦面と湾曲面とによって基板カバー15に対してフロントパネル18を位置決めするフロントパネル上部位置決め部71が設けられている。
後ろケース16は、前側が開口した略立方体状である。後ろケース16の上面には、図1ないし図3に示すように、吹出部75が設けられている。後ろケース16の下側には、下方に突出する脚部76が設けられている。図2に示すように、吹出部75は、送気通路38の吹出口27とほぼ一致する範囲に位置している。後ろケース16の一部は、トップカバーを構成している。
フィルタ17は、例えば、HEPAフィルタからなり、フィルタホルダ14の枠部56内を覆うようにして配置される。
フロントパネル18は、図3に示すように、略正方形状の板状体の端部を全周にわたってフィルタホルダ14側へと湾曲させたものである。フロントパネル18は、湾曲面の内側が、基板カバー15のフロントパネル上部位置決め部71と、フィルタホルダ14のフロントパネル下部位置決め部62によって位置決めされ、空気清浄機10に取り付けられている。
図11は、第2実施形態における空気清浄機10のフィルタホルダ14を示す。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
11 ベース
12 ファン
14 フィルタホルダ(閉塞部材)
16 後ろケース(トップカバー)
21 外壁部
22 第1閉塞部
27 吹出口
35 第2閉塞部
36 基板配設部
38 送気通路
41 内壁
42 底面
43 防水部
46 連通孔
48 内壁孔
58 通気孔(吸気口)
70 プリント基板(基板)
75 吹出部
80 内側通気孔
Claims (4)
- 上側を開放して吹出口が設けられた外壁部と該外壁部の一側縁を閉塞する第1閉塞部とを有するベースと、
前記外壁部内に配置されたファンと、
前記ベースの外壁部内に前記ファンにより空気を吸い込むための吸気口が設けられ、前記ベースの前記外壁部他側縁を閉塞して、前記第1閉塞部と前記外壁部と共に送気体通路を形成する第2閉塞部を有する閉塞部材と、
前記ベースの吹出口に重なり合うように設けられた吹出部を有するトップカバーと、
前記閉塞部材の第2閉塞部によって前記送気体通路から仕切られるように、前記閉塞部材の上側に設けられた基板配設部と
を備えた空気調和機において、
前記閉塞部材の基板配設部に、前記第2閉塞部から間隔をあけて形成した内壁と、
前記内壁と、前記第2閉塞部と、前記基板配設部の底面とで形成した樋状の防水部と、
前記内壁に設けられた前記防水部内と前記基板配設部の基板側とを連通する内壁孔と、
前記閉塞部材の第2閉塞部に設けられた前記送気通路の外側と前記防水部内とを連通する連通孔と
前記基板配置部の底面に設けられた前記防水部に向けて傾斜する傾斜部と、
を備えることを特徴とする空気調和機。 - 前記閉塞部材の第2閉塞部と前記ベースの外壁部の端縁とは鉛直面上で当接することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記閉塞部材の第2閉塞部に、前記送気通路と前記防水部内とを連通する内側通気孔を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
- 前記防水部の底面は前記連通孔に向けて下降する傾斜面となるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
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