JP5917099B2 - 換気フード - Google Patents

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Description

本発明は、屋内の空気と屋外の空気との換気をはかる換気フードに関し、特に、屋外の空気と共に導入された異物を屋内に吸気することなく円滑に外部に排出し得るようにした換気フードに関するものである。
新鮮な屋外の空気を吸引すると共に屋内の空気を排出して換気をはかることが行われている。この換気は、建物の外壁面に取り付けた換気部材を介して行うのが一般的である。しかし、屋外の空気を吸引する際に、空気と共にホコリや虫を含む異物も吸引して屋内を汚してしまうという問題が生じている。このような問題を解決するために、幾つかの提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載された技術は、室外の空気を室内に取り入れる際に粉雪の侵入を防ぐことを目的とした給気用屋外フードに関するものである。この技術では、建物の外壁を貫通して設けた給気用パイプの屋外側の開口部分を、網を取り付けた屋外フードによって覆うことで、粉雪の侵入を防いでいる。
また、特許文献2に記載された技術は、サイクロン室を設けた住宅換気用給気フードに関するものである。この技術では、サイクロン室に渦流を流入させ、空気がサイクロン室を通過する過程で塵埃を分離落下させることで屋内への侵入を防ぎ、落下した塵埃を塵埃収容室に収容ることで排出している。
特開平10−009629号公報 特開2008−036579号公報(特許第4734570号)
特許文献1に記載された技術では、屋外フードに網が取り付けられているので、粉雪の侵入を防ぐには大きな問題がないものの、雨水の侵入を防ぐことができなくなる虞がある。特に、網がフィルタとしての機能を発揮することとなり、ホコリなどが付着し易くなって吸気効率が低下する虞がある。
また、特許文献2に記載された技術では、サイクロン室で分離落下した塵埃は、塵埃収容室に収容されるため、定期的に塵埃収容室を取り外して掃除することが必要であり、作業が煩雑になる虞がある。
また、サイクロン室は羽根部材を介して大気と接続しているため、雨水の浸入を防ぐことができなくなり屋内の換気システムに浸入し易くなる。このため、羽根部材の屋外側に風雨の侵入を防ぐカバーを設ける必要があるが、この場合、製品コストが上昇するという問題や意匠性の問題、更に大きさの問題等が生じる虞がある。
本発明の目的は、ホコリや虫を含む異物の屋内への侵入を防ぐと共に、雨水の屋内への浸入を防ぐことができる換気フードを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る換気フードは、屋内の空気と屋外の空気を換気するための換気フードであって、屋外の空気を屋内に強制的に吸気する吸気口と前記吸気口に対向する外側部材を有し、下端面に外気取入口が形成されたフード本体と、前記吸気口と並んで配され、前記外側部材を貫通し屋内の空気を屋外に強制的に排気する筒状の排気口と、前記外側部材側から建物側部材側にかけて径が小さくなるように形成されたテーパ部材によって前記吸気口の正面及び外周部を囲むように配される渦巻状通路と、前記渦巻状通路の前記外側部材側に設けられ、前記排気口に向かって開放される開口に接続される、該渦巻状通路に侵入した異物を排出しうる排出口を、前記排気口の外周部に設けたものである。
上記換気フードは、建物側に配置される建物側部材と、前記建物側部材と対峙して配置される外側部材と、対峙して配置された前記建物側部材及び外側部材の両側面及び上端面に配置される側面部材と、からなる下端面が開放されたフード本体を有し、前記フード本体の下部には、前記建物側部材と前記外側部材とを貫通する排気口と、前記排気口の一方の側面からフード本体の上部に向けて立ち上がり、フード本体の開放された下端面によって形成された外気取入口から上部へと向かう空気の導入路を形成する立上部材と、が形成され、前記フード本体の上部には、前記排気口の上方であって前記建物側部材側で且つ前記外側部材との間に吸気路を構成し得るように配置され、内部にフィルタを装着した吸気口と、前記吸気口の外周面を囲んで前記外側部材側から建物側部材側にかけて径が小さくなるテーパ状に形成され、一端が前記立上部材に当接して前記導入路と連続する渦巻状通路を構成するテーパ部材と、前記テーパ部材に於ける吸気口の下側に対向する部位であって前記フード本体の外側部材側の一部と、前記排気口に於ける前記フード本体の外側部材側の一部と、を接続して形成され、空気と共に前記渦巻状通路に混入して落下した異物を前記排気口に排出する排出口と、が形成されていることが好ましい。
上記換気フードに於いて、前記フード本体を構成する建物側部材と外側部材とが、互いに着脱し得るように構成されていることが好ましい。
また、上記何れかの換気フードに於いて、前記吸気口に屋外の空気を吸引する吸引ダクトが接続されていることが好ましい。
また、上記何れかの換気フードに於いて、前記排気口に屋内の空気を排気する排気ダクトが接続されていることが好ましい。
更に、上記何れかの換気フードに於いて、前記フード本体を構成する建物側部材には、吸引ダクト及び、又は排気ダクトに接続するための筒状の取付部材が配置されていることが好ましい。
本発明に係る換気フードでは、外気取入口から取り入れた空気を渦巻状通路に導入することで、吸気口を中心とする旋回流を形成することができる。このとき、空気と共に導入されたホコリや虫を含む異物は遠心力によって渦巻状通路の外周部に沿って移動することで、排出口を経て排気口から外部に排出される。このため、異物が屋内に侵入することがない。
また、外気取入口を吸気口から離隔させたフード本体の下端面に形成したことによって、外気取入口から雨水が浸入したとしても吸気口までの距離が大きいことから、吸気口まで到達することなく落下し、屋内まで浸入することがない。
特に、換気フードが、建物側部材と、前記建物側部材と対峙する外側部材と、建物側部材及び外側部材の両側面及び上端面に配置される側面部材と、からなるフード本体を有している。また、吸気口が外側部材との間に吸気路を構成し得るように形成されているため、吸気口は対峙して配置された外側部材によって外部と遮断される。このため、雨水が直接吸気口に降りかかることがなく、屋内に対する浸入を防ぐことができる。
また、フード本体の建物側部材と外側部材とが互いに着脱し得るように構成されることによって、渦巻状通路を掃除したり、吸気口や排出口を掃除する際の作業を容易に行うことができる。
また、吸気口に屋外の空気を吸引する吸引ダクトを接続することによって、渦巻状通路には常に負圧が作用することとなり、空気の取り入れを容易に行うことができる。特に、吸気口に流路抵抗となるフィルタを取り付けた場合でも、確実な空気の取り入れを実現することができる。
また、排気口に屋内の空気を排気する排気ダクトを接続した場合には、排気口に強制的な流れを形成することができるため、排出口から排出されてくる異物を円滑に外部に排出することができる。
また、フード本体を構成する建物側部材に、吸引ダクト及び又は排気ダクトに接続するための筒状の取付部材を配置した場合には、予め屋内側に設置されている吸引ダクト或いは排気ダクトと容易に接続することができる。
換気フードに於ける空気の流れと異物の排出を説明する斜視図である。 フード本体を構成する外側部材と側面部材を説明する図である。 フード本体を構成する建物側部材を説明する図である。 換気フードを建物に取り付ける手順と取り付けた状態を説明する図である。 吸気口にフィルタを取り付ける構造の例を説明する図である。 吸気口にフィルタを取り付ける構造の他の例を説明する図である。 換気フードの他の実施例を説明する図である。
本発明に係る換気フードは、屋外の空気(外気)を屋内に取り入れる際に、外気に含まれたホコリや外気と共に移動する虫などの異物が屋内に入り込むことを防ぐ機能を有するものである。特に、換気フードの内部でこれらの異物を分離し、分離した異物を排気口に落下させることによって、排気フードの外部に排出するものである。
このため、吸気口の周囲には外気取入口と接続された渦巻状通路が形成されており、渦巻状通路に於ける吸気口の略真下に排気口に接続された排出口が形成されている。このため、渦巻状通路に於ける外気の渦巻状の流れは排出口によって乱され、吸気口から屋内への吸気が容易となる。
また、渦巻状通路に導かれた外気が渦巻状に流れる過程で異物は遠心分離されて下方に落下し、排出口を経て排気口に導かれ、該排気口から外部に排出される。特に、渦巻状通路を外側部材から建物側部材にかけて径が小さくなるテーパ状に構成することで、外気と共に渦巻状通路に入り込んだ異物を排出口に導くことが可能である。
特に、吸気口に吸引ダクトを接続することによって、換気フードの内部に外気を取り入れると共に、取り入れた外気を渦巻状に流通させることが可能である。また、排気口に排気ダクトを接続することによって、排気口に屋内から屋外に向けて強い空気の流れを形成することが可能であり、この流れによって異物を換気フードの外部に排出することが可能である。
次に、本実施例に係る換気フードの構成について、図を用いて説明する。図1〜図3に示すように、換気フードAは、筒状の吸気口1と、吸気口1の正面及び外周部を囲むように形成された渦巻状通路2と、吸気口1の下方に配置された排気口3と、渦巻状通路2と接続された外気取入口4と、排気口3と接続され渦巻状通路2に侵入した異物を排気口3を介して外部に排出する排出口5と、を有して構成されている。
上記吸気口1、渦巻状通路2、排気口3、外気取入口4、排出口5は、換気フードAを取り付けるべき建物の外壁に沿って配置される建物側部材11、該建物側部材11に対峙して配置される外側部材12、対峙して配置された建物側部材11と外側部材12の両側面及び上端面に配置された側面部材13からなるフード本体に構成されている。
吸気口1は換気フードAの上部側に於ける建物側部材11から外側部材12に向けて突出して形成され、該吸気口1の先端部分と外側部材12との間に、外気が流通して吸気口1に吸気されるのに充分な寸法を持った吸気路6が形成されている。特に、吸気口1は円筒状に形成されており、該吸気口1の外周部を囲むように配置された渦巻状通路2とによって、外気取入口4から取り入れた外気を渦巻状に流れるように規制している。
吸気口1は渦巻状通路2を通過した外気を屋内に吸気する機能を有する。特に、外気と共に渦巻状通路2に入り込んだ異物は遠心力によって該渦巻状通路2の外周部位に沿って移動することとなる。このため、吸気口1は外気が通過し得るように構成されていれば良く、単に円筒状の部材を配置することで構成することが可能である。しかし、微細なホコリが屋内に入り込むことを完全に阻止することは困難であるため、吸気口1にフィルタ14を装着することが好ましい。
吸気口1に装着するフィルタ14は、渦巻状通路2まで導入されたホコリや虫を含む異物の通過を阻止し得るものであれば良く、網状に形成されたフィルタや、不織布状のフィルタ或いは焼結金属状のフィルタを選択的に用いることが可能である。特に、フィルタ14が外気を屋内に吸気する際に大きな抵抗となることは好ましくはなく、可及的に抵抗の小さいものを採用することが好ましい。
フィルタ14を吸気口1に装着する構造は特に限定するものではなく、使用期間の経過に伴って交換する必要が生じることから、交換が容易な構造であることが好ましい。このようなフィルタ14を吸気口1に装着する構造の例を図5、6に示す。
図5に示す構造は、円筒状の吸気口1の開口端部を完全に覆うことが可能な網状のフィルタ14を用いると共に、吸気口1の外径とフィルタ14の厚さを加えた寸法よりも僅かに大きい内径を有するリング1aを用い、フィルタ14によって吸気口1の開口端部を覆ってリング1aを嵌め込むようにしたものである。
図6に示す構造は、フィルタ14を剛性を持ち且つ吸気口1の外径と略等しい外径を持った円板状に形成すると共に、吸気口1にフィルタ14の厚さよりも僅かに広く且つ略半円に渡るスリット1bを形成し、フィルタ14をスリット1bに嵌め込むようにしたものである。
吸気口1の下方には建物側部材11と外側部材12を貫通して排気口3が形成されている。吸気口1と排気口3との間隔は、渦巻状通路2の外側部材12側の寸法よりも大きい寸法を有しており、両口1、3の間にも渦巻状通路2を形成し得るように構成されている。
排気口3の断面形状は特に限定するものではく、円筒形或いは四角形などの形状を選択することが可能である。本実施例では、排気口3の外周面の全周に外気が通過するため、円滑な流れを実現するために円筒状に形成されている。
換気フードAを構成するフード本体の下端面は開放した外気取入口4として形成され、この外気取入口4から渦巻状通路2にかけて、建物側部材11、外側部材12及び側面部材13によって規制された導入路7が形成されている。この導入路7は、断面積が大きく抵抗の少ない主導入路7aと、渦巻状通路2を構成するテーパ部材15と渦巻状通路2と排気口3を接続して形成された排出口5とによって規制される副導入路7bと、に分割して構成されている。
主導入路7aは排気口3の一方の側面側(図2(a)に於ける排気口3の右側面側)に形成されており、副導入路7bは排気口3の他方の側面側(図2(a)に於ける排気口の左側面側)に形成されている。このため、排気口3の右側面から上方の渦巻状通路2に向けて立上片16が形成されており、この立上片16が渦巻状通路2を構成するテーパ部材15と当接して接続することで、主導入路7aと渦巻状通路2とが連続した空気通路として構成されている。
渦巻状通路2は導入路7から導入された外気を渦巻状の流れとし、この過程で外気と共に入り込んだ異物を遠心力によって該渦巻状通路2の外周部位に添わせるように移動させることで分離する機能を有する。そして、渦巻状通路2の外周部位に添って移動した異物は、吸気口1の下方に形成された排出口5に到達したとき、該排出口5から排気口3に落下して排出される。
上記の如く渦巻状通路2は外気を渦巻状の流れとして異物を分離し得るように構成されていれば良く、特に構造を限定するものではない。しかし、渦巻状通路2で分離された異物を円滑に排出口5から排気口3に落下させることが可能なように構成することが好ましい。
このため、渦巻状通路2は吸気口1の外周面を囲んで外側部材12側から建物側部材11側にかけて径が小さくなるように形成されたテーパ部材15を有しており、該テーパ部材15の一端15aが主導入路7aの直上に配置され、他端15bが立上片16と当接している。即ち、渦巻状通路2は吸気口1を全周に渡って形成されているものではなく、主導入路7aとの連続部分では、導入されてくる外気に対する抵抗が小さくなるように構成されている。
渦巻状通路2に設けたテーパ部材15の傾斜角度は特に限定するものではなく、渦巻状通路2に導入された外気が円滑に渦巻状に流れる過程で、異物が円滑に落下し或いはテーパ部材15に沿って流れて排出口5に到達することが可能なような角度であれば良い。また、導入された外気がテーパ部材15に流れた後、吸気口1の外周に沿って流れ、吸気路6を経て吸気口1から屋内に吸気される。
渦巻状通路2を構成するテーパ部材15であって、吸気口1の下方に排出口5が形成されている。この排出口5は、外気と共に渦巻状通路2に入り込んだホコリや虫などの異物を換気フードAの外部に排出する機能を有するものである。このため、テーパ部材15に於ける吸気口1の下方には排気口3にかけて互いに接近し、且つ外側部材12との間に間隙を有する複数の傾斜片17が設けられている。また、排気口3には傾斜片17との接続部位よりも外側部材12側に開口部が形成され、該開口及び傾斜片17によって排出口5が構成されている。
上記排出口5では、外側部材12と傾斜片17の外側部材12側の端部との間に隙間が形成されることとなり、この隙間が外気取入口4と渦巻状通路2を接続する副導入路7bを構成する。従って、傾斜片17を建物側部材11から外側部材12の間に隙間なく形成すれば、副導入路7bが構成されることはない。
上記の如く構成された換気フードAに於いて、建物側部材11と外側部材12は一体に形成されていても良いが、互いに着脱し得るように構成されていることが好ましい。このように、両部材11、12が着脱し得るように構成されていることで、吸気口1に装着したフィルタ14を交換する際の作業を容易に行うことが可能となり、同様に、渦巻状通路2や排出口5の清掃を行う際の作業も容易となる。
建物側部材11と外側部材12とを着脱可能に構成するに際し、着脱構造は特に限定するものではなく、一方の部材に爪状の係止部を設けると共に他方の部材に係止部と係合する係合部を設け、両者の係合、離脱によって着脱し得るように構成することが可能である。また、単にねじを利用して着脱し得るように構成しても良いことは当然である。
また、建物側部材11と外側部材12を着脱可能に構成したとき、吸気口1、渦巻状通路2を構成するテーパ部材15、排気口3、立上片16、傾斜片17、等を何れの部材に形成するかは限定するものではなく、換気フードAの材料や製造方法等の条件に応じて最適に設定することが好ましい。
上記の如く構成された換気フードAは目的の建物に対し、外壁Bに形成された吸気孔31、排気孔32を介して取り付けられる。特に、換気フードAを構成する吸気口1にはフィルタ14が装着されているため、このフィルタ14が抵抗となって外気の吸引を阻害する虞がある。このため、吸気口1に吸引力が作用する吸引ダクト33を接続することが好ましい。また、排気口3に屋内の空気を強制的に排気する排気ダクト34が接続されていることが好ましい。
外壁Bに設けた給気孔31、排気孔32を利用して換気フードAを建物に取り付ける場合、図3に示す取付部材Cを利用することが好ましい。この取付部材Cは、換気フードAの建物側部材11と同一の形状を持った板部材21を有しており、該板部材21に於ける換気フードAに設けた給気口1、排気口3に対向する位置に、夫々ボス状の吸気筒22、排気筒23が突出して形成されている。
取付部材Cと換気フードAとの接続構造は特に限定するものではなく、ねじによる接続や爪と該爪と係合する係合部との組み合わせ等の構造を選択的に採用することが可能である。
吸気筒21、排気筒23は、建物の外壁Bに形成された吸気孔31、排気孔32の内径、或いは吸引ダクト33、排気ダクト34の内径よりも僅かに小さい外径を有しており、外周面に複数の係止フック24が形成されている。そして、取付部材Cを外壁Bに取り付けたとき、これらの係止フック24が吸気孔31、排気孔32或いは吸引ダクト33、排気ダクト34の内面に圧接することによって取付状態を保持し得るように構成されている。
吸気筒21、排気筒23の内部には夫々下方に水切り部25が設けられており、換気フードAに導入された外気に含まれた水分や、排気口3から入り込んだ水が屋内に浸入することを防ぐことが可能である。
上記の如くして換気フードAを建物の外壁Bに取り付けたとき、吸気ダクト33に作用する吸引力によって渦巻状通路2に渦巻状の流れが生じ、吸気路6を経て吸気口1から屋内に吸気される。この吸気に伴って換気フードAの内部に外気の流れが生じ、外気取入口4から外気が導入されて導入路7、渦巻状通路2、吸気路6から吸気口1に至る一連の外気の流れが継続する。
また、排気ダクト34に作用する強制的な排気によって、排気口3には屋内から換気フードAを貫通して外気に至る流れが生じ、吸気口1からの屋内への吸気と共に屋内の換気が行われる。
上記した屋内への換気の過程で、外気取入口4から導入された外気に異物が混在していたとき、この異物は渦巻状通路2に於いて作用する遠心力によってテーパ部材15に沿って流され、吸気口1の下方に配置された傾斜片17に至る。そして、排気口3には屋内側から屋外側に向けた流れが生じているため、この流れに交叉する方向に形成されている排出口5には吸引力が作用することとなり、傾斜片17に到達した異物は自由落下と、排出口3から作用する吸引によって確実に排気口3に落下し、該排気口3に生じている流れに乗って換気フードAの外部に排出される。
次に、図7により換気フードAの他の例について説明する。尚、この例に於いて、前述の実施例と同一部分或いは同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図に示すように、本実施例では、換気フードAは外側部材12と側面部材13とが一体的に形成されており、建物側部材11に、吸気口1、渦巻状通路2を構成するテーパ部材15、排気口3、傾斜片17が形成されている。そして、前記建物側部材11の外側に一体的に形成された外側部材12、側面部材13を嵌め込み、更に、建物側部材11の建物側の面に取付部材Cを配置してねじDによってこれらの部材を締結することで、換気フードAを構成している。
上記の如く構成された換気フードAであっても、前述の実施例と同様にして建物の外壁Bに取り付けることが可能であり、且つ外気に混在した異物を分離して排気口3から外部に排出することが可能である。
本発明に係る換気フードは、住宅を構成する建物に利用することが可能である。
A 換気フード
B 外壁
C 取付部材
D ねじ
1 吸気口
1a リング
1b スリット
2 渦巻状通路
3 排気口
4 外気取入口
5 排出口
6 吸気路
7 導入路
7a 主導入路
7b 副導入路
11 建物側部材
12 外側部材
13 側面部材
14 フィルタ
15 テーパ部材
15a、15b 端部
16 立上片
17 傾斜片
21 板部材
22 吸気筒
23 排気筒
24 係止フック
25 水切り部
31 吸気孔
32 排気孔
33 吸引ダクト
34 排気ダクト

Claims (6)

  1. 屋内の空気と屋外の空気を換気するための換気フードであって、
    屋外の空気を屋内に強制的に吸気する吸気口と
    前記吸気口に対向する外側部材を有し、下端面に外気取入口が形成されたフード本体と、
    前記吸気口と並んで配され、前記外側部材を貫通し屋内の空気を屋外に強制的に排気する筒状の排気口と、
    前記外側部材側から建物側部材側にかけて径が小さくなるように形成されたテーパ部材によって前記吸気口の正面及び外周部を囲むように配される渦巻状通路と、
    前記渦巻状通路の前記外側部材側に設けられ、前記排気口に向かって開放される開口に接続される、該渦巻状通路に侵入した異物を排出しうる排出口を、前記排気口の外周部に設けたことを特徴とする換気フード。
  2. 前記換気フードは、
    建物側に配置される建物側部材と、前記建物側部材と対峙して配置される外側部材と、対峙して配置された前記建物側部材及び外側部材の両側面及び上端面に配置される側面部材と、からなる下端面が開放されたフード本体を有し、
    前記フード本体の下部には、
    前記建物側部材と前記外側部材とを貫通する排気口と、
    前記排気口の一方の側面からフード本体の上部に向けて立ち上がり、フード本体の開放された下端面によって形成された外気取入口から上部へと向かう空気の導入路を形成する立上部材と、
    が形成され、
    前記フード本体の上部には、
    前記排気口の上方であって前記建物側部材側で且つ前記外側部材との間に吸気路を構成し得るように配置され、フィルタを装着した吸気口と、
    前記吸気口の外周面を囲んで前記外側部材側から建物側部材側にかけて径が小さくなるテーパ状に形成され、一端が前記立上部材に当接して前記導入路と連続する渦巻状通路を構成するテーパ部材と、
    前記テーパ部材に於ける吸気口の下側に対向する部位であって前記フード本体の外側部材側の一部と、前記排気口に於ける前記フード本体の外側部材側の一部と、を接続して形成され、空気と共に前記渦巻状通路に混入して落下した異物を前記排気口に排出する排出口と、
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載した換気フード。
  3. 前記フード本体を構成する建物側部材と外側部材とが、互いに着脱し得るように構成されていることを特徴とする請求項2に記載した換気フード。
  4. 前記吸気口に屋外の空気を吸引する吸引ダクトが接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した換気フード。
  5. 前記排気口に屋内の空気を排気する排気ダクトが接続されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した換気フード。
  6. 前記フード本体を構成する建物側部材には、吸引ダクト及び、又は排気ダクトに接続するための筒状の取付部材が配置されていることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載した換気フード。
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