JP4376462B2 - 自動車用スタータの電磁接触子 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、自動車用スタータにおけるアクチュエータヘッド用の電磁アクチュエータ、及びスタータの電磁接触子に関する。
【0002】
特に、本発明は、固定磁気コアの孔を軸方向に滑り運動するようにして取り付けられた、円筒状の可動磁気コアを包囲する固定磁気コアを備え、可動磁気コアの後部は、固定電磁コアの軸方向の外側へ突出し、可動磁気コアのための外部戻しばねが、可動磁気コアの後部で保持された外向フランジと軸方向に係合し、可動磁気コアは、外向フランジの前方に設けられ、後端面が開いている内孔を有し、この内孔には、連結棒が貫通し、連結棒の後端は、アクチュエータピニオンを駆動する制御レバーに連結され、連結棒は、連結棒の前方ショルダ面及び可動磁気コアの後方ショルダ面に対して軸方向に圧縮されて取り付けられた内部戻しばねにより、内孔の前方に向かって弾性的に付勢され、連結棒の前端は、内孔の前端で前方ベース部と係合するように、スタータの可動磁気コアが直線運動できるようになっている、自動車用スタータの電磁接触子に関する。
【0003】
公知のように、磁束は、スタータ接触子のコアに捲回されたコイルが発生する磁界により、コイル内に軸方向に発生する。この磁束は、コイルの外部で閉ループとなっている。
【0004】
従来、可動磁気コアは、一般に軟鉄片からなり、コイルの孔内における軸方向の位置に関係なく、胴部と可動磁気コアとの間の磁束が連続するようになっている。従って、磁束線は、コイルのすぐ近くで閉ループを形成し、電磁石の出力を増加させ、かつ、その電力消費を減少させている。
【0005】
従来、制御ロッドの内部戻しばねと接触するように、可動磁気コアの内側に形成されている後方ショルダ面や、可動磁気コアの孔のベース部に形成され、部材を孔の中に組み立てた後に、可動磁気コアの孔を塞ぐ前部プレートを取り付けるようになっている前面等の複雑な形状のために、可動磁気コアは、旋削して形成されていた。
【0006】
上述のような製造過程により、高品質の製品を製造すると、コスト高となる。
【0007】
従来、可動磁気コアの後面に外向フランジを有し、かつ可動磁気コアの形状を簡略化する連結キャップを設けたものもある。その場合には、可動磁気コアの一部の形状が簡単となるが、可動磁気コアの孔のショルダ面、及び前部プレートが取り付けられる前面は、旋削以外の方法では形成することができないので、依然として、可動磁気コアの製造コストは高く、また、外向フランジは、その形状のために、旋削では形成できないので、別途取り付け式の部材とすることが、必要であるかもしくは望ましい。
【0008】
本発明は、可動磁気コアの形状を簡略化し、押し出し加工等の安価な製造方法を用いることができるようにしたもので、簡単化した可動磁気コアの孔に形成された後方ショルダ面と、孔のベース部に取り付けられた簡略化した前部プレートとを有する、可動磁気コアを提供しようとするものである。
【0009】
そのため、本発明によると、固定磁気コアの孔を軸方向に滑り運動するようにして取り付けられた、円筒状の可動磁気コアを包囲する固定磁気コアを備え、可動磁気コアの後部は、固定電磁コアの軸方向の外側に突出し、可動磁気コアのための外部戻しばねは、可動磁気コアの後部で保持された外向フランジと軸方向に係合し、可動磁気コアは、外向フランジの前方に設けられ、後端面で開いている内孔を有し、この内孔には、連結棒が貫通し、連結棒の後端は、アクチュエータピニオンを駆動する制御レバーに連結され、連結棒は、連結棒の前方ショルダ面及び可動磁気コアの後方ショルダ面に対して軸方向に圧縮されて取り付けられた内部戻しばねにより、内孔の前方へ向かって弾性的に付勢され、連結棒の前端は、内孔の前端で前方ベース部と係合するように、スタータの可動磁気コアが直線運動できるようになっている、自動車用スタータの電磁接触子において、内孔の前方ベース部は、可動磁気コアと一体的に形成され、かつ可動磁気コアの後端面に取り付けられた連結キャップは、可動磁気コアの内孔の後方ショルダ面と外向フランジを備えていることを特徴とする、自動車用スタータの電磁接触子が提供される。
【0010】
本発明の他の特徴は、次の通りである。
・外向フランジは、連結キャップの後端に設けられ、可動磁気コアの内孔の後方ショルダ面は、連結キャップの前方ベース部を構成し、連結キャップは、連結棒に貫挿され、かつ、可動磁気コアの後端面に、軸方向に当接している。
・連結キャップの胴部の外径は、可動磁気コアの直径とおおむね同じであり、連結キャップは、可動磁気コアに対して、軸方向に後方へ延びている。
・連結キャップの前方ベース部は、可動磁気コアの後端面に溶接されている。
・連結キャップは、連結キャップの後方ベース部を越え、かつ、可動磁気コアの周面で対向し、軸方向に前方に延びる、少なくとも2つのアームを備えている。
・アームの前端は、可動磁気コアの軸に向かって径方向に折り曲げられた湾曲部となっている。
・アームは、連結キャップの後方ベース部を切り込み、これを直角に折り曲げることにより形成されている。
・連結キャップを、可動磁気コアの後端面の材料を軸方向に押圧することにより、可動磁気コアにシーミングし、可動磁気コアの後端面とアームの湾曲部との間で軸方向に位置するビードを形成し、それにより、アームを軸方向に固定する。
・アームの湾曲部を、可動磁気コアの外周面に形成された径方向の溝に、径方向に挿入する。
・可動磁気コアの周面の材料を軸方向に押圧することにより、連結キャップを可動磁気コアにシーミングし、アームに設けた孔に、可動磁気コアの材料を径方向の外方へ流し込む。
【0011】
本発明の他の特徴及び利点は、詳細な説明及び図面から、より詳しくわかると思う。
【0012】
次に、本発明を説明するが、図面における同一符号は、同一または同等の部材を示すものとする。また、図1の右側を前方、左側を後方とする。
【0013】
図1は、自動車エンジン(図示しない)のスタータ(10)の断面図である。スタータ(10)は、ケーシング(12)を備え、ケーシング(12)の中には、シャフト(16)が設けられ、その一端には、滑り運動可能なアクチュエータピニオン(14)が取り付けられている。シャフト(16)は、スタータ(10)の電気モータ(18)により回転駆動される。
【0014】
アクチュエータピニオン(14)は、ケーシング(12)内で水平の左右軸(X−X)に枢支された制御レバー(20)またはフォークにより、滑り運動させられるようになっている。
【0015】
制御レバー(20)の自由下端(22)は、アクチュエータピニオン(14)の駆動素子(24)に作用し、同じく自由上端(25)は、スタータ(10)の上方に設けられた電磁接触子(30)の一部をなす連結棒(26)に連結されている。
【0016】
従来のように、電磁接触子(30)内に設けられた可動磁気コア(32)の前後位置は、固定磁気コア(34)により、制御レバー(20)の左右軸(X−X)と直交する水平の前後軸(Y−Y)の方向に制御される。
【0017】
可動磁気コア(32)は、おおむね円筒状であり、その外周面により滑り運動が案内され、かつその内孔(36)には、連結棒(26)と圧縮コイル状の内部戻しばね(38)が設けられている。
【0018】
内部戻しばね(38)の後端(40)は、可動磁気コア(32)の内孔(36)に設けられた後方ショルダ面(42)に当接している。内部戻しばね(38)の前端(44)は、連結棒(26)の前端に設けられたヘッド(46)からなる前部ショルダ面に当接している。
【0019】
連結棒(26)のヘッド(46)は、内孔(36)を閉塞するディスク状の前方ベース部(48)に当接している。前方ベース部(48)は、可動磁気コア(32)の円筒状当接部(50)内に溶接されている。可動磁気コア(32)と固定磁気コア(34)とからなる電磁石を、駆動または停止させると、連結棒(26)は、前後軸(Y−Y)に沿って、後方に直線運動する。
【0020】
従来のように、後方ショルダ面(42)は、可動磁気コア(32)と一体的に形成されている。軸方向に後方へ向かって延び、かつ固定磁気コア(34)から突出している可動磁気コア(32)の後端面(52)には、連結キャップ(54)が固着されている。連結キャップ(54)の周縁には、径方向に外側へ延び、外部戻しばね(58)が圧接される外向フランジ(56)が形成されている。
【0021】
外部戻しばね(58)は、可動磁気コア(32)を、図1に示す後方位置に付勢している。すなわち、外向フランジ(56)と電磁接触子(30)の胴部(31)との間に設けた、外部戻しばね(58)により、可動磁気コア(32)は、弾性的に後方へ押されている。
【0022】
図2は、新規な連結キャップ(54)を可動磁気コア(32)の後端面(52)に取り付けた場合の、本発明による電磁接触子の第1の実施例の断面図である。
【0023】
この場合の可動磁気コア(32)は、図1に示した可動磁気コアとは、かなり異なっており、その内孔(36)の後端は開口しており、前端は閉塞されている。
【0024】
内孔(36)の前方ベース部(48)は、上述した従来のディスク状の円筒状当接部(50)ではなく、可動磁気コア(32)のボディと一体的に形成されている。
【0025】
管状の連結キャップ(54)の外径は、可動磁気コア(32)の直径とおおむね等しく、また、その後端には、上述した図1におけるような外向フランジ(56)が形成されている。
【0026】
図2に示す内孔(36)の後端には、図1で示したようなショルダ面はなく、可動磁気コア(32)の後端面(52)で開口している。
【0027】
連結キャップ(54)の垂直の後方ベース部(62)により、可動磁気コア(32)の内孔(36)の後方ショルダ面(42)が形成されている。
【0028】
連結キャップ(54)は、連結棒(26)の直径よりも大径の中心孔(60)を有し、かつ、連結棒(26)の後端が制御レバー(20)の自由上端(25)とともに移動すると、連結棒(26)が軸方向及び垂直方向に変位することができるようになっている。
【0029】
径方向の内方へ向いている連結キャップ(54)の垂直の後方ベース部(62)の中央部に形成された後方ショルダ面(42)には、内部戻しばね(38)の後端が当接している。
【0030】
従って、連結キャップ(54)のみが、可動磁気コア(32)のための外部戻しばね(58)と、連結棒(26)のための内部戻しばね(38)とが圧接される2つの面、すなわち、外向フランジ(56)の面と、後方ショルダ面(42)とを有している。
【0031】
この実施例において、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)と隣接する、後方ベース部(62)の周辺に溶接するのが好ましい。
【0032】
また、連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)に、スポット溶接、または接着結合により取り付けてもよい。
【0033】
図3は、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)にシーミングした場合の、本発明による電磁接触子の第2の実施例の断面図である。
【0034】
図3の連結キャップ(54)は、図2に示したものと類似する形状を有している。第2の実施例では、管状ボディである連結キャップ(54)の直径は、可動磁気コア(32)の外径よりもやや大きく、また、その外周には、3つのアーム(64)が、等間隔で設けられている。
【0035】
アーム(64)は、可動磁気コア(32)の周縁と近接して、軸方向に前方へ延びている。アーム(64)の前端は、連結キャップ(54)を可動磁気コア(32)の中央に位置させる湾曲部(68)となっている。
【0036】
連結キャップ(54)は、例えばスタンピング成形するのが好ましい。
【0037】
図3の連結キャップ(54)は、図2で示した連結キャップと同様のものでよく、後方ベース部(62)には、径方向を向く扁平な3つのタブがスタンピング成形されている。タブは、概ね直角に曲げられ、後方ベース部(62)の前後軸(Y−Y)の方向に延びるアーム(64)となっている。
【0038】
組み立て時には、連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)に軸方向に取り付けるように、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)に密着させる。
【0039】
これにより、連結キャップ(54)の外周面は固定され、径方向に外側に変形できないようになる。シーミング手段は、前後軸(Y−Y)に沿って、連結キャップ(54)の内部を軸方向に貫通する。連結キャップ(54)の内部は、アーム(64)がスタンピングされる時には空いている(図4参照)。
【0040】
次に、シーミング手段で、可動磁気コア(32)の後端面(52)を押圧し、可動磁気コア(32)の後端外周に、連結キャップ(54)のアーム(64)と対向する軸方向に延びるビード(66)を形成させる。
【0041】
可動磁気コア(32)の後端の外向きのビード(66)は、可動磁気コア(32)が軸方向に後方に移動する時に、連結キャップ(54)のアーム(64)と係合する。また、連結キャップ(54)は、軸方向に前方に移動すると、可動磁気コア(32)の後端面(52)と係合して、後方ベース部(62)に支持される。そのため、連結キャップ(54)は、可動磁気コア(32)と強固に結合する。
【0042】
図6は、連結キャップ(54)を可動磁気コア(32)の後端面(52)に、シーミングではなく、押し込んで取り付けた場合の、本発明による電磁接触子の第3の実施例の断面図である。
【0043】
連結キャップ(54)は、図3に示したものとおおむね同じであり、外周面で等間隔に離れ、軸方向に前方に延び、可動磁気コア(32)の周面と接触している3つのアーム(64)を有している。アーム(64)の前端には、可動磁気コア(32)の前後軸(Y−Y)に向かって、径方向内方へ折り曲げられ、また、この実施例では、可動磁気コア(32)の外周面に形成された径方向溝(70)に嵌合する湾曲部(68)が形成されている。
【0044】
図6からわかるように、可動磁気コア(32)に連結キャップ(54)を取り付けるには、アーム(64)を外側に一時的に変形させ、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)に押し込む。
【0045】
連結キャップ(54)のアーム(64)の湾曲部(68)を、可動磁気コア(32)の径方向溝(70)に嵌合させ、アーム(64)を可動磁気コア(32)と一体とする。連結キャップ(54)の後方ベース部(62)は、可動磁気コア(32)の後端面(52)と接触し、連結キャップ(54)を単独で軸方向に移動できないようにし、かつ、可動磁気コア(32)に対する連結キャップ(54)の正確な軸方向の位置が設定される。
【0046】
図7〜図10は、本発明による電磁接触子の第4の実施例を示し、連結キャップ(54)は、可動磁気コア(32)に固定された、軸方向に対向する2つのアームを備えている。
【0047】
図9及び図10からわかるように、連結キャップ(54)は、軸方向に前方へ延び、前後軸(Y−Y)と直交する垂直面において円弧状となっている2つのアーム(64)を備えている。
【0048】
各アーム(64)には、同一垂直面において、2つの孔(71)が設けられている。孔(71)は、シーミング作業の間、可動磁気コア(32)と協働するようになっている。可動磁気コア(32)と連結キャップ(54)とは一体となっている。
【0049】
連結キャップ(54)は、例えば、プレス、スタンピング、または曲げ加工により成形され、アーム(64)は、連結キャップ(54)の後方ベース部(62)から予め切り取られ、後方ベース部(62)に対して直角に折り曲げられる。
【0050】
それにより、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の所定の位置に取り付けると、アーム(62)は、軸方向に前方に延び、可動磁気コア(32)の周縁に嵌合する。
【0051】
可動式磁気コア(32)に連結キャップ(54)を取り付ける際、後方ベース部(62)が、可動磁気コア(32)の後端面(52)と密着するまで、連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)に押し込む。
【0052】
連結キャップ(54)は、適切な治具で、可動磁気コア(32)の外周面に保持され、取り付け作業中の変形は防止される。
【0053】
次に、シーミング手段を、連結キャップ(54)の孔、すなわちアーム(64)が切り取られた部分に挿入する。シーミング手段は、可動磁気コア(32)の後端面(52)を押圧する。
【0054】
図8に詳細に示すように、可動磁気コア(32)の材料は、径方向に外側へ移動し、連結キャップ(54)の孔(71)の中に位置するようになるので、可動磁気コア(32)は、所定位置を越えて、後方に軸方向に移動することはない。
【0055】
上述したような種々の電磁接触子(30)の可動磁気コア(32)により、製造コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知の電磁接触子を備えるスタータの軸線方向断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例における連結キャップが溶接された可動磁気コアの軸線方向断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例における連結キャップが溶接された可動磁気コアの軸線方向断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す図3における連結キャップの後面図である。
【図5】 図4の連結キャップの軸線断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施例における連結キャップが押し込まれた可動磁気コアの軸線断面図である。
【図7】 本発明の第4の実施例における連結キャップがシーミングされた可動磁気コアの図9における7-7線断面図である。
【図8】 可動磁気コアに設けられた連結キャップのアームを固定した時の、図7のF8部分の拡大図である。
【図9】 図10の9-9線から見た、図7における連結キャップの軸線後面図である。
【図10】 図9の10-10線から見た、図7における連結キャップの軸線断面図である。
【符号の説明】
10 スタータ
12 ケーシング
14 アクチュエータピニオン
16 シャフト
18 電気モータ
20 制御レバー
22 自由下端
24 駆動素子
25 自由上端
26 連結棒
30 電磁接触子
31 胴部
32 可動磁気コア
34 固定磁気コア
36 内孔
38 内部戻しばね
40 後端
42 後方ショルダ面
44 前端
46 ヘッド
48 前方ベース部
50 円筒状当接部
52 後端面
54 連結キャップ
56 外向フランジ
58 外部戻しばね
60 中心孔
62 後方ベース部
64 アーム
66 ビード
68 タブ
70 径方向溝
71 孔

Claims (8)

  1. 固定磁気コア(34)の孔を軸方向に滑り運動するようにして取り付けられた、円筒状の可動磁気コア(32)を包囲する固定磁気コア(34)を備え、
    可動磁気コア(32)の後部は、固定電磁コア(34)の軸方向の外側へ突出し、
    可動磁気コア(32)のための外部戻しばね(58)が、可動磁気コア(32)の後部で保持された外向フランジ(56)と軸方向に係合し、
    可動磁気コア(32)は、外向フランジ(56)の前方に設けられ、後端面(52)開いている内孔(36)を有し、
    この内孔(36)には、連結棒(26)が貫通し、
    連結棒(26)の後端は、アクチュエータピニオン(14)を駆動する制御レバー(20)に連結され、
    連結棒(26)は、連結棒(26)の前方ショルダ面及び可動磁気コア(32)の後方ショルダ面(42)に対して軸方向に圧縮されて取り付けられた内部戻しばね(38)により、内孔(36)の前方へ向かって弾性的に付勢され、
    連結棒(26)の前端は、内孔(36)の前端で前方ベース部(48)と係合するように、スタータ(10)の可動磁気コア(32)が直線運動できるようになっている、
    自動車用スタータ(10)の電磁接触子(30)において、
    内孔(36)の前方ベース部(48)は、可動磁気コア(32)と一体的に形成され、かつ
    可動磁気コア(32)の後端面(52)に取り付けられた連結キャップ(54)は、可動磁気コア(32)の内孔(36)の後方ショルダ面(42)と外向フランジ(56)とを備えており、
    外向フランジ(56)は、連結キャップ(54)の後端に設けられ、可動磁気コア(32)の内孔(36)の後方ショルダ面(42)は、連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を構成し、連結キャップ(54)は、連結棒(26)に貫挿され、かつ、可動磁気コア(32)の後端面に、軸方向に当接しており、
    連結キャップ(54)の外径は、可動磁気コア(32)の直径とおおむね同じであり、連結キャップ(54)は、可動磁気コア(32)から、軸方向に後方に延びていることを特徴とする、自動車用スタータ(10)の電磁接触子(30)。
  2. 連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)に溶接したことを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
  3. 軸方向前方に連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を越えて延び、かつ、可動磁気コア(32)の周面で対向する、少なくとも2つのアーム(64)を、連結キャップ(54)が備えていることを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
  4. アーム(64)の前端は、可動磁気コア(32)の軸に向かって径方向内側に折り曲げられた湾曲部(68)となっていることを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
  5. 連結キャップ(54)の後方ベース部(62)を切り込み、それを直角に折り曲げて、アーム(64)を形成したことを特徴とする、請求項3または4記載の電磁接触子。
  6. 連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の後端面(52)の材料を軸方向に押圧することにより、可動磁気コア(32)にシーミングし、かつ可動磁気コア(32)の後端面(52)とアーム(64)の湾曲部(68)との間で軸方向に位置するビード(66)を形成し、それにより、アーム(64)を軸方向に固定したことを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
  7. アーム(64)の湾曲部(68)を、可動磁気コア(32)の外周面に形成された径方向溝(70)に、径方向に挿入してあることを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
  8. 連結キャップ(54)を、可動磁気コア(32)の周面の材料を軸方向に押圧することにより、可動磁気コア(32)にシーミングし、かつアーム(64)に設けた孔(71)に、可動磁気コア(32)の材料を径方向の外方へ流し込んであることを特徴とする、請求項記載の電磁接触子。
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