JP2973083B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents
電磁アクチュエータInfo
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Description
ア、コイルの励磁により固定コアに吸着される可動コ
ア、及び可動コアを固定コアから離間する方向に付勢す
る戻しばねを備えた電磁アクチュエータに関する。
動コアの作動時両コアの当接衝撃力を吸収するために、
両コア間にゴム製の緩衝片を介在させることが知られて
いる(例えば、実開昭63−56376号公報参照)。
アクチュエータにおける緩衝片は、両コアの衝突を避け
つゝ、両コアの近接間隙を可及的小さくするように設計
されているため、緩衝片により規定される可動コアの作
動限は、両コア相互の吸着力の急増領域に存在してい
る。したがって、従来のものでは、緩衝片等に僅かな寸
法誤差があっても、両コアの吸引力に大きな変動を来た
すので、吸引力性能がばらつき易いという欠点がある。
ので、寸法誤差に影響されることなく常に安定した吸引
力特性を発揮し得る電磁アクチュエータを提供すること
を目的とする。
に、本発明は、コイルを巻装したボビンを磁性体からな
るハウジングの両端壁間に配設し、ボビンの内周に嵌合
する案内スリーブの一端をハウジングの一方の端壁に対
向させると共に、他端をハウジングの他方の端壁の支持
孔に嵌合し、この案内スリーブ内に嵌合する固定コアを
ハウジングの一方の端壁にかしめ結合する一方、コイル
の励磁により固定コアに吸着される可動コアを案内スリ
ーブ内に摺動自在に嵌合し、可動コアを固定コアから離
間する方向に付勢する戻しばねを備えた電磁アクチュエ
ータにおいて、磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなる
ハウジングの一方の端壁及び他方の端壁に小径支持孔及
び大径支持孔をそれぞれ穿設し、上記両端壁間に介装し
たボビンの内周面及び前記大径孔に嵌挿される案内スリ
ーブを、その端部内周面に密合する固定コアに固定的に
結合し、この固定コアの外端から突出する小軸を前記小
径支持孔に嵌合してかしめて、前記一方の端壁に結合
し、固定コア及び可動コア間に、コイルの励磁時におけ
る吸着力急増開始点もしくはその手前側近傍を可動コア
の作動限とすべく両コアの近接間隙を規制する近接規制
手段を設けたことを第1の特徴とする。
制手段を、固定及び可動コアの軸方向対向面間に介在さ
せた弾性ストッパにより構成したことを第2の特徴とす
る。
コイルの励磁により固定コアに吸着される可動コア、及
び可動コアを固定コアから離間する方向に付勢する戻し
ばねを備えた電磁アクチュエータにおいて、固定コア
に、その端面に開口するテーパ孔と、このテーパ孔の小
径部に連なる凹部とを設ける一方、前記テーパ孔に受容
されるテーパ軸及びこのテーパ軸の端面から突出する頭
部付の小軸を可動コアに形成し、コイルの励磁時におけ
る吸着力急増開始点もしくはその手前側近傍を可動コア
の作動限とすべく前記凹部底面に当接して両コアの近接
間隙を規制する弾性ストッパを前記小軸に装着したこと
を第3の特徴とする。
コイルの励磁により固定コアに吸着される可動コア、及
び可動コアを固定コアから離間する方向に付勢する戻し
ばねを備えた電磁アクチュエータにおいて、固定コア及
び可動コアの軸方向対向面間に、コイルの励磁時におけ
る吸着力急増開始点もしくはその手前側近傍を可動コア
の作動限とすべく両コアの近接間隙を規制する弾性スト
ッパを介在させ、その弾性ストッパの端面に突起を形成
したことを第4の特徴とする。
4の特徴に加えて、戻しばねをテーパコイルばねで構成
したことを第5の特徴とする。
に示す本発明の実施例に基いて説明する。
は、ハウジング1、ボビン2、コイル3、案内スリーブ
4、固定コア5、可動コア6及びカバー7を主たる構成
要素とする。
1は1枚の磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなるもの
で、相対向する左右の端壁1a,1bと、これらを連結
する側壁1cとを有する。側壁1cには位置決め突起8
及び取付孔9が設けられ、これらを利用して電磁アクチ
ュエータAは、適当な支持体Sの定位置にボルト10に
より固着される。ハウジング1の左端壁1aには、その
中心部に小径支持孔11が、またその側方に位置決め孔
13が穿設される。その右端壁1bには、上記小径支持
孔11と同軸線上に並ぶ大径支持孔12が、またその側
方に係止爪14が、さらに先端角部に位置決め斜面15
が形成される。
側壁1c間の屈曲部両端面には切欠16が設けられる。
これら切欠16はハウジング1の平板時に予め形成され
るもので、各端壁1a,1b及び側壁1c間の屈曲時
に、その屈曲部両端の食み出しを防ぐことができる。
を巻装する円胴2cと、この円胴2cの左端に連なる薄
肉フランジ2aと、円胴2cの右端に連なる厚肉フラン
ジ2bとからなっている。円胴2cの内径は前記大径支
持孔12と略同径に設定され、また両フランジ2a,2
bの外面間距離は、前記ハウジング1の両端壁1a,1
bの内面間距離と略等しく設定される。薄肉フランジ2
aの外面には、前記位置決め孔13に嵌合し得る位置決
め突起17が一体に形成される。また厚肉フランジ2b
の外周縁には、その軸方向外方へ延出するカプラハウジ
ング18が一体に連設される。このカプラハウジング1
8はボビン2と一体成形されるものである。
1a,1b間に挿入することにより、ボビン2の薄肉フ
ランジ2aはハウジング1の左端壁1a内面に、厚肉フ
ランジ2bは右端壁1b内面にそれぞれ密着すると共
に、位置決め突起17が位置決め孔13に嵌合し、カプ
ラハウジング18が位置決め斜面15に当接する。こう
してボビン2の円胴2cはハウジング1の大小の支持孔
11,12と同軸に位置決めされる。
に示すように、薄肉フランジ2aの外面から比較的急角
度で立上がるテーパ部17aと、このテーパ部17aの
小径端に連なる緩角度の山部17bとからなっていて、
全体として椀形をなしている。したがって、ボビン2を
ハウジング1内に挿入するとき、位置決め突起17は、
山部17bにより薄肉フランジ2aに僅かな弾性変形を
与えつゝハウジング1の左端壁1a内面をスムーズに滑
り、そして薄肉フランジ2aの復元力でテーパ部17a
を位置決め孔13に嵌合させるので、位置決め精度が高
く、しかも良好な節度感をもってその嵌合状態を知るこ
とができる。
13の深さに比し充分小さく設定される。これにより、
位置決め孔13は、上記突起17と反対側から後述する
カバー7の位置決め突起44との嵌合をも可能にしてい
る。
大径支持孔12に非磁性金属製の案内スリーブ4が嵌装
され、この案内スリーブ4内に固定コア5及び可動コア
6が配設される。
円柱状をなしており、この一端部外周に環状溝19が、
またその一端面に小軸20が形成される。さらにその他
端部には、その端面に開口するテーパ孔21と、このテ
ーパ孔21の小径端に連なる凹部22とが設けられる。
この固定コア5は案内スリーブ4の一端部内周面に密合
され、該スリーブ4の、前記環状溝19との対応部分を
数個所かしめることにより、該スリーブ4の内周面から
隆起させた数個のかしめ突起23が前記環状溝19に係
止される。このようなかしめ結合を行うと、比較的軽い
かしめ力をもってかしめ突起23の形成が可能で、案内
スリーブ4及び固定コア5の歪みを防ぎ、両者4,5の
同軸性を確保できる。
ング1の左端壁1aの小径支持孔11に挿通されて該端
壁1aの内面に密着するように配置され、小軸20の外
端は、かしめにより膨大部20aに形成される。こうし
て固定コア5はハウジング1の左端壁1aに固着され
る。したがって、案内スリーブ4は固定コア5を介して
ハウジング1に固定されることになる。
の右端壁1bの大径支持孔12に遊嵌されると共に、そ
の右端壁1bから外方へ長く突出している。この突出に
より案内スリーブ4の可動コア6に対する支持スパンが
増加し、可動コア6の傾きを極力抑えることができる。
また案内スリーブ4と大径支持孔12との遊嵌は、両者
の同軸性誤差の吸収に寄与する。
スリーブ4に摺動自在に嵌装される。この可動コア6
の、案内スリーブ4から突出した外端にはジョイント部
材24が付設され、それとハウジング1の右端壁1bと
の間に可動コア6を固定コア5から離間する方向に付勢
する戻しばね25が縮設される。即ち戻しばね25は可
動コア6に外装される。
部材24は合成樹脂製で、一端に円筒部24aと、その
端壁24bから突出する目玉部24cとからなってお
り、その円筒部24aが可動コア6の外端部外周面に圧
入結合され、目玉部24cに被作動部材26が連結され
る。また円筒部24aには、複数の横孔27と、この横
孔27に臨んで先端の爪部を半径方向内向きに屈曲させ
た係止爪28とが一体に形成される。この係止爪28
は、円筒部24aに圧入された可動コア6の外端面が端
壁24bに当接したとき、可動コア6の外周の環状溝2
9に自己の弾性力をもって係合する。したがって、円筒
部24a及び可動コア6の圧入結合に万一緩みが生じて
も、ジョイント部材24の離脱を防ぐことができる。
の内端側外周面には、テーパ部30と、このテーパ部3
0の大径端から立上るフランジ31とが形成される。一
方、前記戻しばね25は、コイルばね、特にテーパコイ
ルばねで構成され、その小径端は前記案内スリーブ4の
外周に嵌合してハウジング1の右端壁1bに支承され、
大径端はテーパ部30の大径部に嵌合してフランジ31
に支承される。テーパ部30は、戻しばね25の大径端
の定位置へのセットを誘導するものであるが、戻しばね
25の伸縮時には、それとの干渉を避けるべく、該ばね
25のテーパ角度より大なるテーパ角度が与えられる。
これを他部材に干渉されずに充分大径に形成できるの
で、軸方向長さを短縮しつゝ総合的に低ばね定数を得る
ことができる。特にテーパコイルばねの使用により、図
15に示すような非線形特性を保有し得る。即ち戻しば
ね25の圧縮前半では低ばね定数、後半では高ばね定数
となる特性を有する。しかも、戻しばね25は、案内ス
リーブ4及びテーパ部30の大径部により支承されるの
で、圧縮時でも倒れや座屈を生じない。
ア5のテーパ孔21に対応するテーパ軸6aを内端に有
する。このテーパ軸6aの端面には、膨大頭部32aを
有する小軸32が突設され、これにゴム等からなる弾性
ストッパ33(近接規制手段)が装着される。この弾性
ストッパ33は、可動コア6の固定コア5の近接距離g
を一定に規制すべく固定コア5の前記凹部22の底面に
当接するようになっており、その当接衝撃は弾性ストッ
パ33自体の圧縮変形により吸収される。この弾性スト
ッパ33の端面には、これが前記凹部22の底面に当接
したとき、張付き防止のために、図7及び図8に示すよ
うなC字状、十字状等の突起33aが形成される。
と、ハウジング1を介して固定コア5及び可動コア6に
流れる磁束により、両コア5,6相互に吸引力が発生
し、可動コア6は図1の鎖線位置から戻しばね25を圧
縮しつゝ固定コア5に向って移動して、被作動部材26
を作動する。このとき、可動コア6の弾性ストッパ33
が固定コア5の凹部22底面に当接することにより、両
コア5,6の近接距離gが特定の値に規制される。
5,6相互の吸引力は、両コア5,6の軸方向間隙が上
記特定の値に減少するまでは漸増し、その値を下回ると
急増するので、この吸引力急増開始点Pもしくはその手
前側近傍を可動コア6の作動限とすべく、上記のように
両コア5,6の近接間隙を上記特定の値に規制すること
により、比較的安定した吸引力の下で可動コア6を、そ
のストロークを十分確保しつゝ作動させることができ、
したがって弾性ストッパ33や凹部22の寸法誤差に拘
らず被作動部材26に対する駆動力の安定化を図ること
ができる。
ような非線形特性のテーパコイルばねを使用しているの
で、可動コア6のストローク中、両コア5,6相互の吸
引力と戻しばね25の荷重との差の変化が少なく、可動
コア6の作動衝撃力の増大を極力抑えることができる。
固着されるので、可動コア6からサイドスラストを受け
ても、案内スリーブ4及び固定コア5相互の同軸性が狂
うことはなく、したがって案内スリーブ4により両コ
ア,6の同軸性を常に保持し、可動コア6の往復動を的
確に誘導し、安定した性能を発揮することができる。
字状にプレス成形してなるものであるから、各端壁1
a,1b及び側壁1c間での磁気損失が無く、両コア
5,6に大なる吸引力を及ぼすことができる。
は、従来のような弾性リングを介装する必要もないか
ら、部品点数の削減、延いては構造の簡素化を図ること
ができる。
ビン2の厚肉フランジ2bからカプラハウジング18に
かけて一対の端子部材34がモード結合される。各端子
部材34は1枚の導電板をプレス成形したもので、厚肉
フランジ2bの外周に配設される接続板34aと、カプ
ラハウジング18内に配設されるカプラ端子34bと、
これらを連結する中間板34cとからなっており、この
中間板34cは結合孔35を有する。この中間板34c
が厚肉フランジ2b及びカプラハウジング18にモール
ド結合されるもので、これを包む周囲の合成樹脂が結合
孔35を充填することにより、中間板34cと厚肉フラ
ンジ2b及びカプラハウジング18との結合が強化され
る。
ランジ2bの周方向に並ぶ一対の接続片36,37を備
えており、先端側の接続片36に前記コイル3の端末が
かしめ結合の上、電着される。また他方の接続片37に
はノイズ防止用ダイオード38の端子棒38aがかしめ
結合の上、電着される。このダイオード38及びその端
子棒38aを収容するための凹部39及び凹溝40が厚
肉フランジ2bの外端面に形成され、これらの開口部は
厚肉フランジ2bの外端面に密着するハウジング1の右
端壁1bによって閉鎖される。これによりダイオード3
8を他物との接触や塵埃等の侵入から保護することがで
きる。
ラ端子34bはカプラ41を構成するもので、これに図
示しない電源側カプラが接続される。
1には、コイル3を覆ってこれを雨水や塵埃から守る合
成樹脂製のカバー7が取付けられる。このカバー7は、
ハウジング1の右端壁1b及び側壁1cを除く4面を覆
う天井壁7a、一対の側壁7b,7c及び端壁7dを有
する。両側壁7b,7cの端縁にはハウジング1の右端
壁1b側の一対の切欠16に係合し得る係止爪42が、
また側壁7cにはハウジング1の係止爪14が係合し得
る係止孔43が、さらに端壁7dにはハウジング1の位
置決め孔13に嵌合し得る位置決め突起44がそれぞれ
形成される。
1a側から挿入すれば、位置決め孔13に位置決め突起
44が嵌合して、カバー7の端壁7dにハウジング1の
左端壁1aが当接し、同時にハウジング1の右端壁1b
側の切欠16に係止爪42が、また係止孔43に係止爪
14がそれぞれ弾性的に係合する。こうしてカバー7
は、ビス等の固着部材を用いることなく、ハウジング1
の定位置に取付けられる。
bには、カプラハウジング18を挟持する一対の補強板
45,46と、これら補強板45,46間を連結してカ
プラハウジング18の段付頸部18aに嵌合する補強角
部47とが一体に延設される。
は、両補強板45,46の相対向する側縁がカバー7へ
のハウジング1の挿入方向に沿ってカバー7へのハウジ
ング1の挿入方向に沿って摺動自在に係合する溝状の案
内レール48,49が形成される。
るとき、一対の補強板45,46を案内レール48,4
9に滑らせつゝ係合させることにより、カバー7の装着
を容易に行うことができる。しかも、カプラハウジング
18は両補強板48,49により挟持され、また段付頸
部18aは補強角部47に嵌合されるので、これらによ
りカプラハウジング18を効果的に補強することができ
る。したがって、カプラ41は電源側カプラからの挿入
荷重や曲げ荷重に十分耐えることができる。
当っては、図14(A)に示すように、最初にハウジン
グ1内にカプラ41付のボビン2及びコイル3の組立体
を嵌装し、次いで同図(B)に示すように、固定コア5
とかしめ結合された案内スリーブ4をハウジング1の大
径支持孔12、ボビン2の円胴2cへと挿入すると共
に、固定コア5の小軸20をハウジング1の小径支持孔
11に嵌挿する。そして、同図(C)に示すように、小
軸20の外端をかしめて膨大部20aとなし、固定コア
5をハウジング1に固着し、次いで図1に示すようにハ
ウジング1にカバー7を装着し、最後に、ジョイント部
材24を付けた可動コア6を、これとハウジング1との
間に戻しばね25を挟み込むようにして、案内スリーブ
4に嵌装する。
ア5をハウジング1にかしめ結合することにより、案内
スリーブ4及びボビン2のハウジング1からの離脱を一
挙に阻止することができるから、組立工数が少なく、組
立作業の能率向上を図ることができる。
はなく、その要旨を逸脱することなく、種々の設計変更
が可能である。例えば、固定コア及び案内スリーブを、
かしめに代えて、溶接、ろう付け等により結合すること
もできる。
ば、固定コア及び可動コア間に、コイルの励磁時におけ
る吸着力急増開始点もしくはその手前側近傍を可動コア
の作動限とすべく両コアの近接間隙を規制する近接規制
手段を設けたので、可動コアを常に吸引力漸増領域で作
動させることができ、従って各部の寸法誤差による吸引
力の変動が極めて少ないから、常に安定した吸引力特性
を得ることができる。
るハウジングの一方の端壁及び他方の端壁に小径支持孔
及び大径支持孔をそれぞれ穿設し、上記両端壁間に介装
したボビンの内周面及び前記大径孔に嵌挿される案内ス
リーブを、その端部内周面に密合する固定コアに固定的
に結合し、この固定コアの外端から突出する小軸を前 記
小径支持孔に嵌合してかしめて、前記一方の端壁に結合
したので、可動コアのサイドスラストに拘らず、案内ス
リーブにより両コアの同軸性が確保できることは勿論、
固定コアのハウジングへのかしめ結合により、案内スリ
ーブ及びボビンのハウジングからの離脱を一挙に阻止す
ることができ、組立性の向上を図ることができる。更に
ハウジングにおける端壁及び側壁間の磁気損失が殆どな
く、性能向上にも寄与し得る。
制手段を、固定及び可動コアの軸方向対向面間に介在さ
せた弾性ストッパにより構成したので、弾性ストッパの
弾性変形により可動コアの作動衝撃力を吸収し、打音の
発生を防ぐことができる。
れば、固定コア及び可動コア間に、コイルの励磁時にお
ける吸着力急増開始点もしくはその手前側近傍を可動コ
アの作動限とすべく両コアの近接間隙を規制する弾性ス
トッパを設けたので、その弾性ストッパの弾性変形によ
り可動コアの作動衝撃力を吸収し、打音の発生を防ぐこ
とができる。しかも可動コアを常に吸引力漸増領域で作
動させることができるから、各部の寸法誤差による吸引
力の変動が極めて少なくなって、常に安定した吸引力特
性を得ることができる。
定コアに、その端面に開口するテーパ孔と、このテーパ
孔の小径部に連なる凹部とを設ける一方、前記テーパ孔
に受容されるテーパ軸及びこのテーパ軸の端面から突出
する頭部付の小軸を可動コアに形成し、前記凹部底面に
当接して両コアの近接間隙を規制する弾性ストッパを前
記小軸に装着したので、両コアの対向面積を大きく確保
しつゝ、比較的大なる弾性ストッパの設置を可能にし、
しかも弾性ストッパの可動コアへの装着を容易、確実に
行うことができる。
性ストッパの端面に突起を形成したので、可動コアの作
動限において、弾性ストッパの凹部底面への張付きを防
ぐことができ、戻しばねによる可動コアの戻り動作を迅
速に行うことができる。
戻しばねをテーパコイルばねで構成したので、戻しばね
は非線形のばね特性を発揮して可動コアのストローク
中、両コア相互の吸引力と戻しばねの荷重との差の変化
を少なくし、可動コアの作動衝撃力の増大を極力抑える
ことができる。
縦断側面図(図2の1−1線断面図)
断面図
性線図
Claims (5)
- 【請求項1】 コイル(3)を巻装したボビン(2)を
磁性体からなるハウジング(1)の両端壁(1a,1
b)間に配設し、ボビン(2)の内周に嵌合する案内ス
リーブ(4)の一端をハウジング(1)の一方の端壁
(1a)に対向させると共に、他端をハウジング(1)
の他方の端壁(1b)の支持孔(12)に嵌合し、この
案内スリーブ(4)内に嵌合する固定コア(5)をハウ
ジング(1)の一方の端壁(1a)にかしめ結合する一
方、コイル(3)の励磁により固定コア(5)に吸着さ
れる可動コア(6)を案内スリーブ(4)内に摺動自在
に嵌合し、可動コア(6)を固定コア(5)から離間す
る方向に付勢する戻しばね(25)を備えた電磁アクチ
ュエータにおいて、磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなるハウジング
(1)の一方の端壁(1a)及び他方の端壁(1b)に
小径支持孔(11)及び大径支持孔(12)をそれぞれ
穿設し、上記両端壁(1a,1b)間に介装したボビン
(2)の内周面及び前記大径孔(12)に嵌挿される案
内スリーブ(4)を、その端部内周面に密合する固定コ
ア(5)に固定的に結合し、この固定コア(5)の外端
から突出する小軸(20)を前記小径支持孔(11)に
嵌合してかしめて、前記一方の端壁(1a)に結合し、
固定コア(5)及び可動コア(6)間に、コイル(3)
の励磁時における吸着力急増開始点(P)もしくはその
手前側近傍を可動コア(6)の作動限とすべく両コア
(5,6)の近接間隙(g)を規制する近接規制手段
(33)を設けたことを特徴とする、電磁アクチュエー
タ。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 近接規制手段を、固定及び可動コア(5,6)の軸方向
対向面間に介在させた弾性ストッパ(33)により構成
したことを特徴とする、電磁アクチュエータ。 - 【請求項3】 コイル(3)、固定コア(5)、コイル
(3)の励磁により固定コア(5)に吸着される可動コ
ア(6)、及び可動コア(6)を固定コア(5)から離
間する方向に付勢する戻しばね(25)を備えた電磁ア
クチュエータにおいて、 固定コア(5)に、その端面に開口するテーパ孔(2
1)と、このテーパ孔(21)の小径部に連なる凹部
(22)とを設ける一方、前記テーパ孔(21)に受容
されるテーパ軸(6a)及びこのテーパ軸(6a)の端
面から突出する頭部(32a)付の小軸(32)を可動
コア(6)に形成し、コイル(3)の励磁時における吸
着力急増開始点(P)もしくはその手前側近傍を可動コ
ア(6)の作動限とすべく前記凹部(22)底面に当接
して両コア(5,6)の近接間隙(g)を規制する弾性
ストッパ(33)を前記小軸(32)に装着したことを
特徴とする、電磁アクチュエータ。 - 【請求項4】 コイル(3)、固定コア(5)、コイル
(3)の励磁により固定コア(5)に吸着される可動コ
ア(6)、及び可動コア(6)を固定コア(5)から離
間する方向に付勢する戻しばね(25)を備えた電磁ア
クチュエータにおいて、 固定コア(5)及び可動コア(6)の軸方向対向面間
に、コイル(3)の励磁時における吸着力急増開始点
(P)もしくはその手前側近傍を可動コア(6)の作動
限とすべく両コア(5,6)の近接間隙(g)を規制す
る弾性ストッパ(33)を介在させ、その 弾性ストッパ
(33)の端面に突起(33a)を形成したことを特徴
とする、電磁アクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載のものにお
いて、 戻しばね(25)をテーパコイルばねで構成したことを
特徴とする、電磁アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7242072A JP2973083B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 電磁アクチュエータ |
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