JP2946291B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JP2946291B2
JP2946291B2 JP24206995A JP24206995A JP2946291B2 JP 2946291 B2 JP2946291 B2 JP 2946291B2 JP 24206995 A JP24206995 A JP 24206995A JP 24206995 A JP24206995 A JP 24206995A JP 2946291 B2 JP2946291 B2 JP 2946291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルを巻装した
ボビンを磁性体からなるハウジングの両端壁間に配設
し、ボビンの内周に嵌合する案内スリーブの一端をハウ
ジングの一方の端壁に対向させると共に、他端をハウジ
ングの他方の端壁の支持孔に嵌合し、この案内スリーブ
内に嵌合する固定コアをハウジングの一方の端壁にかし
め結合する一方、この固定コアと協働する可動コアを案
内スリーブ内に摺動自在に嵌合した電磁アクチュエータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる電磁アクチュエータは、例えば実
開平2−44177号公報に開示されているように、既
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電磁アクチュエータに
おける案内スリーブは、固定コア及び可動コアの同軸性
を確保して可動コアの安定した往復動を得るための重要
部品であるところ、従来の電磁アクチュエータでは、先
ず固定コア及び案内スリーブの相互の同軸性を得るため
に、両者の対向周面間に弾性リングを介装している。こ
のため、案内スリーブは、可動コアからのサイドスラス
トを受けると、弾性リングの変形により傾き、両コアの
同軸性が狂い、可動コアの作動特性にばらつきが生じる
ことがある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、案内スリーブにより固定コア及び可動コアの同軸
性を常に確保し、安定した性能を発揮し得ると共に、組
立性の向上を図ることができる電磁アクチュエータを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前記電磁アクチュエータにおいて、前記
ハウジングをコ字状とし、このハウジングの両端壁間に
介装したボビンの内周および前記大径支持孔に、固定コ
アの外周面に密合すると共に固定的に結合した案内スリ
ーブを嵌合してから、該固定コアをハウジングの前記一
方の端壁にかしめ結合したことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、案内ス
リーブをハウジングの他方の端壁外へ突出させたことを
第2の特徴とする。
【0007】さらに本発明は、上記第1又は第2の特徴
に加えて、案内スリーブを、その外周からかしめて固定
コアに結合したことを第3の特徴とする。
【0008】さらにまた本発明は、第3の特徴に加え
て、固定コアの外周に環状溝を形成し、案内スリーブを
外周からかしめて形成したかしめ突起を上記環状溝に係
合したことを第4の特徴とする。
【0009】また本発明は、前記電磁アクチュエータに
おいて、磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなるハウジ
ングの一方の端壁及び他方の端壁に小径支持孔及び大径
支持孔をそれぞれ穿設し、上記両端壁間に介装したボビ
ンの内周面及び前記大径支持孔に、固定コアの外周面に
密合すると共に固定的に結合した案内スリーブを嵌挿し
てから、この固定コアの外端から突出する小軸を前記小
径支持孔に嵌合してかしめて、前記一方の端壁に結合し
たことを第5の特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基いて説明する。
【0011】先ず図1において、電磁アクチュエータA
は、ハウジング1、ボビン2、コイル3、案内スリーブ
4、固定コア5、可動コア6及びカバー7を主たる構成
要素とする。
【0012】図1及び図12に示すように、ハウジング
1は1枚の磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなるもの
で、相対向する左右の端壁1a,1bと、これらを連結
する側壁1cとを有する。側壁1cには位置決め突起8
及び取付孔9が設けられ、これらを利用して電磁アクチ
ュエータAは、適当な支持体Sの定位置にボルト10に
より固着される。ハウジング1の左端壁1aには、その
中心部に小径支持孔11が、またその側方に位置決め孔
13が穿設される。その右端壁1bには、上記小径支持
孔11と同軸線上に並ぶ大径支持孔12が、またその側
方に係止爪14が、さらに先端角部に位置決め斜面15
が形成される。
【0013】またハウジング1の各端壁1a,1b及び
側壁1c間の屈曲部両端面には切欠16が設けられる。
これら切欠16はハウジング1の平板時に予め形成され
るもので、各端壁1a,1b及び側壁1c間の屈曲時
に、その屈曲部両端の食み出しを防ぐことができる。
【0014】ボビン2は合成樹脂製であって、コイル3
を巻装する円胴2cと、この円胴2cの左端に連なる薄
肉フランジ2aと、円胴2cの右端に連なる厚肉フラン
ジ2bとからなっている。円胴2cの内径は前記大径支
持孔12と略同径に設定され、また両フランジ2a,2
bの外面間距離は、前記ハウジング1の両端壁1a,1
bの内面間距離と略等しく設定される。薄肉フランジ2
aの外面には、前記位置決め孔13に嵌合し得る位置決
め突起17が一体に形成される。また厚肉フランジ2b
の外周縁には、その軸方向外方へ延出するカプラハウジ
ング18が一体に連設される。このカプラハウジング1
8はボビン2と一体成形されるものである。
【0015】而して、ボビン2をハウジング1の両端壁
1a,1b間に挿入することにより、ボビン2の薄肉フ
ランジ2aはハウジング1の左端壁1a内面に、厚肉フ
ランジ2bは右端壁1b内面にそれぞれ密着すると共
に、位置決め突起17が位置決め孔13に嵌合し、カプ
ラハウジング18が位置決め斜面15に当接する。こう
してボビン2の円胴2cはハウジング1の大小の支持孔
11,12と同軸に位置決めされる。
【0016】ボビン2の前記位置決め突起17は、図9
に示すように、薄肉フランジ2aの外面から比較的急角
度で立上がるテーパ部17aと、このテーパ部17aの
小径端に連なる緩角度の山部17bとからなっていて、
全体として椀形をなしている。したがって、ボビン2を
ハウジング1内に挿入するとき、位置決め突起17は、
山部17bにより薄肉フランジ2aに僅かな弾性変形を
与えつゝハウジング1の左端壁1a内面をスムーズに滑
り、そして薄肉フランジ2aの復元力でテーパ部17a
を位置決め孔13に嵌合させるので、位置決め精度が高
く、しかも良好な節度感をもってその嵌合状態を知るこ
とができる。
【0017】この位置決め突起17の高さは位置決め孔
13の深さに比し充分小さく設定される。これにより、
位置決め孔13は、上記突起17と反対側から後述する
カバー7の位置決め突起44との嵌合をも可能にしてい
る。
【0018】ボビン2の円胴2c、及びハウジング1の
大径支持孔12に非磁性金属製の案内スリーブ4が嵌装
され、この案内スリーブ4内に固定コア5及び可動コア
6が配設される。
【0019】図1及び図6に示すように、固定コア5は
円柱状をなしており、この一端部外周に環状溝19が、
またその一端面に小軸20が形成される。さらにその他
端部には、その端面に開口するテーパ孔21と、このテ
ーパ孔21の小径端に連なる凹部22とが設けられる。
この固定コア5は案内スリーブ4の一端部内周面に密合
され、該スリーブ4の、前記環状溝19との対応部分を
数個所かしめることにより、該スリーブ4の内周面から
隆起させた数個のかしめ突起23が前記環状溝19に係
止される。このようなかしめ結合を行うと、比較的軽い
かしめ力をもってかしめ突起23の形成が可能で、案内
スリーブ4及び固定コア5の歪みを防ぎ、両者4,5の
同軸性を確保できる。
【0020】また固定コア5は、その小軸20をハウジ
ング1の左端壁1aの小径支持孔11に挿通されて該端
壁1aの内面に密着するように配置され、小軸20の外
端は、かしめにより膨大部20aに形成される。こうし
て固定コア5はハウジング1の左端壁1aに固着され
る。したがって、案内スリーブ4は固定コア5を介して
ハウジング1に固定されることになる。
【0021】案内スリーブ4の他端部は、ハウジング1
の右端壁1bの大径支持孔12に遊嵌されると共に、そ
の右端壁1bから外方へ長く突出している。この突出に
より案内スリーブ4の可動コア6に対する支持スパンが
増加し、可動コア6の傾きを極力抑えることができる。
また案内スリーブ4と大径支持孔12との遊嵌は、両者
の同軸性誤差の吸収に寄与する。
【0022】可動コア6はプランジャ形をなして、案内
スリーブ4に摺動自在に嵌装される。この可動コア6
の、案内スリーブ4から突出した外端にはジョイント部
材24が付設され、それとハウジング1の右端壁1bと
の間に可動コア6を固定コア5から離間する方向に付勢
する戻しばね25が縮設される。即ち戻しばね25は可
動コア6に外装される。
【0023】図1及び図10に示すように、ジョイント
部材24は合成樹脂製で、一端に円筒部24aと、その
端壁24bから突出する目玉部24cとからなってお
り、その円筒部24aが可動コア6の外端部外周面に圧
入結合され、目玉部24cに被作動部材26が連結され
る。また円筒部24aには、複数の横孔27と、この横
孔27に臨んで先端の爪部を半径方向内向きに屈曲させ
た係止爪28とが一体に形成される。この係止爪28
は、円筒部24aに圧入された可動コア6の外端面が端
壁24bに当接したとき、可動コア6の外周の環状溝2
9に自己の弾性力をもって係合する。したがって、円筒
部24a及び可動コア6の圧入結合に万一緩みが生じて
も、ジョイント部材24の離脱を防ぐことができる。
【0024】さらにジョイント部材24の円筒部24a
の内端側外周面には、テーパ部30と、このテーパ部3
0の大径端から立上るフランジ31とが形成される。一
方、前記戻しばね25は、コイルばね、特にテーパコイ
ルばねで構成され、その小径端は前記案内スリーブ4の
外周に嵌合してハウジング1の右端壁1bに支承され、
大径端はテーパ部30の大径部に嵌合してフランジ31
に支承される。テーパ部30は、戻しばね25の大径端
の定位置へのセットを誘導するものであるが、戻しばね
25の伸縮時には、それとの干渉を避けるべく、該ばね
25のテーパ角度より大なるテーパ角度が与えられる。
【0025】可動コア6に外装された戻しばね25は、
これを他部材に干渉されずに充分大径に形成できるの
で、軸方向長さを短縮しつゝ総合的に低ばね定数を得る
ことができる。特にテーパコイルばねの使用により、図
15に示すような非線形特性を保有し得る。即ち戻しば
ね25の圧縮前半では低ばね定数、後半では高ばね定数
となる特性を有する。しかも、戻しばね25は、案内ス
リーブ4及びテーパ部30の大径部により支承されるの
で、圧縮時でも倒れや座屈を生じない。
【0026】再び図1において、可動コア6は、固定コ
ア5のテーパ孔21に対応するテーパ軸6aを内端に有
する。このテーパ軸6aの端面には、膨大頭部32aを
有する小軸32が突設され、これにゴム等からなる弾性
ストッパ33が装着される。この弾性ストッパ33は、
可動コア6の固定コア5の近接距離gを一定に規制すべ
く固定コア5の前記凹部22の底面に当接するようにな
っており、その当接衝撃は弾性ストッパ33自体の圧縮
変形により吸収される。この弾性ストッパ33の端面に
は、これが前記凹部22の底面に当接したとき、張付き
防止のために、図7及び図8に示すようなC字状、十字
状等の突起33aが形成される。
【0027】いま、コイル3に通電してこれを励磁する
と、ハウジング1を介して固定コア5及び可動コア6に
流れる磁束により、両コア5,6相互に吸引力が発生
し、可動コア6は図1の鎖線位置から戻しばね25を圧
縮しつゝ固定コア5に向って移動して、被作動部材26
を作動する。このとき、可動コア6の弾性ストッパ33
が固定コア5の凹部22底面に当接することにより、両
コア5,6の近接距離gが特定の値に規制される。
【0028】ところで、図15に示すように、両コア
5,6相互の吸引力は、両コア5,6の軸方向間隙が上
記特定の値に減少するまでは漸増し、その値を下回ると
急増するので、この吸引力急増開始点Pもしくはその手
前側近傍を可動コア6の作動限とすべく、上記のように
両コア5,6の近接間隙を上記特定の値に規制すること
により、比較的安定した吸引力の下で可動コア6を、そ
のストロークを十分確保しつゝ作動させることができ、
したがって弾性ストッパ33や凹部22の寸法誤差に拘
らず被作動部材26に対する駆動力の安定化を図ること
ができる。
【0029】またこの場合、戻しばね25として前述の
ような非線形特性のテーパコイルばねを使用しているの
で、可動コア6のストローク中、両コア5,6相互の吸
引力と戻しばね25の荷重との差の変化が少なく、可動
コア6の作動衝撃力の増大を極力抑えることができる。
【0030】また案内スリーブ4は、固定コア5に直接
固着されるので、可動コア6からサイドスラストを受け
ても、案内スリーブ4及び固定コア5相互の同軸性が狂
うことはなく、したがって案内スリーブ4により両コ
ア,6の同軸性を常に保持し、可動コア6の往復動を的
確に誘導し、安定した性能を発揮することができる。
【0031】またハウジング1は、1枚の磁性鋼板をコ
字状にプレス成形してなるものであるから、各端壁1
a,1b及び側壁1c間での磁気損失が無く、両コア
5,6に大なる吸引力を及ぼすことができる。
【0032】さらに案内スリーブ4及び固定コア5間に
は、従来のような弾性リングを介装する必要もないか
ら、部品点数の削減、延いては構造の簡素化を図ること
ができる。
【0033】次に図1,図11及び図13において、ボ
ビン2の厚肉フランジ2bからカプラハウジング18に
かけて一対の端子部材34がモード結合される。各端子
部材34は1枚の導電板をプレス成形したもので、厚肉
フランジ2bの外周に配設される接続板34aと、カプ
ラハウジング18内に配設されるカプラ端子34bと、
これらを連結する中間板34cとからなっており、この
中間板34cは結合孔35を有する。この中間板34c
が厚肉フランジ2b及びカプラハウジング18にモール
ド結合されるもので、これを包む周囲の合成樹脂が結合
孔35を充填することにより、中間板34cと厚肉フラ
ンジ2b及びカプラハウジング18との結合が強化され
る。
【0034】各端子部材34の接続板34aは、厚肉フ
ランジ2bの周方向に並ぶ一対の接続片36,37を備
えており、先端側の接続片36に前記コイル3の端末が
かしめ結合の上、電着される。また他方の接続片37に
はノイズ防止用ダイオード38の端子棒38aがかしめ
結合の上、電着される。このダイオード38及びその端
子棒38aを収容するための凹部39及び凹溝40が厚
肉フランジ2bの外端面に形成され、これらの開口部は
厚肉フランジ2bの外端面に密着するハウジング1の右
端壁1bによって閉鎖される。これによりダイオード3
8を他物との接触や塵埃等の侵入から保護することがで
きる。
【0035】上記カプラハウジング18及び一対のカプ
ラ端子34bはカプラ41を構成するもので、これに図
示しない電源側カプラが接続される。
【0036】次に図1ないし図5において、ハウジング
1には、コイル3を覆ってこれを雨水や塵埃から守る合
成樹脂製のカバー7が取付けられる。このカバー7は、
ハウジング1の右端壁1b及び側壁1cを除く4面を覆
う天井壁7a、一対の側壁7b,7c及び端壁7dを有
する。両側壁7b,7cの端縁にはハウジング1の右端
壁1b側の一対の切欠16に係合し得る係止爪42が、
また側壁7cにはハウジング1の係止爪14が係合し得
る係止孔43が、さらに端壁7dにはハウジング1の位
置決め孔13に嵌合し得る位置決め突起44がそれぞれ
形成される。
【0037】而して、カバー7にハウジング1を左端壁
1a側から挿入すれば、位置決め孔13に位置決め突起
44が嵌合して、カバー7の端壁7dにハウジング1の
左端壁1aが当接し、同時にハウジング1の右端壁1b
側の切欠16に係止爪42が、また係止孔43に係止爪
14がそれぞれ弾性的に係合する。こうしてカバー7
は、ビス等の固着部材を用いることなく、ハウジング1
の定位置に取付けられる。
【0038】またカバー7の天井壁7aと一方の側壁7
bには、カプラハウジング18を挟持する一対の補強板
45,46と、これら補強板45,46間を連結してカ
プラハウジング18の段付頸部18aに嵌合する補強角
部47とが一体に延設される。
【0039】一方、カプラハウジング18の外側面に
は、両補強板45,46の相対向する側縁がカバー7へ
のハウジング1の挿入方向に沿ってカバー7へのハウジ
ング1の挿入方向に沿って摺動自在に係合する溝状の案
内レール48,49が形成される。
【0040】而して、ハウジング1をカバー7に挿入す
るとき、一対の補強板45,46を案内レール48,4
9に滑らせつゝ係合させることにより、カバー7の装着
を容易に行うことができる。しかも、カプラハウジング
18は両補強板48,49により挟持され、また段付頸
部18aは補強角部47に嵌合されるので、これらによ
りカプラハウジング18を効果的に補強することができ
る。したがって、カプラ41は電源側カプラからの挿入
荷重や曲げ荷重に十分耐えることができる。
【0041】このような電磁アクチュエータAの組立に
当っては、図14(A)に示すように、最初にハウジン
グ1内にカプラ41付のボビン2及びコイル3の組立体
を嵌装し、次いで同図(B)に示すように、固定コア5
とかしめ結合された案内スリーブ4をハウジング1の大
径支持孔12、ボビン2の円胴2cへと挿入すると共
に、固定コア5の小軸20をハウジング1の小径支持孔
11に嵌挿する。そして、同図(C)に示すように、小
軸20の外端をかしめて膨大部20aとなし、固定コア
5をハウジング1に固着し、次いで図1に示すようにハ
ウジング1にカバー7を装着し、最後に、ジョイント部
材24を付けた可動コア6を、これとハウジング1との
間に戻しばね25を挟み込むようにして、案内スリーブ
4に嵌装する。
【0042】このような組立工程において、特に固定コ
ア5をハウジング1にかしめ結合することにより、案内
スリーブ4及びボビン2のハウジング1からの離脱を一
挙に阻止することができるから、組立工数が少なく、組
立作業の能率向上を図ることができる。
【0043】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱することなく、種々の設計変更
が可能である。例えば、固定コア及び案内スリーブを、
かしめに代えて、溶接、ろう付け等により結合すること
もできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、案内スリーブを固定コアの外周面に密合すると共に
固定的に結合したので、可動コアの案内スリーブに対す
るサイドスラストによるも、固定コア及び案内スリーブ
の同軸性を確保でき、したがって案内スリーブにより両
コアの同軸性を常に保ち、可動コアの往復動を的確に誘
導し、安定した性能を得ることができる。しかも固定コ
ア及び案内スリーブ間には、従来のような弾性リングを
介装する必要もないから、部品点数を削減し、延いては
構造の簡素化を図ることができる。またコ字状ハウジン
グの両端壁間に介装したボビンの内周と、そのハウジン
グの他方の端壁の支持孔とに、固定コアの外周面に密合
すると共に固定的に結合した案内スリーブを嵌合してか
ら、該固定コアをハウジングの一方の端壁にかしめ結合
したので、その固定コアのハウジングへのかしめ結合に
より、案内スリーブ及びボビンのハウジングからの離脱
を一挙に阻止することができ、組立性の向上を図ること
ができる。
【0045】また本発明の第2の特徴によれば、案内ス
リーブをハウジングの他方の端壁外へ突出させたので、
案内スリーブの可動コアに対する支持スパンが増大し、
可動コアの往復動をより的確に誘導することができる。
【0046】さらに本発明の第3の特徴によれば、案内
スリーブを、その外周からかしめて固定コアに結合した
ので、案内スリーブを固定コアに簡単、確実に結合する
ことができる。
【0047】さらにまた本発明の第4の特徴によれば、
固定コアの外周に環状溝を形成し、案内スリーブを外周
からかしめて形成したかしめ突起を上記環状溝に係合し
たので、比較的小さいかしめ力をもって案内スリーブを
固定コアに結合することができ、したがって案内スリー
ブ及び固定コアの歪みによる同軸性の狂いを回避するこ
とができる。
【0048】また本発明の第5の特徴によれば、磁性鋼
板をコ字状にプレス成形してなるハウジングの一方の端
壁及び他方の端壁に小径支持孔及び大径支持孔をそれぞ
れ穿設し、上記両端壁間に介装したボビンの内周面及び
前記大径支持孔に、固定コアの外周面に密合すると共に
固定的に結合した案内スリーブを嵌挿してから、この固
定コアの外端から突出する小軸を前記小径支持孔に嵌合
してかしめて、前記一方の端壁に結合したので、可動コ
アのサイドスラストに拘らず、案内スリーブにより両コ
アの同軸性が確保できることは勿論、固定コアのハウジ
ングへのかしめ結合により、案内スリーブ及びボビンの
ハウジングからの離脱を一挙に阻止することができ、組
立性の向上を図ることができる。更にハウジングにおけ
る端壁及び側壁間の磁気損失が殆どなく、性能向上にも
寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電磁アクチュエータの
縦断側面図(図2の1−1線断面図)
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1の4−4線断面図
【図5】図2の5矢視図
【図6】図1の6−6線断面図
【図7】図1の7−7線断面図
【図8】弾性ストッパの変形例を示す、図7に対応した
断面図
【図9】図1の9部拡大図
【図10】図1の10−10線断面図
【図11】図1の11−11線断面図
【図12】ハウジングの斜視図
【図13】端子部材の斜視図
【図14】電磁アクチュエータの組立工程図
【図15】電磁アクチュエータのストローク・吸引力特
性線図
【符号の説明】
A 電磁アクチュエータ 1 ハウジング 1a,1b 端壁 1c 側壁 2 ボビン 3 コイル 4 案内スリーブ 5 固定コア 6 可動コア 11 小径支持孔 12 大径支持孔 19 環状溝 20 小軸 23 かしめ突起

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル(3)を巻装したボビン(2)を
    磁性体からなるハウジング(1)の両端壁(1a,1
    b)間に配設し、ボビン(2)の内周に嵌合する案内ス
    リーブ(4)の一端をハウジング(1)の一方の端壁
    (1a)に対向させると共に、他端をハウジング(1)
    の他方の端壁(1b)の支持孔(12)に嵌合し、この
    案内スリーブ(4)内に嵌合する固定コア(5)をハウ
    ジング(1)の一方の端壁(1a)にかしめ結合する一
    方、この固定コア(5)と協働する可動コア(6)を案
    内スリーブ(4)内に摺動自在に嵌合した電磁アクチュ
    エータにおいて、前記ハウジング(1)をコ字状とし、このハウジング
    (1)の両端壁(1a,1b)間に介装したボビン
    (2)の内周および前記支持孔(12)に、 固定コア
    (5)の外周面に密合すると共に固定的に結合した案内
    スリーブ(4)を嵌合してから、該固定コア(5)をハ
    ウジング(1)の前記一方の端壁(1a)にかしめ結合
    したことを特徴とする、電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 案内スリーブ(4)をハウジング(1)の他方の端壁
    (1b)外へ突出させたことを特徴とする、電磁アクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 案内スリーブ(4)を、その外周からかしめて固定コア
    (5)に結合したことを特徴とする、電磁アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、 固定コア(5)の外周に環状溝(19)を形成し、案内
    スリーブ(4)を外周からかしめて形成したかしめ突起
    (23)を上記環状溝(19)に係合したことを特徴と
    する、電磁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 コイル(3)を巻装したボビン(2)を
    磁性体からなるハウジング(1)の両端壁(1a,1
    b)間に配設し、ボビン(2)の内周に嵌合する案内ス
    リーブ(4)の一端をハウジング(1)の一方の端壁
    (1a)に対向させると共に、他端をハウジング(1)
    の他方の端壁(1b)の支持孔(12)に嵌合し、この
    案内スリーブ(4)内に嵌合する固定コア(5)をハウ
    ジング(1)の一方の端壁(1a)にかしめ結合する一
    方、この固定コア(5)と協働する可動コア(6)を案
    内スリーブ(4)内に摺動自在に嵌合した電磁アクチュ
    エータにおいて、 磁性鋼板をコ字状にプレス成形してなるハウジング
    (1)の一方の端壁(1a)及び他方の端壁(1b)に
    小径支持孔(11)及び大径支持孔(12)をそれぞれ
    穿設し、上記両端壁(1a,1b)間に介装したボビン
    (2)の内周面及び前記大径支持孔(12)に、固定コ
    ア(5)の外周面に密合すると共に固定的に結合した案
    内スリーブ(4)を嵌挿してから、この固定コア(5)
    の外端から突出する小軸(20)を前記小径支持孔(1
    1)に嵌合してかしめて、前記一方の端壁(1a)に結
    合したことを特徴とする、電磁アクチュエータ。
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